にんにく注射の効果は?メリットやデメリット、危険性はある?

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にんにく注射は、疲労回復の効果が期待できるビタミンB群やCを配合。
クリニックにより異なりますが、主にビタミンB1を主成分として配合しています。
ダイレクトに血管へ届け、疲労回復、二日酔い解消、美肌などに幅広く効果があります。
本記事では、にんにく注射に期待できる効果やメリット・デメリット、危険性、高濃度ビタミンC注射やプラセンタ注射との違いについて、詳しく解説します。

この記事の監修医師
■経歴
奈良県立医科大学卒業。泌尿器科医として臨床に従事する傍ら、
南カリフォルニア大学、国立がん研究センター研究所等でエピジェネティクス、幹細胞の研究に従事。
令和4年にはノリス美容クリニックを開設し、幹細胞の知識を生かした肌再生医療に取り込んでいる。
目次

1.にんにく注射とは?疲れた体を元気にしたい人におすすめの施術

にんにく注射は、ビタミンB群やCを配合した薬剤を体内に注入する治療法です。

主に、疲労回復を助ける効能を持っています。にんにくの成分であるビタミンB1誘導体「フルスルチアミン(アリナミンF)」が主成分として含まれているため、「にんにく注射」と呼ばれています。

ビタミンB1誘導体はビタミンB1と同じくは、新陳代謝を促進し、疲労物質である乳酸を分解するはたらきがあります。乳酸を分解することで、慢性疲労や倦怠感の回復、肩こりの緩和などへの効果が期待できます。

さらには、糖質をエネルギーに変えるはたらきがあります。したがって、ビタミンB1が不足するとエネルギー不足となり、疲労やだるさを感じるようになります。

にんにく注射を投与することでビタミンB1が体内に吸収され、乳酸を分解してエネルギーの生成を助け、疲れた体を元気にするという仕組みです。

注射によって血管内に直接投与するため、食べ物やサプリメントで摂るより即効性があります。

仕事や生活環境による慢性的な疲労をすぐにでも解消したいという方には、特におすすめの施術です。

 

<監修医からのメッセージ>
にんにく注射は、有名タレントなどにも人気で、比較的、知名度の高い美容医療の施術です。

健康保険の適応外の自費診療ですが、1回数千円程度で受けられる施術で、疲労回復や肩こり、冷えなどに効果を発揮します。また、美肌効果も期待できます。
そのため、ほかの美容注射に比べて金銭面での負担が少ないため、気軽に施術を受けることが可能です。
また、美容医療が初めての方でも受けやすい施術です。

とはいえ、注射で痛みを感じたり、下痢など副作用が起こる可能性があります。

にんにく注射に限らず、美容医療の施術を受ける場合は、メリットやデメリットをしっかり理解の上、自分にとって必要がどうかを見極めましょう。

2.にんにく注射の口コミや評判は?

ここではさまざまな口コミサイトやSNS上にあるにんにく注射の口コミを紹介します。

美容医療の口コミ広場では、47件の口コミがありますが、4.0以上が41件と80%以上です。

これからは、にんにく注射の満足度は高いことがわかります。

にんにく注射の口コミの割合

<出典>美容医療の口コミ広場

1)にんにく注射の良い口コミ

良い口コミ

新宿クレアクリニック

にんにく注射で伺いました。効果満足しております!注射も当方苦手な方ですが、さほど痛くなかったです。
受付の方も担当してくれた看護師さんも、とても丁寧な方でよかったです。
注射をしてもらう際のお部屋がオシャレで、椅子もリクライニングで、今まで内科でしか注射をしたことなかったので違いに驚きました。

キレイパス


【クリニック名】西クリニック
【施術名】にんにく注射

私の場合、顕著にお腹が空かなくなります。
食べる体力や時間がない時に良いという印象です。

美容医療相談室


会社近くの麹町さんにはいつもお世話になっています。
以前過労で倒れたことがあり、それからよく利用するのが「にんにく注射」。

こちらに通うようになってから時々プラセンタも取り入れますが、この年になって肌年齢が復活することがあるなんて思いませんでした。

これからもよろしくお願いします。
Qlife

2)にんにく注射の悪い口コミ

悪い口コミ

にんにく注射初めて打ったけどめっちゃ息臭い😭吐きそう😂
X

3.にんにく注射は何でできている?にんにくは入っていない

にんにく注射と聞くとパワーが出そうですが、にんにくそのものが入っているわけではありません。成分としては、主に下記の3種類が含まれています。

  • 匂いの素のビタミンB1
  • 乳酸を分解するビタミンB群
  • 美肌効果が高いビタミンC

特に、含まれているビタミンB1により、特有のにんにくの香りがするため「にんにく注射」と呼ばれています。クリニックで使用されるにんにく注射によって成分量はさまざまですが、匂いは投与の際に自分にしかわからない程度です。

にんにく注射に含まれる3つの成分について、詳しく解説します。

1)匂いの素のビタミンB1

にんにく注射の投与後に、わずかににんにくの匂いを感じることがあります。ビタミンB1は、にんにくに可食部100gあたりの成分量として、0.19mgほど含まれています。

匂いの原因は、主成分であるビタミンB1に含まれる「硫化アリル」という物質に、にんにくに似た匂いがあるためです。

硫化アリルはビタミンB1の吸収率を高め、疲労の回復をもたらす重要な成分です。

匂いを感じるのは注射直後に自分自身にしかわからない程度のため、口臭や体臭として周囲の人に気付かれることはありません。

注射後にいつまでも匂いが残ることはありませんが、にんにくの匂いで気分が悪くなってしまう方は注意が必要です。

2)乳酸を分解するビタミンB群

にんにく注射の主な成分であるビタミンB群には、乳酸を分解するはたらきがあります。

直接体内に取り込むことで血行を促進し、新陳代謝を高める作用がはたらきます。

新陳代謝を高めることで、疲労物質の原因である乳酸を分解し、疲労感や倦怠感などを緩和する効果が期待できます。

乳酸は、糖をエネルギーに変換する過程で生まれる物質のことで、通常は肝臓でエネルギーに変換されます。

しかし、変換しきれなかった乳酸が溜まることで、疲労やだるさ、筋肉痛などの不調が出やすくなります。

体の疲労を解消するには、まず乳酸を分解することが必要です。

にんにく注射による疲労回復には即効性があるため、なかなか取れない慢性的な疲労に悩んでいる方におすすめの施術です。

なお、美容クリニックによって異なりますが、にんにく注射のビタミンB群には、ビタミンB1以外に次のビタミンが含まれています。

  1. ビタミンB2

    ビタミンB2は、リボフラビンという化合物です。ビタミンB2は、リボフラビンにリン酸が一つ結合したフラビンモノヌクレオチド(FMN)、またはFMNにAMPが結合したフラビンアデニンジヌクレオチド(FAD)の形があります。

    ビタミンB2は糖質・タンパク質・脂質の三大栄養素をエネルギーに変えるはたらきがありますが、特に脂質の代謝に深く関与しています。

  2. ビタミンB6

    ビタミンB6活性をもつ化合物にはピリドキサール、ピリドキシン、ピリドキサミンの3つがあります。ビタミンB6の正式名称はピリドキサールといい、アミノ酸の代謝を助ける補酵素という重要な役割を担っています。このほか、免疫機能の維持、赤血球のヘモグロビンの合成、神経伝達物質の合成、脂質代謝、皮膚の抵抗力を高めるなどさまざまなはたらきがあります。

  3. ビタミンB12

    ビタミンB12はコバルトを含む化合物で、アデノシルコバラミン、メチルコバラミン、ヒドロキシコバラミン、シアノコバラミンがあります。水やアルコールに溶けやすく、光によって分解されやすい性質です。

    ビタミンB12は補酵素としてたんぱく質や核酸の生合成、アミノ酸や脂肪酸の代謝に関与しています。また、赤血球の成熟に関与し、葉酸とともに骨髄で正常な赤血球をつくります。

 

<参考記事>

シアノコバラミン(VB12)は赤いエイジングケア化粧品

3)美肌効果があるビタミンC

にんにく注射にはビタミンCも含まれています。

ビタミンCには、メラニンを抑えてシミを防ぐ作用、コラーゲンを増やす作用、抗酸化作用、皮脂をコントロールする作用があります。

そのため、美白効果やニキビの予防、肌の老化予防などの美肌効果が期待できます。

 

<参考記事>

コラーゲンを増やすにはビタミンCのチカラが必要!

美肌になる方法!正しいエイジングケアと生活習慣の秘密

4.にんにく注射で得られる5つの効果

にんにく注射によって得られる効果は、大きく分けて下記の5つです。

  • 疲労回復&免疫力アップ
  • 肩こり・腰痛の解消へ|筋肉疲労も期待できる
  • 代謝アップでダイエット
  • 疲れを取るだけじゃない!美肌効果
  • 二日酔いの予防にも

にんにく注射は疲労回復だけでなく、免疫力のアップやダイエット、美肌や二日酔いの予防など、さまざまな効果が期待できます。

にんにく注射で得られる5つの効果について、詳しく解説します。

1)疲労回復&免疫力アップ

にんにく注射を投与することで、疲労回復や免疫力のアップが期待できます。主成分であるビタミンB1の作用により、疲労の原因となる乳酸を分解することで疲労回復へと導きます。

そのため、夏バテなどにおすすめです。

また免疫力が下がると、疲れやすくなったり風邪を引きやすくなったりしてしまいます。ビタミンB群は体の代謝を促進し、細胞を活性化させることで免疫力をアップし、元気な体を取り戻すことができます。

にんにく注射は即効性があるため、マラソンをしている方にも愛用者が多いです。

マラソンの直前や直後に投与することで、疲労や筋肉痛の回復を早め、パフォーマンスを高める助けをします。

2)肩こり・腰痛の解消へ|筋肉疲労も期待できる

にんにく注射は、肩こりや腰痛、筋肉疲労の改善にも効果が期待できます。

肩こりや腰痛の原因は、体の筋肉に乳酸が溜まることで起こります。

座りっぱなしや同じ体勢を続けることで筋肉に負担をかけ、血管を圧迫して栄養分が不足した部位に乳酸が溜まってしまうためです。

筋肉疲労も同様に、乳酸が溜まることが原因です。

にんにく注射を投与することで、ビタミンB1の作用により乳酸を分解し、不快な症状を改善させます。血流が良くなり新陳代謝が高まるため、継続することで肩こりや腰痛などの辛さから開放されます。

また、血行が良くなり新陳代謝が高まります。そのため、冷えも改善します。

特に、座りっぱなしのオフィスワーカーや、スポーツをしている方にもおすすめの施術です。

 

<参考記事>

冷え性の予防と改善の対策!血行促進で肌悩みも解消

3)代謝アップでダイエット

にんにく注射を投与することで、痩せたという声が多くあります。

疲労回復だけでなく、ダイエットなど美容への効果も期待できるなんてすごいですよね。

体内のビタミンB1が不足すると、糖質をエネルギーに分解できず脂肪として蓄積されていきます。

主成分のビタミンB1は、新陳代謝を促して活性化させ、糖質をエネルギーに変えるはたらきがあります。

代謝が活性化することで脂肪が燃焼されるため、ダイエットへの効果が期待できます。

にんにく注射を定期的に投与すると、不足しているビタミンB1が補われ、肥満防止にも繋がります。

体質や生活環境により、血流が滞りがちな方のダイエットにもおすすめの施術です。

 

<参考記事>

ダイエット点滴の効果は?痩せるにはどのくらいの期間が必要?

4)疲れを取るだけじゃない!美肌効果

にんにく注射は疲れを取る効果だけでなく、美肌にも効果が期待できます。

ビタミンB群にはメラニンの生成を抑える作用があるため、日焼けによるシミを増やしにくくする効果があります。

そのほか、にんにく注射にはビタミンCも含まれています。ビタミンCには抗酸化作用があり、シワやたるみとなる活性酸素を除去し、若々しい肌を保つ効果も期待できます。

また、新陳代謝を高めて血流を良くすることでニキビや肌荒れを改善するなど、美肌にも繋がります。

 

<参考記事>

キレイの秘訣が見つかるお悩み別スキンケア&美容医療|エイジングケア化粧品のナールス

5)二日酔いの予防にも

にんにく注射は、飲酒による二日酔いの予防にも効果が期待できます。

ビタミンB群には、アルコールを分解するはたらきがあります。

飲酒前に接種することでアルコールを早めに分解し、二日酔いやアルコールによる体のだるさを予防する効果が期待できます。

また、アルコールを分解する際に体内のビタミンB1が消費されます。ビタミンB1が不足するとエネルギーを生成する力が弱くなるため、疲労を感じるようになります。

飲酒の習慣がある方はビタミンB1が不足がちになるため、定期的ににんにく注射を受けるなど、特に飲酒前後にはビタミンを補うのがおすすめです。

5.にんにく注射の効果は何日続く?施術間隔は?

1)にんにく注射の持続期間は1週間程度

にんにく注射の持続期間は、1回につき長くて1週間程度です。

個人の体質や体調などにもよりますが、一般的には3日前後であることが多いようです。

美容やビタミンなど、ほかの種類の注射に比較すると、にんにく注射は即効性が高い施術です。

血管に直接投与することで血液中から全身に素早く回るため、投与している間に効果を感じはじめる場合もあります。

摂取後の効果が出始めるのが早い施術ですが、定期的に接種していれば効果も持続しやすくなります。どれくらいで効くかは個人差もありますので、慢性的な疲労を取りたい場合は回復を早めるために、継続することがおすすめです。

2)通うなら1週間に2〜3回がおすすめ

にんにく注射に通う場合のおすすめの頻度は、1週間に2〜3回です。効果の持続期間が一般的に3日前後であるためです。

にんにく注射は即効性がありますが、主成分であるビタミンB群は水溶性のため、体外に排出されやすいという性質があります。そのため、持続時間がほかの油溶性のビタミンに比べると短くなります。

特に、疲労が溜まっていると感じた時や風邪をひきそうな時などは、週に2〜3回続けて接種することで高い回復効果を実感できます。

ダイエットが目的の場合も、定期的に継続して通うことで効果を実感しやすくなります。

6.にんにく注射の3つのデメリット|副作用はほとんどない

にんにく注射の成分であるビタミンB群は、水に溶けやすい性質のため、体内に蓄積することなく排出されます。そのため、大きな副作用などの危険性はほとんどありません。

ただし、デメリットとして下記の3つがあります。

  • にんにく臭がある
  • 稀に出る症状|アレルギーに注意
  • 痛みは少ない|痛みに弱い方は点滴を

にんにく注射の4つのデメリットについて、詳しく解説します。

1)にんにく臭がある

にんにく注射を接種した際、にんにくの匂いが気になる場合があります。

匂いの原因は、主成分であるビタミンB1ににんにく特有の匂い(硫化アリル)が含まれているためです。

しかし、接種直後に自分だけにわかる程度のため、周囲の人に気付かれることはありませんし、体臭が変わることもありません。

匂いが長く続くわけではありませんが、にんにくの匂いが苦手な方は気持ち悪くなるといった症状が出る可能性もあります。

2)稀に出る症状|アレルギーに注意

にんにく注射を接種する際に稀に出る症状として、アレルギー反応があります。

また、主成分のビタミンB群のほか、クリニックによって使用されるにんにく注射の成分が異なるため、含まれている成分にアレルギー反応が出る場合もあります。

そのほかの副作用としては、頭痛や下痢、湿疹などが挙げられます。

重大なリスクを避けるためにも、アレルギー体質の方や普段服用している薬がある方は、事前に医師や薬剤師に相談することが大切です。

3)痛みは少ない|痛みに弱い方は点滴を

にんにく注射は、注射部位の腕の痛み以外は比較的痛みの少ない施術です。注射時間は約5分程度と短く即効性も高いため、手軽に投与できます。

クリニックにより点滴で投与できる場合もあり、注射より点滴のほうが痛みが少なく感じられます。

点滴の投与時間は約30分程度かかりますが、リラックスした状態で受けられるため、痛みに弱い方は点滴を選ぶことをおすすめします。

7.にんにく注射は危険性があるの?日本は死亡例なし

にんにく注射は、危険性が少なく安全性が高い施術です。

そのため、国内ではにんにく注射による死亡例は報告されていません。

一方、2021年5月に北朝鮮でビタミンB1製剤「コカルボキシラーゼ」を注射したところ、患者が死亡するといった事故が起こりました。

コカルボキシラーゼとは、チアミン(ビタミンB1)の二りん酸(ピロリン酸)エステルで、ビタミンB欠乏症の予防および治療に用いられる医薬品です。

これは、日本で使っているにんにく注射とは異なり、中国製でした。

詳しい事情はわかりませんが、ビタミンB製剤は大量投与するなど以外、通常は大きなリスクはありません。

したがって、適切な品質のものを適正に使用すれば、死亡することは基本的にないといえます。

もちろん、にんにく注射に限らず医薬品にはリスクがあるため、死亡する可能性を100%は否定することはできません。

リスクをなるべく避けるためには、国内製を使用しており、適正な料金を設定しているクリニックを選ぶようにすることが大切です。

にんにく注射を検討する際は、クリニックが使用しているにんにく注射の種類や値段設定など、信用できるかどうかをよく確認することをおすすめします。

 

<参考記事>

自分に合う美容クリニックの選び方

8.プラセンタ注射や高濃度ビタミンC注射との違い

にんにく注射と似た施術に、プラセンタ注射や高濃度ビタミンC注射があります。

プラセンタ注射や高濃度ビタミンC注射もにんにく注射同様、疲労回復の効果が期待できます。

1)にんにく注射とプラセンタ注射の違い

にんにく注射とプラセンタ注射の違いは、主な成分と効果です。

にんにく注射の主成分はビタミンB1で、疲労回復・肩こり・腰痛の解消などに効果があります。

一方で、プラセンタ注射の主成分はプラセンタエキスで、アミノ酸や成長因子などが含まれています。

そのため、美肌や疲労回復、アンチエイジングなどに効果が期待できます。一般的には、美容目的で使用されることが多いようです。

また、にんにく注射は点滴による投与も可能ですが、プラセンタ注射は皮下注射と筋肉注射のみが厚生労働省で認められており、点滴の承認はされていません。

さらにプラセンタ注射を投与すると、献血ができなくなることがあるため注意が必要です。

ヒト胎盤エキス(プラセンタ)注射薬の使用は、vCJD(変異型クロイツフェルト・ヤコブ病)の感染リスクとされているためです。

肩こりや腰痛を含む疲労を主に解消したい方はにんにく注射、疲労回復のほかにアンチエイジング効果を得たい方はプラセンタ注射がおすすめです。

クリニックによっては、にんにく注射とプラセンタ注射を併用したメニューもあります。疲労回復と同時に美容効果も得たいという方は、検討してみてください。

 

<参考記事>

プラセンタ注射のアンチエイジングへの効果と安全性は?

プラセンタ注射の効果が出るまではどれくらい?効果的な打ち方も解説

2) にんにく注射と高濃度ビタミンC注射の違い

高濃度ビタミンCを血管に直接注入する施術です。

その名のとおり、高濃度ビタミンCだけが有効成分で、美容や健康面にビタミンCの高い効果を実感できます。

具体的には、シミやニキビの改善、美白効果、抗酸化作用、抗ストレス作用、コラーゲンの生成促進、動脈硬化の予防などです。

にんにく注射にもビタミンCが含まれていますが、高濃度ビタミンCほどの濃度ではありません。

肌荒れが気になる方や高い美白効果、美肌効果を期待したり方、ストレスが多い方は、にんにく注射より高濃度ビタミンC注射がおすすめです。

 

<参考記事>

高濃度ビタミンC点滴療法とは?カラダや肌への効果と危険性を検証

高濃度ビタミンC点滴・注射にどんな効果?医師と体験者が対談

9.にんにく注射に関するよくある質問

Q1.副作用にはどんなものがありますか?

副作用が現れることはほとんどありませんが、人によっては次のような症状が現れる可能性があります。

  • 吐き気、下痢、頭痛、口内炎、舌炎、発疹

また、アレルギー体質の方は、カウンセリングや診療の際に医師に相談しましょう。

Q2.にんにく注射の費用相場を教えてください。

にんにく注射は、自費診療のため、美容クリニックで費用が異なります。また、使う薬剤の種類などでも異なりますが、相場としては1回2,000円~5,000円程度です。

Q3.ほかの注射とも併用できますか?

にんにく注射は、プラセンタ注射や高濃度ビタミンC注射など、ほかの美容注射とも併用することが可能です。

カウンセリングや診察時に医師に相談し、体調や肌状態にあった最適な組み合わせを提案してもらいましょう。

Q4.にんにく注射で風邪が治りますか?

にんにく注射には抗ウイルス作用がないため、風邪を根本的に治すことはできません。

ただし、ビタミンB群やビタミンCを血中に取り込ませることで、風邪の初期症状の改善は期待できます。

Q5.にんにく注射は花粉症や花粉皮膚炎に効果を発揮しますか?

花粉症はアレルギー性疾患です。にんにく注射の花粉症への医学的エビデンスはありません。

ただし、にんにく注射をはじめ、美容点滴で症状が緩和されるケースがないとはいえません。

 

<参考記事>

花粉による肌荒れ「花粉症皮膚炎」は治療とスキンケアで保湿

Q6.にんにく注射は保険適用できますか?

いいえ。にんにく注射が保険適応ではなく、全額が自己負担となります。

 

Q7.にんにく注射の料金がクリニックで違うのはなぜですか?

にんにく注射は自費診療なのでクリニックが自由に料金設定を行うことが可能です。

クリニックによって使うにんにく注射の種類やコストが異なったり、方針も違うため料金設定画がなります。

また、クリニックによってにんにく注射・点滴の量が異なることも料金設定が異なる理由の1つです。

 

Q8.にんにく注射はどの部位に打ちますか?

にんにく注射は、通常、腕の血管に打つことがほとんどです。

 

10.まとめ

にんにく注射に期待できる効果やメリット・デメリット、危険性について解説しました。また、高濃度ビタミンC注射やプラセンタ注射との違いについてもご紹介しました。

にんにく注射を投与すると、新陳代謝を促進して乳酸を分解することで、慢性的な疲労や倦怠感、肩こりや腰痛などの改善効果が期待できます。

また、疲労回復だけでなく、ダイエットや美肌効果などの副次的な効果も得られます。

おすすめの頻度は1週間に2〜3回で、継続することで慢性的な疲労の解消に繋がります。重大な副作用はほとんどなく、安全性の高い施術ですが、アレルギーのある方は事前に医師に相談することをおすすめします。

投与後にすぐに元気になったと感じられるくらい即効性があるため、手軽に受けられる施術として人気です。特に、仕事などで蓄積された疲労を感じている方は、ぜひお試しください。

この記事が、にんにく注射に興味のある方や施術を検討している方のお役に立てば幸いです。

 

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