この記事では、低用量ピルのニキビや肌荒れの改善効果とその理由について解説します。大人ニキビや吹き出物、肌荒れに悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。
■資格 ※1
日本産科婦人科専門医
医学博士
母体保護法指定医
日本スポーツ協会公認スポーツドクター
日本医師会健康スポーツ医
焼酎利酒師
利酒師
北海道フードマイスター
二輪車安全運転指導員
■所属学会 ※2
日本産婦人科学会
日本産婦人科内視鏡学会
日本救急医学会
日本レーザー医学会
日本医学脱毛学会
■院長経歴 ※3
1968年 福島県会津若松市生まれ
1994年 昭和大学医学部卒業
1998年 昭和大学大学院卒業
1998年 昭和大学病院、亀田総合病院、千葉西総合病院、せんぽ東京高輪病院、牧田総合病院(医長)、大和徳洲会病院(部長)を経て、
2004年 札幌マタニティ・ウイメンズホスピタル
2007年 産科・婦人科 ひなたクリニックを開設
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1.低用量ピルでホルモンバランスが整ってニキビを改善!
大人になってからのニキビは、学生の頃のニキビとは違い、なかなか治らないことも多いのではないでしょうか。
そんな大人ニキビや肌荒れの解決策の一つに低用量ピルがあります。
低用量ピルは避妊薬として知られていますが、実はニキビの改善にも効果があるといわれています。
そのメカニズムは、低用量ピルがホルモンバランスを整え皮脂分泌をコントロールできることです。
ニキビが発症する始まりは、皮脂腺が皮脂を過剰に分泌することです。そして、肌に炎症を起こせばニキビとなります。
そのため、皮脂分泌を上手にコントロールできればニキビの予防や改善ができます。
低用量ピルには、女性ホルモンをコントロールするはたらきがあるため、ニキビや吹き出物など肌荒れを改善することが可能なのです。
最近では、婦人科や美容皮膚科などでこうした低用量ピルのメカニズムに着目して、治療に使うケースが増えてきています。
低用量ピルでは、大人ニキビや思春期のニキビ、慢性的な炎症で組織が固くなったしこりのあるニキビにも効果が期待できます。
<参考記事>
低用量ピルの効果と副作用をわかりやすく解説!注意点や対処法も
2.ニキビの原因は?
ニキビは、大人ニキビでも思春期のニキビの発症メカニズムは同じです。
毛穴の詰まり、皮脂の過剰分泌、アクネ菌の増殖が絡みあって発生します。
中でも女性の場合、生理の前後で女性ホルモンが乱れることで皮脂が過剰に分泌することがニキビ発症の原因となります。
生理のある女性の場合、排卵が起こってから数日後から「黄体ホルモン」と呼ばれるホルモンが急激に分泌されます。
この「黄体ホルモン」の一種である「プロゲステロン」には、皮脂分泌作用があり、皮脂の分泌が過剰になったり皮脂が毛穴を閉塞させたりすることでニキビや肌荒れを引き起こします。
一方、生理中は「エストロゲン」が減少します。
エストロゲンは保湿効果があるので、減少することで肌が乾燥しやすくなることも、ニキビができやすくなる理由の一つです。
3.こんなニキビ悩みには低用量ピルの服用がおすすめ
多くの人にとって悩みの種であるといえるニキビの解決策として、低用量ピルが注目されています。ここでは、ニキビの症状別に詳しく解説します。
1)皮膚科に通ってもニキビが改善しない
皮膚科での治療は、基本的には保険診療によって内服薬や外用薬が処方されます。
しかし、中には皮膚科での治療でニキビが改善しない方もいます。
そんな場合は、低用量ピルのホルモンバランスを整える働きによって、ニキビが改善する可能性があります。
ただし、低用量ピルを処方している婦人科や美容皮膚科など医師の診断を受け、適切な方法を選択することが重要です。
2)美容皮膚科に通ってもニキビが改善しない
美容皮膚科でのニキビ治療には、光治療やレーザー治療、ケミカルピーリングなどがあります。
これらで改善する方もいますが、改善しなかったり、再発することもあります。
そんな場合は、低用量ピルを試すことも選択肢となります。
3)エステに通ってもニキビが改善しない
エステティックサロンでできることは治療ではなくスキンケアです。
つまり、医療行為はできません。
したがって、根本的にニキビを改善する治療はできません。
エステティックサロンでのスキンケアで、肌を整えニキビの予防は可能ですが、治療はできません。
ニキビを治療したい場合は、低用量ピルも選択肢の1つとなります。
4)洗顔方法を見直すなどスキンケアニキビが改善しない
洗顔やスキンケアの見直しによるニキビ対策だけでは十分な効果が得られないことがあります。ニキビが生じる原因は、皮脂の過剰分泌やホルモンバランスの乱れが原因なので、年齢や生活習慣なども関与している可能性も多いです。
そのため、洗顔やスキンケアだけでは改善が難しい場合があります。
特に、中学生や高校生など思春期は皮脂分泌が増えたり、スキンケアの知識が不十分なことで皮脂分泌をコントロールすることが難しいです。
そんな場合も皮膚科での治療や低用量ピルを使った治療が選択肢となります。
4.服用前に覚えておきたい低用量ピルの役割
低用量ピルは避妊薬として有名ですが、避妊以外にも役割があります。
1つは今回のテーマであるニキビや肌荒れの予防・改善です。
低用量ピルが、ホルモンバランスを整えることで、大人ニキビだけでなく、高校生ニキビや背中ニキビの改善にも効果を発揮します
ここでは、低用量ピルのニキビ改善以外の3つの役割について解説します。
1)生理痛や生理不順など生理に関する悩み
低用量ピルは、生理痛や生理不順に加えて、月経困難症の改善にも効果があります。また、避妊効果も期待できるため、生理に関する悩みを持つ方にとって、多面的な解決策となる可能性があるでしょう。
ただし、個人の体質や健康状態によって効果に差が出ることがあるため、その点は考慮する必要があります。
2)生理前のイライラやだるさなどのPMSの悩み
生理前にイライラやうつ症状など感情の変動を経験するPMS(月経前症候群)や月経困難症、体がだるく感じる症状は、低用量ピルの服用によって改善する可能性があります。
低用量ピルは、生理に伴うさまざまな不調の緩和に役立つことが期待されています。しかし、効果には個人差があるため、医師の指示を仰ぐことが大切です。
3)卵巣がんなど女性特有の疾患を予防
低用量ピルは、避妊効果や生理周期の調節のほか、卵巣がんや子宮内膜がんなど、女性特有のがんリスクを低減する可能性があります。定期的ながん検診と組み合わせることで、早期発見につながるでしょう。
5.低用量ピルのニキビへの効果は種類で異なる
1)ニキビには一相性の低用量ピルの効果が高い
ピルにはさまざまなタイプがあり、それぞれ異なる特徴や効果があります。
また、どの低用量ピルでニキビや肌荒れに対する予防・治療の効果が同じではありません。
一相性の低用量ピルであるマーベロンやファボワールの方がより効果が三相性ピルであるトリキュラーやラベルフィーユよりも高いと言われています。
1相性とは、低用量ピル1シートで実薬の女性ホルモン配合量がすべて一定のタイプです。3相性とは、 低用量ピル1シートで生理周期に合わせて段階的にホルモン量が調節されているタイプです。
マーベロンは、マーベロンには「デソゲストレル」という黄体ホルモンが含まれています。
デソゲストレルは、男性ホルモンの過度なはたらきを抑える効果があります。その結果、皮脂の過剰分泌を防ぎ、ニキビ肌の治療に効果を発揮します。
また、マーベロンは、含有ホルモンの量が少ないので、副作用が起こりにくいこともメリットです。
ファボワールは、マーベロンのジェネリック医薬品(後発品)です有効成分の種類や量は、マーベロンと全く同です。違いがあるとすれば、1シートあたりの価格で、フォボワールの方が安い傾向にあります。
2)超低用量ピル「ヤーズフレックス」もニキビに効果あり
ヤーズフレックスは、国内承認済みのピルの中では一番新しい薬剤であり、超低用量ピルです。
含有ホルモン量が少ないため、個人差はありますが、卵胞ホルモンによる吐き気や頭痛などの副作用が起きにくいというメリットがあります。また、「抗ミネラルコルチコイド作用」によって利尿作用があるので、むくみにくいメリットもあります。
ヤーズフレックスも低用量ピルの1種であり、女性ホルモンをコントロールし、ニキビのできない肌質に変えていきます。
また、最大120日間の連続服用が可能で、生理痛がひどい人や生理中のニキビやの肌荒れ対策としても有効です。
しかし、日本では「月経困難症」での保険適応があるだけなので、ニキビ治療のみでの服用では自由診療となります。保険が適用かどうかは医師の診察が必要です。
3)自分に合うものを処方してもらうことが大切
低用量ピルの服用に際しては、効果と安全性や自分に合うかどうかを考えて、種類を選ぶかが非常に重要です。
また、少ないとながらも吐き気、頭痛、めまい、不正出血、乳房の張りなどの副作用もあります。
これらは、を2~3シートほど飲み続け、ホルモンバランスが緩やかになることで落ち着くことがほとんどですが、個人差もあり合わない場合がないわけではありません。
さらに、重大な副作用として血栓症が報告されています。四肢や胸の痛み、息切れなどの症状が見られた場合はすみやかに服用を中止する必要があります。
婦人科などピルに対する専門知識のある医師の診断を受け、最適なものを処方してもらいましょう。
<参考記事>
6.低用量ピルのニキビへの効果を検証!
1)ニキビへの効果発現のタイミング
残念ながら、低用量ピルはニキビ改善に即効性を発揮するわけではありません。
低用量ピルの治療でニキビ改善の効果が感じられるのは、個人差はありますが、服用開始後2~3か月経った頃です。
このタイミングは、ピルの副作用が落ち着き、体がホルモンバランスに慣れる頃です。
低用量ピルには、即効性を期待せず忘れずに飲み続けることが大切です。
しかし、何カ月もピルを飲んでいてニキビ改善の兆候がなかったり、悪化しているなら処方されたピルとの相性が悪い可能性が高いです。
その場合は、処方した医師に相談しましょう。
2)低用量ピルのニキビのガイドラインでの位置づけは?
日本皮膚科学会ででは、「尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン 2023」というニキビなどの治療のガイドラインを策定しています。
低用量ピルのニキビ治療のガイドラインでの位置づけは、「C2 」です。
これは、「十分な根拠がないので(現時点では)推奨しない」(有効のエビデンスがない,あるいは無効であるエビデンスがある)を意味します。
婦人科などで実際に治療経験のあるクリニックでは、その効果に高い評価をされることがあります。
また、実際の他の治療法でニキビが改善しなかった場合に、低用量ピルで良くなったケースが少なからずあります。
しかし、日本皮膚科学会のガイドラインでは推奨されていません。
これは保険診療ではないこと、低用量ピルと他の治療法との比較試験が少ないこと、脳梗塞などの副作用のリスクがあることなどから、積極的に推奨はできないからです。
ガイドラインの観点では、低用量ピルによるニキビの治療は、今後の更なるエビデンスの集積が待たれる治療法です。
<引用>
CQ38:痤瘡に経口避妊薬(いわゆるピル)ある いは低用量エストロゲン・プロゲスチン 配合薬は有効か? 推奨度 C2 推奨文 他の治療で改善が不十分で,結果的に避妊 につながることを容認する成人女性の痤瘡に,経口避 妊薬(いわゆるピル)あるいは低用量エストロゲン・ プロゲスチン配合薬を使用してもよいが,推奨はしな い.使用する場合には,痤瘡治療に対して本邦では未 承認の治療法であること,保険適用外の治療法である こと,血栓形成や不正性器出血などの副作用があることに関する十分なインフォームドコンセントを要する. 解説 経口避妊薬(いわゆるピル)あるいは低用量エスト ロゲン・プロゲスチン配合薬は,海外では多数のRCT が行われており,痤瘡の炎症性皮疹および面皰数,全般重症度,患者自己評価の全てを改善する高いエビデ ンスを有している218).しかし,他の治療との比較は十 分には行われていない218).また,合併症として脳梗塞, 静脈血栓塞栓症の危険率の上昇,喫煙者における心筋 梗塞の危険率の上昇,長期服用による子宮頸癌の増加 の可能性が指摘されている.一方で,乳癌は増加せず, 卵巣癌,子宮体癌は減少するとされている.高血圧, 喫煙,肥満,高年齢(40歳以上)は慎重投与や投与禁 忌の対象となっている219).本邦では未承認の治療であ り,症例報告や総説はあるものの220)221),大規模RCTの 報告はなく,使用経験が十分とは言えない. 以上より,他の治療で改善が不十分で,使用する結 果として避妊にもつながることを容認できる女性の痤 瘡の治療の場合には,日本産科婦人科学会編の「OC・ LEPガイドライン2015年度版」222)に基づいて合併症や 生活習慣などに関する情報を得た上で,十分なイン フォームドコンセントのもとで経口避妊薬(いわゆる ピル)あるいは低用量エストロゲン・プロゲスチン配 合薬を使用してもよいが,推奨はしない. 文献 218) Arowojolu AO, Gallo MF, Grimes DA, Garner SE: Com bined oral contraceptive pills for treatment of acne, Cochrane Database Syst Rev, 2012; 7: CD004425. doi: 10.1002/14651858.CD004425.pub6.(エビデンスレベル I) 219) 日本産科婦人科学会:CQ402経口避妊薬(OC)を処方するときの説明は?産婦人科診療ガイドライン―婦人科 外来編2014,日本産科婦人科学会,2014:169―174.(エビ デンスレベルVI) 220) 相澤 浩:ホルモン剤をどう使うのか,Visual Dermatol, 2003;2:254―257.(エビデンスレベルVI) 221) 相澤 浩:ホルモン剤を用いた治療例,Visual Dermatol, 2006;5:126―127.(エビデンスレベルV) 222) 日本産科婦人科学会:OC・LEPガイドライン2015年度 版,日本産科婦人科学会,2016.(エビデンスレベルVI) |
<引用終了>
<参照元>
日本皮膚科学会「尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン 2023」
3)生活習慣を見直すと効果が高まる可能性
低用量ピルさえ忘れずに飲めばニキビや肌荒れが改善するわけではありません。
ニキビの原因となるホルモンバランスの乱れは、生活習慣が良くない場合にも起こります。
例えば、ストレスが多かったり脂っこいものを多く摂るなども原因になりえます。
また、ホルモンバランスの乱れ以外でも紫外線ダメージや肌の乾燥などもニキビの原因になったり、悪化させる要素です。
低用量ピルを飲むだけでなく、日ごろの生活習慣やスキンケア・エイジングケアを見直すことも大切です。
ピルを飲み忘れず正しく服用していても、ニキビを完全になくせるとは限りません。
ホルモンバランスが原因でニキビができた場合は、ピルを飲み続けることで改善効果が期待できます。しかし、ニキビ肌の理由がホルモンバランス以外の要因にあるケースも多いものです。
低用量ピルの効果だけに頼らず、正しい生活習慣やスキンケアを心がけましょう。
具体的には、次のようなことを実践しましょう。
・バランスの良い食生活を送る。特にビタミンBやCを積極的に摂る ・十分で質の高い睡眠を確保する ・優しい洗顔、保湿ケア、紫外線対策を徹底する ・適度なスポーツを行う ・趣味などを楽しみストレスを発散する |
<参考記事>
毛穴とニキビは切っても切れない!詰まりと炎症の深い関係と治療法
初期のニキビの治し方!毛穴の詰まりを解消する効果的なスキンケア
7.低用量ピルでニキビが悪化する?
1)低用量ピルを飲み始めは注意
低用量ピルを飲み始めた時期は、一時的にホルモンバランスが不安定になることがあります。そのため、肌荒れやニキビになったり、症状が悪化することがあります。
しかし、個人差はあるものの多くの場合 3か月(3シート)ほど飲み続けるとホルモンバランスが安定してきます。
その結果、低用量ピルが効果を発揮しにニキビや肌荒れの症状が改善していくことが多いです。
ただし、症状が心配な場合や3ヶ月経過しても改善しない場合は、医師に相談しましょう。
2)自分に合わない低用量ピルでニキビが悪化
低用量ピルは、種類によって効果の出方や副作用の発現頻度が異なります。また、人によって合わないために、低用量ピルの副作用でニキビが悪化するケースもあります。
処方された低用量ピルが合わないのか、初期のためホルモンバランスが崩れているのかの判断は難しいと思います。
症状が気になる場合は、医師に相談しましょう。
8.低用量ピルの1ヵ月の料金相場
ニキビや肌荒れに低用量ピルを検討されている方にとって、費用は重要な判断材料の一つです。低用量ピルの相場は、1ヶ月分で2,000円~3,500円程度とされています。
通常は、ジェネリック医薬品であるフォボワールの方が、マーベロンの1割程度料金が安くなる傾向にあります。
ピルの種類や処方するクリニックによっても異なることがあるので注意しましょう。
低用量ピルの種類 | 1ヵ月あたりの料金相場 |
マーベロン | 2,500円~3,500円 |
フォボワール | 2,000円~3,000円 |
9.低用量ピルはどこで処方してもらえる?3つの購入方法を紹介
低用量ピルは、薬局やドラッグストアでは手に入りません。では、どこで購入すればよいのでしょうか。ここでは、低用量ピルの購入方法を3つ紹介します。
1)婦人科や専門クリニックでの処方
低用量ピルは、婦人科などの専門クリニックで処方してもらうのが一般的です。また、美容皮膚科など美容クリニックでも取り扱っていることもあります。婦人科あるいは産婦人科など専門のクリニックでは提供されるピルの種類が多く、治療の目的に応じて選ばれます。
値段はピルの種類やクリニックによって異なるため、比較検討するのがおすすめです。
2)来院不要|オンライン診療での処方
オンライン診療を利用すれば、来院することなく低用量ピルの処方を受けられます。オンライン診療により、低用量ピルを購入しやすくなったといえます。
ただし、オンラインでの処方は、来院型のクリニックの値段の相場と異なる場合があります。あらかじめ確認しておくと安心でしょう。
3)顔出し・来院不要|電話診療での処方
電話診療を活用すれば、顔を見せたり来院したりすることなく、ピルを処方してもらうことが可能です。プライバシーが守られるため、治療のハードルが下がると考えられます。
電話診療でのピル処方も、オンライン診療と同様に来院型のクリニックと値段が異なる場合があります。相場を理解することで、適切な予算計画が立てられるでしょう。
10.低用量ピルに関するよくある質問
Q1.低用量ピルを服用する場合のタイミングは?
低用量ピルの服用は、生理初日(1日目)から始めるのが一般的です。生理周期に合わせてホルモンバランスを整えるためです。
Q2.前日に低用量ピルを服用し忘れた場合どうすればよい?
低用量ピルを服用し忘れた場合、忘れたことに気づいた時点ですぐに服用しましょう。その日の分は、通常通りに服用します。
Q3.飲む時間が遅くなった場合効果は下がる?
低用量ピルは、飲むのが遅れても、1日程度であれば基本的に効果が下がることはありません。飲み忘れに気づいたら、その時点ですぐに飲むようにしましょう。
11.まとめ:ニキビで悩んだら低用量ピルも選択肢の1つ
低用量ピルは、ホルモンバランスを整えるため、ニキビや肌荒れの予防や改善に効果があるとされています。ただし、副作用のリスクもあるため、医師と相談しながら適切な方法を選ぶことが大切です。
また、低用量ピルについて正しく理解し、適切に服用することが重要となります。大人ニキビで悩んでいる方は、低用量ピルも視野に入れて、悩みを解消していきましょう。
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