マンジャロの費用はいくら?用量別料金・保険適用の条件・自由診療の総額を医師監修で解説

本ページはPRを含みます。

マンジャロの自由診療費用は用量により月2万〜5万円超まで幅があります。薬代に加え診察料・送料・血液検査費なども発生します。同成分ゼップバウンドで保険適用になれば費用が大幅に変わる場合も。2026年5月時点の最新情報で整理します。なお、2026年8月1日よりマンジャロの薬価が25%引き下げられることが決定しており、自由診療の相場も変化する見込みです。

<看護師アドバイザー>

美容看護師中川ゆう子さん

中川ゆうこさん

<執筆>

ナールス美容医療アカデミー編集長 富本充昭

富本充昭

 

「マンジャロって結局いくらかかるの?」
月2万円という広告を見て気になりつつも、「本当にそれだけで済むのか?」と不安に感じている方は多いはずです。
実は、メディカルダイエットの場合、マンジャロの費用は用量・クリニック・支払い方法・付帯費用によって大きく変わります。同じ用量でも月額に1万円以上の差が生じるケースもあり、「安いと思って始めたら想定以上にかかった」という声も少なくありません。
また2025年4月からは、同成分のゼップバウンド(肥満症適応)が保険処方可能となり、条件を満たせば費用が大幅に下がるルートも登場しています。一方、マンジャロ自体は2型糖尿病治療薬のため、ダイエット目的では保険が使えません。この「保険vs自由診療」の選択が、年間の総費用を数十万円単位で左右します。

本記事ではマンジャロとゼップバウンドの費用・料金に特化して整理します。
安いオンライン診療のクリニックを探している方は、「オンライン診療でマンジャロがおすすめのクリニック13選|料金・安全性・選び方を医師監修で比較」もあわせてご覧ください。マンジャロの効果については、「マンジャロは最新のGLP-1ダイエット!効果・メリットとリスクは?」をご参照ください。

 

マンジャロの料金体系を理解するための基礎知識

マンジャロの費用の内訳

1)マンジャロは自由診療のため「定価がない」

マンジャロ(チルゼパチド)は日本では2型糖尿病治療薬として承認されており、ダイエット目的での使用は「適応外処方(off-label use)」にあたります。そのため、自由診療となりクリニックが独自に料金を設定します。厚生労働省が定めた公定薬価(薬の原価に相当)は存在しますが、自由診療ではその価格に関わらずクリニックが販売価格を決定できるため、同じ量でも料金に大きな差が生まれます。

2)費用の内訳:薬代だけではない4つのコスト

■ マンジャロの治療にかかる費用の全体像

①薬代(最大の割合):用量ごとに異なる。月4本使用

②診察料:無料〜3,000円程度。オンライン・対面でも異なる

③送料・クール便代:無料〜1,100円程度(冷蔵保存必須のため)

④血液検査費用:初回のみ必要なクリニックが多い(3,000〜10,000円程度)

※クリニックによって①〜④の内訳が異なるため、「薬代のみ表示」の広告には注意が必要です

3)用量と増量スケジュールで月額は変化する

マンジャロは2.5mgからスタートし、4週ごとに2.5mgずつ増量するプロトコルが基本です。最初の1か月は必ず2.5mgで始めるため、初月は費用が低く抑えられます。しかし2か月目以降は5mg、その後の用量によって月額が大きく変わります。「継続すればするほど高くなる」という費用設計を事前に理解しておくことが重要です。
実際にチルゼパチドのSURMOUNT-1試験では、15mg群で平均20.9%という大きな体重減少効果が報告されています。そのため、治療効果を高める目的で増量が検討されることがありますが、それに伴い費用も増加するため、あらかじめ将来的な費用負担を想定しておくことが大切です【1】。

増量ステップ期間の目安
2.5mg(開始量)第1〜4週
5mg(維持量)第5週〜
7.5mg〜15mg効果・副作用に応じて医師が判断

4)公定薬価(厚生労働省)とは何か

厚生労働省が定めるマンジャロの公定薬価(1本あたり)は以下の通りです。保険診療ではこの薬価に基づいて3割負担などが計算されますが、自由診療ではクリニックが独自に販売価格を設定するため、この薬価は「最低参考価格」として考えてください。

用量公定薬価(1本・0.5mL)
2.5mg1,443円
5mg2,886円
7.5mg4,329円
10mg5,772円
12.5mg7,215円
15mg8,658円

出典:厚生労働省「薬価基準収載品目リスト」。2026年5月13日の中医協総会で「持続可能性特例価格調整」による25%引き下げが決定。2026年8月1日より新薬価適用。

用量別・月額費用の目安(2026年5月時点)

1)薬価ベースの1か月費用(公定価格×4本)

マンジャロの用量と費用の関係のグラフ

週1回投与で1か月4本使用するとして、公定薬価をもとにした薬代のみの目安は以下の通りです。自由診療ではこれ以上の金額になります。

用量薬価ベースの1か月薬代(4本分)
2.5mg約5,800円
5mg約11,500円
7.5mg約17,300円
10mg約23,100円
12.5mg約28,900円
15mg約34,600円

2)自由診療クリニックの月額相場(薬代のみ・2026年5月時点)

複数のオンライン診療クリニックの公式情報をもとにまとめた、自由診療での薬代月額相場です。診察料・送料は別途かかる場合があります。

用量月額相場(薬代のみ)備考
2.5mg約20,000〜30,000円初月・導入期
5mg約35,000〜50,000円維持量(標準)
7.5mg約50,000〜65,000円増量期
10mg約65,000〜85,000円高用量
12.5mg約80,000〜100,000円最高用量前
15mg約90,000〜120,000円最高用量

※クリニックにより最大1万円以上の差あり。初回クーポン・定期便割引適用前の通常価格帯です。

3)オンライン診療と対面診療の費用差

マンジャロのオンライン診療の費用をチェックする女性

項目オンライン診療対面診療
薬代ほぼ同等(一部安い)ほぼ同等
診察料無料〜1,650円無料〜3,000円程度
送料1,100円前後(クール便)なし
血液検査なし〜あり(クリニックによる)初回必要が多い
利便性全国対応・自宅受け取り通院が必要
副作用対応次回診察まで待つこともその場で相談しやすい

4)初回・定期・まとめ買いで変わるコスト

多くのクリニックで初回割引クーポン(3,000〜5,000円引き)・3か月まとめ買いでの単価割引が提供されています。1か月ずつ都度購入よりも3か月定期の方が月当たり数千円安くなるケースが一般的です。ただし、副作用が強く途中で中止した場合でも返金不可のクリニックがほとんどであるため、まとめ買いは主治医に相談した上で検討してください。

見落としがちな「付帯費用」の全体像

1)診察料はどこも無料ではない

「診察料無料」と謳うクリニックでも、「処方ありの場合は無料、処方なしの場合は1,650円」という条件付きが多く見られます。また継続処方の際も再診料・管理料として月500〜2,000円程度が発生するクリニックがあります。料金ページの「小さな文字」を必ず確認してください。

2)クール便・送料の実態

マンジャロは冷蔵保存(2〜8℃)が必須のため、配送には保冷対応の「クール便」が使われます。送料・クール便代は多くのクリニックで実費負担となり、1,100円前後が標準的です。「送料無料」と表示されていても、クール便代が別途かかる場合があります。月1〜2回の配送で年間1〜2万円以上になることもあります。

3)血液検査費用

血液検査の必要性と費用を説明する医師

安全な処方のためには血液検査(血糖値・HbA1c・肝機能・腎機能など)が必要です。初回のみ実施するクリニックが多いですが、3〜6か月ごとに定期検査を求めるクリニックもあります。検査費用は3,000〜10,000円程度で、これも総コストに含めて計算する必要があります。

■ 信頼できるクリニックかどうかの費用面チェックリスト

□ 薬代・診察料・送料・血液検査費を明示しているか

□ 「総額」表示があるか(薬代のみ表示は要注意)

□ 増量時の料金変更を事前に説明しているか

□ 血液検査を初回に必ず実施しているか

4)年間トータルコストで考える

マンジャロの年間費用のシミュレーション

「2.5mgで始めて5mgに増量し1年間継続する」という標準的なシナリオで考えると、薬代・診察料・送料を合計した年間の自由診療総費用は以下の目安になります。

シナリオ年間の費用目安内訳のポイント
初月2.5mg→5mgに増量・1年継続約45〜65万円初月約2万+残11か月約4〜5万
5mgで維持・1年継続約45〜60万円月4〜5万×12
7.5mg維持・1年継続約65〜90万円月6〜7万×12

※薬代+診察料(月1,000円想定)+送料(月1,100円)込みの概算。初回血液検査代は含まず。

保険適用になるケースとそうでないケース

1)マンジャロは肥満・ダイエット目的では保険不可

マンジャロの保険適用は「2型糖尿病の血糖管理」に限定されています。体重を減らすことを目的としたダイエット・肥満治療として処方される場合は、糖尿病の診断があっても「ダイエット目的」と判断されれば原則として保険適用の対象外です。保険適用されるのは、あくまで糖尿病の治療として医師が処方した場合のみです。

2)ゼップバウンドが保険適用になる条件

同成分のゼップバウンドは2024年12月に肥満症治療薬として承認されており、条件を満たせば保険が適用されます。これらの条件は、日本肥満学会「肥満症診療ガイドライン2022」に基づく肥満症診療の考え方を背景としており、単なるBMIだけではなく、肥満関連健康障害や継続的な生活習慣改善の実施状況も重視されています【2】。
保険適用の詳細条件は、「マンジャロとゼップバウンドの違い」でも詳しく解説していますが、費用の観点から要点を整理します。

■ ゼップバウンドの保険適用条件(2026年5月時点)

・BMI ≥ 35、または

・BMI ≥ 27 + 肥満関連健康障害(高血圧・脂質異常症・2型糖尿病等)を2つ以上合併

さらに以下がすべて必要:

・高血圧・脂質異常症・2型糖尿病のいずれか1つ以上の合併

・同一施設で6か月以上の食事療法・運動療法を実施しても効果不十分

・管理栄養士による栄養指導を2か月に1回以上実施済み

・内科等の専門外来を標榜する保険医療機関での処方

→ 初診当日に即日処方は不可。専門外来での継続管理が前提

3)保険適用された場合の費用試算(3割負担)

ゼップバウンドの公定薬価はマンジャロとは異なる独自の価格体系が設定されています。保険3割負担での薬代自己負担の目安は以下の通りです。

用量薬価(1本)3割負担の月額薬代(4本)
2.5mg3,067円約3,680円
5mg5,797円約6,960円
7.5mg7,721円約9,270円
10mg8,999円約10,800円
15mg11,242円約13,490円

※薬代の3割負担のみ。別途診察料・管理料・栄養指導料等が加算されます。自由診療との薬代単純比較でも月額が大幅に下がることがわかります。

【重要】保険適用の投与期間は最長72週間(出口戦略)

厚生労働省の「最適使用推進ガイドライン」により、ゼップバウンドの保険適用での投与期間は原則として最長72週間(約1年4か月)と上限が定められています。72週を超えての継続処方は保険診療として認められず、原則として自由診療(自費)へ切り替わります。「保険なら長期間安く使える」という認識は誤りであり、治療開始前から投与終了後の体重管理(食事療法・運動療法)を含む出口戦略を立てておくことが必要です。また、投与終了後にリバウンドが生じ再投与を希望する場合も、さらに6か月以上の食事・運動療法の実施が確認されてからでなければ再開は認められません。

4)「保険を使えるかどうか」の確認の仕方

「自分が保険を使えるか」は、BMIと健康障害の有無、かつ6か月間同一施設での管理実績があるかで決まります。初めて相談する場合は、まず内科・肥満症専門外来に受診し「ゼップバウンドの保険処方が可能かどうか」を確認することが最善です。美容クリニック・オンライン診療では保険適用を受けることはほぼできません。

マンジャロとゼップバウンドの費用比較

マンジャロとゼップバウンドの費用比較表

1)自由診療マンジャロ vs 保険適用ゼップバウンドの費用差

同成分のチルゼパチドを使うにしても、マンジャロ(自由診療)とゼップバウンド(保険適用)では年間の費用が大きく変わります。

マンジャロ(自由診療)ゼップバウンド(保険適用3割)
月額薬代(5mg)約35,000〜50,000円約6,960円
診察料など月数百〜2,000円月3,000〜8,000円程度(指導料等含む)
年間概算約45〜65万円約10〜15万円程度(保険適用は最長72週まで)
処方条件即日可能(クリニックによる)6か月の管理実績が必要

保険が使えるなら年間30〜50万円以上の差が生まれる計算になります。ただし保険適用の条件(施設・期間・BMI)を満たさなければ保険は使えません。

2)糖尿病がある方の保険適用マンジャロの費用

2型糖尿病の治療目的でマンジャロが処方される場合は保険が適用されます。この場合、ゼップバウンドの保険適用と同様に薬代は公定薬価の3割負担となります。糖尿病の治療と体重管理を同時に希望する方は、糖尿病専門医・内科に相談することで、費用を抑えながら適切な治療を受けられる可能性があります。

3)費用の観点から「どちらを選ぶべきか」のフロー

■ 費用最適化のための選択フロー

Step1. BMI ≥ 27 かつ 肥満関連健康障害2つ以上 → ゼップバウンド保険適用を検討(専門外来へ)

Step2. 2型糖尿病がある → マンジャロの保険処方を糖尿病専門医に相談

Step3. Step1・2に当てはまらない → 自由診療(マンジャロまたはゼップバウンド)

Step4. 自由診療の場合 → 総額(薬代+診察料+送料)で複数クリニックを比較

中川ゆう子さん
MESSAGE
美容看護師中川ゆう子さんコメント

 

美容看護師

中川ゆう子さん

費用について「月2万円くらいで始められると聞いて」とご相談にいらっしゃる方がとても多いですが、実際には維持用量に増えてくると月4〜5万円以上になることも珍しくありません。始める前に「どの用量まで使う可能性があるか」「1年間のトータルコストはいくらか」を医師としっかり確認することが大切です。また、安さを優先するあまり検査体制が不十分なクリニックを選んでしまうと、副作用が出た時に対応してもらえないリスクもあります。費用と安全性のバランスを見て選んでいただきたいと思います。

費用を抑えるための正しい方法と注意点

1)定期便・まとめ買いの活用

多くのオンライン診療クリニックでは3か月分の定期購入で月あたり数千円の割引が受けられます。ただし中途解約時の返金可否・解約条件を事前に必ず確認してください。「副作用が強くて続けられなくなった」ケースで残分の返金が受けられないトラブルも報告されています。

2)「極端に安いクリニック」に潜むリスク

相場を大きく下回る価格(例:2.5mgが月1万円未満など)には注意が必要です。血液検査なし・副作用対応が不十分・医師の専門性が低いといった問題が潜んでいる可能性があります。

マンジャロの安さ重視と安全性重視の比較

医療ダイエット薬はYMYL(健康・生命に関わる)領域の医薬品であり、安さだけで選ぶことは危険です。

3)個人輸入・個人売買が危険な理由

費用を抑えようと個人輸入や個人間売買を試みる方がいますが、これは品質・安全性・法的観点から非常に危険です。実際に海外では、押収された偽造GLP-1製剤を分析した研究において、成分不一致や含量異常、不純物混入などが確認されています。価格の安さだけを理由に非正規ルートを利用することは、安全性の観点から大きなリスクがあります【3】。
詳しくはGLP-1受容体作動薬の個人輸入は絶対NG?リスク・危険性・安全に医療ダイエットを始める正しい方法をご参照ください。主なリスクを以下に整理します。

■ 個人輸入・個人売買のリスク(費用面以外も含む)

・品質・含量が無保証(偽造品・粗悪品の可能性)

・冷蔵保存が輸送中に保証されない(有効成分が失活)

・副作用が出ても医療機関に相談しにくい

・PMDAの医薬品副作用被害救済制度の対象外

・薬機法違反になる可能性(未承認品の輸入・売買)

4)費用対効果で考える「継続できる用量選び」

費用が高くなるからといって自己判断で用量を下げたり、逆に高用量に急いで増量したりすることは医学的に推奨されません。GLP-1受容体作動薬は、臨床試験において有意な体重減少効果が確認されています。しかし、その効果を十分に引き出すためには適切な用量設定と継続的な治療が重要であり、費用だけを理由に自己判断で用量を変更することは望ましくありません【4】。
自分の体重・副作用・生活習慣の変化を見ながら、医師と相談して「継続できる用量」を選ぶことが最終的に最もコストパフォーマンスの高いアプローチです。

よくある質問(FAQ)

マンジャロの費用(開始期・維持期・保険適用)

Q1. マンジャロは1か月いくらかかりますか?

用量と選ぶクリニックによって異なります。開始時の2.5mgで月2〜3万円程度、維持量の5mgで月3.5〜5万円程度が自由診療の目安です。診察料・送料を含めた総額で比較することが重要です。

Q2. 用量が上がると費用はどれくらい増えますか?

2.5mgから5mgに増量すると月額が約1.5〜2倍になります。さらに10mgになると5mgの約2倍、15mgでは3倍以上になることもあります。最初から「最高用量まで使う可能性がある」と想定して年間予算を立てることをおすすめします。

Q3. ゼップバウンドとマンジャロは費用が違いますか?

自由診療では、ゼップバウンドはマンジャロより公定薬価が高く設定されているため(例:5mgでゼップバウンド5,797円 vs マンジャロ2,886円)、クリニックの販売価格もやや高めになる傾向があります。保険適用になった場合は、ゼップバウンドの3割負担のみで月数千〜1万数千円程度(用量による)となるため、自由診療のマンジャロと比較すると年間30〜50万円の差になることもあります。ただし保険適用は最長72週間(約1年4か月)が上限です。

Q4. オンライン診療と対面診療でどちらが安いですか?

薬代自体は大きく変わりません。オンライン診療は対面診察料が不要な代わりに送料(クール便代)がかかります。対面は交通費・待ち時間のコストが別途発生します。総額・利便性・副作用対応力のバランスで選ぶことをおすすめします。

Q5. 保険で処方してもらうにはどうすればいいですか?

まず内科・肥満症専門外来を受診し、BMI・肥満関連健康障害・6か月以上の生活習慣改善の実績の3条件を確認してください。美容クリニック・オンライン診療では保険適用は原則受けられません。保険を希望する場合は専門外来に相談することが先決です。

Q6. 年間いくらかかるか計算する方法は?

(月額薬代 + 診察料 + 送料)× 12か月 + 血液検査代(年1〜2回分)で計算できます。また増量を予定している場合は「前半6か月は2.5mg相当の月額、後半6か月は維持量の月額」で分けて計算すると現実的な試算ができます。

まとめ

マンジャロの費用のまとめ

マンジャロの費用は「薬代のみ月2万円〜」という広告表示より、実際の総額は大きくなる場合がほとんどです。用量・クリニック・付帯費用を総合的に把握した上で、年間予算を立てて始めることが重要です。

■ この記事のまとめ

・マンジャロはダイエット目的では保険不可。自由診療で月2〜12万円以上(用量による)

・費用の内訳は薬代+診察料+送料(クール便)+血液検査代

・年間総費用の目安:5mgで維持した場合、約45〜65万円

・同成分ゼップバウンドが保険適用なら年間10〜15万円程度に抑えられる可能性あり(※保険適用は最長72週間が上限。以降は自費診療に移行)

・まず「保険が使えるか」を専門外来で確認することが最善の費用対策

・「安すぎるクリニック」「個人輸入」は安全面・法的観点で危険

<参考記事>

医療ダイエット薬の種類と選び方|リベルサス・マンジャロ・ウゴービを徹底比較
オルフォルグリプロンは飲むGLP-1!効果・副作用とリベルサス・マンジャロとの違い

参照論文

本記事の科学的・規制的根拠として、以下の文献・公式資料を参照しています。
【1】Jastreboff AM, Aronne LJ, Ahmad NN, et al. Tirzepatide Once Weekly for the Treatment of Obesity. N Engl J Med. 2022;387(3):205-216.
PMID:35658024 DOI: 10.1056/NEJMoa2206038
日本語要旨:SURMOUNT-1試験。マンジャロ(チルゼパチド)を肥満または過体重成人2,539名に72週間投与し、15mg群で平均20.9%の体重減少を示しました。GIP/GLP-1受容体作動薬の高い減量効果を示した重要論文です。
【2】日本肥満学会. 肥満症診療ガイドライン2022.
日本語要旨:日本肥満学会による肥満症診療ガイドライン。BMI基準、肥満関連健康障害、食事療法・運動療法、薬物療法の適応などを整理しており、ゼップバウンドの保険適用条件や肥満症診療の考え方を理解する上で重要な資料です。
【3】U.S. Food and Drug Administration (FDA). FDA alerts health care providers and patients of fraudulent counterfeit Ozempic (semaglutide) found in U.S. drug supply. FDA Safety Communication. 2024.
出典:米国食品医薬品局(FDA)公式安全性通知。正規の米国医薬品供給網において偽造オゼンピック注射器が押収され、成分の品質・安全性が保証されないことが確認された事例を報告。個人輸入や非正規流通ルートの危険性を示す公的機関の一次資料。
【4】Wilding JPH, Batterham RL, Calanna S, et al. Once-Weekly Semaglutide in Adults with Overweight or Obesity. N Engl J Med. 2021;384(11):989-1002.
PMID: 33567185 DOI: 10.1056/NEJMoa2032183
日本語要旨:ウゴービ(セマグルチド2.4mg)のSTEP-1試験。肥満または過体重成人1,961名を対象に68週間評価し、平均14.9%の体重減少を示しました。GLP-1受容体作動薬による肥満症治療の有効性を示した代表的研究です。

※本記事は医師監修のもと作成されていますが、個別の医療アドバイスを提供するものではありません。治療の選択は必ず担当医師にご相談ください。
※費用情報は2026年6月時点の情報に基づいています。なお、マンジャロの公定薬価は2026年8月1日より25%引き下げが適用されるため、自由診療の相場も変動する可能性があります。クリニックの料金設定は変更される場合があります。必ず各クリニックの公式サイトでご確認ください。

SNS Share

\ この記事をシェアする /