低用量ピル「ファボワール」の効果と副作用!21・28の違いは?

本ページはPRを含みます。


       
ファボワールは低用量ピルの一つで、避妊だけでなく、生理痛の軽減や生理不順の改善、ニキビの改善にも効果的です。
一方、気を付けたい副作用もあります。本記事では、ファボワールの効果と副作用、また21錠と28錠の違いについて解説します。ファボワールを使ってみたい方は、ぜひ参考にしてください。
この記事の監修医師

日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医。神戸にある沢岻美奈子女性医療クリニック院長。

子宮がん検診や乳がん検診、骨粗鬆症検診まで女性特有の病気の早期発見のための検診を数多く行なっている。

更年期を中心にホルモンや漢方治療も行い、女性のヘルスリテラシー向上のために実際の診察室の中での患者さんとのやりとりや女性医療の正しい内容をインスタグラムで毎週配信している。

 

目次

1.ファボワールとは?種類と費用をチェック

ファボワールとは、エチニルエストラジオールとデソゲストレルを有効成分とする低用量ピルです。

マーベロンの後発薬で、避妊効果だけでなく、ニキビの改善や生理痛の緩和にも効果が期待できます。生理不順や生理痛を改善したい女性にとっても、心強い味方となるでしょう。

ここでは、ファボワールの種類と費用について詳しく解説します。

<参考記事>

低用量ピルを種類別に紹介!それぞれの特徴は?

低用量ピルの効果と副作用をわかりやすく解説!注意点や対処法も

ピルの効果や種類・副作用を紹介!正しい服用で健やかな毎日を!

ピルの避妊効果はいつから?確率は?服用方法や種類で違う?

1)経口で服薬する第3世代1相性低用量ピル

ファボワールは、経口で服薬するタイプの第3世代1相性の低用量ピルです。

エチニルエストラジオールやデソゲストレルという黄体ホルモンを有効成分としています。

低用量ピルには1相性と3相性があり、それぞれ卵胞ホルモンや黄体ホルモンの配合量が異なります。1相性はホルモン量が一定であり、3相性はホルモン量の自然な変化に合わせたピルです。

また、第3世代ピルとは、デソゲストレルという黄体ホルモンが配合されている低用量ピルです。 第3世代では、ホルモンの配合バランスによって1相性でも副作用を抑えることができることが分かり、全種類が1相性となっています。

ファボワールは、排卵を抑制したり着床を阻害したりすることによって避妊効果を発揮します。さらにホルモンバランスを整えることで、生理痛の緩和やニキビの改善にも効果的です。

2)ファボワール28とファボワール21の違いは錠剤数

ファボワール28と21の違いは、錠剤数です。21錠入りのファボワール21は、21錠で1シートです。1日1錠、毎日一定の時刻に21日間連続で服用し、その後7日間は休薬期間となります。

一方、28錠入りのファボワール28は、休薬期間がありません。白色のファボワール21錠と、緑色のプラセボ錠7錠の計28錠で1シートとなっています。

1日1錠、毎日一定の時刻に白色錠を21日間連続で服用し、続けて緑色錠を7日間服用します。合計28日間連続で服用することで、飲み忘れのリスクを減らせます。

どちらが良いということでなく、飲み続ける日数が違うだけです。自分のライフスタイルに合わせて合うほうを選びましょう。

ファボワール21とファボワール28の組成は以下のとおりです。

①ファボワール21

ファボワール21のシート(表裏)

 

<白色錠>

有効成分(1錠中)デソゲストレル  0.15mg

日局 エチニルエストラジオール  0.03mg

添加剤トウモロコシデンプン、ポビドン、軽質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム、トコフェロール、乳糖水和物、ヒプロメロース、マクロゴール400、酸化チタン、タルク
錠数21錠

 

②ファボワール28

ファボワール28のシート(表裏)

<白色錠>

有効成分(1錠中)デソゲストレル  0.15mg

日局 エチニルエストラジオール  0.03mg

添加剤トウモロコシデンプン、ポビドン、軽質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム、トコフェロール、乳糖水和物、ヒプロメロース、マクロゴール400、酸化チタン、タルク
錠数21錠

 

<緑色錠>

有効成分(1錠中)なし(デソゲストレル、エチニルエストラジオール含有せず)
添加剤結晶セルロース、トウモロコシデンプン、ステアリン酸マグネシウム、乳糖水和物、ヒプロメロース、タルク、黄色三二酸化鉄、青色2号アルミニウムレーキ
錠数7錠

 

<参照元>

ファボワール錠21/ファボワール錠28 添付文書

 

3)料金は2,000~2,500円が目安

ファボワールの料金は、クリニックや購入方法によって異なりますが、一般的には1シート(21錠または28錠)あたり2,000~2,500円程度が目安です。

ファボワールはジェネリック医薬品であるため、先発医薬品であるマーベロンと比較しても安い値段で購入できることが多く、コストパフォーマンスに優れています。

 

2.ファボワールが持つ4つの効果とは?

ファボワールは、黄体ホルモンのデソゲストレルと、卵胞ホルモンのエチニルエストラジオールの2種類のホルモンを組み合わせた低用量ピルです。避妊効果だけでなく、ニキビの改善や生理痛の軽減など、さまざまな症状に効果を示します。

ここでは、ファボワールが持つ4つの主な効果について詳しく解説します。

なお、フォボワール28の緑色錠には効果はありません。

1)長期的な服用によって高い確率で避妊できる

ファボワールの主な効果の一つは避妊です。ファボワールは、卵胞(卵子と周辺細胞から構成される組織)の発育を阻害し、排卵を抑制します。また、子宮内膜が厚くなるのを抑え、受精卵の着床を阻害します。

さらに、子宮頸管粘液の成分や粘性を変化させ、精子を子宮に届きにくくするはたらきもあります。

2)余分な皮脂の分泌を抑えて大人ニキビを改善する

第3世代のピルであるファボワールは、男性ホルモンの作用を抑制して皮脂の分泌を抑えることで、大人ニキビを改善します。

ニキビの原因は、皮脂の過剰な分泌や毛穴の詰まりです。ファボワールを服用すると、余分な皮脂の分泌が抑えられるため、ニキビの発生を防げます。

<参考記事>

初期のニキビの治し方!毛穴の詰まりを解消する効果的なスキンケア

3)生理痛を軽減できる可能性がある

ファボワールは、PMS(月経前症候群)や生理痛の軽減にも効果があります。生理痛を引き起こす主な原因は、子宮の収縮です。経血を体外に押し出そうとして子宮が収縮するため、痛みが生じます。

子宮の収縮を促す時には、プロスタグランジンという成分が分泌されるといわれています。ファボワールを服用するとホルモンバランスが整い、子宮内膜が厚くなるのを防ぐため、経血量も減ります。

その結果、子宮の収縮を抑えることができ、生理痛の軽減も期待できるでしょう。

4)生理不順の改善が期待できる

ファボワールは、PMS(月経前症候群)や生理痛の緩和、さらには経血量の調節にも効果的です。ファボワールを服用することでホルモンバランスが整い、生理周期が安定します。これにより、生理不順の改善が期待できます。

また、子宮内膜が厚くなるのを防ぐ効果を利用して、生理を早めたり遅らせたりすることも可能です。

3.ファボワールの副作用リスクと対処法

ファボワールは、生理不順や生理痛の改善、避妊効果を期待して服用される低用量ピルで、その安全性にも注目が集まっています。しかし、すべての医薬品と同じく、副作用のリスクがないわけではありません。

ここでは、ファボワールの副作用について解説します。

1)不正出血や頭痛などの副作用がある

ファボワールは、初めて服用した人の約3割が不正出血を経験するといわれています。不正出血は、低用量ピルを飲み始めたときに現れやすい副作用の一つです。加えて、以下のような副作用が報告されています。

頻度副作用
5%以上乳房痛、悪心、頭痛、
0.1~5%未満発疹、視力障害、肝機能異常、浮腫、乳房緊満、血圧上昇、動悸、嘔吐、下痢、腹痛、便秘、食欲減退、咽頭痛、めまい、眠気、掻痒感、腰痛、肩こり、倦怠感、口渇など
頻度不明黄疸、乳汁漏出、抑うつ、イライラ、脱毛、血管性浮腫など

副作用の出現には個人差がありますが、注意深く観察し、必要に応じて医師に相談することが重要です。

 

<参照元>

ファボワール錠21/ファボワール錠28 添付文書

 

2)血栓症など重篤な副作用が現れる可能性がごくまれにある

頻度は不明ですが、ファボワールの重大な副作用として血栓症が挙げられています。

下肢の急激な疼痛・腫脹、突然の息切れ、胸痛、激しい頭痛、四肢の脱力・麻痺、構語障害、急性視力障害等の症状があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。

<引用>

ファボワール錠21/ファボワール錠28 添付文書

上記のような症状が現れたら、すぐに処方元のクリニックを受診しましょう。

重大な健康リスクを未然に防ぐためには、副作用の兆候を認識し、速やかに対応することが重要です。

3)副作用が続く場合は医師に相談しよう

血栓症の兆候以外でも副作用が出現した場合、「いつまで薬を飲めばいいの?」、「このまま飲み続けて大丈夫なの?」と不安に思うこともあるでしょう。ファボワールの副作用は、3カ月ほど正しく服用を続けると治まることが多いとされています。

しかし、3カ月を過ぎても副作用が改善しない、またはファボワールが合わないと感じたら、服用の一時中断を検討して医師に相談しましょう。ファボワールを再開するタイミングについても、医師と相談の上で決めることが重要です。

 

4.ファボワールの用法・用量をチェック!正しい飲み方と投薬期間

ファボワールの効果を最大限に引き出すためには、正しい用法・用量と投薬期間を理解することが大切です。

ここでは、ファボワールの正しい飲み方と投薬期間について解説します。

1)【ファボワール21】1日1錠ずつ21日間連続して服用し7日間は休薬

ファボワール21の用法・用量としては、生理の始まった日から1日1錠ずつ、毎日一定の時刻に21日間連続して服用し、その後7日間は休薬期間を設けます。

月経の始まった日から服用できなかった場合は、すでに排卵に向けて卵の発育が始まっていて妊娠の可能性が残ります。最初の周期はコンドームなどの他の避妊法を併用することが重要です。

服用を休んでいる間に、生理のような出血がみられることがありますが、出血が終わっていても続いていても、7日間の休薬期間終了翌日から新しい錠剤シートの服用を開始しましょう。

2)【ファボワール28】1日1錠ずつ28日間連続して服薬

ファボワール28の用法・用量としては、生理開始日から、毎日同じ時刻に1錠ずつ28日間連続して服用します。休薬期間はありません。白色錠を21日間連続して服用し、緑色錠を続けて7日間服用します。

シート4段目の緑色の錠剤を服用している間に、生理のような出血が起こることがありますが、出血が終わっていても続いていても28錠すべて服用し、終わったら続けて新しい錠剤シートの服用を開始します。

ファボワール28は休薬期間が設けられていないため、シートが終了したらすぐに次のシートに移行することが大切です。

 

5.ファボワールが使えないケースや注意が必要なケースは?

ファボワールには、使用できないケースや、慎重に使用しなければならないケース、また注意が必要なケースがあります。必ず確認しておきましょう。

1)ファボワールが使えないケース

以下に該当する方は、ファボワールを服用できません。

医学用語では、服薬できないことを「禁忌」と呼びます。

 

  • ファボワールの成分に対して過敏性素因がある
  • エストロゲン依存性悪性腫瘍(がん癌、子宮内膜がんなど)や子宮頸がん、またはその疑いがある
  • 診断の確定していない異常性器出血がある
  • 血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患またはその既往歴がある
  • 35歳以上で1日15本以上喫煙する
  • 前兆(閃輝暗点、星型閃光等)を伴う片頭痛がある
  • 肺高血圧症または心房細動を合併する心臓弁膜症、亜急性細菌性心内膜炎の既往歴がある
  • 血管病変を伴う糖尿病(糖尿病性腎症、糖尿病網膜症など)がある
  • 血栓性素因がある
  • 抗リン脂質抗体症候群がある
  • 手術前4週以内、術後2週以内、産後4週以内、長期間の安静状態である
  • 重篤な肝障害がある
  • 肝腫瘍がある
  • 脂質代謝異常がある
  • 軽度でない高血圧がある
  • 耳硬化症がある
  • 妊娠中に黄疸、持続性の搔痒感または妊娠ヘルペスの既往歴がある
  • 妊婦または妊娠している可能性がある
  • 授乳中である
  • 骨成長が終了していない可能性がある

2)ファボワールを慎重に使う必要があるケース

以下に該当する方は、ファボワールを慎重に服用する必要があります。服用前に医師に相談しましょう。

 

  • 40歳以上である
  • 子宮筋腫がある
  • 乳がんの既往歴がある
  • 乳がんの家族歴または乳房に結節がある
  • 喫煙している
  • 肥満がある
  • 血栓症の家族歴がある
  • 前兆を伴わない片頭痛がある
  • 心臓弁膜症がある
  • 軽度の高血圧がある
  • 耐糖能が低下している
  • ポルフィリン症である
  • 心疾患またはその既往歴がある
  • てんかんがある
  • テタニーがある

3)医師に相談が必要なケース

以下の医薬品を服用中の方は、ファボワールとの併用に注意が必要です。必ず医師または薬剤師に相談してください。

 

  • 副腎皮質ホルモン(プレドニゾロンなど)
  • 三環系抗うつ剤(イミプラミンなど)
  • セレギリン塩酸塩
  • シクロスポリン
  • テオフィリン
  • オメプラゾール
  • リファンピシン
  • バルビツール酸系製剤(フェノバルビタールなど)
  • ヒダントイン系製剤(フェニトインナトリウムなど)
  • カルバマゼピン
  • ボセンタン
  • モダフィニル
  • トピラマート
  • テトラサイクリン系抗生物質(テトラサイクリンなど)
  • ペニシリン系抗生物質(アンピシリンなど)
  • テルビナフィン塩酸塩
  • Gn-RH誘導体(ブセレリン酢酸塩など)
  • 血糖降下剤(インスリン製剤、スルフォニル尿素系製剤、スルフォンアミド系製剤、ビグアナイド系製剤など)
  • ラモトリギン
  • モルヒネ
  • サリチル酸
  • HIV感染症治療薬
  • HIVプロテアーゼ阻害剤(ネルフィナビルメシル酸塩、リトナビル、ダルナビル、ホスアンプレナビル(リトナビル併用時)、ロピナビル・リトナビル配合剤)
  • 非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤(ネビラピン)
  • エファビレンツ
  • エトラビリン
  • HCV感染症治療薬(アスナプレビル)
  • グレカプレビル水和物・ピブレンタスビル
  • フルコナゾール
  • イトラコナゾール
  • ボリコナゾール
  • アセトアミノフェン
  • セイヨウオトギリソウ含有食品

 

6.ファボワールとマーベロンの違いとは?切り替えはできる?

ファボワールとマーベロンは、どちらも低用量ピルとして知られる女性ホルモンの配合剤です。服用を検討中の方の中には、これらの違いがわからないという方もいるのではないでしょうか。

ここでは、ファボワールとマーベロンの違いについて、詳しく解説します。

1)マーベロンのジェネリックがファボワール

ファボワールは、マーベロンのジェネリック、つまり後発医薬品です。

ジェネリック医薬品とは、特許期間が切れた医薬品の成分を使用して製造された薬のことを指します。そのため、ファボワールとマーベロンは同じ成分を含んでおり、その効果は同じです。

成分や効果に違いはありませんが、ジェネリック医薬品であるファボワールは、マーベロンよりも安価であることが特徴です。

2)効果が同じなので切り替えても大丈夫!

ファボワールとマーベロンは同じ成分を含んでおり、効果も同じであることから、薬の切り替えが可能です。「マーベロンを使っているけど、ファボワールに切り替えたい」という場合も、問題はありません。

ただし、切り替える前には必ず医師と相談し、適切な指導を受けましょう。

 

7.ファボワールで生理を遅らせる・早める方法とは?

ファボワールは、避妊だけでなく、生理痛の改善や生理周期の調整にも用いられます。生理を遅らせたり、日程をずらしたりする「月経移動」の目的で服用する女性も少なくありません。

ファボワールを活用すれば、特定の予定に合わせて生理のタイミングを調整できます。

ここでは、どのように生理をずらすのか、その方法をご紹介します。

1)早めたいときは生理が始まってから5日目までに服用する

生理を早めたい場合は、ずらしたい生理の一つ前の生理が始まってから5日目までにファボワールの服用を開始します。そして、14日以上ファボワールを服用したのちに中止すると、2~3日後に生理が始まります。

この方法により、生理を早めることが可能です。

2)生理を遅らせたいときは中用量ピルを使用する

生理を遅らせたい場合には、ファボワールなどの低用量ピルではなく中用量ピルを使用します。中用量ピルは、低用量ピルと比べてエストロゲンと呼ばれる女性ホルモンの含有量が多いため、効果が強いとされています。

しかし、副作用の頻度も上がるため、通常は月経移動のように短期間内服するときにのみ使うようにしましょう。

8.ファボワールに関するよくある質問

Q1.効果はいつから現れる?

ファボワールの避妊効果は、投与開始してから8日目以降とされています。ニキビの改善は、2~3カ月が目安です。

Q2.服用で太ることってあるの?

低用量ピルの服用で直接的に太ることはありませんが、食欲増進をもたらすことにより、体重が増加する可能性はあります。

Q3.飲み忘れたらどうすればいいの?

飲み忘れて24時間以内に気づいた場合はすぐに服用し、通常の服用時間に合わせて、その日の分も予定通りに服用します。もし2日以上連続して飲み忘れてしまった場合は、次の月経を待ってから再び服用しましょう。

Q4.服用中に飲酒をしても大丈夫?

飲酒によって、何か影響を及ぼすことはないとされています。ただし、過度の飲酒は嘔吐や下痢の原因となり、ファボワールの本来の効果が発揮されない場合もあるので注意が必要です。

Q5.服用中に喫煙をしても問題ない?

喫煙は副作用のリスクを高めるとされています。特に35歳以上の女性が服用する場合には、禁煙が必要です。

Q6.製造中止になったって本当?

2018年に、長期安定性試験での純度試験結果が基準を満たさなかったという理由で自主回収となりましたが、現在は製品の出荷が再開されています。

Q7.ほかの薬と一緒に飲んでも大丈夫?

副腎皮質ホルモンや三環系抗うつ剤、血糖降下剤などの特定の薬を服用中の場合、相互作用で副作用のリスクが高まる可能性があります。

事前に必ず医師に相談し、現在服用中の薬の種類や量を正確に伝え、併用することで起こり得る影響についてアドバイスをもらいましょう。

Q8.ラベルフィーユとの違いは?

ラベルフィーユとファボワールはどちらもジェネリック医薬品です。

効果はよく似ていますが、含まれている成分や性質に違いがあります。

ラベルフィーユは第2世代3相性のピルですが、21錠、28錠のタイプがあります。

第2世代とはレボノルゲストレルという黄体ホルモンが含まれる低用量ピルです。

3相性とは1シートに3種類のホルモン量の違う薬が入っている低用量ピルです。

世代相性医薬品の分類黄体ホルモン
ラベルフィーユ第2世代3相性ジェネリック医薬品レボノルゲストレル
ファボワール第3世代1相性ジェネリック医薬品デソゲストレル

<参考記事>

低用量ピル「ラベルフィーユ」の効果や副作用について徹底解説

Q9.授乳中に服薬してはいけないのはなぜ?

授乳中に服薬すると、母乳中に経口避妊薬の成分が検出されることが報告されています。

また、経口避妊薬は母乳の量・質を低下させることがあります。

そのため、授乳期間中はファボワールを服用してはいけません。

 

Q10.妊娠を希望する場合は?

ファボワールの服用を中止すれば妊娠は可能です。

ファボワールで長期間避妊を続けた場合は、生理が来るまでには少し時間がかかることがありますが、その場合でも通常は3カ月以内に回復します。

もし、3カ月経過しても正常な生理が回復しない場合には、妊娠またはファボワール服用による無月経、または閉経などの可能性がありますので医師に相談しましょう。

ファボワールを含め低用量ピルを飲み終えた直後は、卵巣機能は改善され妊娠率が高まります。ピルを終えて直ぐに妊娠を考えている方は、基礎体温や排卵チェックなどをしてタイミングをとるのもお勧めです。

9.まとめ:ファボワールを安全に服用するために!副作用や飲み方をチェックしておこう

低用量ピル「ファボワール」について幅広く解説しました。

ファボワールは、避妊効果だけでなく、ニキビの改善や生理痛の緩和にも効果が期待できる第3世代1相性のピルです。マーベロンのジェネリック医薬品として、安価に提供されています。

ファボワール21とファボワール28があり、錠剤の数が異なります。ファボワールは正しく服用することでさまざまな効果がありますが、飲み忘れた場合は避妊効果が薄れるため、用法・用量を守ることが大切です。

ファボワールの服用を検討している方は、ほかの薬との併用、喫煙・飲酒との関係について、あらかじめ確認しておきましょう。

また、副作用は比較的少ないとされていますが、不正出血や頭痛などが現れることがあります。症状が強い場合や長く続く場合は、速やかに医師に相談しましょう。この記事が参考になれば幸いです。

<本記事執筆の参照情報>

■「医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議」開催要綱,厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/000910061.pdf

 

■医薬品医療機器情報提供ホームページ

https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/254910CF1033_1_16/

 

■「ファボワールを服用される患者さんへ」富士製薬工業株式会社

https://www.favoir.info/

 

SNS Share

\ この記事をシェアする /