ウーバーピールは毛穴の悩みやシミなどの改善が期待できる施術です。マンデル酸やナイアシンミド、ヒアルロン酸などを含むダーマペンの専用薬剤「ウーバープロ」を使います。この記事では、ウーバーピールの効果や持続期間、メリット、副作用、デメリット、マッサージピールなどとの違いについて解説。
日本美容外科学会、日本内科学会所属 順天堂大学卒業。
大学病院、市民病院に勤務後、大手美容クリニックにて美容外科・美容皮膚科の経験を積む。
現在は東京都新宿区 ALMOND CLINIC院長として美容医療・再生医療に携わる傍ら、
医療に関する記事の監修も多数行っている。
1.ウーバーピールとは?
<ウーバーピール=ダーマペン+ウーバープロ>
ウーバーピールとは、毛穴の開きや詰まり、ニキビ、シミ、肝斑などの肌トラブルに効果があるダーマペンを使うピーリングです。
微小な針で肌に穴を開けて自己再生で肌質を改善する施術であるダーマペン専用の薬剤「UBER PRO(ウーバープロ)」が専用薬剤として開発されました。
複数の成分が配合されており、ダーマペンの直後に塗布することで美容成分がより浸透します。
<ウーバーピールはダーマペンによる施術>
ドラッグストアでスキンケア商品を試したり、病院でもらった塗り薬を使用してみたりしても、治ったり再発したりの繰り返し。レーザー治療はなんとなく怖いし…。
そんな時におすすめなのが、「ウーバーピール」という治療法です。
高い治療効果があり、皮膚のダメージを抑えることが可能なため、短いダウンタイムで肌へのダメージを抑えて肌悩みを改善してくれます。
ウーバーピールは、次のような方に向いています。
- 毛穴の黒ずみ・詰まりや開きが気になる
- ニキビやニキビ痕の赤みを改善したい
- シミやソバカスなど色素沈着が気になる
- 小じわが気になる
- くすみを改善して肌の透明感を取り戻したい
この記事では、ウーバーピールの効果や持続期間、メリットやデメリットなどについて解説しています。また、マッサージピールやヴェルベットスキンなどよく似た治療法との違いについても解説します。
毛穴やニキビ、肌荒れを治す治療方法で探している方はぜひ最後まで読んでみてください。
<監修医からのメッセージ>
美容医療の進化には目覚ましいものがあります。
さまざま機器や薬剤の開発、再生医療など新しい治療法がどんどん登場しています。
ウーバーピールもそんな新しい治療法の1つです。
マイクロニードルセラピーとして人気のダーマペン4を使ってウーバープロという11種もの美肌成分を肌に浸透させるオールインワンのピーリングです。
ウーバープロには、美白、抗酸化、角質剥離、殺菌などさまざまな作用を発揮する成分がブレンドされているため、1回の治療でシミやニキビ、毛穴の開き、小じわなどさまざまな肌悩みにアプローチできる点が大きなメリットです。
しかも、ダウンタイム期間もそれほど長くなく、重篤な副作用がない点もメリットです。
一方、施術後2~3日は、赤みや腫れを生じる場合があったり、アレルギーや疾患などで施術が受けられない、施術後2週間は「トレチノイン」や「ハイドロキノン」配合のスキンケアアイテムを使えないなどのデメリットもあります。
ウーバーピールを試したい方は、施術前にメリットとデメリットの両方を理解しておくことが大切です。
もし、不明点や不安な点があれば、美容クリニックでカウンセリングを受けて相談しましょう。
2.ウーバーピールは10種以上の美容成分をダーマペンで浸透させる
ウーバーピール専用薬剤「ウーバープロ」には、最も配合濃度の高いマンデル酸をはじめヒアルロン酸やナイアシンアミドなど10種類以上が組み合わされています。
これら1つ1つの美容成分のはたらきによって、肌悩みの改善に効果を発揮します。
ここで大きな意味をもつのはダーマペンを使うことです。
ダーマペンでウーバープロを浸透させることでより高い美肌効果を発揮します。
また、ダーマペンそのものによる肌再生効果も期待できます。
ここでは、ウーバープロの成分とダーマペンについて解説します。
1)ウーバープロの主な美容成分
マンデル酸
酸の一種で古くなった角質を取り除いて肌のターンオーバーを促進します。
ほかに抗炎症作用もあります。
配合率25%
<参考記事>
乳酸
酸の一種で角質を柔らかくし、有効成分の浸透力を高めるはたらきがあります。
配合率5%
レゾルシノール
高い抗酸化作用と美白作用があります。
また、殺菌作用や角質剥離作用もあります。
配合率5%
ヒアルロン酸
保水作用により肌の潤いやハリをアップさせるはたきがあります。
配合率5%
<参考記事>
ナイアシンアミド
メラニンの生成を抑えて美白作用を発揮します。
また、コラーゲンを増やしてシワを改善します。
さらに、セラミドを増やしてバリア機能の低下を防ぎます。
配合率5%
<参考記事>
アルブチン
美白作用がありシミを改善します。
配合率5%
ピルビン酸
ニキビを改善するはたらきがあります。
配合率2%
コウジ酸
美白作用がありシミを改善します。
配合率2%
銅ペプチド
創傷治癒作用や皮膚修復作用があります。
配合率1%
レチナールデヒド
強力な抗酸化成分で肌老化を防ぎます。
また、肌の弾力をもたらします。
配合率0.1%
フェルラ酸(0.1%)
アンチエイジング作用、美白作用
配合率0.1%
2)ダーマペンとは
ダーマペンとは、髪の毛より細い針で肌に穴を開け、自然治癒力を高める美容治療機です。毛穴の開きやニキビ跡、クレーター、色素沈着などの改善に効果を発揮します。
米国のFDA(米国食品医薬品局)の承認を得ている安全性と効果が確認されている機器です。
ダーマペンは挿入する針の深さを微調整できます。ウーバープロとの併用時は0.2~0.5mmに設定することで、皮膚の浅い層に対してのアプローチが可能です。
そのため、ウーバーピールは痛みや内出血が少なく、治療後の赤みなどのダウンタイムが少ないのも特徴です。
ダーマペンは進化を続け、今では最新型のダーマペン4が登場しています。
ダーマペン4は、従来機種に比べ、スピード、針の軸の安定性など、優れた特性があります。
そのため、皮膚への負担や痛みを軽減しつつ、短時間で高い効果を発揮します。
<参考記事>
3.ウーバーピールの主な4つの効果
ウーバーピールを塗布することによって期待できるのは以下のような効果です。
- 角質ケアで毛穴が目立たなくなる
- 抗菌作用でニキビ改善
- 美白効果でシミ・ソバカスを目立たなくする
- 肌にハリを与えてしわやたるみを改善する
それぞれ詳しく解説していきましょう。
1)角質ケアで毛穴が目立たなくなる
ウーバーピールの施術によって毛穴の黒ずみが改善し、目立たなくなるといった効果が期待できます。
バリア機能が乱れると過剰な皮脂分泌によって毛穴に皮脂がたまり、黒ずみの原因になります。また、ターンオーバーの周期が遅れると、古い角質が肌に溜まり、毛穴に黒ずみが溜まったり、角栓ができやすくなってしまいます。
ウーバーピールの施術を受けることで古い角質を溶かし、肌のターンオーバー(肌の生まれ変わり)を促すはたらきがあります。
その結果、毛穴が黒ずみや開きが目立ちにくくなります。
<毛穴>
<参考記事>
毛穴の開き・黒ずみ・たるみの治療!費用と美容クリニックの選び方
角栓の除去はダメ!?鼻の毛穴に詰まる原因と正しいエイジングケア
2)抗菌作用でニキビ改善
ウーバーピールはニキビの改善が期待できる施術です。
特に赤みがかったニキビはアクネ菌が皮脂を栄養源にして過剰に増殖し、炎症が起きている状態なので、抗菌作用をもつマンデル酸が有効に作用します。
マンデル酸が多く配合されているウーバーピールを塗布することで、炎症を抑えることが可能となり、ニキビの改善に期待ができるのです。
また、マンデル酸の抗炎症作用でニキビ跡の赤みも改善に導きます。
<参考記事>
ニキビ痕の症状・原因と予防・改善の対策と美容医療|エイジングケア化粧品ナールス
3)美白効果でシミ・ソバカスを目立たなくする
ウーバーピールに配合されているコウジ酸や乳酸の働きにより、シミやソバカスの改善が期待できます。
シミやソバカスの正体はメラニンです。メラニンは紫外線を浴びることで、過剰に生成されます。健やかな肌なら、メラニンはターンオーバーで細胞とともにはがれ落ちますが、その量が多すぎたり、何らかの原因によりターンオーバーが乱れると滞留し、色素沈着が起こってしまうのです。
コウジ酸やアルブチンには、シミやソバカスの原因となるメラニンを生成する酵素(チロシナーゼ)を抑える働きがあります。
ウーバーピールにはコウジ酸やアルブチン配合されているため、シミやソバカスの改善が期待できるのです。
<参考記事>
4)小じわを改善してハリ・ツヤをもたらす
ウーバーピールは、小じわの改善が期待できます。
皮膚の表面に塗るタイプの美容液などには、優れた保水力により肌の水分を閉じ込めるためには役立ちますが、あくまで肌の表面だけを覆うもの。潤いを演出するためのものなので、肌質の改善に繋がっているかというとそうではありません。
その点ウーバーピールは、併用して使用するダーマペンが空けた皮膚の細かな穴にヒアルロン酸が入り込んで浸透するため、肌質の改善に役立ち、小じわの改善が期待できるのです
また、肌のハリやツヤが出る効果も発揮します。
<参考記事>
4.ウーバーピールの効果はいつから?持続期間や施術回数は?
1)ウーバーピールの効果発現と持続期間
個人差があったり、肌状態、肌悩みでウーバーピールの効果発現のタイミングは異なりますが、1週間くらいから効果を実感します。
また、持続期間も同様に個人差はありますが、2週間から4週間程度です。
2)施術間隔や回数は?
施術の間隔は、効果の持続期間とリンクするため、2〜4週間に1回が基本です。
また、ウーバーピールの効果を実感するためには、おおむね3~5回の施術が必要です。
症状の改善が見られた後も、メンテナンスのために数か月に1回施術を受けるのもおすすめです。
ただし、肌の状態や治療の目的によって、おすすめの施術間隔や回数は異なります。医師と相談して最適な施術間隔、回数を決めましょう。
5.ウーバーピール施術の流れと料金
1)施術の流れ
ウーバーピールの施術は、基本的に以下の流れで行われます。
カウンセリング・診察予約
ウーバーピールが受けられるクリニックを選んで、メール、電話、Lineなど予約可能な手段でカウンセリングや診察の予約を行います。
問診
受け付けスタッフやカウンセラーから問診を受けます。
また、カウンセリングの前にメイク落としや洗顔を行います。
カウンセリング・診察
カウンセリングや診察を受けます。
医師に肌悩みや期待する効果を伝えましょう。また、ウーバーピールに関する不明点や不安な点を確認しましょう。
期待する効果や安全性の面から、他の施術を提案されることや併用治療の提案をうけることがあります。
また、肌状態や健康状態等によっては、ウーバーピールの施術が受けられないことがあります。
施術前準備(麻酔)
治療部位に麻酔クリームを塗布し、30分ほど待ちます
施術
ダーマペン4で肌に微小の穴をあけた後、ウーバーピールを顔全体に塗布します。
施術時間は、部位によって異なりますが、20分程度の短い時間です。
施術後のケア
肌を鎮静化するためにクーリングを行います。また、必要に応じてケア用クリームやフェイスマスクを使います。
カウンセリングから施術終了まで約1時間です。
特に問題がなければ帰宅できます。
2)施術後の自宅でのアフターケア
施術当日
ウーバーピールの施術後2~3日は、赤みや腫れを生じる場合があります。
施術後6時間は、洗顔やメイクができません。
施術当日は、入浴を避け、シャワーのみに留めましょう。また、激しい運動や飲酒も控えましょう。
アフターケア
施術後は、肌のバリア機能が低下し敏感な状態です。
翌日からは優しい洗顔やクレンジング、十分な保湿ケア、紫外線対策をしっかり行いましょう。
他の注意点
施術後1週間は「ディフェリンゲル」や「過酸化ベンゾイル」配合のニキビ治療薬を使用できません。また、施術後2週間は「トレチノイン」や「ハイドロキノン」配合のスキンケアアイテムの使用を控えましょう。
痛みや赤みが数日で引かなかったり、違和感がある場合は、施術を受けたクリニックの医師に相談しましょう。
3)料金
ウーバーピールは、自費診療なので美容クリニックで料金が異なります。また、常にダーマペンとセットになっていて、施術部位は施術回数でも1回あたりの料金が異なります。
さらに、初回お試し価格があったり、他の施術との組み合わせなどで料金体系が異なることがあります。
料金相場としては、1回25,000円~35,000円の間です。
ただし、部位によっては1回1万円前後で治療を受けることが可能です。
また、複数回コースの方が安く設定されているクリニックも多いので、自分のニーズに合わせてプランを選択しましょう。
ほかにはオプションでパックを利用すると、ダーマペン後の赤みや炎症の鎮静に期待ができますが、追加費用が発生します。
最終的には施術を受ける美容クリニックで確認しましょう。
6.ウーバーピールのメリット
ここではウーバーピールのメリットについて詳しく紹介していきましょう。
1)ウーバーピールは比較的痛みの少ない施術のひとつ
ウーバーピールは、低刺激性のオールインワンピーリングで、比較的痛みが少ない施術のひとつです。
ダーマペンの細い針で開ける穴は0.2〜0.5mmと浅く、深く治療するものと比較すると出血も少ないため、痛みも出にくいといえます。
同じくダーマペンを使用するヴェルベットスキンは、特有のひりひり感やほてり感を感じる方もおり、痛みに弱い人には進めにくい治療といえるでしょう。
しかし、ウーバーピールはヴェルベットスキンよりも痛みが少ない、低刺激性の表皮アプローチ型の施術なのでニキビ等で皮膚に痛みがある方でも安心して治療を受けることが可能です。
2)ウーバーピールのダウンタイムは2〜3日
ウーバーピールのメリットとして、ダウンタイムが短いことが挙げられます。個人差がありますが、通常は、2〜3日で赤みや腫れがおさまることがほとんどです。
施術後の過ごし方は、治療を受けた病院や、主治医により若干の違いはあるかもしれません。
ダウンタイムには個人差がありますので、必ず医師の指示に従い、なにか異変を感じた際にはすぐに診察を受けることをおすすめします。
3)ウーバーピールは顔全体の美白治療が可能
ウーバーピールには、マンデル酸をはじめ肌の再生に役立つ成分が多く配合されており、顔全体の美白治療や肌質改善治療に効果的です。
7.ウーバーピールのデメリットも理解しておこう
ウーバーピールのメリットについて解説しましたが、当然デメリットも存在しています。ウーバーピールのデメリットには、ウーバーピールを受けられないケースがある、針の深さによってはダウンタイムが長引くこともあるということが挙げられます。
1)ウーバーピールを受けられないケースもある
ウーバーピールのデメリットとして、アレルギーや疾患などを理由に治療が行えない場合があるということが挙げられます。
以下に該当する方は、原則として治療が受けられません。
- 妊娠中や授乳中、もしくはその可能性がある方
- 重度の糖尿病や膠原病を患っている方
- 金属アレルギーがある方
- 施術部位に単純ヘルペスなどの疾患がある方
- 施術部位に創傷や強い炎症、アトピー性皮膚炎がある方
- ケロイド体質
- 出血傾向のある方
- トレチノイン酸、過酸化ベンゾイルを使用中の方
- 日焼け後、日焼け予定のある方
その他、皮膚疾患などの既往歴がある方は、必ず事前に医師へ相談してください。
2)針の深さによっては痛みや出血でダウンタイムが長引くことも
ウーバーピールは、比較的痛みや出血が少なくダウンタイムも短い治療方法ですが、個人差もあるため、治療方法の違いによっては長引いてしまう人もいます。
ウーバーピールは0.2〜0.5mmの深さで治療を行いますが、ダーマペンの針が到達する深さは0.01mm単位で細かく調整することが可能です。症状や希望に合わせて細かく調整を行うことでより効果的な治療を行うことが出来ますが、反面、皮膚のダメージも個人によって差が生じてしまいます。
治療前に麻酔クリームを使用するため、治療中は痛みを感じることはほぼありませんが、治療後、麻酔クリームの効果が切れた後に痛みを感じる人が多いでしょう。
その際、痛みの軽減に重要なのが十分なアイシングです。オプションにあるマスクパックを使用すると、美容成分をなじませる効果の他、ダーマペン後の赤みや炎症の鎮静に役立つため、検討するのもおすすめです。
8.ウーバーピールとよく似た治療の違い
ウーバーピールをよく似たダーマペンを使う治療にダーマペンを使うヴェルベットスキンやヴァンパイアフェイシャルがあります。
また、ピーリング剤としてコラーゲンピールやミラノリピールなどがあります。
さらに、近い効果を期待する治療にフラクショナルレーザーがあります。
ここでは、ウーバーピールとそれらの施術の違いを紹介します。
1)コラーゲンピール・ミラノリピール・リバースピールとの違い
コラーゲンピール(マッサージピール)やミラノリピール、リバースピールの3つは、いずれもトリクロロ酢酸という薬剤を含み、真皮まで働きかける浸透型のピーリングです。
トリクロロ酢酸には、真皮の線維芽細胞にはたらきかけ、コラーゲンの産生を促す作用があります。
ミラノリピールは、ニキビケアのケミカルピーリングと同じ角質剥離作用もあるピーリングです。
リバースピールは、マッサージピールの成分に、肝斑に効果のある成分を追加したもので、肝斑や色素沈着の改善が可能です。
ウーバーピールとこれらの違いのポイントは、次のとおりです。
- ウーバーピールは表皮へのアプローチ、他の3つは真皮までアプローチ
- ウーバーピールには、トリクロロ酢酸は含まれない
<参考記事>
ミラノリピールは皮膚再生に優れた浸透型ピーリング!効果とリスク
2)ヴェルベットスキンとの違い
マッサージピールとダーマペンを併用して行う治療がヴェルベットスキンです。
ヴェルベットスキンも、ウーバーピールと同じく、0.2〜0.5mmの深さで治療を行います。
ウーバーピールは、主に表皮性のニキビやシミ、ソバカスの改善が期待できるのに対し、ヴェルベットスキンはコラーゲン生成によるハリ感やツヤ感を出すことが得意です。
<参考記事>
ヴェルベットスキンの効果はいつから?必要回数や持続性を徹底解説
3)ヴァンパイアフェイシャルとの違い
ダーマペン4とPRP(多血小板血漿)を組み合わせた治療がヴァンパイアフェイシャルです。
PRPにはPDGFやTGT、VEGFといった多くの成長因子が含まれており肌の再生の促進をしてくれます。
ヴァンパイアフェイシャルは線維芽細胞を活性化させて、真皮から肌再生を行う治療法です。
一方、ウーバーピールは角質剥離でターンオーバーを促進することで、表皮の代謝・再生を促す治療です。
<参考記事>
4)フラクショナルレーザーとの違い
ウーバーピールはダーマペン4による針を用いた治療ですが、フラクショナルレーザーでは熱エネルギーを用いた治療です。
フラクショナルレーザーの場合、この熱エネルギーによって真皮が収縮することで、たるみ解消やリフトアップ効果も期待できます。
しかし、熱エネルギーによって肌のダメージが大きくなるため、ダウンタイムも長くなる傾向があるのです。また、熱エネルギーによりメラニンが沈着し、色素沈着を引き起こす可能性もあります。
一方、ウーバーピールは皮膚へのダメージを最小限に抑えられる治療方法です。それぞれのメリットとデメリットをふまえながら医師と相談し、治療方法を決定することをおすすめします。
<参考記事>
フラクショナルレーザーの効果とは?期間やダウンタイムについても解説
9.ウーバーピールのよくある質問
1)Q1.ウーバーピールはセルフでできますか?
最近では、インターネットを介した医薬品の個人輸入が可能になっています。
しかし、そこから薬剤や医療機器を購入して自分で施術を行うことが危険です。
その理由は、医慮従事者でない個人はトラブルが生じたときに十分な対処ができないことと
薬剤などの品質や管理上の問題があるからです。
ウーバーピールの施術は、美容クリニックで受けましょう。
2)Q2.施術をやめると元に戻りますか?
ウーバーピールは、1回で効果を感じることもありますが、基本は3回~5回の施術が必要です。
途中で施術を中断することで、肌悩みの改善が期待ほどではないこともあります。
3)Q3.ダーマペンはニキビで炎症がある場合には、良くないと聞きましたが、ウーバーピールは、大丈夫でしょうか?
ウーバーピールは赤いニキビにも効果を発揮しますが、施術を受けるのが妥当かどうかは、診察の際の医師が肌状態を診て判断します。
4)Q4.ウーバーピールの施術後のリスクを小さくするには?
ウーバーピール施術の直後に、幹細胞培養液やプラセンタエキス、成長因子などを配合したフェイスマスクなどを使うことで、ダウンタイムを短くしたり赤みがでるのを軽減することが可能です。
また、ウーバーピール施術2日目以降もしっかりは保湿を心がけてください。
なお、 施術後12時間は洗顔、メイク、日焼け止めの使用を控えましょう。
5)Q5.ウーバーピールは背中にも施術できますか?
ウーバーピールは、背中のニキビにも施術が可能です。
背中は皮脂腺が多くニキビのリスクが高い部位です。
ウーバーピールの、ニキビの炎症を抑える効果が期待できるので、背中やお尻などのニキビにも効果的です。
10.まとめ
ウーバーピールの効果や持続期間、メリット、副作用、デメリット、料金相場などについて、幅広く解説しました。また、ヴェルベットスキンなどマッサージピールとよく似た施術との違いについても触れました。
ウーバーピールは、ダーマペンを使うことで毛穴やニキビ、シミなどの改善とともに肌質の改善を図る施術です。
比較的低刺激の薬剤「ウーバープロ」を表皮に浸透させるため痛みやダウンタイムが少ないというメリットがあります。
一方、1回の施術では効果が不十分で複数回の施術が必要であったり、施術を受けられない方もいます。
そのためウーバーピールの施術を受ける前にメリットとデメリットを理解しておくことが大切です。
この記事は、ウーバーピールに興味のある方や施術を検討している方のお役に立てば幸いです。
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