トレチノイン(レチノイン酸)は、ニキビの治療などで使われるビタミンAの誘導体です。
ビタミンAの50〜100倍の生理活性があり、米国ではシワ・ニキビの治療医薬品としてFDAに認可されています。また、シミにも効果を発揮します。
この記事では、トレチノインの効果や副作用、使い方などを解説します。
東京医科大学医学部医学科を卒業後、麻酔科学講座入局。
麻酔科退局後、明治通りクリニック皮膚科・美容皮膚科で院長を務める。
平成24年より医療法人容紘会高梨医院皮膚科・美容皮膚科を開設し、現在は院長として勤務している。
- 1 1.トレチノインとは?
- 2 2.トレチノインの効果は?
- 3 3.トレチノインの副作用や注意事項は?
- 4 4.トレチノインの使い方
- 5 5.トレチノインの種類や費用は?
- 6 6.よくある質問
- 6.1 Q1.トレチノインとレチノールはどう違いますか?
- 6.2 Q2.ハイドロキノンと併用することがあるのはなぜですか?
- 6.3 Q3.トレチノインによる肝斑やシワの治療期間は?
- 6.4 Q4.シミに対してはトレチノインとレーザー治療とどちらがよいですか?
- 6.5 Q5.トレチノインとシミ取りレーザー治療と併用できますか??
- 6.6 Q6.トレチノインの濃度はどれくらいが良いですか?
- 6.7 Q7.トレチノインを塗布するにあたって効果的なサイクルはありますか?
- 6.8 Q8.トレチノインは顔全体に使えますか?
- 6.9 Q9.レチノイド反応があってもメイクはできますか?
- 6.10 Q10.トレチノインによる治療を中断したほうが良い場合はありますか?
- 6.11 Q11.トレチノインを個人輸入で使いたいのですが、大丈夫でしょうか?
- 6.12 Q12.レチノイド反応はいつまで続きますか?
- 6.13 Q13.乾燥症状が強いときはどうしたらいいですか?
- 6.14 Q14.トレチノインを塗り始めても皮剥けが起こりません。
- 7 7.まとめ
1.トレチノインとは?
トレチノイン(レチノイン酸)の正式名は、「オールトランスレチノイン酸」で、皮膚の健康や美容において注目されている成分です。
美容医療分野では主に、ニキビ治療やシワ改善、シミ、肝斑の改善のために使用されています。
そんなトレチノインは、米国ではシワやニキビの治療薬としてFDAに認可されています。
一方、日本での厚生労働省では認可されていないため、保険診療ではなく自由診療で使われます。
化粧品や医薬部外品で使われるレチノールの生理活性の強さを1とすると、トレチノインはその50倍〜100倍の強さがあるといわれています。
そのため、効果が高い一方で刺激が強く、皮むけ(レチノイド反応)などが出やすい傾向にあります。
しかし、トレチノインは、誰でも血液中にごく微量流れていて、アレルギー反応を起こすことはありません。
この記事では、トレチノインの効果や副作用をはじめ、使い方、注意点などを幅広く解説します。
<監修医からのメッセージ>
トレチノインは、ビタミンA誘導体で、美容医療ではシミやシワの治療に使われる医薬品です。
トレチノインには、 肌のターンオーバーを促進させる働きがあるため、シミの原因となる着色されたメラニン色素を早く排泄させることができます。
これが、トレチノインによってシミが改善するメカニズムです。
つまり、トレチノインは、肌のターンオーバーを促進させることでシミを薄くするのです。
また、トレチノインにはコラーゲンやヒアルロン酸を増やすはたらきがあります。
そのため、シワなどの肌老化の改善にも効果を発揮します。
しかし、トレチノインを塗ると肌が赤くなったり、ぽろぽろと皮膚が向けてくることがあります。
これはアレルギー反応ではなく、レチノイド反応と呼ばれるものです。
トレチノイン反応は使用を続けるうちに改善しますが、こうした副作用や反応があるため、トレチノインの使用時には、医師の診察と十分な説明を受ける必要があります。
そのため、トレチノインは医療機関で処方してもらうことをおすすめします。
<参考記事>
2.トレチノインの効果は?
トレチノインには、コラーゲンやヒアルロン酸の産生、肌のターンオーバーを改善するはたらきがあります。
それによってさまざまな肌悩みの改善が可能です。
1)ニキビの改善
ニキビは、毛穴に過剰な皮脂が詰まることがスタートとなって発症します。
トレチノインには、皮脂の分泌を抑える効果や肌のターンオーバーを促進することで角質を剥がすはたらきがあります。そのため、肌を整えニキビの予防に効果を発揮します。
また、炎症性の赤いニキビやニキビ痕、それが原因の色素沈着にも効果が期待できます。
<参考記事>
初期のニキビの治し方!毛穴の詰まりを解消する効果的なスキンケア
2)シミや色素沈着の改善
シミや色素沈着は、黒色メラニンが溜まった状態です。
トレチノインは、ターンオーバーを促進し、表皮に溜まったメラニンの排出を促します。
その結果としてシミを改善するのです。
また、メラニン産生を抑えるハイドロキノンとの併用により相乗効果を発揮します。
この治療法は「トレチノイン・ハイドロキノン併用療法」と呼ばれ、美容クリニックでもごく一般的に行われます。
<参考記事>
ハイドロキノンはシミや肝斑の治療に使われる医薬品または化粧品の成分で、医薬部外品の美白成分としては認可されていません。メリットは美白作用の高い点ですが、副作用のデメリットがあります。そのため専門医に指導の下、正しく使うことが大切です。本[…]
3)一部の目の下のクマに有効
目の下のクマの中で、茶クマは色素沈着が原因です。
トレチノインによって、ターンオーバーが促進すれば、メラニン色素の排出が進んで茶クマが改善します。
<参考記事>
4)シワを改善して肌のハリを出す
シワは、真皮のコラーゲンの減少や劣化が原因で起こります。
トレチノインは、真皮の線維芽細胞を活性化し、コラーゲンを増やします。その結果、シワを目立たなくしたり、お肌のハリをアップします。
<参考記事>
5)肌のキメを整える
トレチノインには、表皮の細胞間や角質にヒアルロン酸の沈着を促すはらきがあります。そのため、乾燥による小じわを目立たなくしたり、肌のキメが整う効果が期待できます。
<参考記事>
3.トレチノインの副作用や注意事項は?
1)トレチノインの副作用
トレチノインは皮膚の新陳代謝を促す一方で、副作用もあります。その程度には個人差がありますが、時には医師に相談するなど注意が必要です。一般的な副作用について解説します。
乾燥・かゆみ
トレチノインは、皮脂分泌を抑える作用があることから、乾燥を引き起こしかゆみをともなうことがあります。これを和らげるために、保湿ケアをしっかり行いましょう。
赤み・ひりつき
トレチノインはお肌のターンオーバーを促すはたらきがあり、角質の排出が活発になるため、皮剥けしやすくなります。角質が剥がれることで、一時的にお肌のバリア機能が低下するため、刺激を感じやすくなるのです。その結果、赤みやひりつきを感じることがあります。継続的な使用によって軽減しますが、適切なスキンケアが必要です。
日焼けしやすくなる
トレチノイン使用中は、皮膚のバリア機能を低下させるため、紫外線によるダメージを受けやすくなります。副作用が強く出る場合は、すぐに医師に相談し適切に対処してください。
<参考記事>
2)トレチノインの注意事項
トレチノインを使用する際には、以下の3つの注意事項を守ることが大切です。
保湿をしっかり行う
トレチノイン使用中は皮膚が乾燥しやすくなるため、しっかりと保湿することが必要です。保湿をする際は、患部に塗ったトレチノインを塗り広げないように注意する必要があるため、保湿の順番ややり方については、医師に相談しましょう。
紫外線対策
皮膚バリアを一時的に低下させるため、紫外線ダメージを受けやすくなります。日中外出時には、必ず日焼け止めを使用し、帽子やUVカットサングラスを着用するなど、紫外線から守るようにしてください。紫外線対策は、トレチノイン治療の成果を維持するためにも不可欠です。
保管の注意
トレチノインは適切な保管方法が大切です。分解されやすい物質のため、日光に当たったり高温の場所に置いておいたりすると、すぐに効力を失ってしまいます。クリニックによっては冷蔵庫保管を推奨しているところも多いですが、日に当たらず室温が保たれる場所で保管をするようにしてください。
<参考記事>
紫外線対策こそエイジングケア!日焼けダメージの肌老化を防ぐ対策
3)トレチノインを使えない場合は?
トレチノインは皮膚の状態を改善し、シミやニキビ、シワなどのエイジング治療に効果的です。その一方で、使用できない場合もあります。次に、トレチノインを使えない場合について解説します。
妊娠または授乳中
妊娠中、授乳中の女性は、トレチノインを使用することはできません。トレチノインが胎児への奇形のリスクを高める可能性を否定できないためです。
炎症性腸疾患や重度の肝機能障害
トレチノインの内服薬「イソトレチノイン」の場合、副作用として肝機能異常や高脂血症などが起こりえるため、内臓に問題がないことを確認しつつ治療を進めていきます。そのほか基礎疾患がある方は服用できない場合があるため、医師に相談しましょう。
ほかの治療法との相性
トレチノインは、ほかの治療法と併用する場合には注意が必要です。特に、皮膚に刺激を与える治療法との併用は極力避け、医師と相談した上で適切な治療プランを策定してください。
個人輸入のトレチノイン
トレチノインは医療用医薬品に分類され、処方できるのは医療機関のみです。近年では海外輸入で簡単に入手する方法もありますが、思わぬトラブルの原因になってしまいます。必ず医師の処方のもとで入手するようにしてください。
4.トレチノインの使い方
1)配合濃度は?
トレチノインの配合濃度は、使用目的や皮膚のタイプに応じて異なります。一般的にクリニックで処方される濃度は、0.025%~0.4%です。配合濃度は治療の目的によって決めることが多く、シミの改善を目的として使用する場合は低濃度、シミの漂白を目的として使用する場合は高濃度を使用することが一般的です。
初めてトレチノインを使用する場合は、低濃度から始め、徐々に慣れてから濃度を上げることがおすすめです。クリニックや治療目的によって推奨される濃度も異なるため、医師 の指導を受けて選んでください。
2)トレチノインの使い方と経過
トレチノインクリームの場合、1日1回連日で顔全体、またはシミや小じわなど肌悩みのあるパーツに塗ります。
個人差はありますが、使い始めてから数日〜2週間前程でカサカサや赤み、つまり、レチノイド反応が生じてきます。
その後、多くの場合は、次第に皮膚が順応して反応が軽くなっていきます。しかし、レチノイド反応が強い場合は、外用回数を減らすなどで対応します。ただし、症状がひどい場合には、中止せざるを得ない場合もあります。
トレチノインを2~8週間使用すれば、徐々にシミが薄くなったり、シワが改善してきます。
3)使用期間は?
トレチノインの使用期間は、治療目的や個人差によって異なりますが、一般的には1カ月〜3カ月程度を目安に行います。その後の継続使用については、かかりつけの医師の判断のもとで治療方針を決めていきます。
4)使用期限は?
トレチノインは酸化されやすい特性があります。そのため、時間が経つと効果がなくなってしまいます。トレチノイン使用期限は、医師の指示に従ってください。
5.トレチノインの種類や費用は?
1)美容クリニックで処方されるトレチノインの種類や費用
美容クリニックによって、取り扱っているトレチノインの種類は異なります。一般的には、塗り薬としての外用薬、服用するタイプの内服薬があるところが多いです。また、美容クリニックによっては、トレチノインが含まれた医療用化粧品などが置いてあるところもあります。以下は、一般的なトレチノインの種類と費用の目安です。
トレチノイン外用薬
外用薬では、トレチノインクリームが提供されることが一般的です。クリームの種類としては異なる濃度や配合成分のものがあり、患者の皮膚の状態や目標に合わせて選択されます。
トレチノイン内服薬
トレチノイン内服薬は、イソトレチノインと呼ばれ、主に重症ニキビの治療に用いられます。効果が高い一方で、副作用も多いことから注意が必要な薬です。
<参考記事>
費用
日本では自由診療の治療法のため、美容クリニックによって費用が異なります。一般的な価格水準は、濃度によっても異なりますが、外用薬1本あたり3,000円前後です。内服薬は1カ月20,000円前後が目安です。これに診察料が加わってきます。
詳細な情報や価格については、クリニックに直接問い合わせてください。
2)市販のトレチノインクリームの種類や費用は?
トレチノインクリームは、国内未承認の医薬品です。そのため、日本で購入するには医師の処方を受けるか、海外輸入が入手方法となります。
種類
海外輸入のトレチノインクリームには、さまざまなブランドと濃度があります。これらは通常よりも手頃な価格で入手できます。しかし、海外輸入の場合、信頼できるサイトからの購入であっても、何かあった場合に医療機関では保証されないことを理解しておく必要があります。
費用
海外輸入のトレチノインクリームの価格は、ブランドや濃度によって異なります。医療機関で入手する場合と比較して、1/3〜半額くらいの価格で入手することが可能です。
送料はかかりますが、診察代と比較してもかなり安価になります。
しかし、品質ほか管理の問題などからリスクがあります。
トレチノインの個人輸入はおすすめできません。
6.よくある質問
Q1.トレチノインとレチノールはどう違いますか?
トレチノインとレチノールは、両方ともレチノイドです。トレチノインは、ビタミンA誘導体の一種で、肌の再生を促す作用があります。生理活性の強さがレチノールの50〜100倍あるため、レチノールよりも強力な作用がある反面、副作用も多く現れます。
一方で、レチノールは、トレチノインに比べて生理活性が低いため、副作用が少なく、肌への刺激も少ないため、初めて使う方におすすめです。
また、トレチノインは処方箋が必要な医薬品ですが、レチノールは市販の化粧品として入手できることも多いため、処方箋は不要です。
Q2.ハイドロキノンと併用することがあるのはなぜですか?
トレチノインとハイドロキノンを併用することで、より高い効果が期待できるからです。トレチノインは、メラニン色素を排出するのを促す薬であることに対して、ハイドロキノンはメラニン色素の生成を抑える薬です。
メカニズムの違う2つの医薬品を併用することで、メラニン色素を減少させ、シミや肌の色素沈着を改善する効果が高まります。
Q3.トレチノインによる肝斑やシワの治療期間は?
トレチノインの肝斑への治療期間は、個人差はありますが、2カ月から数カ月です。
一方、シワの改善のためには、半年以上のトレチノインの外用が必要です。
<参考記事>
肝斑は女性ホルモンの乱れが原因!シミとは違う予防や改善・治療法
Q4.シミに対してはトレチノインとレーザー治療とどちらがよいですか?
シミ改善に早い効果を求めるなら、シミ取りレーザーのほうがおすすめです。
一方、トレチノインには即効性はありませんが、自宅での治療が可能であり、ゆっくりとした効果を期待する場合にはおすすめです。
また、レーザー治療ができない肝斑(かんぱん)や炎症後の色素沈着に対しても、トレチノインクリームは使用が可能です。
<参考記事>
シミ取りレーザーの種類と効果は?失敗しない選び方や料金相場を解説
Q5.トレチノインとシミ取りレーザー治療と併用できますか??
トレチノインとシミ取りレーザー治療との併用は可能です。
トレチノインで 赤みや表皮剥離などの反応が出ている場合は レーザーの反応が強くなる可能性があるため併用できません。
Q6.トレチノインの濃度はどれくらいが良いですか?
トレチノインの濃度は、ニキビやシミを改善したい場合には低濃度(0.05%など)、シワを改善したい場合には高濃度(0.4%など)で使用する場合が多いです。
どの濃度で治療するかは、医師と相談の上、肌質や肌悩みに合わせて決めましょう。
Q7.トレチノインを塗布するにあたって効果的なサイクルはありますか?
トレチノインを連続して使用し続けると、肌に耐性ができ、効果が不十分になるケースがあり得ます。
一般的に、2~3カ月トレチノインの塗布を続け、1カ月ほど治療を休止後、治療を再開するというサイクルが効果的とされています。
しかし、個人差や肌状態でサイクルは変わります。
医師と相談の上、最適なサイクルを決めましょう。
Q8.トレチノインは顔全体に使えますか?
使用できます。トレチノインは強力な作用があり、副作用として赤みや皮剥けが起こる可能性があります。 部分的に使用すると局所的に濃度が高くなってしまうため部分的に 使用することは推奨されていません。
医師の指導のもと、使用するようにしましょう。
Q9.レチノイド反応があってもメイクはできますか?
トレチノインのレチノイド反応がある間でもメイクは可能です。ただし、お肌が敏感になっているので、刺激を最小限に抑えるような低刺激のものを選んでください。
Q10.トレチノインによる治療を中断したほうが良い場合はありますか?
トレチノイン治療を中断するべき場合は、重度の副作用が発生した場合や、肌が過度に敏感になってしまった場合です。また、妊娠中や授乳中にはトレチノインを使用できないため、一時的に中断することも必要です。治療を中断する際にも、医師の指示に従い適切に行ってください。
Q11.トレチノインを個人輸入で使いたいのですが、大丈夫でしょうか?
トレチノインを個人輸入することは可能ですが、購入先や使用方法には注意が必要です。
まず、トレチノインの個人輸入には国や地域による法的規制があります。輸入先国の法律や規制を確認し、遵守することが大切です。
また、品質と安全性を確保するために、信頼性の高い購入先から入手することが大切です。製品のラベル、有効期限、成分などを確認することも大切なポイントです。
こうした点を考えると、トレチノインは、美容クリニックや皮膚科で処方してもらうことをおすすめします。
Q12.レチノイド反応はいつまで続きますか?
トレチノインの塗布を続けると、最初にみられた皮剥け(落屑)や赤みなどの皮膚炎(レチノイド反応)は次第になくなっていきます。これはお肌がトレチノインに対する耐性を獲得するからです。どのくらいの期間でレチノイド反応が落ち着くかは個人差がありますが、通常最初の2週間〜1カ月程度がピークで、その後は徐々に反応が軽減します。
Q13.乾燥症状が強いときはどうしたらいいですか?
乾燥が強い場合は、トレチノインを塗布してから時間をおいて保湿剤を使いましょう。
トレチノインを使わない日中にも保湿剤を塗るようにして、乾燥肌対策を行いましょう。
それでも乾燥によるかゆみがある場合などは、休止する必要があることも。
乾燥症状が強い場合は、医師に相談しましょう。
<参考記事>
Q14.トレチノインを塗り始めても皮剥けが起こりません。
一般的に、トレチノインは、塗り始めて2、3日後からレチノイド反応が始まります。
しかし、肌質や濃度によってはレチノイド反応が起こらない場合もあります。
効果がないわけではありませんが、濃度が低かったり、回数が不十分なこともあります。
レチノイド反応が起こらない場合は、医師に相談しましょう。
7.まとめ
トレチノインの効果、使用方法、副作用、注意点などを解説しました。トレチノインはシミや肝斑、シワ、ニキビの治療薬として使われる医薬品です。
美容クリニックでも一般的に使用され、効果が 高いものですが、副作用もある 薬なので、医師の診断のもと適切に使用する必要があります。
また妊娠中、授乳中の方は使用ができないなど、使用を控えるべき人や副作用により使用を中断せざるを得ない場合もあるため、使用には十分に注意してください。
近年は、インターネットにより個人輸入での入手も可能ですが、完全に安心して使用できるものとは言い切れないので、クリニックでの処方を元に入手する方法をおすすめします。
トレチノインの使用にあたっては、用法・容量を守り、効果的にトレチノインを取り入れて悩みを改善させましょう!
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