「ヴァンパイアフェイシャルがニキビ跡やクレーターに良いと聞いたけど本当?」「どのような効果があって、施術は何回必要なの?」「ヴェルベットスキンと何が違うの?」など疑問を持つ人は、多いのではないでしょうか。
ヴァンパイアフェイシャルとは、人の体に備わった組織の修復力を利用し、肌質を改善させる治療です。しかし、ダウンタイムの過ごし方やデメリットなど、注意したいポイントもあります。そこで今回は、ヴァンパイアフェイシャルの効果やダウンタイム、他の肌治療との違いなどを詳しく解説します。
信州大学医学部卒業。
慶應義塾大学医学部整形外科学教室医員、稲城市立病院整形外科医長歴任後の2004年、東京都目黒区に「洗足整形・形成外科」開院。
総面積270㎡超の広々とした施設で、医師ほか、理学療法士、鍼灸マッサージ師、柔道整復師らがホスピタリティにあふれた治療を提供している。
■資格・所属学会
日本整形外科学会専門医、日本医師会認定産業医、日本レーザー医学会認定医、日本抗加齢医学会認定医。
日本股関節学会、日本人工関節学会、日本ペインクリニック学会の各会員。
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1.ヴァンパイアフェイシャルとは?PRP療法とダーマペンを組み合わせた新しい美肌治療
1) ヴァンパイアフェイシャルとは?
ヴァンパイアフェイシャルとは「ダーマペン」と「PRP皮膚再生療法」の2つの治療方法を組み合わせることで、肌質を改善させる施術です。
ダーマペンはペン型の機械の先端に細い針が剣山のようについています。おそれが上下動することで、肌に穴をあけて創傷治癒効果を狙います。
また、針に伝った成分が肌の中に届けられ効果を発揮します。
使える成分としては、PRPや成長因子、コウジ酸などがあります。
PRP皮膚再生療法とは、ご自身の血小板を利用し、組織の修復力を高めるための治療法です。
血小板には、傷口を塞ぎ、出血を止める働きがあります。
これを活用することで、組織の再生力や自然治癒力を高めます。
自分自身の血液を使用するため、アレルギー反応などの副作用が少ない施術です。
ダーマペンもPRP皮膚再生療法も単独でも効果がありますが、ヴァンパイアフェイシャルでは、それを組み合わせることでより高い効果を狙う施術です。
具体的には、自分の血液から作られたPRPを、ダーマペンで穴を開けた肌に浸透させます。
そのため、肌が本来持っている自然治癒力が高まり、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といった美肌成分が単独の場合以上に増えることが期待できます。
つまり、ヴァンパイアフェイシャルでは、2つの施術の良さが相まってより高い美肌効果が期待できるのです。
<ヴァンパイアフェイシャルの基本情報>
施術料金:全顔1回で7~12万円ほどが相場です。 施術時間:30分~1時間程度です。 ダウンタイム:約3日~1週間 多くのクリニックでは洗顔は当日から可能とされています。 比較的副作用が小さいため、ダウンタイムの短い肌治療を検討している人におすすめです。 |
<参考記事>
PRP注射とは?美容効果や施術費用、ダウンタイムなど徹底解説
2)ダーマペンとは?
「ダーマペン」とは、細い針で肌表面に沢山の小さな穴を開けて傷を作り、その傷を治す過程で美肌にしていく治療です。肌表面に小さな穴を開けることで、自然治癒力が働き、真皮の線維芽細胞が活性化し、ハリに大切なコラーゲンやエラスチン、潤いをもたらすヒアルロン酸などが新たに作り出されていきます。
その結果、しわなど肌老化のサインや顔のくすみなど肌悩みが解消し、肌にハリやツヤが戻ったり、肌をなめらかにする効果が期待できます。
ダーマペンによって増える真皮の成分について簡単に解説します。
これらはいずれもエイジングによって減っていきますが、ダーマペンなどで増やすことで内側かのアンチエイジングが可能になります。
- コラーゲン
膠原線維と呼ばれる肌を支えて弾力の源となるたんぱく質です。
真皮の約70%を占め、肌にハリや弾力をもたらします。
- エラスチン
弾性線維と呼ばれる肌の弾力の源となるたんぱく質です。
真皮の数%しかありませんが、コラーゲンを支えるはたらきがあります。
コラーゲンと同じくハリと弾力に大切な成分です。
- ヒアルロン酸
優れた保水力を持つ成分である糖とたんぱく質が組み合わさった成分です。
肌の水分を保持し潤いを保つので、乾燥肌の予防や改善に効果を発揮します。
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3) PRP皮膚再生療法とは
PRP皮膚再生療法とは、血小板を高濃度に凝縮し、活性化させた成分「PRP」を使った治療のことです。
PRPとは日本語では多血小板血漿(たけっしょうばんけっしょう)のことです。
PRPには、血液の中にある血小板を多く含んでいる血漿の事ですが、傷から流れ出る血液を止め、成長因子を作り出す働きがあります。
この血小板からでる成長因子により、傷が元に戻り、怪我をする前の綺麗な状態に戻る事ができるのです。
つまり、PRPに含まれる成長因子には細胞の成長を促す働きがあるのです。そのため、シワやたるみを改善させる効果が期待できるのです。
そんなPRPに含まれている成長因子には、次のような成分があります。
- FGF
組織を修復し、コラーゲンやヒアルロン酸を作る働き
- EGF
皮膚や粘膜などの細胞の成長を促し、傷を治す働き
- PDGF
細胞の増殖や、新しい血管を作ったり元通りにしたりする働き
- VEGT
血管の内側の細胞を増やしたり、作ったりする働き
- TGF-β
皮膚や粘膜、血管の内側の細胞を増やしたり、作ったりする働き
2.ヴァンパイアフェイシャルはこんな人におすすめ
ヴァンパイアフェイシャルがおすすめなのは、下記に当てはまる人です。
- 小じわやしわが気になる
- たるみ、ほうれい線が気になる
- ニキビ跡やクレーターを改善したい
- 毛穴の開きを改善したい
- 肌全体を若返らせたい、肌質を改善させたい
- 肌のハリ、弾力が欲しい
- 目の下のくま、くすみが気になる
ヴァンパイアフェイシャルは、上記のあらゆる悩みをケアできる施術です。
3.他の注入治療との違い
しわの治療法には、ヴァンパイアフェイシャル以外に「ヒアルロン酸注射」や「ボトックス注射」などが挙げられますが、それぞれしわを改善する仕組みが異なります。
例えば、ヒアルロン酸注射は、肌の内側に充填剤を入れることで、しわを改善させるのに対し、ボトックスは筋肉を緩めることで、しわを目立ちにくくします。このようにアプローチ方法が異なるため、自分の症状に合った施術を選択する必要があります。
1)ヒアルロン酸
ヒアルロン酸注射とは、ヒアルロン皮膚充填剤を肌へ注入することで、内側からふっくらと持ち上げて、しわを目立ちにくくさせる治療法です。部位によって施術時間は異なりますが、1ヶ所につき5〜10分前後で終わります。個人差はあるものの、治療後のダウンタイムはほとんどなく、持続時間は通常6〜12ヶ月程度です。
また、ヒアルロン酸にはいくつか種類があり、基本的にヒアルロン酸の粒子が大きい成分は吸収されにくいため長持ちし、粒子の小さい成分は早く吸収されます。
なお、仕上りは医師の技術力に依存する部分が大きく、十分な技術を持たない医師が注入すると希望のデザインにならない可能性があります。特に注入量の調整が難しい、浅いしわや皮膚の薄い部分に打つと、不自然に膨らむなど、治療に失敗してしまうケースも。ダウンタイムが終わっても、不自然な腫れや膨らみが消えない場合は、すぐに医師に相談しましょう。
<参考記事>
ヒアルロン酸注射の肌への効果・持続期間はいつまで?ボトックスとの違いも解説!
2)ボトックス
ボトックスとは、ボツリヌス毒素から抽出された、たんぱく質の成分を加工した薬剤です。ボトックスは、薬剤を注入することで筋肉をゆるめ、しわを目立たなくさせる治療法をいいます。
ボトックス注射もヒアルロン酸と同様、1ヶ所につき5〜10分程度で施術は終了します。個人差はありますが、ダウンタイムはほとんどなく、持続期間は6ヶ月程度です。
<参考記事>
4.ヴァンパイアフェイシャルの効果・メリット
ヴァンパイアフェイシャルの効果・メリットは下記の5つです。
- ニキビ跡、クレーターの改善
- しわやひらき毛穴の改善
- 副作用が出にくい
- 効果の持続期間が長い
- 顔の広範囲に効果が期待できる
上記のような肌悩みを同時に治療できるのが、ヴァンパイアフェイシャルです。副作用もほとんど見られず、持続期間が長いことから高い人気があります。ここからは、ヴァンパイアフェイシャルの効果・メリットを詳しく解説します。
1)ニキビ跡・クレーターを改善できる
ダーマペン単体でもニキビ跡やクレーターを治療できますが、自分の血小板から作られたPRPを組み合わせると、より効果的です。ダーマペンによって自然治癒力を高め、PRPによって成長因子を肌の深い層に浸透させるため、ニキビ跡やクレーターの改善に高い効果を期待できます。
特に、傷跡やいちご鼻、目の下のくまに効果的です。ただし、肝斑がある場合は、症状を悪化させる危険性があるため、ヴァンパイアフェイシャルを禁止しているクリニックもあります。
<ニキビ跡>
2)しわやひらき毛穴を改善できる
古い角質を剥がし、新しい皮膚の再生を促すため、しわやひらき毛穴にも効果が期待できます。ダーマペンによって肌に小さな無数の穴を開け、自然に元の状態に戻っていく過程でコラーゲンやエラスチンが生成されます。よって小じわやたるみ、ほうれい線などを改善させる効果も見込めるのです。
<開き毛穴>
3)副作用が出にくい
ヴァンパイアフェイシャルの副作用には、赤みや出血などがあります。しかし、自分の血小板を使用する治療法なので、アレルギーの心配や副作用は少ないとされています。細い針で肌に小さな穴を開けて、薬剤を浸透させるので、肌への負担も少なく施術を受けることができます。
4)効果が持続しやすい
ヴァンパイアフェイシャルには、効果が持続しやすいというメリットもあります。例えば、ヒアルロン酸は注入後、徐々に体内に吸収され、3〜6ヶ月ほどで効果が減少します。
一方でヴァンパイアフェイシャルの持続期間は、約6ヶ月~1年ほどです。血小板が持つ成長因子を利用し、コラーゲンの生成や肌の再生機能・自然治癒力の向上を促すので、長期間にわたって効果を実感しやすいとされています。
5)顔の広範囲への効果が期待できる
ヴァンパイアフェイシャルは、ダーマペンで開けた小さな穴に、血小板を浸透させることで肌の自然治癒力・再生能力の向上を期待する治療です。基本的に全顔が施術範囲となるため、広範囲にできたニキビ跡やクレーターなどを治療するのに向いています。
5.効果はいつから出る?効果期間は?
施術の効果はどのくらいから実感できるのでしょうか。ここではヴァンパイアフェイシャルの効果が実感できる期間について解説します。
1)即効性はない。1ヶ月程度様子を見る
ヴァンパイアフェイシャルは、体に備わった自然治癒力を利用した施術なので、ゆっくりと効果が現れます。個人差はあるものの、効果を実感できるまで1週間〜数ヶ月ほどかかります。施術直後は「効果ない」と感じる場合もありますが、まずは1ヶ月程度様子を見ましょう。1回の施術でも効果を実感する人はいますが、深いクレーターなど治療内容によっては、3〜6回以上行わないと効果を感じないケースもあります。
2)効果期間は1年程度
ヴァンパイアフェイシャルの持続期間は、個人差があるものの約1年程度です。自然治癒力で、ゆっくりと肌の状態を改善させるため長期間にわたり効果を実感することができます。その人の持つ自然治癒力によって肌質を改善させるので、繰り返し治療を行えば、より長くアンチエイジング効果を持続させることも可能です。
6.ヴァンパイアフェイシャルの施術回数・頻度は?
ヴァンパイアフェイシャルの施術回数と施術頻度の目安を紹介します。
1)回数:2〜3回。深いクレーターは3~6回が目安
ヴァンパイアフェイシャルは、一般的には2〜3回目で効果を感じる人が多いとされています。ただし深いクレーター治療の場合は、複数回の施術が必要です。また即効性はなく、コラーゲンが生成されてから肌がゆっくりと再生していくため、長期にわたって効果が持続しやすいです。
2)頻度:肌のターンオーバーに合わせて
ヴァンパイアフェイシャルは、肌のターンオーバーの周期に合わせて治療を行います。具体的には、約1カ月の間隔で治療する場合が多いです。ただし、ターンオーバーの速度には個人差があるため、施術の間隔については医師と相談の上で治療を進めていきましょう。
<参考記事>
7.ヴァンパイアフェイシャルのデメリット・副作用
ヴァンパイアフェイシャルはメリットが多い反面、下記のデメリットもあります。
- 赤みなどのダウンタイムが約1週間ある
- 痛みがある
- 施術を受けられない人もいる
以上のヴァンパイアフェイシャルのデメリット・副作用について、詳しく説明します。
1)ダウンタイムが3日~1週間程度ある
ヴァンパイアフェイシャルは、ダウンタイムが3日~1週間程度あります。
これは施術で使うダーマペンの針の深さによって変わります。針を深く刺す程、ダウンタイムは長引きます。
症状としては、赤みや内出血、皮むけ、痒みなどが起こる可能性があります。
針の長さ | ダウンタイムの目安 |
0.2mm~ | 2日ほど |
0.8mm~ | 2~3日ほど |
1.4mm~ | 4~5日ほど |
2)痛みがある
ヴァンパイアフェイシャルは小さな穴を無数に開けていくため、個人差はあるものの痛みを感じる人が多いです。しかし、基本的には施術前に麻酔クリームを塗り、痛みを抑えて治療を進めるので、それほど不安になる必要はないでしょう。それでも痛みを感じる場合には、医師と相談して穴を開ける深さを変更しましょう。
3)金属アレルギーだと施術を受けられない
ヴァンパイアフェイシャルは、ダーマペンの針によってアレルギーが出る可能性があるため、金属アレルギーの人は施術ができません。さらに下記に当てはまる人は、施術を受けられない場合があります。
- 妊娠中・授乳中の人
- ケロイド体質の人
- 心臓病・脳梗塞を患ったことがある人
- 血液を固まりにくくする薬を服用中の人
- 肝臓疾患がある人
上記に当てはまるか判断ができない場合は、事前に医師と相談しましょう。
8.施術の流れ
1)診察&カウンセリング
施術の前に医師の診察を受けるともにカウンセリングを行います。
ここで、期待することや不安なことや既往歴などについて話しましょう。
施術内容や金額に納得すれば、同意書に署名します。
2)洗顔
施術前にクレンジングや洗顔でメイクや汚れ、不要な油分を落とします。
3)麻酔
シール状の麻酔のシールを目の下に貼ります。(目の下を治療しない場合は、麻酔シールを貼りません。)
また、麻酔クリームを顔全体に塗りますが、必要に応じて、麻酔クリームの上にラップを巻きます。
その後、麻酔が効くまで、数十分間横になって待ちます。
4)注射
採血するために注射針を刺します。
注射針は細いものを使用してゆっくり刺すので、痛みは大きくありません。
5)採血
血液から血小板を採取するために、血液を採取します。
採血した血液を遠心分離ができる特殊な医療機器に入れて、血液から血小板のみを採取します。
6)PRPの作成
まず、PRP皮膚再生療法の遠心分離ができる医療機器に採血した血液を入れます。
分離した後、血液を取り出します。
遠心分離により、血液成分が赤血球層、ゲルセパレータ層、血漿層に分けられます。
赤血球は血液の成分の中で重いので、下側の層に行き、血小板は軽いので上の層に集まります。
シリンジから血漿層のみを抽出します。
この血漿層には、血小板が集まっているため、濃度の濃い血小板が生成できるのです。
7)塗布
気になる個所を中心に、顔全体に血漿を塗布します。
8)ダーマペンで顔全体にPRPを注入
ダーマペンで真皮まで皮膚に細かい穴を空けながら、PRPを注入します。
9)シートマスクで美容成分導入
美容に良いとされている成分が入っているシートマスクで顔をカバーします。
10)クールダウン&アフターケア
お肌を保冷剤で冷やしてクールダウンします。
その後、塗り薬を塗布して施術が終了します。
9.ダウンタイム中に気をつけるべきこと
ヴァンパイアフェイシャルの施術後は入浴・サウナ・激しい運動・過度の飲酒・メイクを避け、保湿ケアや紫外線対策など、アフターケアをしっかり行いましょう。次にダウンタイムの期間に気をつけるべき4つのことを、それぞれ詳しく解説します。
1)当日の入浴をしない
施術当日は入浴を避けましょう。血流が良くなると、腫れや赤み、むくみが悪化する可能性があります。シャワーや洗顔は当日から可能ですが、施術中に塗布した薬剤をしっかり浸透させるためにも、施術後6時間は水洗いを含めた洗顔は控えるのがおすすめです。
2)当日はメイクできない
ヴァンパイアフェイシャルの施術当日は、メイクができません。施術直後は肌に穴が開いたままの状態のため、メイクをしてしまうと化粧品の成分が入り込み、トラブルを起こす危険性があります。そのためメイクは翌日から行いましょう。万が一、翌日以降にも赤みが続いた場合は、保湿クリームを念入りに塗って、薄づきのファンデーションを使用するのがおすすめです。
3)紫外線対策をする
ダウンタイム期間中に過度に紫外線を浴びてしまうと、色素沈着の原因になります。痒みが出る場合もあるため、注意が必要です。外出する際は日焼け止めクリームを塗り、帽子を被るなど日光を避けた服装で出かけましょう。
4)激しい運動は避ける
ヴァンパイアフェイシャルのダウンタイム期間中は、激しい運動も禁止です。血流を促すような入浴・ランニング・飲酒は血液の循環が良くなってしまうため、赤みや痒みの原因になります。
10.ヴァンパイアフェイシャルのよくある質問
ここではヴァンパイアフェイシャルについて、よくある質問をまとめました。施術を検討している人は参考にしてください。
Q1 どれくらい腫れますか?
個人差はありますが、ヴァンパイアフェイシャルの施術後の腫れは2〜3日がピークで、約1週間程度で徐々に収まります。また、おでこや目の周りは特に腫れが目立つことがあります。メイクは翌日から可能なので、メイクやマスク、眼鏡などで腫れがバレないよう工夫すると良いでしょう。
このダウンタイム中の腫れは、肌の自然治癒力を活性させ、コラーゲン等の肌組織が再生されているサインです。
Q2 PRP皮膚再生療法はしこりができると聞きました
PRP皮膚再生療法は、高い再生効果を発揮する治療法です。注入量が適量よりも多い場合など作用が強すぎると、予想以上に組織の再生が起こり、しこりになる可能性もあります。注入量の適量は人によって異なり、肌質の差が影響するケースもあるので、医師による適切な判断が重要になります。
Q3 施術後は冷やしたほうがいいですか?
施術直後のほてりが強いときは、冷やすことをおすすめします。保冷材をタオルに包んで冷やすと良いでしょう。ただし、冷やしすぎには注意してください。
Q4 ヴェルベットスキンとどう違うのですか?
ヴェルベットスキンは「ダーマペン」と「マッサージピール」を組み合わせた施術です。一方、ヴァンパイアフェイシャルは「ダーマペン」と「PRP」を組み合わせて治療します。どちらもダーマペンを使用した治療法で、毛穴・ニキビ跡・クレーター・しわ・ハリなど肌質改善に効果が見込めます。
ヴェルベットスキンの方が、ヴァンパイアフェイシャルよりも1回で効果を感じやすいとされています。ただし、その分ダウンタイムが長くなるため、症状や自分のライフスタイルに合せてどちらか選択すると良いでしょう。
Q5 施術したことはばれないですか?
施術したことは、あまり人にばれる施術ではありません。
なぜなら、ヴァンパイアフェイシャルは、1週間から数か月とじっくり時間をかけて、自分の細胞を活性化する治療であるため、施術後に不自然な変化が現れにくいからです。
11.まとめ
ヴァンパイアフェイシャルとはどんな施術か、他の治療法との違い、効果やメリット、効果発現までの時間や持続時間、施術の流れなどを幅広くいご紹介しました。
いかがだったでしょうか。
ヴァンパイアフェイシャルとは、ダーマペンとPRP皮膚再生療法の2つの治療方法を組み合わせることで、人の体に備わった組織の修復力を利用し、肌質を改善させる治療です。
美容マニアの間では人気の高い施術の1つですが、ダウンタイムがありますし、デメリット、注意したいポイントもあります。
ヴァンパイアフェイシャルを受けようと考えておられる方は、ぜひ、効果やメリットだけでなくデメリットも知っておいていただきたいと思います。
この記事が、ヴァンパイアフェイシャルに興味がある方や施術を検討している方のお役に立てば幸いです。
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