二重整形を受けたい方は、値段の相場が気になりますね。相場は、埋没法で3万円〜20万円、切開法で10万円〜40万円程です。クリニックで幅がありますが、費用だけで選ぶと後悔する可能性があります。値段だけではなく、理想の二重まぶたが手に入れるポイントも考慮して、美容クリニックを選びましょう。
また、お得で安心な美容クリニックを15紹介します。
東京医科大学医学部医学科を卒業後、麻酔科学講座入局。
麻酔科退局後、明治通りクリニック皮膚科・美容皮膚科で院長を務める。
平成24年より医療法人容紘会高梨医院皮膚科・美容皮膚科を開設し、現在は院長として勤務している。
1.二重整形は値段だけで選ばないことが成功の秘訣
美容整形にはお金がかかるイメージがありませんか?
ぱっちりとした二重まぶたを手に入れるために二重整形を受けようと思っても、費用が心配で手術に踏み出せないという方もいるかもしれません。
<二重のタイプや幅>
そんな二重整形には、埋没法と切開法という2種類の施術があって、費用が異なります。
また、同じ施術でもいくつかの要素で費用が変動しますし、美容クリニックによっても異なります。
さらに、施術に付随する費用や交通費、割引サービスなどの要素でトータル費用が決まります。
例えば、埋没法の場合、施術だけをとっても
- 糸の数・結び方・種類
- 独自の施術方法
といった費用が変わる要素があります。
切開法の場合なら、
- 余分な脂肪を除去するか否か
- 除去する脂肪の量
- 独自の施術方法
- 麻酔の種類
などで変わってきます。
これらに加えて、アフターケアに関わる費用やモニター制度や割引制度の有無でトータル費用が変わるのです。
この記事では二重整形の値段相場や、手術以外にかかる費用、お得に受けられる方法などをご紹介します。
二重整形は大事な体に影響を与えるものなので、費用の安さだけではなく、適正な治療を受けられるかどうかも熟考してクリニックを選んでくださいね。
<監修医からのメッセージ>
最近では、二重整形をはじめ美容医療のハードルが下がっています。
二重整形では、埋没法という皮膚を切らなくても良い施術が登場したこともあって、 人気の美容医療の1つです。
しかしながら、はじめて美容医療を受ける方にとっては、
「一体、費用がどれくらいかかるのか?」
「ホームページで記載している金額以外に必要な費用は無いのか?」
といった不安もあるのが当然だと思います。
また、誰もが腕の良い二重整形の経験が豊富な医師にできるだけ安く施術を受けたいとも思いますよね。
二重整形は自由診療なので、価格は美容クリニックで独自に設定するため、バラツキがあります。また、技術や経験も違うので、価格だけ決めることが良い選択ではない場合もあります。
さらに、患者さんが通えるエリアも限られるので、その中からベストな美容クリニックを選ぶことはなかなか難しいのが実際のところです。
また、私がおすすめのポイントは、
・カウンセリングは必ず医師が行うクリニックを選ぶ
・ホームページに記載の費用とカウンセリングでの費用のギャップが多いクリニックは選ばない
・押し売り感を感じたら、その美容クリニックは選ばない
ぜひ、参考にしてください。
もちろん、美容医療に携わる医師の 多くが真摯に患者さんに向き合っています。
迷った場合は、安心してお得に受けれそうな美容クリニックを2,3選んで、一度、カウンセリングを受けた上で、その中から、自分がベストだと思えるところを1つ選べばいかがでしょうか。
<参考記事>
二重整形で知っておきたい基礎知識。方法やダウンタイムや病院選びまで。
二重整形のダウンタイム期間はどのくらい?ダウンタイムの過ごし方は?
<二重整形の美容クリニックを選ぶなら>
2.二重整形の基礎知識:埋没法・切開法を比較
二重整形には埋没法と切開法の2種類の施術法があります。どちらもメリット・デメリットがあるため、ご自身の希望に合う施術法を選びましょう。ここでは埋没法と切開法の特徴やダウンタイムについて解説します。
1)二重整形の埋没法とは?特徴・ダウンタイムを紹介
埋没法とは、まぶたを2~4箇所縫いとめることによって二重を作る施術法です。
施術時間は両目で20分ほどと短く、ダウンタイムも3日〜1週間程度で済むため、長い休みが取れない人でも受けやすいでしょう。
しかし、埋没法は誰でも受けられるわけではありません。まぶたに脂肪やたるみが多い方は向かない場合があります。まぶたの皮膚を縫いとめて二重を作るため、脂肪やたるみが多いと糸で留まらず、二重にならない可能性があるためです。
そんな場合は、切開法であれば施術可能な場合が多いので、施術法についてはクリニックで相談してください。
埋没法の最大のメリットは、元通りの目元に戻せる点です。施術後の二重が気に入らなかった場合、糸を解けば元に戻せるため、再手術で二重を作り直すことができます。
デメリットは効果が永久には継続しない点と、選べるデザインに限りがある点です。
埋没法は平均して3〜5年ほどで二重の線が薄くなる、または二重が取れてしまいます。継続して二重の効果を得たい方は、再度手術を受ける必要があるでしょう。
また、埋没法はその人のまぶたにある癖やシワを活かして二重を作るため、一重の人がぱっちりとした幅の広い二重を作る際は、切開法を勧められる可能性があります。
<二重埋没法の2つの施術>
<二重埋没法の糸の留め方>
2)二重整形の切開法とは?特徴・ダウンタイムを紹介
切開法とは、まぶたの二重になるラインにメスを入れて縫い合わせることで二重を作る施術法です。施術時間は30分〜60分ほどかかり、ダウンタイムも2週間程度必要になります。
切開法のメリットは、効果が半永久的に続く点と、二重の切開と同時に脂肪やたるみの切除もできる点です。まぶたに脂肪やたるみが多く、埋没法での施術を断られた人も切開法であればぱっちりとした目元を作ることができます。
切開法のデメリットは、元の目元には戻らない点と、ダウンタイムが長く必要な点です。埋没法は糸を解けば元の目元に戻すことができますが、切開法の場合は施術後の目が気に入らなかった場合も元に戻すことができません。二重の幅を修正する程度の再手術は可能ですが、大幅な修正ができない点に注意しましょう。
また、埋没法よりもダウンタイムが長く、見た目も内出血や腫れの症状が目立ちやすいので、長い休みが取りやすい人におすすめです。
<切開法の種類>
<切開法と埋没法のメリット・デメリットの違い>
切開法 | 埋没法 | |
メリット | ・半永久的に二重を保持できる ・切開と一緒に脂肪吸引できる ・幅広い二重ラインにも対応 ・埋没法で失敗した人、うまくいかない人でも適応可能 ・メンテナンスが不要 | ・やり直しができる ・価格が切開法と比べて安い ・ダウンタイムが切開法より短い ・施術時間が埋没法より短い ・傷跡が残るリスクが無い |
デメリット | ・費用が埋没法より高い ・施術時間が埋没法よりかかる ・やり直しができない ・傷跡が残る可能性がある ・ダウンタイムが埋没法より長い | ・まぶたの皮膚が厚い人には向かない ・たるみが強い場合は難しいかも ・糸がとれる、緩む可能性がある ・二重のデザインの自由度が切開法より小さい ・効果の持続期間は3年~15年以内 |
3.二重整形にかかる値段:二重整形の値段は手術費用だけじゃない
二重整形にかかる費用は手術費用だけではありません。
カウンセリングや薬の処方代、麻酔の種類によっても追加で費用がかかる場合があります。プランの中にどの料金が含まれていて、追加で費用がかかる可能性があるかは、契約前に必ず確認しましょう。
またクリニックによっては、交通費の一部をクリニックが負担してくれるサービスや、保証料金の中に再手術代が含まれているプランがあります。遠方で手術を受けようと思っている方や、再手術の費用も入っていた方が安心という方は、こちらも忘れずにチェックしましょう。
1)埋没法の手術費用:相場は30,000円〜200,000円
埋没法の手術費用は、7,000円〜200,000円くらいの幅があり、相場は30,000円〜200,000円くらいです。
埋没法は2点留め(まぶたの2点を縫って二重まぶたを作る)が多いですが、留める箇所が多くなると、二重の強度も強くなる分費用もかかる傾向にあります。
重めのまぶたの人は、3点留め以上が良い場合もあるので、カウンセリング時に相談しておくと想定外の費用がかかることを避けられるでしょう。
また保証内容の充実具合によっても値段に差が出ます。費用が高いクリニックは、二重の永久保証や強度が強い糸を使っているなど、プラン内容が充実している場合が多いです。
反対に安いクリニックは、保証期間がない場合や、強度が弱い糸を使っている場合があります。まぶたの厚い人が2点留めで強度の弱い糸を使うと、すぐに二重が取れてしまう可能性も。費用だけでなく、プランの内容をしっかり確認して契約するようにしましょう。
2)切開法の手術費用:費用相場は100,000円~400,000円
切開法の費用相場の幅は、70,000〜600,000円程度で、相場は100,000円~400,000円くらいです。
切開法は埋没法に比べて施術工程が多く、技術力が必要な施術のため、費用も多くかかります。
費用の高いプランは、局所麻酔ではなく笑気麻酔に変えても追加費用が必要なかったり、二重が取れた場合に再手術費用が無料になったりと、サービス内容が充実している場合が多いでしょう。
切開法は費用が高いため少しでも安いクリニックやプランを選びたくなりますが、埋没法と違い、切開法の効果は半永久的に続きます。施術後の二重が気に入らなかった場合でも元に戻すことができないため、腕の確かな医師にお願いし、保証も充実しているプランを選んだ方が安心できるでしょう。
3)術前カウンセリング料:手術費に含むクリニックが多数!
二重整形の施術前にはカウンセリングを受けますが、そのカウンセリング自体に費用がかかるクリニックもあります。
ほとんどのクリニックは二重整形の手術費にカウンセリングの料金も含まれていますが、念のためプラン内容を確認しておきましょう。
クリニックによっては初回無料、30分以上の場合は有料とされているところもあるので、複数回カウンセリングを受けたいと思っている人は、何回でも無料で受けられるクリニックを選択した方が安心です。
なお、契約前のカウンセリングは無料のクリニックも多いので、そこで費用を含め不安点をすべてチェックしましょう。
4)麻酔代:麻酔の種類で費用が発生するクリニックがある
二重整形において麻酔は必要不可欠ですが、クリニックによっては麻酔の費用がプランに含まれていない場合があります。
また、麻酔の種類によって料金が加算されるプランもあるので、事前に必ず確認しましょう。
埋没法でも切開法でも局所麻酔を使うことがほとんどですが、痛みが苦手な人は笑気麻酔など他の麻酔を選択する場合もあるでしょう。笑気麻酔を取り扱っていないクリニックや、別途費用がかかるプランもありますので、希望している麻酔が使えるか、使う際は費用がかかるかどうかも調べておくと想定外の出費を避けられます。
5)処方代:鎮痛剤や追加の処方がある場合の費用が発生する
施術後に処方される薬がある場合、処方代が必要となることがあります。
二重整形の施術後は痛みが生じる可能性があり、特に切開法は皮膚を縫い合わせる施術のため、傷口がジンジンとした痛みを感じることがあるでしょう。
ほとんどのクリニックで鎮痛剤が処方されますが、処方代がプラン内に含まれていない場合もあります。処方代は高額ではありませんが、こちらも確認しておくと安心です。
6)術後カウンセリング料:手術費に含むクリニックが多いが念のため確認を!
施術後のカウンセリング費用も確認しておくのがおすすめです。術後カウンセリング料は手術費に含む、または無料のクリニックが多いのですが、別途費用がかかるクリニックもあります。
施術後に万が一トラブルが起こった際に気軽に相談しづらくなりますので、術後のカウンセリングについても念のため確認しておきましょう。
7)通院交通費:交通費をサービスするクリニックもある
クリニックによっては交通費の一部をサービスしてくれる場合があります。施術を受けたい医師がいるが、遠方のため諦めざるを得ないと考えている人にはぴったりのサービスです。
クリニックが対象とする地域に住んでおり、1日の施術費用の総額が規定の金額を上回った場合に適用されることが多いので、希望する方はお住まいの地域が対象になるか調べてみましょう。
注意しておきたいのは、交通費は全額ではなく一部が対象になる点と、領収書の提出が必要な点です。公共交通機関を使った領収書は捨てずに持っておく必要があります。
お住まいの地域に良い美容クリニックがない、希望する医師が遠方のクリニックに在籍している方はぜひ使ってみてください。
再手術費用:保証制度の有無がクリニックで変わる!
施術後の二重が気に入らなかった場合、再手術費用が無償または低価格で受けられるプランもあります。
埋没法の場合は糸が解けて二重が取れてしまった場合や、施術後の二重のデザインが気に入らなかった場合などに修正が可能です。
切開法の場合はメスを入れているため、大幅な修正はできず、幅を多少直す程度の手術になります。
二重整形は繰り返すとまぶたに大きな負担がかかります。何度も手術を繰り返すことを前提にするのはおすすめしませんが、二重がすぐ取れるのが心配な人は、保証期間が長いプランを選択しておくと安心です。
4.二重整形をお得に受ける方法3選
二重整形を受けるためには、ある程度のお金が必要です。よりお得に受ける方法があるので、予算に限りがある人やお得に受けたい方は下記の3つを参考にしてください。
1)ポイント還元を受ける:Tポイント、楽天ポイントなどの付与がある
クリニックによっては、支払いの際にTポイントや楽天ポイントが付与される、あるいは支払いにポイントが使える場合があります。
美容整形の金額は高額になることが多いので、ポイントを貯めている人にとっては大きなメリットでしょう。
2)割引制度を利用:紹介割引・LINE友達登録など割引制度を活用
二重整形には割引制度があるクリニックがあり、お友達からの紹介割引やLINE友達登録によるクーポン付与、学生割引や期間限定キャンペーンなど、いろいろな種類があります。
施術を受けたいクリニックが見つかった際は、ご自身が適用になる割引制度があるか調べてみましょう。
3)モニターになる:クリニックの公式ホームページに写真提供などモニター制度を利用
美容医療をお得に受けるには、モニターになるという選択肢もあります。モニターとは、クリニックの公式ホームページやブログ、インスタグラムなどに、症例として写真の提供やインタビューを載せる代わりに手術費用が割引される制度です。
二重整形の場合は手術前・手術後の目の写真がホームページなどに掲載されることが多く、いわゆる「身バレ」の可能性があることに注意しましょう。
費用は10%〜最大で完全に無料になるクリニックもあるため、知り合いに見られたとしても問題ないという方は、モニターになるとお得に施術を受けられます。
<コラム>二重整形の費用は100%医療費控除の対象外? 医療費控除について、美容整形は対象外です。美容のために受ける二重整形手術は全額自費での支払いになります。 また、美容目的の場合は、医療費控除の対象外です。 一方、治療目的の場合は医療費控除を受けられる場合があります。たとえば「眼瞼下垂(がんけんかすい)」と呼ばれる、正面を向いた状態でもまぶたが黒目にかかってしまう症状がある場合、これを解消するために二重整形を治療目的で受けるのであれば医療費控除の対象と判断される可能性があるのです。 治療目的で施術を受けようと思っている方は、ご自身が医療費控除の対象になるか、確定申告前に税務署に問い合わせておきましょう。 |
<参考記事>
東京の二重整形クリニックおすすめ10選!病院選びで失敗しない!
5.お得で安心!二重整形おすすめ15選
ただいま準備中
6.まとめ
二重整形の2種の施術、埋没法と切開法の料金相場とトータル費用についてご紹介しました。
また、お得で安心に施術を受けることができる美容クリニックを15紹介しました。
いかがだったでしょうか。
埋没法の費用相場は30,000円〜200,000円、切開法は100,000円〜400,000円くらいです。
その上に、二重整形には手術費用だけでなく、カウンセリング料や麻酔の料金が別途かかる場合もあるため、ご自身が受けようと思っているプラン内に何が含まれているのかは、契約前に必ず確認しておきましょう。
しかし、二重整形では、ポイント還元や割引制度、クーポン利用、モニターになることでお得に手術を受けられる方法もあります。費用を安く抑えたい方は、これらの方法も検討してみるといいかもしれませんね。
もちろん、理想の二重まぶたを手に入れたいなら、費用だけでなく保証制度の内容や医師の技術力・経験・評判・クチコミなども確認することが大切です。
ご自身の予算と理想のデザインを考えて、安全な治療を適正な金額で受けられるクリニックを探してみてくださいね。
この記事が、二重整形をお得で安心に受けたい方のお役に立てば幸いです。
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