ハイフ(HIFU)とは?効果・特徴・安全性から機種まで大公開!

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ハイフ(HIFU)とは、「High Intensity Focused Ultrasound」の頭文字取った略称で、日本語では「高密度焦点式超音波」のことです。皮下組織・SMAS筋膜層に超音波を一点に集中して照射し、肌のたるみ改善する治療法です。この記事では、ハイフの効果・特徴・安全性から機種、症例までを幅広くご紹介します。
この記事の監修医師
医療法人 広島ステーションクリニック 理事長 MILKY CLOUD Well-being Center センター長  石田清隆先生

院長石田清隆 先生

肝臓学の専門医で、広島ステーションクリニック理事長。

長年、基幹病院の一線でウイルス性肝炎、肝細胞がんの診療を行い、ウイルス性肝炎の経口剤治療、肝細胞がんのラジオ波焼灼療法やカテーテル治療の経験が多数ある。

現在は、画像診断、栄養解析データをベースに脂肪肝、糖尿病などの生活習慣病に対して徹底的な栄養、運動指導を行い、薬に頼らない治療を目指している。

2023年1月にアンチエイジングセンター「Milky Cloud Well-being Center」を開設。

著書に「人生を好転させる2‐week鉄活」(幻冬舎)がある。広島ステーションクリニック(https://hs-clinic.jp/)。

目次

1.ハイフ(HIFU)とは?だれにおすすめ?

ハイフは超音波を利用したたるみ治療です。高密度の超音波を気になる部位に集中照射し、顔のたるみを引き締め、リフトアップやボディの痩身などの美容効果が期待できます。

エネルギーを照射するいろいろな医療機器がありますが、ハイフは唯一、皮膚の奥深くにある脂肪と筋肉の間にある「SMAS層」と呼ばれるたるみの原因の筋膜層に熱ダメージを与える施術です。

深部に収束させた超音波のエネルギー熱によって、筋肉を縮ませ、肌を引き締めます。その後、周辺の組織が修復しようとコラーゲンが再生・増殖し、リフトアップ効果を促すメカニズムです。

こうした医学的に解明されているメカニズムのハイフは、今やたるみ治療の人気施術です。

 

ハイフの到達深度と効果

一方、「効果はいつからいつまで続くの?」「デメリットや副作用はないの?」といったことも気になるところです。

しかし、最近では、リスクを抑えた最新機器が開発され、照射方法も工夫されているため、リスクは小さくなりつつあります。

もちろん、ハイフを受けるには、症例数が豊富で実績の多い美容クリニックを選ぶことがおすすめです。

 

1)ハイフは誰におすすめ?

ハイフは次のような方におすすめです。

  • フェイスラインのたるみを改善したい
  • ほうれい線が気になる
  • 脂肪を引き締め小顔になりたい
  • 肌質を改善したい
  • 二重アゴが気になる
  • お腹の皮下組織を引き締めて痩身したい
  • できるだけダウンタイムなく施術を受けたい
  • メスを使わないたるみ治療を受けたい

2)ハイフの料金相場は?

医療ハイフの料金は、自由診療(保険適用外)の施術になるため、かなり幅があります。

なぜならハイフの機種、照射部位、照射ショット数、クリニックの方針で料金が大きく変わるからです。

また、術後のアフターケアなどが含まれているかどうかによっても施術料金は変わってきます。

安い場合は、3万円程度のケースもあります。

一方、高い場合は1回で数十万円になるクリニックもあります。

料金相場としては、3万〜8万円程度です。

 

2.ハイフのメリット

ハイフのメリットは主に次の3つです。

1)治療時間が短い

ハイフのメリットとして、たるみ治療としては治療時間が短いことです。ハイフはどの施術に関しても30分〜1時間程度となっており、忙しい方でも気軽に施術を受けられます。また、基本的には一度の施術につき1回の通院で完結する点も、治療が受けやすい要因として挙げられます。

 

2)メスを使わないので施術の傷が残らない

ハイフはメスを使用せず、肌への侵襲が少ない施術であるため、施術の傷跡が残ることはありません。ハイフは、肌の深部組織にアプローチすることで効果をもたらします。そのため、切開をともなう施術と比較すると施術後の回復期間も短く、施術直後からメイクも行えます。

 

3)肌への負担が少なくダウンタイムも小さい

ハイフは、肌への負担が少なくダウンタイムが小さい点がメリットです。というのも、ハイフのマシンには肌表面を保護するための冷却システムが搭載されているため、施術中でも肌への負担が最小限に抑えられるのです。さらに、施術後の肌の痛みや腫れも少なく、メイクも直後から行えるため、忙しいスケジュールの中でも受けやすい点が魅力です。

 

3.顔やボディに対するハイフの効果について

ハイフはどのような効果が期待できるのでしょうか。ここでは、次の効果について解説します。

  • 小顔効果
  • 目元の効果
  • たるみに対するリフトアップ効果
  • ほうれい線への効果
  • ボディの痩身効果

 ハイフの効果のメカニズム

<提供> サカイクリニック62

ハイフの効果について、詳しく見ていきましょう。

 

1)小顔効果

ハイフには小顔効果があります。肌を支える筋膜に対するアプローチが可能で、肌の引き締めによる小顔効果が期待できるのです。

 

たとえば二重あごをすっきりさせ、顔の輪郭を小顔に近づけることも可能です。

理論的には、ハイフの熱で二重顎の原因である脂肪を引き締め、小顔に見えるようになります。

 

<参考記事>

小顔になりたい!目指すべき基準と顔痩せの治療法12選 

 

2)目元の効果

ハイフは、機種によっては目元のたるみやクマが気になる場合にも使えるカートリッジがあります。

まぶたのたるみで、目を開きにくい場合に有効で、開きづらい状態からぱっちりまぶたへと導けます。ハイフには、ウルタイトという機種など目の際まで照射が可能なものがあり、メスを入れたときにおこる内出血などのダウンタイムがない点も魅力です。

 

3)たるみに対するリフトアップ効果

ハイフはたるみに対するリフトアップ効果も期待できます。ハイフを照射した部分では、コラーゲンが増えて皮膚全体が引き締まるのです。

リフトアップ効果は、顎下や頬のたるみに高い効果が期待できます。

 

<参考記事>

顔のたるみに一番効果がある治療法!種類・タイプ別おすすめは?

たるみ治療におすすめの施術はどれ?種類や特徴を比較して解説!

 

4)ほうれい線への効果

ハイフはほうれい線にも効果が期待できます。なぜなら、ほうれい線の原因は、顔のたるみやコラーゲンの減少だからです。さらにハイフを顔に照射すると、真皮層から筋膜層にかけての組織が収縮。2つのリフトアップ効果で、ほうれい線が改善されます。またコラーゲンが生成されると、肌自体が弾力を取り戻す点もポイントです。

 

<参考記事>

ほうれい線を解消したい!効果的な美容医療と自分でできる対策

 

5)ハイフの部分痩せや痩身効果について

ハイフには部分痩せや痩身の効果もあります。ハイフは熱エネルギーにより、肌の深層にアプローチして脂肪細胞を破壊します。

ピンポイントで脂肪が減るため、二の腕やお腹周りなどの部分痩せが期待できるのです。一般のダイエットでは、部分痩せが難しいといわれているため、ハイフならではの効果です。

 

4.ハイフの効果は何日後?いつまで持続する?

ハイフは施術を受けて、約1カ月後から徐々に効果が現れ、半年くらい持続するといわれています。ここでは、施術直後から3カ月目以降までのハイフの経過を解説します。

 

1)施術直後

ハイフの施術直後は、個人差はありますが、引き締め効果を実感できることがあります。

ただし、これはハイフの効果の一部です。本来の効果は、施術後、1ヶ月以降に発揮します。

 

2)1カ月~3カ月

ハイフを受けたあとは、1カ月~3カ月かけてコラーゲンが増産されます。コラーゲン増加にともなうリフトアップ効果により、肌のハリが出てくることを実感できるでしょう。効果を実感できる時期には個人差もありますが、1~3カ月が効果を実感する目安になると考えられます。

 

<参考記事>

コラーゲンのエイジングケアとアンチエイジングの効果と役割

 

3)3カ月以降

3カ月から半年でハイフの効果はピークに達します。その後、半年以降は徐々に効果が減少。3カ月~半年後の間に、再びハイフを受けると効果を持続できます。

 

<参考記事>

HIFU(ハイフ)の効果はいつからいつまで?持続期間と施術頻度を解説

 

5.ハイフは効果がない?副作用は?

ハイフにはデメリットもあります。たとえば効果を実感できなかったり、副作用などが現れたりするのです。ここでは、次のデメリットについて説明します。

 

  • ハイフの効果を実感できない
  • 痛みを感じる
  • 肌が乾燥して紫外線の影響を受けやすくなる
  • ケガのリスクがある
  • 施術を受けられないことがある

 

デメリットへの対策もお伝えしますので、参考にしてください。

 

1)ハイフの効果を実感できない

次の場合は、ハイフの効果を実感できないことがあるため注意してください。

 

  • ポイントに対して正確に照射できていない
  • ショット数やエネルギー出力が適切でない
  • ダウンタイム中に続けて施術を受けている
  • 治療回数が少ない
  • たるみがないのに施術した
  • もともと脂肪が少ない

 

ハイフの効果を実感するためには、熟練の施術者から受けることが大切です。クリニックに在籍するスタッフや医師の経歴をホームページで確認したり、Googleマップの口コミを確認したりするとよいでしょう。

 

また、ハイフの効果を持続させるためには、定期的に施術を受ける必要があります。施術計画を確認して、施術に臨みましょう。

 

2)痛みを感じる

ハイフを受けると、皮膚の奥がチクチクして熱感があります。そのほかにも、ハイフによる痛みには、次の特徴もあります。

 

  • 骨に響くような痛み
  • 皮膚の薄い箇所が痛みを感じやすい

 

痛みを抑えた治療器も多いのですが、刺激に対する感受性は人それぞれ。痛みを感じやすい場合は、刺激に耐えられないかもしれません。施術時の痛みがつらい場合はスタッフに伝えて、エネルギー出力の調整や麻酔で対応してもらいましょう。

 

3)肌が乾燥して紫外線の影響を受けやすくなる

ハイフを受けると肌が乾燥します。なぜなら、ハイフが発する照射熱の影響で、肌の水分量が一時的に減るからです。肌が乾燥すると、紫外線の影響を受けやすくなるため注意しましょう。施術後は保湿を徹底して、UVケアも行うようにしてください。

 

4)ケガのリスクがある

ハイフを受けると、腫れることがあります。とくに脂肪が多い箇所は腫れやすいのですが、腫れは1週間くらいで引きます。また、次のような事故事例が報告されているため注意してください。

 

  • 熱エネルギーの出力が高すぎて火傷をした
  • 照射する箇所を間違えて神経損傷が起きた

 

ハイフは正しい施術が行われないと、火傷や神経損傷のリスクがあります。安全管理を徹底したクリニックで施術を受けることが大切です。施術中に強い痛みが出たり、異常な熱感があったりする場合は、我慢をせずに必ずスタッフに伝えるようにしましょう。

 

5)施術を受けられないことがある

ハイフは、場合によっては施術を受けられないことがあります。一般的にハイフは、アトピーやケロイド体質の方、肌にトラブルが起きている方、日焼け直後または日焼けする予定がある方、妊娠中や授乳中の方、金属糸やプレート、ペースメーカーを使用している方、そして特定疾患のある方などは受けられません。

 

また、施術前には医師による健康状態や皮膚の状態のチェックがあり、施術できないと判断される場合もあります。少しでも不安なことがあれば、施術前に医師に相談しましょう。

 

<参考記事>

HIFU(ハイフ)の失敗やデメリットは?顔への影響や副作用を解説!

 

6.ハイフの体験と症例紹介

ナールス美容医療アカデミーの編集部スタッフや協力スタッフは、何度もハイフの施術を受けています。

また、ハイフシャワーも体験しています。

ここでは、ナールス美容医療アカデミー編集長が体験した3種のハイフについて効果や痛み、感想をご紹介します。

 

1)ウルトラフォーマーMPT

編集長がハイフを体験する様子

2022年に9月に初めてのハイフの施術を受けました。ウルトラフォーマーMPTという最新機器による施術です。

かなり痛みがあると聞いていましたが、麻酔なしでも十分耐えられる程度でした。

おでこや顎付近は、肌の奥にズキンという鈍痛を感じましたが、それ以外は痛みというほどではありませんでした。

効果に関しては、施術後すぐにはよくわかりませんでした。

しかし、1カ月経過後くらいからフェイスラインが少し細くなり、引き締まった実感があります。

その後、効果は持続しました。

ウルトラフォーマーMPT

<参考記事>

男性の美容医療!体験済みのおすすめ&やってみたい施術一挙公開

 

2)第3世代タイタン

私の2度目のハイフ体験は、大阪心斎橋の品川美容外科の第3世代タイタンというマシンです。

2023年の春、初回のハイフから約半年後でした。

第3世代タイタンは、従来のハイフマシンより痛みを大幅に軽減しながらも、高い効果が期待できる新しい医療ハイフ機器です。

品川美容外科以外ではあまりお目にかかれませんが、全顔660ショットで、税込29800円というリーズナブルな価格です。

痛みに関しては、ウルトラフォーマーMPTよりは少し痛い感じがしましたが、耐えられないものではありませんでした。

効果は、大きな変化ありませんが、フェイスラインは引き締まりました。

 

<参考記事>

品川美容外科のハイフ治療の口コミ・評判?料金やメリット・デメリットも紹介

品川美容外科でハイフ体験!口コミや効果を検証レビュー!

 

3)Newダブロ

私の3度目のハイフは、名古屋のまゆりなクリニック名古屋栄です。

2023年秋にNewダブロというマシンよる施術を受けました。

Newダブロは、ウルトラフォーマーMPTや第3世代タイタンよりも痛みが小さく、不快感はほとんどありませんでした。

効果は、ほかの2つのハイフと大きな差を感じるほどではありませんが、フェイスラインはシャープになったと感じました。

 

<参考動画>

【医師が一押し】たるみには「New ダブロ」!めぐみさんもおすすめのハイフとRF(高周波)を1台で実現する夢の機器

 

<参考記事>

TCBでハイフ体験!口コミや効果を検証レビュー!

湘南美容外科でハイフ体験!口コミや効果を検証レビュー!

ハイフシャワーを30代女性がフローラクリニックで体験!効果は?

 

7.ハイフの機器の種類の特徴

ハイフの費用はクリニックごとに異なりますし、機種や照射部位、ショット数などでも違います。

ハイフのショット数とは、超音波を照射する回数です。

中には、おでこや目の周りなどのピンポイントの施術でも数万円がかかり、顔全体になるとさらに多くの費用が必要なクリニックもあります。クリニックにより料金が大きく異なるため、事前に相場を確認しましょう。

ここではハイフの機種別の特徴と料金相場をご紹介します。

 

1)ウルセラリフト

ウルセラリフトは、2004年に米国ウルセラ社が開発した高密度焦点超音波を用いたマシンです。ウルセラリフトは、肌の深部組織であるSMAS筋膜に熱を集中的に送りコラーゲンの生成を促し、しわやたるみなどのリフトアップ効果のほか、肌をぎゅっと引き締める効果などが期待できます。マシンには、超音波で肌の内部を見られる「超音波画像診断機能」が搭載されているため、照射する組織を確認しながら、効率よく安全に施術を行えるという特徴があります。

 

2012年には、首とあご下のたるみ治療の効果があるとしてFDAに承認されるなど、その効果は医療研究機関でも認められています。さらに、ウルセラリフトは低侵襲かつ、マシンに肌表面を保護する冷却システムが搭載されているためダウンタイムが少なく、利用しやすいため「気軽に受けられる即効性のある施術」といえるでしょう。

 

デメリットとしては、1回の施術で完全な効果は期待しにくいという点にあります。効果には個人差があり、満足できるまでには複数回施術を受けなければいけない場合もあります。

 

ウルセラリフトの1回あたりの施術の料金は20万円〜70万円と高額です。

 

<ウルセラリフト導入クリニック>

  • 湘南美容クリニック
  • 東京美容皮膚科クリニック
  • 高須クリニック

 

<参考記事>

ウルセラリフトとは?効果や料金、デメリットについて解説

 

2)ウルトラセルQ+

ウルトラセルQ+は、韓国Jeisys社が開発した高密度焦点式超音波を使用したマシンです。ウルトラセルQ+には、FUS・GFR・SRRと呼ばれる3種類の方法があります。FUSはハイフを使用し、皮膚の深い層に熱を加えたるみやしわを改善させるもの、GFRはRF(ラジオ波)と呼ばれ、ハイフより浅めの皮膚に熱を加え肌を収縮させてハリを出すもの、SRRはRFを用いてGFRよりさらに皮膚表面に近い層に熱を加えることで肌にハリを与えるものです。それぞれ照射する肌の部位によって効果が異なる点が特徴です。また、顎や額などは痛みをともなう場合もあります。

 

ウルトラセルQ+の1回あたりの施術の料金は8万円〜20万円です。

 

<ウルトラセルQ+導入クリニック>

  • 湘南美容クリニック
  • サカイクリニック62
  • 東京美容外科

 

ウルトラセルQ+

<提供>サカイクリニック62(渋谷区道玄坂) 

 

ウルトラセルQ+リニア(ハイフリニア)

ウルトラセルQ+リニアは、ウルトラセルQ+の一つで、脂肪除去に特化した新型リニアです。線状照射のできるヘッドとなっており、脂肪細胞の多いフェイスラインのたるみや二重顎などに効果が期待できます。

 

ウルトラセルQ+リニアとウルトラセルQ+の大きな違いは、照射時間にあります。ウルトラセルQ+リニアはウルトラセルQ+の約半分の照射時間のため、スピーディに施術を受けられます。また、熱温度は58度とほかのハイフよりも低めの温度となっているため、痛みが少ない点がメリットです。一般的には全顔ではなく、脂肪細胞の多い部位のみに照射するタイプなので、顔全体に赤みが出るなどの心配もありません。

 

ウルトラセルQ+リニア照射の1回あたりの施術の料金は5万円〜8万円です。

リニア照射のメカニズム

<提供> サカイクリニック62(渋谷区道玄坂)

 

<ウルトラセルQ+リニア導入クリニック>

  • サカイクリニック62
  • 湘南美容クリニック
  • 東京美容外科

 

3)ウルトラフォーマー3

ウルトラフォーマー3は、韓国CLASSYS社が開発した真皮から皮下組織、筋膜(SMAS)に点状に無数の熱作用を加え、たるみを引き締めてリフトアップが期待できるマシンです。カートリッジを使い分けることで、3層の深さにアプローチでき、それぞれ得られる効果も異なります。

 

1.5mmのカートリッジを使えば、細かいしわの改善やコラーゲン生成によるリフトアップ効果が期待でき、目尻のしわや開いた毛穴などに利用されます。3mmのカートリッジは、タイトニングや脂肪溶解などの効果が期待でき、ほうれい線やフェイスラインなどに利用されます。4.5mmのカートリッジでは、深いしわの改善や脂肪溶解、二重顎の改善などが期待でき、3mmと同じくほうれい線やフェイスラインなどに利用されます。

 

ウルトラフォーマー3の1回あたりの施術の料金は8万円〜20万円です。

 

<ウルトラフォーマー3導入クリニック>

  • フローラクリニック
  • つくば・土浦鶴町皮膚科クリニック
  • 広島ステーションクリニックミルキークラウド

ウルトラフォーマー3

<提供>フローラクリニック(東京都豊島区東池袋)

 

<ハイフ治療のビフォー・アフター>

ハイフの症例(ビフォーアフター)

<提供>フローラクリニック(東京都豊島区東池袋)

 

治療内容:医療用ハイフ

治療期間・回数:1回

料金:20,000円(税込み)(頬)

リスク・副作用:熱感・一時的にお肌の感覚が鈍る・軽度の痛み・痒み・かさぶた・色素沈着・発赤・乾燥感がでる場合があります

体質により長引く場合もありますが、時間経過とともに消失します。

 

<参考動画>

たるみの名医が選んだ効果の高いハイフはこれ!

 

4)ウルトラフォーマーMPT

ウルトラフォーマーMPTは、高密度焦点式超音波を使用したマシンの一つです。顔や首のしわやたるみに効果が期待できます。ウルトラフォーマーMPTはウルトラフォーマー3と同じく、2mm、3mm、4.5mmという複数のカートリッジがあり、真皮から皮下組織、筋膜(SMAS)にアプローチできます。

 

ウルトラフォーマー3との違いは、照射の方式です。ウルトラフォーマー3は点で照射するドット方式ですが、ウルトラフォーマーMPTはドットだけではなく線で照射するライン方式もあります。ドットとラインで効果が大きく変わることはありませんが、ラインのほうがよりスピーディで痛みも感じにくくなります。

 

ウルトラフォーマーMPTの1回あたりの施術の料金は8万円〜20万円です。

 

<ウルトラフォーマーMPT導入クリニック>

  • ゼティス ビューティークリニック
  • ウェルエイジングクリニック南青山
  • 洗足整形・形成外科

 

5)ダブロ

ダブロは、韓国のHIRONIC社が開発した高密度焦点式超音波を使用したマシンの一つです。SMAS筋(筋膜)にはたらきかけるため、しわやたるみへの効果が期待できます。ダブロの大きな特徴は、より肌に均一に照射できるという点。均一性を高めることで肌への痛みが感じにくくなるため、痛みに弱い方にも利用しやすいマシンです。また、出力パワーを0.2〜2.0ジュールの間で0.05ジュールずつ細かく設定できるため、部位ごとにパワー出力を変更できます。

 

ダブロの1回あたりの施術の料金は4万円〜20万円です。

 

<ダブロ導入クリニック>

  • 品川美容外科
  • 共立美容外科
  • 松倉クリニック表参道

 

6)ダブロゴールド

ダブロゴールドは、高密度焦点式超音波を使用したマシンの一つです。従来式のダブロと比べ、たるみ改善やハリ感への効果がアップし、照射スピードが上がった新型の機種です。従来式と同じく、高密度の超音波を広く安定的に均一に当てられるため、痛みが少ない点が特徴です。

 

ダブロゴールドの1回あたりの施術の料金は4万円〜20万円です。

 

<ダブロゴールド導入クリニック>

  • 品川美容外科
  • 松倉クリニック表参道
  • APスキンクリニック

 

7)NEWダブロ

NEWダブロは、高密度焦点式超音波を使用したマシンの一つです。従来式のダブロからシナジードットシステムが搭載された新型の機種となっています。NEWダブロでは、MFU(マイクロフォーカス超音波)とRF(高周波)を組み合わせ、皮膚の深い層と浅い層への高範囲に、より均等に照射することが可能となりました。

 

NEWダブロの1回あたりの施術の料金は4万円〜20万円です。

 

<Newダブロ導入クリニック>

  • まゆりなクリニック名古屋栄
  • 広尾プライム皮膚科
  • かがみはら形成外科クリニック

 Newダブロ

<提供> まゆりなクリニック名古屋栄

 

<ハイフ治療のビフォー・アフター>

【施術内容】HIFU(頬)、ヒアルロン酸注入(ほうれい線)

【治療回数】1回

【リスク】HIFU:施術中に皮膚に軽度の熱さを感じる程度。施術後3日程度は、軽度の筋肉痛のような痛みが続く場合もあります。

ヒアルロン酸注入:痛みはありません。副作用はほとんどありませんが、使用する薬剤によるアレルギーがごくまれにあります。

【料金】HIFU:頬+顎下

初回¥42,000(税込)

1回¥55,000(税込)

3回¥123,000(税込)

5回¥176,000(税込)

ヒアルロン酸注入:1本目¥58,000(税込)

2本目¥55,000(税込)

3本目¥52,000(税込)

他部位に注入する場合は、1部位¥22,000(税込)

<提供> まゆりなクリニック名古屋栄

 

8)ソノクイーン

ソノクイーンは、韓国Newpong社が開発した高密度焦点式超音波を使用したマシンの一つです。大きな特徴は、狙った範囲に正確にエネルギーを届けられるという点です。そのため、従来の機器では難しかった眉下や目元のたるみやしわ、口元のしわやほうれい線などの皮膚が薄い部分にも照射できます。さらに、ピンポイントに照射することで痛みも感じにくく、痛みに弱い方にも利用しやすい施術です。

 

ソノクイーンの1回あたりの施術の料金は2万円〜8万円です。

 

<ソノクイーン導入クリニック>

  • 品川美容外科
  • 東京美容外科
  • TAクリニック

品川美容外科
美容整形

東京美容外科
サイトトップ

TAクリニック
TAクリニック

<参考記事>

ソノクイーンの効果やメリットと他のハイフとの違い

 

9)ユーティムスA3

ユーティムスA3は、高密度焦点式超音波を使用したマシンの一つです。ほかのハイフとの違いは、センターレスハイフという機能を搭載している点です。センターレスハイフによって、皮膚表面が受ける過剰な熱負担を解消し、やけどや痛みが起こりにくい仕組みとなっています。また、熱エネルギーの集束点が安定しており、効果も発揮しやすい点もメリットとして挙げられます。

 

ユーティムスA3は、深度1.5mm、3.0mm、4.5mmの3段階での調整が可能で、1.5mmで真皮に、3.0mmで皮下組織に、4.5mmでSMAS(筋膜)にアプローチできます。

 

ユーティムスA3の1回あたりの施術の料金は3万円〜10万円です。

 

<ユーティムスA3導入クリニック>

  • ゼティス ビューティークリニック

 

10)コントレックス

コントレックスも、韓国で開発された高密度焦点式超音波を使用したマシンの一つです。(会社名は不明)1.5mm〜4.5mmの4種類のヘッドがあり、皮下脂肪の厚みに応じた照射が可能です。また、ピンポイントに照射されるためエネルギーが分散されることなく、気になる箇所にしっかりと当たるのがメリットとして挙げられます。カートリッジを変えることで皮下の浅い部分と深い部分の両方に照射でき、たるみやリフトアップだけでなく、表面のコラーゲン生成も促します。ただし、ウルセラなどのほかのハイフと比較すると、照射のパワーが弱く、効果を感じるまでに時間がかかる場合もあります。

 

コントレックスの1回あたりの施術の料金は6万円〜8万円です。

 

<コントレックス導入クリニック>

  • アネシス美容クリニック

 

11)第3世代タイタン

第3世代タイタンは、高密度焦点式超音波を使用したマシンの一つです。1.5mm〜4.5mmの4種類のヘッドがあり、皮下脂肪の厚みに応じた照射ができます。第3世代タイタンの特徴として、照射スピードが早い点が挙げられます。1.5秒で1ショットと速いスピードで照射できるため、たとえば頬(360ショット)は10分程度で照射できます。ソノクイーンやダブロとの違いは、点状照射によって広範囲にアプローチできる点です。

 

第3世代タイタンの1回あたりの施術の料金は2万円〜3万円です。

 

<第3世代タイタン導入クリニック>

  • 品川美容外科

 

美容整形

 

12)ウルタイト

ウルタイトは、とてもコンパクトな機器です。

お肌に接触するカートリッジも小さくなり、肌から浮きづらいため、火傷のリスクが小さく

疼痛もより小さいです。

また、目周りや目の際まで照射が可能です。

 

ウルタイトの1回あたりの施術の料金は3万円〜6万円です。

 

<ウルタイト導入クリニック>

  • サカイクリニック62
  • 肌クリニック大宮
  • ミルディス皮膚科

 

<参考記事>

ハイフ(HIFU)の種類とおすすめは?機種別の特徴・効果・痛みの違い!

 

8.ハイフの施術の流れ

ハイフの施術の流れは、以下のとおりとなっています。それぞれの項目を詳しくみていきましょう。

 

1)受診予約

オンラインや電話などでクリニックの予約をとります。

 

2)カウンセリング&診察

カウンセラーや医師によるカウンセリングを受けた後、医師による診察を受けます。肌に異常がないか、問題なくハイフを受けられるかを確認します。

 

3)洗顔

ハイフの前には洗顔をし、肌の表面についた汚れや化粧などをしっかり落とします。

 

4)施術

施術は部位やマシンによりますが、一般的には30分〜1時間程度かかります。

 

5)施術後

部位やマシンによりますが、数日〜数週間で効果が現れてきます。継続的にハイフを受けることで効果を感じやすくなります。継続して利用する場合には、医師が推奨する間隔をしっかりあけてから施術を受けるようにしましょう。

 

9.ハイフに関するよくある質問

Q1.ハイフ(HIFU)治療は何歳から受けられる?

ハイフ治療は、幅広い年齢層で受けられますが、美容クリニックでは18歳未満の未成年の契約には親権者の同意が必要です。

基本的にはハイフは、たるみが出始める30代やたるみが気になる40代~50代の方におすすめです。

 

Q2.ハイフはショット数が多いほど効果はありますか?

ハイフは、ショット数が多ければ多いほど広範囲の治療が可能です。

個人差はありますが、ショット数が多いほどより効果を実感できる可能性が高くなります。

 

Q3.ハイフシャワーとは何ですか?

ハイフシャワーとは、ウルトラフォーマー3またはウルトラフォーマーMPTという機器で1.5mm/2.0mm用ハンドピースを用いて、真皮層にアプローチする施術です。

SMAS層までをターゲットにする通常のハイフよりもソフトな治療で、真皮層の衰えによるたるみに加えて、肌の引き締め肌質の改善、毛穴の引き締めなどにも効果が期待できます。

また、肌に対する負担が少なく、ダウンタイムもなく当日からメイクが可能です。

 

<参考記事>

ハイフシャワーとは?たるみへの効果やハイフとの違いも解説

ハイフシャワーを30代女性がフローラクリニックで体験!効果は?

 

Q4.3Dハイフとは何ですか?

3Dハイフとは、面照射を行えるハイフのことを指します。ハイフは機器によって、3D、4D、9D、12Dなど複数の種類がありますが、これはマシンの先端部分の違いで分けられています。「D」は「ドット」を指し、超音波を照射する点のことです。2Dは線照射、3Dは面照射、4Dは曲面照射が行えます。

 

3Dハイフの場合、1ショットずつ照射し、1つの面で2、3分かけて連続照射を行います。広範囲を均一に照射できるため、2Dに比べると当てムラができにくいのがメリットです。ただし、照射する部位が曲線になっていると、照射面が肌から浮き、それによって痛みを感じることがあります。ちなみに、9D、12Dのハイフも実質は3Dと同じです。3Dより列を増やしたものとなっており、3Dよりも打ち漏れが少ない点がメリットです。

 

品川美容外科で受けることが可能です。

美容整形

 

Q5.ハイフが向かない人は?

ハイフは、次のような方にはおすすめできません。

 

  • 皮膚がたるんでいない
  • 顔の脂肪が少ない
  • たるみが進行し過ぎている

 

Q6.エステのハイフと医療用ハイフはどう違いますか?

ハイフの施術はクリニックだけでなく、エステサロンでも受けられます。ただし、まったく同じ施術を受けられるわけではなく、エステのハイフと医療用のハイフは効果やエレルギーなど、さまざまな点で違いがあります。具体的には以下の4点です。

 

  1. 出力エネルギー・効果
    エステサロンが提供するエステハイフは、医療従事者ではないスタッフでも利用できるように出力を落としたマシンを使います。そのため、痛みは少ないですが効果も低く、肌への効果を実感するためには短い間隔で施術を受ける必要があります。コストパフォーマンスが低く、トータルコストを比べると医療ハイフよりも高額になることもあります。
  2. 施術回数
    医療ハイフはおよそ3カ月〜半年に1回の頻度で受けることが推奨されていますが、エステハイフは月に1〜2回程度と短い間隔で施術を受けなければ同じ効果は感じにくいでしょう。そのため、忙しい方にとっては受けにくい施術ともいえます。
  3. 安全性
    エステのハイフは、医療用ハイフとは異なり、医師の管理下で受けられるわけではありません。エステによっては、経験の浅い未経験者が施術を行っているケースもあります。そのため、赤みや腫れ、むくみなどの副作用やトラブルが起こる可能性も高まります。
  4. 価格
    エステのハイフは、医療ハイフよりは安価で受けやすい施術といえます。ただし、効果が弱いため頻度をあげて施術を受けなければならず、1回あたりのコストはエステのハイフが安い場合も、トータルコストは医療ハイフのほうが安い場合もあります。

 

Q7.ハイフとサーマクールはどう違いますか?

ハイフとサーマクールはエネルギーや効果などに違いがありますが、一言で伝えると、サーマクールは顔全体を引き締めたい方、ハイフはフェイスラインの特に下半分を引き上げたい方におすすめの施術です。

 

ハイフは、皮下組織や筋膜に高密度の超音波エネルギーを照射し、コラーゲンを生成することで肌にアプローチする施術です。主にしわやたるみ、ほうれい線に効果をもたらします。

 

一方サーマクールとは、高周波のエネルギーを肌の真皮から皮下組織に照射することで、しわやたるみを改善する施術です。ラジオ波の熱を与えることで肌内部に軽いやけどを起こし、即時的に引き締め効果を発揮し、肌が修復される過程でコラーゲンの生成が促進され、リフトアップ効果も期待できます。

 

<参考記事>

HIFU(ハイフ)とサーマクールの違い!たるみにおすすめは?

 

Q8.頬がこけた場合、ハイフをやめて元に戻りますか?

ハイフでは、照射した箇所は脂肪が減ってしまっています。そのため、頬がコケると戻らないことが多いです。

 

Q9.ハイフ後にしたらダメなことって何ですか?

ハイフ施術直後から1週間程度は、マッサージや血行を促進するような行為は控えましょう。また、紫外線を浴びて日焼けをしたり、湿度の低い場所で過ごすなどで肌が乾燥することも避けましょう。

 

Q10.ハイフをやりすぎるとダメですか?

ハイフを頻繁にやりすぎたり、もともと顔の脂肪が少ない人が行うと、顔がこけて見えることがあります。

ハイフの回数や間隔は、美容クリニックで医師に相談して決めましょう。

 

10.まとめ

ハイフの効果・特徴・安全性から機種、症例まで幅広くご紹介しました。

ハイフには、顔のリフトアップ効果や小顔効果、痩身効果があります。

引き締め効果は比較的早くから現れます。一方、リフトアップ効果は、1カ月後くらいから現れて半年ほど持続します。

効果がある反面、施術には痛みを感じる場合や、肌の乾燥、ケガのリスクなどがあります。

そのため、副作用やデメリットを理解したうえで、安全管理を徹底したクリニックで、ハイフを受けましょう。

この記事がハイフに興味のある方、施術を検討している方のお役に立てば幸いです。

 

<謝辞>

今回、本記事のご監修をいただきましたミルキークラウドセンター長石田清隆先生に感謝申し上げます。

また、症例や機器の写真などのデータ提供をいただきました下記クリニックに感謝申し上げます。

 

サカイクリニック62
フローラクリニック
まゆりなクリニック名古屋栄

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