高濃度ビタミンC点滴療法は、美白・美肌などの効果があることから、美容医療でよく使用されます。また、がん治療の代替治療としてアメリカなどで研究されています。この記事では、高濃度ビタミンC点滴のアンチエイジングへの効果やメリット、デメリットや注意点などについて詳しく解説します。
広島大学附属幼稚園/広島大学附属小学校/広島大学附属中学校/広島大学附属高等学校卒業平成21年3月 金沢医科大学医学部医学科卒業
平成21年4月〜平成23年3月 医療法人あかね会 土谷総合病院勤務
平成23年4月〜 広島市立広島市民病院小児科勤務
平成28年12月 女医によるファミリークリニックを開業他:広大前皮フ科内科・アーバンビューグランドタワーメディカルコート・重症心身障害児施設 ときわ呉・日本赤十字社等で勤務
難病指定医・キレーション認定医
小児慢性特定疾患指定医
子どもの心相談医
高濃度ビタミンC点滴療法認定医
日本小児科学会
日本周産期新生児医学会
日本小児神経学会
日本リウマチ学会
抗加齢医学会
高濃度ビタミンC点滴療法学会
日本アレルギー学会
日本小児皮膚科学会
日本小児科医会
広島県小児科医会
赤ちゃん成育ネットワーク
点滴療法研究会
1.高濃度ビタミンC点滴とは?エイジングケア治療として芸能人も注目
高濃度ビタミンC点滴について、エイジングケア世代の方は、気になっている人は多いのではないでしょうか。
年齢を重ねていくと、シワやたるみ、シミに加え、くすみ、毛穴の開きやほうれい線など、お肌の悩みを抱えている人が多くなります。また、年々気になる部分は増えていることと思います。
そんな中、アンチエイジングに興味を持つ人にとっては、「高濃度ビタミンC点滴」について、効果があるのかどうか気になると思います。
高濃度ビタミンC点滴とは、お肌にいいビタミンCをぎゅっと濃縮した高濃度ビタミンCを、直接体内に取り入れるための点滴のことです。
美白や美肌のための治療として注目を集めているだけでなく、体のアンチエイジングや病気の予防、健康増進の手段としても人気があります。
特に美容に敏感な芸能人やインフルエンサー、読者モデルなどの口コミが広がることで、一般の方でも興味を持つ人も増えています。
また、アメリカではがん治療の代替治療として研究が進んでいます。
美肌や美容に関しては、次のような方におすすめです。
- シミやくすみを改善したい
- 小じわを改善したい
- 肌荒れを改善したい
体やアンチエイジングに関しては、次のような方におすすめです。
- 疲労回復を図りたい
- 風邪などの感染症を予防したい
- ストレスによる体調不良を改善したい
- がんを予防したい
- アレルギーを改善したい
今回は、そんな高濃度ビタミンC点滴の効果とメリット、デメリットや注意点などについて詳しく解説します。
<監修医からのメッセージ>
ビタミンCは古くから万能のビタミンとして有名です。そのため、意識的に食べ物で摂ったり、サプリメントで摂っている方も多い栄養素です。
そんなビタミンCを最も効率的に体内に取り組むのが、高濃度ビタミンC点滴療法です。
ビタミンCの持つさまざまな効果を1つの施術で実感することができるのです。
ビタミンCには、美肌効果や美白効果に加えて、免疫力のアップや排毒・鎮痛・消炎効果があります。
そのため、肌悩みや肌老化の改善、アンチエイジング効果が期待できます。
また、最近ではがん細胞を殺す効果があることがわかってきました。(*1)(*2)
そのため、高濃度ビタミンC点滴療法ががんの代替療法としても注目されるようになってきました。
そんな高濃度ビタミンC点滴は、美容クリニックで比較的安価に受けることができる施術です。また、ダウンタイムや副作用の心配も多くないため、美容医療が初めての方にもおすすめの施術です。
美肌やアンチエイジング、健康増進を目指している方は、一度、高濃度ビタミンC点滴を試してみてはいかがでしょうか。
<参照記事>
10の効果も実は痛かった!体験者が語る高濃度ビタミンC点滴
<参考記事>
高濃度ビタミンC点滴療法とは?カラダや肌への効果と危険性を検証
美容点滴・注射がおすすめのクリニック15選!口コミもチェック!
2.高濃度ビタミンC点滴の2つのメリット
高濃度ビタミンC点滴にはどんなメリットがあるのでしょうか。大きく3つのメリットが挙げられます。
1)1度で大量にビタミンCを取り込める
わたしたちの体内では、合成できる成分とできない成分とがあります。体に必要でかつ合成できない成分については、飲食物やサプリメントから取り込む必要が出てきます。
お肌に良いとされるビタミンCは、体内でつくることができない成分です。また、体内に長く留まることもできません。
だから、継続的に補給する必要のある栄養素です。
ビタミンCをドリンクやサプリメントで摂取できるのは、1日最大でも約1,000mg~2,000mgです。
一方、高濃度ビタミンC点滴の場合、直接、体内へ取り入れることで、経口摂取の数10~100倍の量のビタミンCが全身をめぐり、各細胞へとはたらきかけていきます。高濃度ビタミンCを直接体内に取り込むことで、美肌や美白、疲労回復、アンチエイジングに効果を発揮します。
2)さまざまな効果が期待できる
ビタミンCは、1つの成分でメラニンの抑制や抗酸化、コラーゲンの産生、免疫力の向上など、さまざまな効果が期待できます。そのため、高濃度ビタミンC点滴だけでマルチな美肌効果やアンチエイジング効果が期待できます。
3)傾向摂取より効率よく取りこめる
ビタミンCは食事やドリンク、サプリメントをはじめとする経口摂取、そしてビタミンC注射と摂取方法はいろいろあります。食事やドリンクは安価で手軽ですが、経口摂取のため、体内への吸収率は20%以下にまで下がるといわれています。また、点滴と同様に体内に直接取り込む注射は短時間(約5分)で治療ができますが、点滴のほうが注射に比べて効果をすぐに実感しやすいといわれています。
3.高濃度ビタミンC点滴で期待できる8つの効果
高濃度ビタミンC点滴で期待できるのはどのような効果でしょうか。ここでは8つの効果について順に解説します。
1)抗酸化作用:細胞の老化を遅らせる
効果の1つめは、抗酸化作用です。抗酸化作用とは、体の中にある酸化物質を取り除いて若々しく保ってくれるアンチエイジング作用のことです。わたしたちの体内には、グルタチオンなどのもともと酸化を取り除く抗酸化物質が存在しています。しかし、抗酸化作用のはたらきは20代がピークで、その後は年齢とともに徐々に衰えていきます。疲れやすくなる、無理ができなくなる理由は、抗酸化作用の低下も関係しています。
そこで、アンチエイジングとして高濃度ビタミンCを体内に取り込み、細胞の老化を遅らせることが効果的だとされています。また、毛根細胞の老化を遅らせることで白髪を予防できるといわれています。
2)免疫力の向上:白血球の機能を強化する
効果の2つめは、免疫力の向上です。免疫力は、風邪や感染症といったウイルスなどから体を守ってくれる力を指します。体内にウイルスなどの異物が入ってきた時に戦ってくれるのが白血球ですが、高濃度ビタミンCを点滴でしっかり取り込むことにより、その力をサポートして免疫力が強化され、体調が改善される効果が期待できます。
特に、冬の空気が乾燥してインフルエンザや風邪が流行しやすい季節は、ビタミンCをしっかりと摂取することが体調管理のポイントにもなってきます。
ですから、冬に高濃度ビタミンC点滴を受けるのもおすすめです。
<参考記事>
風邪に抗生物質(抗菌薬)はNG!腸内細菌を乱して肌荒れのリスクも
3)美肌・美白:コラーゲン生成を促進し、メラニン生成を抑制する
効果の3つめは、美肌・美白です。ビタミンCは化粧品などにも含まれており、コラーゲンの生成に欠かせない成分です。コラーゲンの生成により、シワを予防し肌にハリと弾力を保ち、みずみずしい肌となります。
また、コラーゲンが増えることでニキビ痕も予防できます。
さらに、ビタミンCはシミやそばかすの原因となる、メラニンがつくられるときにはたらく酵素「チロシナーゼ」の活性化を阻害し、できてしまったメラニンの色を薄くするはたらきも持っています。そのため、シミやくすみといった肌悩みを改善し、透明感のあるお肌をもたらします。
また、皮脂をコントロールすることで毛穴の黒ずみやニキビ予防にも効果的です。
<参考記事>
ビタミンC不足は毛穴を目立たせ、老化スピードも速めてしまう!
4)がん予防:抗酸化作用により、がん細胞の発生を抑える
効果の4つめは、抗酸化作用によるがん予防です。疲労蓄積やストレスなどで体内の酸化が進むと、活性酸素が多く発生します。これらを取り除いて、酸化のはたらきを抑制することは、老化の予防だけでなく、がん細胞の発生を抑制することにもつながります。
高濃度ビタミンC点滴療法は、ノーベル賞を2度受賞したライナス・ポーリング博士によって発見された、がんの代替治療法です。
高濃度ビタミンCは正常な細胞に影響を与えず、がん細胞だけを殺す、副作用のない理想的な治療法としてさらなる研究成果が期待されています。
5)疲労回復:ビタミンCの血中濃度を効率よく高める
効果の5つめは、即効で疲労を回復させることです。ビタミンCの血中濃度が高くなると、ストレス、疲れなどの回復に効果を発揮します。
飲食やサプリメント・注射よりも効率的にビタミンCを摂取できるため、疲労回復のスピードを速めることにもつながります。
6)アレルギー症状の緩和:抗ヒスタミン作用が症状を和らげる
効果の6つめは、アレルギー症状の緩和です。ビタミンCには、アレルギー症状を緩和する抗ヒスタミン作用があります。抗ヒスタミンとは、アレルギー反応や蕁麻疹、皮膚の腫れ、かゆみなどを引き起こす神経伝達物質ヒスタミンを抑制するものです。
ビタミンCが体内に少なくなると、ヒスタミンを分解できず、アレルギー症状や皮膚の腫れ、かゆみなどの症状が出やすくなります。そのため、高濃度ビタミンC点滴でしっかり補給することで、症状を和らげることができます。
7)生活習慣病の予防:過剰なコレステロールを排出する
効果の7つめは、生活習慣病の予防です。ビタミンCには、過剰なコレステロールを排出してくれる作用があります。コレステロールの上昇は、心疾患や脳疾患などの血管系の病気をはじめ、糖尿病などの発症にもつながります。これらの病気の発症を抑え、健康に保つ役割をしてくれるのです。
8)歯周病の予防:歯周組織を回復させる
効果の8つめは、歯周病の予防です。成人の多くが歯周病を患っているともいわれますが、こうした病気の予防や進行抑制にも効果を発揮します。
歯周病の初期症状である「歯肉炎」は、ビタミンCが不足するとなりやすくなります。そして歯周病は、歯周組織のコラーゲン繊維が壊された状態です。ビタミンCによってコラーゲンの生成が促進されることで、歯周組織が回復します。
4.高濃度ビタミンC点滴の副作用とデメリット
ここまで紹介してきたように、メリットの多い高濃度ビタミンC点滴ですが、副作用はあるのでしょうか。注射痛などのデメリットやそのほかのリスクについては、点滴を受ける前に知っておきたいところです。
デメリットは、主に「注射痛」、「のどの渇きがある」、「治療を受けられない場合がある」ということです。それぞれのデメリットについて解説します。
1)注射
注射痛については、個人差がありますが血管の形状、痛みの感じやすさによっては痛いと感じたり、内出血を起こすリスクがあります。
ただ、耐えられないほどの痛みを感じる人は少ないです。心配であれば、事前に医師と相談しましょう。
2)のどの渇きがある
のどの乾きは、ビタミンCが持つ利尿作用のためです。利尿作用とは、体内の水分を排出させるはたらきで、体内の水分が減少してのどが渇くというわけです。
稀ですが、この利尿作用によって脱水症状を起こす人もいるため、普段から水分をあまり摂取しない人は事前にしっかり水分を取るようにしておきましょう。
3)治療を受けられない場合も。事前に医師に相談しよう
高濃度ビタミンC点滴は、心不全、腎不全で人工透析中、G6PD欠損症の方は行うことができません。
G6PD欠損症とは「グルコースー6-リン酸脱水素酵素欠損症」とも呼ばれます。血液中の赤血球に含まれるグルコースー6-リン酸脱水素酵素(G6PD)は、赤血球のはたらきを維持する上で重要な酵素です。
G6PD欠損症の方は、生まれつきこのG6PDが少ない病気です。
G6PD欠損症の場合、ビタミンCが体内に入ると過酸化水素水を生成して赤血球の膜が壊れ溶血するため、貧血を起こすリスクがあります。
遺伝によって発症することが多く、日本人は数千人に1人程度の割合でG6PD欠損症の因子を持っているといわれています。そのため、G6PD欠損症の因子の有無を事前に検査するのです。
このほか、高濃度ビタミンC点滴では、吐き気や頭痛、低血糖、低カルシウム血症、尿路結石などの副作用が起こる可能性があります。
上記以外にも、体調や病気の状態によってはリスクが高まる恐れもありますので、必ず持病があったり服薬中の人は、事前に医師に申し出るようにしましょう。
5.高濃度ビタミンC点滴の流れ
1)カウンセリングや医師の診察
カウンセリングに加えて、医師の診察で現在の体の状態・病歴などの確認を行います。
場合によっては、高濃度ビタミンC点滴を受けられない場合があります。
2)検査
G6PDスクリーニング検査を行います。
検査は少量(0.5mlほど)の血液を用いて行います。
クリニックによっては約30分後に結果がわかりますが、それによっては点滴を見合わせることがあります。
3)点滴
目的や症状に合わせて、ビタミンCを12.5~75.0g点滴で体内に入れます。
初回の治療では投与量を少なめに設定し、2回目以降の治療で体調を見ながら徐々に増量することもあります。治療計画などの説明もありますが、不安点があれば、医師にしっかりと確認するようにしてください。
所要時間は、ビタミンCの量が増えると長くなりますが、30~90分です。
4)帰宅
点滴後特に問題がない場合は、会計を行って帰宅することができます。
入浴は当日から可能です。
6.高濃度ビタミンC点滴の効果はいつから?効果の持続は?
高濃度ビタミンC点滴は、治療を受けていつから効果が出るのでしょうか?
また効果の持続性について紹介します。
1)いつから効果が出るの?持続性は?
個人差はありますが、早い人は治療を受けた直後から効果を実感するという人もおり、即効性が高いといえます。また、効果の持続期間についても個人差がありますが、約3~7日程度です。ビタミンCは体内に貯蔵できるものではないため、定期的に取り込む必要があります。
2)高濃度ビタミンC点滴の施術頻度は?効果の持続には月1~4回が目安
高濃度ビタミンC点滴は、月1~4回の施術を受けることで効果を持続させることができるといわれています。ただし、個人差がありますので治療頻度についてはクリニックの医師と相談しながら進めるようにしてください。くれぐれも、効果を保ちたいからと自己判断で頻繁に受けることのないようにしてください。
7.高濃度ビタミンC点滴の費用は?保険適応はなく目的・投与量により異なる
高濃度ビタミンC点滴の費用相場はどれくらいでしょうか。この治療は自由診療となりますので、保険適用はされません。
目的や投与量によって費用は変わりますが、目安として1回あたり7,000円~30,000円程度です。ただし、問診・検査などをするかにもよりますし、ビタミンCの種類によっても変わります。
クリニックによって、初回限定料金や数回の治療をセットにしたパック料金、通いやすい料金を設定しているところもあります。事前に比較し、クリニックで聞いてみることをおすすめします。
<高濃度ビタミンC点滴の料金の相場>
内容・用量 | 費用 |
G6PD検査料 | 5,000円~8,000円 |
ビタミンC点滴 12.5g | 7,000円~10,000円 |
ビタミンC点滴 25g | 9,000円~15,000円 |
ビタミンC点滴 50g | 15,000円~25,000円 |
ビタミンC点滴 75g | 20,000円~30,000円 |
8.高濃度ビタミンC点滴のクリニック選びは、防腐剤無添加かどうかチェック
1)防腐剤無添加のビタミンCを使っているクリニックを選ぼう
高濃度ビタミンC点滴を受けるクリニックについては、料金や口コミ・医師との相性以外にも選ぶポイントがあります。
それは「防腐剤無添加かどうか」です。国内産の点滴用ビタミンC製剤には、防腐剤が入っており、使用すると多くの防腐剤が体内に入ってしまうため、体によくありません。
クリニックによって、高濃度ビタミンC点滴の調達先は違います。治療に防腐剤無添加の高濃度ビタミンC点滴を使用しているかどうか、治療を受ける前にあらかじめ、確認しておきましょう。
2)冷蔵で輸送・保管されたビタミンCを使っているクリニックを選ぼう
ビタミンC注射薬は温度変化によって不安定になり、効果が大幅に低下するリスクがあります。
そのため、製造工場からクリニックでの保管まで、2~8℃の冷蔵保管が推奨されています。
しかし、必ずしもそれが守られているかどうか不明です。
確実なのは、冷蔵空輸にて日本に出荷される安全なマイラン社のビタミンC製剤を使っているクリニックです。
マイラン社製のビタミンC製剤は、防腐剤も不使用です。
端的にいえば、マイラン社製のビタミンC製剤を使っているクリニックがおすすめです。
9.高濃度ビタミンC点滴の気になるQ&A
高濃度ビタミンC点滴について、よくある質問をまとめました。治療を受ける際の参考にしてください。
Q1.1回の高濃度ビタミンC点滴にかかる時間は?
1回の高濃度ビタミンC点滴にかかる治療時間は、投与量によって変わってきます。あくまでも目安ですが、25gの投与の場合で約40分です。初回は、体調などの反応を見ながらのため、少し時間がかかり、25g以上の投与となれば、さらに時間がかかると考えておいてください。
クリニックによって、多少治療に要する時間は違います。
診察や検査を含めて1~2時間程度が目安です。
Q2.白玉点滴と高濃度ビタミンC点滴、どちらがおすすめ?
白玉点滴は、美白成分であるグルタチオンを直接体内に注入する治療法です。高濃度ビタミンC点滴と同様、体内に注入するため、高い効果がありますが、白玉点滴と高濃度ビタミンC点滴では、同じ効果と異なる効果があります。
高濃度ビタミンC点滴 | 白玉点滴 | |
成分 | 高濃度ビタミンC | 高濃度グルタチオン |
異なる作用・使用法 | 抗炎症作用 パーキンソン病の治療 | デトックス作用 がんの治療 |
同じ作用 | 抗酸化作用 免疫力アップ効果 疲労回復効果 病気の予防・治療効果 肌のトラブル改善・予防 アンチエイジング | 抗酸化作用 免疫力アップ効果 疲労回復効果 病気の予防・治療効果 美白・美肌効果 二日酔いの改善 |
おすすめの人 | 肌のトラブルを改善したい 美白肌になりたい 体全体のアンチエイジングを望む方 | 美白にこだわりたい 肌のシミを薄くしたい 美肌を手に入れたい 二日酔い改善したい |
高濃度ビタミンC点滴とグルタチオン点滴は、似た作用が多いです。大きな違いは、ビタミンCには抗炎症作用があり、グルタチオンにデトックス作用があることです。
また、即効性ではビタミンCが優ります。そのため、今日の疲れをすぐ取りたい場合は、高濃度ビタミンC点滴が向いています。一方、白玉点滴のほうが料金が安く、デトックス効果があるため、長期的に施術を受けるなら白玉点滴がおすすめです。
高濃度ビタミンC点滴と白玉点滴は一緒に治療することもできます。どうしようか迷っているという方は、クリニックで医師に相談してください。
<参考記事>
Q3.高濃度ビタミンC点滴をすると、眠くなるって本当?
高濃度ビタミンC点滴を受けると、花粉症などの薬を飲んだ時のように頭が少しぼーっとしてくる場合があります。これは一時的な症状のため、特に心配はありません。
Q4.高濃度ビタミンC点滴1回分のカロリーは?
高濃度ビタミンC点滴のカロリーは少なく、体重に影響するといった心配はありません。そのため治療後に食事制限をしなければいけない、ダイエットしなければいけないということもありません。ただし、心配な方は事前に医師に確認するようにしてください。
Q5.高濃度ビタミンC点滴はどんながん治療で使えますか?
さまざまながんに適応されています。具体的には、胃がん、大腸がん、直腸がん、肝臓がん、膵臓がん、腎臓がん、肺がん、脳腫瘍、前立腺がん、乳がん、子宮がん、卵巣がん、膀胱がん、白血病、多発性骨髄腫、悪性リンパ腫などです。
また、次のような方に向いています。
- 標準的がん治療が無効もしくは効果が低い
- 標準的がん治療の効果をより確実にしたい
- 標準的がん治療の副作用を少なくしたい
- 良好な体調を維持しながら寛解期を延長したい
- 標準的がん治療ではなく代替治療を受けたい
10.まとめ
高濃度ビタミンC点滴治療で得られる効果や持続期間などについて解説しました。また、メリットとデメリット、副作用などについても触れました。
高濃度ビタミンC点滴は、即効性はありますが、美肌やアンチエイジングのためには、継続的に治療を受けなければ、効果を維持することが難しい治療でもあります。また、使用するビタミンC製剤によって効果が変わります。
クリニックの公式サイト、口コミを参考にするとともに、カウンセリング時には説明をよく聞いて、信頼できる医師のもとで治療を受けるようにしましょう。
この記事が、高濃度ビタミンC点滴に興味のある方や施術を検討している方のお役に立てば幸いです。
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