おでこの深いしわを消すならボトックス&ヒアルロン酸注射!他は?

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おでこ(額)の深いしわは老けた印象を与えます。多くの場合、一度できてしまうとスキンケアやエイジングケア改善できません。そのため美容医療が必要です。この記事では、おでこの深いしわを消すボトックス注射とヒアルロン酸注射の効果やメリット、デメリットをご紹介します。また、それ以外の治療方法も併せてご紹介します。

この記事の監修医師
■経歴
北海道札幌市 出身
北里大学医学部 卒業
都内大手美容皮膚科 勤務
美容皮膚科・皮膚科クリニック 院長歴任
STスキンクリニック青山 開院
■保有資格
アラガン・ジャパン株式会社認定 ボトックスビスタ®認定医
アラガン・ジャパン株式会社認定 ジュビダームビスタ®認定医

シワの原因と対策の全てがわかる!|エイジングケア化粧品のナールス
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1.おでこの深いしわを消したい方へ

しわは顔のさまざまな部位で目立ちますが、特におでこ(額)の深いしわは老けた印象を与えます。
肌の乾燥が原因の浅いしわならセルフケアで、ある程度目立たなくすることができますが、深く刻まれるようになると改善できません。
そんな深いおでこのしわを消すには、美容医療で治療を受けることが必要です。
おでこのしわの美容医療の施術は、主にボトックス注射とヒアルロン酸注射の2つです。
また、最近ではスネコス注射や水光注射、ハイフなどの施術が選択されることがあります。
この記事では、ボトックス注射とヒアルロン酸注を中心に、おでこの深いしわを治療する美容医療を一挙にご紹介します。

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<参考記事>
おでこ(額)のしわを消す!7つの原因と予防・改善のための全対策

2.おでこにしわができる主な原因3つ

おでこに深いしわができると、老けて見えたり怒っているように見えてしまう原因になります。ここでは、おでこにしわができるおもな原因を3つ紹介します。

1)加齢・紫外線による肌の老化

年齢を重ねると肌の潤いやハリを保つ働きがある真皮層の「コラーゲン」や「エラスチン」が減少し、肌の弾力が低下します。さらに、加齢によって目の周りを囲むようについている眼輪筋(がんりんきん)の筋力も弱まります。眼輪筋の筋力が低下するとまぶたの開きが悪くなり、おでこの筋肉がまぶたを持ち上げようとするため深いしわができやすくなるのです。

また、紫外線が肌の奥にある真皮層にまで到達するとコラーゲンやエラスチンなどを作り出す線維芽細胞にダメージを与えてしまい、肌が弾力を失ってしわの原因になります。おでこは汗腺が多く日焼け止めやスキンケア化粧品が落ちやすいため、顔のほかの部分より肌ダメージが残りやすい傾向があります。ダメージが蓄積してハリが減少すると重力によって垂れ、皮膚が寄ることで深いしわが定着しやすくなるのです。

2)筋肉の収縮による癖

表情の癖によって同じ場所の筋肉が何度も収縮すると、次第に横長のしわになって目立ってしまいます。
特に、以下のような方はくっきりとした深いしわが残りやすい傾向があります。

  • 一重まぶた
  • 目を見開く癖がある
  • 眉を寄せたり上げたりする癖がある
  • 驚いた時におでこにしわを寄せる癖がある
  • ストレスや疲れでしかめっ面になることが多い
  • 生まれつき目が腫れぼったい
  • 眼瞼下垂(がんけんかすい)
  • 偽眼瞼下垂(ぎがんけんかすい)

若いうちは肌に弾力があるため、表情が動いてもすぐにもとに戻ります。しかし、年齢とともに肌のハリが減少するともとに戻りにくく、表情の癖によるしわが残りやすくなってしまうのです。

長期間にわたる筋肉の収縮によっておでこに深いしわができてしまう「表情じわ」は、セルフケアだけで改善するのは難しいでしょう。

3)乾燥によるバリア機能の低下

皮膚が乾燥すると、おでこにしわができやすくなります。
肌の一番外側にある角層は水分を保つ働きのほか、乾燥やアレルギー物質などから肌を守るバリア機能も担っています。ところが肌が乾燥すると角層細胞が未熟になりバリア機能が低下します。その結果、肌の乾燥が進み、おでこにしわができてしまうのです。

おでこの皮膚が乾燥するおもな原因は以下のとおりです。

  • 保湿不足
  • 空気の乾燥
  • 紫外線・摩擦による刺激
  • 加齢による皮脂量の低下
  • 間違った洗顔による肌ダメージ
  • あぶらとり紙などによる過度な皮脂の除去

おでこは皮脂分泌が活発なため乾燥しにくい部位ですが、テカリが気になるからと過度に皮脂を取り除くと水分が奪われて乾燥し、細かいしわができやすくなります。

おでこのしわの原因が乾燥だけで浅い場合は、スキンケアやエイジングケアなどのセルフケアでも目立たなくすることが可能です。

3.おでこのしわを改善する主な治療法

真皮の衰えや表情の癖によって刻まれた深いしわはセルフケアで改善するのが難しいため、クリニックで専門的な治療を受けるのがおすすめです。

おでこのしわを改善する治療法は、おもにボトックス注射やヒアルロン酸注入の2つです。どちらもメスを使わない方法なので、手術に抵抗がある方や気軽に治療を受けてみたい人にも向いています。

1)ボトックス注射

  1. ボトックス注射とは?

    おでこのしわ治療のオーソドックスな治療は、ボトックス注射です。
    ボトックス注射とは、筋肉の収縮を抑制させる薬剤を前頭筋(ぜんとうきん)に注射することで、おでこのしわの改善が期待できる治療です。
    薬剤には、厚労省に認可されているアラガン社製「ボトックス®」と、安価な韓国製の「ボツラックス®」がありますが、成分はともにボツリヌス菌毒素(ボツリヌストキシン)です。
    これらは、毒素といっても害を与えるものではありません。

    ボトックス注射は、特に、「目を見開く」「眉を寄せたり上げたりする」といった表情の癖が原因でできるおでこのしわの改善に効果的です。
    また、おでこのしわは加齢とともに深くなりやすいため、早めに施術を受ければ「これ以上しわが深くならない予防効果」も期待できます。
    効果が出始めるのは治療後約3〜4日で、効果の持続期間は約3〜4ヶ月です。

  2. こんな人におすすめ

    • おでこの表情しわが原因で老け顔を解消したい方
    • おでこのしわにファンデーションが溜まる方
    • 年齢とともにおでこのしわが深くなってきたと感じる方
  3. メリット

    おでこのしわが気になる部分に注射するだけなので施術は5〜10分程度で終わり、ダウンタイムもほとんどありません。当日のメイクも可能なので、買い物帰りや仕事帰りに気軽に受けられるのがメリットです。

  4. 副作用とデメリット

    むくみ、腫れ、内出血がありますが、ほとんどは時間とともに治ります。
    デメリットとしては、効果の持続期間が比較的短く、定期的に施術が必要なことや表情に違和感が出る可能性があることです。
    なお、妊娠中の方や眼瞼下垂が始まっている方がボトックス注射の施術を受けるとまぶたを上げづらくなるため、打たないほうがよいとされています。

  5. 費用

    美容クリニックや使用する薬剤の種類、注入範囲によって異なりますが、おおむね28,000〜100,000円の範囲です。

2)ヒアルロン酸注入

  1. ヒアルロン酸注射とは?

    ヒアルロン酸注入とは、注射でヒアルロン酸を注入するしわを改善する治療です。おでこにできた溝を直接埋められるため、しわが目立ちにくくなるだけでなく保湿力も高まり、新たなしわの予防効果も期待できます。
    表情の癖に関係なくおでこにしわが刻まれている場合は、ボトックス注射ではなくヒアルロン酸注入が適していることがあります。また、ボトックス注射と併用治療を行われることもあります。
    ヒアルロン酸注入は即効性が高いため、治療後すぐに効果を実感しやすいのが特徴です。
    おでこのしわ治療に使うヒアルロン酸製剤としては、「ジュビダームビスタ ボリューマXC」や「ジュビダームビスタ  ボリフトXC」などがあります。

    ヒアルロン酸はもともと体内に存在する物質のため、注入後は少しずつ吸収されて約6〜24ヶ月でもとに戻ります。だから、効果の持続期間は、個人差や使うヒアルロン酸製剤の種類によって異なりますが、約6〜24ヶ月でもとに戻ります。

  2. こんな人におすすめ

    • 注入後すぐに効果を実感したい方
    • おでこの深い横じわを改善したい方
    • おでこに丸みやボリュームも欲しい方
  3. メリット

    治療時間は10~15分程度で、ダウンタイムもありません。注射のみの施術なので跡が目立ちにくく、施術後すぐにメイクも可能です。
    また、注入後も何度でも追加の再注入や希望の形に修正が可能で、気に入らなければ分解し溶かす事ができます。

  4. 副作用やデメリット

    副作用としては、内出血、腫れ・むくみ(浮腫)、痛み・違和感などがあります。
    これらは、ほとんどの場合、数日から1週間程度でなくなります。また、皮膚の薄い箇所に注入した場合、青っぽくヒアルロン酸が透けて見えてしまう「チンダル現象」という副作用がでる事があります。また、重篤な副作用として血管塞栓があげられます。仕上がりは医師の技量に左右されるので、解剖を熟知した医師のもとで施術を受けることをお勧めします。

    デメリットとしては、効果を保つ為には、定期的な注入が必要なことです。また、ヒアルロン酸が、均等に広がっていない場合凸凹になる場合があります。

  5. 価格

    美容クリニックや使用する薬剤の種類、注入量によって異なりますが、おおむね20,000〜100,000円の範囲です。




4.まだある!おでこのしわの治療法

おでこのしわの治療は、ボトックス注射とヒアルロン酸注射がメインの治療法です。
そのため、多くの美容クリニックでもこの2つが推奨されています。
しかし、それらを補ったり、満足を得ない場合にはほかの選択肢もあります。

1)スネコス注射

  1. スネコス注射とは

    スネコス注射とは、非架橋ヒアルロン酸と6種のアミノ酸を配合した注射です。コラーゲンやエラスチンの産生を促すことでおでこのしわを改善します。また、肌のボリュームアップや保湿効果も期待できます。
    施術後、約1ヵ月で肌のツヤやキメ、弾力アップの効果が現れやすいのが特徴です。効果の持続期間は1クール施術で約6ヶ月程度です。

    なお、施術直後は皮膚に少しデコボコが現れ、2〜3日間は針あとのような内出血が生じることがあります。当日はパウダーファンデーションの使用は可能ですが、リキッドタイプは感染のおそれがあるため使用できません。

  2. こんな人におすすめ

    • 加齢によるおでこの浅いしわが気になる方
    • 刻まれたしわがボトックスでもなかなか解消されない方
    • シワを改善するだけでなく、自然なハリやツヤも欲しい方

2)水光注射

  1. 水光注射とは

    水光注射とは、皮膚の真皮の浅い層へヒアルロン酸、アミノ酸、抗酸化成分などを配合した美肌効果の高い薬剤を肌にダイレクトに注入する肌質改善治療です。
    ボトックス製剤を皮膚の浅いところに広範囲に注射することも可能です。

    薬剤による効果に加え、創傷作用による肌再生、コラーゲン増生効果も期待できるため老化防止の肌ケアとして注目されている肌質改善治療です。
    肌のハリアップ、毛穴の開き、ニキビ、テカリや皮脂のベタつきなどにも効果があります。
    施術時間は10〜20分ほどで、効果の持続期間は、3〜6ヶ月ほどです。

  2. こんな人におすすめ

    おでこのしわの改善に加えて、

    • 肌の潤いが欲しい
    • 全体的なハリ感、弾力アップ
    • 小じわ、ちりめんじわを改善したい
    • くすみを解消したい
    • 肌質改善したい

3)脂肪注入

  1. 脂肪注入とは

    おでこにクリーンな脂肪を注入することで、しわを改善する施術です。脂肪に含まれる幹細胞や肌を活性化する成長因子(グロスファクター)によって、若い頃のようなハリと弾力が戻り、シワができにくいおでこに仕上がります。
    脂肪注入は脂肪が定着すればその後追加注入の必要はなく、効果も長期間持続するというメリットがあります。します。同時に肌質の改善も期待できるため、自然な仕上がりが期待できます。

    一方、次のようなデメリットがあります。

    • 脂肪採取部位にも1週間~2週間のダウンタイムがある
    • しこりができる可能性がある
    • おでこは鈍痛や腫れ、内出血がある
  2. こんな人におすすめ

    • 何度も施術を受けたくない
    • ボトックス注射やヒアルロン酸注射で満足できなかった

4) HIFU(ハイフ)

  1. HIFU(ハイフ)とは

    HIFU(ハイフ)とはHigh Intensity Focused Ultrasoundの略称で、日本語では「高密度焦点式超音波治療法」と呼びます。
    皮下組織や筋膜に超音波を照射して、熱によって肌を内部から引き締しめたり、コラーゲンの生成を促すことでたるみを改善します。
    おでこのしわに加えて、額のたるみも気になり始めた方には、HIFU(ハイフ)も選択肢になります。
    特に、上瞼が重い方や目を開ける際に額の筋力を使って補っている方は、HIFU(ハイフ)を額に照射することにより上瞼が開けやすくなります。そのため、額の筋力を使用しなくなることでシワが深くなるのを防ぐ効果が期待できます。
    なお、機器の種類がたくさんありますが、痛みは小さいタイプから比較的大きいタイプがあります。腫れやむくみなどのダウンタイムもほとんどありません。

  2. こんな人におすすめ

    • 額のしわが進行し、たるんできたと感じている方
    • おでこの皮膚を引き上げ、すっきり見せたい方
    • 瞼が重い方や目を開ける際に額の筋力を使って補っている方

5)サーマクール

  1. サーマクールとは

    サーマクールとは、高周波で額の皮膚を引き締める照射機器です。細かいしわのない、すっきりとしたおでこを実現します。即効性が高く、皮膚の引き締め効果は治療後すぐに現れます。
    額の皮膚が引き締まるのは、サーマクールの熱エネルギーが皮膚内部のコラーゲンを変性・収縮させるからです。
    また、収縮したコラーゲンが修復する過程で新しいコラーゲンの生成が促進されることで、しわの改善につながります。
    ダウンタイムはありませんが、小さな火傷や照射の痛みで十分な強さで施術できない可能性があります。

  2. こんな方におすすめ

    • 浅く、たくさんある額のしわを消したい方
    • ハリのある若々しいおでこを取り戻したい方

5.おでこのしわを目立たなくするセルフケア7選

おでこのしわを予防したり、小じわを改善するのにスキンケアやエイジングケア、またその他のセルフケアも大切です。
また、美容皮膚科や美容外科で治療を受けても、ケアを続けましょう。
ここでは、おでこのしわを少しでも目立たなくするセルフケア方法を7つ紹介します。

1)メイクで目立たなくする

おでこのしわは、リキッドファンデーションやコンシーラー、コントロールカラーを使えば目立ちにくくできます。

【おでこのしわを隠すメイク法】

  • 顔の内側から外側に向かってリキッドファンデーションを塗り、指やスポンジでフェイスラインをぼかす
  • 指でおでこのしわを開き、自分の肌よりワントーン明るいカラーのコンシーラーやコントロールカラー(ベージュやピンクタイプ)を塗り込む
  • スポンジでなじませ、余分な油分を吸収する

コンシーラーはパールが入っているものを選ぶとしわの溝が明るく見え、目立ちにくくなります。おでこのしわを隠したいからと下地やファンデーションを厚塗りすると、時間が経ったときによれてしわが際立ってしまうため、薄塗りすることが大切です。

2)シワ改善成分でスキンケア

レチノールやナイアシンアミド、ニールワンといったシワ改善の効能を持つ医薬部外品やビタミンC誘導体が配合されたスキンケア化粧品を使用すれば、小さなしわの改善が期待できます。

加齢や紫外線の刺激などによってコラーゲンが減少すると、おでこにしわができる原因になってしまいます。そのため、コラーゲンを生成する作用があるレチノールやナイアシンアミド、ビタミンC誘導体を補えば肌のハリ感を改善しやすいです。
また、しわができる原因を阻害するニールワンも有効です。

ほかにもペプチド、ヒト幹細胞培養液、ナールスゲン、ネオダーミルなどもコラーゲンを増やすはたらきがあるので、おでこのしわの予防的なケアにおすすめです。

ただし、スキンケアやエイジングケアでは深いしわを消すことはできません。

3)マッサージでしわを軽減

加齢とともにまぶたを持ち上げる筋肉の「眼瞼挙筋(がんけんきょきん)」が弱まると、おでこの前頭筋がサポートしてまぶたを開こうとします。その結果、無意識におでこでまぶたを持ち上げようとするため、おでこにしわができてしまいます。
そこで眼瞼挙筋をマッサージして鍛えることで、しわの予防につながるだけでなく「まぶたが重たい」「開けづらい」といった症状の改善も期待できます。

  1. 眼瞼挙筋を鍛えるマッサージ

    おでこにしわを寄せず正面を向き、手の平でおでこを押さえて動かないようにする
    目の奥の眼瞼挙筋を意識しながら、おでこを動かさないようにして3秒間目を見開く
    3秒間休む
    2~3を10回ほど繰り返す

    また、おでこの筋肉がかたくなると皮膚が柔軟性を失い、しわが刻まれやすくなります。以下のマッサージでおでこ、頭頂部、後頭部を一緒にほぐすことでしわの改善が期待できます。

  2. おでこの筋肉をやわらかくするマッサージ

    おでこに指の腹をグッと押し込み、奥の筋肉を動かすように小刻みに動かして生え際から眉上までをほぐす
    髪の生え際から後頭部にかけて、癒着している頭皮と筋肉をはがすようなイメージで皮膚を軽くつまんでほぐす
    首の付け根から後頭部のあたりを指の腹でグッと押し込み、上下左右に動かしたり円を描いたりしてマッサージする

    なお、マッサージは気持ち良いと感じるくらいの力加減で行いましょう。

4)洗顔をしすぎない

洗顔は1日2回までにとどめ、洗いすぎないことが大切です。
おでこは皮脂の分泌が多い部位ですが、テカリが気になるからとゴシゴシ洗顔しすぎると肌にダメージを与え、バリア機能が低下して乾燥の原因になります。

また、洗浄力が強すぎる洗顔料やクレンジング剤を使うと本来必要な皮脂まで洗い流してしまいます。すると肌は失われたうるおいを補おうと過剰に皮脂を分泌し、肌表面はベタベタしているのに内側は乾燥している「インナードライ肌」を招くのです。

したがって、できるだけ低刺激の洗顔料を使用してたっぷり泡立て、15〜30秒を目安に洗顔を終わらせるのがおすすめです。熱いお湯ですすぐと乾燥しやすくなるため、ぬるま湯を使いましょう。

5)しっかり保湿する

おでこが乾燥するとシワが悪化する原因になるため、毎日のスキンケアでていねいに保湿しましょう。肌の保湿をサポートするセラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどの成分が配合された化粧水や美容液、乳液、クリームなどを取り入れると効果的です。

保湿時に強い力でパッティングしたり肌をこすったりすると刺激を与えて乾燥を招いてしまうため、手の平でやさしく馴染ませるようにハンドプレスしましょう。

6)紫外線対策をする

紫外線の影響で肌が乾燥するとおでこにしわができやすくなります。そのため、しっかり紫外線対策をすることが大切です。紫外線は日差しが強い春から夏だけでなく秋から冬も降り注いでいるため、季節に関係なく一年中日焼け対策をしましょう。

肌を守るには、日焼け止めクリームや日傘、サングラス、帽子、アームカバーなどを活用してしっかり紫外線をシャットアウトすることが大切です。なお、日焼け止めクリームが肌に残ると肌荒れの原因になるため、クレンジングや洗顔でしっかりと落としましょう。

7)外的刺激を避ける

比較的皮脂が多いおでこの皮膚ですが、摩擦による外的刺激を受けると、バリア機能が低下して乾燥し、しわの原因になってしまうことがあります。

【おでこが受けやすい外部刺激】

  • シャンプーのすすぎ残し
  • 帽子の着用
  • おでこを手で触る
  • 前髪の先端が皮膚表面に触れる

できるだけ摩擦が起こらないように、帽子を着用するときは肌に触れる部分を清潔に保つようにしましょう。前髪の先端が顔に当たっている場合は、分けたり上げたりすることで刺激を避けられます。

6.まとめ

おでこ(額)の深いしわを消す美容医療の主な治療法であるボトックス注射とヒアルロン酸注射の効果やメリット、デメリット、価格をご紹介しました。
また、他の治療法や予防のためのセルフケアについても紹介しました。
いかがだったでしょうか。
おでこのしわは、多くの場合、一度できてしまうとスキンケアやエイジングケア改善できません。そのため美容医療が必要です。
だからこそ、予防も大切なのです。
この記事では、おでこのしわの予防法から治療法まで幅広くご紹介しましたので、ぜひ、参考にしてくださいね。

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