たるみ毛穴を改善したい!おすすめの美容医療12選!

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30代を迎え急に毛穴の開きが気になってきたら、たるみ毛穴や帯状毛穴の可能性があります。これは加齢にともなう顔のたるみが原因です。スキンケアやエイジングケアで改善しないばかりか、誤ったスキンケアは悪化の可能性も。この記事では、たるみ毛穴や帯状毛穴のおすすめの美容医療12選をご紹介します。

この記事の監修医師
■経歴
広島大学医学部医学科卒業後、JCHO東京新宿メディカルセンターなどでの勤務を経て 現在はエルムクリニック麻布院の院長を務める。
目次

1.たるみ毛穴の美容医療を受けてみたい方へ

「頬の毛穴が気になる」「毛穴がたるんでしずく型になってしまった」と感じている方は少なくないはず。30代を迎えたくらいから、年齢とともに毛穴がたるみ、メイクで隠しきれなくなっていく過程は、多くの方が経験している肌悩みです。

毛穴は加齢とともに丸い毛穴から細長い毛穴に変化したるんできます。そして、鼻の横の頬の毛穴が楕円形(涙型)に広がるようなことも。

たるみ毛穴は涙形に垂れている毛穴で、肌老化によるたるみが原因です。

30代以降になると、真皮のコラーゲンやエラスチンなどの弾力が失われてしまうことが原因です。

30代や40代になると、顔全体のたるみに加えて頬に現れるたるみ毛穴が気になるという方も多いのではないでしょうか?

ケアをせずに放っておくと、さらに年齢を重ねるにつれて、お肌に凹凸が出てしまい、さらに目立つように……。エイジングケアができるスキンケアアイテムを使用するのも良いのですが、より目に見えた効果を実感するためには美容クリニックで治療を受けるのがおすすめです。

なぜなら、たるみ毛穴は、進行してしまうとスキンケアやエイジングケアでは改善が難しいから。美容医療による治療が必要です。

そこで、たるみ毛穴を改善するためにおすすめの12の治療法をご紹介します。

また、筆者の美容医療体験談もあわせてご紹介します。

さらに、たるみ毛穴の進行状況や原因やおすすめのスキンケアなども紹介するので、毛穴に悩まされている方は参考にしてくださいね。

 

<監修医からのメッセージ>
毛穴の中には皮脂腺があり、皮脂を分泌することでお肌を健やかに保っています。つまり、毛穴は本来、大切な器官の1つです。
しかし、多くの女性にとって毛穴の悩みはつきません。
毛穴の悩みには、黒ずみや開き、たるみなどいくつかのタイプがあります。その中で、年齢を重ねることで増えてくるのが、主に頬で目立つたるみ毛穴です。
たるみ毛穴は、文字通りお肌のたるみが原因です。
そんなたるみ毛穴は、目立ってからではスキンケアでは改善することが難しいのが現実です。
また、進行してしまえば美容医療での改善も一筋縄ではいかなくなってしまうこともあります。
だから、30歳を過ぎて少しでも頬に毛穴が目立ってきたと感じれば、美容クリニックで相談することがおすすめです。
初期の場合であれば、比較的、改善が簡単で、費用負担が小さくダウンタイムも少ない施術で治療が可能です。
もちろん、今では美容医療のたるみ毛穴治療法はたくさんあるので、進行していても時間をかけたり、複数の施術の組み合わせで改善することが可能です。
だから、今、たるみ毛穴が目立って悩んでいる方も、美容クリニックで相談することをおすすめします。
私たち美容医療に携わる医師は、全力で患者さんのたるみ毛穴の改善に取り組みます。
お悩みがある方は、ぜひ、気軽に相談してくださいね。

 

<参考記事>

たるみ毛穴を改善するエイジングケア!原因・症状と10の対策

毛穴の開き・黒ずみ・たるみの治療!費用と美容クリニックの選び方

毛穴の開きとたるみは違う?原因と改善のエイジングケア対策

 

2.たるみ毛穴のチェック法と進行パターン

 

1)見分け方

たるみ毛穴が現れるのは、主に頬の内側です。

すり鉢毛穴と近い位置にできるので見分けが難しいこともありますが、次のような方法で見分けることができます。

 

  • 目尻の皮膚を斜め上に軽く引っ張る
  • 髪をアップにするイメージで後ろで束ねてみる

 

いずれの場合も、皮膚表面が引っ張られたときに毛穴が目立たなくなるようなら、それはたるみ毛穴です。

 

2)たるみ毛穴の進行パターン

 

1 初期:ポツポツした毛穴

毛穴のたるみ

みかんのようなポツポツ毛穴が目立ちます。

そのため、みかん毛穴と呼ばれることもあります。

 

  • 丸いくぼみのような毛穴
  • 鼻の横から頬で目立つ
  • 30歳を超えて目立つようになってきた

 

などは、たるみ毛穴の初期を疑いましょう。

肌が乾燥している場合や肌荒れなどの場合も、まだ初期のたるみ毛穴が目立つことがあります。

スキンケアやエイジングケアで保湿をしっかり行えば、たるみ毛穴が目立たなくなる可能性があります。

 

2 中期:帯状毛穴

帯状毛穴

たるみ毛穴が進行すると、毛穴と毛穴がひっついて帯状毛穴に進行します。

 

  • 毛穴が帯状や楕円形
  • 範囲が頬全体に広がってくる
  • 凹凸が大きくなってきた

 

などは、たるみ毛穴が中期まで進行した状態です。

40代、50代と年齢を重ねることで、肌のハリが失われ毛穴の開きがさらに目立ってきます。

スキンケアやエイジングケアでの改善は難しいですが、保湿ケアや紫外線対策で進行を抑えることは可能です。

改善のためには、美容医療が必要です。

 

3 進行型:ボコボコ毛穴

クレーター毛穴

肌の凹凸が目立ちます。

ボコボコ毛穴、凸凹毛穴と呼ばれる状態です。

 

  • 毛穴や周囲が凹凸している
  • ファンデーションを塗っても隠しきれない
  • 毛穴の色が濃く目立ってきた

 

などは、たるみ毛穴が進行し肌表面のダメージが大きくなった状態です。また、たるみ毛穴の初期や中期でのケアが不十分なために進行してしまった状態です。

こうなると、スキンケアやエイジングケアでは改善しません。

目立たなくするためには美容医療が必要です。

 

<参考記事>

毛穴治療でボコボコは改善できる?おでこや鼻など顔のパーツ別に解説

改善が難しいすり鉢毛穴。原因と予防法や対策は?

 

3)たるみ毛穴の進行度別のおすすめの治療

 

ここでは、たるみ毛穴の進行度別におすすめの美容医療を表で示します。

たるみ毛穴の進行度おすすめの美容医療
初期・イオン導入

・エレクトロポレーション

・ピーリング治療

・マッサージピール(コラーゲンピール)

中期・ロングパルスNd:YAGレーザー(ジェネシス)

・水光注射

・ダーマペン

進行型・HIFU

・フラクショナルCO2レーザー

・ヴァンパイアフェイシャル

・プラズマ治療




3.たるみ毛穴におすすめの治療法12選

 

ここでは、美容クリニックで受けられるたるみ毛穴の治療法を12厳選しました。

いずれの施術が良いということではなく、それぞれメリットやデメリットがあります。

また、肌に合う・合わない、価格の違いなどもあります。

たるみ毛穴の進行度やほかの肌悩みへの効果を勘案して、美容クリニックで医師のカウンセリングを受け、どれを選ぶか、また組み合わせるかを相談しましょう。

 

1)イオン導入

イオン導入の効果と仕組み

イオン導入とは、イオン化しやすい水溶性の美容成分を、微弱な電流を流すことで、より深く、より多く肌の奥まで浸透させる施術です。イオン導入を行うと有効成分がバリア機能を通り抜け、肌の奥深くまで届けることができます。

たるみ毛穴には、ナイアシンミド、ビタミンC誘導体など酸化を防いだり、コラーゲンを増やす成分やグルタチオンがおすすめです。

ダウンタイムもなく、美容医療初心者でも受けやすい治療なので、毛穴のポツポツが気になった際に特におすすめです。

 

<参考記事>

イオン導入の効果まとめ!シミやたるみに効果が出るまでの期間はどのくらい?

 

2)エレクトロポレーション

エレクトロポレーションは、電気穿孔法とも呼ばれます。

電気パルスの力を利用して細胞膜に注射針などではあけられないような非常に小さな穴をあけ、美容成分をお肌の奥の奥まで到達させる施術です。

イオン導入とは異なり、イオン化できない美容成分を真皮層まで届けることができます。

また、お肌に傷が残りにくく、痛みやダウンタイムも比較的短い施術方法であり、人気が高まっています。

真皮のコラーゲンを増やすことでたるみ毛穴を改善することが可能です。

たるみ毛穴におすすめの導入薬剤には、ビタミンCやEGF・FGFなどの成長因子があります。

特に、たるみ毛穴の初期におすすめです。

 

<参考記事>

エレクトロポレーションの効果はいつから?頻度や回数、間隔について解説

 

3)マッサージピール

マッサージピールは、コラーゲンピールとも呼ばれます。

イタリア製の「PRX-T33」と呼ばれるコウジ酸が配合された専用の薬剤を使ったケミカルピーリング治療で、コラーゲンの生成を促す効果があります。

PRX-T33は、皮膚の深部に入り込んで真皮にはたらきかけてくれるため、線維芽細胞を活性化し、コラーゲンの生成や肌のターンオーバーを促進して、しわや小じわ、ニキビ跡などの解消が期待できます。

 

また、コウジ酸のメラニン生成抑制作用により、シミやくすみの改善、肌のキメの乱れやたるみ毛穴の目立ち、毛穴のざらつきなどの改善も期待できます。

 

ダウンタイムが短く、皮膚の負担が少ない治療法のため、美容医療を初めて受ける方にもおすすめの治療法です。

 

<参考記事>

マッサージピールとは?たるみへの効果やダウンタイムについて解説

 

4)ダーマペン

ダーマペンのメカニズム

ダーマペンは、髪の毛よりも細い針を使ってお肌の表面に微細な穴を一時的につくることで、お肌の自然治癒力を向上させる治療です。

 

2010年に登場したダーマペンは、その後ダーマペン2、ダーマペン3と進化し、2020年に最新式のダーマペン4が登場しました。ダーマペン4は、先端にある16本の極細針が1秒間に120回も振動し、1,920個/秒もの小さな穴をあけることができます。従来のダーマペンより効果は向上しながらも、治療時間が短縮されているのもポイントです。

 

施術であけた穴が治っていく過程の中で、コラーゲンが生成され、新陳代謝が促進されます。たるみ毛穴はもちろん、紫外線ダメージや小じわといったさまざまな肌悩みの改善や、肌の衰えを防止する効果が期待できるのです。

 

また、微細な穴が開いている状態で薬剤を塗布することで、より美容効果がアップするといわれています。たるみや毛穴改善と同時に、ハリや弾力が欲しい方にはヒアルロン酸と組み合わせるのもおすすめです。

 

<参考記事>

ダーマペン4の効果まとめ!値段やダウンタイムまで徹底解説

ダーマペンは効果なし?毛穴やたるみにいつから効果でる?

 

5)ヴェルベットスキン

ヴェルベットのような滑らかで艶やかな美肌になれることからこの名前が付いたのですが、

「ダーマペン4」と「マッサージピール」を組み合わせた美肌治療です。

ダーマペン4もマッサージピールも単体でも効果がありますが、コンビネーションにより、美容成分が肌の奥まで浸透しやすくなります。

2つの併用による相乗効果でたるみ毛穴やクレーター毛穴の改善、しわやたるみへの効果も期待できるようになりました。

ダウンタイムは、約4〜7日です。

大まかなダウンタイム期間の状態ですが、施術当日は施術部位全体が赤くなり、ヒリヒリ感も出ることがあります。

しかし、次第にヒリヒリ感が治まっていけば、メイクができるようになります。

 

<参考記事>

ヴェルベットスキンとは?効果が出る回数やダウンタイムについて解説

 

6)HIFU(ハイフ)

HIFUエネルギーが届く深さによる効果

ハイフは「高密度焦点式超音波」という特殊な超音波を肌に照射することで、たるみ改善やリフトアップ効果が期待できる施術です。

 

肌は表皮・真皮・皮下組織・SMAS筋膜・表情筋と何層にも重なっており、その中でもSMAS筋という筋膜がゆるむことによって皮膚のたるみやしわが発生するといわれています。SMAS筋は肌の奥深くにあるため、日常のお手入れではケアできません。

 

しかし、ハイフの超音波は真皮や皮下組織だけでなく、SMAS筋まで熱を届けて肌の土台から引き締めてくれるため、たるみやしわをしっかりと改善してくれるのです。

 

リフトアップ効果以外にも、コラーゲン生成のサポートや肌の弾力アップなど、さまざまな美容効果を得られます。このような効果は、照射後すぐに実感できる人もいますが、多くの方は施術後1〜2ヶ月程度で効果を実感できることが多いようです。ハイフの効果持続期間は半年〜1年程度なので、効果を持続させたい方は継続して照射するといいでしょう。継続する場合は基本3ヶ月の間隔が必要です。

 

また、ダウンタイムはほとんどなく、稀に痛みや赤みが出る場合がありますが、1週間程度で落ち着くため、過度に心配する必要はありません。手軽に毛穴のたるみを改善したい方におすすめの施術です。

 

<参考記事>

美容医療ハイフとは?効果や期間、副作用についても全解説

HIFU(ハイフ)の効果はいつからいつまで?持続期間を施術回数を解説

ハイフにデメリットはある?将来的な顔への影響や副作用を解説

 

7)ヴァンパイアフェイシャル

ヴァンパイアフェイシャルとは、ダーマペンとPRP療法を組み合わせた治療です。

 

PRP皮膚再生療法という治療で自身の血液を摂取し、血小板を取り出します。その取り出した血小板を、ダーマペンで細かい穴をあけた皮膚に浸透させるのです。

 

ダーマペンの傷が治っていく過程で得られるコラーゲンやエラスチン生成効果にプラスし、血小板を浸透させることでさらなる美肌効果が期待できます。

 

また、PRP療法は自身の血液を使用するため、アレルギー反応の心配がありません。

 

毛穴の改善はもちろん、目立つニキビ跡やクレーター、しわなど改善しづらい肌悩みにも効果を発揮してくれるのがヴァンパイアフェイシャルのポイントです。

 

施術直後は赤みが出る場合があるので、気になる方は数日休暇をとっておくといいでしょう。

 

<参考記事>

ヴァンパイアフェイシャルとは?効果やダウンタイムなど全解説

PRP注射とは?美容効果や施術費用、ダウンタイムなど徹底解説

 

8)フラクショナルCO2レーザー

フラクショナルCO2レーザーとは、皮膚に極細のレーザーを点状に照射し、真皮層に熱ダメージを与える施術です。

熱ダメージを受けた皮膚が、傷を修復させようとする過程でコラーゲンやエラスチンを生成することにより、毛穴の開きやたるみ、小じわなどが改善されます。

 

赤みや薄いかさぶたができることがありますが、1週間程度で自然に回復することがほとんどです。

 

肌の状態により個人差はありますが、4回、5回と回数を重ねることでより効果を期待できます。なお、継続して治療を受ける場合は1ヶ月程度間隔を空けましょう。

 

最近では、ピコ秒(1兆分の1秒)という単位でレーザーを照射できるピコフラクショナルレーザーもたるみ毛穴治療に使われます。

炭酸ガスのフラクショナルレーザーと比べて、肌の表面へのダメージを小さくして、深部にエネルギーを届ける施術です。

ダウンタイムや痛みが少なく、肌のダメージが少ない状態で真皮のコラーゲンやエラスチンを増加させてたるみ毛穴を改善します。

フラクショナルCO2レーザーの照射イメージ

<参考記事>

フラクショナルレーザーの効果とは?期間やダウンタイムについても解説

ピコフラクショナルの効果はいつから?何回で毛穴やシミに効果が出る?

 

9)プラズマ治療

プラズマ治療は、レーザー治療でも光治療でもない新しいジャンルの治療方法です。

 

イオン化したプラズマが分子レベルで作用することで、真皮層のイオンバランスが整い、コラーゲンやエラスチンが生成されて毛穴開きや小じわなどお肌全体の質感を改善してくれます。

 

また、ターンオーバーが促進されるため、メラニンが排出されてキメが整い、くすみが解消されるなど美白効果も期待できるのです。

 

レーザーと異なり、施術中の痛みはほとんどなく、皮膚に空気を吹き付けられていると感じる方が多いようです。プラズマ治療後は薬剤を浸透させる力が高まっているため、成長因子入りのパックやエレクトロポレーションを併用しているクリニックも多くあります。

 

ダウンタイムは基本的にありませんが、赤みや皮むけが起こる場合もあるので、術後の保湿ケアは怠らないよう気をつけましょう。

 

10)水光注射

水光注射は、真皮層の浅い部分に美肌成分を直接注入することで内側からハリやツヤを出す施術です。薬剤による効果に加えて、創傷作用による肌再生やコラーゲン生成も期待できます。

 

水光注射の美容成分は、ヒアルロン酸やアミノ酸、ビタミンなど、その人の肌悩みや肌質に合わせてつくるため、より確かな美肌効果を実感できるでしょう。

 

注射だから痛いのでは? と心配な方もいるかと思いますが、麻酔クリームを塗って施術を行うので、注射が苦手な方でも安心して受けられます。

 

ダウンタイムとしては、針刺し跡や赤みが残る場合があります。しかし、針の深さは1人ひとりに合わせて調整するので、わずかなダウンタイムで終わることがほとんどです。

 

<参考記事>

水光注射の効果とメリット!ダウンタイムはどのくらい?

 

11)ジェネシス

ジェネシスとは、米キュテラ社で開発され、 FDA承認を得た波長1064nmのロングパルスNd:YAGレーザーのことです。

ジェネシスによって、皮膚表面にレーザーを照射し、肌の新陳代謝を促進させることで毛穴やしわを改善することが可能です。

 

レーザーで熱ダメージを与えると、コラーゲン生成が促進され、毛穴の引き締めや小じわが改善されます。また、レーザーによるピーリング効果で毛穴に詰まった汚れや角質が除去されることによっても毛穴悩みの改善が期待できるのです。

 

ジェネシスは1回の照射でも効果を実感できますが、継続して受けることでより高い効果が得られます。継続してメンテナンスしたい方は、2〜4週間に1回照射するのがおすすめです。

 

なお、ダウンタイムはほとんどありません。照射後に赤みが出る場合がありますが、冷やすことですぐに収まります。少ないダウンタイムで毛穴を改善したい方におすすめです。

 

<参考記事>

美容治療のジェネシスとは?値段や効果は何回目で表れるのかなど解説

 

12)フォトRF

フォトRFとは、フォトフェイシャルで使用される光エネルギー(IPL)に、さらに高周波エネルギー(RF)を組み合わせた施術です。

光を照射することで真皮のコラーゲン生成を促進します。その結果、たるみ毛穴をはじめ小じわや毛穴の開きを改善します。

施術時間が短く、20〜30分程度です。また、痛みが少なくダウンタイムがないというメリットがあります。

たるみ毛穴の初期におすすめです。

 

<参考記事>

フォトRFとは?効果やフォトフェイシャルとの違いについて解説




4.たるみ毛穴の美容医療体験

 

ナールス美容医療アカデミー編集長である富本充昭のたるみ毛穴治療体験記です。

 

私自身、たるみ毛穴の初期段階の状態でそれほど目立ってはいませんでしたが、たるみの予防や肌質改善のために2022年にYAGレーザーによるたるみ治療、HIFUによる治療を受けました。

 

YAGレーザーは、ジェネシスではなくスペクトラという機械で1064nmの波長のスペクトラピールを2022年7月〜12月の間に10回の施術を受けました。

この施術では、線香花火の炎が飛んで顔に当たるような小さな痛み(熱さ)を感じますが、痛みに弱い私でも十分に耐えることができる範囲でした。

 

また、2022年9月には、ウルトラフォーマーMPTという最新機器によるHIFU施術を受けました。

 

<ウルトラフォーマーMPT>

ウルトラフォーマーMPT

こちらは主治医からYAGレーザーより痛みがあるとの話を聞いていたので、事前に鎮痛薬を飲んで施術に臨みました。そのおかげもあるとは思いますが、おでこの端への超音波照射を除いては、ほぼ痛みもなく施術が終了しました。

 

<ハイフによるたるみ毛穴治療に施術>

ハイフによるたるみ毛穴治療に施術

 

ハイフによるたるみ毛穴治療施術を受ける様子

この2つの施術を通して、毛穴が引き締まったり、たるみ毛穴の改善を実感しています。

また、HIFU施術の1か月後くらいからフェイスラインが少し細くなって引き締まった実感があります。

 

5.たるみ毛穴の原因

 

たるみ毛穴を改善するには、原因を知っておくことが大切です。ここからはたるみ毛穴の原因について解説します。

 

1)加齢による肌の弾力の低下

皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の3層から構成されています。

 

真皮には肌の弾力を保つためのコラーゲンやエラスチンなどが存在しています。このコラーゲンやエラスチンが減少すると、肌の弾力やハリが失われ、肌のたるみとともに毛穴も下に引っ張られてしずく型のたるみ毛穴となってしまいます。

 

コラーゲンやエラスチンは30代をピークに減少していくので、ケアを怠ってしまうと自然に毛穴がたるんでしまうことに。乾燥や紫外線ダメージなども、コラーゲンやエラスチンが減少する原因になります。間違ったスキンケアにも注意しましょう。

 

2)紫外線ダメージ

紫外線ダメージは、活性酸素やフリーラジカルによって、表皮角質細胞や肌深部の真皮の線維芽細胞のDNAまでも傷つけてしまいます。

これは、もちろん真皮に大きなダメージを及ぼすたるみ毛穴の原因です。

つまり、紫外線はコラーゲンを変性・劣化させたるみ毛穴を進ませる原因になるのです。

 

3)皮下組織や表情筋の衰えもたるみ毛穴の原因

真皮の衰え以外でも、皮下組織・皮下脂肪の衰えや肥大化、表情筋の衰えなどが原因で肌がたるみます。

たるみ毛穴もこうしたお肌以外の原因が絡みあって進行します。




6.たるみ毛穴を予防する方法

 

たるみ毛穴を改善するためには、美容医療に頼る必要がありますが、予防や進行を抑えるには、スキンケアやエイジングケアに加えて、良い生活習慣を身につけることが大切です。

今のうちにしっかりと対処していきましょう。そこで、日常生活で簡単にできる改善方法を紹介します。

 

1)保湿ケアで乾燥を防ぐ

ハリと弾力を維持してたるみ毛穴を防ぐためには、保湿ケアが大切です。

皮脂分泌が多いからと保湿を怠っている方も多いのではないでしょうか? 皮脂が多かったとしても、脂性肌ではなく「インナードライ肌」の可能性もあるのです。

 

インナードライ肌とは、皮膚表面は皮脂が過剰に分泌されてベタついているのに、角質層(肌の内側)は水分不足で乾燥している状態を指します。

つまり、その本態は乾燥肌なのです。

 

皮脂が多いからと乳液やクリームを使わずにいると、十分に保湿ケアができないこともあります。

その結果、肌の乾燥が進みます。乾燥すると、皮膚を守るために皮脂が過剰に分泌されるといった悪循環が起こってしまうのです。

 

そういったインナードライを防ぐためにも、化粧水・美容液・乳液・クリームを使ってしっかりケアしましょう。すでにたるみ毛穴が目立ってしまっている状態でも、お肌を水分で満たすと毛穴が目立ちにくくなることもあります。

高保湿のスキンケアアイテムやエイジングケア化粧品でしっかりケアしましょう。

 

2)紫外線を避ける

紫外線にはA波(UVA)とB波(UVB)が存在します。A波は波長が長く肌の奥まで到達するため、コラーゲンやエラスチンを破壊させ、肌の老化を加速させる原因に。つまり、紫外線を浴びると肌のハリや弾力が失われ、毛穴がたるんでしずく型に広がってしまうのです。

 

また、A波は天気や季節の影響をあまり受けずに地上に届きます。だから、年中油断できません。日焼け止めを塗るのはもちろん、帽子や日傘などで対策をすることも大切です。

 

日焼け止めについては、日常生活ではSPF10〜30、PA+〜++で十分ですが、炎天下でのレジャーやプールなどに行く際はSPF40〜50、PA+++〜++++といった強めの日焼け止めがおすすめ。

特に、30代からは、刺激の小さなノンケミカル処方の日焼け止めを使いましょう。

さらに、飲む日焼け止めを摂取するのも効果的です。

 

<参考記事>

日焼け止めは紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の2種!効果と選び方は?
ノンケミカルの日焼け止めの選び方とおすすめは?人気11選をご紹介!

3)コラーゲンやエラスチンを増やす成分配合の化粧品を使う

最近では、化粧品成分の機能性が高くなり、コラーゲンを増やすものがいくつか登場しています。

医薬部外品としても使われるレチノールやナイアシンミド、ニールワンなどを配合した医薬部外品の化粧品などがおすすめです。

ほかにも、ビタミンC誘導体、ナールスゲン、ネオダーミル、ヒト幹細胞培養液、EGFやFGFなどの成長因子、ペプチド、プラセンタエキスなどは、コラーゲンやエラスチンを増やしたり、ターンオーバーの正常化をサポートします。

これらの成分を配合したエイジングケア化粧品もたるみ毛穴予防におすすめです。

 

4)優しい洗顔やクレンジングを行う

刺激の強い洗顔やクレンジングでたるみ毛穴を悪化させるリスクがあります。

だから、どちらも毛穴の汚れをしっかり落としつつ、優しく行うことが大切です。

洗浄成分としては、30代以上は肌に優しいアミノ酸系界面活性剤がおすすめです。

また、毛穴の汚れを吸着するクレイや毛穴ケア全般に良いアーチチョーク葉エキス配合のものもおすすめです。

 

5)表情筋を鍛える

表情筋が衰えると、皮膚を支える力が弱まり、肌が重力に負けて垂れ下がってしまいます。肌が垂れると、毛穴もたるみしわやほうれい線などが目立つ原因に。

 

表情筋は手軽なエクササイズなどで鍛えることができるので、スキマ時間にチャレンジしてみましょう。おすすめは「あいおうえお体操」。顔の表情筋を最大限に使い、発音をしながら表情をキープする方法です。

 

ほかにも、表情筋を鍛えるエクササイズがたくさん考案されているので、ぜひSNSなどでチェックしてみてください。

 

6)日常生活に気をつける

気になるたるみ毛穴の対策には、バランスの良い食事や質の高い十分な睡眠など良い生活習慣を身につけることが大切です。

また、適度な運動やストレスを溜めないことも同じく大切です。

いくら美容医療でたるみ毛穴が改善したり、良いエイジングケア化粧品を使って予防しても、生活習慣が良くないと再発したり、改善できません。

しっかり、インナーケアを行うことで、たるみ毛穴の対策を心がけましょう。

 

<参考記事>

たるみ毛穴ケアのオススメ化粧水と選び方・使い方のコツ

 

たるみ毛穴を改善するオススメの美容液の選び方と使い方のコツ!

 

7.たるみ毛穴におすすめの美容液・化粧水

 

たるみ毛穴を自宅でケアする際は、毛穴に特化したスキンケアアイテムでのケアがおすすめ。毛穴に特化した美容液や化粧水については、デパコスからプチプラまで幅広い価格帯のアイテムがあります。

 

そこでここからは、たるみ毛穴におすすめの美容液や化粧水を紹介します。

 

1)ナールスピュア

ナールスピュア

ナールスピュアは、たるみ毛穴ケア成分として、ナールスゲン、ナイアシンミド、3種のビタミンC誘導体(3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸、アスコルビルリン酸Na、パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)を配合したエイジングケア化粧水です。

アルコールフリー、パラベンフリーでサッパリしたテクスチャーが特徴です。

筆者がたるみ毛穴予防に使っているアイテムです。

2)ナールス ネオ

ナールスネオ

ナールスネオは、たるみ毛穴ケア成分として、ネオダーミル、ナールスゲン、ペプチド、2種のビタミンC誘導体(パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、3-O-エチルアスコルビン酸)、レチノイン酸トコフェリルを配合したエイジングケア美容液です。

アルコールフリー、パラベンフリー、フェノキシエタノールフリーで乳液のようなクリーミィなテクスチャーです。

筆者がたるみ毛穴予防に使っているアイテムです。

 

3)富士フイルム アスタリフト スパークル タイト セラム

富士フイルム アスタリフト スパークル タイト セラム
スパークルタイトセラムは、泡タイプの美容液です。

 

肌にのせた泡が弾けてジェル状になり、お肌に浸透します。この美容液には立毛筋を鍛える効果があり、肌が引き締まるうえに、毛穴もキュッとしまり目立ちにくくなるという効果があるのです。

 

4)草花木果 マスクジェル

草花木果のマスクジェル
古い角質を除去してくれるマスクタイプの美容液。3つの異なる酵素が入っており、ザラつきのないつるっとした肌に導いてくれます。

 

また、たけのこ皮エキスが肌の弾力やハリをアップ。きめの細かいふっくらとした肌に仕上がるので、毛穴が目立ちにくくなります。

 

5)IPSA ザ・タイムR アクア

IPSA ザ・タイムR アクア
IPSAの「ザ・タイムR アクア」は大手コスメサイトや雑誌でもベスコスを多く受賞する人気アイテムです。

 

肌質を選ばないバランスの取れた化粧水で、サラッとした使い心地。スキンケアでベタつくのが苦手という方におすすめです。

 

6)ファンケル エンリッチプラス

ファンケル エンリッチプラス
ファンケルの「エンリッチプラス」は、ハリを失った肌におすすめの化粧水。さっぱりタイプとしっとりタイプが選べるため、自分の肌に合ったテクスチャーのものを取り入れることができます。

プチプラで購入でき、続けやすいのも嬉しいポイントです。



8.下地のカバーはポアプライマーがおすすめ

「メイク時にファンデーションを塗っても毛穴が目立ってしまう」という方は、毛穴カバーに特化したポアプライマーがおすすめです。

 

下地を塗る前に仕込むことで肌の凹凸や気になる毛穴をカバーし、均一な肌へと仕上げてくれます。

 

顔全体に塗るタイプや、小鼻や頬など気になる部分のみをカバーできるスティックタイプなど、さまざまな形式のポアプライマーが発売されています。メイクの仕上がりや’’持ち’’も変わってくるので、一度使ってみて損はないアイテムです。

 

<参考記事>

たるみ毛穴のカバーはメイクとエイジングケア化粧品

9.まとめ

たるみ毛穴の美容医療による12の治療法や改善方法について紹介しました。

また、原因や症状、予防法についても触れました。

 

30代や40代になるとなかなか避けられないたるみ毛穴ですが、セルフケアや紫外線対策などに力を入れることでも多少改善がみられます。

 

しかし、セルフケアだけでは効果を実感するまでに時間がかかるので、先程紹介したような美容クリニックでの治療がおすすめ。医療行為のため効果が出やすく、スキンケアよりも早く効果を実感できます。

 

気になる施術がある場合は、美容クリニックでカウンセリングを受けてみましょう。カウンセリングを受けたからといって契約しないといけないわけではないので、まず一歩踏み出してみてくださいね。

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