レーザーでシミ取り後の再発を防ぐコツを望月瑠璃子先生に聞いた

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レーザーで取ったシミは、その後のケア次第で再発することもあります。美容医療で治療を受けたあと、より美白を目指すために、また、その後の再発を防止するためには、どんなことに気をつければよいのか?シミ取りレーザー後のセルフケアのコツをRURI clinic院長の望月瑠璃子先生にお伺いしました。
このテーマの回答者
■経歴
兵庫医科大学卒業
大阪警察病院勤務
大阪大学医学部附属病院勤務
一般財団法人住友病院勤務
医学研究所北野病院勤務
一般財団法人住友病院勤務
某美容皮膚科クリニック勤務
RURI clinic開院 

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1.医師に聞くシリーズ「レーザーでシミ取り後の再発を防ぐコツを望月瑠璃子先生に聞いた」

ナールス美容医療アカデミーでは、美容医療に携わる現役の医師に、施術や医療機器、肌老化や肌悩みについてお話を伺った内容を動画や記事としてお届けしています。

 

今回は、RURI clinic(ルリクリニック)院長の望月瑠璃子先生に、レーザーで取ったシミの再発を防ぐセルフケアのコツについてお話を伺いました。

せっかくお金と時間をかけて取ったシミも、その後のケアの方法次第で、再発しやすくなることもあります。

シミのレーザー治療後に、少しでも早く美白に近づくためにどんなケアをすればよいのでしょうか?

また、その後もシミが再発しないようするには、どんなことに気をつければよいのでしょうか?

帰宅後のセルフケアのコツがわかる内容になっています。

本記事については、動画でもお届けしていますので、ぜひ、そちらもご覧くださいね。

<望月瑠璃子先生ご出演:レーザーで取ったシミ!再発を防ぐコツは?>

<望月瑠璃子先生からのメッセージ>
一言でシミと言っても、医学的にはいろんな種類があります。

なかには、肝斑のように難治性のものもあります。

そのため、1度のレーザーのスポット照射で取ることができるものから、長期的に複数回の治療が必要なものもあります。

1度の治療で改善しない場合は、レーザー治療だけではなく、必要に応じて医薬品などによる治療やその他の治療も用いながら、根気強く続けていただきたいなと思います。

 

また、シミの治療や再発防止は、クリニックだけに頼るのではなく、自宅でのスキンケアやインナーケアも大切です。

せっかくお金をかけてクリニックで治療を受けて、シミがなくなったとしても、普段の生活の中で紫外線を浴びている限り、再びシミができるリスクはあります。

そのため、紫外線対策はとても大切です。

 

もう1つ大切なことは、体の内側からの対策です。

シミの原因は、実は体のサビである酸化やコゲである糖化が原因になっていることが多いのです。

そのため、お肌の表面がきれいになった後は、シミを作りにくい体づくり、インナーケアというところまで気を配っていただけると、よりキレイな状態が長続きするのではないかと思います。

<参考記事>

RURI clinic院長|望月瑠璃子先生に美容内科の考え方などをインタビュー

シミを消す対策は、美白だけに頼らない紫外線対策と美容医療

2.レーザーで取ったシミの再発を防ぐコツについて、望月瑠璃子先生に聞いた

Q1.レーザーで取ったシミの再発を防ぐために、シミ取りレーザー直後のケアはどのようにすればよいでしょうか?

シミ取りレーザー直後というのは、お肌が軽いやけどをしているような状態なので、紫外線の影響などをとても受けやすくなっています。

 

そのため、とにかく紫外線対策として、日焼け止めはしっかり塗るようにしていただきたいです。

また、ご自宅でのたっぷりの保湿ケアが大事になってきます。

 

あとは、シミの大きさやレーザーの種類・照射方法にもよりますが、レーザー治療後にかさぶたができることがあります。

その場合、無理に取らないようにしてください。

無理にかさぶたをはがすと、その部分がまたシミになりやすくなったり、場合によってはケロイドになってしまうリスクもあります。

 

RURI clinicで使用しているレーザーは、ピコレーザーという機器で、従来のQスイッチレーザーよりもダメージが小さいタイプの機種です。

そのため、シミが取れた部位にテープを貼る必要がなく、かさぶたにもなりにくいのですが、それでもかさぶたになったときは、同じ考え方です。

自然にかさぶたが取れるまで待ちましょう。

<参考記事>

シミの種類別おすすめのレーザー

ピコスポットの経過とダウンタイム。かさぶたにならない過ごし方は?

紫外線対策こそエイジングケア!日焼けダメージの肌老化を防ぐ対策

Q2.かさぶたが剥がれたあと、自宅でスキンケアするときの注意点はどんなところでしょうか?

施術直後のケアと大きく変わりませんが、やはり、たっぷり保湿をしていただくことと、紫外線対策をしていただくことが大切です。

 

また、肌の漂白剤といわれるハイドロキノンという成分があります。

その成分が入ったアイテムを、スキンケアの一つに取り入れていただくのはおすすめです。

この成分を使うことで、そのあとの色素沈着がおきにくくなるので、患者様にはできるだけ使っていただくようにしているのですが、一部アレルギーの方がいらっしゃるので、そういった方には、副作用の有無の確認や経過を観察するなど注意を払っています。

 

あとは、レーザーをお肌に受けるというのは、実はお肌の細胞にとってはすごくストレスを受けている状態です。

レーザーでシミを取る仕組みとしては、そのストレスをきっかけにお肌が蘇っていくということを狙ってはいるんですけど、その蘇る力はご自身の体次第です。

そのため、ストレスを緩和しつつ、お肌の力を蘇えらせるのに必要な栄養素をサプリメントなどで摂るのもおすすめです。

<参考記事>

シミ取りレーザー後に色素沈着?ダウンタイムや経過は?

Q3.シミ予防になる栄養素は、具体的にどんなものがおすすめでしょうか?

お肌にストレスを与えると活性酸素が大量に発生するので、活性酸素を除去できるような栄養素がおすすめです。

代表的なものでいうと、ビタミンCやビタミンEです。

RURI clinicでは、お肌だけではなくて、体の免疫力や代謝を上げていくような、シミ取り後に摂っていただきたい栄養素をセットにしたサプリを用意していて、患者様にはそれを飲んでいただいています。



Q4.さきほど、自宅でのスキンケアのおすすめ成分としてハイドロキノンを教えていただきましたが、他にもおすすめの成分はありますでしょうか?また、飲む日焼け止めは使った方がよいのでしょうか?

飲む日焼け止めには、シミの原因になる肌の酸化や糖化を予防してくれる成分が入っているので、飲むに越したことはないかなと思います。

他のスキンケアでいうと、よくシミ予防で飲まれているトラネキサム酸が入った化粧品がありますので、そういういうものを使われると、シミへの効果は高いかと思います。

<参考記事>

医師監修|ハイドロキノンは美白効果と安全性を考えて使おう!

Q5.クレンジングや洗顔などの落とすケアについては、何か気を付けることはありますでしょうか?

お肌にとって、とにかく擦ることがよくないので、たっぷりの泡で優しく、摩擦させることなくスキンケアしていただくことが大切です。

クリニックによっては、先程サプリメントでおすすめしたビタミンEの小さなカプセルが入っているような洗顔料もあるので、気になる方はそういった洗顔料を使いながらケアされています。



Q6.シミの再発を防ぐために、定期的にやった方がよい美容施術はありますか?

私自身も月に1回受けているのですが、ピコトーニングによるレーザー治療とケミカルピーリングの治療はよいと思います。

 

メラニンがお肌に蓄積して出ていかなくなったものがシミとしてあらわれるのですが、ターンオーバーを早くして、メラニンを早く出してあげるというような治療がケミカルピーリングになります。

女性だったら美容院に行くような感覚で、月に1回くらいはされると、ツヤっとなってシミの予防にもなるのでおすすめです。

あとは美肌点滴もおすすめです。

美白の点滴では、高濃度ビタミンC点滴が有名ですが、より美白効果が高いグルタチオンという成分の点滴がおすすめです。

RURI clinicでも、他の施術と一緒にされる方も多いです。

<参考記事>

ピコトーニングの効果はいつから?施術間隔やダウンタイムも解説

ケミカルピーリングの効果はいつから?ニキビ跡や毛穴にも効果ある?

話題の白玉点滴の主成分「グルタチオン」の効果に迫る!

高濃度ビタミンC点滴療法とは?カラダや肌への効果と危険性を検証

3.編集後記(まとめ)

RURI clinic院長の望月瑠璃子先生をお迎えして、レーザーで取ったシミの再発を防ぐコツをお伺いました。

シミは、美容クリニック等でレーザーを照射したら終わり、ではなく、その後のスキンケアやインナーケアが大切だということがよくわかりました。

少しでも早くシミを目立たなくするためにも、その後、シミが再発しないようにするためにも、長い目で見て、シミのないキレイな肌を持続するために、治療後のスキンケアやインナーケアについても意識してみてはいかがでしょうか?

この記事が、シミのレーザー治療をご検討中の方や、レーザーによるシミ取り後の再発が気になる方のお役に立てば幸いです。

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