MOMO CLINIC(大阪・帝塚山)の眉下切開とフェイスリフトは、形成外科専門医の笠井諒総院長が担当する、たるみの土台に届く外科治療です。この記事では、切らない治療との線引き、術式の選び方、傷跡、料金、ダウンタイム、口コミまでを、メリットと限界の両面から解説します。
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まぶたが重い、目つきがきつく見える、フェイスラインがもたついてきた——。こうした変化のうち、皮膚や深部組織のたるみが主な原因の場合、化粧品や美容皮膚科的処置だけでは十分な改善が得られないことが大半です。
MOMO CLINIC(モモクリニック)は、大阪・帝塚山にある美容皮膚科・美容外科・形成外科のクリニックです。眉下切開とフェイスリフトを担当するのは、形成外科専門医の笠井諒総院長です。
MOMO CLINICでは、ハイフや糸リフトといった「切らない」治療も、眉下切開やフェイスリフトなどの「切る」治療も受けられます。作用する深さと仕組みはそれぞれ違いますが、目指しているのは同じたるみの改善です。本記事では、たるみ治療の施術の適応の見極め方、術式の選択、傷跡、料金、ダウンタイム、口コミまでを、査読論文も参照しながら整理します。
たるみはどの層で起きているのか

1)4つの層と、たるみが起きる場所
顔は、外側から順に、皮膚(表皮・真皮)、皮下脂肪、SMAS(表在性筋膜)、骨という層でできています。加齢によるたるみは、このどれか一つではなく、複数の層で同時に進みます。
このうちSMASは、顔の軟部組織を構成する重要な層の一つです。表情筋とつながり、頬から首にかけて連続する膜状の組織で、ここがゆるむと、上にのった脂肪と皮膚がまとめて下がります。ただし加齢によるたるみは、皮膚、脂肪、支持靭帯、SMAS、骨格など複数の組織の変化が重なって生じるものです。フェイスラインがぼやける、ほうれい線が深くなるといった変化も、SMASだけが原因というわけではありません。
2)切らない治療と手術は、どこがどう違うのか
ハイフ、糸リフト、フェイスリフトは、いずれも顔のたるみに働きかける治療ですが、作用する深さと仕組みは異なります。ハイフはたるみデバイスを使ってSMAS付近まで熱を届け、糸リフトは皮下組織に糸を通して支持・牽引し、フェイスリフトはSMASなどの組織を直接剥離・切除して移動・固定します。
ハイフについては、人や動物の組織を用いた基礎研究で、皮膚の表面への影響を抑えながら、SMASに熱を作用させられることが確認されています【1】。ただしこれは、ハイフが常にSMASだけを狙うという意味ではありません。カートリッジの深度によって、真皮から皮下組織まで撃ち分けられます。
つまり、熱で縮ませるのか、糸で支持するのか、直接ひらいて位置を移して固定するのか。「切らない治療は弱い」という単純な話ではなく、届く深さも、変えられる量も、持続の仕方も異なるということです。
3)切らない治療の到達点を、数字で見る
ハイフの改善スコアは、複数の研究を統合したメタ解析で5点満点中2.74。著者らは「中等度の改善」と表現しています【2】。
糸リフトはより明確です。あるPDO糸を用いた160例の研究では、挙上効果は1か月まで得られたものの、6か月で目に見えて減衰し、1年後には確認できなくなっていました【3】。
MOMO CLINICもハイフ(通常価格 1回110,000円)、サーマジェン、糸リフト(通常価格 VOVリフト1本22,000円、テスリフト1本66,000円)を導入しています。
切らない治療で届く範囲と、外科でしか届かない範囲。その線引きを診察で確認の上、患者様と相談して、必要な方にだけ手術を提案する——これが美容外科医と美容皮膚科医がともにいるMOMO CLINICの進め方です。
なお、糸リフトは全顔モニターなら、VOVリフト1本11,000円・テスリフト1本33,000円(いずれも通常価格の50%割引)で受けられます(※モニターには審査があります)。
詳しくは、下記をご覧ください。
MOMO CLINIC公式サイト|施術料金(美容皮膚科)

<参考記事>
たるみ治療におすすめの施術はどれ?種類や特徴を比較して解説!
糸リフト(スレッドリフト)で失敗しないために知っておきたいメリット・デメリット
HIFU(ハイフ)の失敗やデメリットは?顔への影響や副作用を解説!

たるみ治療で大切にしているポイントは、切る前の見極めです。同じ「まぶたが重い」というお悩みでも、皮膚のかぶさりが原因の方と、まぶたを持ち上げる力そのものが落ちている方とでは、必要な手術が違います。ここを取り違えると、手術そのものがうまくいっても、患者様が望んだ結果にはなりません。
当院には8種類のフェイスリフトがあります。切開の範囲が小さいミニリフトでも、内部の処理はフルフェイスリフトと同じように筋膜から引き上げます。
そして、たるみが軽い方には、切らない提案をすることもあります。手術を受けないという選択肢も含めて、一緒に考えたいと思っています。
たるみが気になる方は、ぜひ、当院にご相談ください。
眉下切開(眉下リフト)とは?

1)目の形を変えずに、上まぶたのたるみを取る
眉下切開は、眉毛のすぐ下の皮膚を紡錘形に切除し、上まぶたに覆いかぶさった余分な皮膚を取り除く手術です。切開線を眉の下縁に沿わせるため、傷跡が眉毛のラインに紛れやすいという特徴があります。
最大の利点は、二重のラインに手を加えずに済むことです。二重ライン上で切除する方法もありますが、そちらは二重の幅やラインそのものが変わります。眉下切開は、もとの目の形を保ったまま外側のかぶさりだけを軽くする——「別人になる」のではなく「戻す」方向の手術です。
2)たるみ取り二重との違い
MOMO CLINICは、眉下切開(350,000円)とは別に「たるみ取り二重」(350,000円)も用意しています。同じ「上まぶたのたるみ」を扱いますが、切る位置と、得られるものが違います。
| 眉下切開 | たるみ取り二重 | |
| 切開する位置 | 眉毛のすぐ下 | 二重のライン上 |
| 二重の形 | 変わらない(もとの形を保つ) | 変わる(幅やラインを設計し直す) |
| 眉と目の距離 | 眉毛と目の距離が近くなる | 近くなりやすい |
| 向いている方 | 目の形は変えたくない/自然に軽くしたい | たるみを取ると同時に二重を作りたい・幅を広げたい |
| 傷跡の位置 | 眉毛のライン(メイクで隠しやすい) | 二重のライン(目を閉じたときに見える) |
どちらが優れているという関係ではありません。「目の形を変えたくないのか、この機会に整えたいのか」という希望の違いや、たるみの強さなど、目元の適応によって選ぶものです。
3)皮膚だけか、内部まで扱うかで結果が変わる
眉下切開は「皮膚を切って縫うだけ」と思われがちですが、皮膚の下にある眼輪筋や、眉の下の脂肪層(ROOF)をどこまで扱うかで結果が変わります。
皮膚だけを切除する場合と、内部まで扱う場合を比べた研究では、内部まで扱ったほうが、たるみの改善も、術後に眉が下がることの予防も良好でした。一方で、おでこに一時的なしびれが出るリスクもあります。どこまで扱うかで、効果の持続期間も変わるということです。
MOMO CLINICは、皮膚だけを取るのか、眼輪筋やROOFまで扱うのかを、まぶたの状態を診たうえで決めます。眉下切開を行うクリニックは数多くありますが、中身は同じではありません。
4)適応は、上まぶたの手術を希望する人の一部
ある研究では、上まぶたの手術を受けた804例のうち、眉下切開が適していると判断されたのは12.6%にとどまりました【4】。選ばれた方の91.1%が満足と回答している一方、誰にでもすすめられる手術ではないということです。
だからこそ、眉下切開が向いているかどうかは診察で判断します。MOMO CLINICでは、たるみ取り二重、眼瞼下垂術、目元のたるみを改善する美容皮膚治療が適応であればそちらをご案内します。
眉下切開と眼瞼下垂の見極め
1)たるみなのか、下垂なのか
「まぶたが重い」という訴えには2つの原因があります。ひとつは皮膚のたるみで、開ける力は保たれているのに上から皮膚がかぶさっている状態。これは皮膚を取れば改善します。
もうひとつが眼瞼下垂です。まぶたを持ち上げる眼瞼挙筋や、その力をまぶたに伝える挙筋腱膜などに問題があることで、まぶたを十分に開けにくくなる状態です。この場合、皮膚の切除だけでは開きにくさが残ることがあります。必要なのは、開く力そのものを取り戻す処置です。
やっかいなのは、この2つが併存することも多く、見た目だけでは区別がつかないという点です。額の筋肉でまぶたを開けている方なら、なおさら分かりません。
だからこそ、まず診断から始めます。皮膚のたるみが主な原因なら眉下切開(350,000円)、まぶたを開ける機能が落ちているなら眼瞼下垂の手術(自由診療・500,000円)。MOMO CLINICはどちらも扱っていますので、診察の結果に応じて適した術式を選べます。
2)アジア人に多い「潜在性の眼瞼下垂」
美容目的で上まぶたの手術を希望するアジア人には、検査値では正常範囲でありながら下垂が隠れている「潜在性の眼瞼下垂」が少なくありません。開き具合を示すMRD1が3.5mm以上でも、額の筋肉で代償している症例があり、そうした97例192眼瞼に挙筋前転を併用した前向き研究では、平均15か月の追跡で全例が改善または著明に改善と自己評価し、再手術率は3%でした【5】。

額で持ち上げる癖がついている方は、無意識に眉を上げて目を開けています。この状態で皮膚だけを切除すると、術後に「思ったほど目が開かない」という結果になりかねません。鏡の前で眉を指で押さえたまま目を開けてみると目安になりますが、自己判断は禁物です。
MOMO CLINICでは、まぶたの開き具合、眉の位置、額の筋肉の使い方までを診察で確認し、皮膚を取るべきか、まぶたを開ける機能そのものを扱うべきかを見極めます。ここを見極めることが、術後の満足度を大きく左右します。
フェイスリフトとは?


1)フェイスリフトが扱う「SMAS」とは
SMASは、顔を支える膜状の組織です。ここがゆるむと、上にのった脂肪や皮膚がまとめて下がります。フェイスリフトは、この層を直接剥離して位置を移し、固定する手術です。
ただし、顔面神経の枝がSMASのすぐ下を走っている領域があり、解剖を熟知していなければ踏み込めません。「誰が執刀するか」が問われるのは、そのためです。
MOMO CLINICでフェイスリフトを担当するのは、形成外科専門医の笠井諒総院長です。カウンセリングから執刀まで一貫して担当しますので、相談した医師と執刀する医師が別人になることはありません。
2)8種類の術式を、どう使い分けるか
MOMO CLINICは、フェイスリフト系のメニューを8種類用意しています。切開範囲と内部処理はすべて公開されており、比較して選べます。(料金はすべて税込です)
| 術式(通常料金) | 切開の範囲と内部処理 | ガーメント |
| ミニリフト(600,000円) | もみあげ〜耳の前・耳の下を切開。切開範囲は最小だが、内部処理はフルフェイスリフトと同様にSMASから引き上げる | 不要 |
| ミディアムリフト(900,000円) | 切開範囲はミニとフルの中間。頬に加えてほうれい線や口元も引き上げる | 必要 |
| フルフェイスリフト(1,200,000円) | Extended Deep Plane。耳前に加えこめかみ・首まで切開。SMASと靭帯にアプローチし本来の位置へ戻す | 必要 |
| ネックリフト(600,000円) | 耳の後ろから髪の生え際を切開。皮膚だけでなく広頸筋まで引き上げる | 必要 |
| 前額リフト(700,000円) | 前髪の生え際を切開。額の深いしわと下がった眉を引き上げる。直後にドレーンを挿入 | 必要 |
| ペリカンリフト(300,000円) | あご下を切開。広頸筋の処理と広頸筋下の脂肪の減量を行い、内部で吊り上げる | 必要 |
| ポニーテールリフト(300,000円) | 髪の中を小さく切開し内部処理。目尻を引き上げる | 必要 |
| こめかみリフト(400,000円) | こめかみを一部切開。目尻の下がりや頬の上のたるみをピンポイントで引き上げる | 必要 |
注目したいのはミニリフトです。ミニリフトはクリニックによって切開範囲や内部処理が異なりますが、MOMO CLINICでは、切開範囲を小さくしたミニリフトでも、フルフェイスリフトと同様に筋膜から引き上げます。切開範囲を小さくしても、扱う層は下げない。ガーメントが不要なのはミニリフトだけということもあり、同院で最も選ばれている術式です。
つまり8種類あるのは、たるみの部位やたるみの度合いによって、切開・剥離する範囲を変えたり、適したものを選んで治療するためです。一般に、切開や剥離の範囲が広い術式ほど、より広い範囲の組織へアプローチできますが、実際の引き上げ量は術式やたるみの程度によって異なります。一方で、範囲が広がれば内出血や腫れなどの範囲も広がります。どこで線を引くかが、術式選択の実質です。
3)どの術式が最良かは、まだ決まっていない
SMASの扱い方には段階があります。折りたたんで縫い縮める方法から、深い層まで剥離して靭帯まで解放するディーププレーン法まで。
ディーププレーン法とSMAS法を比べた系統的レビューでは、患者満足度はディーププレーン法が94.4%、SMAS法が87.8%、合併症率はそれぞれ17.2%、10.3%と報告されています【6】。ただし両群を直接比較した試験ではなく、どの術式が最良かは決着していません。
つまり、選ぶべきは術式ではなく、複数の術式を扱えて、自分の状態に合うものを選んでくれる術者だということです。MOMO CLINICが8種類を用意しているのは、そのためです。
4)後戻りについて
最も多い質問が「どのくらいもちますか」です。この問いに、医学文献は明確な答えを持っていません。術後2年以内に生じる「早期の後戻り」を扱った系統的レビューは、後戻りが定義も曖昧で、評価も報告も不十分であり、術式の持続性を測る指標として過小評価されてきたと指摘しています【7】。つまり「後戻りしない」という主張も、「何年もつ」という主張も、現時点では十分な根拠を持ちません。
確実に言えるのは、フェイスリフトはたるんだ組織の位置を移して固定する手術であり、加齢そのものを止める手術ではないということです。それでも意味があるのは、出発点が変わるからです。たるんだ組織の位置を整えることで、現在の見た目を一定程度若い状態へ戻し、そこから再び年を重ねていく。これが、この手術で得られるものの正確な説明です。
手術によってたるんだ組織の位置を整え、その時点の見た目をより若々しい状態へ近づけ、そこから再び自然に年齢を重ねていく。MOMO CLINICが目指しているのは、この「戻す」という仕事です。

MOMO CLINICとは?

1)形成外科専門医が、カウンセリングから執刀まで担当

笠井諒総院長は、近畿大学病院形成外科で先天性疾患・顔面外傷・熱傷などの手術を経験したのち、高須クリニック名古屋院を経て開業した形成外科専門医です。カウンセリングから手術まで一貫して担当されます。
2)美容皮膚科と美容外科のワンストップ体制
同院は「美容外科および美容皮膚科の両視点から提案し、無駄な治療を行うことなく、最も適した治療を提案する」ことを方針に掲げています。たるみの相談で来院しても、外科的な処置が必要とは限りません。機器の治療で足りるのか、切るべきなのか。その判断を、両方を扱える立場から受けられます。
3)他院修正にも対応する「美容整形後遺症外来」
他院で受けた手術の修正にも対応しています(初診料5,500円・再診料3,300円)。修正を日常的に扱うということは、「どこをどう扱うと後で困るか」を知っているということでもあります。他院修正は美容外科手術の中で最も難易度が高いと言っても過言ではありません。どこの医師がどのような方法で手術したかがわからないからです。そのような状況下でも適切な処置を行うことができるのは、これまで培ってきた経験があるからです。
4)設計から手がけた自社ビルと、人目を避けやすい動線

帝塚山の閑静な住宅街に2025年1月に完成した自社ビルで、2025年4月1日に診療を開始しました。設計・建築の段階から関与しており、手術で使う器具はもちろん、ベッド、無影灯、オペ室の環境、そして患者様の動線までこだわったとしています。手術前にメイクを落とすパウダールーム、術後に休むリカバリールームも、ほかの患者様の視線を気にせず過ごせる設計です。
阪堺電気軌道上町線「帝塚山三丁目駅」から徒歩0分、南海電気鉄道高野線「帝塚山駅」から徒歩4分、敷地内に駐車場が4台。腫れのある時期に人目を気にせず通えるかどうかは、外科治療では通いやすさそのものです。
5)医師プロフィール・基本情報
| 氏名 | 主な資格・経歴 |
| 笠井 諒(かさい りょう)先生 医療法人桃美会 総院長/形成外科専門医 | 日本形成外科学会 専門医。日本美容外科学会(JSAPS)正会員。2016年 近畿大学医学部卒業。近畿大学病院・同奈良病院 形成外科、高須クリニック名古屋院を経て、2025年 MOMO CLINIC 開業。眉下切開、フェイスリフトをはじめとした若返り治療他院修正などを担当。 |
| 笠井 彩香(かさい あやか)先生 MOMO CLINIC 院長/美容皮膚科医 | 日本医師会認定産業医/ボトックスビスタ®認定医/ジュビダームビスタ®認定医。美容皮膚科学会・日本皮膚科学会。2016年 愛知医科大学卒業、近畿大学病院。2018〜2024年 さくらこまち皮フ科。2021〜2024年 Wクリニック。2025年 MOMO CLINIC 開業。 |
| 医院名 | 医療法人桃美会 |
| 診療科 | 美容皮膚科・美容外科・形成外科(2025年4月1日開院) |
| 住所 | 〒558-0053 大阪府大阪市住吉区帝塚山中3丁目7番3号 T EZUKAYAMA GARDEN PLACE 2F |
| アクセス | 阪堺電気軌道上町線「帝塚山三丁目駅」より徒歩0分/南海電鉄高野線「帝塚山駅」より徒歩4分。敷地内に駐車場4台 |
| 診療時間 | 9:30〜18:00(受付9:00〜)/休診日:日曜・月曜・他 |
| 電話番号 | 06-6625-9900 |
| 診療形態 | 完全予約制・自由診療(一部保険診療あり)。カウンセリング無料(別途 初診料3,300円/再診料1,500円・税込) |
| 支払い方法 | 現金、クレジットカード各種、各種QR決済、医療ローン(分割払い可) |
眉下切開・フェイスリフトの効果と料金
1)期待できる変化
①眉下切開
眉下切開では、上まぶたに覆いかぶさっていた皮膚がスッキリすることで、目の開きが楽になり、視界が広がります。額の横じわが浅くなることもあります。二重のラインそのものを切開しないため、もとの二重を生かせるのも特徴です。ただし、眉と目の距離は縮まります。ある研究では、平均で約1〜2mm短縮したと報告されています【8】。目もと全体の印象は変わりますので、術前に設計で織り込むことが大切です。
②フェイスリフト
フェイスリフトでは、たるんで下がった頬の組織を本来の位置へ戻します。結果として、ほうれい線が浅くなり、口元のもたつきが減り、フェイスラインの輪郭が戻ります。
理解しておいていただきたいのは、これは「引っ張る」手術ですが、SMASなど深部の組織を適切に移動・固定し、皮膚に過度な張力をかけないことがポイントです。この順序が、自然な仕上がりを目指すうえで重要です。MOMO CLINICは、切開範囲が最も小さいミニリフトであっても、内部の処理はフルフェイスリフトと同様に筋膜から引き上げます。
一方で、フェイスリフトにも届かない範囲があります。骨の萎縮による輪郭の変化や、皮膚そのものの質感は、組織を移動させるだけでは変わりません。
2)料金
| 施術名称 | 通常メニュー | 全顔モニター(30%割引) | 部分モニター(15%割引) |
| 眉下切開 | 350,000円 | 245,000円 | 297,500円 |
| 眼瞼下垂 | 500,000円 | 350,000円 | 425,000円 |
| たるみ取り二重 | 350,000円 | 245,000円 | 297,500円 |
| フルフェイスリフト | 1,200,000円 | 840,000円 | 1,020,000円 |
| ミディアムリフト | 900,000円 | 630,000円 | 765,000円 |
| ミニリフト/ネックリフト | 600,000円 | 420,000円 | 510,000円 |
| 前額リフト | 700,000円 | 490,000円 | 595,000円 |
| こめかみリフト | 400,000円 | 280,000円 | 340,000円 |
| ペリカンリフト/ポニーテールリフト | 300,000円 | 210,000円 | 255,000円 |
※比較用|切らないたるみ治療:ハイフ パーフェクト1回110,000円/サーマジェン パーフェクト1回88,000円/糸リフト VOVリフト1本22,000円・テスリフト1本66,000円(すべて税込)
※料金はすべて税込表示です。カウンセリングは無料ですが、別途、初診料3,300円または再診料1,500円がかかります。分割払いには医療ローンが利用できます。
※モニター価格の適用には条件があります。表示価格は公式サイト掲載時点のものです。
3)リスク・副作用
MOMO CLINICが眉下切開の症例に併記しているのは、左右差、腫れ、内出血、傷跡、瘢痕化、ケロイド、感覚鈍麻、感染症、血腫、神経損傷、皮膚壊死、アレルギー反応です。フェイスリフトの症例では、左右差、腫れ、内出血、傷、感染症、感覚鈍麻、顔面神経麻痺、ケロイド、瘢痕化、アレルギー反応が挙げられています。
神経障害についても、統合データがあります。メタ解析では、一過性の運動神経障害が0.66%、感覚神経障害が0.39%、永久的な障害はいずれも約0.05%未満と報告されています【9】。稀ではありますがゼロではなく、大半は一時的で、手術を要さずに回復しています。
MOMO CLINICは、リスクや副作用をカウンセリングで説明します。良い面だけを伝えて手術を受けていただくことは、同院の方針ではありません。
こんな方に向く/向かない

1)こんな方に向く
① 糸やハイフを繰り返して、限界を感じている方
「最初は効いた気がしたが、だんだん変わらなくなった」——その感覚には理由があります。あるPDO糸を用いた160例の研究では、挙上効果は6か月で明らかに減少し、1年後には確認できなくなっていました【3】。ハイフの改善スコアも5点満点で2.74と中等度です【2】。
効果や持続期間は機器や術式によって異なりますので一律には言えませんが、繰り返しても物足りなさが残るのであれば、届く層そのものを見直す段階かもしれません。MOMO CLINICはハイフも糸リフトも扱ったうえで外科も持っていますので、どちらが適しているかを同じ場所で相談できます。
② 変化はほしいが、周囲に気づかれたくない方
「周囲に気づかれたくない」という希望も、MOMO CLINICのフェイスリフトと相性がよい場合があります。皮膚を引っ張る手術では口角やフェイスラインに不自然な緊張が出やすく、それが「やった感」につながります。SMASなど深部組織を適切に移動・固定することで、皮膚だけに強い張力をかけず、自然な表情を保つことを目指します。
手術で戻した分だけ、出発点が変わります。その時点の見た目をより若々しい状態へ近づけ、そこから再び自然に年齢を重ねていくことになります。
2)こんな方は向かない
ひとつは、たるみより肌の色ムラやくすみが主因の方です。鏡を見て「老けた」と感じるとき、その原因が形ではなく肌の色にあることは珍しくありません。これらは手術では変わりません。MOMO CLINICなら、美容皮膚科の側からも診てもらえます。
もうひとつは、ダウンタイムを確保できない方です。眉下切開でも腫れや痛みは1〜2週間ほど続き、フェイスリフトはそれ以上です。隠しきれない時期に人前に出ることになると、手術そのものへの後悔につながります。時期を選べるようになってからでも遅くはありません。
<参考記事>
MOMO CLINIC(大阪帝塚山)のBBL HEROの特徴・効果から料金・口コミまで解説
ハイフ(HIFU)とは?効果・特徴・安全性から機種まで大公開!
傷跡はどうなるか
1)傷跡はいつ消える?
眉下切開の切開線は、眉毛の下縁に沿って設計します。MOMO CLINICは、毛包をできるだけ温存するよう斜めに切開します。切開線付近の眉毛が保たれるため、傷跡が眉のラインになじみやすくなります。とはいえ傷は残ります。軽い赤みが3か月ほど残ることがあり、仕上がりの完成は3〜6か月程度です。
フェイスリフトの切開線は、こめかみの生え際から耳の前を通り、耳たぶの下を回って耳の後ろへ抜ける経路が基本です。ここで結果を分けるのが、皮膚をどれだけ引っ張っているかです。SMASの層で十分に組織を移動させていれば、皮膚には余分な緊張がかかりません。逆に皮膚を引っ張って輪郭をつくろうとすると、傷が幅広くなり、耳の形が引きつれます。傷跡の質は、縫合の技術だけでなく手術の組み立て方そのものを反映します。
2)傷跡が消えるまでの期間に差があるのはなぜ?
傷跡の差には理由があります。ケロイドや肥厚性瘢痕は、真皮の深い層で炎症が続くことによって生じます【10】。だからこそ、切開の位置と深さ、そして縫合で創にかかる張力を減らすことが、そのまま傷跡の質に効いてきます。
術後のケアも結果を左右します。ケロイド・肥厚性瘢痕の予防と治療に関する国際的な推奨では、シリコンジェルやシリコンシートの使用、圧迫、必要に応じたステロイドの局所注射が中心に据えられています【11】。加えて、傷が赤い時期には、色素沈着を防ぐ観点から紫外線対策も重要です。手術は1日で終わりますが、傷跡は数か月かけて完成します。
口コミ・評判をチェック|良い点と気になる点

MOMO CLINICは2025年4月開院です。Googleビジネスプロフィールには232件の口コミが投稿され、平均評価は4.8でした(2026年9月6日時点)。
1)良い口コミ・評判の傾向
・SNSで公開されている症例を見て、執刀医を指名して来院したという声。京都から通った方、関西一円のクリニックを比較検討したうえで選んだという投稿もありました
・眉下切開の傷跡について。眉のラインになじみ、想像していたより目立たなかったという記述が複数ありました
・麻酔の選択肢について。笑気麻酔や静脈麻酔を選べたこと、手術への不安が強い方ほど、この点を評価していました
・カウンセリングについて。術後の経過とリスクの説明があったこと、そして「できないことはできない」と伝えてくれたという声
・糸リフトを繰り返す生活から移行した方の投稿。持続が悪く、繰り返すことが経済的にも負担になっていた、という経緯が書かれていました
・清潔感と落ち着いた空間。そのうえで価格が良心的だったことを決め手に挙げた投稿もありました
全体を通して多いのは、症例を見て選んだという声と、説明と対応についての評価です。手術を受ける場所として、事前に判断材料が揃っていたかどうかが評価されています。
2)気になる評判の傾向
眉下切開やフェイスリフトについて、否定的な投稿は見当たりませんでした。数少ない否定的な投稿は、いずれも美容皮膚科の施術と接遇についてのものです。
3)口コミ・評判の分析
口コミからは、このクリニックが何を大切にしているかが見えてきます。
Googleの4.8という評価は、200件を超える口コミが蓄積されたうえでのものです。少数の投稿だけで平均評価が大きく変動しにくい規模といえます。
そのうえで、外科手術の口コミには固有の読み方が要ります。同じ「ミニリフト」でも、剥離の範囲も、もともとのたるみの程度も一人ひとり違います。他人の結果は、自分の予測にはなりません。参考にできるのは、結果ではなく過程です。
なお、今回編集部が確認した否定的な投稿には、クリニックから個別の返信が付いていました。謝罪から入り、理由を説明し、院内で見直すという流れです。患者様からの指摘に対するクリニック側の対応姿勢を確認する材料の一つになります。
※口コミは投稿者個人の主観であり、治療効果を保証するものではありません。実際の適応や効果は、診察のうえで医師にご確認ください。
※検索の際は、心斎橋の「momo beauty clinic」と混同しないようご注意ください。名称が似ていますが、別のクリニックです。
眉下切開の症例
1)眉下切開(術後3か月)

| 症例 | 治療方法 | 費用 | リスク・副作用 |
| 術後3か月 | 眉下切開 | 通常料金 350,000円(税込) | 左右差、腫れ、内出血、傷跡、瘢痕化、ケロイド、感覚鈍麻、感染症、血腫、神経損傷、皮膚壊死、アレルギー反応 |
2)切開リフト(術後3か月)

3)ミニリフト(術後1か月)

※上記は目安であり、個人差があります。症例写真は施術による変化の一例であり、すべての方に同等の効果をお約束できるものではございません。
手術の流れとダウンタイム

1)カウンセリングから抜糸まで
初回のカウンセリングは30分が目安です。まぶたの開き具合、眉の位置、皮膚のたるみの程度、額の筋肉で代償しているかどうかを確認し、術式を判断します。手術当日は座った姿勢でデザインを行います。まぶたのたるみは寝た姿勢と座った姿勢で見え方が変わるためです。顔がむくむと正確にデザインできないため、前日の飲酒は控えるよう案内されています。
麻酔は、眉下切開もフェイスリフトも局所麻酔が基本です。不安や恐怖心が強い方には、笑気麻酔や静脈麻酔を組み合わせられます。麻酔が切れてからの痛みには、鎮痛剤や漢方薬が処方されます。
終了後はリカバリールームで安静にしてから帰宅します麻酔の種類によっては、当日は運転ができません。ミニリフト以外の術式では、帰宅前にガーメント(圧迫バンド)を装着します。
2)眉下切開の経過
| 時期 | 目安 |
| 術後1〜2週間 | 腫れや痛みが生じる場合がある。鎮痛剤でおさまる程度 |
| 術後1週間前後 | 抜糸のために来院。それまでは眉の下に糸がついた状態のため、人に気づかれたくない場合は1週間ほど仕事を休むとよい |
| 洗顔・洗髪・入浴 | 当日から軽い洗顔は可能(傷跡はなるべく濡らさない)。洗髪は3日後、入浴は1週間後から |
| 抜糸後〜3か月 | 傷口へのメイクが可能に。3か月ほどは軽い赤みが残ることがある |
| 術後3〜6か月 | 目元の仕上がりが完成する時期 |
隠すべき期間は1週間、赤みと付き合う期間が3か月、完成までが半年、という三段構えで考えるのが現実的です。
3)フェイスリフトの経過
ガーメント(圧迫バンド)は、ミニリフト以外のすべての術式で数日間の装着が必要です。ミニリフトのみ不要で、ガーゼやテープでの保護にとどまります。仕事を休みにくい方、どうしても圧迫を避けたい方には、ミニリフトという選択肢があります。
施術部位へのメイクは、1週間後の抜糸を終えてから可能です。それまでは髪やマスク、スカーフで隠して過ごす方が多いようです。腫れと内出血の出方には個人差があり、口コミにも、ほとんど出なかったという記録と1か月ほど残ったという記録の両方がありました。スケジュールを組むときは、軽く済んだ人の経過を前提にしないことです。
手術当日は首から下のみシャワーが可能で、48時間が経過したら傷口を洗うよう案内されています。感染や化膿を防ぐため、湯船での入浴は1週間、サウナや岩盤浴は1か月ほど控えます。術後しばらくは激しい運動や飲酒も避け、安静に過ごしてください。
よくある質問
Q1. 痛みはありますか?
手術中は局所麻酔が効いているため、痛みは抑えられます。痛みを感じるのは最初の注射のときだけです。術後は眉下切開で1〜2週間ほど痛みが生じる場合がありますが、処方される鎮痛薬でコントロールできる範囲であることがほとんどです。
Q2. 眉が下がりませんか?
眉と目の距離は縮まります。眉下切開を受けたアジア人女性63例を測定した研究では、外側で31.84mmから30.08mmへ、内側で27.59mmから25.84mmへ有意に短縮していました【8】。平均で約1〜2mmの変化です。ただし、額の筋肉で眉を持ち上げて代償していた方の場合、その必要がなくなって眉が本来の位置に戻る、という側面もあります。もともと眉と目の距離が近い方は、術前に必ず相談してください。
Q3. ハイフや糸リフトでは足りませんか?
たるみの程度によります。軽度であれば、切らない治療で満足できる場合もあります。MOMO CLINICはハイフも糸リフトも扱っていますので、まずそちらを提案することもあります。
ただし到達点には限りがあります。ハイフの改善スコアは5点満点中2.74【2】、あるPDO糸を用いた160例の研究では挙上効果が1年時点で確認できなくなっています【3】。繰り返しても物足りなさが残るのであれば、届く層そのものを見直す段階かもしれません。
まとめ
たるみの治療は、ハイフや糸リフトから外科手術まで幅があります。大切なのは、自分のたるみがどの段階にあり、どこまでの変化を望み、どれだけのダウンタイムを確保できるか。この3つが噛み合ったときに、満足のいく結果になります。
MOMO CLINICは、その見極めができるクリニックです。眉下切開とフェイスリフトを担当するのは、形成外科専門医の笠井諒総院長。カウンセリングから執刀まで一貫して担当します。
フェイスリフトは8種類。切開範囲が最小のミニリフトから、こめかみと首まで及ぶフルフェイスリフト(Extended Deep Plane)まで揃い、切開範囲・内部処理・ガーメントの要否がすべて公開されています。ミニリフトでもフルフェイスリフトと同様に筋膜から引き上げるため、「小さく切る=浅い処理」にはなりません。
そして、切らない治療も同じクリニックのなかにあります。ハイフも糸リフトも扱ったうえで、たるみが軽度なら切らない提案をする。美容皮膚科があるので、悩みの主因が形ではなく肌の色だったときにも対応できます。
手術は元に戻せません。だからこそ、切る前に見極めてくれる場所を選んでください。
*本記事の情報は執筆時点のものです。料金・メニュー・術式の取り扱いなどは変更される場合があります。最新情報は公式サイトまたはクリニックに直接ご確認ください。
<参考記事>
参考文献(エビデンス)
本記事の科学的根拠として、以下の査読済み論文・レビューを参照しています。
【1】White WM, Makin IR, Barthe PG, Slayton MH, Gliklich RE. Selective creation of thermal injury zones in the superficial musculoaponeurotic system using intense ultrasound therapy: a new target for noninvasive facial rejuvenation. Arch Facial Plast Surg. 2007;9(1):22-29.
PMID: 17224484 DOI: 10.1001/archfaci.9.1.22
日本語要旨:屍体・ブタ組織で顔面のSMASに集束超音波を照射し、表皮・真皮を温存しながらSMAS内に限局的な熱凝固帯を選択的に形成できることを示した前臨床研究。非侵襲的なリフト治療がSMASに到達しうることを初めて実証しました。ただし、ハイフが常にSMASのみを標的とすることを意味するものではありません。
【2】Ayatollahi A, Gholami J, Saberi M, Hosseini H, Firooz A. Systematic review and meta-analysis of safety and efficacy of high-intensity focused ultrasound (HIFU) for face and neck rejuvenation. Lasers Med Sci. 2020;35(5):1007-1024.
PMID: 32026164 DOI: 10.1007/s10103-020-02957-9
日本語要旨:顔・首の若返りに対するハイフの安全性・有効性を統合した系統的レビュー・メタ解析。17研究・477例を解析し、客観的改善スコアは5点満点中2.74(95%CI 2.06〜3.43)、主観的満足度スコアは2.68と、いずれも中等度の改善にとどまりました。疼痛スコア(0〜10)の平均は4.2。文献検索は2017年12月までを対象としており、以降の機器の進歩は反映されていない点に留意が必要です。
【3】Bertossi D, Botti G, Gualdi A, Fundarò P, Nocini R, Pirayesh A, van der Lei B. Effectiveness, Longevity, and Complications of Facelift by Barbed Suture Insertion. Aesthet Surg J. 2019;39(3):241-247.
PMID: 29474522 DOI: 10.1093/asj/sjy042
日本語要旨:吸収性のPDO糸によるリフトを受けた160例を後ろ向きに検討した研究。挙上効果は施術直後から術後1か月まで得られたものの、6か月で目に見えて減衰し、1年時点では確認できなくなっていました。術後早期の合併症は34%(55/160例)に生じ、糸の露出11.2%、一過性の紅斑9.4%、感染6.2%、皮膚のくぼみ6.2%などが報告されています。PDO糸に限定した1施設の後ろ向き研究である点に留意が必要です。
【4】Lee D, Law V. Subbrow blepharoplasty for upper eyelid rejuvenation in Asians. Aesthet Surg J. 2009;29(4):284-288.
PMID: 19717059 DOI: 10.1016/j.asj.2009.02.008
日本語要旨:1997年1月から2008年9月までの11年間に上眼瞼形成術を受けた804例を前向きに検討し、眉下切開の適応と判断されたのは101例(12.6%)にとどまったと報告した研究。術後4週の患者自己評価では92例(91.1%)が満足と回答しました。適応条件として外側のかぶさりがあること、望ましくは眉のアートメイクがあることを挙げており、12.6%という割合は同施設の選定基準を反映したものである点に留意が必要です。
【5】Wong CH, Hsieh MKH, Mendelson B. Subclinical Upper Eyelid Ptosis in Asian Patients: The Role of Levator Advancement in Optimizing Outcomes in “Cosmetic” Upper Blepharoplasty. Aesthetic Plast Surg. 2024;48(2):141-151.
PMID: 37821553 DOI: 10.1007/s00266-023-03697-1
日本語要旨:美容目的で上眼瞼の手術を希望するアジア人には潜在性(subclinical)の眼瞼下垂が多いとし、MRD1が正常域でも開瞼時に前頭筋の代償がみられる症例に挙筋前転を併用した前向き研究(97例192眼瞼、平均追跡15か月)。97例のうち65例が初回手術、32例が他院修正を含む再手術例で、全例が改善または著明に改善と自己評価し、再手術率は3%でした。単一術者の症例集積で対照群はなく、エビデンスレベルIIIです。
【6】Khoury S, et al. The Deep Plane versus SMAS Facelift: A Systematic Review and Meta-Analysis. Aesthetic Plast Surg. 2025.
PMID: 40801931 DOI: 10.1007/s00266-025-05118-x
日本語要旨:SMAS法とディーププレーン法の患者満足度・合併症を比較した系統的レビューおよび一群メタ解析。2000〜2024年で検索し、21研究・2,896例を統合しました。患者満足度はディーププレーンが94.4%(95%CI 84.8〜99.7)、SMASが87.8%(84.3〜91.3)、全体の合併症率はそれぞれ17.2%、10.3%(6.20〜14.4)です。両群を直接比較した試験ではなく一群メタ解析であり、満足度の信頼区間は大きく重なる点に留意が必要です。
【7】Kucukguven A, Galandarova A, Bitik O. A Systematic Review and Meta-Analysis of Early Relapse After Facelift. Aesthetic Plast Surg. 2023;47(1):144-155.
PMID: 35534779 DOI: 10.1007/s00266-022-02894-8
日本語要旨:フェイスリフト後2年以内に生じる「早期の後戻り(early relapse)」を扱った系統的レビュー・メタ解析。後戻りは定義が曖昧で、評価も報告も不十分であり、術式の持続性・有効性を測る本質的な指標として過小評価されてきたと指摘しています。フェイスリフトの持続性を語るうえで欠かせない、数少ない「後戻り側」のエビデンスです。
【8】Xu L, Zhong X, Wang T. Quantitative and Aesthetic Analysis of Changes in Eyebrow Position After Subbrow Blepharoplasty. Aesthetic Plast Surg. 2024;48(21):4299-4306.
PMID: 39168877 DOI: 10.1007/s00266-024-04255-z
日本語要旨:眉下切開を受けたアジア人女性63例の術前後の規格化写真で、眉から下眼瞼縁までの距離を測定した研究。外側では術前31.84±2.65mmから術後30.08±2.74mmへ、内側では27.59±2.94mmから25.84±2.87mmへ、いずれも有意に短縮しました(P<0.001)。「眉が下がって見えるのではないか」という患者の懸念に、印象論ではなく数値で答えられる文献です。
【9】Gandra G, Silva BS, Horta R. Facelift Surgery and Nerve Injury: A Systematic Review and Meta-Analysis. Aesthetic Plast Surg. 2025 Oct;49(20):5696-5711.
PMID: 40456989 DOI: 10.1007/s00266-025-04932-7
日本語要旨:フェイスリフトにおける神経損傷の頻度と種類を評価した系統的レビュー・メタ解析。67文献・15,404例/15,441術を統合し、一過性の運動神経障害の推定発生率は0.66%(95%CI 0.5〜0.9)、一過性の感覚神経障害は0.39%(0.2〜0.6)でした。永久的な障害はさらに稀で、運動神経0.047%、感覚神経0.045%です。大半は一過性で、外科的介入なしに改善しました。
【10】Ogawa R. Keloid and hypertrophic scars are the result of chronic inflammation in the reticular dermis. Int J Mol Sci. 2017;18(3):606.
PMID: 28287424 DOI: 10.3390/ijms18030606
日本語要旨:ケロイド・肥厚性瘢痕を真皮網状層の慢性炎症性疾患として捉える病態論。IL-1・IL-6・TNF-αなどの炎症性因子の上昇を示し、網状層に達する損傷が病的な瘢痕を生むと論じています。切開位置の設計と縫合のていねいさが傷跡を左右する理由に、生物学的な説明を与える文献です。
【11】Mustoe TA, Cooter RD, Gold MH, et al. International clinical recommendations on scar management. Plast Reconstr Surg. 2002;110(2):560-571.
PMID: 12142678 DOI: 10.1097/00006534-200208000-00031
日本語要旨:ケロイド・肥厚性瘢痕の予防と治療に関する国際的なエビデンスベース推奨。シリコンジェル・圧迫・ステロイド局所注射などを中心に、瘢痕の予防的管理と段階的な治療アルゴリズムを提示した、瘢痕管理の基盤的コンセンサスです。
※本記事は美容医療に関する情報提供を目的としたものであり、診断・治療方針の決定は必ず医療機関での診察に基づいて行ってください。
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