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マンジャロの吐き気・下痢は開始後2〜4週でピークを超えることが多いです。脱毛・眠気・うつ感は栄養不足が主因のケースも。受診が必要な症状・絶対に中止すべき症状・禁忌・打ち忘れ時の対応まで添付文書準拠で解説します。
| <アドバイザー>
<執筆>
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「マンジャロを始めたら吐き気がひどくて、いつ治まるか不安」
「脱毛が気になる。副作用なの?それとも別の原因?」
「どこまで我慢していいのか、病院に行くべきタイミングがわからない」
マンジャロ(チルゼパチド)を始めた方から最も多く寄せられる不安は、副作用に関するものです。特に「吐き気・下痢がいつまで続くのか」という不安は、継続を迷う最大の理由になっています。
副作用には大きく2種類あります。ひとつは多くの方が経験する一時的な消化器症状(吐き気・下痢・便秘)で、開始期〜増量期に起こりやすく、適切な対処で継続できることがほとんどです。もうひとつは頻度は低いが見逃してはいけない重大な副作用(急性膵炎・胆嚢炎・急性腎障害など)で、受診が必要なタイミングを知っておく必要があります。
また、「脱毛」「うつっぽさ」「眠気」といったSNSで話題になる症状は、マンジャロそのものの直接的な副作用ではなく、急速な体重減少に伴う栄養不足が原因であるケースが少なくありません。正しい理解があれば過度に恐れる必要はなく、対策も変わってきます。
本記事では副作用に特化して解説します。
また、マンジャロの効果・料金・クリニック選びについては、「マンジャロは最新のGLP-1ダイエット!効果・メリットとリスクは?」をご参照ください。
また、安いオンライン診療のクリニックを探している方は、「オンライン診療でマンジャロがおすすめのクリニック13選|料金・安全性・選び方を医師監修で比較」もあわせてご覧ください。
マンジャロの副作用:全体像と頻度

1)副作用は「一時的なもの」と「重大なもの」の2種類
マンジャロの副作用は、発生頻度・重症度・対処法が大きく異なる2種類に分類できます。「一時的なもの」は多くの方が経験しますが継続可能な範囲です。「重大なもの」はまれですが見逃すと危険であり、受診の判断が必要です。
| 分類 | 代表的な症状 |
| 一時的(多い) | 吐き気・下痢・便秘・嘔吐・食欲不振・腹部膨満感 |
| 一時的(多い) | 倦怠感・眠気・めまい(増量期に多い) |
| 重大(まれ) | 急性膵炎・胆嚢炎・胆石・急性腎障害 |
| 重大(まれ) | 低血糖・アナフィラキシー・血管性浮腫・イレウス |
| 二次的(間接的) | 脱毛(休止期脱毛症)・気分の落ち込み・筋肉量低下 |
2)臨床試験(SURMOUNT-1)で報告された消化器症状の頻度
SURMOUNT-1試験(72週間・糖尿病なしの肥満・過体重成人2,539名)で報告された主な消化器系副作用の頻度は以下の通りです【1】。
| 副作用 | チルゼパチド5mg | チルゼパチド15mg |
| 吐き気(悪心) | 24.6% | 31.0% |
| 下痢 | 18.7% | 23.0% |
| 便秘 | 16.8% | 11.7% |
| 嘔吐 | 8.3% | 12.2% |
| 食欲減退 | 19.9% | 36.7% |
プラセボ群でも吐き気9.4%・下痢8.8%が報告されており、マンジャロ特有の上乗せは「吐き気で約2〜3倍、下痢で約2倍」程度です【1】。
3)「増量タイミング」で副作用が強まる理由
消化器症状は増量直後(4週ごとに2.5mgずつ増量するタイミング)に特に強くなります【1】【2】。これは、用量が上がることで胃排出遅延作用が強まるためです。多くは数週間以内に軽減し、継続投与により忍容性が改善することが報告されています。2〜4週間で体が慣れると症状が落ち着くことが多く、急いで用量を上げすぎないことが継続のカギです。
4)副作用による治療中止の頻度
SURMOUNT-1試験では、副作用による治療中止の割合は5mgで4.3%、10mgで7.1%、15mgで6.2%(プラセボ2.6%)でした【1】。つまり、最高用量でも約94%の方が副作用で中止せずに治療を継続できています。重要なのは「正しい対処法を知っているかどうか」です。
最も多い副作用:消化器症状(吐き気・下痢・便秘)
1)吐き気はいつからいつまで続くか

吐き気の発症タイミングは注射後12〜48時間が多く、ピークは注射翌日前後です。開始後・増量後2〜4週間程度でピークを超え、その後徐々に慣れていくことがほとんどです。ただし個人差が大きく、用量が上がるたびに同様の経過を繰り返すことがあります。
| 時期 | 吐き気の経過 |
| 注射後12〜48時間 | 発症のピーク。翌日が最もつらいことが多い |
| 開始・増量後2〜4週 | 慣れが進み症状が軽減していく時期 |
| 4週以降(同用量継続) | 多くの方で症状が著明に改善 |
| 次の増量タイミング | 再び一時的に症状が強まることがある |
2)下痢・便秘の経過と対処
下痢は増量期に多く出現し、吐き気と同様に数週間で改善するケースがほとんどです。一方、便秘はチルゼパチドの胃排出遅延・腸管運動抑制作用により、治療期間中ずっと続く場合もあります。下痢と便秘が交互に起こることもあります。
3)今すぐできる食事対処法(患者ガイド準拠)
| ■ 消化器症状を和らげるための食事・生活の工夫(添付文書・患者ガイド準拠) 【吐き気・嘔吐】 ・1回あたりの食事量を減らし、3食を4〜5食に分けてゆっくり食べる ・揚げ物・脂肪の多い食品を避ける ・満腹になったら食べるのをやめる(満腹シグナルが強くなっているため) ・水分はこまめに少量ずつ補給する(脱水予防) 【下痢】 ・刺激物・アルコール・カフェインを控える ・腸内環境を整える食品(発酵食品・食物繊維)を適量とる ・水分・電解質の補給を意識する 【便秘】 ・水分摂取量を増やす(目安:1日1.5L以上) ・適度な運動(ウォーキング等)を継続する ・食物繊維を積極的にとる |
4)注射タイミングの工夫
吐き気のピーク(注射後12〜48時間)を睡眠中や週末に合わせることで、日常生活への影響を最小化できます。就寝前や金曜の夜に投与し、症状がつらい期間を休日に重ねる工夫が実践されています。ただし曜日を変更する場合は前回投与から72時間以上空けてください【4】。
5)「症状が長引く場合」に医師に相談すべきタイミング
以下の状況では自己判断せず、次回受診を待たずに主治医に連絡してください。
- 下痢・嘔吐が3日以上続き、水分補給ができない状態になっている
- のどの渇き・立ちくらみ・めまい・体に力が入らないなど脱水症状が現れた
- 体重が急激に落ちすぎて体力の著しい低下を感じる
- 消化器症状が改善せず日常生活に支障が出ている
マンジャロ副作用とうまく付き合うコツ

マンジャロの副作用を完全にゼロにすることは難しいですが、日常生活を少し工夫するだけで症状がかなり軽くなるケースは少なくありません。
特に、吐き気・下痢・便秘などの消化器症状は、食事内容や生活習慣の影響を受けやすい副作用です。症状がつらい場合は無理をせず、以下のような対策を意識してみてください。
1)食事を少量ずつにする
マンジャロは胃の動きをゆっくりにするため、一度にたくさん食べると吐き気・胃もたれが強くなりやすくなります。
1回の食事量を減らし、3食を4〜5回程度に分けてゆっくり食べることで、症状が軽減することがあります。満腹感が出たら無理に食べ続けないことも大切です。
2)脂っこい食事を避ける
揚げ物・ラーメン・脂身の多い肉など脂質の多い食事は、吐き気や下痢を悪化させやすい傾向があります。
副作用が強い時期は、
- 消化の良いうどん
- おかゆ
- スープ
- 豆腐
- 白身魚
などを中心にすると負担を減らしやすくなります。
3)水分をしっかり補給する
下痢・嘔吐・食欲低下が続くと脱水になりやすく、めまい・倦怠感・急性腎障害の原因になることがあります。
一度に大量に飲むのではなく、少量ずつこまめに水分を補給しましょう。下痢が強い場合は電解質を含む飲料も役立ちます。
4)急激な減量を避ける
短期間で急激に体重を落とすと、
- 脱毛
- 顔のたるみ
- 倦怠感
- 筋肉量低下
などのリスクが高まります。
美容面・健康面の両方を考えると、月2〜3kg程度を目安に、無理のないペースで減量することが推奨されます。
5)栄養バランスを意識する
食事量が減ると、タンパク質・鉄・亜鉛・ビタミン類などが不足しやすくなります。
特に、
- 脱毛
- 疲労感
- 気分の落ち込み
などが気になる場合は、栄養不足が背景にあるケースも少なくありません。
肉・魚・卵・大豆製品などのタンパク質をしっかり摂り、必要に応じてサプリメントの活用も検討しましょう。
6)症状が続く場合は無理せず医師に相談する
「みんな我慢しているから」と無理を続ける必要はありません。
症状が強い場合は、
- 用量を下げる
- 増量を延期する
- 投与間隔を調整する
などで改善することがあります。
特に、
- 水分が取れない
- 強い腹痛
- 3日以上続く嘔吐・下痢
- 日常生活に支障がある
場合は、自己判断せず医師へ相談してください。
SNSで話題の症状:脱毛・うつ・眠気の真実
1)脱毛はマンジャロの副作用か?

臨床試験のデータではゼップバウンド(同成分)使用者の4〜5%で脱毛が報告されており、プラセボ(1%)より高い頻度です【3】。ただし、これは多くの場合「マンジャロそのものの毒性」ではなく、急速な体重減少による「休止期脱毛症(Telogen Effluvium)」が関与している可能性が高いと考えられています【2】【3】。
| 項目 | 内容 |
| 発症時期 | 体重減少が顕著になってから2〜4か月後が多い |
| メカニズム | 急激な体重減少→身体ストレス→多くの毛包が一斉に休止期へ移行 |
| 栄養との関連 | タンパク質・鉄・亜鉛・ビタミンDの不足が促進要因 |
| 経過 | 体重が安定すると6〜12か月で多くの場合に自然回復 |
| 対策 | タンパク質を十分とる・急激な減量を避ける・必要なら皮膚科相談 |
2)うつ・気分の落ち込みは副作用か?
マンジャロの添付文書にはうつ・抑うつ状態は副作用として記載されていません【4】。ただし、急速な体重減少に伴うカロリー制限・栄養不足・ホルモン変動が一時的な気分の落ち込みを引き起こすことがあります。精神科的な原因が疑われる場合や症状が強い場合は、心療内科・精神科への受診を検討してください。
3)眠気・倦怠感の原因
眠気・倦怠感も添付文書に記載された副作用ではありませんが、食欲減退による総カロリーの急激な低下、炭水化物摂取量の減少、脱水などが原因として考えられます。特に開始直後・増量直後の1〜2週間に多く、体が慣れると改善することがほとんどです。
4)これらの症状への正しい対処法
| ■ 脱毛・気分の落ち込み・眠気の共通原因と対策 共通原因:急激な体重減少+カロリー・栄養素の不足 対策: ・タンパク質は体重1kgあたり1〜1.2gを目安にしっかり摂取する ・鉄・亜鉛・ビタミンD・ビオチンの摂取を意識する(サプリメント活用も検討) ・急激な減量を避け、月2〜3kg程度のペースで体重を落とす ・適度な筋力トレーニングを継続して筋肉量・基礎代謝を維持する ・症状が2週間以上続く場合は主治医・皮膚科・心療内科に相談する |
重大な副作用:見逃してはいけない症状

| ⚠ 以下の症状が現れたら次回受診を待たずに速やかに医療機関へ 急激な上腹部・背部の激しい痛み(膵炎の可能性) 右上腹部の強い痛み+発熱+吐き気(胆嚢炎・胆石の可能性) 白目が黄色くなる・皮膚が黄色くなる(黄疸:胆汁うっ滞の可能性) 全身のかゆみ・じんましん・喉のつまり感・息苦しい(アナフィラキシーの可能性→救急) 便が出ない・腹部膨満・嘔吐(イレウスの可能性) 冷汗・手足のふるえ・意識の低下(低血糖の可能性) |
1)急性膵炎
初期症状は吐き気を伴う上腹部・背部の激しい痛みです。マンジャロの添付文書に記載された重大な副作用であり、過去に膵炎になったことがある方は特に注意が必要です。腹痛が強く、通常の消化器症状と異なると感じたら、すぐに医療機関を受診してください【4】。
2)胆石・胆嚢炎・胆管炎
急速な体重減少では胆汁うっ滞・胆石形成リスクが上昇します。右上腹部の痛み・発熱・吐き気・黄疸が現れた場合は速やかに受診してください。臨床試験でのリスクは1%以下ですが、重症化するケースもあります【1】【4】。
3)急性腎障害(脱水から起こるメカニズム)
下痢・嘔吐・食欲不振が続くと脱水状態となり、急性腎障害につながるおそれがあります。のどの渇き・立ちくらみ・めまい・体に力が入らない・疲れやすい・手足がつるといった脱水症状が現れたら、十分な水分補給を行い、速やかに主治医に連絡してください【4】。
4)低血糖(特にインスリン・SU剤との併用時)
マンジャロ単独では低血糖は比較的まれですが、インスリン製剤・SU剤(スルホニルウレア薬)・速効型インスリン分泌促進剤との併用時は低血糖リスクが著しく上昇します。脱力感・冷汗・手足のふるえ・意識の低下を感じたら、すぐに糖質(ブドウ糖・砂糖)を摂取し、意識消失の場合は救急要請してください【4】。
5)アナフィラキシー・血管性浮腫
注射後に全身のかゆみ・じんましん・顔・唇・喉の急激な腫れ・息苦しさが現れた場合はアナフィラキシーの可能性があります。これは生命を脅かす緊急事態であり、ただちに救急車を呼んでください【4】。

美容目的使用で特に注意したいリスク

1)顔のたるみ・やつれ(オゼンピックフェイス)
急速な体重減少では顔の脂肪も減少し、頬のこけ・たるみが生じることがあります。特に中高年の方では皮膚の弾力回復が追いつかず、「痩せたのに老けた」と感じるケースがあります。医師の管理下でゆっくり体重を落とすこと(月2〜3kg程度)が最大の対策です。
2)筋肉量低下と基礎代謝への影響
体重減少の過程では脂肪だけでなく筋肉量も低下するリスクがあります。筋肉量が落ちると基礎代謝が下がり、マンジャロを中止した後のリバウンドリスクが高まります。適切なタンパク質摂取(体重1kgあたり1〜1.2g)と週2〜3回の筋力トレーニングを組み合わせることが重要です【5】。
3)急激な減量が肌に与える影響
急激な体重減少は皮膚のバリア機能・コラーゲン産生にも影響を与えます。内臓脂肪と肌老化の関係については肥満と肌老化の関係でも詳しく解説していますが、慢性炎症の改善は肌状態の改善につながる可能性がある一方、急激な減量自体はたるみ・乾燥を引き起こすリスクもあります。「ゆっくり確実に」が美容面でも最善のアプローチです。
4)美容リスクを最小化するための生活習慣
| ■ 美容目的でマンジャロを使う際の注意ポイント ・月2〜3kg程度のペースを目安とし、急激な減量を避ける ・タンパク質を1日体重(kg)×1g以上摂取する ・週2〜3回の筋力トレーニングを継続する ・紫外線対策・保湿を徹底して皮膚のダメージを最小化する ・ビタミンC・ビタミンE・コラーゲン産生に関わる栄養素を意識する ・体重が安定した後も医師のモニタリングを継続する |
使用前に確認すべき禁忌・注意事項
1)使用できない方(禁忌)
| 禁忌の条件 | 理由・詳細 |
| 本剤成分に過敏症の既往がある方 | アナフィラキシーリスク |
| 糖尿病性ケトアシドーシス状態・昏睡の方 | 血糖管理の緊急対応が必要 |
| 1型糖尿病の方(適応外) | 効能効果が2型糖尿病に限定されており、1型糖尿病は適応外(禁忌ではなく使用対象外) |
| 重篤な感染症・手術直後の方 | インスリンへの切り替えが必要 |
2)特に注意が必要な方
- 膵炎の既往歴がある方(急性膵炎リスクが高まる)
- 甲状腺髄様癌・MEN2(多発性内分泌腫瘍症2型)の既往・家族歴がある方
- 重度の腎障害・肝障害がある方
- 過去に腹部手術・イレウスの既往がある方
- 栄養状態が悪い方・飲酒量が多い方
3)他のGLP-1受容体作動薬との併用禁止
マンジャロは、ウゴービ・オゼンピック・リベルサス・ビクトーザ・トルリシティ等の他のGLP-1受容体作動薬との併用はできません【4】。同系統薬の重複は過量投与と同等のリスクを生じます。詳細はマンジャロとゼップバウンドの違いもご参照ください。
4)妊娠中・妊活中の注意
妊娠中は原則使用できません。妊娠の可能性がある方は使用中および使用終了後1か月間の避妊が推奨されています【4】。妊娠を計画している場合は、中止の時期も含めて主治医と事前に相談してください。
副作用が出た時の実務的対応
1)注射を忘れた場合(72時間ルール)
| ■ 打ち忘れた時の対応(添付文書準拠)【4】 次回予定日まで72時間(3日)以上ある → 気づいた時点でただちに投与し、以降は決めた曜日に継続 次回予定日まで72時間未満 → 忘れた分はスキップし、次の決めた曜日に投与 ⚠ 2回分をまとめて投与することは絶対に禁止です ⚠ 曜日を変更する場合は前回投与から72時間以上あけてください |
2)副作用が強い時に「自己判断でやめてはいけない」理由
副作用がつらくて自己判断で急に中止することは危険です。中止により効果が失われ食欲が回復するため、リバウンドが起こりやすくなります。また、副作用の原因が別の疾患(膵炎・腸閉塞など)である可能性も排除できません。「つらい」と感じたら自己判断せず、必ず主治医に相談してください。
3)用量を下げる選択肢
副作用が強い場合、医師の判断で用量を下げることができます(例:5mgに増量後に消化器症状が強い場合は2.5mgに戻す)。用量を下げても体重減少効果は継続し、副作用が落ち着いたら再度増量するアプローチが推奨されます。自己判断で変更せず、医師と相談の上で決めてください。
4)信頼できるクリニックの副作用対応力の確認
副作用が出た際の相談窓口・対応体制があるクリニックを選ぶことが重要です。クリニックの選び方についてはマンジャロの費用・料金専門記事の「費用を抑えるための注意点」の章でも解説しています。また、個人輸入品では副作用が出ても相談先がなく危険です。詳しくはGLP-1受容体作動薬の個人輸入は絶対NG?をご参照ください。

よくある質問(FAQ)
Q1. 吐き気はいつまで続きますか?
多くの場合、開始後または増量後の2〜4週間でピークを超え、その後徐々に軽減します。個人差があり、用量が上がるたびに再び一時的に強まることがあります。4週間以上改善しない場合や日常生活に支障が出る場合は、用量調整を含めて医師に相談してください。
Q2. 脱毛はマンジャロが直接の原因ですか?
多くの場合、マンジャロそのものではなく急速な体重減少による「休止期脱毛症(Telogen Effluvium)」が原因です。体重が安定すると6〜12か月で自然に回復することが多いですが、タンパク質・鉄・亜鉛などの栄養補給と急激な減量の回避が有効な対策です。
Q3. 副作用がひどくて続けられない場合はどうすればいいですか?
自己判断でやめる前に必ず医師に相談してください。用量を下げる選択肢があり、副作用が落ち着いてから再増量することも可能です。また、注射タイミングの工夫(就寝前・週末)で症状が楽になるケースもあります。
Q4. 副作用なしで使える人はいますか?
消化器症状が全く出ない方もいます。副作用の出やすさには個人差が大きく、2.5mgという低用量からゆっくり始めること・食事を小分けにすること・脂肪の多い食事を避けることで副作用リスクを下げることができます。
Q5. 個人差が大きいのはなぜですか?
胃排出速度の個人差・消化器への感受性の違い・食事内容・体重減少のペースなど複数の要因が関与します。糖尿病の有無・年齢・BMI・併用薬によっても影響を受けます。
Q6. 「受診すべき症状」のサインは何ですか?
上腹部・背部の激しい痛み(膵炎の疑い)・右上腹部の痛み+発熱(胆嚢炎の疑い)・全身のじんましん+息苦しさ(アナフィラキシー:救急)・3日以上続く嘔吐・下痢で水分補給できない(脱水・腎障害リスク)・手足のふるえ・意識の低下(低血糖)は「次回受診を待たず今日受診・救急対応すべき」サインです。
まとめ

マンジャロの副作用の多くは一時的な消化器症状であり、正しい対処法を知っていれば継続できることがほとんどです。一方、膵炎・胆嚢炎・急性腎障害など重大な副作用の早期サインを知っておくことが安全な使用の前提です。
| ■ この記事のまとめ ・吐き気・下痢は開始・増量後2〜4週でピークを超えることが多い ・脱毛・気分の落ち込み・眠気の多くは急速な体重減少による栄養不足が主因 ・急性膵炎・胆嚢炎・急性腎障害・アナフィラキシーは緊急受診が必要な重大副作用 ・インスリン・SU剤との併用時は低血糖に特に注意 ・他のGLP-1受容体作動薬との併用は禁止 ・副作用が強い時は自己判断でやめず、用量調整を医師と相談 ・美容目的使用では急激な減量(たるみ・脱毛・筋肉量低下)にも注意 ・妊娠可能性がある場合は使用中+終了後1か月間は避妊が必要 |
<参考記事>
マンジャロは最新のGLP-1ダイエット!効果・メリットとリスクは?
マンジャロとゼップバウンドの違いを医師監修で徹底解説
医療ダイエット薬の種類と選び方|リベルサス・マンジャロ・ウゴービを徹底比較
GLP-1受容体作動薬の個人輸入は絶対NG?
マンジャロの費用・料金専門記事
肥満と肌老化の関係
参考文献
本記事の科学的根拠として、以下の査読済み論文・公式資料を参照しています。
【1】 Jastreboff AM, Aronne LJ, Ahmad NN, et al. Tirzepatide Once Weekly for the Treatment of Obesity. N Engl J Med. 2022;387(3):205-216.
PMID: 35658024 DOI: 10.1056/NEJMoa2206038
日本語要旨:肥満・過体重成人2,539名を対象に72週間投与し、体重減少効果と安全性を評価した第III相試験。消化器症状(吐き気・下痢・嘔吐・便秘)は主に軽度〜中等度で、増量期に多く認められました。副作用による治療中止率は最高用量でも6.2%にとどまりました。
【2】 Rubino DM, et al. Gastrointestinal tolerability and weight reduction associated with tirzepatide in adults with obesity or overweight with and without type 2 diabetes in the SURMOUNT-1 to -4 trials. Diabetes Obes Metab. 2025;27(4):1826-1835.
DOI: 10.1111/dom.16176
日本語要旨:SURMOUNT-1〜4試験のプール解析。チルゼパチドの消化器系副作用(吐き気・嘔吐・下痢)は増量期に集中し、体重減少効果は副作用の有無にかかわらずほぼ同等であることを示した論文です。
【3】 Mesinkovska N, et al. GLP-1 therapies and hair loss: A systematic review of current evidence and implications for counseling. J Am Acad Dermatol. 2026. PMC13100445.
日本語要旨:GLP-1受容体作動薬と脱毛に関するシステマティックレビュー。チルゼパチドは急速な体重減少との関連で休止期脱毛症(Telogen Effluvium)が最も多く報告されており、多くの場合一時的であることを示しています。
【4】日本イーライリリー株式会社. マンジャロ皮下注アテオス 添付文書
日本語要旨:マンジャロの日本国内正式添付文書。禁忌・重大な副作用・投与忘れ時の対応・妊娠中の使用禁止・使用終了後1か月間の避妊推奨・他GLP-1薬との併用禁止などの公式情報を収録しています。本記事の安全情報はすべてこの添付文書に準拠しています。
【5】 Look M, et al. Body composition changes during weight reduction with tirzepatide in the SURMOUNT-1 study of adults with obesity or overweight. Diabetes Obes Metab. 2025.
PMID: 39996356 DOI: 10.1111/dom.16275
日本語要旨:SURMOUNT-1試験の体組成サブ解析。肥満または過体重成人において、チルゼパチドは体重・脂肪量・除脂肪量を有意に減少させました。減少した体重の多くは脂肪量でしたが、除脂肪量も一定程度減少しており、減量中はタンパク質摂取や筋力トレーニングなどによる筋肉量維持が重要であることを示唆する論文です。
※本記事は医師監修のもと作成されていますが、個別の医療アドバイスを提供するものではありません。治療の選択は必ず担当医師にご相談ください。
※2026年5月時点の情報に基づいています。添付文書改訂等により内容が変更される場合があります。
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