よしクリニック中野貴光先生にインタビュー

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医療法人紗光会「よしクリニック」中野貴光先生にインタビューさせていただきました。中野先生は、形成外科の専門医であり、ほかにもレーザー、熱傷、手外科の専門医資格も保有されています。今回のインタビューでは、クリニックの特徴や医療への考え方、美容皮膚科の取り組みなどをお聞かせいただきました。

東京都練馬区で皮膚科や美容皮膚科のクリニックをお探しの方は、チェックいただきたい内容です。

中野貴光先生 プロフィール

<経歴>

平成9年 筑波大学医学部卒業同年東京女子医科大学形成外科学教室入局

平成10年5月 都立府中病院形成外科非常勤医師

平成10年11月 東京女子医科大学形成外科研修医

平成11年4月 東京大学形成外科医員

平成11年10月 東京女子医科大学形成外科助手

平成12年5月 都立府中病院外科非常勤医師

平成14年5月 東京女子医科大学形成外科助手

平成14年10月 日本大学板橋病院形成外科

開設2年目の準オープニングスタッフとして赴任。美容医療外来を開設。

平成17年6月 米国テキサス大学留学

麻酔科学教室にて全身熱傷の全身管理についての研究

平成19年6月 東京女子医科大学形成外科助教

平成20年7月 東京都立豊島病院形成外科医長(診療科長)

平成22年5月 川口市立医療センター形成外科副部長(診療科長)

平成23年4月 学位(医学博士)取得

平成27年7月 東京女子医大八千代医療センター形成外科准講師

平成30年4月 東京女子医科大学東医療センター美容医療部准講師

令和元年6月 よしクリニック開院

東京女子医科大学東医療センター 形成外科・美容医療部非常勤講師

 

<所属学会>

日本形成外科学会

日本美容外科学会

日本熱傷学会

日本レーザー医学会

日本手外科学会

日本抗加齢医学会

 

<資格>

日本形成外科学会形成外科専門医

日本熱傷学会熱傷専門医

日本レーザー医学会レーザー専門医

日本手外科学会手外科専門医

日本形成外科学会小児形成外科分野指導医

医学博士

 

<所属など>

東京女子医科大学形成外科学教室同門会正会員

東京大学形成外科同門会会員

日本大学医学部附属板橋病院医療連携施設

東京都保健医療公社豊島病院連携医療機関

この記事の目次を紹介する女性のイラスト

目次

1.医療法人紗光会「よしクリニック」中野貴光先生へのインタビューに際して

今回は、医療法人紗光会「よしクリニック」中野貴光先生にインタビューさせていただきました。

中野先生は、もともと形成外科の専門医です。

大学病院などで形成外科医としてのキャリアを積まれた後、2019年に東京都練馬で形成外科・皮膚科・美容皮膚科・美容外科の医療を提供する「よしクリニック」を開院されました。

中野先生は、形成外科医にとっては幅広い知識と高い技術が必須であると考え、形成外科専門医をはじめ、日本熱傷学会熱傷専門医、日本レーザー医学会レーザー専門医、日本手外科学会手外科専門医、日本形成外科学会小児形成外科分野指導医の資格を取得されています。

現在では、形成外科医として長年培ってきた経験・技術や4つの専門性を生かし、地域の皆さまに信頼され、笑顔になっていただけるクリニックを目指し、スタッフの皆さんとともに尽力されています。

東京都練馬区近隣で、形成外科や美容皮膚科・美容外科などをお探しの方には興味深い内容です。

ぜひ、続きをご覧ください。

2.よしクリニックの特徴について

よしクリニック院内

院 長中野貴光
診療科目形成外科、皮膚科、美容皮膚科
住所〒176-0001

東京都練馬区練馬1丁目6番8メディカNerima 3階

電話03-3948-3333
アクセス●電車でお越しの方

西武鉄道池袋線・豊島線・西武有楽町線練馬駅西口から徒歩約2分

都営大江戸線練馬駅から徒歩約4分

●お車でお越しの方

練馬インターチェンジから4.6km、目白通りから千川通りを通って「豊島園通り入口」交差点から約50m先

※駐車場はありません。近隣の有料駐車場をご利用下さい。

診療時間よしクリニックの診療日時
○印は予約制です。

◎印【金曜午前】は女性医師の外来(最終受付11:00)です。

●▲印は完全予約制の手術及び施術の時間帯です。

 

1カ月前よりWeb予約システムによる時間帯予約が利用できます。

最終受付の時間は診療終了の30分前(午前11時30分、午後18時)となります。

土曜日の午後▲は14:00~16:00です。

平日(月・火・木・金)の●14:30~17:00と土曜日▲14:00~16:00は完全予約制の手術・自費施術枠ですので、方針決定後に院内での予約です。

診察当日の手術及び自費施術は原則できません。

予約の無断キャンセルや複数回の当日予約変更があった場合には、以降の予約ができなくなる可能性があります。

1)クリニックの全体概要・特徴について教えていただけますでしょうか。

よしクリニックの特徴は、形成外科、皮膚科、美容皮膚科を標榜し、保険診療から自由診療まで、幅広い診療を行っていることです。

クリニックとしては手術の件数がとても多く、通常は大学病院等に紹介されて全身麻酔の手術を薦められるものでも、当院では日帰り局所麻酔で行うケースが多々あります。

私は、日本形成外科学会形成外科専門医や日本手外科学会手外科専門医ほか、4つの専門医資格を持っているので、その専門性に期待する患者様が多くいらっしゃいます。

また、近隣のクリニックからのご紹介や、患者様の御家族・御友人からの紹介も多いですね。広告はほとんどやっていませんが、新しい患者様の20%程度は紹介で来院されています。

もちろん、ホームページを検索で見つけたといった患者様も大勢おられます。

2)クリニックの患者様で多い施術は?年齢層や性別の比率はどのような状況でしょうか?

診察の中野院長

診療する疾患はかなり幅広く、

年齢も新生児からご高齢の方までいらっしゃいます。

たとえば、赤ちゃんのアザのレーザー治療も行っていますし、シミ治療は女性が多いのですが、奥様からの紹介でご家族の男性も来院されます。

どの疾患、年齢が多いというより、多岐にわたるのが特徴です。

男女比率では、保険診療では同程度、自由診療だと女性が90%程度です。

また、ほかの医療施設で全身麻酔が必要といわれて、それが嫌で当院に相談される患者様もいます。

たとえば、脂肪腫で直径5センチを超えると、一般的には大学病院を紹介され、全身麻酔を行って手術することが多いのです。それを「なんとか、局所麻酔で手術して欲しい」

と希望される患者様がおられ、当院では10cmを越える大きな脂肪腫でも通常局所麻酔で手術を行っています。

3.美容皮膚科について

よしクリニックのパウダールーム

1)美容皮膚科の診療方針について教えていただけますか?

診療方針の基本は、次の4つです。

  • できる限り丁寧な説明を行うこと
  • 理論に基づいた治療を行うこと
  • 美容皮膚科をもっと身近なものにすること
  • 多くの方が気軽に通えること

満足度の高い治療を目指すため、患者さまと一緒に求めるゴールをしっかりと確認し、そこに至る最も良い方法を理論的に分析します。

 

たとえば、理論に基づいて治療ですが、まず的確な診断を行うためにAntera3Dという肌診断機器を使っています。

これは、メラニンや血管拡張、毛穴等の状態を治療前後で定量的にフォローするための客観的なデータとして患者様にお見せします。

シミやソバカス、肝斑の診断にも、とても有効です。

他院で肝斑と診断された患者様で、実際には肝斑ではないケースもありますし、その逆に通常のシミと言われても肝斑も合併しているケースもあります。

シミの場合は、肝斑とそれ以外を見分けることが重要なので、機器を使って適確に診断できるようにしています。

その上で治療法として2〜3つのオプションを提示して、メリット・デメリットや費用を示した上で、患者様に選択していただきます。

Antera3Dの画像データは時系列で提示できるので、治療中の患者様もご自身で前後の比較データを客観的にみることができます。肌の変化や改善したことをしっかりと確認していただくことで、満足度の高い治療を目指しています。

Antera3Dの画像データ

保険診療で治療可能な場合は、患者様の自己負担軽減のためにそれを適応します。

たとえば、患者様がシミだと思って自由診療を希望されるケースで、実際にはメラニンによる茶色よりも、毛細血管拡張による肌の赤みがメインの場合がかなりあります。同様に保険適応のアザのケースもあります。

これらは、保険診療が可能なので患者様に説明して保険適応での治療を行っています。

このように、美容皮膚科の自由診療を希望されても、患者様にとって保険診療がベストなら、そちらを提案しています。

 

<参考記事>

シミの種類・原因と予防のスキンケアやエイジングケアから治療

肝斑は女性ホルモンの乱れが原因!シミとは違う予防や改善・治療法

2)シミやシワを今後「作らせない」美容皮膚科という新しい考え方とは、具体的にどのようなことでしょうか?

シミやシワは、治療終わってもそこからのスキンケアが大切です。

そのため、保湿ケアや美白商品、紫外線対策などについて説明をしっかり行って、再発しにくい対策を行なっていただきます。

患者様ごとに肌質や肌状態は違いますから、それも考慮して1人1人に合ったスキンケアや注意点をアドバイスします。

 

<参考記事>

シワの種類・原因とスキンケアやエイジングケア・治療

3)美容皮膚科のメニューはどんなものがありますか?

メニューはたくさんあります。

Qスイッチレーザー

たとえば、レーザー専門医なのでレーザー治療は行っていますし、ヒアルロン酸注射やボツリヌス菌注射、トレチノイン・ハイドロキノンなどを用いた外用療法、形成外科専門医としての手術療法などさまざまです。

美容医療の専門家として専門性や経験を活かして、各治療のメリット・デメリットを提示し、最適と思われる治療を提案し、納得いただいた上で選択していただきます。

 

<参考記事>

シミ取りレーザーの種類と効果は?失敗しない選び方や料金相場を解説

ヒアルロン酸注射の肌への効果・持続期間はいつまで?ボトックスとの違いも解説!

ボツリヌストキシン注射とは?効果・副作用やボトックスとの違い

トレチノイン(レチノイン酸)とは?効果と副作用を解説

医師監修|ハイドロキノンは美白効果と安全性を考えて使おう!

4)さまざまなアプローチをされていますが、中野先生の得意の治療やこだわりのある治療について教えていただけますか?

治療法そのものにこだわりはなく、患者様にとってのベストな治療を行うことにこだわっています。

私は形成外科専門医で手術が得意ですが、不必要にそれをおすすめすることはありません。

たとえば、おでこのシワの患者様の場合だと、手術を希望されてもほかの選択肢としてボトックス注射の説明も行います。

手術とボトックス注射でできること、できないこと、またメリット・デメリットを説明します。

その上で、患者様が選択できるようにしています。

ボトックス注射を行う中野先生

<参考記事>

おでこ(額)のしわを消す!7つの原因と予防・改善のための全対策

5)アンチエイジングの観点で30代以上の方に特におすすめしたい施術や機器は?

30代からのアンチエイジングやエイジングケアにおすすすめは、ボトックス注射やヒアルロン酸注射です。

ヒアルロン酸は足す治療なので皮下組織や筋膜などを減らすことがありません。ボトックス注射も効果が弱くなり、最終的には元に戻るので長期的な副作用がほとんど起こらない治療です。

30代ならたるみやシワの予防的な対策も含め、ボトックス注射やヒアルロン酸注射が良いと思います。

一方、今人気のハイフは超音波による熱によって、皮下組織の脂肪や筋膜に熱ダメージをあたえるという、部分的にはマイナスを起こす治療です。

もちろん、その後に組織の再構築が起きてコラーゲンなどの産生が高まることで引き締まる施術ですが、30代ではまだ必要ないケースが多いかと思います。

30代なら、足す治療や予防的な治療が良いと思います。

 

<参考記事>

HIFU(ハイフ)の失敗やデメリットは?顔への影響や副作用を解説!

4.中野先生のご経歴や仕事への取り組みについて

1)形成外科医を志すようになったのはなぜ?いつからでしょうか?

私は3歳の時に生死に関わる重症のやけど(熱傷)をし、当時開設したばかりの東京女子医科大学形成外科にて皮膚移植の手術を受けて命を救っていただきました。

それが原体験として根底にあります。

ただ、子供の頃から特に医師になると決めていたわけではありません。高校生の時に、職業適正テストのような診断で、医師に適正があることがわかり、その道に進みました。

その後、医学部の5年生や6年生の時に、いろんな診療科を見て回り、結局、形成外科が自分に1番しっくりくると感じて、形成外科医になりました。

このタイミングで幼少の時の体験が繋がったのだと思います。

2)医療の提供に際しての理念やモットーについてお聞かせいただけますでしょうか?

よしクリニックの待合室

当院の理念としては、一人一人の患者さんのニーズを踏まえ わかりやすい説明と丁寧な治療で満足度の高い医療を提供することです。

客観的な結果が同じでも、説明の巧拙や丁寧さで、患者様の満足度が大きく違います。

そのため、患者さんのニーズをしっかりと確認して、治療で可能なことや効果の限界をわかりやすく説明します。

その結果、お一人の患者様にかける時間が長くなります。

それ自体は悪いことではありませんが、1日に診察できる患者様の数に限界があるので、今後は、説明資料の工夫やYouTube動画などを取り入れて、事前にできるだけ情報を提供することなども検討したいと考えています。

3)幅広い医療を提供されていますが、どのように研鑽されておられるのでしょうか?

さまざまな専門医を取得したのは、若い頃から大きな病院で形成外科長を任されたため、自分が責任をもってすべてに対応してきたおかげだと思います。

手術に関しては、初めての手術でも決してぶっつけ本番で患者さんに行うのではありません、実際の手術前にエア手術や脳内でシミュレーションを徹底して行います。10回、20回とあらゆる事態を想定して回数を重ねるのですが、このおかげで初めて手術するケースでも熟練しているベテランのような意識で手術ができるのです。

事前のエア手術や脳内シミュレーションはとても大切だと思います。それにより1回の手術経験でも何回分もの経験が得られるのです。

皮膚疾患に関しては、最初は教科書など座学で学ぶことが基本ですが、臨床ではそれだけでは対応できないことも多々あります。先輩や後輩と症例を元にディスカッションを重ねることが重要だと思っています。

4)よしクリニックの今後の展望などがあればご紹介いただけますでしょうか。

今後は、より効率よく診察することで、一人でも多くの患者さんに喜んでいただけるようにクリニックの体制をブラッシュアップしたいと考えています。

スタッフの知識の向上、施術結果の検証などを行い、効果が最大限あげられるように日々取り組んでいきます。

5.患者様のエピソードについて

1)具体的な患者さんのエピソードや印象に残っていることはありますか?

直径1cm以上の大きな顔のホクロの患者様のケースが印象深いです。

その患者様は、誰に相談していいかわからず、ずっと大きなホクロに悩んでおられました。

ホクロは命にかかわることはありませんが、ご本人としては長年のコンプレックスでした。

ホクロがキレイに取れたことでそのコンプレックスが解消されて、本当に喜んでいただきました。また、ご本人だけでなく、親御さんも泣いて喜んでくださいました。

ホクロを取るといっても大きさや部位によって方法はいくつもありますし、毎回細かい工夫も必要です。ホクロを取ることによって、この患者様の人生を変えることができた印象深いケースです。

6.中野先生ご自身の日常生活やアンチエイジング、健康管理について

1)先生ご自身が日常生活やアンチエイジング、健康などで気をつけている点を教えていただけますでしょうか?

当たり前のことですが、バランスの良い食生活を心がけています。また、食事だけではすべての栄養素を摂ることは難しいので、サプリメントでマルチビタミンやマルチミネラルなども摂っています。

忙しい中でもなるべく運動するようにするために、駅などではなるべくエスカレーターを使わずに階段を使用しています。

スキンケアに関しては、よしクリニックオリジナルのビタミンCとE高配合のローションと、トレチノインとハイドロキノン配合クリームを使っています。

 

<参考記事>

ビタミンC誘導体化粧水の選び方はエイジングケアの視点で

7. 中野先生からの患者様へのメッセージ

1)先生から患者様へのメッセージをお願いいたします。

中野貴光先生

医療においては、誰にどう治療してもらうかはとても大切だと思います。

そのため、ご自身が納得できる説明や治療を行ってくれる医師を選ぶことが大きなポイントです。

また、ご自身のお悩みをしっかり医師に伝えることも必要です。

 

しかし、最近ではSNSなどから発信される誤った医療情報が増えて、誤った自己治療やスキンケアを行っているケースや、美容医療では自分の肌の状態には適応ではない特定の機器や施術を希望されることもあります。特に肝斑ではないのに、肝斑だと思い込んでおられる患者様はとても多いのが現状です。

玉石混交の医療情報が多くなっている今、それらに惑わされたり思い込んだりせず、しっかりとした専門知識のある医師に診断してもらうことが大切です。

患者様の希望をそのまま受け入れるといったことではなく、真の患者様のベストを考えて

最適な提案をしてくれるクリニックを選ぶことが大切だと思います。

8.まとめ

医療法人社団紗光会「よしクリニック」中野貴光先生へのインタビュー内容をご紹介しました。

いかがだったでしょうか。

よしクリニックでは、中野貴光先生の形成外科医としてのキャリアを活かして、美容医療をはじめ、皮膚科診療などの幅広い医療に取り組んでおられます。

中野先生は、多くの専門医資格を取得されていますが、その専門性を活かしつつも治療法そのものにはこだわらず、患者様に合った最適な治療内容を提供することを心がけておられます。

今回のインタビューからは、そのことがよくわかりました。

この記事が、東京都練馬区近隣で皮膚科や美容医療のクリックをお探しの方にとって、お役に立てば幸いです。

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