オンダリフト(ONDA Lift)は皮下の脂肪層を選択的に加熱し、たるみや輪郭のもたつきを改善して小顔効果を発揮する治療です。
最近では人気が高まり、導入する美容クリニックが増えています。
しかし、SNSや口コミでは「効果がなかった」「期待外れだった」といった声も見られます。
オンダリフトを受けようと思っている方は、「効果なし」といった声は心配ですね。
本記事では、医学論文に基づくエビデンスと実際の口コミ分析を組み合わせ、「本当に効果がないのか」「なぜ差が出るのか」を科学的に解説。さらに、効果を最大化する方法と注意点まで紹介します。
1.オンダリフトは本当に「効果なし」なのか?

オンダリフト(ONDA Lift)は、湘南美容クリニックやルラ美容クリニックなど人気の大手クリニックでも採用されている美容治療です。
イタリア・DEKA社が開発したマイクロ波(Coolwaves™)テクノロジーを採用した美容医療機器「オンダプロ(ONDA Pro)」を使い、皮下脂肪層を選択的に加熱し、脂肪細胞の縮小や線維組織の収縮を促すことで、リフトアップや輪郭改善を促す施術です。
SNSや口コミサイトでは「オンダリフトを受けたけど効果がなかった」「期待したほど引き締まらなかった」という投稿を見かけます。
施術結果には個人差や施術条件の影響が大きく、以下のような要因が「効果なし」と感じる原因になることが多いです。
しかし、こうした声のすべてが、「施術そのものの効果がない」ことを意味するわけではありません。
実際には、複数回の照射や適切な照射条件で継続すると、皮膚の弾力やフェイスラインに明確な変化を実感するケースも報告されています。
たとえば、医学論文「Microwaves in body sculpting: A prospective study」(Dermatol Ther, 2019 )では、4回の施術で平均腹囲−3.9cmの減少が確認され、コラーゲン増生によるタイトニング効果も示されています。
それでも「効果なし」との声があるのは、次のような点が主な理由です。
- 期待していた効果と実際の改善範囲にギャップがある
- 出力設定やショット数が十分でなかった
- 皮下脂肪の厚みや年齢によって反応性が異なる
- 施術直後のみを見て“効果なし”と判断してしまう
本記事では、次章でオンダリフトのメカニズムと他施術との違いを整理した上で、なぜ「効果なし」と言われるのか、さらに科学的根拠から見た実際の効果を検証していきます。
<参考記事>
オンダリフトの効果は?マイクロ波で脂肪を減らす次世代たるみ治療
Microwaves in body sculpting: A prospective study
2.オンダリフトの仕組みと特徴

オンダリフトは、イタリア・DEKA社が開発したマイクロ波(Coolwaves™)技術を応用した医療機器「オンダ(ONDA)」を使った非侵襲的(メスを使わない)リフトアップ治療です。
HIFU(高密度焦点式超音波)やRF(高周波)と同様に熱エネルギーによる肌のタイトニング(引き締め)を目的としますが、その作用層・温度上昇のメカニズム・体感が大きく異なります。
1)マイクロ波「Coolwaves™」による皮下脂肪層への直接アプローチ
オンダリフトの最大の特徴は、マイクロ波(2.45GHz)というエネルギー帯を用いて、皮下脂肪層に熱を集中させる点です。
この波長は、水分や表皮組織に吸収されにくく、脂肪細胞と線維隔壁(隔膜組織)を選択的に加熱できます。
その結果、
- 脂肪細胞が収縮・変性し、ボリュームが減少
- コラーゲン線維が熱収縮し、タイトニング効果を発揮
- 線維芽細胞が刺激され、コラーゲン再生が促進
という即時効果と中長期的なリフトアップが同時に得られますが、即時効果はそれほど大きくありません。
2)冷却システム(Coolwaves™)による表皮保護
マイクロ波の照射と同時に、ハンドピースには冷却機構(Coolwaves™)が作動し、表皮温度を約5〜10℃に保ちます。
これにより、深部皮下脂肪層では約45〜50℃の熱作用を起こしつつも、表面の熱ダメージ・痛みを最小限に抑制できます。
この「深部加熱×表面冷却」の両立が、他の熱治療機器との大きな違いです。
3)HIFUや高周波(RF)との違い
| オンダリフト | HIFU | RF | |
| 熱源 | マイクロ波(電磁波) | 超音波の焦点熱 | 高周波によるジュール熱 |
| 作用層 | 皮下脂肪層中心 | 真皮深層~SMAS | 真皮浅層〜中層 |
| 主な効果 | 脂肪溶解・フェイスライン引き締め | リフトアップ | 肌のハリ・小ジワ改善 |
| 痛み | 少なめ(冷却あり) | 強め(個人差あり) | 軽度 |
| ダウンタイム | ほぼなし | ほぼなし〜1日程度 | ほぼなし |
このように、オンダリフトは皮下脂肪層の厚みに直接作用するため、特に「フェイスラインのもたつき」「二重あご」「口横の脂肪だまり」に効果が期待されます。
一方、皮下脂肪が非常に少ない人や、真皮レベルのタイトニングを重視したい人には、HIFUやRFの方が向いている場合もあります。
3.オンダリフトで効果が出にくいケースとその原因

オンダリフト(ONDA)は、多くの臨床研究で効果が確認されています。
一方、中には期待したほどの変化が得られないケースも報告されています。
その原因の多くは、施術条件や患者側の体質・評価時期などにあります。
1)皮下脂肪が多すぎる場合
オンダリフトのマイクロ波は、脂肪細胞を選択的に加熱して収縮・変性させます。
しかし、皮下脂肪層が厚すぎると熱が深部に届きにくく、効果が減少します。
そのため、脂肪が極端に多い方では結果が出にくい傾向があります。
2)皮下脂肪が少なすぎる場合
皮下脂肪が少なすぎる場合も、効果を実感しづらくなることがあります。なぜなら、オンダリフトのマイクロ波による熱が拡散してしまい、本来得られる効果が発揮できないからです。
3)出力不足・照射回数不足
オンダリフトは1回でも軽い引き締まりを実感できますが、1〜2回では十分な脂肪変性やコラーゲン再構築が進行しません。
ほとんどの臨床研究では3〜4回以上(2〜3週間間隔)で効果を評価しており、出力・ショット数が不足していると「変化が分からない」と感じやすくなります。
また、照射技術や重ね打ちの密度も、結果に大きく影響します。
4)短期間で判断してしまうケース
オンダリフトの効果は、即時的な引き締めよりも中期的なコラーゲン再生によって現れます。
臨床的には、施術2〜3か月後に最もリフトアップ効果が高まると報告されています。
施術直後に変化が少ないからといって「効果なし」と判断してしまうのは早計です。
再生医療的な時間軸を理解し、複数回+経時的観察で評価することが重要です。
5)アフターケアの失敗
施術後24時間は強い刺激を与えるなど誤ったケアは、効果を妨げます。
アフターケアとして、施術当日は、サウナや激しい運動、飲酒を避ける必要があります。
また、施術当日以降も保湿と紫外線対策を怠らないようにしましょう。
以上のように、「オンダリフトの効果が出にくい」と感じるケースの多くは、適応・照射条件・評価時期のズレに起因します。
4.医学論文で見るオンダリフトの実際の効果

オンダリフトに関しては、複数の臨床研究が行われており、定量的な脂肪減少・周径減少・コラーゲン密度上昇が報告されています。
一方で、一部論文では「特定条件下では効果が限定的になる可能性がある」と言及しており、効果を正確に理解することが重要です。
1)臨床研究で報告された効果
平均3〜4cmの周径減少、コラーゲン密度上昇、脂肪厚減少など、エビデンスはおおむね良好です。
また、皮膚障害や火傷などの現時点の報告では重篤な副作用は確認されていません。
①Microwaves in body sculpting: A prospective study (Dermatol Ther, 2019)
対象:腹部・大転子部 28例
方法:週1回×4回照射
結果:腹囲中央値 −3.9cm(−7〜−1.5cm) 体重・BMI変化なし

②Results on reduction of subcutaneous adipose tissue using a microwave-based system (Dermatology Reports, 2023)
対象:腹部 19例
方法:3か月追跡
結果:腹囲 −3.8 ± 1.2cm 臨床的輪郭改善を確認
③Use of a microwave device for cellulite and localized adiposity: a 1-year follow-up (Skin Res Technol, 2023)
対象:局所脂肪 34例
方法:4回治療・1年追跡
結果:治療効果が1年間維持(GAISスコア改善)
④Microwave-energy device for submental skin laxity and fat (J Cosmet Dermatol, 2022)
対象:顎下のたるみ・脂肪
結果:顎下の引き締め・脂肪減少を確認
⑤Onda Coolwaves International Advisory Board Recommendations (J Clin Med, 2024)
方法:専門医15名による国際勧告
結果:パラメータ設計・患者選択が効果の鍵」と明示
2)効果が出にくい/限定的になる条件
オンダリフトの医学論文の多くはポジティブな結果を示していますが、以下の条件では効果が弱まると考えられています。
| 条件 | 論文での指摘内容 | 解釈・臨床的意義 |
| 皮下脂肪層が極端に薄い or 厚すぎる | 加熱効率が下がるため、十分な温度上昇が得られない (Bonan et al. 2023) | 顔など脂肪が薄い部位では出力調整が必須 |
| 強いたるみ・皮膚伸展性低下 | 弾力性が著しく低いと引き締め効果が限定的(Verdelli et al.) | 加齢が進んだ肌では複合治療が望ましい |
| 体重変動や生活習慣変化 | 「体重が増加すると効果が減弱」と明記 (Ruiz-Rosas et al. 2023) | 治療後の体重管理が維持の鍵 |
| 照射設定や回数が不十分 | 国際勧告で「パラメータ最適化が効果を左右」と明言 (J Clin Med 2024) | 出力・ショット密度・回数設計が重要 |
| 短期での判断 | 「コラーゲン再生は2〜3か月後にピーク」 (Skin Res Technol 2023) | 施術直後評価では“効果なし”と感じやすい |
すなわち、「施術技術・設定・患者選択のいずれかが適切でない場合」には、効果が限定的になり、“効果なし”と誤解される可能性があります。
3)安全性に関する報告
これらの研究において、重篤な有害事象・副作用(火傷・皮膚壊死・色素沈着など)は報告されていません。
主な副作用は以下のとおりです。
- 一過性の発赤(30〜60分で消退)
- 軽度の熱感・チクチク感
- まれに一時的な軽い浮腫
これらはいずれも可逆的・軽度であり、クーリング機構(Coolwaves™)によって表皮温度は常に安全域(10〜15℃)に保たれています。
4)医学論文で科学的に見るオンダリフトの「効果なし」の真実
- 脂肪減少・輪郭引き締めに関する定量的改善効果が複数の臨床研究で確認されています。
- “効果なし”の報告は臨床研究上存在しないが、出力・脂肪厚・患者条件によっては「効果が限定的」となる場合があります。
- 安全性は高く、ダウンタイムが少ない。適切な症例選択と設定を行えば、満足度の高い結果を得やすい施術です。
つまり、オンダリフトの効果の“真偽”は「施術条件次第で変わる」ということです。
医学的エビデンスの上では「無効」「効果なし」ではなく、適切な条件の下では効果がある治療と位置づけられます。
<参照論文>
Microwaves in body sculpting: A prospective study
5.口コミ・体験談から見る「効果あり/なし」の実態

美容医療の施術において、実際のユーザーの声は非常に重要な示唆を含んでいます。
ここでは、オンダリフトに関するネット上の口コミ・体験談をもとに、「効果なしと感じた人」「効果ありと感じた人」の共通点・差異を分析します。
1)「効果なし」と感じた人の声
①頬が“こけた”・脂肪が減りすぎたケース
「自分はオンダリフトしたんですけど、ちょっと頬がコケ(不自然な感じ?)になったのでやらなきゃよかったって後悔してます…。
ただ、痛みもなく目に見えてわかるくらい脂肪が減るので、安く脂肪を減らしたいって方にはおすすめだと思います!」
引用元:Yahoo!知恵袋
このように、脂肪が薄い部位(頬やこめかみ)では、出力設定が高い場合にボリュームロスを生じやすく、「こけた」と感じるケースが散見されます。
これは施術そのものの問題というより、適応と設定のミスマッチが主因と考えられます。
②「痛みはないが、効果も分からなかった」
「今回のオンダは本当に効果があるの??って思うくらい痛みがありません。
効果が楽しみですが…たるみ、二重顎に効果がある施術を続けています。」
引用元:コネスト掲示板
痛みが少ない一方で、即時変化が乏しいため「効果を感じにくい」という声もあります。
これは、オンダリフトがコラーゲン再構築による中期的効果を主眼に置いているためで、施術直後だけで判断するのは早計です。
③「1回では分からなかった」
「1回目では正直あまり変化は感じませんでした。
2回目以降にスッキリしてきた感じがありました。」
引用元:ホットペッパービューティー(UBメディカルサロン 口コミ)
多くの臨床研究でも、3〜4回(2〜3週間間隔)で皮下脂肪層の変化やコラーゲン増生が確認されています。
単回照射では、目に見える変化が乏しいのは自然な結果です。
2)「効果あり」と感じた人の声
①「2回目でフェイスラインがスッキリした」
“2回目はオンダリフト単体、でも効果感じた!”
複数回照射を前提とした人ほど、フェイスラインの変化や引き締まりを実感しています。
皮下脂肪層に段階的な変化が起こるため、2回目以降に急に変化を感じるという傾向が見られます。
②「フェイスラインがキュッと引き締まって、輪郭変わった!?」
「フェイスラインがキュッと引き締まって、施術後すぐに“え、輪郭変わった!?”って実感♡」
引用元:Instagram(Ledian Clinic公式投稿)
施術直後の一時的な浮腫軽減・熱収縮効果により、「即効性」を感じる人もいます。
これは皮下脂肪層の温度上昇と筋膜緊張の軽減によるもので、数日〜数週間後にさらに変化が現れるケースが多いです。
③「直後にえ!?っとなるくらい良かった」
「オンダリフト受けてきました…個人的にはめっちゃ良かった。
本来は効果は1ヶ月後くらいがピークだけど、私は直後にえ!?っとなりました!」
引用元:Lemon8(@amemi.s)
この口コミのように、個人差はあるものの即時的なリフト効果を感じる人もいます。
ピークが1〜2か月後という医学的知見と照らしても、経過を観察することが重要です。
④顎下がかなりスッキリ
「顎下の脂肪がかなりスッキリしました!横から見たラインが違います。」
引用元:ホットペッパービューティー(UBメディカルサロン 口コミ)
顎下など脂肪が多い部位は、マイクロ波が効果的に吸収されるため、皮下脂肪層の縮小効果が明確に現れやすい傾向があります。
3)部位・年齢・体質・肌質別の傾向
①部位
顎下・フェイスライン・口横など、脂肪の厚いエリアは変化が出やすい。一方、頬やこめかみなど脂肪の少ない部位は「こけた」と感じやすい傾向にあります。
②年代
30〜50代の反応が良く、60代以上は皮膚弾力の低下により変化が緩やかです。
③体質
脂肪が極端に多い/少ない体質では反応が弱い一方、代謝が良く生活リズムが安定している人ほど効果持続が長い傾向にあります。
④肌質
乾燥肌・敏感肌では軽度の赤みが出ることもあるが、一時的です。保湿ケアで軽減可能だと考えられます。
4)総括 ― 口コミから見えるリアルな示唆
口コミ全体を分析すると、「効果なし」と「効果あり」は次のように整理できます。
| 効果なし |
|
| 効果あり |
|
口コミ・体験談を総合すると、「効果なし」と「効果あり」の差は、評価時期や照射条件、部位・体質といった条件に大きく左右されます。また、「変わらない」と感じた人の多くは、短期的評価・期待値のズレ・照射条件不足が原因であり、これらを適正化すれば満足度は大きく改善する可能性があります。
この結果は、医学論文のレビューとも整合しています。
6.効果を最大化するためのポイント

オンダリフトは、照射条件や生活習慣を工夫することで、より高いリフトアップ効果と脂肪減少効果を引き出すことが可能です。
ここでは、臨床データと美容医療現場の実践に基づいた3つの最適化ポイントを紹介します。
1)理想的な回数と照射間隔
オンダリフトの効果は1回でも一定の引き締まりを実感できますが、最大の変化が現れるのは3〜4回の継続照射後です。
「Microwaves in body sculpting: A prospective study」(Dermatol Ther, 2019)でも、週1回または隔週で計4回照射したグループが最も高い脂肪減少率(腹囲平均−3.9cm)を示しました。
施術間隔が短すぎると皮膚の再生過程が追いつかず、逆に長すぎるとコラーゲン再構築が途切れてしまいます。
理想的には、2〜3週間ごとに3〜4回を1クールとし、その後半年〜1年に1回のメンテナンスを行うと効果が持続します。
2)他施術との併用で相乗効果を狙う
オンダリフトは皮下脂肪層をターゲットとするため、他の層に作用する施術と組み合わせると効果高めることが期待できます。
層の異なる治療を段階的に行う「マルチレイヤー治療」は、近年の美容医療で最も推奨されるアプローチです。
なお、施術に関しては、医師と相談して計画を立てることが重要です。
| 併用施術 | 主な作用層 | 相乗効果 |
| HIFU | 真皮~SMAS層 | オンダで脂肪を減らし、HIFUで筋膜を引き上げることで輪郭を立体的に整える |
| 糸リフト | 皮下組織 | 即効性の引き上げ+オンダの脂肪減少を組み合わせて自然な仕上がり |
| RF | 真皮浅層~皮下組織 | 皮下組織の引き締め相乗効果 |
| IPL | 表皮~真皮浅層 | 表面のハリ・毛穴・質感改善 |
3)生活習慣・スキンケアの工夫
施術後の効果維持には、体内代謝と皮膚再生を高める日常ケアが欠かせません。
つまり、日々の生活習慣とスキンケアやエイジングケアがオンダリフトの効果に影響を及ぼすのです。
- 水分摂取を十分に行う:代謝・老廃物排出を促進
- 高タンパク・抗酸化食(魚・大豆・ビタミンC・E)を意識的に摂取
- ナールスゲンやナイアシンアミド、レチノールなどコラーゲン再生を促すエイジングケア成分を併用すると再構築をサポート
- 質の高い十分な睡眠を取り、肌を休息させてターンオーバーを促進
美容医療は“施術で作る50%+生活で保つ50%”と考えるのが理想です。
7.オンダリフトに関するよくある質問

Q1.オンダリフトは何回で効果が出ますか?
個人差はありますが、1〜2回で引き締まり感を感じる方が多く、3〜4回の継続照射でリフトアップ効果が最大化します。
医学論文「Microwaves in body sculpting: A prospective study」(Dermatol Ther, 2019)でも4回照射後に最も明確な周径減少(平均−3.8cm)が確認されました
また、コラーゲン再生は施術後2〜3ヶ月でピークに達するため、即効性よりも中期的な変化を重視しましょう。
Q2.効果はどれくらい持続しますか?
医学論文「Use of a microwave device for cellulite and localized adiposity: a 1-year follow-up」(Skin Res Technol, 2023)では、効果は3〜6ヶ月持続し、適切なメンテナンスで1年程度維持するケースも報告されています。
ただし、生活習慣(体重増加・睡眠不足・紫外線ダメージなど)によって持続期間は短縮します。
半年〜1年に1回のメンテナンス照射が理想的です。
Q3.オンダリフトとHIFUではどちらが痛いですか?
オンダリフトはHIFUに比べて痛みは非常に軽度です。
冷却システム(Coolwaves™)により表皮温度を10〜15℃に保つため、「温かいマッサージのような感覚」と感じる方が多いです。
一部の敏感肌では軽い熱感や赤みを伴うことがありますが、数時間以内に消退します。
Q4.オンダリフトとHIFUはどちらが効果的ですか?
オンダリフトとHIFUでは、アプローチする層と使用するエネルギーが異なるため、効果の優劣を考えるのではなく、期待する効果や目的に合わせて“使い分け”が重要です。
HIFUは筋膜(SMAS)を引き上げて「リフトアップ」を、オンダリフトは皮下脂肪層を引き締めて「輪郭を整える」効果があります。
たるみ+脂肪だまりがある場合は、HIFU+オンダリフトの併用が最も効果的です。
Q5.効果が出ない人の特徴はありますか?
オンダリフトは、以下の条件に当てはまると、効果を感じにくい傾向があります。
- 皮下脂肪層が薄すぎる、または厚すぎる
- 出力設定・ショット数が少ない
- 施術直後に判断してしまう(コラーゲン再生前)
- 生活習慣が乱れている(睡眠不足・代謝低下)
これらを避け、複数回・適切な出力・正しい生活管理を行えば、多くの方で効果が実感できます。
Q6.顔以外にも効果はありますか?
はい。オンダリフトは二の腕・腹部・太ももなどの脂肪が気になる部位にも対応可能です。
医学論文「Microwaves in body sculpting: A prospective study(Dermatol Ther, 2019)」でも腹部・大転子部などで周径減少が報告されています。
ただし、体の部位によって脂肪厚・冷却効率が異なるため、部位ごとに出力設定を最適化することが重要です。
Q7.ダウンタイムや副作用はありますか?
個人差はありますが、オンダリフトのダウンタイムはほとんどありません。軽度の赤み・熱感・一時的な腫れは起こり得ますが、数時間〜1日で自然消退します。
表皮は冷却されているため、火傷や色素沈着などのリスクは極めて低いとされています。
8.まとめ ― オンダリフトで後悔しないために

「オンダリフトは効果なし」という口コミや噂は、実際には施術条件・評価時期・照射技術の差によって生まれる誤解であることが、臨床データと口コミ分析の両面から明らかになりました。
複数の医学論文では、3〜4回の施術で皮下脂肪層の厚み減少・輪郭改善・コラーゲン再生促進が定量的に示されており、適応とプロトコルを守れば十分な効果が期待できます。
また、今回の検証から「オンダリフトで効果を出す3つの鉄則」を導き出すことができました。
オンダリフトで効果を出す3つの鉄則
1.適切な照射設計を守ること
出力・ショット密度・回数の最適化が、効果の再現性を高めます。
特に「3〜4回を2〜3週間間隔で実施」が理想的です。
2.経験豊富な医師・施術者を選ぶこと
マイクロ波の到達層・冷却バランスの理解には技術差があります。
症例数や医師監修の施術プロトコルが明示されたクリニックを選びましょう。
3.生活習慣とメンテナンスを意識すること
施術後の体重維持・水分摂取・紫外線ケアが、効果持続を左右します。
半年〜1年に1回のメンテナンスでリフト感を保てます。
結論 ― 「効果なし」ではなく「条件次第で大きく変わる施術」
オンダリフトは、即効性よりも、中期的な皮下脂肪層変化とコラーゲン再構築を目的とした治療です。
したがって、短期間で判断して「効果がなかった」と結論づけるのは早計です。
正しい施術設計とライフケアを組み合わせれば、適切な条件下では自然で持続的なリフトアップ効果が期待できます。
「オンダリフトは効果なし」ではなく自然で持続的なリフトアップを実感できる施術といえます。
公益社団法人日本皮膚科学会 一般社団法人日本形成外科学会
一般社団法人日本美容皮膚科学会 一般社団法人日本美容外科学会(JSAPS)
一般社団法人 日本美容外科学会(JSAS)
- DEKA公式サイト
- 医薬品・医療機器について
| 未承認医療機器について:オンダリフトは未承認医療機器です。 入手経路:医師が個人輸入しています。 ※承認を受けていない医薬品・医療機器については下記のページをご確認ください。 https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/index.html 本治療に使用できる同一の性能を有する他の国内承認医薬品はありません。 諸外国における安全性等に係る情報の明示:FDA、CSA、MFDS、ANVISA 未承認医薬品の使用により万が一健康被害が発生した場合、日本の「医薬品副作用被害救済制度」の対象となりません。 |
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