オンダリフトとインモードを徹底比較!効果・痛み・持続・向いている人を解説【医師監修】

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オンダリフトとインモードは、いずれも「切らないたるみ治療」として人気の高いRF(高周波)機器ですが、作用原理・効果・痛み・持続期間に違いがあります。

本記事では、医学的エビデンス・臨床データ・口コミをもとに、両者の特徴を専門的に比較。自分の肌悩みに最適な治療を見つけられます。

 

1.オンダリフトとインモードの基本を比較

オンダリフトとインモードの違いを考える女性

オンダリフトとインモードは、どちらも「切らずにたるみを改善する」人気の高周波(RF)リフトアップ治療ですが、照射するエネルギーの種類とターゲット層が異なります。

まずは、両者の特徴を比較して全体像を整理しましょう。

 

比較項目オンダリフトインモード
エネルギーマイクロ波(2.45GHz RF)バイポーラRF(高周波)
メカニズムクールウェーブ(Coolwaves)」が脂肪層をピンポイント加熱し、脂肪細胞の代謝促進とコラーゲン再生を誘導吸引+高周波を同時に照射し、真皮を加熱してリフトアップと肌の脂肪細胞の代謝促進によるタイトニングとコラーゲン再生を誘導
アプローチ層真皮深層~皮下脂肪層真皮中層~皮下脂肪層
おすすめの悩みフェイスラインのもたつき、二重あご、脂肪型たるみ

肌の引き締め

 

頬や口元のたるみ

ほうれい線

皮膚型・脂肪型たるみ

リフトアップ

効果持続期間一般的に3〜6ヶ月程度一般的に3〜6ヶ月程度
施術時間一般的に15分〜30分程度一般的に20分〜60分程度
施術回数2〜3週間おきに3〜4回が目安月1回で3回程度が目安
痛み温かいマッサージのような感覚で痛みは少ないやや熱感・吸引時の刺激を感じることがある
ダウンタイムほとんどの場合、施術直後から普段通りの生活が可能です。まれに軽い赤みやほてりを感じることがあります。吸引による内出血・施術直後の赤みなどが生じる可能性あり。
リスク・副作用腫れ、赤み、温感、軽度の圧痛などのリスクがあります。重篤な副作用としては、極めて稀に熱傷や色素沈着などの可能性があります。内出血や腫れ、赤みなどのリスクが伴います。肌トラブルがある方は施術を受けることでまれに、悪化してしまう可能性もゼロではありません。
料金相場(1回)頬or 顎:25,000〜40,000円30,000円~50,000円
導入院数(国内)まだ少ないが増加中。

湘南美容クリニックで約20院導入

ルラ美容クリニックで約30院導入ほか導入院数が増加中。

 

1)オンダリフトとは?

オンダプロ

オンダリフトは、イタリアDEKA社が開発した医療用マイクロ波機器「オンダプロ」を用いた施術です。

脂肪層を中心に加熱するため、フェイスラインやあご下の余分な脂肪を減らしつつ、肌のハリを高めることができます。脂肪型たるみに強く、痛みが少ないのが特徴です。

つまり、オンダリフトは脂肪層に熱を与えて引き締める、フェイスライン形成に優れた治療です。

2)インモードとは?

インモード

一方、インモードはイスラエルInMode社のRF(高周波)機器で、複数のハンドピースを使い分けて真皮や筋膜層にアプローチします。

一般的に、インモードとは、FORMA(フォーマ)とMiniFX(ミニエフエックス)を指します。

 

両方を使った施術は、インモードリフティングまたはインモードリフトと呼ばれ、肌のタイトニングや毛穴・小じわ改善にも有効で、より立体的な引き上げが期待できます。

インモードはそれぞれのハンドピースの特性を理解することで、自分のたるみタイプに合った施術を選びやすくなります。

 

インモードは、FORMAで皮膚を引き締め、お肌のハリ感や小じわにアプローチができ、吸引をしながら高電圧RFを照射するminiFXで脂肪細胞を破壊し、たるみ・小顔・リフトアップ・肌質改善効果が期待できる複合的な治療です。

 

<参考記事>

オンダリフトの効果は?マイクロ波で脂肪を減らす次世代たるみ治療

インモードのたるみや小顔効果と安全性!ハイフとの違いや併用は?

インモードリフティングは最先端の切らない小顔治療!効果とメリット

2.作用メカニズムの違い

オンダリフトとインモードは、どちらも高周波エネルギー(RF)を用いた「熱による引き締め治療」ですが、その熱の伝わり方とターゲット層が大きく異なります。

1)オンダリフトの作用メカニズム

オンダプロの脂肪層への加熱イメージ

オンダリフトはイタリア・DEKA社の「オンダプロ」を用い、2.45GHzのマイクロ波=クールウェーブ(Coolwaves)を脂肪層に照射します。

マイクロ波は皮下脂肪層に選択的に吸収され、組織温度を約40〜45℃まで上昇させることで脂肪代謝を促進。さらに、真皮層では軽度の熱変性を引き起こしコラーゲン再生を誘導します。

 

これにより、「脂肪を減らしてフェイスラインを引き締める」という二重の効果が得られます。熱が拡散型で穏やかなため、痛みやダウンタイムが少ない点も特徴です。

2)インモードFormaとMiniFXの作用メカニズム

イスラエル・InMode社のRF技術はバイポーラ(双極)高周波を用い、皮膚表面から真皮・脂肪層に均一な熱を届けます。

 

<インモードフォーマのメカニズム>

インモードフォーマの加熱メカニズム

代表的なハンドピースであるインモードFormaは、真皮中層(約2〜3mm)を43〜45℃で加熱し、コラーゲン収縮と新生を促すスキンタイトニング(引き締め)効果があります。

 

<インモードミニFXのメカニズム>

インモードミニFXの吸引イメージ

一方、インモードMiniFX は、吸引機構とRF加熱を組み合わせ、皮下脂肪層(約2〜4mm)に熱を伝えることで脂肪細胞の代謝促進・ボリューム減少を図ります。

どちらもSMAS層(筋膜層)までは到達しないため、皮膚〜脂肪層レベルの引き締め・肌質改善を得意としています。

3)両者のメカニズムの違いのまとめ

オンダリフトとインモードは、「熱エネルギーでたるみを改善する」点では共通していますが、作用する層がやや異なります。

オンダリフトは脂肪層を中心に加熱する「面加熱型」、インモードは真皮や脂肪層を均一に温める「層加熱型」です。

 

オンダリフトは脂肪層を中心に働き、脂肪燃焼による引き締めや部分的な痩身を目的としています。

一方、インモードは真皮層から脂肪層をターゲットに、リフトアップや引き締め効果、ボディの痩身効果を発揮します。

 

両者のエネルギー分布を組み合わせれば、脂肪減少+タイトニングによる立体的な若返り効果が期待できます。

3.効果・持続期間・回数と得意な肌悩みの違い

1) オンダリフトの効果・持続期間と得意な肌悩み

オンダリフトの効果を感じる女性

オンダリフトは、皮下脂肪層の代謝促進と真皮層でのコラーゲン再生を同時に促す治療です。

1回の施術でもフェイスラインの引き締まりを実感する方が多いものの、脂肪細胞の代謝や排出には一定の時間がかかるため、2〜3週間おきに3〜4回の施術が推奨されています。

 

施術後1〜2週間ほどで頬やあご下のラインがすっきりし始め、約3ヶ月目にかけて効果のピークを迎えます。

その後はゆるやかに安定し、3〜6ヶ月間程度の持続が一般的です。

継続的に施術を行うことで、リフトアップ効果の持続や肌質の改善が期待できます。

 

オンダリフトは特に「脂肪型たるみ」への適応力が高く、フェイスラインのもたつきを解消しつつ、肌のハリ感を高められる点が大きな特長です。

次のような悩みを持つ方に特におすすめです。

  • 二重あごやフェイスラインの脂肪が気になる方
  • ブルドッグ顔・マリオネットラインなど、頬や口元のもたつきが気になる方
  • 小顔効果と肌のハリ・ツヤを同時に得たい方
  • 痛みやダウンタイムを極力避けたい方

 

オンダリフトは、脂肪層に温熱エネルギーを与えながら代謝を促進し、同時にコラーゲン生成を活性化することで、

「引き締め+肌質改善」を同時に叶える点が魅力です。

特に脂肪によるフェイスラインのもたつきが目立つ方は、インモードよりも早い段階で変化を感じやすい傾向があります。

 

<参考記事>

オンダリフトは効果なし?真偽をエビデンスと口コミで徹底検証

2) インモードの効果・持続期間と得意な肌悩み

 

顔全体をリフトアップしたい女性

インモードは、真皮層〜皮下脂肪層をターゲットに高周波(RF)エネルギーを照射し、肌の引き締め・コラーゲン生成・脂肪代謝の促進を同時に行う治療です。

特に代表的なハンドピースである**Forma(フォーマ)とMiniFX(ミニエフエックス)**は、それぞれ異なる深さの層に作用します。

 

Formaは、真皮層を約43〜45℃で均一に加熱し、コラーゲン線維の収縮と新生を促進します。

これにより、肌のハリ感向上や小じわ改善、毛穴の引き締めといった“スキンタイトニング効果”が得られます。

一方、MiniFXは吸引機構を備え、皮下脂肪層(約2〜4mm)にRFエネルギーを照射。

脂肪細胞の代謝促進とボリュームコントロールを行い、フェイスラインやあご下のもたつきを改善します。

 

施術後すぐに軽い引き締まりを感じる方も多く、1〜2ヶ月目にかけてコラーゲン生成が進み効果のピークを迎えます。

持続期間は約3〜6ヶ月が目安で、肌の状態や生活習慣により個人差があります。

月1回ペースで3回程度の施術を推奨しており、継続することで肌全体のハリや輪郭の引き締まりが長期間維持されやすくなります。

 

インモードは、皮膚〜脂肪層レベルのたるみや肌質のゆるみ改善に特に効果的で、以下のような悩みに適しています。

  • 顔全体をリフトアップしたい方
  • 頬や口元のたるみ・ほうれい線が気になる方
  • 肌のハリ・小じわを改善したい方
  • フェイスラインを整えつつ、ナチュラルな小顔効果を得たい方

 

また、痛みやダウンタイムが少ないため、**「強い刺激は避けたいが確実な引き締め効果を求める方」**にも人気があります。

FormaとMiniFXを組み合わせることで、肌のタイトニング+脂肪代謝促進による小顔効果を同時に叶えられる点が大きな魅力です。

 

<参考記事>

インモードは効果なしだからやめた方が良い?その理由と真実!

3)効果のピークと持続イメージの比較

オンダリフトとインモードは、効果の出方や持続パターンに違いがあります。

オンダリフトは、脂肪層を中心にじっくりと温め、代謝を促すことで時間をかけて変化が現れる緩やか改善型の治療です。

 

一方、インモードは真皮層〜脂肪層を中心に即時的なタイトニングが得られる早期実感型で、比較的早い段階から肌のハリやリフトアップを感じやすい傾向があります。

 

以下は、両者の効果実感のタイミングと持続イメージを整理した比較表です。

期間オンダリフトインモード
施術直後温かみ・軽い引き締まりを実感施術直後から軽いハリ感・肌の引き締めを感じる
1ヶ月後フェイスラインがすっきりし、ハリ感が向上コラーゲン再生が進み、肌のハリや弾力が増す
3ヶ月後効果ピーク(脂肪代謝促進+コラーゲン再生によるハリ改善)効果ピーク(真皮層のタイトニングと小じわ改善)
6ヶ月後徐々に効果が緩やかに低下するが、再施術で維持可能緩やかに低下し、メンテナンス施術で持続可能

 

どちらも効果は約3〜6ヶ月持続しますが、目的やたるみのタイプによって最適な治療を選ぶことが重要です。

4.痛み・ダウンタイム・安全性の違い

オンダリフトやインモードの痛みを気にする女性

1) オンダリフト:温かさ・マッサージ感程度で痛みほぼなし

オンダリフトは、マイクロ波による熱エネルギーを均一に拡散させる仕組みのため、施術中の体感は「じんわり温かい」「マッサージを受けているような心地よさ」と表現されます。

皮膚表面を冷却しながら内部を加熱する**「クールウェーブ技術」**によって、やけどや過剰加熱のリスクが極めて低いのも特徴です。

多くの方が痛みをほとんど感じずに施術を終えられ、麻酔も不要です。

 

また、肌へのダメージが少ないため、ダウンタイムはほぼゼロ

施術直後からメイクや洗顔が可能で、日常生活への支障がありません。

敏感肌や痛みに弱い方でも安心して受けやすい施術として人気があります。

 

ただし、痛みの感じ方には個人差があり、肌の厚みや出力設定によって温感の強さが異なることがあります。

2) インモード:温熱感・吸引時の軽い刺激を感じることがある

インモード(Forma・MiniFX)は、皮膚表面から真皮・脂肪層にRF(高周波)を照射する施術で、照射時に温熱感や軽い吸引刺激を感じることがあります。

Formaでは「じんわりと温かいホットストーンマッサージのような感覚」が多く、強い痛みを訴えるケースはほとんどありません。

 

MiniFXでは吸引を併用するため、部位によって軽度の引っ張り感や熱感を感じる場合がありますが、短時間でおさまるのが一般的です。

施術後に軽い赤みや腫れが出ることがありますが、数時間〜1日以内に自然に改善するケースがほとんどです。

 

そのため、ダウンタイムは非常に短く、翌日からメイクや外出が可能です。

強い痛みが苦手な方でも受けやすく、体感・即効性のバランスが良い施術といえます。

3) オンダリフトもインモードも、医師管理下で行えば安全性は高い

オンダリフトは、CEマーク(欧州医療機器安全基準)を取得した医療機器です。

インモードは米国FDA(食品医薬品局)認可機器として安全性が確認されており、いずれも医療機関で適切に使用すれば安全性は非常に高いとされています。

 

ただし、過度な出力設定や経験の浅い施術者による操作は、まれに熱感・腫れ・赤み・色素沈着などを引き起こすことがあります。

そのため、医師または熟練した施術者によるカウンセリング・照射が重要です。

5.料金相場と施術頻度・年間費用の違い

オンダリフトとインモードは、使用する機器の仕組みや照射範囲の違いから、料金・施術ペース・年間コストにも差があります。

費用を比較することで、どちらが自分の目的に合うかをより明確に判断できます。

1)オンダリフトの料金と施術頻度

料金のイメージ

オンダリフトは、脂肪層をターゲットにしたRF(マイクロ波)治療で、1回あたりの料金は25,000〜40,000円(頬またはあご下)が一般的です。

施術部位で料金が異なりますが、全顔やフェイスライン+首まで照射する場合は、50,000〜70,000円前後となることもあります。

 

脂肪細胞の代謝とコラーゲン再生を安定させるため、2〜3週間おきに3〜4回の施術が推奨されます。

その後は半年〜1年ごとにメンテナンスを行うことで、フェイスラインの引き締まりを長期的に維持可能です。

 

このため、年間コストは初期照射+メンテナンスを含めて約75,000〜160,000円程度が目安となります。

脂肪型たるみが目立つ方にとっては、少ない通院回数で持続効果を得られるコスパの良い治療といえます。

2) インモードの料金と施術頻度

施術回数のイメージ

インモード(Forma・MiniFX)は、真皮〜脂肪層を加熱して肌を引き締める高周波治療で、1回あたりの料金相場は30,000〜50,000円(両頬+顎下など)です。

施術部位や使用するハンドピースによって料金が異なり、ボディ照射ではやや高額になる傾向があります。

 

推奨されるペースは月1回を目安に3回。その後は3〜6ヶ月おきにメンテナンス照射を行うことで、リフトアップや肌質改善の効果を安定的に維持できます。

年間コストの目安は、定期照射を含めて約90,000〜150,000円前後です。

即効性もあるため、忙しい方でも通いやすい施術です。

 

<参考記事>

インモードの施術間隔を徹底解説|効果を高める最適スケジュールは?

6.エビデンスで見るオンダリフト vs インモード(Forma/MiniFX)

医学論文のイメージ

ここでは、オンダリフトとインモードの医学論文から両者の違いを検証してみます。

1) オンダリフトのエビデンス

オンダリフトのエビデンスとしては、脂肪減少・セルライト改善・あご下の皮膚弛緩改善を中心に複数の臨床研究が発表されています。

 

主な臨床報告:

Salsi B, Fusco I. Non-invasive system delivering microwaves energy for unwanted fat reduction and submental skin tightening: Clinical evidence. J Cosmet Dermatol. 2022;21(8):5657-5664. doi:10.1111/jocd.15205

48例を対象にサブメンタル領域の皮膚弛緩を評価。6回の施術後に脂肪厚および皮膚弛緩スコアが有意に改善(p<0.01)。痛みスコア平均は1.1(VAS10段階)と軽微で、副作用は軽度な紅斑のみ。

 

Zappia E, Bennardo S, Fasano G, et al. Efficacy of a new non-invasive system delivering microwave energy for the treatment of abdominal adipose tissue: Results of an immunohistochemical study. Cosmetics (Basel). 2025;12(2):42.

doi:10.3390/cosmetics12020042

腹部脂肪への単回照射後にPerilipin-1発現減少・マクロファージ浸潤(CD68陽性細胞増加)を確認。脂肪細胞の変性および除去反応を組織学的に裏付け。

 

Zerbinati N, et al. Microwave-Energy-Based Device for the Treatment of Cellulite and Localized Adiposity: Recommendations of the “Onda Coolwaves” International Advisory Board. Bioengineering (Basel). 2024;11(5):485. doi:10.3390/bioengineering11050485

各国の臨床データを総括し、脂肪層選択的加熱による安全域・推奨プロトコルを提示。副作用は軽度紅斑・温感程度で、疼痛発生率は5%未満。

これらの研究により、オンダリフトは脂肪層・セルライト・頸部弛緩への有効性が科学的に裏づけられ、痛み・副作用が少ない治療としての安全性も確認されています。

2) インモード(Forma/MiniFX)のエビデンス

インモードでは、真皮〜脂肪層の均一加熱によるタイトニング効果が報告されています。

 

主な臨床報告:

Nelson AA, Beynet D, Lask GP. A novel non-invasive radiofrequency dermal heating device for skin tightening of the face and neck. J Cosmet Laser Ther. 2015;17(6):307-312. doi:10.3109/14764172.2015.1039035

Formaを用いた顔・頸部の非侵襲RF治療。14例全例で臨床的改善を認め、3例は「著明改善」と評価。痛み・副作用は報告されず、全例が治療を快適と回答。

 

InMode Ltd. MiniFX clinical overview. InMode Medical Technology Whitepaper. 2020.

URL: https://www.inmode.com.au/pages/minifx-1

吸引とRF加熱を併用することで、皮下脂肪層(約2〜4mm)に熱を届け脂肪細胞を変性。温度制御(40〜43℃)により安全性を確保しつつ、6〜8回の施術でフェイスライン・ボディの引き締め効果を得ると報告。

これらの報告から、Forma/MiniFXは皮膚タイトニング・肌質改善に有効であり、照射中の疼痛やダウンタイムが少ないことが確認されています。ただし、長期的な比較試験やSMAS層への影響を示すデータはまだ限定的です。

3) エビデンス視点で見る選択ガイド

オンダリフトでは、多施設臨床試験などがあり、複数の査読論文が皮下脂肪減少・皮膚弛緩改善を支持し、安全性も明確に示されています。

一方、インモード(Forma/MiniFX)は、症例報告・企業技術資料中心です。

皮膚タイトニング・肌質改善の即効性と安全性が確認されていますが、長期データは今後の課題です。

つまり、エビデンスの厚みではオンダリフトがやや優勢です。

 

とはいっても、大きな差といは言えず、肌悩みに応じた使い分けが重要です。

脂肪型たるみ・フェイスライン重視ならオンダリフト、肌のハリや質感改善を重視するならインモードがおすすめです。

7.口コミ・体験談で見るオンダリフトとインモードの違い

口コミのイメージ

ここでは、オンダリフトとインモードの口コミ・体験談から両者の違いを検証してみます。

1)オンダリフトの口コミ

オンダリフトは「温かくて心地よい」「直後からフェイスラインが引き締まる」との声が多数。

出力を上げた際に軽いチクッとした痛みを感じることもあるが、全体的に「痛みはほぼなし」。

効果は数日〜2週間で徐々に現れ、3回コース完了後に満足度が最も高い傾向。

 

クリニック概要参照元
ルラ美容クリニック

渋谷本院

痛み・体感・直後〜数日の印象が具体的に記載。キレイパス
ルラ美容クリニック

渋谷本院

冷却併用で耐えられる/即時の体感など。キレイパス
Lively Clinic 船橋院直後のフェイスライン実感や痛みの強さなど、複数レビュー一覧。キレイパス
ピオーネビューティクリニックオンダリフトの施術回数・価格帯の情報が掲載。キレイレポ
湘南美容クリニック8件の口コミの掲載。フェイスラインの引き締めなど効果を早期に実感したという前向きな声がある一方、思ったほどの改善を感じないという不満もあります。オトコロビューティー

 2)インモードの口コミ

インモードは「直後から顔が引き締まった」「肌のハリが増した」という口コミが多く、

FORMA・MiniFXいずれも痛みが少なくダウンタイムが短い点が高く評価されています。

一方で、「熱感が強い部位がある」「内出血が出た」との少数意見も見られます。

 

クリニック概要参照元
ルラ美容クリニック

名古屋本院

「3回目で一番痛くなかった。1回目からフェイスラインの変化を感じた」キレイパス
ルラ美容クリニック

札幌院

「FORMAで口横のもたつきが改善。痛みはほとんどなく温かい感じ」キレイレポ
ルラ美容クリニック

渋谷本院

施術が寝ちゃうほど気持ちがよく、数週間後がとても楽しみGoogleマップ口コミ
Credo Clinic 新宿「赤みは1〜2時間で消えた。自然な仕上がりで満足」キレイレポ

 

TIAM CLINIC 銀座「施術直後から頬が上がったように見えた。RFの温熱感が気持ち良い」キレイレポ

 3)口コミ・体験談から見える実際の違い

オンダリフトは「脂肪型たるみ」や「フェイスラインのもたつき」が悩みの人に好評です。

痛みが少なく、緩やかに変化していくタイプで「自然な変化」「心地よい施術」との声が目立ちます。

 

インモードは「皮膚型・筋膜型たるみ」「肌のハリ改善」に向く傾向です。

RFの熱感を感じるが、直後から効果を実感できる即効型で「仕事帰りでも受けられる」との声が多く見られます。

 

両者とも満足度は高く、効果・痛み・コスパのバランスが取れていますが、脂肪層を狙うオンダリフト、皮膚層を狙うインモードと目的が明確に分かれています。

 

比較項目オンダリフトインモード(Forma/MiniFX)
効果実感時期施術直後〜1〜2週間で徐々に実感。3回目前後でピーク多くが施術直後にリフトアップ実感。1週間でハリ改善
痛み/体感温感・軽い刺激。冷却ありでほぼ無痛温熱+吸引の刺激あり。部位によってピリッと熱感
満足度フェイスラインの変化・小顔感に高評価ハリ・ツヤ・肌質改善への満足度が高い
コスパ3回コース(約9〜12万円)で満足度高1回あたり約3〜5万円。効果即効性でコスパ良好
特徴的な声「温かくて気持ちいい」「3回でかなり変わった」「直後に上がった」「熱いけど効果あり」

8.オンダリフトとインモードに関するよくある質問

オンダリフトとインモードの質問に答える女医

Q1.オンダリフトとインモード、どちらが痛いですか?

どちらも強い痛みはありません。

オンダリフトは「温かくて心地よい」と感じる人が多く、冷却機能により痛みはほとんどありません。

一方インモードは、RFの熱と吸引刺激によって「ピリッとする感覚」や「軽い熱感」を伴うことがありますが、耐えられる程度です。

どちらも麻酔不要で、痛みに弱い方でも受けやすい施術です。

Q2.効果が出るまでどのくらい時間がかかりますか?

オンダリフトは1〜2週間後からフェイスラインの変化を感じやすく、3ヶ月目にかけて効果のピークを迎えます。

インモードは施術直後から軽い引き締めを実感でき、1〜2週間で肌のハリやリフト感が高まります。

いずれも3〜6ヶ月間持続し、定期的なメンテナンスで長期効果が期待できます。

Q3.オンダリフトとインモードを併用しても大丈夫?

はい。併用により相乗効果が得られます。

一般的には「オンダリフトで脂肪層を整え、インモードで皮膚を引き締める」順が効果的です。

照射間隔は2〜3週間ほど空けるのが理想で、同日に同部位へ照射する場合は医師の判断が必要です。

Q4.敏感肌や乾燥肌でも受けられますか?

オンダリフト・インモードともに冷却機能があり、表皮ダメージが少ないため多くの敏感肌・乾燥肌の方でも受けられます。

ただし、皮膚炎やアトピー性皮膚炎の急性期などは避け、医師の診察を受けてから施術を行いましょう。

Q5.メイクや洗顔はいつから可能ですか?

どちらも施術直後からメイク・洗顔が可能です。

ただし、当日は強い摩擦・ピーリング・マッサージなどは避け、保湿とUVケアをしっかり行うことでコラーゲン生成を促進できます。

Q6.エステの高周波(RF)と何が違いますか?

医療用RF機器は、医師の管理下で高出力の照射が可能なため、真皮層や脂肪層まで熱を届けられます。

一方、エステ用RF機器は出力が低く、表皮レベルの温熱マッサージが中心です。

リフトアップ効果や持続力を求める場合は、医療機関での施術を選びましょう。

Q7.他の施術(ヒアルロン酸・ボトックス・糸リフト)との併用は可能ですか?

可能です。ただし、順序と間隔が重要です。

RF施術直後の注入は腫れや炎症を起こす可能性があるため、1〜2週間程度の間隔を空けるのが望ましいとされています。

特に糸リフト後は、固定糸が安定してからRF治療を行うよう医師が判断します。

Q8.効果を長持ちさせるためのホームケアは?

十分な睡眠・保湿・紫外線対策に加え、ビタミンC・E・L-システインなどの美容内服がコラーゲン維持に有効です。

また、糖質・脂質の過剰摂取を控え、代謝を高める生活習慣を心がけると、施術効果を長く維持できます。

Q9.オンダリフトとインモード、たるみ予防にはどちらが向いていますか?

20〜30代など初期のたるみ段階では、真皮層への温熱作用でコラーゲン生成を促すインモード(Forma)が適しています。

一方、脂肪層が厚くフェイスラインのもたつきがある方には、脂肪代謝を促すオンダリフトの方が効果的です。

目的と肌質によって、おすすめは変わるので、美容クリニックで医師に相談しましょう。

Q10.オンダリフトやインモードは男性にも効果がありますか?

はい。男女問わず効果が期待できます。

男性は皮脂分泌や脂肪層が厚く、フェイスラインのもたつきが出やすい傾向があります。オンダリフトは脂肪層に直接アプローチできるため、「二重あご」「フェイスラインのたるみ」が気になる男性に特に人気です。

 

インモードは皮膚のハリや毛穴の引き締めを得意とし、ビジネスシーンでの印象アップにも効果的です。

どちらも「自然な若返り」を目指したい男性におすすめの治療です。

9.まとめ

オンダリフトとインモードはいずれも「切らずにたるみを改善する」高周波(RF)治療ですが、目的と作用層が異なります。

 

オンダリフトはマイクロ波で脂肪層を中心に加熱し、脂肪を減らしながらフェイスラインをすっきり整える治療です。

二重あごや頬のもたつきといった「脂肪型たるみ」に特に効果的で、痛みやダウンタイムが少ない点も特徴です。

 

一方、インモードは真皮〜浅脂肪層を高周波で均一に加熱し、コラーゲン生成と皮膚の引き締めを促します。

小じわや肌のハリ低下など「皮膚型・筋膜型たるみ」に適しており、自然なリフトアップを目指す方に向いています。

 

どちらも安全性が高く、メスを使わずにフェイスラインや肌の若返りを図れる点で人気です。

また、オンダリフトとインモードは熱エネルギーの到達層が異なるため、併用することで脂肪減少+タイトニングの相乗効果が期待できます。

たるみの原因(脂肪・皮膚・筋膜)や希望する仕上がりによって最適な治療は変わります。

 

オンダリフトは湘南美容クリニックやルラ美容クリニックなどでも導入が進んでいます。また、インモードはルラ美容クリニックで導入が進んでいます。

オンダリフトとインモードの違いを理解し、自分に合った施術を選ぶことが、最も効果的で満足度の高い結果につながります。

 

ルラ美容クリニックなど、両方の施術を導入している施設でカウンセリングを受け、どちらかを選ぶか併用を検討してみましょう。

 

【重要】施術を受ける前に

本記事は、オンダリフトとインモードに関する一般的な情報を提供するものです。実際の効果や安全性は、個人の肌質や健康状態によって異なります。施術を検討される際は、必ず医療機関で医師のカウンセリングを受け、専門的なアドバイスに基づいて判断してください。

美容医療は医療行為であり、リスクがゼロではありません。信頼できるクリニックを選び、納得した上で施術を受けることが大切です。

 

<本記事全般に参考とした情報及び諸注意>

公益社団法人日本皮膚科学会         一般社団法人日本形成外科学会

一般社団法人日本美容皮膚科学会  一般社団法人日本美容外科学会(JSAPS)

一般社団法人 日本美容外科学会(JSAS)

未承認医療機器について:オンダリフト及びインモードは未承認医療機器です。

入手経路:医師が個人輸入しています。

※承認を受けていない医薬品・医療機器については下記のページをご確認ください。

https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/index.html

本治療に使用できる同一の性能を有する他の国内承認医薬品はありません。

諸外国における安全性等に係る情報の明示:FDA、CSA、MFDS、ANVISA

未承認医薬品の使用により万が一健康被害が発生した場合、日本の「医薬品副作用被害救済制度」の対象となりません。

 

 

 

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