エムフェイスはHIFESとシンクロ波RFにより、顔の筋肉と皮膚へ同時に働きかける非侵襲的なたるみ治療です。この記事ではエムフェイスの経験豊富な医師の監修でHIFU・RFとの違い、効果、向く人、注意点を解説します。

エムフェイスは、皮膚の引き締めだけでなく、表情筋の働きにも同時に着目する点が特徴的な治療です。
従来にないユニークな特徴とメリットから当院でも採用しました。
一方で、顔のたるみは皮膚、脂肪、筋肉、骨格、ボリュームロスが複合して起こるため、すべての方に単独で十分な変化が出るわけではありません。HIFU、RF、注入治療、糸リフトなどと比較しながら、どの層に原因があるかを診察で見極めることが大切です。持病や体内金属、歯科インプラントなどがある場合は、事前に必ず医師へ相談してください。
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「顔のたるみが気になるけれど、HIFU・RF・糸リフト・注入治療の違いがよく分からない」という方は少なくありません。近年注目されているエムフェイスは、従来のたるみ治療とは異なり、皮膚だけでなく顔の表情筋にもアプローチする非侵襲的な美容医療機器です。
エムフェイスは、HIFESと呼ばれる顔面筋刺激技術と、シンクロ波RFと呼ばれる高周波を同時に用いることで、筋肉の収縮と真皮への加温を組み合わせる点が特徴です。これにより、フェイスライン、頬、額、目元、顎下などのたるみに対して、自然な引き締めや肌質改善が期待されています。
一方で、エムフェイスはすべてのたるみに万能な治療ではありません。脂肪量が多い場合、皮膚の余りが強い場合、骨格やボリュームロスが主因の場合には、HIFU、RF、注入治療、糸リフト、外科治療などとの使い分けが重要です。
本記事では、医師監修でエムフェイスの仕組み、期待できる効果、HIFU・RFとの違い、向いている人・向かない人、リスクや注意点を医学論文も踏まえてわかりやすく解説します。
エムフェイスとは?筋肉と皮膚に同時アプローチするたるみ治療

1)エムフェイスの基本
エムフェイスは米国BTL Aesthetics社が開発した機器で、米国ではFDA(米国食品医薬品局)のクリアランスを取得しています。HIFESとシンクロ波RFを同時に用いることで、顔面軟部組織のリモデリングや非外科的なリフト効果を評価した臨床研究も報告されています【1】。
エムフェイスは、顔のたるみやしわ、フェイスラインのゆるみに対して、切らずにアプローチする非侵襲的な美容医療機器です。大きな特徴は、皮膚だけでなく、顔の表情筋にも同時に働きかける点にあります。
従来のたるみ治療では、HIFUやRFのように、皮膚・皮下組織・SMASなどに熱エネルギーを加えて引き締める治療が中心でした。一方、エムフェイスは、HIFESと呼ばれる筋肉刺激技術と、シンクロ波RFと呼ばれる高周波エネルギーを組み合わせることで、顔の筋肉と皮膚の両方にアプローチします。
顔のたるみは、皮膚のハリ低下だけでなく、表情筋の衰え、脂肪の下垂、骨格の変化などが複合的に関係して起こります。そのため、エムフェイスは「肌表面の引き締め」だけではなく、「顔の土台を支える筋肉」に着目した治療として注目されています。
2)HIFESとは?表情筋を刺激する技術

HIFESとは、「High-Intensity Facial Electrical Stimulation」の略です。日本語では「高強度顔面電気刺激」と訳されます。顔の表情筋に電気的な刺激を与え、筋肉の収縮を促す技術です。筋組織への構造変化を検討した前臨床研究も報告されています【2】。
顔の筋肉は、加齢や表情の使い方の偏りによって衰えたり、動きが弱くなったりすることがあります。表情筋の支える力が低下すると、頬の位置が下がる、フェイスラインがぼやける、口元のもたつきが目立つといった変化につながります。
エムフェイスでは、HIFESによって顔の筋肉を効率的に収縮させることで、筋肉の働きをサポートし、自然なリフト感や引き締まり感を目指します。自分では鍛えにくい顔の深部の筋肉にアプローチできる点が、エムフェイスの大きな特徴です。また、エムフェイスのHIFESは、頬を引き上げる頬骨筋群や額の前頭筋といった「引き上げる筋肉(挙筋)」を中心に刺激し、表情を下方向に引っ張る筋肉を過度に動かさないよう設計されています。これにより、不自然な表情変化を避けながら、自然なリフト感を目指します。
ただし、HIFESは筋肉に働きかける技術であり、皮膚の余りが強い場合や脂肪量が多い場合には、単独で十分な変化を得にくいこともあります。そのため、たるみの原因を見極めた上で、HIFU、RF、注入治療、糸リフトなどとの使い分けを考えることが大切です。
エムフェイスと似たメカニズムは、「ゴリラクリニックのエムスカルプトの効果は?口コミ・評判も調査」が参考になります。
3)シンクロ波RFとは?真皮・皮下組織を温める技術
シンクロ波RFとは、高周波エネルギーを用いて皮膚や皮下組織を温める技術です。RFはRadio Frequencyの略で、美容医療では肌の引き締めやハリ改善を目的に広く用いられています。
RFによって真皮や皮下組織に熱が加わると、コラーゲン線維の収縮やリモデリングが促されると考えられています。その結果、肌のハリ感、弾力、しわ、軽度のたるみに対する改善が期待されます。エムフェイスの1回の施術時間は約20分で、シンクロ波RFは真皮を約40〜42℃に加温するとされています。この温度帯はコラーゲンやエラスチンの新生を促す一方、顔の脂肪には大きな影響を与えにくいと考えられています。
エムフェイスでは、このRFエネルギーをHIFESによる筋肉刺激と同時に照射します。筋肉への刺激と皮膚への加温を組み合わせることで、顔の内側と外側の両方から引き締めを目指す点が特徴です。
HIFUが焦点式の超音波で特定の深さに熱を集中させる治療であるのに対し、RFは比較的広い範囲を温める治療です。エムフェイスのRFは、筋肉刺激と同期して働く点で、一般的なRF治療とは異なる位置づけになります。
「サーマクールとは?効果やデメリット、ハイフとの違いについて解説」も参考にしてください。
4)「肌だけ」ではなく「顔の土台」に着目する治療
顔のたるみは、肌表面だけの問題ではありません。加齢とともに、皮膚のコラーゲンやエラスチンが減少するだけでなく、皮下脂肪の位置、表情筋の働き、骨格の変化なども関係します【3】。
そのため、たるみ治療では「どの層にアプローチするか」が重要です。HIFUはSMASや皮下組織、RFは真皮や皮下組織、糸リフトは物理的な引き上げ、ヒアルロン酸注入はボリューム補正を主な目的とします。
エムフェイスは、その中でも「筋肉」と「皮膚」に同時にアプローチする点が特徴です。表情筋を刺激しながら、RFで皮膚や皮下組織を温めることで、顔全体の引き締め感や自然なリフト感を目指します。
ただし、エムフェイスは外科的なフェイスリフトの代替になる治療ではありません。皮膚の余りが大きい場合、脂肪のたるみが強い場合、骨格やボリュームロスが主因の場合には、他の治療の方が適していることもあります。大切なのは、エムフェイスが向いているたるみかどうかを、医師の診察で見極めることです。
「顔のたるみに一番効果がある治療法!種類・タイプ別おすすめは?」も参考にしてください。
エムフェイスで期待できる効果

1)頬のたるみ・フェイスラインのもたつき
エムフェイスで期待される代表的な効果の1つが、頬のたるみやフェイスラインのもたつきに対する引き締めです。顔のたるみは、皮膚のハリ低下だけでなく、表情筋の衰えや脂肪の下垂も関係します。
エムフェイスは、HIFESによって表情筋を刺激し、シンクロ波RFによって皮膚や皮下組織を温めることで、顔全体の引き締まり感を目指します。頬の位置が下がってきた、輪郭がぼやけてきた、以前より顔が大きく見えると感じる方に適した選択肢の1つです。
ただし、脂肪量が多い場合や皮膚の余りが強い場合は、エムフェイス単独では十分な変化を感じにくいことがあります。その場合は、HIFU、RF、脂肪溶解注射、糸リフトなどとの併用を検討することもあります。
2)ほうれい線・マリオネットライン周囲の印象
ほうれい線やマリオネットラインは、単なる「しわ」ではなく、頬の下垂、皮膚のハリ低下、脂肪の位置変化、表情筋の動きなどが複合的に関係して目立ちます。
エムフェイスは、皮膚表面のしわを直接埋める治療ではありませんが、頬や口元周囲の土台に働きかけることで、ほうれい線やマリオネットライン周囲の印象改善が期待されます。
深い溝がはっきりしている場合は、ヒアルロン酸注入や糸リフト、RF、HIFUなどの治療が適することもあります。エムフェイスは、自然な引き締めや表情の若々しさを目指す治療として位置づけるとよいでしょう。
3)額・目元のしわ
エムフェイスは、額や目元に対するアプリケーターを用いることで、上顔面のしわやたるみにもアプローチできます。額の横じわ、眉の下がり、目元の小じわなどは、皮膚のハリ低下だけでなく、前頭筋や眼輪筋などの筋肉の働きも関係します。
HIFESによって顔面筋を刺激し、RFによって皮膚を温めることで、額や目元の引き締まり感、ハリ感の改善が期待されます。実際に、上顔面を対象とした臨床研究では、施術開始から24週後に眉の位置が平均で約2〜3mm挙上したと報告されています【4】。
ただし、表情じわが強い場合はボトックス、皮膚の薄さや乾燥小じわが中心の場合はスキンケアや美肌治療、たるみが強い場合は他のリフトアップ治療が適することもあります。
4)肌のハリ・弾力・しわ
エムフェイスに搭載されているシンクロ波RFは、真皮や皮下組織を温めることで、コラーゲン線維の収縮やリモデリングを促すと考えられています【5】。
そのため、肌のハリ不足、弾力低下、軽度のしわに対しても改善が期待されます。特に、肌がゆるんできた、顔全体が疲れて見える、輪郭だけでなく肌質も整えたいという方に向いています。
一方で、深いしわや皮膚の余りが大きい場合には、エムフェイスだけで十分な改善を得ることは難しい場合があります。しわの種類や深さに応じて、ボトックス、ヒアルロン酸、レーザー、RF、スキンブースターなどを組み合わせることが大切です。
エムフェイスの効果はいつから?何回必要?
1)効果を感じる時期の目安
エムフェイスの効果の感じ方には個人差があります。施術後すぐに引き締まり感を感じる方もいますが、多くの場合は、複数回の施術を重ねながら徐々に変化を実感します。
筋肉への刺激による引き締まり感は比較的早期に感じることがあります。一方、RFによるコラーゲンリモデリングは時間をかけて進むため、肌のハリや弾力の変化は数週間から数か月かけて現れることがあります。アジア人を対象とした研究でも、顔の皮膚弛緩や肌質改善に関する有効性・安全性が検討されています【6】。
2)標準的な回数は4回前後
エムフェイスは、1回だけで完結する治療というより、複数回の施術を前提に考える治療です。一般的には、1クール4回前後を目安に行われることが多いです。
施術間隔はクリニックや治療方針によって異なりますが、短期間に集中して行うことで、筋肉刺激とRFによる変化を積み重ねていきます。
3)効果のピークと持続期間
エムフェイスの効果は、施術直後の一時的な引き締まり感だけでなく、時間をかけて現れる変化もあります。特に、肌のハリや弾力の変化は、コラーゲンのリモデリングに伴って徐々に実感されることがあります。
効果の持続期間には個人差がありますが、加齢変化は継続するため、一定期間ごとのメンテナンスを検討することもあります。
4)1回で劇的な変化を求める治療ではない
エムフェイスは、自然な引き締めやリフト感を目指す治療です。そのため、外科的フェイスリフトや糸リフトのような大きな変化を1回で求める方には向かない場合があります。
「少しずつ自然に若々しい印象を目指したい」「ダウンタイムの少ない治療を選びたい」という方に適した治療といえます。
エムフェイス・HIFU・RFの違い

1)エムフェイスは「筋肉+皮膚」にアプローチ
エムフェイスの最大の特徴は、HIFESによる表情筋への刺激と、シンクロ波RFによる皮膚・皮下組織への加温を同時に行う点です。
たるみの原因の中でも、表情筋の衰えや顔全体の支える力の低下が関係している場合に、エムフェイスは適した選択肢になります。
2)HIFUは「SMAS・脂肪層・真皮」にアプローチ
HIFUは、高密度焦点式超音波を用いて、皮膚の深い層に熱エネルギーを集中させる治療です。SMAS、脂肪層、真皮などをターゲットにすることで、たるみの引き締めを目指します。HIFUの顔・首の若返り効果については、システマティックレビューとメタ解析でも検討されています【7】。
「ハイフ(HIFU)とは?効果・特徴・安全性から機種まで大公開!」も参考にしてください。
フェイスラインのもたつき、二重あご、頬の下垂などに用いられることが多く、輪郭をすっきり見せたい方に選ばれます。
3)RFは「真皮〜皮下組織の加温」による引き締め
RFは高周波エネルギーによって、真皮から皮下組織を温める治療です。コラーゲン線維の収縮や再構築を促すことで、肌のハリ、弾力、小じわ、軽度のたるみ改善が期待されます。
HIFUよりも広い範囲を温めるイメージで、肌質改善や引き締めを重視する方に向いています。
4)どれが優れているかではなく、適応が違う
エムフェイス、HIFU、RFは、どれが一番優れているというより、アプローチする層や得意な悩みが異なります。顔面老化は皮膚、脂肪、筋肉、骨格などの複合変化で起こるため、治療選択では「どの層にアプローチするか」を整理することが重要です【3】。
筋肉の衰えや自然なリフト感を目指すならエムフェイス、輪郭のもたつきや脂肪性のたるみが気になるならHIFU、肌のハリや弾力を重視するならRFが選択肢になります。
「HIFU(ハイフ)とサーマクールの違い!たるみにおすすめは?」も参考にしてください。
5)併用が適しているケースもある
たるみの原因は1つではありません。皮膚、脂肪、筋肉、骨格、ボリュームロスなどが複合的に関係しているため、エムフェイス単独よりも、HIFUやRF、注入治療、糸リフトなどを組み合わせた方がよいケースもあります。
治療選びでは、悩みの部位だけでなく、たるみの原因を診断してもらうことが重要です。
「たるみ治療におすすめの施術はどれ?種類や特徴を比較して解説!」も参考にしてください。
エムフェイスが向いている人
1)切らずに自然なリフト感を目指したい人
エムフェイスは、メスを使わず、注射も行わない非侵襲的な治療です。大きな変化よりも、自然な引き締まり感や若々しい印象を目指したい方に向いています。
2)頬やフェイスラインの下垂感が気になる人
頬の位置が下がってきた、フェイスラインがぼやけてきた、口元のもたつきが気になるという方は、エムフェイスの適応になる可能性があります。
特に、表情筋の衰えが関係している場合には、筋肉にアプローチできる点がメリットになります。
3)HIFUの痛みが苦手な人
HIFUは、骨に響くような痛みや熱感を感じることがあります。エムフェイスも筋肉の収縮感や温感はありますが、HIFUとは痛みの質が異なります。
HIFUの痛みが苦手な方や、よりマイルドな治療を希望する方にとって、エムフェイスは選択肢の1つになります。
4)ダウンタイムを避けたい人
エムフェイスは、施術後の赤みや違和感が比較的少なく、日常生活に戻りやすい治療です。仕事や予定の都合でダウンタイムを取りにくい方にも向いています。
ただし、赤み、熱感、筋肉痛のような違和感が一時的に出ることはあります。
5)肌のハリと表情筋の両方が気になる人
肌のハリ不足だけでなく、顔全体のゆるみ、疲れた印象、表情の弱さが気になる方には、エムフェイスの「筋肉+皮膚」への同時アプローチが適している場合があります。
エムフェイスが向かない人・効果を感じにくいケース
1)皮膚の余りが大きい人
皮膚の余りが強い場合、エムフェイスだけで十分な改善を得ることは難しいことがあります。余剰皮膚が大きい場合は、外科的フェイスリフトや糸リフトなどが選択肢になることもあります。
2)脂肪量が多い人
二重あごやフェイスラインのもたつきが脂肪量の多さによる場合、エムフェイス単独では効果を感じにくい可能性があります。この場合は、HIFU、脂肪溶解注射、医療痩身治療などが検討されます。
3)骨格やボリュームロスが主因の人
加齢による顔の変化には、骨格の変化や脂肪の減少も関係します。こめかみ、頬、目元のくぼみなど、ボリュームロスが主因の場合は、ヒアルロン酸注入や脂肪注入などが適することがあります。
4)1回で大きな変化を求める人
エムフェイスは、自然な変化を目指す治療です。1回で大幅なリフトアップや輪郭変化を求める場合には、期待とのギャップが生じる可能性があります。
5)医療機器の禁忌に該当する人
ペースメーカーや体内埋め込み型医療機器がある方、施術部位に金属がある方、妊娠中の方、皮膚疾患がある方などは、施術を受けられない場合があります。必ず事前に医師へ申告することが大切です。
エムフェイスの施術の流れ

1)カウンセリング・診察
まず、医師が顔のたるみやしわの状態を診察し、エムフェイスが適しているかを判断します。たるみの原因が、皮膚、脂肪、筋肉、骨格のどこにあるかを見極めることが重要です。
2)メイクオフ・肌の準備
施術前には、メイクや皮脂を落として肌を清潔な状態にします。アプリケーターを正しく装着するためにも、肌表面の準備が大切です。
3)アプリケーターの装着
治療部位に合わせて、額、頬、顎下などにアプリケーターを装着します。適切な位置に装着することで、筋肉刺激とRFの効果を効率的に届けます。
4)施術
施術中は、顔の筋肉が自動的に収縮する感覚や、温かさを感じます。痛みというより、筋肉が動かされるような独特の感覚と表現されることが多いです。
5)施術後の過ごし方
施術後は、赤みや熱感が一時的に出ることがありますが、多くの場合は日常生活に戻りやすい治療です。メイクや洗顔の可否はクリニックの指示に従いましょう。
副作用・リスク・注意点
1)赤み・熱感
RFによる加温により、施術後に赤みや熱感が出ることがあります。通常は一時的ですが、強い赤みや違和感が続く場合はクリニックへ相談しましょう。
2)筋肉痛のような違和感
HIFESによって表情筋が刺激されるため、施術後に筋肉痛のような違和感を覚えることがあります。これは筋肉に働きかける治療ならではの反応といえます。
3)歯に響く感覚
部位によっては、電気刺激が歯や骨に響くように感じることがあります。歯科金属やインプラントがある方は、事前に医師へ相談しましょう。
4)やけど・過度な刺激
RFを用いる治療であるため、出力設定や肌状態によっては、熱傷や強い刺激のリスクがあります。安全に受けるためには、機器の扱いに慣れた医療機関を選ぶことが大切です。
5)受けられない人がいる
ペースメーカー、植込み型除細動器、金属インプラント、妊娠中、施術部位の皮膚疾患、重度の持病がある方などは、施術を受けられない場合があります。カウンセリング時に既往歴や内服薬を正確に伝えることが重要です。

美容看護師
エムフェイスはダウンタイムが少ない治療ですが、施術中は顔の筋肉が自動的に動く感覚や温かさを感じます。痛みを我慢する治療ではないため、熱さ、歯に響く感じ、違和感が強い場合はその場でスタッフへ伝えてください。施術前はメイクや皮脂をしっかり落とし、アクセサリー類は外します。施術後は赤みや熱感が一時的に出ることがあるため、当日は保湿と紫外線対策を丁寧に行い、赤みや違和感が長引く場合は早めにクリニックへ相談しましょう。
エムフェイスの料金相場

1)料金は部位・回数・キャンペーンで変わる
エムフェイスの料金は、施術部位、回数、クリニックの方針、初回価格やモニター価格の有無によって大きく異なります。額、目元、頬、顎下などから1部位または複数部位を選ぶ料金体系が多く、複数回コースでは1回あたりの料金が下がることもあります。
まず、本記事の監修医師のクリニックであるサカイクリニック62のエムフェイス料金を紹介します。
| 医療法人社団 サカイクリニック62のエムフェイス料金 【初回限定】1回1部位 税抜40,000円(税込44,000円) ※初回に限り何部位でも施術可能です。 【通常価格】額・目の下・両頬・顎下部分が対象 1部位:1回 税抜50,000円(税込55,000円)/4回コース 税抜180,000円(税込198,000円) 2部位:1回 税抜100,000円(税込110,000円)/4回コース 税抜360,000円(税込396,000円) ※別途、初診料 税抜3,000円(税込3,300円)、再診料 税抜1,100円(税込1,210円)がかかります。価格は変更される可能性があるため、受診前には公式サイトで最新情報をご確認ください。 |
以下は、公開されているクリニック公式サイトなどをもとにした料金例です。価格は変更される可能性があるため、受診前には必ず各クリニックの公式サイトで最新情報を確認してください。
| クリニック名 | 料金例(税込) | 備考 |
| 銀座スキンクリニック | 1部位1回 55,000円/4回 198,000円、2部位1回 110,000円/4回 396,000円 | 額・目の下・両頬・顎下が対象 |
| ココンベルクリニック | 2部位 初回 120,000円、2回目以降 99,000円、3部位は+55,000円、4部位はさらに+33,000円 | 税込。部位条件あり |
| 二子玉川皮ふ科 | 1部位1回 44,000円、初回35,200円、1部位4回 140,800円、2部位4回 253,440円 | 額・頬・目の下・顎下から選択 |
| セラビューティークリニック | 1部位1回 99,000円、2部位1回 143,000円、1部位4回 330,000円、2部位4回 550,000円 | 税込表示 |
| 中濵クリニック美容皮膚科 | 1部位 33,000円 | 額・目元・頬部・顎下から選択 |
| ライネビューティークリニック | 1部位 77,000円、2部位 99,000円、3部位は+55,000円、4部位はさらに+33,000円 | 税込。奈良の導入院例 |
調査から見ると、1部位1回はおおむね33,000〜99,000円、1部位4回コースは140,800〜330,000円程度、2部位4回コースは253,440〜550,000円程度が目安です。ただし、エムフェイスは1回で完結する治療ではなく、4回前後を1クールとして提案されることが多いため、初回価格だけでなく総額で比較することが大切です。
| 項目 | 料金相場の目安(税込) |
| 1部位1回 | 33,000〜99,000円程度 |
| 2部位1回 | 99,000〜143,000円程度 |
| 1部位4回コース | 140,800〜330,000円程度 |
| 2部位4回コース | 253,440〜550,000円程度 |
2)1回料金だけでなく総額を確認する
エムフェイスは複数回の施術を前提にすることが多いため、1回あたりの料金だけで判断すると、実際に必要な費用が分かりにくくなります。カウンセリング時には「何部位を何回行う想定か」「1クールの総額はいくらか」「メンテナンスを行う場合はいくらか」を確認しましょう。
エムフェイスを受けるクリニック選びのポイント

エムフェイスはまだ新しい機器で導入しているクリニックは多くありません。しかし、どこで受けても良いわけではありません。ここではクリニック選びのポイントを解説します。
1)症例数・照射設計・診察体制を確認する
エムフェイスは、アプリケーターを顔に装着して行う治療ですが、誰に対しても同じように行えばよいわけではありません。顔のたるみ方、筋肉の使い方、脂肪の量、骨格、皮膚の薄さは人によって異なります。
そのため、クリニック選びでは、エムフェイスの症例経験があるか、部位ごとの適応を説明してくれるかを確認しましょう。
2)公式導入施設・機器名を確認する
エムフェイスはBTL社の医療機器を用いる治療です。クリニックを選ぶ際は、公式導入施設として確認できるか、使用する機器名、アプリケーターの種類、施術可能部位を確認しましょう。似た名称の施術や別機器による顔面刺激治療と混同しないことも大切です。
3)診察で「たるみの原因」を見極めてくれるか
エムフェイスは筋肉と皮膚に同時にアプローチできる点が特徴ですが、たるみの原因が脂肪量、皮膚余剰、骨格変化、ボリュームロスにある場合は、別の治療が適していることがあります。料金よりもまず、医師が顔全体を診察し、どの層の変化が主因かを説明してくれるかを確認しましょう。
4)アプリケーター設計と部位選択を説明してくれるか
エムフェイスでは、額、目元、頬、顎下など、悩みに応じてアプリケーターを選択します。顔の左右差、筋肉の動き、たるみの方向を踏まえずに一律で照射すると、期待した変化につながりにくいことがあります。どの部位に、何回、どのような目的で施術するのかを説明してくれるクリニックを選びましょう。
5)HIFU・RF・注入治療との比較提案があるか
エムフェイスだけをすすめるのではなく、HIFU、RF、ボトックス、ヒアルロン酸、糸リフトなどとの違いや適応を説明してくれる医療機関の方が安心です。特に、脂肪性のもたつきが強い場合はHIFUや脂肪減少系治療、ボリュームロスが強い場合はヒアルロン酸注入など、原因に応じた選択が必要です。
6)禁忌・リスク・アフターケアの説明があるか
ペースメーカー、体内埋め込み型医療機器、施術部位の金属、妊娠中、皮膚疾患などがある場合は、施術できないことがあります。安全に受けるためには、禁忌や副作用、施術後の注意点、トラブル時の連絡先まで説明してくれるクリニックを選びましょう。
7)アクセスが良い
エムフェイスは、1回で完結する治療というより、1クール4回前後を目安に複数回受けることが多い治療です。そのため、クリニック選びでは料金や症例だけでなく、通いやすさも重要なポイントになります。
自宅や職場からの距離、駅からのアクセス、診療時間、予約の取りやすさ、土日・夜間診療の有無などを確認しておきましょう。特に、仕事帰りに通いたい方、休日にまとめて受けたい方、継続的なメンテナンスを考えている方は、アクセスの良さや予約体制も含めてクリニックを選ぶことをおすすめします。

多くの方がクリニック選びで参考にされるのが公式サイトやSNSの症例写真だと思います。それは当然だと思いますが、チェックポイントがあります。
症例写真を見る際は、照明、角度、表情、撮影時期、併用治療の有無を確認しましょう。キャンペーン価格は魅力的ですが、対象部位、初回限定か、コース契約が必要か、診察料や麻酔代など追加費用があるかも確認が必要です。写真だけで効果を判断せず、自分のたるみの原因に合う治療かどうかを医師に相談することが大切です。
エムフェイスに関するよくある質問
Q1.エムフェイスは痛いですか?
強い痛みというより、筋肉が自動的に収縮する感覚や温かさを感じる治療です。ただし、刺激の感じ方には個人差があります。
Q2.何回受けると効果が分かりますか?
1回で引き締まり感を感じる方もいますが、一般的には複数回の施術で徐々に変化を感じる治療です。1クール4回前後が目安になることが多いです。
Q3.HIFUとエムフェイスはどちらが効果的ですか?
どちらが優れているというより、適応が異なります。HIFUはSMASや脂肪層への熱作用、エムフェイスは筋肉と皮膚への同時アプローチが特徴です。
Q4.RF治療との違いは何ですか?
一般的なRF治療は、主に真皮や皮下組織を温めて引き締めを目指します。エムフェイスはRFに加えてHIFESによる筋肉刺激を組み合わせている点が異なります。
Q5.ボトックスやヒアルロン酸と併用できますか?
併用できる場合があります。ただし、施術の順番や間隔には注意が必要です。注入治療を受けている方は、必ず医師に相談しましょう。
Q6.ダウンタイムはありますか?
大きなダウンタイムは少ない治療ですが、赤み、熱感、筋肉痛のような違和感が一時的に出ることがあります。
Q7.二重あごにも効果はありますか?
顎下用のアプリケーターを用いることで、顎下やフェイスラインの引き締めが期待されます。ただし、脂肪量が多い場合は、他の治療が適することもあります。
Q8.男性にも向いていますか?
男性にも適しています。フェイスラインのもたつき、頬の下垂、疲れた印象が気になる方に選択肢となります。
Q9.エムフェイスだけで十分ですか?
たるみの原因によって異なります。筋肉の衰えや軽度のたるみが中心ならエムフェイスが合う場合がありますが、脂肪、皮膚余剰、ボリュームロスが強い場合は併用治療が必要になることもあります。
Q10.失敗や後悔を避けるには?
エムフェイスの適応を正しく見極めることが重要です。料金や流行だけで決めず、医師の診察を受け、HIFU・RF・注入治療などとの違いを説明してもらいましょう。
まとめ|エムフェイスは筋肉と皮膚に同時アプローチする新しいたるみ治療

エムフェイスは、HIFESによる表情筋への刺激と、シンクロ波RFによる皮膚・皮下組織への加温を組み合わせた非侵襲的なたるみ治療です。頬のたるみ、フェイスラインのもたつき、額や目元のしわ、肌のハリ不足などに対して、自然な引き締めや若々しい印象が期待されます。
HIFUやRFと比べた場合、エムフェイスの特徴は「筋肉」と「皮膚」の両方に同時にアプローチできる点です。ただし、皮膚の余りが大きい場合、脂肪量が多い場合、骨格やボリュームロスが主な原因の場合には、単独では十分な効果を得にくいこともあります。
エムフェイスで後悔しないためには、自分のたるみの原因を知り、HIFU・RF・注入治療・糸リフトなどとの違いを理解した上で、医師に適応を判断してもらうことが大切です。
参考文献
本記事は、以下の査読済み論文および総説を参照しています。
参考論文はエムフェイスの効果や安全性を保証するものではありません。
PMID: 38235951 DOI: 10.1111/jocd.16165
【日本語要旨】HIFESとシンクロ波RFを同時に用いた非侵襲的治療が、顔面軟部組織のリモデリングやリフト効果をもたらすかを検討した研究です。エムフェイスの基本的な作用機序と臨床的有用性を説明する中心文献です。
PMID: 36883601 DOI: 10.1093/asj/sjad053
【日本語要旨】ブタを用いた前臨床研究で、HIFESとシンクロ波RFを組み合わせた治療が、筋組織に与える構造的変化を組織学的に評価した研究です。ヒト臨床研究ではないため、直接的な効果証明ではなく、HIFESが筋肉へ働きかける可能性を説明する基礎的根拠として使うのが適切です。
PMID: 33175152 DOI: 10.1093/asj/sjaa339
【日本語要旨】顔面老化を、骨、脂肪、筋肉、皮膚など複数の解剖学的層の変化として整理した総説です。たるみやしわは皮膚だけでなく、深部構造の変化も関与することを説明するうえで重要な文献です。
PMID: 39888339 DOI: 10.1093/asj/sjaf009
【日本語要旨】上顔面に対してシンクロ波RFとHIFESを行い、額のしわ、目尻のしわ、眉の位置などへの影響を評価した研究です。額・眉・目元のたるみやしわに対する説明に活用できます。
PMID: 38468421 DOI: 10.1111/jocd.16273
【日本語要旨】シンクロ波RFと顔面筋刺激を組み合わせた治療後に、ヒト皮膚組織のコラーゲン線維およびエラスチン線維の変化を評価した研究です。エムフェイスによる肌のハリ、弾力、しわ、皮膚弛緩への作用を説明する根拠として有用です。
PMID: 39800907 DOI: 10.1002/lsm.23878
【日本語要旨】アジア人を対象に、シンクロ波RFと高強度顔面電気刺激を組み合わせた治療が、顔の皮膚弛緩や肌質改善に有効かつ安全かを検討した臨床研究です。日本人読者に近い人種背景のデータとして参考になります。
PMID: 32026164 DOI: 10.1007/s10103-020-02957-9
【日本語要旨】皮膚の引き締めを目的としたHIFUの安全性と有効性を検討したシステマティックレビューおよびメタ解析です。エムフェイスとHIFUの優劣ではなく、作用する層や適応の違いを説明する補助文献として適しています。
合わせた治療後に、ヒト皮膚組織のコラーゲン線維およびエラスチン線維の変化を評価した研究です。エムフェイスによる肌のハリ、弾力、しわ、皮膚弛緩への作用を説明する根拠として有用です。
PMID: 39800907 DOI: 10.1002/lsm.23878
【日本語要旨】アジア人を対象に、シンクロ波RFと高強度顔面電気刺激を組み合わせた治療が、顔の皮膚弛緩や肌質改善に有効かつ安全かを検討した臨床研究です。日本人読者に近い人種背景のデータとして参考になります。
PMID: 32026164 DOI: 10.1007/s10103-020-02957-9
【日本語要旨】皮膚の引き締めを目的としたHIFUの安全性と有効性を検討したシステマティックレビューおよびメタ解析です。エムフェイスとHIFUの優劣ではなく、作用する層や適応の違いを説明する補助文献として適しています。
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