ハイフシャワーとは?たるみへの効果やハイフとの違いも解説

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ハイフシャワーは、肌の1.5~2.0mmほど奥の真皮層へ超音波を送る施術です。通常のハイフより浅い層ヘアプローチするので、痛みも少なくダウンタイムもほとんどありません。この記事では、ハイフシャワーのたるみなどへの効果やメリット・デメリット、またハイフとの違いについてご紹介します。
スキンケアは毎日欠かさず行なっていても、加齢による肌のたるみはなかなかホームケアだけでは解決できません。30代に突入するとほうれい線も目立つようになり、疲れて老けた印象の顔をどうにかしたいと思っていませんか?人気のハイフは知っているけれど、仕事もプライベートもあるのでダウンタイムのないたるみケアをしたいと思っているあなたへ、ハイフシャワーについて詳しくご紹介します。

この記事の監修医師
■資格・所属学会
日本皮膚科学会、日本美容皮膚科学会、日本アレルギー学会所属
東京医科大学病院皮膚科兼任助教
Bio Touch JAPAN顧問医師東京医科大学卒業後、東京医科大学病院皮膚科へ勤務し皮膚科、美容皮膚科の経験を積んでいる。現在は主に新中野皮膚科クリニックの副院長として皮膚科、美容皮膚科、アレルギー科診療に携わる傍ら、美容医療に関する記事の監修を行なっております。
目次

1.ハイフシャワーとは?

ハイフシャワーとは、その名前から想像できるとおり、ハイフ(HIFU)機器を使って超音波をまるでシャワーのように点状に照射する施術です。

ハイフ(HIFU)とは、HIFU=High Intensity Focused Ultrasoundの略称です。日本語では「高密度焦点式超音波」と呼ばれます。ハイフは、超音波による強力な熱エネルギーを肌の奥に届け、短時間でリフトアップ、シワ・たるみの改善、体の部分的な引き締めなどの効果が期待されている施術です。肌の表面をまったく傷つけないことから、「切らないリフトアップ」として最近注目されています。

ハイフは、美容クリニックでのみ取り扱い可能な照射パワーの強い「医療ハイフ」と、エステなどで使われる「エステハイフ」に分けられます。より安全に高い効果を得られるのが医療ハイフです。

 

HIFUの超音波が届く深さと改善できる肌悩みの図

 

ハイフシャワーは、ハイフを顔全体の皮膚の浅い層へ照射することで、リフトアップや毛穴の引き締め、肌質を整える治療法です。

ハイフシャワーは、ハイフシャワー協会と株式会社INFIX(インフィックス)が商標登録している治療名で、医療機関のみで提供できる治療です。

つまり、ハイフシャワーは、エステなどの医療機関以外では施術を受けることはできません。

そんなハイフシャワーは、次のような方におすすめです。

  • 目元や口元のたるみが気になる
  • 顔のたるみや小ジワが気になる
  • 顔を引き締めて小顔になりたい
  • ダウンタイムや痛みなしのたるみ治療を探している
  • 肌にハリや弾力が欲しい
  • 安価なハイフを受けたい
  • 即攻性のある施術を受けたい

この記事では、ハイフシャワーの効果や持続期間、メリットやデメリット、費用、ほかの治療法との違いなどを詳しく紹介します。

 

<監修医からのメッセージ>
顔のたるみは残念ながら、セルフケアでは改善することは困難です。
最も効果的な方法は、美容医療です。

そんなたるみ治療は、最近ではメスを使わない施術が増えています。

ハイフ(HIFU)もその1つで、最近では人気の美容医療の施術であり、日本語では「高密度焦点式超音波」といいます。
超音波を一点に集中させて、患部に熱エネルギーを発生させることでたるみを改善します。

そんなハイフの新しい照射方法がハイフシャワーです。

ハイフに使う機器は、今では10種以上登場していますが、「ウルトラフォーマーⅢ」など特定の機種を使い、1.5mmと2mmのカートリッジのみを使用した照射方法をハイフシャワーと呼びます。

ハイフシャワーの基本的な原理やメカニズムは、ハイフと同じなのでよく似た効果を発揮します。

ハイフシャワーの特徴としては、皮膚の浅い層(真皮)をターゲットとしていることで、即効性があり、痛みが少なく、リスクも少ないというメリットがあります。 カートリッジの種類で目元に照射できるハイフもあります。

一方、通常のハイフと比べると、効果の持続期間が短い、筋膜まではアプローチできないので深層のたるみ改善効果で劣る、などのデメリットもあります。

ハイフシャワーの施術を検討する際には、メリットとデメリットをご理解いただけますと幸いです。

 

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ハイフ(HIFU)の種類とおすすめは?機種別の特徴・効果・痛みの違い!

ハイフシャワー協会

2.ハイフシャワーの施術の特徴と作用メカニズム

1)ハイフシャワーのターゲットは真皮層の浅い部分

ハイフシャワーの施術は、主にウルトラフォーマーⅢという超音波治療器を用いて行います。(商標による)

1.5mmと2mmのカートリッジ使用し、皮膚の真皮層に連続的に照射します。

肌の表面を傷つけることなく、真皮へアプローチして肌質改善や小ジワの改善、リフトアップが期待できます。

ウルトラフォーマーⅢは、顔からボディまで、さまざまな部位や層へ施術が行える7種類ものカートリッジを搭載している医療機器です。ほかのハイフ機器と比較して照射のスピードが速く、なおかつダウンタイムが少ないことが特徴です。

ただし、照射する深さ・エネルギーの強さ・照射回数を調整しながら照射していく必要があり、施術者はそれなりの知識と経験、技術が必要です。また、神経の走行により照射できない部分があります。

なお、ハイフシャワーの施術にウルトラセルQプラスを使うクリニックもあります。この場合に使うのは、2.0mmのカートリッジのみです。

他のハイフ機器でも同等の深さのカートリッジを使うことで効果が得られます。

 

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2)ハイフシャワーの作用メカニズムは?

ハイフシャワーで超音波を照射すると、肌に65~75℃の熱刺激が起こります。これは、人間の耳では聞こえない高い振動数をもつ超音波を1点に集めて照射する方法です。虫眼鏡で太陽光を1点に集中させると黒い紙が焦げる現象のようなイメージで(光の焦点と超音波は物理的にちがうものです。)、狙った部位に超音波を集中照射することで高温になり熱が発生します。

熱(45度でタンパク質は変性します)によって肌のタンパク質が変性して組織がキュッと縮みます。これは肉を焼くと身が縮むことと同じ原理です。肌の組織が縮むことによって、肌に強いハリと引き締め効果をもたらします。この効果は、施術直後から実感できます。

次に、熱ダメージを受けた部位では、ダメージを修復しようとして線維芽細胞が活性化します。

この過程でコラーゲンやエラスチンの生成が促進され、皮膚のハリや弾力がもたらされるとともに、キメが整い、結果として皮膚の引き締めや肌質改善などの美肌効果が期待できます。

皮膚深層は、1~2カ月程度かけて新しい組織へ置き換わっていきます。この一連の流れは「創傷治癒」や「肌の再構築」と呼ばれる人間に備わった機能です。

このように、ハイフシャワーは、傷ができたらそれを治そうとするしくみ(創傷治癒)と、古い細胞が新しい細胞へと入れ替わっていく体の自然なはたらき(再構築)を利用した、リフトアップ治療です。

 

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3.ハイフシャワーの施術の流れ・費用

 

1)ハイフシャワーの施術の流れ

  1. クリニック選びから受診予約

    ハイフシャワー治療を行うことができる美容外科や美容皮膚科を選びます。その後、電話、メール、Lineなど、クリニックが提供している予約手段で受診の予約を行います。

  2. 診察・カウンセリング

    初回の診察で、肌状態や骨格、肉付きなどを確認し、個人にあわせた治療方針を決定していきます。場合によっては、ハイフシャワーの施術が受けられないことがあります。

  3. 施術準備

    クレンジング・洗顔を行います。また、身につけているアクセサリー類は外します。

  4. 施術

    カウンセリングで決定した照射範囲にマーキングし、そこにジェルを乗せます。照射部位に適したハンドピースを使い、体感を確認しながら照射していきます。


    個人差はありますが、照射の瞬間「チクッ」とした軽い刺激を感じる場合もあります。

    また、骨の近くや皮膚の薄い箇所等で肌の奥がチクチクと響くような痛み、熱感を感じることがあります。

    照射時間は、照射範囲により異なりますが、約10~15分です。

  5. 施術後のケア

    施術後、ジェルを拭き取ります。強い熱感や赤みが生じた場合のみ冷却します。直後からメイクアップが可能です。紫外線はたるみの原因にもなるので、施術後のUVケアは必須です。保湿もしっかり行う必要があります。

    2)ハイフシャワーの施術費用

    ハイフシャワーの費用は、美容クリニックや施術部位、使うハイフ機器で異なります。

    また、初回限定価格や回数割引などを設定しているクリニックもあります。

    費用の相場としては次のとおりですが、施術を受けるクリニックにご確認ください。

<ハイフシャワーの施術部位別費用相場>

施術部位料金相場
20,000円~30,000円
目周り20,000円~30,000円
20,000円~30,000円
顔全体30,000円~60,000円
首・顎下20,000円~30,000円

 

4.ハイフシャワーの4つの効果

ハイフシャワーは、小顔、毛穴の引き締めや肌質改善、お肌のトーンアップなどのさまざまな美肌効果が期待される治療です。

ハイフシャワーの効果は、熱エネルギー照射による即効的な肌の引き締めと施術後の肌の創傷治癒・再構築によるものです。

以下に、主な4つの効果を示します。

1)たるみやシワを解消して若返り

たるみやシワの原因の一つに、肌のコラーゲンやエラスチンの減少があります。コラーゲンやエラスチンは、皮膚のハリを保ち支える重要なはたらきがあります。加齢によりコラーゲンやエラスチンが減ってくると、皮膚の弾力が失われ、重力の影響でたるんできます。

ハイフシャワーは、熱のダメージをあえて加えることで肌におけるコラーゲンとエラスチンの再生を促し、たるみやシワを改善します。

目の下のたるみやほうれい線、目元の小ジワが改善すると、顔全体が若返った印象になります。

 

<参考記事>

たるみの症状・原因とエイジングケア対策

2)顔全体のハリ・弾力アップで美肌に

加齢などによって衰えた顔全体の真皮層にハイフシャワーで照射した熱エネルギーが届くと、タンパク質がギュッと凝縮され、肌が引き締まり小顔効果が期待できます。

その後、照射熱を受けた部分を修復しようとコラーゲンが生成されます。コラーゲンは、皮膚の弾力や形を保ち、皮膚を内側から支える重要なはたらきがあります。さらに、コラーゲンが再構築される過程で顔全体にハリや弾力が生まれ、美肌へと導きます。

<参考記事>

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3)毛穴の開きやたるみを目立たなくする

毛穴の開きが発生するメカニズムにはいくつかのパターンがありますが、主な原因は皮脂の過剰分泌と皮膚のたるみです。老化により皮膚の弾力が衰えて、重力に逆らえなくなってたるんでくると、必然的に毛穴が開きます。また、たるみ毛穴も目立ちます。

ハイフシャワーで熱エネルギーを受けた真皮層は、キュッと引き締まります。お肌のたるみを改善し、リフトアップする効果があるので、毛穴も同様に引き締まり、お肌がすべすべになります。

 

<参考記事>

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4)トーンアップした明るい肌へ

肌の線維芽細胞が活性化し、真皮層が元気になると、表皮のターンオーバーの正常化にも影響を与えます。

その結果、肌のキメが整うことで肌のトーンアップ効果が期待できます。また、より透明感を引き出すなど、肌質改善の効果が期待できます。

 

<参考記事>

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5.ハイフシャワーとハイフの違いを解説

ハイフは、高密度の超音波の熱エネルギーを皮膚深層から筋膜にかけて照射する施術のことです。

ハイフシャワーはその一部です。

ハイフシャワーは、照射することができる機器が限られます。

以下にハイフとハイフシャワーの違いを解説します。

1)照射深度と照射方法が違う

ハイフおよびハイフシャワーは、どちらもたるみに対して行う施術で、エイジングケアが目的です。違いは、肌への照射の深さと照射方法です。

ハイフシャワーは、皮膚の1.5mm〜2mm下にある浅い層に熱を加えて点状に照射します。ハイフシャワーが熱を送る真皮層では、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸などの美容成分をつくり出しています。その真皮層を熱で活性化させて美容成分をさらに増やし、肌のキメやハリを整え、皮膚が引き締まってたるみや小ジワ、毛穴の広がりを改善できます。

このように、ハイフシャワーは軽度のリフトアップ、肌質改善に対しての効果が望めます。

一方、ハイフは、より深い3㎜と4.5㎜下の層に熱を加える方法です。また、線状に照射する方法が主流です。SMAS筋膜という皮膚を支える土台にアプローチができるため、フェイスラインやほうれい線などの根本的なたるみの原因にアプローチし、高いリフトアップ効果が望めます。

もっと深い6mm~13mmのカートリッジになると、脂肪細胞を破壊、すなわち脂肪燃焼をしてくれる効果があり、顔のたるみ目的ではなく、顎下の肉を落としたり、ボディ痩身用になります。 

なお、最近では6mmのカートリッジを用いて、脂肪層にアプローチするハイフディープシャワーと呼ばれる施術も登場しています。

それぞれのカートリッジの深さで得意分野や目的が変わりますので、肌悩みや目的に対して適切な深さのカートリッジを選ぶことが重要となります。

2)施術範囲の違い|目元の照射ができるのはハイフシャワー

ハイフシャワーとそのほかのハイフの大きな違いは施術範囲です。ハイフシャワーで使うカートリッジの形状は、細かく部位を調整できるようにつくられているので、通常のハイフでは施術できない、目元や首周辺などの皮膚の浅い部位にも施術できます。

特に目の周囲にフィットしやすく、目の下ギリギリまでと眉毛の下まで照射することができ、目元が引き締まると、瞼の開きやすさや目尻の小ジワやたるみの改善が可能です。

目周りにも細かな照射ができる目周りに特化したものは、「ハイフアイシャワー」と呼ばれています。

3)効果持続期間が違う

効果の出現時期や持続期間も異なります。

ハイフシャワーは肌の浅い層に作用するため、直後から効果を実感できます。効果の持続はハイフと比較すると短く、およそ1〜2カ月とされています。

一方、ハイフの効果の一般的な持続期間は、おおむね施術開始から3カ月~半年といわれています。施術開始から3カ月頃に効果はピークを迎え、それを過ぎた後は徐々に元の状態に戻っていくので、3カ月~半年が経過したあたりで2回目の施術に移るのがオススメです。

6.ハイフシャワーのメリット

ハイフシャワーは、ハイフと比較して主に3つのメリットがあります。

1)即効性が高い

ハイフシャワーは皮膚の浅い層のみにアプローチするため、1回で即効性があり、大事な予定の数日前にもおすすめの治療法です。

即効性と徐々に現れてくる長期的な効果は非常にナチュラルですので、周囲にバレたくないという方にもおすすめです。

2)目元など皮膚の薄いパーツへ照射可能

目元や瞼など、通常のハイフではアプローチできなかった顔の範囲にも施術可能です

ハイフシャワーのカートリッジは、形状が細かく部位を調整できるようにつくられているので、施術できる箇所が多い点がメリットです。

しかし、目元の照射には重大なリスクも伴うので施術クリニックでしっかりとカウンセリングをうけてください。

3)ダウンタイムや痛みが少ない

ハイフシャワーは、痛みが少ないため、施術時間が短くなりました。ダウンタイムは少なく、治療後すぐにお化粧ができます。リスクも少ないというメリットがあります。 

7.ハイフシャワーはいつから効果を感じる?持続期間や施術間隔は?

1)効果はいつから?持続期間は?

ハイフシャワーは、肌の表面に近い真皮に効かせるので、施術した直後の当日から効果が目に見えて現れます。施術時のショット数や個人の肌質などによりバラつきがあり、数日経過後から効果を感じる場合もあります。

効果の持続期間は、約1~2カ月です。

2)ハイフシャワーの治療回数は1〜2カ月に3〜5回がおすすめ

ハイフシャワーは肌に与える負担が小さいため、毎月施術をしても大丈夫です。

通常は、1~2カ月に1回の頻度が効果的な治療法とされています。

さらに、最初の間は、月1回のペースで3回続けて施術したほうが、効果がわかりやすいといわれています。

3)ハイフとハイフの間もおすすめ

通常のハイフは、3〜6カ月に1回の間隔で施術をする必要があり、その合間の数カ月間にハイフシャワーを受けるという進め方もおすすめです。

ハイフシャワーは通常のハイフと熱を与える皮膚層が異なるため、ダメージが蓄積することもなく、こういった組み合わせが可能になります。



8.ハイフシャワーのデメリットは?

1)痛みがある場合も

ハイフシャワーのデメリットは、個人差はあるものの施術中に痛みがあることです。痛みは通常のハイフより小さく、ほとんどの方がリラックスして受けることができる施術ですが、口元や目元などの場所はピリッと響くような刺激を感じる方もいます。

痛みが不安な方は、麻酔クリームの用意があるクリニックもありますので、相談してみましょう。

2)副作用がある場合も

ハイフシャワーは施術後まれに赤み、軽度の浮腫、痺れなどの副作用が起こるリスクがあります。以下に起こり得る副作用と、ダウンタイムについてまとめます。

  • 紅斑:数時間~数日で治まります。
  • 浮腫:数日で治まります。
  • 鈍痛:数日~1週間で治まります。体は数日~1カ月程かかることもあります。
  • 内出血(経時的な点状出血を含む):3週間程で治まります。
  • ミミズ腫れ:1週間~2週間で治まります。
  • 痺れ:数日~数週間ほどで治まります。
  • 知覚鈍麻:最大3ヵ月程度で治まります。
  • しこり(拘縮):明確なダウンタイム期間がないため、必要時は皮膚科や形成外科にてご受診ください。

3)ハイフシャワーの施術が受けられない場合もある

以下に該当する方は、ハイフシャワーの治療は禁忌とされていますのでご注意ください。

  • 妊娠中の方、授乳中の方
  • 皮膚炎のある方、過度の敏感肌の方
  • ケロイド体質の方
  • 感染性疾患がある方
  • 重度の糖尿病や膠原病、心臓疾患のある方
  • 出血しやすい、または血がとまりにくい薬を内服している方
  • ペースメーカーや埋め込み型除細動器をお使いの方
  • シリコン、金属糸(金属プレート)などを埋め込んでいる方

また、ほかの疾患があったり、薬を服用中の場合は、カウンセリングや診察の際に医師に相談しましょう。

9.ハイフシャワーに関するよくある質問

Q1.ハイフアイシャワーやハイフディープシャワーについて教えてください。

ハイフアイシャワーは、主に目周りの皮膚の浅い層にアプローチするハイフシャワーのことです。個人差はありますが、痛みは少ないです。

目周りのリフトアップ、目元の小ジワの改善などの効果に特化した施術です。

ハイフディープシャワーは、6mmのカートリッジを用いて脂肪層にアプローチする治療で、主に顎下に用いられます。個人差はありますが、痛みはほぼありません。

二重あご改善や顎まわりをシャープにすることに特化した施術です。

どちらも、超音波の熱エネルギーを点状に照射します。

Q2.ハイフシャワーで頬がコケることはありませんか?

ハイフやハイフシャワーには、顔の脂肪量を減らすような作用はありません。

したがって、頬がコケる(痩せてしまう)可能性は極めて低いです。

一方、引き上がる・引き締まるという効果によって、頬周りがすっきりとした印象になりますが、それをネガティブに解釈すれば、「コケる」「老ける」と感じることが100%ないとはいえません。

それでも、ハイフシャワーが作用するのは、真皮層だけなのでそのように感じるリスクも極めて低いと考えられます。

Q3.ハイフシャワーは効果がないと聞くことがありますが、いかがでしょうか?

美容医療の施術の中で、ハイフシャワーなどメスを使わないものは、劇的な効果がすぐに表れるわけではありません。

また、効果に個人差もありますし、同じ効果であっても感じ方が違うこともあります。

そのため、人によっては、「効果がない」「物足りない」と感じることがあります。

しかし、ハイフシャワーは作用メカニズムが明確で、肌の中では創傷治癒による再構築が起こっています。

1回の施術で十分な効果を感じない場合でも、ひと月に1回のペースで数回続ければ、効果を感じることがほとんどです。

10.まとめ

ハイフシャワーは、軽度のたるみでお悩みの方、お肌のハリを戻したいと希望される方、本格的なハイフ治療の前に試してみたい方におすすめです。また、ハイフ治療後のメンテナンスとして1~2カ月ごとにハイフシャワーを受けることで、小顔効果、毛穴の引き締めや肌質改善効果が持続しやすくなるともいわれています。加齢による肌老化に対するアンチエイジングが気になっている方におすすめです。

ハイフシャワーは、ハイフと比べるとさらに肌への負担や注意点なども少なく、受けやすいたるみ治療です。また、施術できる範囲が広いので、気になっていても今までアプローチできなかった部位が、ハイフシャワーで改善できるかもしれません。加齢による肌のたるみなど、エイジングケアでお悩みの方は、まずは美容クリニックに相談しましょう。

 

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