ヴェルベットスキンとは、ダーマペン4で微細な穴を開けた肌にマッサージピールの薬剤を塗布して浸透させる施術です。
併用により、相乗効果を発揮したるみの改善にも効果が期待できます。
この記事では、ヴェルベットスキンの効果・持続期間・必要回数から、ダウンタイムやデメリット、体験レビューまでを一挙公開します。
2003年 日本医科大学 卒業
2004年 日本医科大学附属武蔵小杉病院 研修医/内科 専修医
2009年～2019年 善仁会丸子クリニック 院長勤務
2019年5月～ Alohaさおり自由が丘クリニック 院長
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1.ヴェルベットスキンの効果や副作用が気になる方へ
今や人気の美容医療施術の１つになったヴェルベットスキン。
「ヴェルベットスキンで本当に肌にハリ・ツヤが出るの？」
「効果の持続時間ってどれくらい？長いの？」
「たるみを改善するには何回施術を受ける必要があるの？」
「ヴェルベットスキンの副作用やデメリットが気になる。大丈夫？」
「費用はいくらかかるの？」
などが気になる方も多いのではないでしょうか。
ヴェルベットスキンとは、ダーマペン4とマッサージピールを組み合わせることによって、相乗効果が期待できる美容医療の施術です。
しかし、持続期間や肌悩み改善には、複数回施術を受けることが必要です。
また、ダウタイムやデメリットもあります。
この記事では、ヴェルベットスキンの効果や必要回数、持続期間をはじめ、ダウンタイムや副作用などをご紹介します。また、実際の体験レビューもご紹介しますので、施術を受ける際にお役立てください。
＜監修医からのメッセージ＞
ダーマペンでは、微細な穴を開けるため、そこに薬剤を塗布する併用治療が複数あります。
その１つが、ヴェルベットスキンです。
ヴェルベットスキンは、ダーマペンによる肌の創傷治癒能力に加えて、「トリクロロ酢酸」や「コウジ酸」といったピーリング剤を組み合わせた「PRX-T33」を浸透させることで、肌のたるみやシワの改善に加えて、肌質の改善を目指す施術です。
相乗効果によって肌悩みに幅広くアプローチできることから、最近では、ダーマペン単独よりもヴェルベットスキンのような併用治療の人気が高くなっています。
しかし、ヴェルベットスキンには痛みが強かったり、ダウンタイムが1週間程度あるといったデメリットもあります。また、施術が向かない方もいます。
ヴェルベットスキンを受けてみようとお考えの方は、ぜひ、メリットもデメリットも理解しておくことをおすすめします。
もちろん、ヴェルベットスキンをはじめ美容医療でわからないことがあれば、美容クリニックで相談してみましょう。
私たち美容医療に携わる医師が、カウンセリングの際に丁寧に説明させていただきます。
2.ヴェルベットスキンはダーマペン4とマッサージピールを組み合わせた美肌治療
ヴェルベットスキンとは、ダーマペン4で微細な穴を開けた肌にマッサージピールの薬剤を塗布して浸透させ、相乗効果によってコラーゲンの生成を促進する施術です。
ダーマペンもマッサージピールもそれぞれ単体でも有効な美容医療の施術ですが、併用により、美容成分が肌の奥まで浸透しやすくなります。
その結果、たるみの引き締めにも効果が期待でき、ハリ・ツヤのある肌へと導きます。
ここでは、ヴェルベットスキン、つまり、ダーマペン4とマッサージピールの仕組みや効果をそれぞれ解説します。
1)ダーマペン4は極細針で肌の回復力をアップさせる美容医療
ダーマペン4とは、髪の毛より細い針で肌に無数の穴を開け、肌が本来持っている回復力を引き出す施術です。傷が回復する過程でコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの生成が促され、毛穴の開きやニキビ跡、クレーター、たるみなどを改善できます。
ダーマペンはペン型の機器なので、小鼻や目に近い部分などの細かい部分にも施術でき、フェイスラインなどの湾曲した部位にも対応しています。
＜参考記事＞
2)マッサージピールは薬剤を肌の奥へと浸透させるピーリング
マッサージピール（コラーゲンピール）とは、マッサージしながら美容薬剤「PRX-T33」を肌の奥へ浸透させるケミカルピーリングです。
マッサージピールの薬剤は、主に「トリクロロ酢酸」や「コウジ酸」が含まれます。「トリクロロ酢酸」にはコラーゲンの生成を強く促進させる作用があり、肌のハリ・ツヤ感アップや小じわの改善効果が期待できます。一方、「コウジ酸」にはメラニンの生成を抑える作用があり、シミやくすみにアプローチします。
＜参考記事＞
マッサージピール(コラーゲンピール)とは？たるみへの効果やダウンタイム
3)ヴェルベットスキンはダーマペンの深度が浅い
通常のダーマペンの施術は治療目的に合わせて0.2～最大3.0mmの深さで施術しますが、ヴェルベットスキンでは0.2~0.5ｍｍまでの浅めの施術です。
なぜなら、マッサージピール（コラーゲンピール）との相乗効果で、針を刺す深さが浅くても効果は十分に得られるからです。
また、針を深く刺してしまうと、肌への刺激が強くなりすぎてトラブルのリスクが高まるため、深度は浅く設定しているのです。
ヴェルベットスキンでは、ダーマペンで無数に穴が開いた状態の肌にマッサージピールの施術を行うことで美容薬剤の浸透が高まり、ハリや弾力のある滑らかな肌になることが期待できます。
3.ヴェルベットスキンはどんな人におすすめ？施術の流れは？
1）ヴェルベットスキンはこんな人におすすめ
ヴェルベットスキンは、毛穴の開きやニキビ跡、クレーター、色素沈着を改善できるほか、ハリ感や弾力アップ、美白効果も期待できる施術です。そのため、肌悩みが多い人やトータルで肌質改善をしたい人に向いています。
また、1回の施術でハリ感アップや肌質の改善効果を実感できるため、何度もクリニックに通う時間がない人にもおすすめです。
2)ヴェルベットスキンの施術の流れ
ヴェルベットスキンの施術は、一般的に以下の流れで行います。
カウンセリング・診察予約
電話、メール、ラインなど各美容クリニックが用意している手段で初回のカウンセリング・診察を予約します。
初回カウンセリング・診察
お悩みの部位や症状について医師と相談して、ヴェルベットスキンが適切かどうかを確認します。
ヴェルベットスキンが適している場合は、効果やデメリット、ダウンタイム、副作用の説明を受けます。
もし、向いていない場合は、ほかの施術を提案されることもあります。痛みやダウンタイムなどの説明を受けた上で、当日または後日の施術の予定を決めます。
施術の準備
施術部位のメイクや日焼け止めなどをクレンジングで落とします。
次に、治療部位に麻酔クリームを塗布し、約30分間麻酔が効くまで待ちます。
施術
ダーマペン4で肌に微小の穴をあけた後、マッサージピールの薬剤「PRX-T33」を塗布します。
仕上げに成長因子を含むパックをしたり、美容成分入り日焼け止めを塗布して仕上げることもあります。
施術時間は治療する範囲によって変わりますが、1回20分程度です。
施術後
問題なければそのまま帰宅します。
肌の赤みや副作用などが気になる場合は、医師に相談しましょう。
なお、施術当日はメイクができません。
4.ヴェルベットスキンの効果
ヴェルベットスキンの効果を4つ紹介します。
1)毛穴の開きを改善する
ダーマペンの針で肌に微細な穴を開けることでコラーゲンの生成が促されてふっくらとした肌になり、開いた毛穴が目立ちにくくなります。毛穴の開きは加齢による弾力不足も原因のひとつですが、ダーマペンによってハリや弾力がアップするとたるみが改善し、「たるみ毛穴」も改善可能です。
ダーマペンの単独治療でも毛穴の開きを改善できますが、マッサージピールが加われば古い角質や過剰分泌した皮脂を除去しながらハリ感をアップできるため、より高い効果が期待できます。
2)ニキビ跡・クレーター・色素沈着を改善する
ニキビが悪化して真皮にまでダメージが及ぶと肌がデコボコとへこんだり、頑固なニキビ跡が残ってしまうことがあります。ヴェルベットスキンの施術を受けると肌の再生力がアップし、コラーゲンの生成が促されます。そのため、セルフケアによる改善が難しい頑固なニキビ跡やクレーターも改善できます。さらに、マッサージピールの美容薬剤に含まれるコウジ酸の美白作用によって色素沈着も改善可能です。
3)肌にハリや弾力を与える
加齢などが原因でコラーゲンやエラスチンなどが減少すると肌のハリが失われ、たるみや小ジワが発生しますが、ヴェルベットスキンならたるみやシワ、ほうれい線の改善も可能です。
ダーマペンの針によって肌に開けられた穴を修復する過程でコラーゲンやエラスチンの生成が促進され、ハリや弾力のある肌に近づきます。また、マッサージピールにもコラーゲンやエラスチンを生成する「線維芽細胞」を活性化させる作用があるため、相乗効果によって肌の弾力がさらにアップします。
4)くすみや美白効果
ヴェルベットスキンでは、ダーマペンによってターンオーバーが促進されてくすみやシミが改善します。さらにマッサージピールに含まれるコウジ酸が肌に浸透することでメラニンの生成も抑制でき、透明感のある美しい肌に近づきます。
ダーマペンの針で肌に穴が開いた状態でマッサージピールを行うと、美容成分がスムーズに浸透するので、それぞれ単独治療するより効果的です。
5.ヴェルベットスキンの持続期間や施術回数・頻度は？
ヴェルベットスキンの効果の持続期間を解説します。
また、効果が実感できる施術回数や頻度の目安を紹介します。
1)ヴェルベットスキンの効果はいつまで？
ヴェルベットスキンの効果が現れる時期や持続期間を解説します。
施術後1週間が効果のピーク
ヴェルェットスキンの施術を受けたあと1週間ほど経過すると肌の再生が進み、効果を実感します。ダウンタイムで現れる赤みや皮むけなどの症状が落ち着くと肌のキメが整い、ハリやツヤがアップします。
コラーゲンの生成は数ヶ月続く
ヴェルベットスキンは即効性が高いだけでなく、持続力があるのも大きな特徴です。1度施術を受けると真皮でのコラーゲン生成作用が数ヶ月続き、肌のハリや滑らかさ、美白効果などが長持ちします。
2)1回目から効果を実感できる
ヴェルベットスキンは1回の施術でもすぐにツルツル感や透明感アップなどの効果を実感しやすい施術です。施術から1週間ほど経過してダウンタイムの症状が落ち着けば肌の再生が進み、ツヤやハリ感アップなどの変化も感じられるでしょう。
ただ、毛穴の開きやニキビ跡、クレーターなどは1回の施術で効果を実感しにくいため、5回以上継続して行うのがおすすめです。
3)1ヶ月に1回が目安
ヴェルベットスキンは1ヶ月に1回程度の施術が推奨されています。
肌のターンオーバーのサイクルに合わせて施術を受けることで、ツルツルの美肌を維持しやすくなります。
6.ヴェルベットスキンのデメリット・副作用
ヴェルベットスキンは多くのメリットがあるだけでなく、以下のようなデメリットや副作用もある点に注意が必要です。
1)痛みがある
ダーマペンで肌に針を刺すときはチクチクとした痛み、マッサージピールの薬剤を浸透させる際はヒリヒリとした痛みを感じることがあります。
ヴェルベットスキンは、穴を開けた肌の奥深くに薬剤を浸透させる施術のため、痛みを感じやすい傾向にありますが、麻酔クリームを使用すればかなり痛みを軽減できるでしょう。また、麻酔クリームのほかブロック麻酔や局所麻酔、笑気麻酔によって痛みを最小限に抑えるクリニックもあります。
2)ダウンタイムがある
ヴェルベットスキンは肌に微細な穴を開けて再生力をアップさせる施術のため、ダウンタイムがあります。そのため、「どうしても仕事が休めない」「外せないプライベートの予定がある」という期間を避けて施術を受けましょう。
3)赤みや腫れが生じる
ヴェルベットスキンの施術ではダーマペンの針で肌に傷をつけるため、一時的に炎症が生じて赤みや腫れが現れることがあります。通常は2～3日ほどで自然に治りますが、強めの施術を受けた場合は3～4日程度症状が続くこともあります。
4)禁止事項が多い
ヴェルベットスキンは禁止事項が多いのもデメリットのひとつです。感染予防や肌トラブルを防ぐため、施術当日は洗顔や入浴、飲酒、運動、日焼け止めの使用ができません。ダウンタイムが長引く可能性は低いものの、まとまった休みを取れるときに施術を受けるのが安心です。
5)金属アレルギーだと施術を受けられない
ダーマペンの針は金属でできているので、金属アレルギーがある人は施術を受けられません。
また、ヴェルベットスキンは効果が高い分肌に負担がかかるので、重度の敏感肌や乾燥肌、アトピーなどの炎症がある人、ケロイド、皮膚炎がある人なども施術を控える必要があります。施術が受けられるかどうかは、クリニックで医師による診察やカウンセリングを受けて確認しましょう。
7.ヴェルベットスキンのダウンタイム期間と過ごし方
1) ヴェルベットスキンのダウンタイムは4〜7日
ヴェルベットスキンのダウンタイムは4〜7日です。
施術当日は患部の赤みやヒリヒリ感、腫れ、出血、ニキビのような赤いブツブツなどの症状が現れることがあります。翌日になればヒリヒリ感は治まりますが、赤みは残るケースが多いでしょう。2〜3日後に皮むけが始まり、施術後5〜7日経過して皮むけが治れば新しい皮膚が再生されてハリやツヤなどの効果を実感できます。
皮が剥がれてきても無理に剥がしたりスクラブ剤を使用したりせず、保湿をして自然に剥がれるのを待ちましょう。
2)ダウンタイム中に気をつけるべきこと
ダウンタイムの過ごし方に関する注意点を解説します。
当日の洗顔・入浴をしない
施術直後は肌に炎症が起こっているため、当日に肌を濡らすと刺激を与えてしまいます。そのため、施術当日は洗顔や入浴を控え、シャワーの際は顔にお湯がかからないように注意する必要があります。また、当日は化粧水や美容液、乳液などのスキンケアも控えましょう。
当日はメイクできない
施術当日はダーマペンで肌に開けた穴がふさがっていないため、メイクもできません。翌日以降はメイク可能なので、赤みなどを隠せます。
メイクは薄めやナチュラルメイクがおすすめです。
なぜなら、濃いメイクは刺激や脱脂力の強いクレンジング料を使う必要があるからです。
ダウンタイム中は、特に肌に優しいアミノ酸系洗浄成分の洗顔料やクレンジング料がおすすめです。
翌日からしっかり保湿ケアを
スキンケアやエイジングケアも翌日から行います。
施術後は、肌が乾燥しやすいので、高保湿で刺激の少ない化粧水、美容液、乳液、保湿クリームを使って、しっかり保湿ケアをおこないましょう。
おすすめの成分はセラミドやナールスゲンなどのアミノ酸系成分、コラーゲン、ヒアルロン酸などです。
ダウンタイム中は肌への刺激や摩擦を避けるため、アルコール(エタノール)入りのスキンケア用品やスクラブ剤の使用、マッサージも控えましょう。
紫外線対策をする
施術後は肌が敏感になり刺激を受けやすいため、紫外線を浴びるとシミや色素沈着のリスクが高くなります。施術当日は日焼け止めの使用ができないので、帽子やサングラス、マスクなどで対策し、翌日以降は日焼け止めを塗りましょう。
翌日からのダウンタイム中は、特に刺激の小さいノンケミカル処方の日焼け止めがおすすめです。
激しい運動は避ける
ダウンタイム中に激しい運動をすると血行が促進され、赤みや腫れなどの症状が治まりにくくなります。施術後2～3日はサウナやホットヨガも控え、肌の赤みが治まってから行いましょう。
＜ヴェルベットスキン後のアフターケアのポイント＞
| 行動・動作 | ポイント・注意点 |
| お風呂・シャワー | シャワーは当日から、入浴は翌日から可能 |
| メイク | 当日は控えて、1日（24時間）経過後から |
| スキンケア＆エイジングケア | 当日は控える 翌朝から化粧水、美容液、乳液、保湿クリームの使用が可能 その後、保湿を1週間徹底する 日焼け止めも同様で、翌朝から使い紫外線対策を徹底する |
| 洗顔 クレンジング | 半日後くらいから可能 クレンジングはメイク落としに使う 洗顔料もクレンジング料も刺激の少ないものを使う |
| 運動 | 徒歩などの軽い動きは問題ないが、激しい運動は赤みが治まるまで控える |
8.ヴェルベットスキンの料金相場
ヴェルベットスキンの料金は、美容クリニックによって異なります。
また、施術する部位によっても異なったり、初回限定価格を設けているクリニックもあります。
また、麻酔などが別料金の場合もあるので、最終的にはカウンセリングの際に総額を確認することをおすすめします。
ここでは、ヴェルベットスキンの料金相場をご紹介します。
| 施術部位 | 料金相場 |
| 頬 | 15,000~20,000円程度 |
| 全顔 | 20,000~30,000円程度 |
| 首 | 20,000~30,000円程度 |
| 顔＋首 | 40,000~50,000円程度 |
9．ヴェルベットスキン体験レビュー
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10．ヴェルベットスキンに関するよくある質問
Q1.ヴェルベットスキンとダーマペン単独の効果やリスクはどう違うのでしょうか？
ヴェルベットスキンとダーマペンの違いは、肌の自然治癒力のみで美肌を目指すか、プラスαの薬剤で古い角質を取り除くかの違いがあります。
効果の違い
ヴェルベットスキンは、コラーゲン不足によるシワやたるみ改善にも効果が期待できます。その上に、ピーリング効果により、肌のターンオーバーも正常化します。その結果、肌質も改善するため、毛穴の開きやシミ、くすみにも効果が期待できます。
肌のトーンアップや色むら改善なども目的とするなら、ヴェルベットスキンが優っています。
まとめると、ヴェルベットスキンは、しわやたるみが気になる人で肌質も同時に改善したい人、ダーマペン単独は肌の創傷治癒力でニキビ跡のクレーターを改善したい人に向く施術です。
痛みやダウンタイムの違い
ヴェルベットスキンは、塗布するピーリングの薬剤がしみるため、ダーマペンより痛みが強いと感じる点がデメリットです。
また、ダーマペン単独の場合より、皮むけのリスクが高くなります。
ただし、強めにダーマペンを行った場合のほうが、赤みが数日間続くこともるので、一概にどちらが副作用やダウンタイムが長いとはいえません。
回数や間隔の目安
ダーマペンもヴェルベットスキンも1ヵ月に1回程度の間隔で施術を受けることがおすすめです。なぜなら、肌のターンオーバーの周期に合わせるほうがより効果的だからです。
料金
ヴェルベットスキンは、ダーマペン単独の治療よりも、コラーゲンピールの薬剤費10,000〜20,000円以上の追加料金がかかることが多いです。
ただし、回数割引料金を設けている美容クリニックもあるため、それほど差がないこともあります。
Q2.ヴェルベットスキンとウーバーピールの違いは？
ウーバーピールとは、ダーマペンの施術後に専用の薬剤「ウーバープロ」を塗布する治療です。
これはシミやくすみの改善に効果のある薬剤で、11種類もの有効成分が含まれています。主成分であるマンデル酸はAHA（アルファハイドロキシ酸）の一種で、古い角質を取り除き、皮膚のターンオーバーを促す作用があります。さらにコウジ酸や乳酸も含まれているため、美白作用もあります。
つまり、ウーバーピールは、ヴェルベットスキンとは異なり、表皮へのアプローチで美白を目指す施術です。
Q3.ヴェルベットスキンとヴァンパイアフェイシャルの違いは？
ヴァンパイアフェイシャルは、ダーマペンで2～2.5mmの長さの針で肌に穴を開け、高濃度グロースファクター（成長因子）を肌に浸透させる施術です。
ヴェルベットスキンと同じく、コラーゲン生成と肌の再生を促します。
ヴェルベットスキンよりも肌の奥へアプローチする皮膚再生療法で、ニキビ跡、しわや毛穴の開きのお悩みにもアプローチします。
ヴェルベットスキンよりもダウンタイムが短く、ご自身の多血小板血漿を使用するためアレルギーの心配もほぼない点がメリットです。
一方、ヴェルベットスキンのほうが、1回での施術で高い効果を発揮します。
費用はほとんど変わらないことが多いです。
11.まとめ
ヴェルベットスキンの効果や必要回数、持続時間やダウタイム、副作用などをご紹介しました。また、実際の体験レビューもご紹介しました。
ヴェルベットスキンは、ダーマペンとマッサージピールの相乗効果によってヴェルヴェット（手触りがよい美しい織物）のような滑らかな肌を目指す施術です。
強力なコラーゲン増生作用により、施術直後からハリやツヤ感アップの効果を実感しやすいため、何度もクリニックに通うのが難しい人も受けやすいのが特徴です。
施術後は数ヶ月にわたりコラーゲンが生成されるため効果の持続性も高く、きめ細やかな肌をキープしやすいでしょう。レーザー治療に比べるとダウンタイムも短いため、長期間の休みを取りにくい人にもおすすめです。
しかし、ダウンタイムや副作用、デメリットもあるので注意が必要です。
正しい理解の下、ヴェルベットスキンで根本的に肌質を改善し、滑らかでハリ・ツヤのある美肌を手に入れましょう。
この記事が、ヴェルベットスキンに興味のある方や施術を検討している方にとってお役に立てば幸いです。
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