ボコボコ毛穴を改善したい!おでこや鼻など顔のパーツ別の治療法

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おでこや鼻、頬にボコボコ毛穴が目立つとつらいですね。すり鉢毛穴やクレーター毛穴、たるみ毛穴が原因です。そんな場合の改善や治療は美容医療がおすすめです。もちろん、セルフケアも大切です。この記事では、ボコボコ毛穴の顔のパーツ別治療法をご紹介します。
また、スキンケアによる予防法や対策も併せてお伝えしますので、顔の凸凹が気になるか方はぜひ、チェックしてくださいね。

この記事の監修医師
■経歴
東京医科大学医学部医学科を卒業後、麻酔科学講座入局。
麻酔科退局後、明治通りクリニック皮膚科・美容皮膚科で院長を務める。
平成24年より医療法人容紘会高梨医院皮膚科・美容皮膚科を開設し、現在は院長として勤務している。

たるみ毛穴の原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールスたるみ毛穴の原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス

1.ボコボコ毛穴とは?

鏡でスッピンの自分の顔を見た時や洗顔やメイクをする際に、顔に凸凹があったり、ボコボコとした毛穴が気になることはありませんか?

これは、ボコボコ毛穴と呼ばれる肌悩みかもしれません。
実は、ボコボコ毛穴という呼び方は俗称なので、決まった定義はありません。
でも、実際にそれ悩んでいる方が多いのも事実です。

そんなボコボコ毛穴の正体は、すり鉢毛穴やニキビ跡で目立つクレーター毛穴であることが多いのです。
また、たるみ毛穴の場合もありますし、角栓の詰まり、毛穴の開きが原因の場合も。
そんな毛穴の悩みの中で、すり鉢毛穴やたるみ毛穴は改善が難しいタイプです。

すり鉢毛穴は、肌の上で酸化した皮脂が毛穴の開口部周辺にダメージを与えた結果、肌のターンオーバーが乱れ、角質異常が起こっている状態です。
その結果は、毛穴が変形してすり鉢のように見えているのです。
これを放置すると、さらに凹凸が目立ってきます。

また、ニキビの炎症によってできた毛穴の凹みは、クレーター毛穴と呼ばれることがありますが、すり鉢毛穴とよく似た肌状態です。

一方、たるみ毛穴は、顔のたるみが原因です。真皮層の線維芽細胞が衰えるなどで、コラーゲンやエラスチンが減ったり、劣化してしまうことで、涙のように見えたり、ミカンの皮のように見える状態です。
これを放置すると毛穴同士がつながって帯状になり、さらにボコボコが目立つ状態になってしまいます。

これらは、おでこや頬や鼻や眉間、ほうれい線の周りなど顔の様々なパーツで目立ちます。

この記事では、さまざまな毛穴が原因で目立つボコボコした肌状態の改善の方法や治療法、予防法について幅広くご紹介します。
既にボコボコ毛穴で悩んでいる方から、予防したい方まで、気になる方は、ぜひ、最後まで読んでくださいね。

 

<監修医からのメッセージ>
顔の凹凸や毛穴がボコボコして悩む方がたくさん美容クリニックに訪れます。
中には、セルフケアでなかなか改善しない、かえって悪化したという方もおられます。
実際、すり鉢毛穴やクレーター毛穴はかなり進んでしまった状態です。
まずは、美容クリニックでカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか?

美容医療と聞くと構えてしまい、ハードルが高く感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、カウンセリングを受けても必ずしも施術を受ける必要もありません。
また、今ではメスや麻酔を使わない治療や施術時間も短くダウンタイムも少ない治療も登場しています。
初めての方にとっては勇気がいるかもしれませんが、思い切って美容医療の扉を開けることで、自信が持てる日が近くなると信じています。
私たち、美容医療の携わる医師は、全力で患者様を応援します。

2.ボコボコ毛穴を改善する方法は?

手ごわそうなボコボコ毛穴ですが、できればセルフケアで改善したいですね。

最近ではエイジングケア化粧品も進化していますし、美顔器などの美容機器など自宅で毛穴のセルフケアができるアイテムが増えています。

 

しかし、残念ながらすり鉢毛穴やたるみ毛穴でボコボコした肌を劇的に改善したり、目立たなくすることはとても難しいのです。

だから、早く凸凹毛穴を改善したい、目立たなくしたい、と思ったら医療の力を借りるのが近道です。

 

では、セルフケアは無力?

そんなことはありません。

セルフケアでもボコボコ毛穴の予防ができますし、今以上にひどくならないようにすることが可能です。

また、美容医療を受けても同時にセルフケアは大切です。

1)毛穴治療は皮膚科?美容皮膚科?どっちが良い

「皮膚科」と「美容皮膚科」のどちらに行くべきか悩む方は多いでしょう。結論から言うと、ボコボコ毛穴を治療するなら「美容皮膚科」を受診するのがおすすめです。

皮膚科と美容皮膚科では、主に診療内容が異なります。皮膚科の主な目的は「病気の治癒」です。放っておくと日常生活に支障が出るような、病気やケガなどの治療が中心です。例えばアトピー性皮膚炎やかぶれ、じんましんなどの治療が該当します。

一方、美容皮膚科は「肌を美しくすること」を目的としています。しみやニキビ跡、肝斑など、美容目的の治療が中心です。美容皮膚科の中には、美肌治療が得意な医療機器や内服・外服薬を、種類豊富に揃えているクリニックも多くあります。

また、美容皮膚科の中には、エステサロンのように華やかな内装にしているところも多いです。医療機関でありながら、リラックスして施術を受けられるのも、美容皮膚科の大きなメリットでしょう。

2)自宅でのセルフケアでボコボコ毛穴を防ぐ

どんなタイプの毛穴でも予防や改善に大切なのは正しい洗顔やクレンジング、保湿、紫外線対策が大切です。

美容皮膚科へかかる場合もそうでない場合も、スキンケアやエイジングケアを正しく行うことが大切です。

  1. 洗顔・クレンジング

    朝の洗顔や夜のメイク落としを正しく行うこともボコボコ毛穴の予防に大切です。朝の洗顔で夜にできた皮脂を適度に落とすことで、ターンオーバーが改善します。

    また、夜にしっかりメイクや油分を落とすと肌の皮脂の酸化のリスクが減ります。

    ただし、刺激の強い洗顔料やクレンジングを使ったり、ゴシゴシと摩擦がかかる洗顔の仕方はボコボコ毛穴を悪化させるので注意しましょう。

    また、皮脂の取りすぎは肌ダメージになるので、洗顔料やクレンジングの回数は、合計1日2回までをめどにすることがおすすめです。

    そのために、ダブル洗顔不要のクレンジング料がおすすめです。

    もう1つは角栓や毛穴に皮脂が詰まっている場合は、酵素洗顔やピーリング洗顔が有効な場合があります。

    適度に行うのは良いですが、やりすぎると刺激で肌ダメージになるので注意しましょう。

  2. 保湿

    ボコボコ毛穴を予防するためには、保湿ケアも大切です。肌の乾燥を防ぐとともにターンオーバーやバリア機能を正常な状態にすることで、肌の凸凹も少しずつ改善することも期待できます。

    まずは化粧水で水に溶けやすいアミノ酸やコラーゲン、ヒアルロン酸などを補いましょう。

    その後、セラミドなど高保湿の成分が入った美容液などを使うのがおすすめです。

    最後に、皮脂のエサになりにくいスクワランはホホバオイルの美容オイルを3滴程度、多すぎないように使うこともおすすめです。

    収れん化粧水や拭き取り化粧水も場合によっては、良いですがアルコール(エタノール)が高濃度で入っていると刺激になります。また、毛穴の引き締め効果も一時的なことが多いので、スキンケアでまず保湿を徹底することがおすすめです。

    また毛穴の収れん作用の高いアイテムとしておすすめなのが「トーニングローション」。乳液の後に使用することで、毛穴を引き締める効果が期待できます。

    スキンケアの最後には、クリームなどでしっかりと油分のベールを作るのもポイント。せっかく肌に入れ込んだ水分が蒸発してしまわないようにケアをしていきましょう。

  3. 紫外線対策

    紫外線による肌の乾燥やターンオーバーの乱れは「すり鉢毛穴」の大敵です。紫外線による光老化はたるみ毛穴の原因になります。

    皮脂を酸化させて黒ずみ毛穴の原因になります。

    ボコボコ毛穴を防いだり悪化させないためには必ず紫外線対策が必要です。

    日傘や帽子はもちろん、お肌に合った日焼け止めを選んで紫外線対策をしましょう。

    特に、季節の変わり目や花粉の季節などは肌が敏感になっていることもありますので、お肌にやさしいノンケミカル処方(紫外線吸収剤不使用)や保湿成分が配合されたものを選ぶのがおすすめです。

3)知っておきたいどんな毛穴の対策になる成分は?

どんなタイプの毛穴でもケアできる効果的な成分の組み合わせがあります。

それは、ビタミンABCEとグルタチオンです。

グルタチオンは化粧品成分として臭いなどで使いにくいので、代わりにグルタチオンを増やすナールスゲンがおすすめです。

これらは成分同士が、互いに助け合いながら、あらゆるタイプ毛穴をケアします。

だからボコボコ毛穴の原因が何であっても、オススメのケアです。

ほかにもグリシルグリシンも毛穴ケアにおすすめの成分です。

ここでは成分の特徴を簡単にご紹介します。

  1. ビタミンC誘導体

    ビタミンC誘導体は、過剰な皮脂分泌を抑え、気になる毛穴目立ちをケアできます。また、コラーゲンを増やすはたらき、メラニンを還元するはたらきがあります。

  2. ビタミンA(レチノール)

    レチノールは、コラーゲン生成促進&ターンオーバーを整えることで、毛穴ケア・毛穴詰まりを抑えます。エビデンスもある有効な成分です。

  3. ビタミンB3(ナイアシンアミド)

    ナイアシンミドは、セラミドやコラーゲンを増やすはたらきに加え、皮脂をコントロールする効果があります。

  4. ナールスゲン

    ナールスゲンは、アミノ酸誘導体の1つで、お肌のうるおいに欠かせないタンパク質(コラーゲンやエラスチン)、ヒアルロン酸などを生成&はたらきをサポートしてくれます。また、グルタチオン、HSP47、HSP70を増やすこともわかっています。

    ※ナールスゲンは、株式会社ナールスコーポレーションの登録商標です(成分名:カルボキシメチルフェニルアミノカルボキシプロピルホスホン酸メチル)

  5. グルタチオン

    グルタチオンは、私たちの体にも含まれる3つのアミノ酸が繋がった化合物で、肌にうるおいを与え肌を整えるはたらきをはじめ、抗酸化、新陳代謝促進、美白効果が期待できます。近年では、毛穴引き締めにアプローチされる成分ともいわれています。

  6. ビタミンB6(ピリドキシン)

    ビタミンB6(ピリドキシン)は、皮脂分泌を抑えてくれるはたらきがあり、過剰な皮脂によって起こる毛穴詰まりを抑えてくれる働きがあります。

  7. ビタミンE(トコフェロール)

    ビタミンE(トコフェロール)は抗酸化作用を持ち、皮膚表面の酸化による毛穴の黒ずみや乾燥ケア、保湿や沈静力にも優れ、肌を整えてくれます。ほかにも、バリア機能に欠かせない皮脂膜を安定させるはたらきも持っています。

  8. グリシルグリシン

    「グリシン」というアミノ酸が2つ結合してできた成分で、私たちの肌にも存在する保湿成分の1つです。グリシンは肌をうるおし、異常な毛穴の開きを整えてキメ細かい肌へとサポートしてくれます。




3.ボコボコ毛穴の種類で異なる治療。クリニックではどんな治療があるの?

美容皮膚科などのクリニックで受けることができる治療法はたくさんの種類あります。

原因やパーツで選ぶ施術は違いますが、次のような方向性です。

 

  • 角栓が詰まっているボコボコ毛穴は「汚れ除去とひきしめる施術」
  • たるみで毛穴が開いているボコボコ毛穴は「ハリを出す施術
  • ニキビ跡のボコボコ毛穴は「肌表面をなめらかにする施術」

 

ここでは、具体的なクリニックでの美容医療の施術をご紹介します。

鼻や顔全体、おでこなどで少し治療法が異なる場合もありますが、多くの施術はパーツでも顔全体でも行うことが可能です。

1)角栓除去

角栓除去とは、角栓を柔らかくする薬剤を肌に塗布し、角栓を吸引する施術です。クリニックでの施術なら、普段のクレンジングや洗顔では落としきれない角栓汚れを取り除けます。皮脂分泌が多い小鼻やあご、Tゾーンなどのケアに効果的です。副作用として、赤みやかゆみが出る可能性がありますが、ダウンタイムはほとんどありません。施術直後のメイクも可能です。

2)ダーマペン

ダーマペンとは、細い針で肌表面に沢山の小さな穴を開けて、その傷を治す過程で美肌に再生していく治療です。ダーマペンを使って穴を開けられた肌は、一時的に傷を負った状態になりますが、皮膚を再生させようと細胞が活性化します。その結果、コラーゲンやエラスチンが生成され、肌がなめらかな状態に近づきます。デコボコ毛穴の症状の程度により、必要な回数は変わりますが、目安は5~8回ほど。ダウンタイムは、針を入れる深さによって異なり、2~7日ほどです。

また、より効果を高めるために、ダーマペンの施術後に塗布できる薬剤を用意しているクリニックもあります。ダーマペンで肌に穴を開けてから薬剤を塗るため、肌の奥まで有効成分が届けられるのが特徴です。

3)メソガン

メソガンとは、素早く均一に薬液を皮下に細かく注入できる機器のことです。痛みや出血を軽減しながら、薬剤を注入できるので、様々な毛穴治療に使われます。その性質から「痛くない水光注射」と呼ばれることもあります。メソガンの効果は、毛穴の引き締めや過剰な皮脂分泌の抑制、小じわの改善などです。使用する薬剤はクリニックによって異なりますが、毛穴引き締め効果を向上させる「ボツリヌス製剤」や、様々な美肌作用を持つ「MPDRN」などが使われます。1回でも効果を感じる方は多いものの、3回を目安に施術を受けるとより変化を実感しやすいとされています。副作用として、赤くポツポツとした傷が残りますが、2日〜1週間ほどで目立たなくなります。

4)ウーバーピール

ウーバーピールとは、コラーゲンの増加を促す治療「ダーマペン」専用のピーリング剤です。毛穴の引き締めや毛穴詰まりの改善はもちろん、シミや肝斑、色素沈着を薄くする効果も期待できます。ダーマペンで肌に穴を開けた後に、ウーバーピールを塗るため、表皮の深い層にまで浸透させることが可能です。比較的刺激が少ないため、赤みや出血などのダウンタイムが少ないとされています。ウーバーピールの成分には、黒ずみや毛穴詰まりを解消させる「マンデル酸」や、肌のコラーゲンやヒアルロン酸を増やす「乳酸」などが含まれています。施術回数は3~5回が目安です。

5)ハイドラフェイシャル

ハイドラフェイシャルとは、ペン型の吸引器で毛穴の汚れを取り除き、美容液導入を行う美肌治療です。いちご鼻や毛穴の黒ずみを改善させる効果が期待できますよ。ハイドラフェイシャルは、ピーリング剤を使用しながら水流により古い角質を軟化させて吸引するため比較的肌への負担が少ないことが特徴です。また、汚れの吸引と同時に美容液を導入できるため、乾燥肌や敏感肌の方でも受けやすい施術といえます。毛穴に詰った汚れが取れるため、1回でも効果を実感でき、ツルツルした肌に近づけます。

6)ジェネシス

ジェネシスとは、主に毛穴の開きや黒ずみの軽減、ニキビ跡の改善に効果を期待できるレーザー治療です。レーザー治療の中では、効果の出方は比較的マイルドですが、様々な肌悩みにアプローチできます。長い波長が出るレーザーのため、毛穴の深さまでレーザーを届かせることが可能です。コラーゲンの生成が促されるため、毛穴の開きが目立たなくなります。1回の施術でも効果を実感できますが、3~6回を目安に治療を受けるのがおすすめです。

7)ハイフ

ハイフ(HIFU)とは、熱を与えることで、皮膚の内側から肌を引き締める治療です。肌の表面にダメージを与えずに、深部の狙った組織にのみ熱エネルギーを与えることができます。毛穴の引き締めはもちろん、たるみや肌の引き締めにも効果的です。またハイフには様々な種類があり、特に毛穴の引き締めに効果的とされているのは「ウルセラ」「ウルトラフォーマー3」です。ハイフの効果は1回でも実感でき、持続期間は個人差はあるものの半年〜1年ほどとされています。

8)ヴェルベットスキン

ヴェルベットスキンとは「ダーマペン」と「マッサージピール(PRX-T33)」を組み合わせた美肌施術です。ニキビ跡や毛穴の目立ちなど、ボコボコ毛穴の改善に効果を期待できます。肌表面がなめらかになり、まさにヴェルべットのような質感の肌に導いてくれる施術です。ヴェルベットスキンは、ダーマペンを使って肌に細かい穴を開けた後、コラーゲンピールという薬剤を塗布します。2つの治療法を併せることで、成分の浸透率が高まるため、相乗効果が生まれ、より高い美肌効果を望めます。赤みや腫れなどのダウンタイムがあり、7日程度で落ち着きます。

9)マッサージピール

前述のヴェルベットスキンで使われる薬剤「マッサージピール(PRX-T33)」を使った施術のことです。ハリ感や弾力アップ、ニキビ跡やクレーターの改善効果があります。また「塗るサーマクール」と呼ばれるほど、アンチエイジング効果の高い施術です。施術ではマッサージをしながら薬剤を肌に塗布します。皮剥け等はしないため、ダウンタイムはほぼありません。肌負担を抑えながら、施術したい方におすすめです。

10)イオン導入

イオン導入(エレクトロポレーション)とは、肌に薬剤を塗布した後、専用の機器を用いて肌に微弱な電流を流すことで、有効成分を肌の奥深くに浸透させる施術のことです。イオン導入により電流を流すことで、肌のバリア機能を一時的に和らげ、有効成分を浸透しやすい状態にします。出血や腫れなどのダウンタイムがないため、痛みが苦手な方におすすめです。使用する薬剤によって期待できる効果は異なるため、自分の肌悩みに合ったものを、医師と相談しながら選ぶと良いでしょう。

11)ピーリング

ピーリングとは、薬剤を肌に塗布し、肌表面の古い角質や汚れを除去する施術です。医療機関で行われるピーリングは「ケミカルピーリング」と呼ばれ、エステや一般化粧品によるピーリングよりも高い効果を期待できます。肌のターンオーバーを促進することで、毛穴の開きやニキビ、くすみを改善させます。施術後は、ざらつきの無い、ツルンとした肌に近づきます。ダウンタイムは、ほぼありません。施術の頻度は、2週間に1回が目安です。

12)ピコレーザー

ピコレーザーとは、シミやニキビ跡やに効果が期待できる治療機器です。ピコレーザーを使ったフラクショナル治療「ピコフラクショナル」を行うことで、皮膚組織の再生が促され、なめらかな肌に近づきます。真皮層に衝撃波を与えることで開いてしまった毛穴が引き締まり、肌のハリ・ツヤが戻るので化粧ノリアップにも効果を期待できます。ダウンタイムは半日ほどです。1回でも変化は感じられるものの、3~4回ほど施術を受けるとより効果を実感しやすくなります。

13)フラクショナルレーザー

フラクショナルレーザーとは、肌表面にごく微細なレーザーをドット状に細かく照射することで、肌の再生・入れ替わりを促す美肌治療です。ニキビ跡やたるみ、開き毛穴などさまざまな肌の悩みを改善できます。フラクショナルレーザーを照射してから数日後、赤みやほてりが出現し、かさぶたが形成されます。かさぶたが剥がれ落ちるまで必要な期間は、約1週間程です。効果の持続期間は半年〜1年です。1回の施術よりも、5〜10回治療を受けたほうが効果が持続しやすくなります。

14)フラクショナル炭酸ガスレーザー

フラクショナル炭酸ガスレーザーとは、前述のフラクショナルレーザーの一種です。「フラクショナルCO2レーザー」と呼ばれることもあります。炭酸ガスを利用して、細胞の水分に反応する赤外線領域のレーザーを当てることで、毛穴や凹凸を改善させます。2週間ほどのダウンタイムが発生しますが、施術1回の効果は高く、必要な施術回数が少ないことが特徴です。1ヶ月に1回のペースで、3~5回ほどを目安に施術を受けると効果的です。

15)水光注射

水光注射とは、真皮の浅い層へ薬剤を注入する肌質改善治療です。皮膚を内側から吸引しながら、肌全体にまんべんなく薬剤を注入します。期待できる効果は、潤いやハリ、ニキビ跡の改善などです。針を用いた美肌治療には、水光注射以外にダーマペンやメソガンなどがあります。水光注射は、ダーマペンよりも痛みが小さく、メソガンよりも細かな箇所に対応できることが特徴です。ダウンタイムは1~5日ほど、施術回数は4~5回が目安です。

 

<毛穴のタイプと施術の相性>

毛穴の種類

施術名

詰まり毛穴開き毛穴たるみ毛穴すり鉢・クレーター毛穴
角栓除去
ダーマペン
メソガン
ウーバーピール
ハイドラフェイシャル
ジェネシス
ハイフ
ヴェルベットスキン
マッサージピール
イオン導入
ピーリング
ピコレーザー
フラクショナルレーザー
フラクショナル炭酸ガスレーザー
水光注射

 

空欄:適応外  △:ふつう 〇:効果的 ◎:大変効果的

 

<参考>

美容皮膚科タカミクリニック

4.クリニックで毛穴治療をするメリット・デメリット

セルフケアで毛穴を改善させたいと思う方は多いのではないでしょうか?しかし、クリニックでの治療はホームケアにはないメリットがあります。ここからは、クリニックで毛穴治療をするメリット・デメリットを紹介します。

1)メリット

クリニックで毛穴治療をするメリットは、主に以下の2つです。

  1. 効果が確実、早い

    ボコボコ毛穴や開き毛穴、たるみ毛穴など、既に進行している症状は、ホームケアのみで改善させるのは難しいでしょう。そのため、クリニックで専門的な治療を受けるのがおすすめです。クリニックであれば、市販品よりも高い効果を期待できる医薬品や医療機器を使った施術を受けることができます。

  2. 医師の診断で悪化リスクが少ない

    クリニックでは専門的な知識を持った医師が診察した上で、適切な治療法を提案してくれるため、より確実な効果を期待できますよ。自己判断で間違ったケアをする前に、クリニックで適切な治療を受けましょう。

2)デメリット

クリニックで毛穴治療をするメリットは、主に以下の3つです。

  1. お金がかかる

    クリニックでの治療はホームケアと比較すると、費用が高額になるケースが多いです。例えば、ダーマペンは1回2〜6万、ピーリング1回5,000~1万円程度が相場になります。高い効果を期待できる分、費用は高額になりがちなので、事前に予算を決めてから、治療を開始しましょう。

  2. ダウンタイムや副作用

    クリニックでの治療は高い効果を感じやすい反面、副作用やリスクも大きくなります。ダーマペンの場合は出血や赤み、ピーリングの場合は赤みや皮むけなどの副作用が起こる可能性があります。ダウンタイム中はメイクができないケースもあるため、治療を受ける際は、ダウンタイムを考慮したスケジュールを組む必要があります。

  3. クリニックを間違うと失敗リスクアップ

    美容医療は安全に配慮して治療が行われますが、100%安全というわけではありません。医薬品や医療機器を使うため、失敗やリスクが生じる可能性があります。医療事故によってかえって健康が損なわれるケースもあり得るため、リスクと結果のバランスを考え、納得してから治療を受けるようにしましょう。




5.知っておきたい毛穴の知識

ここからは、毛穴に関するトラブルをタイプ別に7つ紹介します。原因や対処法も解説するので、ぜひ参考にしてください。

1)すり鉢毛穴

毛穴の開口部分が大きく開き、周囲がすり鉢のように凹んでいる毛穴のことを、すり鉢毛穴と言います。毛穴が詰まった状態や、過剰な皮脂分泌が続き、毛穴が炎症を起こすことが主な原因とされています。すり鉢毛穴は皮脂分泌の盛んな、Tゾーンに起こりやすい傾向にあります。すり鉢毛穴ができてしまった場合は、セルフケアでの改善は難しいため、クリニックでダーマペンなどの治療を受けるのがおすすめです。

2)クレーター毛穴

クレーター毛穴は、クレーターのように凹んだ毛穴のことを指します。ニキビを自分で潰してしまうなど、肌へダメージを与えたことが原因でできます。ダメージが皮膚の表面にとどまらず、深い層まで達したときにできるため、セルフケアでの改善は難しいとされています。クリニックを受診し、ダーマペンやレーザーによる治療をするのがおすすめです。

3)たるみ毛穴

垂れて縦長に開いてしまった状態の毛穴のことを、たるみ毛穴といいます。肌を上へ引き上げた時に、毛穴が目立たなくなる場合は、たるみ毛穴の可能性が高いとされています。たるみ毛穴の原因は、主に、肌のハリや弾力の低下です。たるみ毛穴は、ほうれい線の周りや頬に起こりやすいとされています。たるみ毛穴も、セルフケアでの改善は難しいため、ジェネシスやハイフといった治療を受けるのがおすすめです。

4)詰まり毛穴

角栓が詰った状態の毛穴を、詰まり毛穴と言います。角栓は過剰に分泌された皮脂や古い角質、汚れなどが混ざり合ってできます。肌がザラついたり、黒ずみが目立つ場合は詰まり毛穴の可能性があります。洗顔やクレンジングを丁寧に行うことで、改善するケースもありますが、改善が見られない場合は、ピーリングやハイドラフェイシャルなどの治療がおすすめです。

5)開き毛穴

開き毛穴とは毛穴が丸く開いている状態のことを指します。主な原因は、過剰な皮脂分泌です。オイリー肌の方や男性に多い傾向があります。毛穴に詰った皮脂や角栓を除去しても、毛穴が開いたままの状態になってしまうことも。一度できてしまった開き毛穴は、セルフケアで目立たなくすることはできますが、完治させるのは難しいとされています。開き毛穴は、レーザーやダーマペンによる治療がおすすめです。

6)メラニン毛穴

メラニン毛穴とは、紫外線の影響によってメラニンが生成され、色素沈着を起こした毛穴のことです。毛穴の周りが、ドーナツのように黒い輪のように見える場合は、メラニン毛穴の可能性があります。ピーリングやレーザーによる治療を受けることで、メラニン毛穴の改善が期待できます。

7)乾燥毛穴

肌が乾燥することで目立った毛穴のことを指します。肌の水分が不足することで、毛穴周りの凹凸が目立ち、毛穴が開いたように見えます。洗顔後に肌がつっぱったり、乾燥する時期に毛穴が目立ったりする場合は、乾燥毛穴の可能性があります。原因は肌の水分不足のため、入念な保湿ケアを継続することで改善できます。

6.自宅でセルフケアをするメリット・デメリット

一般的に、セルフケアでボコボコ毛穴を改善させることは難しいです。しかし、悪化を防いだり、目立たなくさせることができる場合もあります。ここからはセルフケアをするメリット・デメリットを紹介します。

1)メリット

自宅でセルフケアをするメリットは、主に以下の2つです。

  1. 比較的お金がかからない

    デコボコ毛穴の治療は、多くの場合保険外の治療になります。全額自己負担となるため、費用は高額になるケースも珍しくありません。ダーマペンは1回2万〜6万、ピーリングは1回5,000~1万円程度が相場になります。一方、家庭用のケアアイテムなら、1万円以下で購入することも可能です。

  2. 通院が不要で空き時間を使える

    ボコボコ毛穴をクリニックで治療する場合、複数回の施術が必要になります。通院や待ち時間もかかるため、忙しい方には不向きな場合もあります。一方セルフケアであれば、都合の良い時間に自宅でケアできます。

2)デメリット

自宅でセルフケアをするデメリットは、主に以下の2つです。

  1. 効果が限定的

    クリニックでの施術と比較すると、セルフケアは効果の現れ方が穏やかです。一方、家庭用の機器の場合、個人でも安全に使用できるように、パワーが抑えられているため、効果が実感できるまで、時間がかかるケースがほとんどです。

  2. 間違えると悪化することも

    医師など、専門家による肌状態のチェックがないまま施術をすると、症状が悪化してしまうこともあります。家庭用の機器を使う場合、自分の肌状態の判断を誤ったり、間違った使い方をしたりすると、別の肌トラブルを起こす可能性があるため注意が必要です。

3)セルフケアで注意したいこと

デコボコ毛穴を自分でケアする場合は、肌へ負担をかけないようにお手入れをすることが大切です。また、セルフケアを行った後は、肌がダメージを受けている状態のため、保湿や日焼け対策を徹底するようにしましょう。アフターケアをしっかり行うことで、肌荒れを防ぎ、肌の回復を早める効果が期待できます。

7.毛穴にハイドラフェイシャル試してみた

現在、準備中です。

8.まとめ

ボコボコ毛穴の改善法や美容クリニックでの治療法について幅広くご紹介しました。また、実際の美容医療、予防のためのスキンケアやエイジングケアまでご紹介しました。

いかがだったでしょうか。

ボコボコ毛穴の多くは、すり鉢毛穴やクレーター毛穴、たるみ毛穴が原因です。そんな場合の改善や治療は美容医療がおすすめです。なぜなら、これらはセルフケアでは改善が難しいケースが多いからです。ボコボコ感が大きい場合は、まず無料カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか?

一方、美容医療を受けた場合も受けない場合でも、セルフケアを正しく続けることは大切です。洗顔とクレンジング、保湿、紫外線対策の3つを正しい方法で実践しましょう。

この記事が、ボコボコ毛穴で悩む方のお役に立てば幸いです。

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