スネコス注射は目の下のクマに効果あり!持続期間やデメリットは?

本ページはPRを含みます。


       

スネコス注射は、目の下のクマを改善できる治療法として注目されています。また、肌の弾力やハリがアップする効果も期待できる治療法です。副作用やアレルギー反応を起こすリスクが低いことからも注目されています。

本記事では、スネコス注射の効果や治療方法、持続期間、デメリットなどを詳しく解説しています。
目の下のクマを改善したい方や、スネコス注射を受けてみたい方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

この記事の監修医師
■経歴
長崎大学医学部卒業後、長崎大学形成外科入局
長崎大学病院・長崎医療センター・福岡徳洲会病院で形成外科勤務
福岡大学形成外科 レーザー外来・美容医療担当
2016年に形成外科・美容皮膚科 みやびクリニック 開院
目次

1.スネコス注射とは?目の下のクマに効果を発揮

スネコス注射とは、低分子ヒアルロン酸と6種のアミノ酸を独自の比率で配合したイタリア製の薬剤を使用し、目の下のクマをはじめ、肌の弾力やハリを回復させる治療方法です。

薬剤を皮膚の真皮層に直接注入することで、線維芽細胞を刺激して美肌成分であるコラーゲンとエラスチンの生成を促し、肌トラブルを改善します。

真皮にあるコラーゲンやエラスチンなどの細胞外マトリックスを、生理学的プロセスで再生させるアプローチ法はスネコス独自のものです。

スネコス注射の有効性と安全性は、さまざまな試験により証明されているため、CEマーク クラスⅢ(欧州安全基準適合の承認)を取得し、EUにおいては医薬品としての認可を受けています。

日本でも多くのクリニックで、目の下のクマやしわ、たるみ改善のための治療法として採用されています。

スネコス注射の特徴は、ヒアルロン酸に架橋処理がされていない点です。

一般的なヒアルロン酸注射で使用される薬剤は、ヒアルロン酸同士を結び付けて体内に吸収されにくい処方にする「架橋」と呼ばれる処理がされています。架橋のためには、「架橋剤」と呼ばれる化学物質の使用が必要です。

しかし、スネコス注射で使用される薬剤には、架橋処理がされていません。そのため、通常のヒアルロン酸注射よりもトロみがなく、サラサラとしています。化学物質を使用せずに生体内にある成分のみでつくられた薬剤のため、副作用やアレルギーなどのリスクが少なく、安心して治療を受けられます。

従来のヒアルロン酸注射よりも粘度が低いため、不自然な仕上がりになったり、しこりができたりする心配もありません。

スネコス注射の6種のアミノ酸の役割は次のとおりです。

アミノ酸の種類役割
グリシンコラーゲン合成や肌老化予防
L-プロリンコラーゲン合成
L-リジンコラーゲンの合成
L-アラニンエラスチンの合成でハリや弾力をサポート
L-バリンエラスチンの合成でハリや弾力をサポート
L-ロイシンタンパク質の合成促進

スネコス注射は、クマや目の下の小皺を改善したい方、自然な仕上がりを望む方に、特におすすめの施術です。

 

<動画で学ぶスネコス注射>

目の下のクマに超おすすめ!スネコス注射の効果は?

 

<監修医からのメッセージ>
スネコス注射は、青クマの原因となる目の下の薄い皮膚に対し、コラーゲン・エラスチンの合成によって真皮の状態を改善し、肌に厚みやハリをもたらす治療です。
また、たるみが原因の影クマ(黒クマ)の改善にも使えます。

ただし、目の下のクマで脂肪によってふくらみがある場合には、脂肪を取る必要があるかもしれません
スネコス注射は、万能の治療法ではない点も理解しておきましょう。

スネコス注射は、最近ではエイジングサインの治療の人気施術の1つとなっていますが、メリットだけではなく、デメリットも正しく理解した上で、施術を検討しましょう。

 

<参考記事>

目の下のクマの対策

目の下のくま(クマ)の原因・種類と解消のエイジングケア

ヒアルロン酸注射の肌への効果・持続期間はいつまで?ボトックスとの違いも解説!

 

2.スネコス注射による目の下のクマやたるみへの効果

スネコス注射は、目の下のクマの改善効果が期待できる治療法です。とくに青クマ・影(黒)クマの治療に向いています。

クマ治療の効果について、詳しく解説します。

1)青クマ治療では肌の厚みやハリをつくる

青クマとは、目元の血行不良が原因で、毛細血管が薄く透けている状態のことを指します。寝不足や運動不足、目を酷使するなどの生活習慣が原因となり、発症するケースが多くなっています。

従来の青クマ治療は、血行促進やむくみ解消などが主な治療法でした。

一方、スネコス注射による治療では、目の下の皮膚に薬剤を注入してコラーゲンやエラスチンなどの生成を促すことで、肌にハリを出し、青クマを改善します。

クマを隠すのではなく、肌自体をハリのある状態に改善することで、青クマの目立ちにくい肌状態をつくります。

2)影クマ(黒クマ)には皮膚のハリや弾力をつくる

影クマ(黒クマ)にも、スネコス注射による治療が効果的です。

影クマの原因は、目の下のたるみです。目の下の脂肪が加齢などによって目立つようになり、影をつくることによってクマができているように見えてしまいます。

影クマの治療も、スネコス注射によって目の下の皮膚に薬剤を直接注入することでコラーゲンやエラスチンの生成を促進し、皮膚のハリや弾力をアップさせることで黒クマの改善を目指します。

3)ほかにもあるスネコス注射の効果

スネコス注射は、目の下のクマ以外でも口の周りのしわ、手の甲のしわ、首のしわなどの改善に使われます。

スネコス注射には、スネコス200とスネコス1200の2種類があります。

アミノ酸に関しては、どちらも同じですが、スネコス200は低分子量のヒアルロン酸を含有、スネコス1200は中分子量のヒアルロン酸を含有しています。

主に使われるのはスネコス200で、お顔全体、目元、目袋、首、胸元、手の甲の肌にハリや弾力を出し、小じわや質感を改善します。

一方、スネコス1200は、深いしわやダメージが大きく萎縮した皮膚、頬のこけ、ほうれい線などに使われます。



3.スネコス注射の効果期間は?施術間隔も解説

スネコス注射は、施術後いつから効果があらわれるのか、効果期間はどの程度持続するのかは、押さえておきたいポイントです。

おすすめの施術間隔についてもあわせて解説します。

1)スネコス注射の効果は6ヶ月〜9ヶ月程度続く

スネコス注射の効果期間は個人差もありますが、6ヶ月〜9ヶ月程度持続するといわれています。

施術後、いつから効果があらわれるかについては、施術から120時間後(5日後)とのデータがあります。施術後120時間程度経過すると、肌のコラーゲンやエラスチンの量が増えるため、効果が見えやすくなるのです。

1回の施術でもある程度の効果は見られますが、複数回の治療を受けることで、より効果が発揮される治療法です。

2)目の下のクマの施術回数は?|2週間に1回ペースで4回ほどが目安(1クール)

目の下のクマが改善するまでに何回施術を受ければ良いかについては、2週間に1回の間隔で4

回ほど受けると良いとされています。

1回のみの治療でもある程度の効果を感じられますが、スネコス注射は複数回施術を受けることでクマが目立ちにくい健康な肌を徐々につくっていくことができます。

施術が終了した後も、メンテナンスとして6月に1クールペースで施術を受けると、効果が持続しやすくなります。

一度の施術で「効果なし」と決めるのではなく、継続治療でクマの目立ちにくい肌を維持していきましょう。

4.スネコスの施術の流れや費用は?

1)スネコス注射の費用相場

スネコス注射は自由診療なので、美容クリニックで料金が異なります。

また、スネコス200と1200でも費用が異なります。

さらに、顔全体での価格設定や1cc当たりの価格設定を行っているクリニックもあります。

そのため、費用の比較が難しい場合もありますが、概ね、下記が目安です。

ただし、診察料やオプションなどで総額が異なることがあるので、最終的には施術を受ける美容クリニックで確認してください。

スネコス200

1回50,000円~55,000円程度
4回170,000円~200,000円程度

スネコス1200

1回90,000円~100,000円程度

2)スネコス注射の施術の流れ

  1. カウンセリング予約

    電話、メール、ラインなど、各美容クリニック指定の方法でカウンセリングや診察の予約を行います。

  2. 診察・カウンセリング

    予約当日、医師がカウンセリング、診察を行い、スネコス注射に適応するかどうかを確認します。肌状態によっては、スネコス注射が向かないので、ほかの施術を提案される場合もあります。

    施術内容に同意すれば承諾書に署名します。

  3. メイク落とし・洗顔

    施術前にクレンジングでメイクを落とし、洗顔します。多くのクリニックではクレンジング料や洗顔料を用意していますが、自分が気に入ったものを使いたい場合は、持参しましょう。

  4. 麻酔

    必要に応じて、施術前に痛みを抑えるための麻酔クリームを塗布します。約30分経過すると麻酔が効いてきます。目周りへ施術する場合は、内出血の予防、痛み緩和のため、注入直前に5分程度クーリングを行います。

  5. 施術

    極細の針を使ってスネコスを患部へ注入していきます。所要時間は、目周りの場合で10分程度、顔全体なら20分程度です。

  6. アフターケア

    施術後は、鎮静のため10分程度クーリングを行います。その後、保湿ケアや日焼け止めを塗った後、帰宅可能です。

    また、メイクは翌日から可能です。




5.スネコス注射の2つのデメリット

ヒアルロン酸注射よりも副作用やアレルギーなどのリスクが少ないスネコス注射ですが、2つのデメリットがあります。

一つ目は、皮膚に腫れ・痛み・内出血などの症状が出る点です。また、施術時も針で薬剤を注入するため、痛いと感じる方もいます。

これらは、針を刺すことによるため起こりうることです。ほとんどは数日で収まりますので、過度に心配しないでください。

二つ目は、施術を受けられない方もいる点です。もともと皮膚疾患がある方は、施術を受けられない場合があります。これはほかの施術でもあることで、スネコス注射に限ったことではありません。

スネコス注射のデメリットについて、詳しく解説します。

1)痛み・腫れ・内出血の症状

スネコス注射は、注射で薬剤を注入していく方法のため、施術時に痛いと感じる方もいます。痛みに弱い方は、麻酔クリームを使用すれば、痛みが少なく施術が受けられます。麻酔クリームを使用したい方は、クリニックに相談しましょう。

スネコス注射のダウンタイムは個人差がありますが、2、3日以内の場合が大半です。

施術後は、皮膚に痛みや腫れ、内出血などの副作用が出やすくなります。

施術直後に出る痛みや腫れの症状は、長くても2~3日で消失することがほとんどですが、内出血の症状は1週間以上続くこともあります。

副作用が長引く場合は、施術を受けたクリニックに相談しましょう。

施術翌日からメイク可能なため、ファンデーションやコンシーラーで隠すこともできます。

2)スネコス注射ができない人がいる

スネコス注射のもう一つのデメリットは、施術が受けられない方がいる点です。

下記に該当する方は、スネコス注射を控えないといけない可能性があります。

  • 妊娠中や妊娠の可能性がある方、授乳中の方
  • 重度のアレルギーがある方
  • 皮膚トラブルを引き起こす疾患がある方
  • 出血傾向のある薬を服用している方
  • シリコンを使用した整形を受けている方
  • 感染症に罹患している方

妊娠中や授乳中の方は、胎児に悪影響を及ぼす可能性があるため、施術を控えましょう。

また、皮膚の疾患やアレルギーをお持ちの方は、スネコス注射を受けると症状が悪化する可能性があるため、カウンセリング時に必ず医師に相談するようにしてください。

上記のほかにも持病や気になる点がある方は、必ずクリニックで相談しましょう。

6.スネコス注射に関するよくある質問

Q1.目の下のクマには、ヒアルロン酸とスネコス注射をどう使い分ければ良いでしょうか?

ヒアルロン酸注射は、目元にボリュームを出しクマを目立たなくさせることが得意です。

目の下の脂肪が少なく凹んでいる場合や痩せている場合は、ヒアルロン酸のほうが向いています。

一方、目の下が少し痩せている影クマや軽度のたるみ、皮膚が薄いために目立ってしまう青クマの改善には、スネコス注射が向いています。

Q2.スネコスとプロファイロの違いはなんでしょうか?

プロファイロとは、イタリアIBSA社が国際特許を取得したNAHYCO™という技術を使用した製剤で、「高分子」と「低分子」の異なる特性を持った2種類のヒアルロン酸が含まれています。

スネコスと同じく、細胞マトリックスのリモデリング作用がありますが、プロファイロはボリュームアップやリフトアップ効果が高いことが特徴です。

だから、ボリュームアップやリフトアップにはスネコスよりプロファイロがおすすめです。

一方、プロファイロは目元への注入には不向きです。

どちらが良いかは、美容クリニックでカウンセリング時に相談しましょう。

<参考記事>

プロファイロの効果や持続期間は?メリット・デメリットも解説!

Q3.スネコスとリジュランの違いは何でしょうか?

リジュラン注射はサーモン注射とも呼ばれ、サーモン由来のポリヌクレオチド(PN)を有効成分とした注入剤です。

ポリヌクレオチドは、皮膚そのものを若返らせ、ハリや弾力、厚みを増やします。

皮膚の浅い層にアプローチし、目元の小じわや眉間、額の小じわなどの改善に用いられる治療です。

また、リジュランは、魚や魚卵アレルギーのある方は施術ができません。

なお、深いしわやたるみはスネコスでは改善できません。

<参考記事>

リジュラン注射とは?効果やメリット、ダウンタイムやデメリット

Q4.スネコス注射と水光注射の違いは何ですか?

水光注射は、スネコス注射と同じ非架橋ヒアルロン酸を用いた施術で似ています。

他の成分は、水光注射ではグルタチオンやペプチドなどを使います。

また、水光注射は真皮の浅い層へ美容成分を注入します。

一方、スネコス注射は真皮の深い層にアプローチして、線維芽細胞にはたらきかけます。

肌老化に対して再構築を求めるなら、スネコス注射がおすすめです。

<参考記事>

水光注射の効果とメリット!ダウンタイムはどのくらい?

Q5.スネコス注射が目の下などにおすすめできる理由は?

スネコス注射は、ボトックスとは違い、表情筋への影響がないので、表情に違和感が気になるリスクがありません。

また、従来のヒアルロン酸注射と異なり、サラサラの感触なので、皮膚が薄い部位でもでこぼこしません。

さらに、皮膚のボリュームアップが期待できるので目の下のクマを自然な感じで改善することです。

Q6.「スネコス効果なし」といわれる理由は?

スネコス注射は、1回の施術で劇的な効果を発揮する治療ではないことです。

従来のヒアルロン酸注射なら、1回で大きな改善が見込めますが、スネコス注射では施術回数が必要です。

そのため1回限りでやめてしまうと、「スネコス効果なし」と感じることがあります。

スネコス注射は、効果を実感するために継続して施術を受けることがおすすめです。

Q7.スネコス注射が向かない肌悩みは?

スネコス注射は、深いほうれい線やシワには効果があまり期待できません。また、深いくぼみにも効果があまり期待できません。

7.まとめ

スネコス注射の効果や持続期間、デメリットなどについて解説しました。

スネコス注射は、メスを使わずに目の下の青クマや影クマの改善ができる治療法です。非架橋のヒアルロン酸と6種のアミノ酸を配合した薬剤を目の下に直接注入し、皮膚に弾力やハリを与えることで、コラーゲンやエラスチンを生み出しクマの改善を目指します。

目元にクマがあると、老けて見えたり、疲れて見えたりする原因になります。目元の印象で悩まれている方は、スネコス注射が改善策になることがあります。

また、しわやほうれい線など、肌老化にともなって肌のハリがなくなった場合の治療にも使える治療法です。

症状の改善には、複数回の治療が必要ですが、効果は6ヶ月~9ヶ月ほど持続します。

半年に1クールのメンテナンスを受けると、より効果が持続しやすくなります。

一方、スネコス注射には、短いながらもダウンタイムがあったり、注入部位に腫れ、赤み、痛み、痒み、軽度の浮腫が出ることがあります。また、施術を受けられないケースもあります。

そんなデメリットも理解しておきましょう。

この記事が、スネコス注射に興味のある方や施術を検討している方のお役に立てば幸いです。

SNS Share

\ この記事をシェアする /