ポテンツァとは?効果やダウンタイム、費用、ダーマペンとの違い

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ポテンツァとは、マイクロニードルRF治療器。無数の細い針で肌に穴を開けた後、薬剤を塗布して皮膚の深部まで浸透させることで、毛穴やしわなどの肌悩みを改善します。この記事では、ポテンツァの効果やメリット、ダウンタイムや副作用などのデメリット、費用相場をご紹介します。
また、ダーマペンとの違いもご紹介します。

この記事の監修医師
■診療科
一般皮膚科・小児皮膚科・老年皮膚科・皮膚外科・形成外科・美容皮膚科・アレルギー科・当日手術・レーザー治療
■経歴
台湾生まれ、東京都板橋区出身。
台湾大学医学部卒業。
日本国医師免許および台湾医師免許のダブルライセンス。
東京大学医学部皮膚科助教(2017年~2019年)。
皮膚科専門医・がん治療認定医・産業医。
2020年11月、板橋区に成増駅前かわい皮膚科を開業。

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目次

1.ポテンツアの効果が気になる方へ

毛穴の開きやニキビ跡など、お肌の悩みを抱えている女性は年齢を問わず多くいます。「何とか悩みを解決したい」と思っている方も多いのではないでしょうか。悩みを解決するためにいろいろな美容皮膚科などを調べて、ポテンツァ(POTENZA)にたどり着いたという人もいるかもしれません。

 

ポテンツァとは、マイクロニードルRF(ラジオ波)治療器の一種で、ニキビ跡や小ジワ、肝斑などの改善に効果が期待できる治療法です。

ポテンツァという名前を聞いたことがあるけれど、マイクロニードルを用いた人気施術であるダーマペンとの違いや効果がわからない方も多いのではないでしょうか。

ポテンツアは、ほかのメジャーな美容医療の治療器や施術と比べると名前を聞く機会が少ないと思われます。

そこで、今回はポテンツァがどんな施術なのか、効果やメリット、副作用やダウンタイム、デメリット、値段やどのくらいの期間を開けて受けたらいいのかなどについて解説します。

2.ポテンツァとは?細い針で肌に穴を開け、薬剤を浸透させる治療

そもそも、ポテンツァとはどのような施術でしょうか。簡単にまとめると

「Jeisys社で開発されたマイクロニードルRF治療器を使った施術。無数の細い針でお肌に穴を開けた後、薬剤を塗布して皮膚の深部まで浸透させることでお肌の状態を改善していく」というものです。

針で肌に穴をあけると聞くと怖く感じるかもしれません。針は、マイクロニードルRF(外径0.25mm:32G)のとても極細な針です。

肌に穴を開けることで、創傷治癒のはたらきが強まり、肌の活性化が促されます。針で開いた穴からポテンツアを使ってラジオ波で熱エネルギーを注入します。その結果、コラーゲンの生成を促すというものになります。

 

針を刺すからといって痛みが強いのではないか?出血するのではないか?と不安になる方もいると思いますが、安全性はしっかりと確立されていますので安心して施術を受けることができます。

 

そんなポテンツァの特徴は大きく4つあります。

1)ドラッグデリバリーシステムによる薬剤注入

ポテンツァは針が抜けると同時に、空気の力を利用して薬剤を注入する「ドラッグデリバリーシステム」を採用。

施術後、速やかに多量の薬剤を肌の奥深くまで均等に届けることが可能です。

また、注入する薬剤は肌悩みに応じて選択できるので、施術をうける方に応じた治療ができます。

2)治療時の痛みを少なくする工夫がある

ポテンツァには、痛みを減らす工夫があります。

そのための機能は3つです。

  • 針の深さと量が調整可能
  • 針を刺すスピードが調整可能
  • 皮膚を吸引しながら針を刺す

 

ひとり一人の状況に合わせて、針の深さや量の調整を行うことで、痛みを少なくすることが可能です。

また、針を刺す際に皮膚を吸引して、摩擦を小さくすることで、痛みを少なくできます。

3)多彩なチップでさまざまな肌悩みに対応

ポテンツァには、さまざまなチップがあります。

チップとはポテンツァの先端に取り付ける、針がセットされた部品です。

ポテンツァに使用するチップは、治療目的によって4つに分けられます。

さらに、同じ種類のチップでも、針の量や長さに違いがあり、合計11種あります。

そのため、ひとり一人の肌悩みや症状、肌質によって最適なチップの選択が可能です。

逆に選択肢が多い分、施術者の技量で効果や副作用が異なります。

 

  • 瘢痕治療(はんこんちりょう)・しわ・リジュビネーション   2種
  • 肝斑・酒さ・毛穴                     3種
  • しわ・リジュビネーション(若返り)            3種
  • アクネ(ニキビ)                     3種

 

4)塗布できる薬剤が豊富にある

ポテンツアには、注入できる薬剤が多種あります。

主な薬剤と効果をご紹介します。

 

  1. McCoom(マックーム)

    ニキビ跡の凹み、瘢痕、すり鉢毛穴、凸凹毛穴におすすめです。

    McCoomは、ポテンツア専用に開発された粒子の細かいPLLA(ポリ乳酸)製剤です。

    体内に入ると、数ヶ月~約2年かけて水分と二酸化炭素に分解されます。皮下に注入することで、長期にわたり真皮コラーゲンの産生を促進し、凹凸のお肌を滑らかに改善します。

  2. コラーゲンブースターPCL

    肌のハリと弾力性を高め、特に目元や口元のシワの改善におすすめです

    吸収性縫合糸PCL(ポリカプロラクトン)を主成分とする、コラーゲン再生を目的とした製剤です。注入後、約1年かけて徐々に分解される間、持続的にコラーゲンを産生するため、効果が長持ちするメリットがあります。

  3. BENEV(ベネブ)

    エイジングケア全般におすすめです。

    肌の透明感が増し、滑らかで柔らかく、ハリ・弾力のあるお肌に整えます。

    お肌の細胞をつくり出すために必要なEGFやFGFなどの成長因子を多量に含んでいる製剤です。肌細胞を活性させることで、コラーゲン生成を促します。また、細胞の遺伝子の損傷を修復し、皮膚のなめらかさやハリ・弾力をアップさせます。ターンオーバーの正常化も期待できるので、しみやくすみの予防も可能です。

  4. ボトックス

    開き毛穴、ニキビ予防、小じわにおすすめです。

    皮脂の過剰分泌や発汗を抑え、ニキビの発生や毛穴の開き、黒ずみを改善します。 また表情じわを抑える効果が期待できます。

  5. スネコス

    小じわの改善や肌のキメ、つやアップにおすすめです

    非架橋ヒアルロン酸と6種類のアミノ酸を特別比率で配合したユニークな製剤です。コラーゲンやエラスチンの合成により、肌にハリを出すことで小じわを改善します。




3.ポテンツァがおすすめの方と施術の流れ

1)ポテンツアはこんな人におすすめ

ポテンツァはどんな悩みを持っている人に向いているのでしょうか。主に、次の5つのお悩みに対して特に効果的だといわれています。

 

  1. ニキビが気になる方

    ニキビやニキビ跡が気になる人にとって、ポテンツァはとても効果を発揮します。

  2. しわが気になる方

    しわなどのお肌の凹凸に対しても、お肌にコラーゲン生成を促すポテンツァは効果的です。

  3. 毛穴の開きが気になる方

    お肌を引き締め、ハリをよみがえらせることで、開いた毛穴の引き締めが期待できます。

  4. 肝斑が気になる方

    レーザー治療では、メラノサイトが刺激されてしまいしみや肝斑が濃くなってしまう危険がともないます。しかし、ポテンツァは肝斑の原因となるメラニンの産生を抑制し、かつメラノサイトを破壊しないため、肝斑が濃くなるという心配はありません。

  5. 赤ら顔が気になる方

    赤ら顔の原因は毛細血管が透けて見えることです。ポテンツァは、肌の最深部にある真皮の毛細血管に対して高周波RFで熱を与えます。その結果、不要な新生血管がつくられるのを抑えて毛細血管拡張症の改善が期待できます。

2)予約・施術の流れ

  1. カウンセリング・診察予約

    電話、メール、ラインなど各美容クリニックが用意している手段で初回のカウンセリング・診察を予約します。

  2. 初回カウンセリング・診察

    お悩みの部位や症状について医師と相談して、ポテンツアが適切かどうかを確認します。

    ポテンツァが適している場合は、効果やデメリット、ダウンタイム、副作用の説明を受けます。

    もし、向いていない場合は、ほかの施術を提案されることもあります。痛みやダウンタイムなどの説明を受けた上で、当日または後日の施術の予定を決めます。

    なお、カウンセリングで納得できなかったり、不安がある場合は、施術を受けずに帰ることも可能です。

  3. 施術の準備

    施術部位のメイクや日焼け止めなどをクレンジング料で落とします。

    痛みに弱い場合は、医師に相談しましょう。

    その場合、治療部位に麻酔クリームを塗布し、約30分間麻酔が効くまで待ちます。

  4. 施術

    塗布・照射症状に応じた薬剤をお肌に塗布後(治療によりないケースもあります)、RFを照射します。

  5. 施術後

    施術後のクーリングは不要ですが、治療後はお肌がデリケートな状態なので、触ったりこすったりしないようにしてください。

    また、施術後に痛み感じることがありますが、数時間で軽減します。

    そのほか、特に問題がない場合は、そのまま帰宅できます。

    なお、メイクは施術当日はできず、翌日からになります。

4.ポテンツァの5つの効果と2つのメリット

ポテンツァを受けることでどのような効果やメリットがあるのでしょうか。効果としては、大きく分けて5つ(毛穴の開きの改善、ニキビやニキビ跡の改善、赤ら顔の改善、しわやたるみの改善、肝斑の改善)が期待できます。

メリットとしては、2つ(ダウンタイムが短いこと、少ない施術回数で効果をしっかりと感じられること)が挙げられます。

1)いちご鼻・毛穴の開きを改善できる

まずは、いちご鼻や毛穴の開き・詰まりを改善できる効果があります。直接肌に穴を開けて薬剤を塗布・刺激を肌の最深部へ届けることでコラーゲンの生成が促進され、結果としてお肌のハリがアップする効果があります。お肌のハリが戻ることで、毛穴がキュッと引き締まって見えます。

特に、鼻の毛穴は角質が詰まって毛穴が開きやすい場所。毛穴が引き締まれば、いちご鼻の予防にもつながります。

2)ニキビ・ニキビ跡・傷跡を改善できる

ニキビやニキビ跡、傷跡のクレーターといった肌の凹凸の改善にも効果があります。ニキビ跡や傷跡が凹凸になると、自力で直すことは困難です。うっかり触ってしまい、跡が残って後悔している人もいるでしょう。

そんな人にとって、ポテンツァはとても有効な施術です。肌に開けた微細な穴から直接薬剤を浸透させることで、凹凸が改善しやすく、コラーゲンの生成でより相乗効果が見込めます。

ポテンツァは白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビのどの種類にも有効です。

3)赤ら顔を改善できる

赤ら顔の改善にも効果的です。赤ら顔についてはいくつかの要因がありますが、一番多いとされるのは、皮膚の表面が赤く浮き上がって見える「毛細血管拡張症」だといわれています。

毛細血管拡張症とは、何らかの要因で血流が悪くなり、毛細血管が広がったり、血流を確保しようとして勝手に新生血管が増生されたりすることで起こる症状です。

特に、鼻や頬の周りには毛細血管が集まっています。そのため、こうした症状が出やすいといわれています。

ポテンツァでは、肌の最深部にある真皮層にある毛細血管に高周波RFで熱を与えます。そうすることで、新生血管がつくられるのを抑制し、毛細血管拡張症を改善する効果が期待できます。

また、皮脂腺にアプローチして皮脂分泌を抑えたり、抗炎症作用もあるので、赤ら顔治療に効果的です。

4)しわ・たるみを改善できる

お肌のしわ・小じわやたるみの引き締めにも効果を発揮します。

これは、針でお肌に開けた穴から直接薬剤を注入することで、真皮を刺激してお肌の活性化が期待できるからです。

しわやたるみは、真皮層にあるエラスチン、コラーゲンなどの減少が原因です。コラーゲンやエラスチンは、若々しいハリと弾力のある肌を保つ重要な役割を担っています。

しかし、年齢を重ねると、老化や紫外線ダメージによってコラーゲンが減少します。すると肌の弾力やハリが徐々に失われ、肌表面にシワやたるみという形で影響が出現します。

ポテンツァの施術は、細い針を刺して肌の最深部、コラーゲンなどを生成している真皮に直接高周波RFで熱を送り、皮膚の創傷治癒能力を高めるという仕組みです。

真皮層にある繊維芽細胞は、熱を受けることによって活性化します。結果として、コラーゲンの生成が促進されるので、ハリ・弾力が戻ってシワやたるみの改善が期待できるのです。

また、開いた毛穴の引き締めに対しても、肌がハリを取り戻すことで効果が出やすくなります。

5)肝斑の改善

ポテンツァは肝斑の改善が期待できます。

肝斑は、女性ホルモンや紫外線の影響により、皮膚に存在する「メラノサイト」が活性化されることで生じる比較的小さいシミです。30代や40代の女性の頬に、左右対称にできることが多いのが特徴です。

ポテンツァはメラノサイトに直接アプローチすることで、メラニン産生を抑えることが可能です。

また、メラノサイトを破壊するまでの力がないため、副作用や色素沈着、再発の可能性のリスクを抑えながら肝斑を改善できます。

さらに、「白抜け」などのリスクが少ない点もメリットです。

6)ダウンタイムが短い

ダウンタイムとは、施術の後、日常のメイクなどができるようになるまでの時間のことです。ポテンツァは、ダーマペンと比較してダウンタイムが短いのもメリットのひとつです。

ポテンツァは、マイクロニードルと呼ばれる微細な針で肌に穴を開け、ラジオ波(RF)を発生させます。その際、出血を抑えるケアも同時に行いますが、熱エネルギーをお肌の最深部へ届ける関係で多少の赤みや出血が見られることがあります。

ただし、個人差がありますので、心配な人は事前に医師と相談するようにしましょう。

アフターケアは通常通り行って大丈夫ですが、ピーリングなど肌に負担がかかるものについては控えるようにします。

7)少ない回数で効果を実感しやすい

ダーマペンと比較して、少ない回数で効果を実感しやすいのもポテンツァの特徴です。ポテンツァは、ドラッグデリバリーという機能をもつ、特殊なポンピングチップで薬剤を注入します。

そのため、お肌の最深部へのアプローチがしやすく、コラーゲン生成を促しますので少ない回数でも効果を実感できるのです。

効果の持続期間や、お肌の改善具合などについては個人差があります。複数回の施術を受ける場合は、あらかじめ医師と相談のうえで施術回数や頻度を調整するようにしましょう。



5.ポテンツァのデメリット・副作用と注意点

ポテンツァにはデメリットや副作用といったリスクはあるのでしょうか。この項目では、ポテンツァの3つのデメリットと2つの注意点にについて詳しく解説します。

1)費用が高め

まず、ポテンツァのデメリットの1つ目は、ダーマペンと比較して費用が高めとなることです。ダーマペンの費用は、クリニックにもよりますが顔全体に施術を行うと、平均で25,000円前後からだといわれています。

これに対してポテンツァの費用は、顔全体の施術で50,000円以上といわれており、費用がダーマペンと比較して高くなります。

しかし、費用は高いものの、ポテンツァは充分な効果が期待できます。どちらを受けるべきか迷った場合は、クリニックで医師に相談してみましょう。

<参考記事>
ダーマペンは効果なし?毛穴やたるみにいつから効果でる?

2)痛みがある

ポテンツァのデメリット2つ目は、ダーマペンほどではないにしろ、痛みがあることです。どちらもお肌に穴を開けるということは変わりませんが、薬剤の浸透度合いが違います。

ダーマペンは、有効成分を塗布して浸透させますが、 ポテンツァは針で穴を開けた後、肌に直接薬剤を浸透させているので、肌の最深部の真皮まで浸透しやすいのです。

ポテンツァに痛みがあるといっても、施術前に表面麻酔を塗布して痛みを押さえることもできますし、針の注入の深さやスピードに関しても調整することが可能です。

事前に医師としっかり相談しながら施術を受ければ、痛みを過度に恐れる必要はないといえます。

また、効果の高さと薬剤の浸透具合から比較しても、ポテンツァは痛みに耐える価値があるといえるでしょう。

3)金属アレルギーがある場合は受けることができない

デメリットの最後は、金属アレルギーがある場合や妊娠中・授乳中はポテンツァを受けることができないことです。

金属アレルギーの場合、アレルギーを持っている金属の種類にもよりますが、針に金属を使っているためポテンツァが受けられない場合があります。

また、薬剤アレルギーを起こす可能性もありますので、事前に医師へ申し出て、医師の判断を仰ぐようにしましょう。

また、妊娠中・授乳中に関しては、体質の変化や赤ちゃんへの影響も考慮する必要がありますので、ポテンツァは受けられません。

ほかにも、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患があったり、重度の糖尿病の方などは施術を受けられません。治療中の疾患や薬剤アレルギーがある場合は正直に申告し、医師の判断を仰ぐようにしてください。

4)ヒアルロン酸注射の効果が減る

ポテンツァを受ける場合、ヒアルロン酸注射を受けたことがある方は注意が必要です。

ヒアルロン酸の注入部位にポテンツァを照射した場合、ヒアルロン酸の効果が減少する可能性があります。

<参考記事>
ヒアルロン酸注射の肌への効果・持続期間はいつまで?ボトックスとの違いも解説!

5)治療後の注意とアフターケア

当日の洗顔やシャワーは可能ですが、入浴やサウナ、激しい運動は控える必要があります。

また、翌日以降は、紫外線対策や保湿ケアをしっかり行いましょう。

6.ポテンツァの効果はいつから出る?持続期間は?

ポテンツァの施術を受けたら、すぐに効果が出てほしいと思うのではないでしょうか。ここでは、効果が施術後いつから出るのか、効果が持続する期間はどれくらいなのか、またどれくらいの回数が良いのかについて解説します。

1)毛穴の引き締めやリフトアップは施術後すぐに実感できる

毛穴の引き締めやリフトアップについては、施術後すぐに実感できる方が多いようです。効果の出方については個人差がありますが、お肌の最深部へはたらきかけるポテンツァの施術は、真皮層へ薬剤を浸透させて熱刺激を与え、コラーゲン生成を促すと同時に肌の新陳代謝であるターンオーバーも促します。

そのため、効果をしっかりわかりやすい形で感じることができるのではないでしょうか。

一方、ニキビ跡なら浅いもので3~5回、深いものなら5~10回の施術が必要になることもあります。

肌悩みや個人差によって、効果の実感までの日数や改善に必要な回数は異なります。

施術前に、医師に相談しておくことがおすすめです。

2)1~3ヶ月ほどで効果のピークを迎える

効果のピークについては、導入する薬剤の差や個人差がありますが、約1~3ヶ月で効果のピークを迎えます。お肌にはターンオーバーがあり、約28日周期です。施術回数にもよりますが、約1~3ヶ月が目安となります。効果を持続させるためには、定期的な施術も必要です。

施術回数や持続期間には個人差がありますので、改善したいお悩みや予算などに応じて医師と相談の上決めるようにしましょう。

3)ポテンツァを受ける頻度は1~2ヶ月おきが目安

ポテンツァを受ける頻度はどれくらいがいいのでしょうか。これも導入する薬剤による差や個人差があり、得たい効果や施術箇所にもよりますが、1~2ヶ月おきが目安です。

3回で1クールとしているクリニックも多く、その後の施術については何回受けたらいいのかを医師と相談しましょう。

1年で何回受ければいいのかについても、相談しながら決めていくのが一般的です。

効果をより得たいからといって頻繁に受けると、お肌にダメージが蓄積して逆効果となるので注意が必要です。



7.ポテンツァの副作用は?ダウンタイムが長いこともある?

気になるのが、ポテンツァのダウンタイムです。ダーマペンよりダウンタイムが短いですが、それでも約1週間が平均的な期間となります。まず、施術直後から赤みが出てきます。ただし、赤みは1~2日で治ることが多く、メイクで隠れる程度です。

次に、針を刺した部分にかさぶたができて肌が少しざらつくかもしれませんが、くれぐれも自分で引っ掻いたりせず、自然に剥がれ落ちるのを待ちましょう。

だいたい数日〜1週間程度で自然に剥がれ落ち、傷跡も目立ちにくいので気にすることはありません。

どうしても気になることがある場合は、速やかに施術を受けたクリニックで医師に相談してください。自己判断はせっかくの施術効果を台無しにしかねません。

 

<副作用とダウンタイムのまとめ>

治療中の痛み少しチクチクした痛み。(麻酔により痛みを軽減可能)
治療後の痛み日焼けしたときのようなヒリヒリした痛み。

1〜2日で治まることがほとんど。(長くても1週間ほどで落ち着く)

熱感施術後から徐々に落ち着く。(長くても約1週間で治まる)
赤み1〜2日で治まることが多い。(長くても約1週間で落ち着く)
腫れ施術後は強く腫れが出る。

その後、数日で徐々に治まる。

かさぶた施術後1〜3日後に針穴がかさぶたになる。

その後、6〜7日目にはきれいに剥がれ落ちる。(自分で剥がすのはNG)

色素沈着まれに色素沈着が起こる。(医師に相談して適切な治療で改善)

8.ポテンツァの費用相場はどれくらい?

ポテンツァの施術の費用相場はどれくらいでしょうか。詳しく解説していきます。

1)全顔1回あたり5万~15万

クリニックによるものの、全顔で1回あたり5万~15万とかなり高額です。ポテンツァは、微細な針(マイクロニードル)が抜けると同時に、空気を使って薬剤を均一に注入するドラッグデリバリーシステムを採用しています。

これにより、たくさんの美容薬剤を真皮層まで届けることができ、少ない回数で効果を実感しやすいのも特徴です。ただし、その分施術の値段は高額となっているのです。

2)頬や鼻などのパーツは1回あたり3万~5万

頬や鼻などのパーツを限定する場合は、1回あたり3万~5万が相場となります。赤ら顔やいちご鼻・肝斑などは頬・鼻に限定されていることが多く、部分的な施術となるためその分全顔よりも安価に受けることができます。

3)オプションによって追加料金がかかる

オプションによっては、追加料金がかかることも忘れないでください。痛みを抑えるために麻酔クリームを塗ったり、マックーム・スネコス・コラーゲンブースターといった成長因子の薬剤を注入すると、その分効果も高くなりますが、追加料金が必要です。

自分はどんな悩みを改善したいのか、しっかり見極めてオプションを付けるかどうか検討しましょう。

9.ポテンツァのよくある質問

ここでは、ポテンツァについてよくある質問について解説します。

Q1.ダーマペンとの違いは?

ポテンツァとダーマペンの違いはどこにあるのでしょうか。簡単にいうと、違いは有効成分(薬剤)の浸透方法にあります。

ポテンツァは、ダーマペンにRFが組み合わさった治療で、いわばダーマペンの進化版です。ポテンツァが針先からRFを照射して薬剤を直接注入するのに対し、ダーマペンは薬剤を塗布します。つまり、ドラッグデリバリーシステムによってしっかりお肌の最深部へ成長因子などを含む薬剤をけられるポテンツァのほうが、より高い効果を発揮するのです。

Q2.ダーマペンとどちらがいいですか?

予算や施術の頻度にもよりますが、ダーマペンよりポテンツァのほうが有効成分が浸透するのは間違いありません。理由は、ダーマペンは薬剤を塗布するのに対し、ポテンツァは肌の最深部へ薬剤を直接注入するからです。そのため、ダーマペンで効果が実感できなかった人にとっては、ポテンツァは有効な治療手段のひとつだといえるのではないでしょうか。

ただし、どちらが合うかは肌悩み、予算などで違ってくるので、カウンセリングの際に医師に相談しましょう。

Q3.痛みはどれくらいありますか?

痛みの感じ方には個人差があるため、一概にこれくらいだといい表すことはできません。痛みが怖いと感じる方や敏感な方に関しては、局所麻酔もあるので過度に恐れることはありません。しかし、高周波の熱で痛みを感じることもあるため、まったくないとはいい切れないのが現状です。

人によっては「むずむずする」「ぴりぴりする」といった表現で痛みを表現する方もいます。

心配な場合は、事前に医師としっかり相談してください。

Q4.施術時間はどれくらいですか?

施術時間は、30分~90分です。これは、施術箇所の範囲・麻酔クリームを塗布するかどうかなどによって変わってきます。

痛みを感じやすい人は、よりゆっくりとしたスピードでの照射となるため、時間がかかる傾向にあります。一方、顔の一部だけだったり、麻酔クリームが必要でない方はその分早く施術が完了すると考えてください。

11.まとめ

ポテンツァの効果やメリット、ダウンタイム・副作用などのデメリット、費用相場をご紹介しました。また、ダーマペンとの違いについてもご紹介しました。

いかがだったでしょうか。

ポテンツァとは、ラジオ波を用いたマイクロニードルRF治療器です。その特徴やメリットからは、ダーマペンの進化型治療ともいえます。

11種のチップとさまざまな薬剤を組み合わせ、直接お肌の最深部へ届けることができるので、さまざまな肌悩みに改善効果を発揮します。

しかし、ダウンタイムや副作用があったり、費用が高いといったデメリットもあります。

また、選択できる治療バリエーションが豊富な分、美容皮膚科・クリニックによって得られる効果が違う可能性もあります。だからこそ、しっかりと信頼できるクリニックや医師を見つけて施術を受けることが大切です。

この記事が、ポテンツァに興味のある方や施術を検討している方にとって、お役に立てば幸いです。

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