HIFU(ハイフ)は、今や切らないたるみ治療の代名詞。肌老化の改善やリフトアップに人気の施術です。しかし、効果はいつから実感できるのか?いつまで続くのか?などが気になる方も多いのではないでしょうか?この記事では、HIIFU(ハイフ)の効果発現の時期や持続期間、必要な施術回数をご紹介します。
藤田保健衛生大学卒業後、橋本市民病院で初期研修、湘南美容クリニックにて勤務後、梅田ビューティークリニックで勤務
2021年6月Bella Beauty CLINIC開業
■保有資格
医師免許
■資格・所属学会
日本美容外科学会
日本美容皮膚科学会
日本化粧品学会
アラガンボトックスビスタ認定医
アラガンジュビダームビスタ認定医
■メディア出演実績
カスタムライフ
週刊女性
MRB
anan
ボーチェ
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1.HIFU(ハイフ)の効果はいつから実感できるかや持続期間が気になる方へ
HIFU(ハイフ)とは、高密度焦点式超音波(High Intensity Focused Ultrasound)の略で、切らないリフトアップ施術の1つです。
お肌のたるみを改善したいという悩みは、年齢にかかわらず多くの女性が抱えています。しかし、同時に苦しい思いや痛い思いはしたくないと考えている人も多いでしょう。そのような人にとって、HIFU(ハイフ)による美容医療は期待の施術の1つです。
しかし、効果がいつから実感できるのか、持続期間はどれくらいかなど、事前に知ってから施術を受けたいところです。
また、たるみが改善してからも、どれくらいの間隔で施術を受ければ良いのか、施術回数はどれくらい必要なのかも気になるところではないでしょうか?
今回は、HIFU(以下 ハイフ)がどのような治療なのかについて触れるとともに、効果があらわれるまでの時間や持続期間について解説します。
また、施術を受ける間隔や必要な施術回数についても解説します。
2.ハイフは切らないたるみ治療。機種でも特徴が違う
ハイフとは、どのような治療法でしょうか。
ハイフは、超音波を照射することから「高密度焦点式超音波治療法」と呼ばれる施術です。
高密度の超音波により、表面の皮膚を傷つけることなく、真皮や皮下組織よりも深い部分(SMAS筋膜)へ直接アプローチすることが可能です。
目的とする皮膚層に強い熱エネルギーを与えると、一旦ダメージを受けて真皮層や筋膜層が収縮します。
その後、ダメージを受けた組織は、創傷治癒の過程でコラーゲンやエラスチンなどの生成が促進されます。これによってリフトアップや肌の引き締め、たるみの改善やハリ・ツヤの改善といった効果が得られるのです。
また、ある程度の痛みはあるものの、ダウンタイムがほとんどなく、比較的安全に施術を受けることが可能です。
ハイフには、トランスデューサーと呼ばれる超音波を発生させるための装置が付いていて、ここから超音波エネルギーが発せられます。
その種類によって、到達する皮膚の深さを変えることができ、異なった効果が期待できます。
1.5mmの真皮層へアプローチすれば、ほうれい線や小じわの改善効果が期待できます。
3.0 mmの皮下組織へアプローチすれば、比較的深いシワを改善し、肌のハリの改善が期待できます。
そして、4.5mmのSMASへアプローチすれば、たるみを改善してリフトアップ効果が期待できるのです。
<監修医からのメッセージ>
HIFUは、前立腺がんの治療など、一般医療でも使われる医療機器です。その治療効果はすでに立証されており、「組織焼灼(そしきしょうしゃく)」に関しては、明らかなエビデンスのある治療と考えられています。
美容医療おいても、その理論と効果発現のメカニズムから、「切らないたるみ治療の医療機器」として大いに期待を持って迎えられました。
そして、その期待にたがわず効果を発揮することから、今では多くの美容クリニックでHIFU機器が導入されています。また、HIFU機器にはさまざまなタイプのものが登場しています。
そんなHIFUの効果は、2つのメカニズムによるものです。
1つは、超音波の熱ダメージによって、組織が凝固・収縮されることによる引き締め効果です。また、脂肪組織も同時に破壊されるため、組織が小さくなります。
もう1つは、熱ダメージが治癒し、肌組織が再構築される過程でコラーゲンが生成されることにより、1〜3ヶ月にわたって肌のたるみがじっくり改善する効果です。そして、その効果には個人差がありますが、平均で約6ヶ月、長ければ約1年持続します。
このように、HIFUは施術後に違うタイミングで効果を発揮する施術です。
一方、HIFUは、比較的高額な治療で、施術中の痛みや火傷、また色素沈着などの施術後の副作用もある施術です。効果やメリットだけではなく、副作用やデメリットを理解しておきましょう。
私たち美容医療に携わる医師は、患者様の願いを叶えるために、お悩みをはじめHIFUなどのさまざまな治療法の相談をお受けしています。
HIFUにご興味があったり、たるみで悩んでいるなら、まずはお気軽にご相談ください。
1)ハイフの効果は機器の種類で違う
ハイフの施術に使う医療機器にはいくつかの種類があります。たとえば、ウルセラやウルトラフォーマー、ウルトラセルQ+、タブロゴールド、ソノクイーンなどがあります。
これらに搭載されているトランスデューサーに大きな違いはありません。
しかし、超音波の照射温度や照射方式が異なります。
照射温度は、55℃〜75℃の間ですが、温度によって引き締め効果やコラーゲンの生成への影響が少し異なります、
また、照射方法は、「点状(ドット状)照射」と最新式の「線状(リニア状)照射」の2つのモードに大別されます。
従来は、ハイフには点状(ドット状)照射しかありませんでしたが、やウルトラセルQ+リニア(ハイフリニア)、タブロゴールドは線状(リニア状)照射の機器です。また、最新の機器であるウルトラフォーマーMPTは、両方のモードで照射が可能です。
点状(ドット状)照射は、肌のたんぱく質の拘縮効果が高いため、緩んでしまった筋膜層を持ち上げる効果があり、たるんできた肌に張りを持たせてリフトアップするのにおすすめです。
一方、線状(リニア状)照射は、拘縮効果は落ちるのですが、広い範囲で脂肪細胞を破壊していくことが得意です。
だから、フェイスラインのもたつきの改善やあご周りの脂肪を減らすなど、小顔効果に優れています。
さらに、ハイフシャワーと呼ばれる顔全体の皮膚浅層へ照射することで、顔全体の引き締め(タイトニング)や毛穴改善、肌質を整える施術もあります。
そのため、同じハイフといっても効果がでるまの時間や持続期間が違います。また、たるみの改善と脂肪溶解による体の引き締めなど、目的によっても効果が出るまでの時間や持続期間が異なるのです。
<参考記事>
3.ハイフを施術できる箇所と効果
1)ハイフを施術できる箇所
ハイフは、主に「顔」と「体」に施術が可能です。
先ほども触れたとおり、機種や照射モードによって効果の出方や安全性は少し異なりますが、ここではハイフ全体について照射可能な部位を紹介します。
顔の場合
顔の場合は、額・目周り・ほうれい線・こめかみ・頬・顎裏といった箇所にハイフを照射することができます。とくに、顔の一部分に施術したいとなると、ピンポイントでできる施術を選ばなくてはなりません。ハイフなら、目の周りやこめかみ、顎裏などの一般的な施術では難しい部分でも、傷をつけることなく施術できるのが特徴です。
体の場合
続いて、体の場合です。体の場合は、二の腕・背中・ウエスト・お尻・太もも、そして膝裏などが可能となります。これらの箇所は、「痩せたいけれど、なかなか効果が出ない」と悩んでいる女性が多い箇所でもあります。
部分痩せをしたいと願う人にとって、ハイフは部分痩せの願いを実現しやすい施術です。運動していてもなかなか痩せにくい部分にも照射できますので、狙った箇所だけ施術し、部分的に引き締めてメリハリのあるボディを手に入れることができます。
2)顔や体へのハイフの効果・メリット
ハイフの機器や照射方法などによる違いはあっても、ハイフの効果やメリットは大きく4つにまとめられます。
それぞれの効果やメリットについて解説していきます。
顔のたるみやほうれい線を改善する
効果・メリットの1つめは、「顔のたるみやほうれい線を改善する」ことです。特にまぶたや目の下、ほうれい線は、日々のスキンケアを入念にしていても、年齢を重ねると徐々に肌がハリを失い、くっきりとしたシワやくぼみとなって目立つようになり集中的にケアをしても、なかなか改善されず、悩む人が多い部位だといえます。ハイフはお悩みに合わせて、ピンポイントでの施術が可能です。そのため、顔の気になる部分を狙って照射し、思い通りの効果を出せます。また、フェイスラインのたるみにも有効です。SMAS筋膜に照射することで、皮下組織でコラーゲンなどのお肌の弾力・ハリに関係する成分が活発に生成されて、お肌そのものに若々しさやみずみずしさがよみがえるのです。
フェイスラインを引き締める
効果・メリットの2つめは、「フェイスラインを引き締める」ことです。フェイスラインは、年齢とともにたるんできます。とくに顎下がたるんで二重あごになったり、頬などがたるんでフェイスラインが崩れ、小顔とはほど遠い大顔になることも珍しくないのです。そのような人にとっても、ハイフはとても有効な施術となります。肌の奥にあるSMAS筋膜に超音波を照射することで肌の土台を整え、皮下組織でコラーゲンやエラスチンなどの生成を促すため、肌そのものが若返り、ハリと弾力を取り戻すことができるのです。
肌の弾力がアップする
3つめは、「お肌の弾力がアップする」という効果・メリットです。ハイフは、超音波によって真皮からその奥にあるSMAS筋膜までアプローチする施術です。このSMAS筋膜は、肌のハリや弾力を司っている土台ともいえる大切な部分になります。
このSMAS筋膜の土台に超音波を照射した後、自己治癒力でよみがえらせると同時に、皮下組織でコラーゲンなどの生成が活発になります。この影響で、お肌そのものが若々しさを取り戻し、弾力・ハリと同時に水分保湿力もアップするのです。
お腹や二の腕を引き締める
効果・メリットの4つめは、「お腹や二の腕などの気になる部分を引き締める」です。お腹や二の腕、背中や内ももなど、「部分痩せができたら…」と思っている女性は多いのではないでしょうか。しかし、現実的に部分痩せは通常のダイエットでは難しいといえます。脂肪吸引などの方法もありますが、体に傷がつくうえにリスクの高い施術は躊躇してしまいます。
痩身を考えている人にとって、ハイフの線状(リニア状)照射は、気になる部分だけを効果的に引き締めることができる魅力的な施術です。そのため、メリハリのあるボディを手に入れたい人にとってはとても有効な施術です。
4.効果はいつから出る?持続期間は?
ハイフの施術効果はいつから出るのでしょうか。そして効果の持続期間はどれくらいなのでしょうか。ここでは、ハイフの効果が実感できる時期と効果の持続期間について、顔・体に分けて解説します。
1)顔の効果はすぐに実感できることも
顔は、皮下組織が体に比べてそれほど厚くないため、効果が出やすい傾向にあります。
個人差はありますが、顔の場合はハイフの施術完了後からすぐに実感できる場合が多いようです。
これは、ハイフによる熱で肌が収縮して引き締められ、そのためリフトアップが実感できるためです。
もちろん、施術後3日〜4日経過してから効果を実感し始めたり、施術による腫れ(むくみ)が引いたあと数日してから実感できる人、1ヶ月ほどしてから効果を実感できる人もいます。
いずれの場合でも、その後、2〜3ヶ月ほどゆっくりと引き上がる効果を感じられるようになり、効果のピークに達します。
2)顔の持続期間は3ヶ月~6ヶ月が目安
顔の場合は、施術箇所にもよりますが、概ね3ヶ月〜6ヶ月、長い方で1年程度が目安となります。こちらも個人差があります。
お肌のハリや弾力については、施術後1〜3ヶ月程度が最も効果を感じやすいといわれているので、結婚式などの予定がある方はあらかじめ施術タイミングを考えるといいかもしれません。
3)体の場合、2週間位から効果が現れる
体の場合は、施術後すぐに効果を実感できる方はほぼいません。施術後2週間~1ヶ月くらいから徐々に施術効果を感じるという方が一番多いです。
効果を感じるのが遅い理由は、施術箇所や個人差もあるのですが、顔に比べて皮下組織、すなわち脂肪の層が厚いことと関係しています。そのため、効果の実感が顔に比べて遅くなるのです。
4)体の持続期間は1ヶ月が目安
続いて、体のハイフ効果持続期間です。こちらも個人差や施術箇所によって違いますが、目安は1ヶ月です。顔と比べて、効果の持続期間は短めです。理由としては、皮下組織の厚さが関係しています。
顔であれば、皮下組織も体と比べて薄く効果も持続しやすいのですが、体は皮下組織が厚いこともあって効果が持続しにくい傾向にあります。
5.ハイフを受ける間隔や頻度は?
ハイフを受ける頻度はどれくらいがいいのでしょうか。できるだけ効果を維持したいので、可能な限り多く受けたいと思うかもしれませんが、施術の受けすぎはダメージを受けることになります。こちらも、顔と体によって施術頻度は変わってきます。それぞれの施術頻度について解説します。
1)顔の場合、3ヶ月~6ヶ月間隔
まず、顔の場合は3ヶ月〜6ヶ月の間隔で施術を受けるのが目安となります。顔の場合、皮下組織が薄く、短期間で施術を繰り返すとダメージを受けやすくなります。
何度も繰り返し施術を同じ箇所に行うと、やけどなどのリスクも高まります。最悪の場合は色素沈着などを起こすこともありますので、リスクを避けるために適度な間隔を保つことが大切です。
施術頻度については、クリニックでしっかり相談してください。くれぐれも自己判断はしないようにしましょう。
2)体の場合、2週間に1回の間隔
体の場合は、2週間に1回の間隔で大丈夫です。顔と違って皮下組織である脂肪の層が厚いため、ダメージが蓄積しにくいという理由があるからです。
また、効果の持続期間も顔に比べて短いため、比較的短時間で施術を継続することになります。施術箇所にもよりますが、間隔についてはクリニックで相談し、計画を立てたうえで施術を受けるようにしてください。
6.ハイフのデメリット
ハイフには、メリットだけではなく、デメリットやリスク・副作用もあります。
いくつかのデメリットがありますが、ここでは施術中や施術後に起こりえる「副作用が出るおそれがある」「施術中に痛みを感じる場合がある」の2つについて、それぞれ解説していきます。
1)副作用が出るおそれがある
ハイフのデメリットは、「副作用が出るおそれがある」ということです。副作用としては、筋肉痛・肌の赤み・やけど・色素沈着といった症状があります。
ハイフは、肌の深い部分に対して超音波を照射する施術です。1点に集中して照射するため、その部分だけがダメージを受けるのですが、施術後に筋肉痛のような痛みが出たりすることがあります。
また、肌の赤みややけどのほか、照射が強すぎた場合にはダメージを受けて色素沈着という形で残ってしまうこともあるのです。
こうした副作用を防ぐために、事前にしっかりとカウンセリングを受けること、そして医師や施術者が信頼できるかどうかをしっかり見極めておく必要があるといえるでしょう。
口コミなども参考にしてクリニック選びをするようにしてください。そして、施術に関する疑問があったり、トラブルが生じたときは、すぐに報告して対応してもらうようにしましょう。
2)施術中に痛みを感じる場合がある
ハイフのデメリットの2つ目は、「施術中に痛みを感じる場合がある」ことです。ハイフの施術は、狙ったところをピンポイントに照射します。
そのため、痛みもピンポイントで照射した部分に強くかかってくるのです。
ただし、耐えられないほどということはありませんので、過度な心配は不要です。
しかし、痛みに弱い人や、心配性な人にとっては、どれほどの痛みなのか不安に思うかもしれません。施術を受ける前には、医師にしっかりと相談しておきましょう。事前に麻酔を塗るなどで対策が可能です。
もし、施術中、痛みを感じた場合は、我慢せずに申し出ることが大切です。申し出ることで、出力の強さを調整するなど、対応してもらえるので遠慮なくいうようにしてください。出力の強さを調整した場合は、その分効果も落ちますが、無理は禁物です。くれぐれも我慢して痛みを放置しないようにしてください。
<参考記事>
7.ハイフの効果の持続期間や回数に関するよくある質問
Q1.ハイフとサーマクールではどちらが早く効果が出ますか?また、どちらの持続期間が長いですか?
サーマクールとは「ラジオ波」とも呼ばれる高周波を当てる施術で、ハイフとよく比較されます。
ハイフと比べると、リフトアップより引き締め(タイトニング)に高い効果を発揮する施術です。
サーマクールでは、施術時の熱作用によって、早期に肌のハリ感が得られます。その後1ヶ月以上かけて徐々に引き締まることで効果を発揮します。効果の持続期間は半年以上で、概ね1年ごとに治療をしていくことが推奨されています。
個人差はありますが、ハイフよりも効果の持続期間は長めです。
なお、ハイフやサーマクール以外の施術も含めて、肌のどの場所にアプローチするかを図に示していますので、参考にしてください。
Q2.美容クリニックとエステで受けるハイフでは効果の持続期間が違いますか?
エステのハイフで使用しているのは、主に「蓄熱式」というハイフ機種です。比較的弱い超音波を面で照射し、徐々に熱エネルギーを蓄積させて、肌内部の温度を上げていきます。
そのため、効果は緩やかで、持続期間に関しては個人差がありますが、1~2ヶ月ほどと美容クリニックで受ける医療用のハイフより短くなります。
Q3.ハイフを受けられない方はいますか?
以下に当てはまる方は、ハイフの施術を受けることができません。
- 妊娠中または授乳中の方
- 施術部位に金の糸やプレートなど金属が入っている方
- 施術部位に傷跡がある方
- 施術部位が化膿していたり炎症がある方
- 出血性疾患、ケロイド体質の方
そのほか、既往歴があったり、治療中の病気がある方や服用中の方は、施術前に医師に相談しましょう。
8.ハイフの効果の持続は? ナールス美容医療アカデミー編集長体験レポート
ナールス美容医療アカデミー編集長である富本充昭のハイフの施術の体験記です。
私自身、50代を迎えほうれい線やたるみ毛穴が気になるようになってきました。そこで、2022年9月にほうれい線の改善のためにHIFUによる治療を受けました。
機種は、ウルトラフォーマーMPTという最新機器です。
照射は、全顔に行いました。
所要時間は30分程度でした。
<ウルトラフォーマーMPT>
痛みがあると聞いていたので、事前に鎮痛薬を飲んで施術に臨みました。
そのおかげもあるとは思いますが、おでこの端への超音波照射を除いては、ほぼ痛みもなく施術が終了しました。
<施術直前の富本充昭の写真>
<ハイフによるほうれい線の治療>
<ほうれい線以外への照射>
HIFU施術の1か月後くらいからフェイスラインが少し細くなって引き締まった実感があります。
2023年3月現在、施術後約半年を経過していますが、まだ効果はある程度持続していると思います。
費用は比較的高額な点が難点ですが、痛みも麻酔なしで耐えられる程度であること、ダウタイムが無いメリットもあることから、HIFUによるほうれい線治療は、男性でも良い選択肢だと思います。
また、効果も持続するため半年に一度くらいの施術で十分な気がします。
<2022年3月(HIFU施術後約半年)の富本充昭の写真>
9.まとめ
ハイフがどのような施術であるのかをはじめ、どのようなパーツに施術することができるのか、そのメリットや効果の発現のタイミング、効果の持続期間、またデメリットについても説明しました。
ハイフは、超音波のエネルギーによって、肌内部の組織を収縮させることで、即時的に肌の引き締め効果が期待できます。これが、施術後早い時期に効果を実感する理由です。しかし、この効果は、ハイフの機種で異なることがあります。
さらに、超音波でダメージを受けた肌が1〜3ヶ月かけて修復・再構築する過程で、より大きなリフトアップ効果やたるみの改善効果が期待できます。
顔にも体にも使用でき、部分痩せをはじめ、コンプレックスを感じている箇所にピンポイントで施術ができるハイフは、医師にとっても患者さんにとっても期待の大きな美容医療の施術の1つです。
しかし、どのようなリスクや副作用があるのかもあわせて知っておくことが、施術を受ける上では大切です。
ハイフは、たるみの改善に効果を期待できる施術だからこそ、効果やメリットだけではなく、デメリットも理解して納得したうえで施術を受けましょう。
この記事が、ハイフに興味がある方や施術を検討されている方にとって、お役に立てば幸いです。
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