「胸やけが続いてつらい」「喉に違和感がある」――そんな症状を放置していませんか?
実はこれ、「逆流性食道炎(GERD)」のサインかもしれません。
実は、GERDと肌荒れなど肌の不調は良く似た原因でおこることもあります。
この記事では、逆流性食道炎と肌の関係、一般的な治療法、美容医療によるサポートまで、消化器専門医監修でがわかりやすく解説します。

<本記事の監修>
院長
安江 千尋 先生
<略歴>
2009年 防衛医科大学校卒業
防衛医科大学校病院
2011年 自衛隊横須賀病院
国立がんセンター東病院
2013年 防衛医科大学校病院
2015年 自衛隊舞鶴病院
大阪府立成人病センター(現 大阪国際がんセンター)
2017年 がん研有明病院下部消化管内科 医員
2020年 がん研有明病院下部消化管内科 副医長
2024年 天王寺やすえ消化器内科・内視鏡クリニック 開業
<資格>
- 専門医
日本内科学会総合内科専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
- 指導医
日本消化器内視鏡学会指導医
日本消化器病学会指導医
<所属学会>
日本内科学会
日本消化器病学会
日本消化器内視鏡学会
日本大腸肛門病学会
日本消化管学会
1.逆流性食道炎とは?症状と原因
逆流性食道炎の症状と原因について解説します。また、放置するとどんな問題が起こるかを解説します。
1)逆流性食道炎とは?症状は?
逆流性食道炎とは、胃酸や胃の内容物が食道に逆流することで食道の粘膜に炎症を引き起こし、びらんや潰瘍などができる疾患です。
主な症状は胸やけや声のかすれ、喉のつかえ感、げっぷ、呑酸(どんさん、酸っぱい液体が口の中に上がってくる感覚)、慢性的な咳があります。
2)原因
逆流性食道炎を起こす原因は、食道と胃のつなぎ目にある「下部食道括約筋(Lower Esophageal Sphincter, LES)」の緩みです。下部食道括約筋は、食べ物が食道を通過するとき以外は胃の入口を締めて、胃の内容物が食道へ逆流しないように機能している筋肉です。
下部食道括約筋は、加齢や食べ過ぎ(胃内圧の上昇)、ストレス、喫煙、肥満、衣服による締め付け(腹圧の上昇)、高脂肪食、アルコール、カフェイン、妊娠などが原因で緩みます。
また、降圧剤(ベータブロッカーやカルシウム拮抗薬)、アレルギー治療薬(抗コリン薬)、鎮痛薬など、特定の薬が下部食道括約筋の緩みの原因となることもあります。
3)治療せず放置すると?
逆流性食道炎再発を繰り返しやすい疾患で、適切な治療と生活習慣の改善を行わないと、慢性化してしまうことがあります。
特に、食道粘膜の炎症を長期間放置すると、食道狭窄を引き起こしたり、食道がんのリスクとなるバレット食道が形成されることがあります。
逆流性食道炎は再発防止のためにも、消化器内科を早めに受診して完治することが大切です。
なお、胃酸を多く含む胃の内容物が食道内に逆流して起こる病態を、「胃食道逆流症(GERD)」と呼びます。
胃食道逆流症(GERD)は、症状や食道の粘膜の状態によって、逆流性食道炎と非びらん性胃食道逆流症(NERD)とに分けられます。
2.逆流性食道炎と肌状態の関係
逆流食道炎が肌に与える影響を解説します。
1)栄養吸収の低下
GERDが続くと胃や食道の炎症によって消化機能が乱れ、栄養吸収が不十分になることがあります。
例えば、ビタミンC・Eは抗酸化作用がありますが、不足するとシワやシミ・くすみの原因になります。
また、ビタミンB群はターンオーバーや皮脂調整に大切で、不足するとニキビ・乾燥肌の原因になります。
さらに、亜鉛や鉄は肌の再生に関与しており、不足すると肌荒れや抜け毛につながります。
<参考記事>
2)炎症反応の全身への影響
胃酸の逆流による炎症が続くと、炎症性サイトカイン(炎症を広げる物質)が分泌されます。これが血流に乗って全身に影響します。
その結果、赤み・かゆみ、ニキビなどの皮膚症状を悪化させる可能性があります。
3)皮膚腸相関(Gut–Skin Axis)
近年注目されている「皮膚腸相関」とは、腸内環境と肌の健康が密接につながっているという考え方です。GERDは腸内環境の乱れや消化不良を招きやすく、結果として肌荒れなど様々な肌トラブルにつながります。
4)ストレス・自律神経の乱れ
GERDはストレスで胃酸過多となって悪化しやすく、同時にストレスは肌荒れやホルモンバランスの乱れも招きます。また、睡眠の質低下をもたらします。そして、睡眠の質の低下は、肌の修復力低下につながります。
この悪循環で「胃も肌も不調」になりやすいのです。
<参考記事>
このようにGERDや腸と肌の健康は密接に関わっています。
そのため、逆流性食道炎を改善することは、胃腸の健康だけでなく、肌の調子を整えることにもつながるのです。
つまり、GERDを改善することは、体の内側から美肌を育てる第一歩とも言えます。
3.逆流性食道炎改善と美肌のための生活習慣改善
逆流性食道炎を改善するには、薬物療法と併用して生活習慣の根本的な見直しが不可欠です。
これらの改善策は、GERD症状の軽減だけでなく、体の内側から美肌を育てることにも直結します。
1)食事改善の具体的方法
①控えるべき食品・飲み物
栄養素も含まれているので全く摂ってはいけないわけではありません。
高脂肪食品 | 揚げ物、脂身の多い肉、クリーム系料理、マヨネーズなど |
香辛料 | 唐辛子、胡椒、カレー、キムチなど刺激の強いもの |
柑橘類 | オレンジ、グレープフルーツ、レモンなどの酸性食品 |
アルコール | ワイン、ビール、日本酒など |
カフェイン | コーヒー、紅茶、緑茶など |
炭酸飲料 | コーラ、サイダー、ビールなど胃を膨らませるもの |
トマト系食品 | トマトソース、ケチャップなど酸性度の高いもの |
②おすすめの食品
おすすめの食品も過度に摂りすぎないように注意しましょう。
低脂肪・高タンパク質食品 | 鶏ささみ、白身魚カレイ、タイ、タラ、サバなど)、豆腐、納豆、卵白 |
乳製品 | 牛乳、ヨーグルト |
複合炭水化物 | 玄米、オートミール、全粒粉パン |
野菜 果物 | ジャガイモ、カボチャ、ホウレンソウなど バナナ、リンゴ、メロン、マンゴーなど |
消化に良い食材 | おかゆ、柔らかめのごはん、うどんなど |
③食事の摂り方のポイント
少量多食:1日3食を5-6回に分けて摂取
就寝前3時間は食事を控える:横になる前に消化を完了させる
ゆっくりよく噛む:唾液の分泌を促し、消化を助ける
水分摂取:食事中の水分は控えめに、食間にこまめに摂取
2)体重管理の重要性と具体的アプローチ
肥満は腹圧を上昇させ、胃の内容物を食道に押し上げる要因となります。BMI25以上の方は、体重減少により症状が大幅に改善することが多く報告されています。
<効果的な体重管理方法>
有酸素運動:ウォーキング、水泳、サイクリングを週3-4回、各30分
筋力トレーニング:基礎代謝向上のため、週2-3回の軽い筋トレ
食事記録:カロリーと栄養バランスの把握
目標設定:月1-2kgの健康的な減量ペース
3)禁煙
喫煙がGERDに与える影響 | 下部食道括約筋の弛緩 胃酸分泌の増加 唾液分泌の減少(中和作用の低下) 食道粘膜の修復力低下 |
効果的な禁煙方法 | ニコチン置換療法:パッチやガムの活用 行動療法:喫煙トリガーの特定と回避 医療機関でのサポート:禁煙外来の受診 |
4)ストレス対策
ストレス対策には次のようなものがあります。
全てやろうとしたり、無理にやろうとすると逆にストレスになります。
自分に合って、心地よいと感じられることを行いましょう。
- 瞑想・マインドフルネス:1日10-15分の実践
- 深呼吸法:4-7-8呼吸法(4秒吸って7秒止め8秒で吐く)
- 適度な運動:ストレスホルモンの減少効果
- 趣味の時間:リラックスできる活動を日常に取り入れる
5)睡眠時の工夫とより良い睡眠環境
7~8時間の良質な睡眠を取ることも大切です。
次のような方法で工夫が可能です。
睡眠位置の調整 | 枕を高くするか、ベッドの頭側を15~20cm上げる 胃の解剖学的構造を活かした体位である左側臥位で寝る 抱き枕を活用して横向き寝を安定させるサポート |
睡眠環境の整備 | 寝室の快適さのために温度・湿度調整 遮光カーテンを使ってメラトニン分泌を促進の工夫をする 静寂な環境のために耳栓や白色雑音の活用 体圧分散の良いマットレスを使う |
これらを実践することでGERD症状の改善とともに、肌環境も整いやすくなります。
つまり、GERD改善の生活習慣改善は、肌荒れやくすみ、しわなどを予防し、美肌を目指すことが可能です。
4.一般的なGERDの薬物治療
それだけで改善しないことが多いため、薬物療法を併用します。胃酸分泌抑制薬によって胃酸分泌を抑制して炎症を改善し、粘膜の修復を促します。
その他にも、状態に応じて粘膜保護薬、蠕動運動などの機能改善薬などを処方します。
再発防止のためには、症状の改善だけでなく、炎症を治し粘膜の状態を回復させることが重要です。
ただし、薬には副作用や長期使用リスクもあるため、必ず医師の管理下で使用することが重要です。
1) プロトンポンプ阻害薬(PPI)
プロトンポンプ阻害薬(PPI)は、胃酸の分泌を抑える効果が高い薬です。
薬剤 | オメプラゾールやランソプラゾール、エソメプラゾール、パントプラゾールなど |
特徴 | 胃の壁細胞にあるプロトンポンプ(H+/K+ ATPase)を阻害し、胃酸の分泌を強力に抑制します。 |
2)カリウムイオン競合性アシッドブロッカー(P-CAB)
P-CABは、比較的新しい薬剤であり、プロトンポンプのカリウム結合部位に直接作用し、胃酸の分泌を迅速かつ持続的に抑制します。
薬剤 | ボノプラゾン |
特徴 | プロトンポンプ阻害薬(PPI)に比べて速効性、強力な胃酸分泌抑制効果、24時間の持続効果、そして個人差が少ない安定した効果が特徴です。さらに、P-CABは酸に安定なため腸溶コーティングが不要で、水なしで飲めるOD錠(口腔内崩壊錠)などの剤型も利用可能です。 |
3)H₂受容体拮抗薬(H₂ブロッカー)
H₂ブロッカーとは、ヒスタミンH₂受容体の働きを阻害することで胃酸分泌を抑制する薬です。
薬剤 | ラニチジン、ファモチジン、シメチジン、ニザチジンなど |
特徴 | PPIと比較すると胃酸分泌抑制効果は劣ります。 H₂ブロッカーはピロリ菌検査の前に休薬する必要はありません。 |
4)消化管運動機能改善薬
消化管運動機能改善薬とは、胃の蠕動運動を改善させ、胃に食べ物がとどまる時間を短くすることで、胃酸が逆流するリスクを小さくする薬です。
薬剤 | ドンペリドン、メトクロプラミド、イトプリドなど |
特徴 | 食道下部括約筋(LES)の圧力を高め、胃酸の逆流を防ぐ効果もあります。 蠕動運動が改善されると、胃酸の逆流が起こった場合でも、胃酸がすぐに胃へ戻されるため、食道粘膜へのダメージを軽減することができます。 などの薬剤があり、胃酸分泌抑制薬と併用して用いる場合が多いです。 |
5)制酸薬
制酸薬とは、胃酸を中和することで、胃酸が逆流した際の食道へのダメージを軽減する薬です。
薬剤 | マグネシウムハイドロキシドやアルミニウムハイドロキシド、カルシウムカーボネートなど |
特徴 | 即効性があるため、急な胸やけや酸逆流の症状に対して迅速な緩和が期待できます。一部の抗生物質と併用して使った場合、抗生物質の作用が低下して、効果が低下してしまうことがあるため、注意が必要です。 |
6)粘膜保護薬
粘膜保護薬とは、胃や食道の粘膜を保護し、炎症や潰瘍の治癒を促す薬です。
薬剤 | スクラルファートやレバミピド、ゲファルナートなど |
特徴 | 粘膜を覆って保護する、胃粘膜の血流を改善して修復を早める、胃粘液の分泌を増やしてバリア機能を高める、胃粘膜の炎症を抑える、といった作用があります。 |
5.美容医療でできるGERDにも美肌にもおすすめ施術
内科的治療に加え、体の内側からサポートする美容医療も有効です。
ただし、これらの治療は自由診療で、GERDの治療として認められているものではありません。
天王寺やすえ消化器内科・内視鏡クリニックでは美容医療を行っていません。また、特定の施術をおすすめするものではありません。
1)高濃度ビタミンC点滴
血管から直接高濃度のビタミンCを投与する治療法です。経口摂取では不可能な血中濃度を達成し、強力な抗酸化作用を発揮します。コラーゲン合成促進により美肌効果が期待でき、免疫力向上や疲労回復にも寄与します。
逆流性食道炎に対しては、胃酸による酸化ストレスを軽減し、食道粘膜の炎症を抑制する可能性があります。また、粘膜修復に必要なコラーゲン生成を促進することで、損傷した食道組織の回復をサポートする効果が期待されます。
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2)プラセンタ注射
胎盤から抽出した成分を筋肉内に注射する治療法です。アミノ酸、ビタミン、ミネラル、成長因子などを豊富に含み、新陳代謝の促進や自律神経の調整作用があります。美肌効果として肌のハリや潤いの改善が期待できます。
逆流性食道炎に対しては、自律神経のバランスを整えることで胃酸分泌の正常化や胃腸の蠕動運動の改善に寄与し、ストレス性の症状緩和が期待されます。
また、抗炎症作用により食道粘膜の炎症軽減効果も見込まれますが、医学的根拠は乏しいのが現状です。
注意点としては、プラセンタ注射を受けた方は献血ができなくなります。
<参考記事>
プラセンタ注射の効果が出るまではどれくらい?効果的な打ち方も解説
3)白玉点滴(グルタチオン点滴)
強力な抗酸化物質であるグルタチオンを静脈内投与する治療法です。
肝臓での解毒作用を高め、メラニン生成を抑制することで美白効果をもたらします。
また、細胞の酸化ストレスを軽減し、全身の代謝機能を向上させます。
逆流性食道炎に対しては、胃酸による酸化ダメージから食道粘膜を保護し、炎症の軽減に寄与する可能性が考えられます。さらに、肝機能向上により体内の有害物質の処理能力が高まり、間接的に消化器系の負担軽減につながる可能性があります。
<参考記事>
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4)NMN点滴
NAD+の前駆体であるニコチンアミドモノヌクレオチドを点滴投与する最新のアンチエイジング治療です。
細胞内のエネルギー産生を活性化し、DNA修復機能や細胞の若返りを促進します。美肌効果として肌の弾力性向上や小じわ改善が期待されます。
逆流性食道炎に対しては、胃腸の細胞エネルギー代謝を改善することで消化機能の向上や粘膜修復能力の強化が期待され、根本的な体質改善を通じて症状の軽減に寄与する可能性がありますが、臨床試験での有効性はまだ確認されていません。
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5)ヒト幹細胞培養液・エクソソーム療法
ヒト幹細胞を培養する際に分泌される成長因子や細胞間情報伝達物質(エクソソーム)を利用した再生医療です。
組織修復や細胞再生を促進し、老化した細胞の機能回復を図ります。美容面では肌の再生力向上や若返り効果が期待されます。
逆流性食道炎に対しては、損傷した食道粘膜の修復・再生を促進し、胃腸機能の改善に寄与する可能性があります。炎症の鎮静化や粘膜バリア機能の回復を通じて、根本的な治癒を目指す新しいアプローチとして注目されています。
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6.天王寺やすえ消化器内科・内視鏡クリニックで検査
逆流食道炎かも?と気になったり、胃の調子が悪い場合には胃カメラによる内視鏡検査をおすすめします。
胃の内視鏡検査では、食道・胃・十二指腸の粘膜を直接観察します。
逆流性食道炎だけでなく、胃がんや胃潰瘍、ポリープなどの病気を早期に発見・診断が可能です。
特に、早期のがんは発見が難しいため、定期的な検査で早期発見・早期治療につなげることが重要です。
ここでは、天王寺やすえ消化器内科・内視鏡クリニックの検査の特徴を紹介します。
1)専門医による安心の検査
胃カメラ・大腸カメラは、日本消化器内視鏡学会の専門医・指導医の資格を持つ院長が全例担当します。がん専門病院で数多くの検査・治療を行ってきた経験をもとに、一人ひとりに丁寧な診断を行い、胃がん・大腸がんの早期発見にも努めています。
2)最新機器で小さな病変も見逃さない
オリンパス社製の最新システム「EVIS X1」を導入。特殊な光で病変を見つけやすくするNBIや4Kモニターを活用し、短時間で精度の高い検査が可能です。検査中にポリープが見つかった場合は、その場で精密検査や治療に対応できます。
3)選べる下剤と快適な準備環境
下剤は6種類から選べ、飲みやすさや量の少なさなど希望に合わせられます。院内には専用の服用スペースがあり、落ち着いて準備することができます。さらに「下剤を使わない検査」にも対応しており、苦手な方でも安心です。
4)女性や初めての方への配慮
パウダーゾーンでは検査後にヘアセットやメイク直しが可能で、安心してお帰りいただけます。専用個室では映画をご覧になりながら、プライバシーに守られた快適な空間でゆったりと下剤を服用していただけます。スタッフも丁寧にサポートしてくれるので、「初めてで不安」「女性でも安心して受けたい」という方にも配慮された環境です。
5)駅近で通いやすく、土日も検査OK
天王寺駅から徒歩1分の便利な立地。電車やバスでも通いやすく、土日も大腸カメラ検査を受けられるため、平日に時間が取れない方にもおすすめです。
<クリニック基本情報>
医院名 | 天王寺やすえ消化器内科・内視鏡クリニック |
院長 | 安江千尋 |
診療科目 | 消化器内科・内視鏡内科・肛門内科 |
電話番号 | 06-6779-1150 |
住所 | 〒543-0056 大阪府大阪市天王寺区堀越町11-11 天王寺ガーデンスクエア3F |
アクセス | JR「天王寺駅」・Osaka Metro御堂筋線「天王寺駅」・Osaka Metro谷町線「天王寺駅」7番出口より徒歩1分 近鉄南大阪線「大阪阿部野橋駅」より徒歩8分 阪堺電車上町線「天王寺駅前駅」より徒歩6分 |
診察日時 | 月・水・木・金 9:00 ~ 12:00・15:00 ~ 18:30 … 外来受付時間 土・日(第1/3/5) 9:00 ~ 12:00 … 外来受付時間 8:00 ~ 17:00 … 内視鏡検査受付時間(土・日曜日は9:00-16:00) |
休診日 | 火曜 ・ 第2/4日曜・祝日 |
7.逆流性食道炎と肌に関するよくある質問
Q1.逆流性食道炎を治したら、本当に肌がきれいになりますか?
胃腸の機能が整うと栄養吸収も改善し、肌トラブルが落ち着く可能性はあります。ただし、個人差がありますので、生活習慣の改善とスキンケア・エイジンケアを正しく行うことが大切です。
Q2.市販薬で胸やけが治れば、美肌にも効果がありますか?
市販薬は、一時的な症状改善はありますが、根本的な治療や長期的な美肌効果にはつながりにくいです。
症状が続くなら消化器内科などの医師に相談されることをおすすめします。
Q3.美容点滴や注射は、逆流食道炎でも受けることができますか?
逆流食道炎でも多くの場合、美容点滴や注射の施術を受けることは可能です。
しかし、A妊娠中・授乳中の方、特定の成分にアレルギーがある方、重度の心不全・腎不全の方、G6PD欠損症の方(高濃度ビタミンC点滴の場合)、または体調不良の方などが挙げられます。
施術を受ける前に既往歴や持病、体調などを伝えて施術の可否を確認してください。
Q4.胃カメラは必ず受けるべきですか?」
胸やけや呑酸が続く場合、胃がんや食道がんを見逃さないために必要です。
Q5.薬を飲みながら美容点滴を受けても大丈夫ですか?」
基本的には併用可能ですが、薬の種類によっては注意が必要です。抗凝固薬や免疫抑制薬を服用中の方は必ず相談してください。
8.まとめ
逆流性食道炎をはじめとする胃腸の不調を放置すると、消化吸収や全身の炎症に影響し、美肌を遠ざける要因にもなります。
適切な検査と治療を受け、生活習慣を整えることは、胃腸の健康だけでなく肌の調子を整えるためにも大切です。
天王寺やすえ消化器内科・内視鏡クリニックでは、専門医による質の高い内視鏡検査と、患者さんの安心を第一に考えた環境が整っています。
「胸やけが続く」「胃の不調が気になる」という方は、早めに相談してみることで、健康と美肌の両方に近づく一歩となるでしょう。
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