プラセンタ注射の効果が出るまではどれくらい?効果的な打ち方も解説

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年を重ねるにつれて続くシミやシワなどの肌悩みに加えて、疲労感や肩こり、更年期障害にお悩みの方は多いはず。「いつまでも若々しくいたい!」と思っていても、年齢を重ねるたびに見た目の変化や体の悩みは増えるもの。プラセンタはそんなエイジングのお悩みを抱える方のための救世主です。
今回はプラセンタの効果や効果的な取り入れ方、デメリットや副作用、保険適用の治療について、また、おすすめしたい人について徹底解説します。
これを読めばプラセンタ注射の全てがわかります。治療を始めてみようか悩んでいる方はぜひご覧ください。

この記事の監修医師
■経歴
2012年 国保直営総合病院君津中央病院
2014年 千葉大学医学部附属病院 耳鼻咽喉・頭頸部外科入局
2017年 東京中央美容外科 同年 東京中央美容外科 浜松院院長就任
2019年9月 プルージュ美容クリニック初代院長(立ち上げ)
2020年6月 南越谷メディカルクリニック院長
2021年2月 フローラクリニック院長
大手美容外科を含む数院で院長を歴任し、その傍ら、数十の美容クリニックで非常勤勤務を行い多種多様な施術を経験されておられます。
2021年、オタク文化が栄える池袋にフローラクリニックを開院。 自身もコスプレイヤーとして活動するなど、エンタメ分野でも幅広く活躍しておられます。
目次

1.プラセンタ注射で期待できる効果!健康・美肌に有効なワケ

プラセンタとは「胎盤」のこと。胎盤には”自然治癒力”を高める効果があります。本来「胎盤」はお母さんが赤ちゃんのためにへその緒を通じて栄養素や酸素を届ける重要な器官です。そのため、プラセンタには豊富な栄養素があるといわれています。

プラセンタにはビタミン・ミネラル・たんぱく質・脂質・糖質といった5大栄養素が豊富。これこそがシミやたるみなどのお肌の症状に有効なのです。

 

また、新陳代謝をサポートする成長因子と新陳代謝に必要な核酸が含まれており、あらゆる効果の理由はこの働きが大きいといわれています。さらに、酵素やヒアルロン酸など約100種類もの成分が贅沢に凝縮されています。

そんな、プラセンタ注射だからこそ、内側からの美肌やアンチエイジング、体調の改善に効果があるのです。

 

<参考記事>
プラセンタエキスの化粧品での効果!馬・豚・羊の違いは?
プラセンタ注射のアンチエイジングへの効果と安全性は?

2.プラセンタ注射とは豊富な栄養成分を注入する施術

プラセンタ注射とは、豊富な栄養成分を直接体内に注入することで症状を改善する治療法です。加齢が原因で不足した栄養素をプラセンタ注射によって補うことにより、新たな細胞増殖が促進され、全身の健康状態が改善できるといわれています。

プラセンタは元々ヒト由来の成分です。そのため、基礎代謝を向上させ、皮膚の炎症を抑える働きがあります。さらには抗アレルギー・抗炎症作用も。

年齢とともに増えていく肌悩みに幅広くアプローチすることが可能で、内側から体調面の改善や美肌作りを助けてくれます。

1)シミやたるみなどの気になる肌の悩みや老化に効果的

  1. 保湿効果

    プラセンタには前述した5大栄養素の中のたんぱく質の元となる成分であるアミノ酸など肌に良いとされている成分が豊富に含まれています。

    アミノ酸は肌の天然保湿因子(NMF)にもありますが、潤いをもたらします。

    そのため、乾燥肌の改善や乾皮症にも効果が期待できます。

  2. 美白によるシミ・ソバカス予防

    プラセンタには、メラニンの生成を抑える効果やターンオーバーを正常化をサポートするはたらきがあります。

    だから、シミやソバカス、肌のくすみを防ぎ、透明感のある肌をもたらします。

  3. 肌再生を促進し、肌の老化を防ぐ

    プラセンタには、成長因子が含まれるので、肌の代謝や再生を促進します。また、肌の酸化を防ぐはたらきがあります。

    これらのはたらきで、コラーゲンを増やし、肌のハリ、弾力・たるみの改善が期待できます。

  4. 炎症を防ぐ

    プラセンタには、炎症を防ぐはたらきがあります。そのため、肌荒れやニキビ、毛穴の悩みのケアにも効果を発揮します。また、乾燥によるかゆみや乾燥性皮膚炎、アトピー性皮膚炎の症状緩和にも効果が期待できます。

    これらのことからもプラセンタは注射は、美肌や肌のアンチエイジングにおすすめの美容法といえるでしょう。

2)肩こりや更年期障害などの慢性的な体調不良にも効果あり

プラセンタ注射を打つと新陳代謝が活発になり、全身のあらゆる不調に効果が見込めます。特に女性は更年期障害により慢性的な不調に悩む方も多いですよね。

そんな更年期の女性の肩こりや頭痛、疲労感などの諸症状を改善することができるのです。

プラセンタ注射で改善が見込まれる症状には下記のようなものがあります。

  • 更年期障害
  • 自律神経失調症
  • 肩こり
  • 頭痛
  • 生理不順
  • 疲労回復
  • 不安神経症
  • うつ病
  • パニック障害
  • 冷え性
  • 肝機能障害

※プラセンタの効果には個人差もあります。

3.効果的な打ち方!効果が出るまでの期間は個人差あり

プラセンタ注射の効果的な打ち方は「継続して投与すること」です。効果が出るまでは週1回程度治療を受け、効果が出た後は頻度を減らしつつ症状をみながら打っていくと良いでしょう。

ただし、プラセンタの効果は個人差が大きく、人によっては「1回で効果が出た!」という方もいれば「5回やってようやく効果があった」という方も。そのため、最初に効果の実感がなかった場合でも継続していくようにしましょう。

1)打つ場所によって実感できるまでの期間は変わる

効果が出ないからと言って打ちすぎることはやめましょう。実は打つ場所によって吸収速度が異なるプラセンタ注射。そのため効果の実感も変わるといわれています。

 

薬剤の吸収が早い静脈注射は効果が出やすい反面、持続時間が短いことが特徴。

一方で皮下注射と筋肉注射は緩やかに体内へ行き渡るので、持続時間は静脈注射よりも長くなります。希望に合わせて医師とよく相談し、打つ場所を決めてくださいね。

<注射部位と吸収速度の関係性>

 皮下注射筋肉注射静脈注射
注射部位上腕、お腹、お尻肩、お尻の筋肉腕の血管
吸収速度遅い中程度早い

2)見た目の変化を感じられるのは一年以上

「プラセンタ注射を始めて半年経つけど、あまり見た目の変化がない」「一体何回打てば良いの?」という疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

個人差はありますが、プラセンタで見た目の変化が感じられるようになるのは実は一年後といわれています。

見た目を若々しく改善したい場合、お肌のメンテナンスとして1~2週間に1回程の回数で一定期間継続してみてはいかがでしょうか?

3)継続治療は鉄則!投与間隔を週1回ペースがベスト

プラセンタ注射は継続して打っていくことが重要になります。投与間隔は週1回程度がベスト。個人差はありますが、1度の投与での効果の持続期間はおおよそ2〜3日です。

人によっては初回の投与で全く効果がないという方もいます。しかし継続して打っていくことで徐々に効果があらわれてくることが多いので、諦めずに継続していきましょう。

 

では「プラセンタ注射をやめたらどうなるの?」という疑問を持つ方もいますよね。

基本的に継続していた投与を辞めたら徐々に効果が切れていき、疲れやすさや体調の変化など以前の不調を再び感じる方が多いといわれています。そのため、体のメンテナンスとして継続して続けていくことをおすすめします。

4.プラセンタ注射のデメリットや副作用!打ってはいけない人とは

プラセンタ注射は体全体のアンチエイジングやエイジングケアができるメリットの多い治療法ですが、デメリットや副作用もあります。主なデメリットは下記の3つです。

  • 新陳代謝が活発になりすぎることがある
  • 献血ができなくなる
  • 希望した部位に効果が出るとは限らない

 

また、プラセンタには重大な副作用はないとされていますが、下記の2つは理解しておく必要があります。

  • 感染リスクが0ではないこと
  • 軽いアレルギー反応が出る可能性があること

 

他人の臓器(胎盤)から抽出している成分のため、未知の感染症など感染のリスクが0とは言い切れません。さらに、タンパク質によるアレルギー反応が出る場合もあります。これらは現状報告例は少なく安全なものといわれていますが危険性が0ではないことを覚えておきましょう。

 

さらに、「献血をしようと思っている方」はプラセンタ注射を打ってはいけません。それぞれの理由について詳しく解説します。

1)新陳代謝が活発になる

「プラセンタ注射を打つと太る」という話を聞いたことがある方もいると思います。実際には直接的な原因はありませんが、プラセンタは新陳代謝を活発にする働きがあるのでエネルギーを多く消費します。そのため空腹感が高まる可能性があるのです。

空腹感からカロリーを多く摂取し、結果として太ってしまった方が多いことが原因だと思われます。食事についてはご自身でしっかりと調整すれば問題ありません。

2)献血ができなくなる

プラセンタ注射をすると献血ができなくなります。なぜならプラセンタはヒト由来の臓器(胎盤)から生成された薬剤であるため、ウィルスなどに感染するリスクがないとは言い切れないからです。

現時点で症例はありませんが、危険性としては十分に考えられます。よってプラセンタ注射を受けた方の献血は厚生労働省によって禁止されているのです。献血をする予定がある方は投与を控えましょう。

3)希望した部分に効果が出るとは限らない

プラセンタは注射することで体全体に行き渡り効果を発揮します。よって、希望した部位に確実に効果が出るとは限りません。個人差もあるため、効果がすぐに出る部分もあれば時間がかかる場合もあるのです。

ただし、継続して投与し続けると徐々に体全体に効果があらわれてくる方も多いので、継続して投与するようにしましょう。

4)妊娠中や授乳中でも継続投与OK!

プラセンタ注射は不妊症の治療に使われる場合もあります。そのため、妊娠中や授乳中でも継続して投与しても問題はありません。

しかし、少しでも不安がある場合には控えるということも一つの選択肢になります。かかりつけの医師とよく相談してくださいね。

5.受診前にチェック!プラセンタ注射は保険適用になる場合もある

プラセンタ注射は年齢や症状・病名から厚生労働省の定める条件が合致した場合、保険適用での治療が可能になるケースがあります。ではそれはどのような場合なのでしょうか?

現在、医療用医薬品として使用されているプラセンタ注射は2種類ありますが、それぞれ下記の保険適応となります。

1)更年期障害は保険適用になるが適用年齢あり

メルスモンは、病気の治療にあたる「更年期障害」は45〜59歳の女性であれば保険適用の対象となります。

1回1アンプル、週1〜3回の投与が目安です。3割負担の場合は自己負担額が初診で1000円程度、再診で500円程度です。

 

40〜50代にみられる更年期障害の主な諸症状は下記の通りです。

  • 疲れやすい、倦怠感がある
  • 肩こり、腰痛、手足の痛みがある
  • 頭痛、めまい、吐き気が起こることがある
  • 顔がほてる、異常に汗をかく
  • 気温が低いのに、急に暑さを感じる
  • 腰や手足が冷える
  • 息切れ、動悸がある
  • 寝つきが悪い、すぐ目覚めてしまう
  • イライラする
  • 気分が落ち込み憂うつになる

上記に当てはまる45〜59歳の女性であれば保険適用の可能性がありますので、まずはクリニックに行って診断をしてもらいましょう。

また、メルスモンは、「乳汁分泌不全」でも保険適応が可能です。

2)慢性肝疾患における肝機能の改善

もう1つのプラセンタ製剤であるラエンネックは、「慢性肝疾患における肝機能の改善」に保険適応が可能です。

通常成人1日1回2mLを皮下又は筋肉内に注射します。また、症状により1日2〜3回注射することが可能です。

3)美容目的は保険適用外

プラセンタ注射が美容目的の場合は保険適用外となります。特に制限はなく、どなたでも治療を受けることが可能です。

前述した45〜59歳の場合であっても、医師の診断の元、更年期障害に当たらなかった場合は保険適用外になります。

6.プラセンタ注射がおすすめの人

プラセンタ注射はアンチエイジングやエイジングケアのおすすめの治療法です。特に施術がおすすめの人をリストアップいたしました。

  • 肌老化を防いで美肌をキープしたい方
  • 疲労感が強い方
  • 肌の不調が気になる方
  • 肩こりや頭痛、冷え性などが気になる方
  • エイジングケアをしたい方
  • 自律神経を整えたい方
  • 更年期障害にお悩みの方
  • 白髪や薄毛にお悩みの方

 

上記に当てはまる方はプラセンタ注射がおすすめです。症状がある方はもちろん、プラセンタは男性にも、予防としても効果が期待できます。

1)体調や肌の状態が気になり出す前でもOK!予防にも効果的

プラセンタは、体調が悪くなる前やお肌の状態が悪くなる前に「予防」として定期的に摂取していくことも効果的といわれています。

 

  • ちょっとした不調が続き自律神経を整えたい場合
  • 40代に入り更年期障害が始まる前
  • 化粧品だけでは肌への効果が感じられず体内からエイジングケアをしたい場合

 

上記のような場合には予めプラセンタ注射を打つことをおすすめします。ただ美容目的にあたるため、保険適用外になる点はご注意を!

2)男性女性問わず注射可能!薄毛や白髪対策にもおすすめ

プラセンタは、自律神経やホルモンバランスを整える効果により、血行促進や頭皮細胞の活性化といった効果があります。毛量の減少に影響のあるホルモンのバランスを抑えてくれることで薄毛が改善されるのです。

男性の薄毛にも女性の薄毛にも効果が期待できます。

 

また、週に1回のプラセンタの注射を半年以上継続すると白髪が改善されたという事例が数多くあります。しかし個人差も大きく、“必ず”白髪がなくなるというものでは無いのであくまで対策として行うといいでしょう。さらに、女性だけでなく男性にも有効であることも特徴のひとつです。

7.プラセンタに関するQ&A

Q1.プラセンタ注射の適量は?

目的や疾患によって異なりますが、一回の注射に用いる注射剤の量は1~10A(アンプル、1Aは2ml)なので、2mから20mlです。多くは、1回2~5Aくらいです。

保険適用の場合は、1回1Aまでと決められています。(ただし肝機能障害には2Aまで可能な地域もあります。

Q2.プラセンタにはどんな種類がありますか?

プラセンタの注射剤には、メルスモンとラエンネックの2種類があります。

共に国産で人の胎盤から作られた医薬品です。

Q3.プラセンタはなぜ皮下注射が多いのですか?

プラセンタの投与方法は、筋肉注射、皮下注射、静脈点滴があります。

プラセンタの場合、その特性から効果の持続時間が長い皮下注射が多く用いられます。

皮下注射はpHや浸透圧が細胞液と同一で安全性の高い注射法です。また、皮下組織は軟らかいので、痛みが少ないというメリットもあります。

Q4.プラセンタの注射とサプリメントや化粧品の違いは何ですか?

プラセンタの注射は、人の胎盤から作った医薬品です。一方、サプリメントや化粧品の原料は、主に豚や馬など動物の胎盤から作られます。

 

サプリメントや化粧品は、医薬品ではないので効果は緩やかです。

プラセンタの効果を十分に得たいと考えるならば、注射による投与の方が高い効果を期待できます。

Q5.プラセンタ注射の値段はどれくらいですか?

クリニックによって異なりますが、おおむね1A1,000円から2,000円程度です。

回数券を発行したり、他の施術と組み合わせると安く買える美容クリニックをもあります。

8.まとめ

プラセンタは美肌効果だけではなく、疲労回復や更年期障害、薄毛や白髪など幅広くアンチエイジングにおすすめの治療法ということを解説してきました。また、デメリットと副作用についてもご紹介しました。

いかがだったでしょうか。

残念ながらプラセンタには万能薬ではなく、即効性があるわけではありません。効果には個人差があること、継続して摂取していくことで徐々に様々な効果があらわれることを覚えておきましょう。

 

また、美容目的の場合は保険適用外ですが、45〜59歳で更年期障害と診断された方は保険適用での治療が可能です。

さらに、プラセンタは、基本的には妊娠中でも投与可能な安全なものではありますが、感染リスクも0ではないこと、献血ができなくなることをよく理解しておきましょう。

プラセンタ注射は男女問わず内側から全身あらゆるエイジング効果を発揮してくれます。うまく利用して、症状の改善と美肌効果で若々しい健康な日々を過ごしましょう!

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