AGAの初期症状とは?いつから脱毛が始まるのか段階ごとに解説!

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最近抜け毛の量が増えたと悩んでいませんか?まだ若いし気にすることはないと思いつつも、洗面台や枕に付いた抜け毛が増えると、このままで大丈夫なのか不安になってしまいますよね。
その抜け毛はAGAの可能性があります。AGAとはヘアサイクルを乱し、抜け毛や薄毛を進行させる病気です。
この記事では抜け毛が気になっている方に向けて、進行性の男性形脱毛症であるAGAの初期症状や、AGA症状の進行段階について詳しく解説します。
また、対策やおすすめのクリニックもご紹介します。
ご自身の抜け毛がAGAの可能性があるのか、AGAとはそもそもどんな症状なのか気になっている方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。 

この記事の監修医師
■経歴
昭和大学医学部卒業後、大学病院所属の形成外科専門医として勤務をしつつ、美容外科医としても銀座マイアミ美容外科で活躍している。
顔から足までの皮膚、脂肪、筋肉、神経、血管など、体表面における知識、技術をすべて身につけた上で、美容医療を提供している。二重整形やAGAの治療も豊富な経験がある。
カウンセリングの際に丁寧に悩みを聞くことで患者様に安心をもたらすことを心がけている。
■保有資格
日本形成外科学会専門医
目次

1.AGAとは進行性の男性型脱毛症

AGAとは、「Androgenetic Alopecia」の略称と進行性の男性型脱毛症のことを指します。一度に大量の髪の毛が抜けるのではなく、髪の毛が細くなって徐々に脱毛するのが特徴です。進行すると頭皮が透けて見える、生え際が退行するなどの症状が見られます。

 

今や患者数は、全国で1,260万人、そのうち気にかけている人は800万人、何らかのケアを行ったことのある人は650万人といわれています。

 

AGAを発症するメカニズムには、DHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンが影響します。DHTが男性ホルモンレセプターに結合すると、脱毛シグナルが出され、ヘアサイクルの乱れが生じ、髪の成長を阻害してしまうのです。

 

AGAの原因の一つは遺伝です。親族に抜け毛、薄毛の人がいる方はご自身もAGAを発症する可能性があります。

AGAは進行性の症状のため、放置していても良くならないばかりか悪化していきます。

この記事では、そんなAGAの初期症状の主な5つサインや特徴、進行の7段階をご紹介します。

 

AGAの症状に気がついた際は、早めに治療を開始しましょう。

 

<参考記事>

AGAの原因には何がある?ストレスや生活習慣による影響と対策

2.AGAの初期段階の症状とは?3つのサイン

AGAの初期段階の症状には、3つのサインがあります。ここでは、AGAの気になる初期症状について詳しく解説していきます。

当てはまる方や、ご自身では判断がつかない方は、早めにクリニックで医師による診察を受けましょう。

1)髪の毛のハリ・コシがなくなる

髪の毛のハリやコシがなくなるのは、AGAの特徴の一つです。

髪が細く弱くなるためにハリやコシがなくなり、頭皮が透けて見えたり、頭頂部の髪の毛が少なくなったりと、薄毛の症状が見られるようになります。

髪の毛が以前と比べて元気がなくなったと感じたら、AGAの初期症状の可能性があります。

2)生え際の産毛が増える

生え際の産毛が増える理由で多いのは、ヘアサイクルの乱れです。

正常な男性のヘアサイクルでは成長期が2〜6年続きます。毛髪の成長スピードは1ヶ月で約1cmほどと非常にゆっくりですが、長い時間をかけて成長できれば十分な太さと長さを保てます。

そのあと、髪の毛の成長が止まり、抜け落ちる準備段階である退行期が2週間程度続きます。最後に髪の毛が抜け落ちる休止期が3~4ヶ月程度続いて、また成長期に戻るのです。

しかし、AGAになると男性ホルモンの影響でヘアサイクルに乱れが生じると、成長期が1年〜半年ほどと大幅に短縮します。その結果、十分に育ち切っていない産毛のような細い髪の毛が増えてしまうのです。

3)髪の毛のセットが今までのようにできない

髪の毛が細く弱くなって薄毛の症状が出ると、髪の毛のセットが今までのようにできなくなることがあります。

髪の毛のハリやコシがなくなるため、髪を立たせづらくなる、まとまりづらくなるなどの困りごとが出てきます。

4)抜け毛が増える

抜け毛が増えるのも、AGAの初期症状の一つです。

男性ホルモンの一つであるDHTが作用して、正常なヘアサイクルが乱れるために、髪の毛が充分に育つ前に脱毛している可能性があります。

また、DHTが増えると頭皮の皮脂腺が刺激され、かゆみを感じることがあります。抜け毛やかゆみの症状が出ている場合は、AGAが進行している可能性がありますので、早めに治療を開始しましょう。

5)おでこが広くなる

AGAの進行にかかわるアンドロゲンレセプターは、頭頂部だけなく前頭部にもたくさんあります。そのため、おでこの髪の毛も抜けやすいのです。

以前より、おでこの毛の生え際が薄くなったり、おでこが広くなったと感じることもAGAの初期症状の1つです。

 

まだ大きな症状がでていなくても、AGAは一時的な症状ではなく進行性です。

少しでも症状に気がついたら早めに治療を開始しましょう。

3.AGA症状を進行段階順に解説!

AGAは男性ホルモンの影響で引き起こされる症状です。初期段階で治療を開始すれば比較的、改善しやすいものの、進行すると改善効果を得るのが難しくなります。できるだけ早く病院を受診し、治療を始めましょう。

AGAの進行段階を7つのパターンに分類した「ハミルトン・ノーウッド分類」と呼ばれる指標があります。

AGAを発症している可能性がある方は、ご自身の頭皮や髪の毛の状態を確認し、どの段階に当てはまるかチェックしてみてください。

1)【AGA症状の第一段階】額の面積が広くなる

AGAの初期症状である脱毛が見られ、額の生え際が後退することによって、額の面積が広くなります。

男性ホルモンの一つであるDHTが作用している場合は、頭皮にかゆみの症状も見られます。

2)【AGA症状の第二段階】全体のボリュームに変化が出る

髪の毛全体のボリュームが少なくなります。

薄毛症状がさらに進み、頭頂部の髪の毛が減るだけでなく、全体的に脱毛が進むためにボリュームが減ったと感じます。

ご自身でも症状に気がつける段階のため、早めに治療を開始しましょう。

3)【AGA症状の第三段階】前頭部・頭頂部の薄毛が目立ってくる

前頭部・頭頂部の薄毛が目立ちます。抜け毛が進んで頭頂部がさらに後退し、額の切れ込みが深くなって前頭部のみ髪の毛が残った状態が見られます。

脱毛が進んで悩みを抱えている方は、医師による診断を受けましょう。早期に対策することで、症状が改善する可能性は高くなります。

4)【AGA症状の第四段階】全体的に頭皮が見える

脱毛が進み、全体的に頭皮が見える状態になります。

AGA診断を受け治療を開始した人でも、効果が見られるまでの期間は数ヶ月かかります。AGA治療薬の服用など、治療を開始して少しずつ症状の改善を目指しましょう。

5)【AGA症状の第五段階】額~頭頂部がつながり、30%以上頭皮が露出

髪の毛の脱毛がさらに進んで額と頭頂部が繋がり、30%以上頭皮が露出します。AGAがかなり進行した段階です。市販のヘアトニックや育毛剤では改善が難しいため、医師の診察を受け処方されたAGA治療薬を使うのがおすすめです。

6)【AGA症状の第六・七段階】治療の選択肢がかなり狭まる

側頭部や後頭部に髪の毛が残っているか、襟足に近い部分にだけ髪の毛が残っている状態です。AGAがかなり進行しているため、治療の選択肢はかなり狭まります。

AGA治療薬を内服しても、毛根が死滅しているために効果を実感できない場合が多く、植毛やカツラで対策する方法を選ばざるを得ません。

7)AGAは進行が進むほど治療の効果が出にくくなる!

AGAは症状が進行するほど、治療の効果が出にくくなります。

AGAは放置すると症状が進行し、毛根が萎縮・死滅してしまいます。その段階で治療をしても髪が生えて来ない、または発毛までに時間を要する可能性が高いです。

また、髪の毛の元になる毛母細胞は細胞分裂できる回数が決まっており、回数の上限を迎えると治療をしても発毛しなくなります。

AGAの改善のためには、初期症状が出ているうちにクリニックで医師に相談し、早期治療を開始することが大事です。

4.AGAの症状に当てはまった時の対策5つ

AGAの初期症状に当てはまった方は、できることから対策していく必要があります。

薄毛・脱毛は日常生活が原因となっている可能性もあるため、下記を参考にご自身の生活習慣の見直しや髪に良い生活を始めてみましょう。

1)生活習慣の改善

AGA対策として生活習慣の改善は大切です。AGAの進行を少しでも遅くするために、食事や睡眠を見直しましょう。

日々の食生活で塩分・糖分・脂質の摂取が多い方は、皮脂の過剰な分泌や頭皮の血行が不十分になっている可能性があり、脱毛が起きやすくなります。偏った食事はやめて、栄養バランスの良い食生活を心がけましょう。

また、睡眠で分泌される成長ホルモンは育毛に大きく関わるため、充分な睡眠も必須です。

AGA症状の改善には一定の期間が必要なため、ご自身のできる範囲で簡単なことから取り入れていきましょう。

2)シャンプー・リンスを見直す

シャンプーやリンスを見直して抜け毛対策することも大事です。

合わないシャンプーやリンスを使っていると頭皮の皮脂が落ちすぎるなど、地肌に悪影響を与え、その結果頭皮環境が悪化して毛髪が抜けることがあります。

髪や頭皮への刺激が少ない成分が配合されたシャンプーを使って、頭皮環境を悪化させないことが大切です。

3)頭皮マッサージ

頭皮マッサージのメリットは、育毛効果があっていつでも気軽に行えることです。セルフケアとして取り入れやすく、マッサージ方法も難しくないのでおすすめです。

また、シャンプーのときに頭皮マッサージをすることも可能です。

一方、間違った方法で行うと頭皮環境が乱れて逆効果になることもあります。刺激が大きいやり方で行うと頭皮のバリア機能が低下し、毛穴に炎症が起こり抜け毛が増えるリスクもあります。

頭皮マッサージの方法は次のとおりです。

 

  1. 両方の手のひらで頭部全体を断続的に押して刺激を与える
  2. 両手の指で頭部をつかみ、頭皮を軽く動かすようにもみほぐす
  3. 頭皮を指先で軽く叩く
  4. 側頭部から頭頂部にかけてトントンと優しい力で叩く
  5. こめかみから後頭部もトントンと優しい力で叩く
  6. 額から後頭部にかけて気持ちがよいと思った位置を指で適度に刺激する

 

4)ストレスの改善

ストレスも薄毛・脱毛の原因になります。またAGAとは直接関係ないものの、円形脱毛症などを引き起こし、抜け毛が悪化する可能性もあります。

過度なストレスがかかると、毛細血管が収縮して血行が悪くなるため、発毛が妨げられ、健康な髪の毛が生えにくくなります。

運動や充分な睡眠でストレス解消してホルモンバランスを整え、血行を良くすることが健康な髪の毛を生やすために必要です。

5)有酸素運動をする

有酸素運動を取り入れることで、DHTを排出させる効果を期待できます。また有酸素運動をすると血行促進効果により、頭皮に栄養が行き渡り、髪の毛が成長しやすい状態に近づけます。

有酸素運動にはジョギングやサイクリングなど、無理のない範囲でできる運動がおすすめです。

AGAの発症初期段階であれば、高い治療効果が見込めます。治療と並行し、毎日の習慣に有酸素運動を取り入れてみてください。

6)AGA専門クリニックや医師に相談する

AGA専門クリニックで医師に相談するのもおすすめです。AGA専門クリニックでは患者の悩みに合わせて、治療法を提案してくれます。遺伝的に治療薬が効きづらい場合や副作用が出た場合も、相談しながら治療をサポートしてくれますよ。

AGAの治療は改善までに時間を要するため、早期に治療を開始することが大切です。初期症状が見られた場合は、できるだけ早くクリニックを受診しましょう。

5.AGA治療で処方される薬とその役割

AGAの治療方法には、薬剤を使うことが一般的です。病院でAGAと診断された場合、医師が症状を見て治療薬を処方してくれます。ここでは薬の効果や副作用について説明します。

1)抜け毛を防止する:フィナステリドやザガーロなど

抜け毛を防止する効果が期待できるのが、フィナステリドやザガーロです。服用することで抜け毛を抑え、薄毛の進行を防ぎます。

しかし、性欲減退・勃起機能不全・肝機能障害などの副作用が起こる可能性があります。

また服用後1ヶ月を過ぎると初期脱毛(休止期脱毛)が起こることがあります。これは薬が効いている証拠なので、服用をストップする必要はありません。

初期脱毛については、後ほど詳しく説明します。

2)発毛を促進する:ミノキシジルなど

発毛を促進する効果があるのがミノキシジルです。ミノキシジルは内服薬と外用薬があり、頭皮環境を整え、発毛を促す効果が期待できます。

しかし、外用薬はかゆみ・発疹が、内服薬は動悸やめまいなどの副作用が起こる可能性があります。

また、ミノキシジルも初期脱毛が起こることがあります。

 

<参考記事>

AGA治療は効果がない?効果なしと言われる理由とともに実態を紹介

AGA治療薬の種類一覧。ジェネリック医薬品はある?

6.AGA薬投与後の初期症状“初期脱毛”とは?

AGA薬投与後に「初期脱毛」と呼ばれる症状が起こることがあります。初期脱毛とは、AGA治療開始後に一時的に脱毛が増える症状です。

治療を始めたのに脱毛が増えることで「やばい」と感じて治療をやめてしまう方もいますが、初期脱毛は薬が効いている証拠です。

一方で初期脱毛が起こらない人もいますが、脱毛には個人差があるので、初期脱毛の有無で薬の効果が変わるわけではありません。

ここでは初期脱毛がいつから起こり、どれくらい続くのかなどについて詳しく解説します。

1)AGA治療薬の初期脱毛は効果が出ている証拠

AGA治療薬の服用を始めると、薬の副作用で初期脱毛が起こる可能性がありますが、これは薬によって脱毛症状が改善され、効果が出ている証拠です。

脱毛が進行して髪の毛がスカスカになったように感じるかもしれませんが、脱毛を恐れて治療を中止する必要はありません。

初期脱毛はAGAの改善に必要な期間だと考えて、継続して治療を受けましょう。

2)AGA治療薬の初期脱毛は3ヵ月くらい続く

初期脱毛期間はいつまで続く?と不安になる方も多いでしょう。

AGA治療薬による初期脱毛は3ヶ月くらい続きます。これは乱れたヘアサイクルが整うまでに、3ヶ月ほどの期間が必要なためです。

ヘアサイクルが整うと太く健康な髪が生え、細く弱い毛は抜け毛となります。脱毛が進んだように感じて不安になりますが、必要な期間だと捉えてください。

3)2回目の初期脱毛が起こる人もいる

初期脱毛は2回目が起こる可能性があり、特にミノキシジルを使用した人に多く見られる症状です。

脱毛を繰り返すために不安になりますが、薬の効果が出ている可能性が高いため、治療を継続していくことをおすすめします。

しかし、脱毛症状を何度も繰り返す場合は、他の脱毛症を発症している場合があります。不安な場合は医師に相談しましょう。

4)初期脱毛は髪の毛が強くなっていく過程に起こるもの

初期脱毛は、強く健康な髪の毛が生えてくる過程で起こる症状です。治療がうまくいっている証拠でもありますが、脱毛が多くなると気になる人も多いはず。初期脱毛の症状を対策することは難しいとされていますが、適切な生活習慣を継続し、症状を乗り越えましょう。

食事では、髪に良いたんぱく質・ビタミンを積極的に摂取することが大切です。また、成長ホルモンを分泌させるために充分な睡眠を取ることも欠かせません。

初期脱毛期間は脱毛が進むために不安になりますが、生活習慣を見直し、頭皮環境を改善させることを意識しましょう。

 

<参考記事>

AGAの治療薬に副作用はある?多毛症やむくみの可能性を解説

7.AGA治療は初期段階に医師に相談するのが得策!おすすめは?

AGA治療は症状に気づいた時点で医師に相談するのが得策です。

AGAは進行性の脱毛症のため、症状を放っておいても完治することはなく、脱毛症状はどんどん進行していきます。初期症状の段階で治療を開始すれば改善までの期間が短く、治療薬による発毛効果も実感しやすくなります。

AGAは完治することはありませんが、早く治療を始めれば、充分に効果を感じられる可能性が高い症状です。

髪のボリュームが減った、抜け毛の量が増えたなどの初期症状に気がついたら、できるだけ早く医師に相談してくださいね。

 

ここでは、おすすめのAGAが治療できるクリニック21選をご紹介します。

 

<参考記事>

東京のAGAクリニックおすす21選!選び方や費用で比較

8.まとめ

AGAとはヘアサイクルを乱し、抜け毛や薄毛を進行させる病気です。

今回は、進行性の男性形脱毛症であるAGAの初期症状や、AGA症状の進行段階についてご紹介しました。

また、対策やおすすめのクリニックもご紹介しました。

いかがだったでしょうか。

AGAは、今や患者数も1000万人を超えていて、男性にとっては脅威となっています。命にかかわることはありませんが、見た目は良くありませんし、QOLは低下します。

だからこそ初期症状を早くチェックして早めの対策を行うことが大切です。

もちろん、自分でできるケア方法もありますが、できれば早めにAGA専門のクリニックを受診することがおすすめです。

ぜひ、この記事を参考にAGAの初期症状のチェックと早めの対策や治療のお役立てくださいね。

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