ボトックス注射体験レビューです。ナールス美容医療アカデミーの編集部スタッフの村上清美が、生まれて初めて目尻のしわに注射を打った体験をレビューします。ボトックス注射の効果や痛み、術後の経過が気になる方は、ぜひ、チェックしてくださいね。
ナールスコム店長 村上清美
メーカー営業、エステティシャンを経て、現在、ナールスゲン入りエイジングケア化粧品「ナールス」の公式サイト「ナールスコム」の店長として、ナールスブランドに関わる業務全般を担当。
今回、ボトックス注射を初体験。
＜保有資格＞
コスメコンシェルジュ
◆化粧品検定1級
◆日本エステティック協会認定エステティシャン
◆日本エステティック業協会上級認定エステティシャン
◆ソワンエステティック協会認定ビューティーセラピスト
＊目元のシワの原因と対策の全てがわかる！|エイジングケア化粧品のナールス
1.ボトックス注射の効果は？
ボトックスとは、米国アラガン社が製造販売するボトックスのブランド名です。
信頼性が高く歴史も長いため、ボツリヌストキシンによる治療の代名詞となっています。
正式には「ボツリヌス毒素治療」と呼ばれますが、一般的に広く認知されていることから、この記事では、「ボトックス」という名称を使います。
最近では、韓国製のボツリヌストキシン製剤が登場し、選択肢も広がってきたボトックスには、神経の伝達物質であるアセチルコリンの放出を抑制し、筋肉を一時的に麻痺させるはたらきがあります。
わかりやすくいえば、筋肉を「止める」ことで、
- ゆるめる
- やせさせる
治療です。
その特徴を活かして、「表情じわの解消」や「発達したエラを小さくして小顔に見せる」、「ふくらはぎの筋肉の痩身」などの美容医療で使われます。
メスが不要、短時間で施術が終わる、ダウンタイムがないといったメリットがあります。
施術後は、しばらくしてから徐々に効果が現れるため、自然な変化を望む方に向いた施術です。
また、治療部位や注入量にもよりますが、ボトックス注射の持続効果は3～6ヶ月程度です。そのため、効果を維持したいときは、治療を継続的に受ける必要があります。
今回は、ナールス美容医療アカデミーの編集スタッフの村上清美が、目尻の表情じわの改善を期待してボトックス注射の施術を受けました。
顔面の中でも特に人気のしわ取りは、「額のしわ」や「目じりのしわ」、「眉間のたてじわ」です。
そのほか、「顎のしわ、いわゆる梅干しじわ」への施術なども人気です。
施術方法は、しわの原因となる筋肉箇所にボトックスを少しずつ注入します。極細の針を使用するため痛みはほとんどなく、傷跡の心配もありません。
効果は個人差がありますが、数ヶ月〜半年ほど持続します。繰り返し注射することでしわをつくる筋肉そのもののはたらきが弱まるため、継続して施術を受ければ、効果の持続期間が次第に長くなります。
この記事では、村上清美が体験したボトックス注射の施術の流れから、施術中の痛み、施術後の効果などをレビューします。
＜参考記事＞
ボツリヌストキシン注射の効果まとめ！ボトックスの種類の違いも解説
2.実際に体験したボトックスの施術の流れ
ここからは、村上清美が施術の流れや痛み、効果についてレポートします。
1)カウンセリング・診察
まずは、自分自身の希望の治療部位を先生に伝えます。
自己判断では近い将来額（おでこ）に横じわができるのではないかと思っていたので、額へのボトックスを希望しました。
そのうえで、私の場合実際にどこに表情じわができやすいのかを確認してもらいます。
あえて大袈裟に表情筋を動かして、いろんなところにしわを寄せるため、このとき少し変顔になるので心の準備をしておくと良いと思います。
結果、額には必要ないとのこと。それよりも、目尻やバニーラインの方がシワになるリスクが高いとのことでした。
そのため、額ではなく、目尻とバニーラインにボトックス注射を打つことになりました。
診察を受ける前は、額に打つ気満々だったのに意外な結果に。
やはり自己判断はよくないですね。
また、後で詳しく書きますが、副作用についても書面を提示していただき、説明を受けました。
治療部位が決まったところで、次に薬剤を選びます。
私が利用したクリニックには2種類の薬剤があり、一つは厚労省承認のアラガン社の「ボトックス」、もう一つは国内未承認薬ですが、韓国のヒューゲル社が開発した「リジェノックス」。
リジェノックスは韓国食品医薬品安全庁（KFDA）の承認済みで、先発医薬品であるアラガン社「ボトックスビスタ」と同等の効果が認められている、いわばジェネリック医薬品です。
価格はアラガンのほうが2倍近く高かったです。
どちらも安全性は高く、効果もほとんど変わらないとのことだったので、「リジェノックス」を選びました。
カウンセリング時に効果や副作用、リスク、ダウンタイムや当日の注意事項、継続する場合の治療の頻度などについて説明があります。
それらの説明を受けたうえで、実際に治療を受けるかを自分自身で決めます。
治療を受けることが決まれば、事前に料金を支払い、早速治療へ。
2)施術
まずは、注射を打つ場所に印をつけます。
上の写真の赤い丸印の中のうっすら白いところが印をつけたところです。
（この印は注射したあとに拭き取ってくれます）
その後、治療部位を保冷剤でしっかり冷やします。
そして、いよいよボトックス注射を打ちます。
目尻もバニーラインにも、それぞれ数か所に注射します。
上の写真はバニーラインに注射しているところ。
先に注射をしたのは目尻で、看護師さんが注射した箇所をコットンで消毒しながら印を拭き取ってくれています。
バニーラインの注射が終わったら、同じようにコットンで消毒しながらマークをつけた箇所を拭き取ってもらって、施術終了です。
メイクを事前に落とす必要もなく、治療自体の時間は5分ほどなので、本当に手軽です。
痛みに関しては、普通に注射を打つときと同じような感覚でした。
先に保冷剤でよく冷やしたこともあり、インフルエンザの予防接種のほうが断然痛いという印象でした。
私はおそらく痛みに弱くないほうですが、痛みに弱い方は麻酔をすることも可能なので、事前に医師に相談してみてはいかがでしょうか？
ダウンタイムはほぼなく、強いていえば、注射をした部分が少し赤くなっている箇所もありました。
ただ、それも2週間ほどで治るとのことでしたし、メイクで隠れるのであまり気にならなかったです。
3)メイク直しなど
①メイク
施術はすべてメイクの上から行われますが、最後に治療箇所を消毒用のコットンで拭き取るので、ファンデーションは取れてしまいます。
ボトックスは、施術直後にメイクもできるので、気になる場合はクリニックのパウダールームでメイク直しします。ちなみに、私は何もせずそのままで帰りました。
②アフターケア
私が利用したクリニックでは、治療後１ヶ月以内なら1,000円でもう一度治療してもらえるというアフターサービスが用意されていました。
アフターケアはクリニックによってさまざまですので、カウンセリング時など事前に確認しておくことをお勧めします。
4.施術後の効果
上の写真は、どちらも思いっきり目尻にしわができるように笑っている写真です。
ボトックス治療を受ける前は、カラスの足跡のような3本の深いしわと、細かいしわが複数できています。
一方、ボトックス治療を受けた2週間後は、深いしわが1本もありません。よく見ると乾燥によるちりめんじわはありますが、表情じわはないことがわかります。
事前の説明で、目尻の場合は2週間くらい経った頃に一番効果が出て、その後3ヶ月～6ヶ月くらいで効果がなくなっていくとのことでした。
私の場合、事前の説明のとおり2週間くらいで表情じわがなくなり、3ヶ月経った頃から徐々に表情じわができるようになって、6ヶ月後にはすっかり元に戻りました。
だから、3ヶ月〜6ヶ月に1回くらいの間隔で施術を重ねたほうが良いかもしれません。
今回ボトックスを体験してみて、効果がなくなる前に、定期的にボトックスの治療を続けることで、若々しい印象をキープできることがわかったとても良い美容医療だと思いました。
ダウンタイムもほぼなく、治療時間も短くて、価格も控えめなので、美容医療初心者の方にもおすすめです。
表情じわができてしまう前に、あなたも検討してみてはいかがでしょうか？
5.ボトックス注射のデメリットも理解しておこう
今回、私の場合は副作用がなくとても良い結果に終わりました。
そのため、また施術を受けてみたいとも思っています。
しかし、ボトックス注射には、副作用がまったくないわけではありません。
以下のような副作用があるので、施術の前のカウンセリングで先生にメリットや効果だけではなく、デメリットやリスクも確認しましょう。
- 施術中に痛みを感じる
- 術後に痛み・腫れ・内出血などの症状が現れる
- アレルギー反応が起こる
- 頭痛が生じる
- 表情が不自然になる
- 噛む力が弱くなる
- 仕上がりが左右非対称になる
- 皮膚がたるみやすくなる
＜ボトックス注射が受けられるクリニックをチェック＞
＊「若返り・注射治療」の項目からボトックス注射が受けられる！！湘南美容外科クリニック
＊お顔悩みの「若返り・エイジングケア」からボトックス注射が受けられる！！品川美容外科
6.まとめ
私、村上清美の目尻のしわへのボトックス注射体験を綴ってみました。私自身は、初体験でしたが、ダウンタイムや副作用に悩むことなく、良い結果を得ることができました。
ボトックス注射は、今では名前を知らない方はいないくらい知名度の高い美容医療の施術なので、すでに体験されている方も多いのではないでしょうか。
しかし、「興味はあるけど不安がある」、「まだ未体験だけど実際のところどうなのかを知りたい」といった方もいらっしゃるかと思います。
この記事が、そんなボトックス注射に興味があって、これから試してみたいとお考えの方の参考になれば幸いです。
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