おかざき足の血管外科・痛みのクリニックの下肢静脈瘤治療|症状・原因から保険適用の日帰り手術・費用まで解説

本ページはPRを含みます。

おかざき足の血管外科・痛みのクリニック(JR岡崎駅西口徒歩1分)の下肢静脈瘤診療を解説します。足のボコボコ・むくみ・こむら返りの原因から、保険適用の日帰り治療(ラジオ波焼灼術・グルー治療)、費用、放置リスク、受診の目安まで、根拠と限界を交えてわかりやすくお伝えします。

<アドバイザー>

看護師中川ゆう子さん

中川ゆうこさん

<執筆者>

ナールス美容医療アカデミー編集長 富本充昭

富本充昭

 

おかざき足の血管外科・痛みのクリニックは、JR岡崎駅西口から徒歩1分の場所にある、下肢静脈瘤とあらゆる「足の痛み」に特化した専門クリニックです。下肢静脈瘤指導医・放射線診断専門医・IVR学会専門医の資格を持つ藤原圭史院長が、超音波(エコー)を用いた精度の高い診断と、原則保険診療・入院不要の日帰り治療を提供しています。
下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)は、足の血管がこぶのように膨らむ病気で、国内には1,000万人以上の患者さんがいると推計されています。多くの場合、急に命に関わる病気ではありませんが、自然に治ることは少なく、放置すると血管のボコボコ・むくみ・こむら返りに加え、皮膚の黒ずみや潰瘍へ進行することもあります。
一方で、治療法はこの十数年で大きく進歩し、現在は細いカテーテルを使う「血管内焼灼術(ラジオ波)」や「グルー治療」など、傷が小さく日帰りで受けられる方法が保険適用となっています。

本記事では、下肢静脈瘤の原因・症状・進行のステージから、おかざき足の血管外科・痛みのクリニックで受けられる治療法・費用・受診の目安までを、医学的な根拠とその限界の両面から整理して解説します。「足のだるさやむくみが気になる」「血管が浮き出てきた」という方は、ぜひ参考にしてください。

 

下肢静脈瘤とは?

下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)は、足の静脈がこぶ(瘤)のように膨らんで浮き出る病気です。進行が穏やかな良性の病気で、多くの場合、急に命に関わる病気ではありませんが、自然に治ることは少ないとされています。英国の一般住民を対象としたエジンバラ静脈研究では、成人の約3割(年齢調整後で男性約40%・女性約32%)に幹静脈瘤が認められ、加齢とともに頻度が高まると報告されています【1】。日本国内の患者数は1,000万人以上と推計されています。

1)主な症状

  • 血管がボコボコと浮き出る
  • 足のむくみ・だるさ(特に夕方)
  • 夜間のこむら返り(足がつる)、かゆみ

 

<脚の血管がこぶ状に浮き出た下肢静脈瘤の症例>

脚の血管がこぶ状に浮き出た下肢静脈瘤の写真
提供:おかざき足の血管外科・痛みのクリニック

血管が目立たなくても静脈瘤が隠れている「かくれ静脈瘤」もあり、むくみやだるさだけが症状のこともあります。

2)進行のステージ

下記は、読者向けに症状の進行イメージを簡略化した目安です。実際の重症度は、医師の診察や超音波検査で判断されます。
ステージ4:うっ滞性皮膚炎による皮膚の黒ずみ     ステージ5: うっ滞性皮膚炎による皮膚潰瘍
うっ滞性皮膚炎による皮膚の黒ずみの写真 うっ滞性皮膚炎による皮膚潰瘍の写真
提供:おかざき足の血管外科・痛みのクリニック

ステージ主な状態
ステージ1夜間に足がつる、むくみ・だるさ・痛みを感じる(特に夕方)
ステージ2細い血管が浮いて見える
ステージ3足の血管がコブのようにぼこぼこしている
ステージ4ふくらはぎや足首の皮膚に黒ずみがある(うっ滞性皮膚炎)
ステージ5うっ滞性皮膚炎により皮膚潰瘍が起こる

エジンバラ静脈研究の13年間の追跡では、下肢静脈瘤や慢性静脈不全(CVI)が時間の経過とともに進行しうることが示されています【2】。自然には改善しないため、症状が気になる場合は早めの相談が勧められます。

3)原因(逆流防止弁の障害)

下肢静脈瘤の発生のメカニズム
提供:おかざき足の血管外科・痛みのクリニック

正常な静脈は、足から心臓へ血液を戻す役割を持ち、その内側には重力による逆流を防ぐ「逆流防止弁(ハの字型の弁)」があります。この弁が壊れて血液が逆流すると、静脈が拡張してボコボコと浮き出たり、老廃物を含んだ血液が足にたまり、むくみやこむら返りの原因になります。うっ滞が慢性化すると皮膚の新陳代謝が低下し、黒ずみや潰瘍につながることもあります。

4)下肢静脈瘤になりやすい人

下肢静脈瘤のセルフチェックシート

 

  • 遺伝:家族に下肢静脈瘤のある方は、発症リスクが高いとされています
  • 立ち仕事:教師・美容師・調理師・販売員など、長時間の立ち仕事は足の静脈に負担がかかりやすく、下肢静脈瘤のリスク要因の一つとされています
  • 加齢:高齢になるほど多く、患者の多くが60歳以上というデータもある
  • 出産経験のある女性:妊娠時のホルモンの影響と静脈の圧迫により発症しやすい

 

おかざき足の血管外科・痛みのクリニック 院長 藤原圭史 先生
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おかざき足の血管外科・痛みのクリニック 院長 藤原圭史 先生のメッセージ

おかざき足の血管外科・痛みのクリニック

院長 藤原圭史先生

下肢静脈瘤は「良性だから放置してよい」と思われがちですが、自然に治る病気ではありません。むくみやこむら返りといった軽い症状でも生活の質に関わりますし、まれに色素沈着や潰瘍へ進むこともあります。当院では超音波(エコー)で痛みなく短時間に診断できますので、気になる症状があれば早めにご相談ください。

おかざき足の血管外科・痛みのクリニックとは?

おかざき足の血管外科・痛みのクリニックのロゴ/外観

1)クリニックの特徴

① 下肢静脈瘤ほか「足の痛み」に特化した専門クリニック

下肢静脈瘤と、あらゆる足の痛み・スポーツ障害に特化した専門クリニックです。

② 原則、保険診療

下肢静脈瘤の外来・治療は原則として保険診療で受けられます(一部の痛み治療は自費診療です)。

③ 超音波(エコー)を用いた精度の高い診療

超音波を適切に用いることで、痛みを伴わずに診断・治療の精度を高めています。

④ 専門医による診療・治療

下肢静脈瘤指導医・放射線診断専門医・IVR学会専門医(IVR=画像下治療)の資格を持つ医師が診察・治療を行います。

⑤ 入院不要の日帰り手術

下肢静脈瘤の手術・治療が必要になっても、入院を必要としない日帰りで対応します。

⑥ JR岡崎駅西口から徒歩1分の通いやすい立地

駅から徒歩1分、提携駐車場もあり、複数回の通院や経過観察にも通いやすい立地です。

2)院長プロフィール

おかざき足の血管外科・痛みのクリニック 院長 藤原圭史 先生
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おかざき足の血管外科・痛みのクリニック 院長 藤原圭史 先生のメッセージ

おかざき足の血管外科・痛みのクリニック

院長 藤原圭史先生

下肢静脈瘤の治療には、ラジオ波やグルー治療といった血管内治療のほか、ストリッピング術、硬化療法、圧迫療法など複数の選択肢があり、それぞれに得意・不得意があります。当院では、お一人おひとりの静脈の状態を超音波で確認したうえで、無理に手術を勧めることなく、適応と限界を率直にお伝えしています。気になる点は遠慮なくご相談ください。

氏名藤原 圭史(ふじわら けいし)/医師・医学博士
役職おかざき足の血管外科・痛みのクリニック 院長
略歴愛知県立旭丘高校卒、金沢大学医学部卒(2012年)。

安城更生病院で初期研修ののち、聖マリアンナ医科大学病院・国立がんセンター中央病院などの関連施設で研鑽。

IGTクリニック(カテーテル治療専門)、オクノクリニック表参道院 院長を経て、2022年5月に当院を開院。

主な資格下肢静脈瘤指導医/放射線診断専門医/IVR学会専門医 など

3)基本情報

おかざき足の血管外科・痛みのクリニックの受付

医院名おかざき足の血管外科・痛みのクリニック
住所〒444-0838 愛知県岡崎市羽根西1丁目6-4
アクセスJR岡崎駅西口より徒歩1分。提携駐車場(周辺のコインパーキング)あり。来院時に200円分のパーキングチケットを進呈。駐車場により料金が異なるため、詳細は公式サイトの駐車場案内をご確認ください。
診療時間曜日・時間帯により異なります(下の「診療時間(曜日別)」をご覧ください)。
休診日日曜・祝祭日(水曜午前・金曜午前などは不定期診療または休診となる場合があります)
電話番号0564-83-8105
予約WEB予約・LINE予約
診療形態予約制・保険診療中心(下肢静脈瘤は日帰り手術)

■ 診療時間(曜日別)

時間帯日・祝
9:20〜14:00
14:50〜18:30

◯=外来・手術 △=不定期診療 −=診療なし 休=休診。手術は適宜行っているため、日程はご相談いただけます。水曜午前・金曜午前などは不定期診療または休診となる場合があります。最新の診療日・休診日およびご予約は、公式サイト(予約ページ)でご確認ください。

下肢静脈瘤の治療法と費用(保険適用)

下肢静脈瘤の治療は、症状の程度や血管の状態に応じて、原因となる血管を処理する「根治的治療」と、症状を抑える「保存的治療」に大別されます。当院ではいずれも保険診療・日帰りで対応しています。

1)主な治療法

①血管内焼灼術(ラジオ波治療)

ラジオ波治療のしくみ

直径2mmほどの細いカテーテルを病変の静脈内に挿入し、内側から熱を加えて血管を閉じる治療です。閉じた静脈は半年ほどで体に吸収され、もともと逆流していた不要な血管のため、塞いでも足への悪影響はないとされています。片足あたり20〜30分程度、局所麻酔・日帰りで行えます。血管内焼灼術にはラジオ波とレーザーがありますが、当院ではラジオ波を採用しています。両者の治療成績や合併症の頻度は同等とされ、メタアナリシスでも術後1か月の大伏在静脈の閉塞率はいずれも98%前後と報告されています【3】。

②血管内塞栓術(グルー治療/VenaSeal)

グルー治療のしくみ

医療用接着剤(シアノアクリレート系のグルー)をカテーテルで静脈内に注入して血管を閉じる治療で、日本では2019年12月に保険適用となりました。熱を使わないため、ラジオ波で必須だったTLA麻酔(広範囲の局所麻酔)が不要となり、針を刺す回数が減るほか、術後の弾性ストッキングの必要性も下げられます。海外の無作為化比較試験(VeClose試験)では、グルー治療はラジオ波と同等の血管閉塞効果が示され【4】、5年の長期追跡でも非劣性が報告されています【5】。ただし、グルーを体内に入れるため、アレルギー体質の方などは受けられない場合があります。

③ストリッピング術・高位結紮術

逆流している静脈そのものを抜き取る(ストリッピング)、または根元で縛る(高位結紮)従来からの外科手術です。血管内治療が難しい場合などに選択されることがあります。

④硬化療法

静脈内に薬剤を注入して血管を閉じる治療で、比較的細い静脈瘤や、血管内治療後に残った瘤の補助的な処置として用いられます。

⑤圧迫療法(医療用弾性ストッキング)

医療用の弾性ストッキングで足を適切に圧迫し、むくみやだるさなどの症状をやわらげる保存的治療です。原因そのものを治す治療ではありませんが、症状緩和や術後のケアに用いられます。

2)スタブ・アバルジョン法(瘤切除)

①②の血管内治療と組み合わせて、1〜3mmほどの非常に小さな傷から特殊な器具で目立つ瘤を切除する方法です。傷が小さく縫う必要がないため、ほとんど傷跡が残りません。瘤切除を行った場合は弾性ストッキングの着用が必要になります。

3)費用の目安(保険適用)

治療費用の目安(税込・保険適用)
血管内塞栓術(グルー治療)1割負担:約15,000円/片足(当院掲載値)
血管内焼灼術(ラジオ波)ほか保険適用。詳細は料金表・カウンセリングで要確認

※3割負担の方は窓口でのお支払い額は高くなります。術式・治療する血管の本数・瘤切除などの追加処置によって費用は変動します。最新の料金は公式サイトの料金表またはカウンセリングでご確認ください。

 

おかざき足の血管外科・痛みのクリニック 院長 藤原圭史 先生
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おかざき足の血管外科・痛みのクリニック 院長 藤原圭史 先生のメッセージ

おかざき足の血管外科・痛みのクリニック

院長 藤原圭史先生

どの治療が適しているかは、逆流している血管の太さや場所、症状、ご本人の希望によって変わります。当院ではラジオ波とグルー治療のいずれにも対応していますが、すべての方にどちらかが最適というわけではありません。エコーで状態を確認したうえで、メリットだけでなくリスクや費用、ほかの選択肢もお伝えし、納得して選んでいただくことを大切にしています。

こんな症状・こんな方は早めの受診を

足のむくみや血管の浮き出を気にする人

  • 夕方になると足がだるい・むくむ
  • 夜中によく足がつる(こむら返り)
  • 血管がボコボコ浮いてきた/細い血管が目立つ
  • くるぶし周りの皮膚が黒ずんできた

これらは下肢静脈瘤のサインのことがあります。進行すると皮膚炎や潰瘍に至ることもあり、自然治癒は望めません【2】。超音波検査は痛みがなく短時間で済むため、気になる段階での相談が安心です。

<参考記事(クリニック内ページ)>
下肢静脈瘤について
下肢静脈瘤の治療
下肢静脈瘤 Q&A
むくみについて
うっ滞性皮膚炎・下腿潰瘍

当院の下肢静脈瘤治療のこだわり

おかざき足の血管外科・痛みのクリニックの診療室

1)エコーを活用した精度の高い診断

超音波で逆流の有無や血管の状態を痛みなく確認し、本当に治療が必要かどうかを含めて判断します。

2)原則保険診療・日帰りで負担を抑える

下肢静脈瘤の治療は原則保険診療で、入院を必要としない日帰り治療に対応しています。

3)専門医による適応判断と治療の使い分け

ラジオ波・グルー治療・瘤切除などを、静脈の状態や希望に合わせて使い分けます。

4)限界やリスクも率直に説明する姿勢

効果や経過には個人差があること、アレルギーなどで受けられない治療があること、状態によっては従来の手術が適する場合があることなど、限界も含めて説明したうえで選べる体制を重視しています。

治療法の比較(どれが向く?)

代表的な治療法の一般的な特徴を整理します。いずれも一般的な傾向であり、適応や仕上がりは個人差・診察により異なります。

治療アプローチ主な特徴弾性ストッキング
血管内焼灼術(ラジオ波)カテーテルで内側から加熱して閉塞保険・日帰り。成績良好で広く普及。TLA麻酔が必要必要なことが多い
グルー治療(血管内塞栓術)医療用接着剤で血管を閉塞TLA麻酔不要・針刺し少。アレルギーは不可の場合あり不要なことが多い
ストリッピング・高位結紮逆流静脈を抜去・結紮従来からの確立した外科手術状況による
硬化療法薬剤注入で血管を閉塞細い瘤や補助的処置に用いる状況による
圧迫療法弾性ストッキングで圧迫保存的・症状緩和。原因は治さない

口コミ・評判をチェック

クリニックの口コミを調べる人

おかざき足の血管外科・痛みのクリニックは2022年5月に開院したクリニックで、口コミサイトや地図サービスでは、説明の分かりやすさや待ち時間の短さ、保険診療で受けられる点を評価する声がみられます。
また、グーグルマップの口コミでは下肢静脈瘤の良い口コミがいくつかあります。一方、下肢静脈瘤に関する気になる口コミはありませんでしたが、予約の取りにくさなどの気になる点が見受けられました。
ここでは傾向を良い面・気になる面の両面から整理します。

1)良い口コミ・評判の傾向

  • 説明が丁寧で相談しやすいという声
  • 待ち時間が短く、駅から近くて通いやすいという声
  • 保険診療・日帰りで受けられる点を評価する声

※以下の口コミは、投稿内容を編集部で要約したものです(原文そのままの引用ではありません)。

 

口コミアイコン

長年下肢静脈瘤に悩んでいたが、説明を受けてカテーテル治療を決断。術後はふくらはぎのふくらみが目立たなくなり、皮膚の変色も薄くなってきたという。医師や看護師の対応にも信頼・安心が持てたとし、反対側の足の治療も希望しているとの声。
グーグルマップ

口コミアイコン

親戚の下肢静脈瘤の受診先を探していた方の声。SNSやホームページ・口コミを見て予約・受診したという。家庭の事情もあり不安から多くの質問をしたが、病状・日帰り手術・費用・経過まで丁寧に説明され、次回予約日まで考える時間ももらえて安心できたとのこと。受付や看護師の対応にも感謝しているという。
グーグルマップ

口コミアイコン

両足の下肢静脈瘤を治療した方の声。右足は初期段階、左足はかゆみ・むくみ・疲れが強い状態だったが、手術後はむくみ・疲れ・かゆみがなくなり足が楽になったと実感し、もっと早く受ければよかったと感じているという。医師の説明は丁寧で、その場で2種類の術式から選ぶ必要があり迷ったものの、グルー(接着)治療を選択。術中の痛みはほとんどなく、術後の痛みも数日で治まり、2週間ほどで通常どおり動けるようになったとのこと。受付・看護師・助手の対応にも満足する一方、初回のネット予約は取りにくかったとの言及もある。
グーグルマップ

2)気になる評判の傾向

  • 予約制のため、混雑時には待つこともあるという声
  • 一部の自費の痛み治療は費用負担を感じるという声

※口コミは個人の感想であり、効果や満足度には個人差があります。件数・評点は変動するため、最新の情報は各サービスでご確認ください。口コミ内容は確認時点の情報であり、投稿の追加・削除・評価の変動により内容が変わる可能性があります。

 

中川ゆう子さん
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美容看護師中川ゆう子さんコメント

美容看護師

中川ゆう子さん

下肢静脈瘤は体質や加齢、妊娠・出産、立ち仕事などが関係するため、完全に予防できるとは限りません。ただし、ふくらはぎの筋肉を動かす、同じ姿勢を長く続けない、休憩時に足を少し高くする、体重管理を意識するなど、足の静脈にかかる負担を減らす工夫は役立ちます。むくみやだるさが続く場合は、自己判断で弾性ストッキングを選ぶ前に、医療機関でサイズや圧迫圧を相談すると安心です。血管が目立つ前でも、違和感の段階で相談することで、早期発見や悪化を防ぐための適切なケアにつながるのではないでしょうか。
*中川ゆう子さんは、ナールス美容医療アカデミーのアドバイザーであり、おかざき足の血管外科・痛みのクリニック所属の看護師ではありません。

下肢静脈瘤に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 健康保険は使えますか?費用はどのくらいですか?

下肢静脈瘤の診察や、ラジオ波焼灼術・グルー治療などの血管内治療は、保険診療で受けられます。窓口でのお支払いは負担割合(1〜3割)や治療内容によって変わります。当院ではグルー治療が1割負担で約15,000円(片足)と案内されています。3割負担の方や治療する血管が複数ある場合などは費用が変わるため、料金表やカウンセリングで確認しましょう。

Q2. 入院は必要ですか?日帰りでできますか?

ラジオ波焼灼術・グルー治療はいずれも局所麻酔・日帰りで行うことができ、入院は必要ありません。片足あたりの治療時間は20〜30分程度が目安です(状態により異なります)。

Q3. 治療後すぐに歩けますか?仕事はいつから可能ですか?

血管内治療は日帰りで、治療後は基本的にご自身で歩いて帰宅できます。デスクワークなど負担の少ない仕事であれば、翌日から可能なことが多いとされますが、回復には個人差があります。運動や立ち仕事の再開時期、運転の可否などは、必ず担当医の指示に従ってください。

Q4. 放置するとどうなりますか?

下肢静脈瘤は自然には治らず、長期的には進行しうることが報告されています【2】。多くは緩やかな経過ですが、むくみやこむら返りが続いたり、まれに皮膚の黒ずみ(うっ滞性皮膚炎)や潰瘍に進むこともあります。気になる症状があれば、早めに相談することが勧められます。

Q5. ラジオ波とグルー治療、どちらがよいですか?

両者は治療効果に大きな差はないとされています【4】【5】。グルー治療はTLA麻酔が不要で術後の弾性ストッキングの必要性が下がる一方、グルーへのアレルギーがある方などは受けられないことがあります。どちらが適しているかは、血管の状態や希望をふまえて医師と相談して決めます。

Q6. 治療した血管を塞いだり取ったりして大丈夫ですか?

治療の対象となるのは、逆流して役割を果たせなくなった静脈です。足の血液は他の正常な静脈が代わりに担うため、これらの不要な血管を閉じても足への悪影響はないとされています。

Q7. 再発することはありますか?

適切に治療しても、別の血管に新たな静脈瘤ができたり、症状がぶり返したりすることはあります。治療後も気になる変化があれば受診し、必要に応じて追加の処置を検討します。

まとめ

本記事では、おかざき足の血管外科・痛みのクリニックの下肢静脈瘤診療について、病気の原因・症状・進行のステージから、治療法・費用・受診の目安までを解説しました。
下肢静脈瘤は、逆流防止弁の障害によって足の静脈がこぶ状に膨らむ良性の病気です。多くの場合、急に命に関わることは少ない一方で、自然には治りにくく、放置すると進行しうることが疫学研究でも示されています【1】【2】。現在は、ラジオ波焼灼術やグルー治療といった、傷が小さく日帰りで受けられる血管内治療が保険適用となり、その有効性は無作為化比較試験などで裏づけられています【3】【4】【5】。
おかざき足の血管外科・痛みのクリニックは、下肢静脈瘤指導医である藤原圭史院長のもと、超音波を用いた診断と原則保険診療・日帰りの治療を行っています。足のむくみ・だるさ・こむら返りや、血管の浮き出が気になる方は、まずは超音波検査で状態を確認し、適応や限界も含めて相談することをおすすめします。

*本記事の情報は執筆時点のものです。料金・診療内容・取り扱う治療などは変更される場合があります。最新情報は公式サイトまたはクリニックに直接ご確認ください。

参考文献(エビデンス)

本記事の科学的根拠として、以下の文献を参照しています。
【1】Evans CJ, Fowkes FG, Ruckley CV, Lee AJ. Prevalence of varicose veins and chronic venous insufficiency in men and women in the general population: Edinburgh Vein Study. J Epidemiol Community Health. 1999;53(3):149-153.
PMID:10396491 doi:10.1136/jech.53.3.149
日本語要旨:英国エジンバラ市の18〜64歳の一般住民1,566人を対象に、下肢静脈瘤と慢性静脈不全(CVI)の有病率を調べた横断研究。年齢調整後の幹静脈瘤の有病率は男性約40%・女性約32%、CVIは男性9%・女性7%で、いずれも加齢とともに増加した。下肢静脈瘤がありふれた疾患であり、加齢とともに頻度が高まることを示した代表的な疫学研究。
【2】Lee AJ, Robertson LA, Boghossian SM, Allan PL, Ruckley CV, Fowkes FG, Evans CJ. Progression of varicose veins and chronic venous insufficiency in the general population in the Edinburgh Vein Study. J Vasc Surg Venous Lymphat Disord. 2015;3(1):18-26.
PMID:26993676 doi:10.1016/j.jvsv.2014.09.008
日本語要旨:エジンバラ静脈研究の一般住民コホートを平均13年追跡し、下肢静脈瘤とCVIの自然経過(進行)を評価した研究。静脈瘤・CVIは時間の経過とともに一定の割合で進行し、静脈逆流の存在が進行と関連することが示された。下肢静脈瘤が自然には改善せず、放置すると進行しうることを裏づける長期追跡研究。
【3】Jiang W, Liang Y, Long Z, Hu M, Yang H, Qin X. Endovenous radiofrequency ablation vs laser ablation in patients with lower extremity varicose veins: A meta-analysis. J Vasc Surg Venous Lymphat Disord. 2024;12(5):101842.
PMID:38316290 doi:10.1016/j.jvsv.2024.101842
日本語要旨:下肢静脈瘤に対するラジオ波焼灼術(RFA)とレーザー焼灼術(LA)の早期・長期成績を比較した系統的レビュー・メタアナリシス(RCT16件・コホート13件、計29研究)。術後1か月の大伏在静脈の閉塞率はRFA約98.4%・LA約98.0%とほぼ同等で、両者の有効性・安全性は全体として近いと整理された。ラジオ波とレーザーの治療成績が同等であることを示す高次のエビデンス。
【4】Morrison N, Gibson K, McEnroe S, et al. Randomized trial comparing cyanoacrylate embolization and radiofrequency ablation for incompetent great saphenous veins (VeClose). J Vasc Surg. 2015;61(4):985-994.
PMID:25650040 doi:10.1016/j.jvs.2014.11.071
日本語要旨:症状のある大伏在静脈不全の患者222名を、グルー治療(シアノアクリレート塞栓術・VenaSeal)とラジオ波焼灼術(RFA)に無作為に割り付けた多施設共同RCT(VeClose試験)。グルー治療は熱を使わずTLA麻酔を必要とせずに行え、早期の血管閉塞率はRFAと同等であった。熱を使わない血管内塞栓術の有効性を示した代表的な無作為化比較試験。
【5】Morrison N, Gibson K, Vasquez M, Weiss R, Jones A. Five-year extension study of patients from a randomized clinical trial (VeClose) comparing cyanoacrylate closure versus radiofrequency ablation for the treatment of incompetent great saphenous veins. J Vasc Surg Venous Lymphat Disord. 2020;8(6):978-989.
PMID:32205125 doi:10.1016/j.jvsv.2019.12.080
日本語要旨:VeClose試験の参加者を対象に、グルー治療(CAC)とラジオ波焼灼術(RFA)の長期安全性・有効性を5年(60か月)まで追跡した延長研究。グルー治療は血管閉塞においてRFAに対し非劣性で、長期的にも良好な成績が維持された。グルー治療の長期成績がラジオ波に劣らないことを示した重要な長期データ(観察的延長研究である点に留意)。

 

※本記事の医療情報について
本記事は下肢静脈瘤に関する情報提供を目的としたものであり、診断・治療方針の決定は必ず医療機関での診察に基づいて行ってください。保険適用の範囲・料金・取り扱う機器や製剤は変更される場合があるため、受診前に最新情報をご確認ください。

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