【医師監修】医療ダイエットをオンラインで始める完全ガイド|安い・おすすめクリニックの選び方からやり方まで徹底解説

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「何度ダイエットしても続かない」「忙しくて通院できない」——こうした悩みを抱える方は少なくありません。近年、オンライン診療の普及により、自宅にいながら医師の管理下で行う医療ダイエットが現実的な選択肢となりました。

医療ダイエットは、単なる痩身目的の施術ではなく、医学的エビデンスに基づいて体重・代謝を調整する医療行為です。実際に、GLP-1受容体作動薬を用いた治療は、多数のランダム化比較試験を含むメタ解析において、プラセボと比較して有意な体重減少効果が示されています【1】。

本記事では、オンライン医療ダイエットが「どのような人に適しているのか」「どんなリスクがあるのか」も含め、客観的かつ専門的に解説します。

 

 

医療ダイエットとは?オンラインでできるメディカルダイエットの基本

医療ダイエットとは、医師の診察・処方に基づいて行うダイエット法の総称です。一般的な食事制限や運動によるダイエットとは異なり、医学的根拠に基づいたアプローチで体重減少を目指します。

1)医療ダイエットの主な種類

オンラインで実施できる医療ダイエットには、主に以下のような方法があります。

①    GLP-1受容体作動薬

GLP-1受容体作動薬は、もともと2型糖尿病の治療薬として開発されましたが、食欲抑制効果と体重減少効果が注目され、肥満治療にも活用されています。週1回の皮下注射タイプ(セマグルチド)や毎日服用する経口タイプ(リベルサス)があり、患者のライフスタイルに合わせて選択できます。

STEP臨床試験プログラムの結果では、セマグルチド2.4mg週1回投与により、68週間で平均14.9%の体重減少が達成されました【2】。これは従来の抗肥満薬と比較しても顕著に高い効果です。

また、GIP/GLP-1受容体作動薬という新しい作用機序を持つチルゼパチド(マンジャロ)も、その効果の高さから医療ダイエットの選択肢としても注目されています。【3】【4】

食欲抑制・代謝改善系(内服治療)

まず、食欲抑制や代謝改善を目的とした内服治療があります。代表的なのがSGLT2阻害薬で、余分な糖を尿として排出することで、体重減少や血糖コントロールの改善をサポートします。
また、中枢性食欲抑制薬は脳の食欲中枢に作用し、空腹感を和らげ、間食や過食を抑える効果が期待されます。いずれもGLP-1を使わずに食事量のコントロールを目指せる点が特徴です。ただし、脱水や低血糖などの副作用リスクがあるため、既往歴や体調を踏まえた医師の判断が不可欠となります。

③ 脂肪燃焼・エネルギー代謝促進

脂肪燃焼やエネルギー代謝を高めることを目的とした医療ダイエットで、運動や生活習慣改善と相性が良い補助的な治療です。L-カルニチンは脂肪酸をエネルギーとして利用しやすくし、有酸素運動と併用することで効果が期待されます。αリポ酸は糖代謝を助け、抗酸化作用も併せ持つ成分です。これらは効果が穏やかなため、食事管理や運動と組み合わせることが前提となります。

④ 漢方薬(体質改善)

漢方薬を用いた医療ダイエットは、体重だけでなく体質や不調の改善を重視する方法です。皮下脂肪が多く便秘傾向の方には防風通聖散、むくみやすい方には防已黄耆湯、ストレスによる過食や腹部脂肪が気になる方には大柴胡湯など、症状や体質に応じて選択されます。漢方は合う・合わないの差が出やすいため、オンライン問診での丁寧な見極めが重要です。

⑤ ホルモン・代謝サポート(検査連動型)

体重が落ちにくい背景にホルモンや代謝異常が関与している場合、血液検査と連動した医療ダイエットが行われることがあります。甲状腺機能の評価や、性ホルモン・副腎系ホルモンの状態を確認し、必要に応じて調整を行います。主に美容内科やアンチエイジング医療の分野で実施され、根本的に太りにくい体づくりを目指す中長期的なアプローチです。

⑥ サプリメント処方(医師管理)

オンライン診療では、医師の管理下でサプリメントを処方する医療ダイエットもあります。ビタミンB群、亜鉛、鉄、たんぱく補助など、ダイエット中に不足しやすい栄養素を、用量や品質を管理した形で補います。これはサプリ単独で痩せることを目的とするものではなく、治療全体の土台を整える役割を担います。

⑦ 生活習慣・行動療法サポート(オンライン指導)

食事内容、運動習慣、睡眠、ストレス管理などを、医師や管理栄養士がオンラインでサポートする方法です。アプリやオンライン面談を活用し、無理のない改善を継続できるよう設計されます。薬物治療と併用されることも多く、リバウンドしにくい減量を目指せる点が特徴です。

これらから個人の希望や体質、肥満状態や応じた治療法が選択されます。

最近では、GLP-1受容体作動薬が人気が高い医療ダイエットです。この記事では、GLP-1受容体作動薬を中心に紹介します。

 

<参考記事>

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2)オンライン診療が可能になった背景

2020年以降、オンライン診療の規制緩和が進み、初診からオンラインで医療ダイエットの相談・処方が可能になりました。遠隔医療による肥満治療の有効性については、テレメディシン介入が対面診療と同等の減量効果を達成できることが研究で示されています【4】。

スマートフォンやパソコンがあれば、24時間いつでも予約でき、診察もビデオ通話で完結します。処方された薬は自宅に配送されるため、忙しい方や通院が困難な方でも継続しやすい環境が整っています。

3)一般的なダイエットとの違い

従来の食事制限ダイエットでは、強い意志力と継続的な努力が必要でした。しかし医療ダイエットでは、薬剤を医師が処方するなどで、より専門的でエビデンスのある治療を受けることが可能です。

また、専門医による定期的なフォローアップにより、安全性を確保しながら効果的な減量を進めることが可能です。

特に、GLP-1受容体作動薬を使うと自然と食欲が抑えられ、満腹感が持続するため、無理な我慢をすることなく食事量を減らすことができます【6】。

 

オンライン医療ダイエットのメリッ

オンライン医療ダイエットの最大のメリットは、「通院の利便性」だけではありません。医師による診察と定期的なフォローを前提とした治療を、生活スタイルに合わせて継続できる点にあります。

1)自宅で専門医のサポートが受けられる

通院の手間がなく、仕事や家事の合間に診療を受けられます。遠方にお住まいの方や、育児中で外出が難しい方でも、質の高い医療サービスにアクセスできます。また、対面では相談しにくい体型の悩みも、自宅からなら気軽に話せるという声も多くあります。

2)科学的根拠に基づいた効果

GLP-1受容体作動薬の減量効果は、多数の臨床試験で実証されています。41件のランダム化比較試験(15,135名)を対象としたメタ解析では、GLP-1受容体作動薬群でプラセボ群と比較して平均5.32kgの体重減少が確認されました【7】。

3)無理な食事制限が不要

GLP-1の作用により、脳の食欲中枢に働きかけて自然と食欲が抑制されます。「食べたい」という衝動が軽減されるため、従来のダイエットのような強い我慢が必要ありません。食事を楽しみながら、適切な量で満足感を得られるようになります。

4)全身の体重減少と体質改善

部分痩せを目的とした施術とは異なり、医療ダイエットは全身の体重減少に効果があります。さらに、血圧や脂質プロファイルの改善など、心血管リスク因子への好影響も報告されています【8】。

 

オンライン医療ダイエットのデメリット

オンライン医療ダイエットは有効な選択肢である一方、すべての人に適した万能な治療ではありません。以下の点を理解したうえで利用することが重要です。

ここではオンライン医療ダイエットのデメリットを紹介します。

1)副作用の可能性

オンライン医療ダイエットに限りませんが、医療ダイエットに副作用があります。

例えば、GLP-1受容体作動薬の使用に伴い、消化器系の副作用が報告されています。多専門家コンセンサスによると、最も一般的な副作用は悪心(吐き気)、嘔吐、下痢、便秘であり、これらは通常、治療開始初期に発生し、体が薬に慣れるにつれて軽減します【9】。

臨床試験のデータでは、悪心の発生率は15〜50%程度ですが、多くは軽度から中等度であり、治療継続により改善する傾向があります。

2)保険適用外のため費用負担がある

ダイエット目的でのGLP-1受容体作動薬使用は保険適用外であり、全額自己負担となります。月額費用は使用する薬剤やプランによって異なりますが、一般的に月3,000円〜20,000円程度の費用がかかります。継続治療を前提とするため、費用面の理解と計画が不可欠です。

3)継続が必要

効果を維持するためには、ある程度の期間継続して使用する必要があります。薬の使用を中止すると、食欲が元に戻りリバウンドする可能性があります。そのため、目標体重達成後も、生活習慣の改善と並行しながら計画的に減薬していくことが推奨されます。

4オンライン医療の限界

オンライン診療では、触診や即時検査が行えないため、重篤な基礎疾患が疑われる場合には対面診療が必要となります。体調変化がある場合は、速やかに医師へ相談する姿勢が求められます。

オンライン医療ダイエットの具体的な始め方

オンラインで医療ダイエットを始める手順は、想像以上にシンプルです。ここでは、予約から治療開始までの流れを詳しく解説します。

1)STEP1:オンラインクリニックを選ぶ

まずは、信頼できる医療機関を選ぶことが最重要です。
確認すべきポイントは以下の通りです。

  •   医師の資格・専門分野が明示されている
  •   肥満治療・代謝治療の実績がある
  •   料金体系・治療内容が明確
  •   副作用時のフォロー体制が整っている

オンラインであっても、診療の質は対面診療と同等であるべきです。価格だけで選ばず、安全性と専門性を重視しましょう。

2)STEP2:予約・問診票の記入

クリニックのウェブサイトまたは専用アプリから、希望の日時で診察を予約します。多くのクリニックでは24時間予約可能で、LINEでの予約に対応しているところもあります。

予約後、オンラインで問診票に回答します。

体重・身長・既往歴・服用中の薬・過去のダイエット歴などを正確に申告することが、安全な治療につながります

特に以下は重要です。

  • 糖尿病・膵疾患・甲状腺疾患の有無
  • 妊娠・授乳の可能性
  • 過去の副作用歴

虚偽や記載漏れがあると、適切な処方ができない可能性があります。

3)STEP3:オンライン診察を受ける

予約日時になったら、ビデオ通話または電話で医師の診察を受けます。所要時間は15〜20分程度が一般的です。

診察では、問診票の内容を確認した上で、下記の点などが説明されます。

l  医療ダイエットの適応可否

l  使用薬剤の選択理由

l  期待できる効果と限界

l  副作用と対処法

ここで、生じた疑問点は必ずこの段階で解消しましょう。

4)STEP4:決済・薬の発送

診察内容に同意したら、オンラインで決済を行います。クレジットカード決済が主流ですが、銀行振込や代引きに対応しているクリニックもあります。

決済完了後、治療薬が指定の住所に発送されます。プライバシーに配慮した梱包で届くため、中身が分からないようになっています。最短で当日発送のクリニックもあり、2〜3日程度で届くことがほとんどです。

5)STEP5:治療開始とフォローアップ

薬が届いたら、同封の説明書に従って治療を開始します。注射タイプの場合は自己注射を行いますが、極細針を使用するためほとんど痛みを感じません。動画マニュアルが用意されているクリニックも多く、初めての方でも安心です。

治療開始後は、定期的なオンライン診察やチャットでのサポートを受けながら、経過を確認していきます。体調の変化や副作用があれば、すぐに相談できる体制が整っています。

 

オンライン医療ダイエットの費用相場と安く利用するコツ

医療ダイエットを検討するうえで、費用は重要な判断材料のひとつです。ただし、オンライン医療ダイエットは医師の診察・処方を伴う医療行為であり、単なるダイエットサービスとは性質が異なります。ここでは、費用の目安と、安全性を保ちながら賢く利用するための考え方を解説します。

1)費用の目安

オンライン医療ダイエットの費用は、選ぶクリニックや治療内容によって幅があります。一般的な月額費用の目安は以下の通りです。

プラン特徴月額の相場
ライトプラン低用量の内服薬中心3,000円〜8,000円程度
スタンダードプラン注射薬または高用量内服薬10,000円〜15,000円程度
フルサポートプラン医師+栄養士+運動指導15,000円〜25,000円程度

なお、初月は初診料や検査費用が別途かかる場合があります。月額費用だけで判断せず、初期費用を含めた総額を事前に確認することが重要です。

2)費用の内訳

オンライン医療ダイエットの主な費用内訳は以下の通りです。

l  診察料:無料〜3,000円程度

l  薬代:使用する薬剤・用量により異なる

l  送料:500円〜1,500円程度

クリニックによっては診察料を無料としている場合もあり、その場合は薬代と送料のみで治療を開始できるケースもあります。ただし、診察料が無料でも、医師の診療内容やフォロー体制に差が出ることがあるため、価格だけで判断しないことが大切です。

3)保険適用について

重要な点として、ダイエット目的でのGLP-1受容体作動薬使用は保険適用外です。これは日本だけでなく、多くの国で同様の取り扱いとなっています。そのため、提示されている料金がそのまま自己負担額となります。

保険診療と異なり、クリニックごとに価格設定が異なる点も、自由診療の特徴です。

4)安く利用するためのポイント

費用を抑えたい場合は、以下のポイントを意識するとよいでしょう。

① 複数のクリニックを比較する

同じ薬剤でも価格やサポート内容は異なります。

② 定期便・長期プランを検討する

月々の費用が割安になることがあります。

③ 初回限定キャンペーンや紹介制度を活用する

初期費用を抑えやすくなります。

④ 返金保証制度の有無を確認する

体質に合わなかった場合のリスク軽減につながります。

⑤ 無料カウンセリングを活用する

治療内容や費用に納得したうえで契約できます。

ただし、極端に安価なプランや説明が不十分なサービスには注意が必要です。医療ダイエットは、継続的な医師の管理が前提となる治療であり、安さだけを優先すると安全性や効果に影響する可能性があります。

<参考記事>

安い医療ダイエットで賢く痩せる方法とは?費用相場・おすすめクリニック徹底解説【全国・オンライン対応】

医療ダイエットの効果はいつから?どれくらい続ければいい?

医療ダイエットを始める際、多くの方が気になるのが「いつ頃から効果を感じられるのか」「どのくらい続ける必要があるのか」という点です。ここでは、臨床試験の結果と実際の治療経過を踏まえた目安を解説します。

1)効果を実感するまでの期間

医療ダイエットの効果が現れる時期には個人差がありますが、GLP-1受容体作動薬を用いた治療では、比較的早期から変化が見られることが多いとされています。

多くの利用者が、治療開始後1〜3ヶ月程度で体重減少や食欲の変化を実感しています。

大規模臨床試験であるSELECT試験の解析では、セマグルチド投与群において体重減少が65週間にわたり持続し、最大で約4年間維持されました。208週時点では、プラセボ群の-1.5%に対し、セマグルチド群では-10.2%の体重減少が確認されています【10】。

ただし、初期の体重変化が緩やかでも、治療が無効とは限らない点は理解しておく必要があります。GLP-1受容体作動薬による効果は比較的早期から現れ始めます。多くの利用者が1〜3ヶ月で体重減少を実感しています。

2)推奨される治療期間

医療ダイエットで安定した効果を得るためには、最低でも3ヶ月以上、可能であれば6ヶ月〜1年程度の継続が推奨されます。

短期間で急激に体重を落とすよりも、ゆるやかな減量を続けることで、体が新しい体重に適応しやすくなり、リバウンドのリスクを抑えることにつながります。

STEP 5試験では、104週間(約2年間)にわたる治療継続により、持続的かつ安定した体重減少効果が確認されています【11】。この結果からも、医療ダイエットは短期的な減量ではなく、中長期的な体重管理を目的とした治療であることが分かります。

3)効果を最大化するコツ

医療ダイエットの効果を最大限に引き出すためには、薬の作用だけに依存しないことが重要です。

治療と並行して、以下のような生活習慣の見直しを行うことで、より高い効果と長期的な維持が期待できます。

l  たんぱく質を意識したバランスの良い食事

l  無理のない有酸素運動(ウォーキングなど)

l  十分な睡眠と休息

l  ストレスの適切なコントロール

また、体重や食事内容を記録するアプリを活用すると、変化を客観的に把握でき、モチベーション維持やリバウンド防止にも役立ちます。

 

医療ダイエットはこんな人におすすめ!向いている人・向いていない人

すべての人に医療ダイエットが適しているわけではありません。ここでは、特に効果が期待できる人と、注意が必要な人について解説します。

1)おすすめな人

① 多忙で通院できない方

忙しくて時間がない人には特に向いています。通院不要で、スキマ時間にオンラインで診察を受けられるため、フルタイムで働く方や育児中の方でも無理なく続けられます。

②    自己流ダイエットで失敗した方

自己流ダイエットで何度も失敗した経験がある人にもおすすめです。意志力に頼るダイエットではなく、医学的なアプローチで食欲をコントロールするため、これまで挫折してきた方でも成功の可能性が高まります。

③    食事制限や強い意志力に頼るダイエットが苦手な方

食事制限や運動が苦手な人も適しています。GLP-1の作用で自然と食欲が抑えられるため、無理な我慢をする必要がありません。

④    医学的根拠に基づいた安全な方法を求めている方

医師の診察と臨床試験に基づく治療により、効果だけでなく副作用やリスク管理も重視して減量を行いたい方に適しています。

⑤    一時的ではなく、体重管理を習慣化したい方

薬物療法と生活習慣改善を併用し、リバウンドを防ぎながら長期的に体重を安定させたい方に向いています。

⑥    短期間で結果を出したい人

結婚式やイベントに向けてなど、効率的にダイエットしたい方にも向いています。

特に、「努力しても結果が出なかった人」にとって、医療的介入は大きな助けとなります。

2)向いていない人・注意が必要な人

以下に該当する方は、医療ダイエットの適応外となる場合や、慎重な検討が必要です。

①    妊娠中・授乳中の方

妊娠中・授乳中の方は使用できません。胎児や乳児への影響が懸念されるためです。

②    低多重の方

低体重(BMI 18.5未満)の方も適応外となります。

③    重度の糖尿病や膵臓疾患がある方

GLP-1受容体作動薬の使用に注意が必要です。

また、過去に膵炎を発症したことがある方、胆石症の既往がある方も、事前に医師に相談することが重要です。

④    甲状腺髄様癌の既往または家族歴がある方

GLP-1受容体作動薬の使用に注意が必要です。

⑤    18歳未満の未成年や高齢者(特に75歳以上)の方

安全性や適応の確認が必要です。

これらに該当する方は、個別の判断が必要となります【12】。

該当する可能性がある方は、必ず問診時に詳しく申告し、医師の判断を仰いでください。

また、「楽にすぐ痩せたい」「生活習慣を変えたくない」という目的だけでの利用は、期待と結果の乖離が生じやすく注意が必要です。

 

おすすめのオンライン医療ダイエットサービスの選び方

オンライン医療ダイエットは利便性が高い一方、サービス内容や質には大きな差があります。安全かつ納得して治療を受けるためには、医療機関としての信頼性を軸に選ぶことが重要です。ここでは、後悔しないためのチェックポイントを解説します。オンライン医療ダイエットサービスを選ぶ際のポイントを解説します。

1)信頼性・安全性の確認

医まず確認すべきは、正規の医療機関として適切に運営されているかという点です。具体的には、以下のポイントをチェックしましょう。

l  医師の氏名・資格・専門分野が明示されている

l  医療機関としての診療実績が公開されている

l  副作用や体調不良が起きた際の対応フローが明確

また、使用される薬剤が国内で承認された正規医薬品、または医師の管理下で適切に輸入された薬剤であるかも重要です。個人輸入や非正規ルートの薬剤は、品質や安全性に問題がある可能性が指摘されています【13】。

2)料金の透明性

オンライン医療ダイエットは自由診療であるため、料金体系の分かりやすさは信頼性の指標となります。以下の点を確認しましょう。

l  初期費用・月額費用・送料などが明示されている

l  追加費用が発生する条件が事前に説明されている

l  「○○円〜」だけでなく、具体的な金額例が示されている

費用が不明瞭なサービスは、後から想定外の請求が発生する可能性があるため注意が必要です。

3)サポート体制

医療ダイエットは継続治療が前提となるため、治療中のサポート体制が整っているかは非常に重要です。

l  副作用や体調変化を相談できる窓口がある

l  チャット・電話・オンライン診察など、連絡手段が明確

l  定期的なフォローや用量調整が行われている

さらに、管理栄養士や運動指導の専門家によるサポートが含まれるプランでは、より包括的な体重管理が期待できます。

4)口コミ・評判

実際の利用者の口コミや評判は参考になりますが、鵜呑みにしない姿勢が重要です。

l  極端に良い・悪い評価だけを参考にしない

l  効果だけでなく、診察対応やサポート内容に触れているか

l  自分と似た目的・体型・生活環境の体験談か

口コミはあくまで補助情報とし、最終的には公式情報と医師の説明を基に判断しましょう。

<参考記事>
クリニックフォアの肥満治療(医療ダイエット)のプランや効果、口コミ・評判は?

 

オンライン医療ダイエットに関するよくある質問

医療ダイエットについて、利用前に多くの方が不安や疑問を感じるポイントを、医学的根拠と実臨床の視点から解説します。

Q1. オンライン医療ダイエットは本当に保険が効かないのですか?

はい。ダイエット目的でのGLP-1受容体作動薬などの使用は自由診療に該当し、保険適用外となります。そのため、費用は全額自己負担です。

ただし、クリニックによっては割引プランや返金保証制度を設けている場合もあり、事前に確認することで費用負担を抑えられることがあります。

Q2. GLP-1作動薬はどれくらいで効果が出ますか?

効果の現れ方には個人差がありますが、多くの方が1〜3ヶ月程度で食欲の変化や体重減少を実感しています。

臨床試験では、治療開始後4週間前後で食欲抑制を感じ始め、12週間(約3ヶ月)時点で明確な体重減少が確認される傾向があります【12】。焦らず、医師の指示に従って継続することが重要です。

Q3. GLP-1作動薬の副作用が心配です。どんな副作用がありますか?

主な副作用として、悪心(吐き気)、嘔吐、下痢、便秘などの消化器症状が報告されています。これらは治療開始初期や用量増加時に起こりやすく、多くの場合は体が薬に慣れるにつれて軽減します【9】。

症状が強い場合は、用量調整や対症療法が行われるため、我慢せず医師に相談してください。

Q4. 注射が怖いのですが、痛みはありますか?

GLP-1の自己注射は極細針を使用しており、多くの方が「思ったより痛くなかった」と感じています。インスリン注射と同様の方法で、お腹や太ももに注射します。注射が苦手な方は、経口薬タイプのリベルサスを選択することも可能です。

Q5. 医療ダイエットを利用できないのはどんな人ですか?

以下に該当する方は、医療ダイエットが適応外、または慎重な判断が必要となります。

l  妊娠中・授乳中の方

l  低体重(BMI18.5未満)の方

l  重度の糖尿病、膵臓疾患、腎疾患がある方

l  甲状腺髄様癌の既往または家族歴がある方

l  18歳未満の方や高齢(75歳以上)の方

該当する可能性がある場合は、必ず問診時に詳しく申告してください。

Q6. リベルサス(経口薬)が効かない人もいますか?

はい。もともと食事量が少ない方や、食生活が整っている方では、食欲抑制効果を実感しにくい場合があります。

また、空腹時に水で服用し、30分間は飲食を避けるなど、正しい服用方法を守らないと効果が十分に発揮されません。効果が不十分な場合は、注射薬への切り替えを検討することもあります。

Q7. 個人輸入で安く薬を手に入れることはできますか?

おすすめできません。医師の処方なしに薬を個人輸入する場合、偽造薬や品質不良のリスクがあります。

健康被害が生じても救済を受けられない可能性があるため、必ず医療機関を通じて正規の薬剤を入手してください【13】。

Q8. 薬をやめたらリバウンドしますか?

GLP-1受容体作動薬の使用を中止すると、食欲が元に戻り体重が増加する可能性があります。しかし、治療期間中に健康的な食習慣や運動習慣を身につけることで、リバウンドを最小限に抑えることができます。目標体重達成後は、医師と相談しながら計画的に減薬していくことが重要です。

<参考記事>
GLP-1ダイエットの効果!やめるとどうなるか望月瑠璃子先生に聞いてみた

 

まとめ

オンライン医療ダイエットは、忙しい現代人にとって、効率的かつ科学的根拠に基づいた減量方法です。自宅にいながら専門医のサポートを受けられ、従来のダイエットで挫折してきた方にも新たな選択肢を提供してれる点は大きなメリットです。

また、GLP-1受容体作動薬は多数の臨床試験でその有効性と安全性が確認されており、適切な医師の指導のもとで使用することで、多くの方が効果を実感したり、目標体重を達成しています。一方、重要なのは、効果だけでなく、リスクや限界も理解したうえで治療を選択することです。

また、自分に合ったクリニックとプランを選ぶことです。料金、サポート体制、医師の専門性などを比較検討し、納得できるサービスを見つけてください。

「今度こそ本気で変わりたい」——そう思っているなら、まずは無料カウンセリングや問い合わせから始めてみてはいかがでしょうか。専門家があなたの状況に合った最適なプランを提案してくれるはずです。

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参考文献

【1】Wong HJ, Sim B, Teo YH, et al. Efficacy of GLP-1 Receptor Agonists on Weight Loss, BMI, and Waist Circumference for Patients With Obesity or Overweight: A Systematic Review, Meta-analysis, and Meta-regression of 47 Randomized Controlled Trials. Diabetes Care. 2025;48(2):292-300.
PMID: 39841962 DOI: 10.2337/dc24-1678
URL:日本語要旨:47件のランダム化比較試験(計23,244名)を対象としたメタ解析。GLP-1受容体作動薬はプラセボと比較して、体重-4.57kg、BMI-2.07kg/m²、ウエスト周囲径-4.55cmの有意な減少を示した。

【2】Wilding JPH, Batterham RL, Calanna S, et al. Once-Weekly Semaglutide in Adults with Overweight or Obesity. N Engl J Med. 2021;384(11):989-1002.
PMID: 33567185 DOI: 10.1056/NEJMoa2032183
日本語要旨:STEP 1試験。過体重または肥満の成人1,961名を対象とした68週間の試験で、セマグルチド2.4mg週1回投与群は平均14.9%の体重減少を達成(プラセボ群は2.4%)。

【3】France NL, Deeks ED. Tirzepatide: A Review in Type 2 Diabetes. Drugs. 2024;84(3):233–241.

PMCID: PMC7843845  PMID: 33325008

日本語要旨: GIP/GLP-1二重受容体作動薬チルゼパチドについて、2型糖尿病患者における血糖コントロール改善効果、体重減少作用、忍容性および主な副作用を臨床試験データに基づき総合的にレビューしている。

【4】Min T, et al. The Role of Tirzepatide, Dual GIP and GLP-1 Receptor Agonist, in Metabolic Regulation and Type 2 Diabetes Mellitus. Endocrine Reviews. 2020;41(5):1–20. doi:10.1210/er.2020-00078
DOI: 10.1007/s13300-020-00981-0
日本語要旨: GIPとGLP-1の二重受容体作動を有するチルゼパチドの作用機序に焦点を当て、インスリン分泌促進、食欲抑制、体重減少を含む代謝調節効果と2型糖尿病治療への臨床的意義を詳述している。

【5】Tchang BG, et al. A Role for Telemedicine in Weight Loss Management. Advances in Diabetes and Endocrinology. NewYork-Presbyterian.
日本語要旨:テレメディシンによる肥満治療が対面診療と同等の減量効果を達成できることを示した後ろ向き観察研究。

【6】Van Bloemendaal L, Ten Kulve JS, la Fleur SE, et al. Effects of glucagon-like peptide 1 on appetite and body weight: Focus on the CNS. J Endocrinol. 2014;221:T1-T16.
PMID: 24323912 DOI: 10.1530/JOE-13-0414
日本語要旨:GLP-1が中枢神経系に作用して食欲と体重に及ぼす効果についての総説。GLP-1は脳の食欲中枢に働きかけて満腹感を促進する。

【7】Shi Q, Wang Y, Hao Q, et al. The Weight-loss Effect of GLP-1RAs in Non-diabetic Individuals with Overweight or Obesity: A Systematic Review with Meta-Analysis and Trial Sequential Analysis. Am J Clin Nutr. 2023;118(3):613-626.
DOI: 10.1016/j.ajcnut.2023.06.017
日本語要旨:糖尿病のない過体重・肥満者41試験(15,135名)のメタ解析。GLP-1受容体作動薬は体重-5.32kg、BMI-2.37kg/m²、ウエスト周囲径-4.30cmの有意な減少を示した。

【8】Koliaki C, Kokkinos A, Tentolouris N, Katsilambros N. Efficacy and Safety of Glucagon-Like Peptide-1 Receptor Agonists on Body Weight and Cardiometabolic Parameters in Individuals With Obesity and Without Diabetes. Endocr Pract. 2024;30(1):59-71.
PMID: 38029929 DOI: 10.1016/j.eprac.2023.11.007
日本語要旨:非糖尿病肥満者におけるGLP-1受容体作動薬は、体重減少だけでなく血圧や脂質プロファイルなど心血管リスク因子の改善にも有効。

【9】Gorgojo-Martínez JJ, Mezquita-Raya P, Carretero-Gómez J, et al. Clinical Recommendations to Manage Gastrointestinal Adverse Events in Patients Treated with GLP-1 Receptor Agonists: A Multidisciplinary Expert Consensus. J Clin Med. 2022;12(1):145.
PMID: 36614945 DOI: 10.3390/jcm12010145
日本語要旨:GLP-1受容体作動薬の消化器系副作用管理に関する多専門家コンセンサス。主な副作用は悪心、嘔吐、下痢、便秘で、多くは軽度〜中等度で一過性。

【10】Ryan DH, Lingvay I, Colhoun HM, et al. Long-term weight loss effects of semaglutide in obesity without diabetes in the SELECT trial. Nat Med. 2024;30(6):2049-2057.
PMID: 38802554 DOI: 10.1038/s41591-024-02996-7
日本語要旨:SELECT試験の事前指定解析。セマグルチド投与群では最大4年間にわたり体重減少が維持され、208週時点で-10.2%の減少を達成。

【11】Garvey WT, Batterham RL, Bhatta M, et al. Two-year effects of semaglutide in adults with overweight or obesity: the STEP 5 trial. Nat Med. 2022;28(10):2083-2091.
PMID: 36216945 DOI: 10.1038/s41591-022-02026-4
日本語要旨:STEP 5試験。104週間の長期投与により、セマグルチド群は持続的な体重減少(-15.2%)を達成。

【12】Nauck MA, Quast DR, Wefers J, Meier JJ. GLP-1 receptor agonists in the treatment of type 2 diabetes – State-of-the-art. Mol Metab. 2021;46:101102.
PMID: 33068776 DOI: 10.1016/j.molmet.2020.101102
日本語要旨:2型糖尿病治療におけるGLP-1受容体作動薬の現状に関する総説。禁忌・注意事項を含む包括的なレビュー。

【13】He L, et al. Association between different GLP-1 receptor agonists and gastrointestinal adverse reactions: A real-world disproportionality study based on FDA adverse event reporting system database. Front Endocrinol. 2022;13:1043789.
PMID: 36452318 DOI: 10.3389/fendo.2022.1043789
日本語要旨:FDA有害事象報告データベースに基づくGLP-1受容体作動薬の消化器系副作用の実世界分析。正規医療機関を通じた適切な使用の重要性を示唆。

【14】Qin Z, et al. Efficacy and safety of semaglutide 2.4 mg for weight loss in overweight or obese adults without diabetes: An updated systematic review and meta-analysis including the 2-year STEP 5 trial. Diabetes Obes Metab. 2024;26(2):402-411.
PMID: 37877314 DOI: 10.1111/dom.15386
日本語要旨:非糖尿病の過体重・肥満成人におけるセマグルチド2.4mgの有効性と安全性に関する最新メタ解析。

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