鼻整形とは、美容医療で鼻の形や高さ、大きさを改善して美しく見せる方法の一つです。
団子鼻やワシ鼻、段鼻(かぎ鼻)、ブタ鼻に悩み、鼻整形に興味を持つ方は多くいらっしゃいます。
しかし、失敗しないためには、クリニック選びや施術選択、メリット・デメリットが気になりませんか?
この記事では、鼻整形の種類をはじめ、メリット・デメリット、失敗しないコツを解説します。
また、実際に鼻整形を受けた方の症例も紹介します。鼻整形を検討している方は、ぜひチェックしてください。
理事長 杉崎 裕斗 先生
マイナスをプラスに変え、プラスをさらに高める美容外科医である杉崎医師。
現在はグローバルビューティークリニックの理事長として外科手術に携わっている。
「コンプレックスから解放され、人生の質が高まり、幸福が訪れる。」そのような人生における変化を手助けすべくクリニックを運営している。
<経歴>
2007年 鳥取大学医学部卒業
2008年 鳥取大学医学部付属病院(胸部外科、心臓血管外科)
2009年 鳥取赤十字病院(腹部外科、乳腺外科、麻酔科 ※全身麻酔症例200例以上)
2010年 大阪府立急性期・総合医療センター(心臓血管外科)
2011年 湘南美容外科クリニック
2016年 グローバルビューティークリニック大阪院開院
2020年 グローバルビューティークリニック東京院開院
2023年 グローバルビューティークリニック銀座院開院
心臓外科医として勤務したのち、大手美容外科院長を経てグローバルビューティークリニックを開院。現在は大阪、麻布、銀座に3院展開しており、年間6,400件以上の鼻整形を実施している。目頭切開や二重手術、クマ取りや脂肪吸引など鼻整形以外の美容整形手術も得意としている。
<保有資格・所属学会など>
医師免許
1.鼻整形を失敗せず受けたいと思う方へ
鼻は、顔の印象を決める重要なパーツの一つです。
そのため、鼻の形や大きさ、高さを調整することで人に与える印象が大きく変わります。
「低い鼻がコンプレックス」「鼻を高くしたい」「鼻の形が気に入らない」と鼻整形を検討する方は少なくありません。
しかし、「失敗しないか不安」「バレないか心配」「高額な料金がかかるのではないか」となかなか施術に踏み切れない方もたくさんいます。
そこでこの記事では、鼻整形の種類や特徴、メリット・デメリットについて幅広くご紹介します。
また、施術の流れや実際の症例、料金や注意点に関しても詳しく解説します。
次のような悩みをお持ちの方は、是非参考にしてくださいね。
|
2.鼻整形の種類ごとの目的・特徴・料金相場
鼻整形にはさまざまな施術方法があり、目的や特徴、料金が異なります。
自分に合った方法を選ぶためには、各施術の詳細を理解することが重要です。
以下に代表的な施術とその特徴、料金相場を詳しくご紹介します。
1)ヒアルロン酸注入(プチ整形)
①目的
鼻筋を通す、鼻先に高さを出す、鼻全体をシャープにするための施術。手軽に鼻の形を整える目的で用いられます。
②特徴
メスを使わずに注射でヒアルロン酸を注入します。
手軽に施術でき、ダウンタイムもほとんどありません。
しかし、誤って血管にヒアルロン酸を注入してしまうと、酸素や栄養が眼球まで届かなくなり失明してしまうリスクがあります。
そのため、鼻へのヒアルロン酸注射を行わないクリニックもあります。
効果が6か月から1年ほどしか持続しないため、定期的なメンテナンスが必要となります。
③料金相場
1回あたり約3~10万円。
<参考記事>
ヒアルロン酸注射の肌への効果・持続期間はいつまで?ボトックスとの違いも解説!
2)切らない鼻尖形成術(糸によるプチ形成)
①目的
鼻先をシャープな印象にするために鼻尖部を引き上げる施術。
手軽に鼻の形を整える目的で用いられます。
②特徴
特殊な糸を使って、鼻尖部を上方向に引き上げる方法です。
メスによる切開をともなわないため、ダウンタイムが短く済みます。
施術直後からメイクや洗顔が可能で、手術後すぐに日常生活に戻れます。
プチ整形として比較的手軽に受けられますが、効果は一時的で、持続期間は1年程度です。
③料金相場
1回あたり約30~60万円。
3)鼻尖形成術・鼻尖縮小術
①目的
団子鼻などが気になる鼻先を細く整えるための施術。
②特徴
鼻尖部の余分な脂肪を取り除き、鼻先の形を整えます。
必要に応じて軟骨をトリミングすることで、細く美しい鼻先に仕上げます。
切開が必要な施術ですから、ダウンタイムが生じる可能性があります。
半永久的な効果が得られるため、一度の施術で長期的な結果を求める方に適しています。
③料金相場
約20~50万円
4)鼻プロテーゼ(隆鼻術)
①目的
鼻筋を通して鼻を高くするための施術。
②特徴
医療用の人工軟骨であるプロテーゼを鼻筋に沿って挿入する施術です。
鼻の穴の内側を少し切開し施術するため、顔の見える部分に傷跡はできません。
術後にダウンタイムが生じる場合もありますが、効果は半永久的に続きます。
プロテーゼは体内で変質・腐敗しない素材ですので、長期的な結果を求める方におすすめです。
③料金相場
約30~60万円。
5)耳軟骨移植
①目的
鼻先を高くする、鼻先の向きを変えることで鼻先を自然な印象にする施術。
②特徴
ご自身の耳から軟骨を採取し、鼻尖部へ移植することで鼻先の形を整えます。
自家組織を使うため、拒絶反応などのリスクは低いです。
また、自然な仕上がりが期待できるので、周囲にバレるリスクが小さい点がメリットです。
術後はダウンタイムが生じることがありますが、結果は持続的です。
仕上がりは施術者の技術力に左右されるので、期待していた変化が得られない可能性も。
③料金相場
約40~70万円。
6)鼻翼縮小術(小鼻縮小術)
①目的
鼻翼(小鼻)を小さくすることで、鼻全体のバランスを美しく整えるための施術。
②特徴
鼻翼を切開して余分な組織を取り除きます。
小鼻の形や鼻の穴の大きさ、悩みや理想によって術式が異なりますが、いずれも効果は半永久的に続きます。
小鼻を切開するため術後は傷跡ができますが、経過とともに目立たなくなります。
バランスの良い顔立ちを目指す方、鼻の皮膚や脂肪による厚みが気になる方におすすめの施術です。
③料金相場
約20~40万円。
7)鼻中隔延長術
①目的
鼻中隔軟骨を伸ばし、鼻の長さや高さを調整するための施術。鼻全体のバランスが改善されます。
②特徴
鼻中隔軟骨に肋軟骨などを縫い付ける施術で、鼻先をより高くする、鼻先の向きを変えることでいわゆる「ブタ鼻」を改善します。
全身麻酔を行い胸部と鼻を同時に手術するので、術中の全身管理、術後のケアが重要です。
効果は半永久的に続き、顔全体のバランスが改善されます。
③料金相場
約50~80万円。
次章では、これらの施術のメリットについて詳しく説明します。
自分に合った施術を選ぶ参考にしてください。
3.鼻整形の症例紹介
ここでは、グローバルビューティークリニックに提供いただいた鼻整形の3つの症例をご紹介します。
いずれも複合施術です。
グローバルビューティークリニックでは、鼻の外科施術をどれだけ組み合わせても50万円です。
そのため、決まった予算で理想の鼻が目指せます。
ただし、鼻へのヒアルロン酸注入はリスクの観点から行っていません。
また、グローバルビューティークリニックでは、メスを使う鼻手術の場合、点滴による「静脈麻酔」を行っています。
局所麻酔では術中の痛みを完全に抑えることができず、意識があるため器具使用による音や振動は伝わってしまいます。
その点、眠った状態で手術が受けられる静脈麻酔を使用すると、音も気になりませんし、術後の痛みも大きくないというメリットがあります。
また、必要に応じて局所麻酔も使います。
1)鼻整形の症例1
施術内容 | ・GBCソフトプロテーゼ ・鼻尖形成MEGA MAX ・鼻尖部軟骨移植 ・鼻柱下降術 ・鼻翼縮小術 |
施術期間 | before:術前 after: 術後3か月 |
回数と料金
| 定額鼻整形モニター50万円×1回 ※医師指名別 ※麻酔、お薬代別 |
一般的な副作用 | 【鼻の手術における注意点】 腫れ、内出血、痛み、違和感、左右差、個人差、拘縮、血流障害、感染など |
リスクの掲載 | 【鼻の手術における注意点】 腫れ、内出血、痛み、違和感、左右差、個人差、拘縮、血流障害、感染など |
2)鼻整形の症例2
施術内容 | ・鼻尖形成 ・鼻尖部軟骨移植 ・鼻翼縮小術 |
施術期間 | before:術前 after: 術後1か月 |
回数と料金 | 定額鼻整形モニター50万円×1回 ※医師指名別 ※麻酔、お薬代別 |
一般的な副作用 | 【鼻の手術における注意点】 腫れ、内出血、痛み、違和感、左右差、個人差、拘縮、血流障害、感染など |
リスクの掲載 | 【鼻の手術における注意点】 腫れ、内出血、痛み、違和感、左右差、個人差、拘縮、血流障害、感染など |
3)鼻整形の症例3
施術内容 | ・GBCソフトプロテーゼ ・鼻尖形成 ・鼻尖部軟骨移植 ・鼻柱下降術 ・鼻翼縮小術 |
施術期間 | before:術前 after: 術後3か月 |
回数と料金 | 定額鼻整形モニター50万円×1回 ※医師指名別 ※麻酔、お薬代別 |
一般的な副作用 | 【鼻の手術における注意点】 腫れ、内出血、痛み、違和感、左右差、個人差、拘縮、血流障害、感染など |
リスクの掲載 | 【鼻の手術における注意点】 腫れ、内出血、痛み、違和感、左右差、個人差、拘縮、血流障害、感染など |
<グローバルビューティークリニック杉崎先生のメッセージ>
4.鼻整形のメリット
鼻整形には多くのメリットがあります。以下に、具体的な利点を詳しくご紹介します。
1)鼻の形が整う
鼻整形を受けることで、自分が理想とする鼻の形に近づきます。
団子鼻やワシ鼻、段鼻(かぎ鼻)など、個々の悩みに応じた施術を選ぶことで、自然で美しい鼻を手に入れることができます。
また、左右のバランスが整い、全体のシンメトリーが向上するため、顔全体の印象が大きく改善されます。
2)顔のバランスが良くなる
鼻は顔の中央に位置するため、形や大きさが顔全体の印象を大きく左右します。
鼻整形によって顔全体のバランスが改善され、より整った印象を与えることができます。
特に鼻が高くなることで目元が引き立ち、顔全体がシャープに見える効果があります。
これにより、メイクの際の手間が減り、自然な美しさを引き出すことができます。
3)自己肯定感が上がる
自分のコンプレックスが解消されることで、自己肯定感が高まり、ポジティブな気持ちで日常生活を送ることができます。
見た目に関する悩みが解消されることで、自信を持って人と接することができるようになります。
仕事やプライベートでの積極性が増し、生活の質が向上するでしょう。
4)長期的な効果が期待できる
鼻整形手術の多くは、一度の施術で長期的な効果が期待できます。
切開を伴う外科手術では、半永久的な効果が得られるため、定期的なメンテナンスに通う必要はありません。
また、効果が持続するため、繰り返し手術を受ける必要もなく、長期的なコストパフォーマンスは良好です。
5)個別のニーズに応じたカスタマイズが可能
鼻整形は、個々の顔の特徴や希望に応じてカスタマイズ可能です。
施術前のカウンセリングで医師としっかりと話し合い、自分に最適な施術方法を選ぶことで、満足度の高い結果が得られます。
また、施術前にシミュレーションを行うことで、具体的な仕上がりを確認できるため、安心して手術に臨むことができます。
6)健康面の改善
鼻中隔の歪みや鼻腔の狭さが原因で、呼吸がしづらい、いびきが気になるといった場合は、鼻整形でこれらの問題が解消されることがあります。
睡眠の質が向上し、日常生活の快適さが増す可能性があるのです。
7)ダウンタイムが短縮
施術内容によっては、ダウンタイムを最小限に抑えることも可能です。
切開を伴う外科手術でも、選択する術式や医師の技術力、体質によってはダウンタイムがほとんどないケースも。
ただし、ダウンタイムには個人差があるので、事前に医師と相談して手術内容を決定するようにしましょう。
5.鼻整形のデメリット
鼻整形には多くのメリットがある一方で、デメリットも存在します。
ここでは、鼻整形を受ける際に考慮すべき主なデメリットを詳しく説明します。
1)ダウンタイムがある
メスを使って行う鼻整形の場合、多くの場合ダウンタイムが生じます。
術後に腫れや赤み、内出血がみられることが一般的で、回復には1~2週間ほどかかります。
症状が大きく出ると、仕事や日常生活に支障が出る可能性も。
2)副作用やリスクがある
鼻整形には副作用やリスクが存在します。
細菌感染や出血、瘢痕化、アレルギー反応などが主なリスクです。
術前・術中・術後の衛生管理、医師の技術力、体質によっては予期せぬトラブルが発生する可能性があります。
3)費用がかかる
鼻整形は保険適用外のため、施術費用は全額自己負担となります。
選択する手術方法やクリニックによって料金は異なりますが、一般的に高額になることが多いです。
施術内容によっては、効果を持続させるために定期的なメンテナンスを要するものも。
継続的な支出を考慮しなければならない場合もあるため、注意が必要です。
4)失敗する可能性がある
鼻整形には、少なからず失敗のリスクがあります。
期待通りの仕上がりにならなかったり、不自然な鼻になってしまったりする可能性があります。
術後の経過によっては再手術(修正手術)が必要となる場合もあるため、追加の費用やダウンタイムが発生することも。
失敗をさけるためには、技術力・美的センス・経験・実績を兼ね備えた医師及びクリニックを選ぶことが重要です。
5)術後のケアが必要
鼻整形後は適切なケアが欠かせません。
術後の腫れや赤み、内出血を最小限に抑えるためには、医師の指示に従ってダウンタイムを過ごす必要があります。
術後の注意点にはさまざまなものがありますが、例えば鼻を触る、身体を温める、感染リスクが上がる場所に行くといったことは避けましょう。
正しくケアできないと、回復が遅れる可能性があります。
6)表情に影響が出ることがある
過度なデザイン、不適切な施術を希望した場合、不自然な鼻になる可能性があります。
上手く笑えないなど表情に影響を与えることも。
自然な仕上がりを求める場合、経験豊富で実績のある医師を選び、納得するまでカウンセリングを受けることが大切です。
施術選択も慎重に行い、自分に合った施術を受けましょう。
7)心理的ストレス
鼻整形の前後は、心理的なストレスが発生することがあります。
施術に対する不安、結果に対する期待、術後の見た目に対する自己評価の変化などが考えられます。
ストレスを軽減するためには、十分な情報収集が求められます。
また、カウンセリングでは理解し納得できるまで質問することや心の準備をしておくことも大切ですね。
6.鼻整形の流れ
鼻整形を受ける際のプロセスを理解しておくと、不安が軽減され、スムーズに施術が受けられます。
ここでは、一般的な鼻整形の流れをご説明します。
1)カウンセリング予約
最初のステップは、美容クリニックのカウンセリング予約を取ることです。
信頼できるクリニックを選び、施術内容や希望する日程を伝えましょう。
美容クリニックの多くは、Webサイトやメール、LINE、電話など複数の予約方法があります。
2)カウンセリング
予約日にクリニックを訪れ、医師によるカウンセリングを受けます。
カウンセリングでは悩みや希望を具体的にお伝えください。
芸能人など理想とする鼻の写真を持参することも良い方法です。
医師は、理想や希望をお伺いしたうえで、一人ひとりの顔のバランスや皮膚・脂肪・軟骨・筋肉のつき方を確認し、最適な施術方法を提案します。
施術ごとのリスクやダウンタイムについてもこのタイミングで質問しましょう。
3)シミュレーション
カウンセリングでは、シミュレーションを行い術後の仕上がりを確認することができます。
最近は、コンピュータシミュレーションシステムを利用して、施術前後の鼻の形を視覚的に確認できるクリニックが増えてきました。
実際に鼻整形を受ける前に術後の仕上がりを立体的にイメージできるため、納得してから手術に進むことが可能です。
4)施術
カウンセリング内容やシミュレーション結果に納得したうえで日程を決め、手術を受けます。
施術内容や術式によっては局所麻酔や笑気麻酔、静脈麻酔、全身麻酔が使用されます。
手術時間は、施術方法や施術箇所によって異なります。
1か所のみの手術であれば20分ほどで完了する場合もありますが、複合手術の場合数時間要することがあります。
5)アフターケア
手術後は、医師の指示に従って適切なケアを行います。
痛み止めや抗生物質、軟膏などが処方された場合は医師の指示通り服用してください。
アフターケアを怠ると、回復が遅れるだけでなく、細菌感染などのリスクも高まります。
日常生活における注意事項もしっかりと守って過ごしましょう。
6)ダウンタイム
鼻整形後は、ダウンタイムが生じることがあります。
具体的な症状や期間は施術内容や体質によって個人差があります。
一般的には腫れや赤み、内出血が1~2週間ほど生じます。
マスクや帽子で上手に隠せば、日常生活に支障をきたさないようにすることも可能です。
ただし、完成するまでは医師の指示に従って過ごしましょう。
7)定期検診
鼻整形後の定期検診では、経過観察に加え、追加のケアが行われることがあります。
術後の状態を医師が確認することで、万が一のトラブルにも迅速に対応することができます。
気になることがあれば、すぐに手術を受けたクリニックに相談するようにしましょう。
7.失敗なしで鼻整形を受けるために
鼻整形を成功させるためには、いくつか重要なポイントがあります。
以下に、失敗しないための具体的な方法をご紹介します。
1)クリニック選びを慎重に
信頼できるクリニックを選ぶことは、鼻整形の成功において最も重要です。
以下の点を考慮して、クリニック選びを進めましょう。
①クリニックの評判
鼻整形を受ける場合は、まずクリニックの口コミや評判をチェックしましょう。
インターネット上の口コミやレビュー、友人や知人からの紹介も参考になるでしょう。
ただし、情報の信頼性を確認することが大切です。
また、口コミや評判は、あくまでもクリニック選びのファーストステップであって、候補をリストアップするものだと考えましょう。
②医師の技術と経験
鼻整形を受けるクリニックの候補をピックアップしたら、医師の情報をチェックします。
施術を担当する医師が、どのような資格を持ち、どれだけの経験があるのかを確認しましょう。
必ずしも、広告や宣伝が多い大手美容クリニックが良いとはいえませんし、症例が多いと技術が高いとはいえないのが難しい点です。
また、日本美容外科学会や日本形成外科学会などの認定の専門医であることが一つの目安ですが、これも絶対的なものではありません。
③カウンセリング
最終的には、カウンセリングを受けてみて信頼できるクリニックかどうかを自分で判断することが重要です。
カウンセリングでは、施術内容や料金だけでなく、クリニックの清潔さやスタッフの対応もチェックしておきましょう。
これにより、クリニックの全体的な雰囲気や信頼度を判断できます。
なお、カウンセリングを受けて不安が残るようであれば、施術を受ける必要はありません。
2)セカンドオピニオンを参考にする
どのクリニックで鼻整形を受けるか決める際は、複数のクリニックでカウンセリングを受けることをおすすめします。
異なる医師の意見を聞くことで、自分に適した施術方法や料金、リスクに関する理解を深めることができます。
①複数の視点
異なる医師の意見を聞くことで、多角的な情報収集が可能です。
検討していた施術が自分に合っているかどうか、別の方法がより適しているかどうかが見えてくるでしょう。
②比較検討
医師の対応や説明の仕方が自分に合うかどうかを比較することができます。
美的センスが自分と似た医師かどうかも重要なポイントです。
自分がなりたい鼻と医師がイメージする仕上がりが一致すれば、満足のいく施術が受けられるでしょう。
クリニックを比較する際は、料金や保証内容、アフターケアの有無も確認しておくと良いですね。
3)術後の過ごし方を守る
施術後のケアは非常に重要です。
医師の指示に従い、術後のケアを怠らないようにしましょう。
①鼻に触れない
術後はむやみに鼻に触れないでください。
強くこする、鼻をかむ、衝撃を与えることも避けましょう。
②適切な姿勢を保つ
顔を下に向けたまま長時間過ごすことは避けてください。
就寝時は枕を高くし、なるべく仰向けで寝るようにしましょう。
鼻の位置を心臓よりも高くしておくことで、腫れやむくみが軽減されるでしょう。
③アイスパックで冷やす
術後3日間ほどは、腫れや内出血を最小限に抑えるために、アイスパックで冷やすと良いでしょう。
冷たすぎるものや圧がかかるものは避け、柔らかく清潔なタオルでくるんで優しく冷やしてください。
4)リアルな期待を持つ
デザインや施術方法によっては鼻が劇的に変化する場合もあります。
しかし、あくまでも、自然な範囲での改善を目指すことが大切です。
①現実的な目標設定
過度な期待を持つと、仕上がりに満足できない可能性があります。
カウンセリングの段階で医師とコミュニケーションを取り、現実的な目標を設定するようにしましょう。
②施術の限界を理解する
鼻整形には限界があり、すべての希望が叶うわけではないことを理解しましょう。
理想や希望を叶えることも大切ですが、医師からのアドバイスにも耳を傾けてみてください。
5)適切なタイミングで施術を受ける
大事なイベントや仕事の予定がある場合は、ダウンタイムを考慮して施術時期を計画しましょう。
①スケジュールの調整
ダウンタイム中は日常生活に制限がかかる可能性があるため、余裕をもって施術計画を立ててください。
施術後の回復期間を想定しておくことが大切です。
②タイミングの考慮
施術内容や体質によっては2週間以上のダウンタイム期間が生じる可能性があります。
夏休みや冬休み、年末年始休暇などの長期休暇を上手に利用して鼻整形を受けてください。
3日ほどでダウンタイムが完了する施術もあるため、タイミングに関しては医師と相談しましょう。
6)情報収集を徹底する
鼻整形に関する情報をしっかり収集しましょう。
①信頼できる情報源を探す
鼻整形に関する情報は、インターネットや書籍、専門家のアドバイスなど、さまざまなものがあります。
多様な情報源から知識を得ることで、自分に合った施術方法やクリニックと出会えるでしょう。
②最新の技術やトレンド
美容医療の技術は日々進化しています。
最新の技術やトレンドを把握することで、より効果的で安全な施術を選ぶことができます。
ただし、トレンドだから必ず良いというわけではありません。
より安全で信頼できる方法を選択できると良いですね。
8.鼻整形に関するよくある質問
鼻整形に関するよくある質問とその回答を以下にまとめました。
これらの情報は、施術を受ける前の疑問や不安を解消する手助けとなります。
Q1.ヒアルロン酸注射とプロテーゼの違いは何ですか?
ヒアルロン酸注射は、ダウンタイムがほとんどない施術です。
しかし、注入後は時間の経過とともに体内に吸収されてしまうため、効果の持続期間は1年ほどです。
一方、プロテーゼは体内に吸収されることがないため、効果は半永久的に持続します。
Q2.鼻整形は未成年でも受けられますか?
保護者の同意があれば未成年でも施術が受けられます。
ただし、鼻の骨や軟骨の発達状態によっては整形を勧められないケースもあります。
15歳以上からなどと年齢制限を設けているクリニックも多いです。
Q3.鼻整形の料金に差があるのはなぜですか?
鼻整形は基本的に自由診療です。
クリニックごとに自由に料金を設定できるため、料金に差が生じるのです。
また、鼻整形と一言で言っても施術方法や術式には数え切れないほどの種類があります。
必要とされる技術、使用する素材、キャンペーンの有無、モニター制度の有無といった条件の違いがほかの美容整形に比べて多くなっています。
そのため、クリニックによって費用に大きな差が生じてしまうのです。
Q4.施術前に準備しておくものはありますか?
施術前は体調管理に気を付けてください。
健康状態を確認し、風邪や感染症にかかっていないことを確認してください。
体調万全の状態で施術を受けることは、手術の成功と回復につながります。
また、タバコを吸っている方は、少なくとも施術の2週間前から禁煙してください。
タバコに含まれるニコチンは、血管を収縮させ、回復を遅らせます。
術後も数か月禁煙するようにしましょう。
Q5.鼻整形のダウンタイムはどれくらいですか?
術後のダウンタイムは、施術内容や体質によって異なります。
一般的には、腫れや赤み、内出血などが主な症状です。
多くの場合、腫れや赤みは術後3日目をピークに1~2週間ほどで次第におさまります。
内出血も1~2週間ほどで少しずつ薄く目立たなくなっていきます。
事前に説明を受けていた症状とは異なる状態になった場合は、すぐに施術を受けたクリニックに相談してください。
施術 | ダウンタイム期間の目安 |
ヒアルロン酸注入(プチ整形) | ほとんどありません |
切らない鼻尖形成術(糸によるプチ形成) | 1週間ほど |
鼻尖形成術・鼻尖縮小術 | 術式によって異なります。 【クローズ法】 腫れや赤み、内出血が1~2週間ほど 【オープン法】 腫れや赤み、内出血が1~2週間ほど 切開部分の傷跡が数か月ほど |
鼻プロテーゼ(隆鼻術) | 術式によって異なります。 【クローズ法】 腫れや赤み、内出血が1~2週間ほど 【オープン法】 腫れや赤み、内出血が1~2週間ほど 切開部分の傷跡が数か月ほど |
耳軟骨移植 | 術式によって異なります。 【クローズ法】 腫れや赤み、内出血が1~2週間ほど 【オープン法】 腫れや赤み、内出血が1~2週間ほど 切開部分の傷跡が数か月ほど |
鼻翼縮小術(小鼻縮小術) | 腫れや赤み、内出血が1~2週間ほど 切開部分の傷跡が数週間~数か月ほど |
鼻中隔延長術 | 腫れや赤み、内出血が1~2週間ほど 切開部分の傷跡が数か月ほど |
Q6.鼻整形のリスクや副作用はありますか?
鼻整形には、以下のようなリスクや副作用があります。
リスクや副作用 | 概要 |
ダウンタイム | 施術後に腫れや赤み、内出血が生じることがあります。いずれも時間の経過とともに少しずつ改善します。 |
感染症 | 稀に施術部位が細菌感染を起こす可能性があります。感染を防ぐために医師の指示に従って適切にケアしましょう。抗生物質などが処方されることもあります。 |
仕上がりの不満 | 施術後の鼻の形状に満足できない場合があります。事前のカウンセリングでしっかりと希望を伝え、現実的な期待を持つことが大切です。また、医師選びやクリニック選びも非常に重要です。 |
瘢痕 | まれに患部が瘢痕化する可能性があります。適切なアフターケアを行い、瘢痕を最小限に抑えるようにしましょう。 |
Q7.鼻整形の施術後のケアはどのように行えば良いですか?
アフターケアは、施術の成功と回復において非常に重要です。
以下のポイントに注意しましょう。
冷却 | 術後3日間ほどは腫れを抑えるためにアイスパック等で冷やすことが有効です。ただし、氷を直接あてるのではなく、清潔で柔らかいタオルに包んで優しく当てるようにしましょう。 |
適切な洗顔 | 洗顔は優しく行い、刺激を与えないように注意しましょう。クレンジング剤も刺激の少ないものを選びましょう。また、抜糸や固定外しまでは患部を濡らせないケースが多いため、医師の指示に従いましょう。 |
医師の指示遵守 | 飲み薬や塗り薬が処方された場合は、医師の指示に従って服用・塗布しましょう。また、日常生活における注意事項やケア方法に関しても、トラブルを避けるために医師の指示を守ってください。 |
運動や飲酒を控える | 術後の数週間は激しい運動や飲酒を控え、回復を優先するようにしましょう。これにより、回復が早まり、結果もより良くなります。 |
Q8.鼻整形の結果はどれくらい持続しますか?
鼻整形の結果は長期間持続しますが、加齢や体質により多少の変化が生じることがあります。
施術後のケアを適切に行うことで、結果の持続性を高めることができます。
施術 | 持続期間 |
ヒアルロン酸注入(プチ整形) | 数か月~2年ほど |
切らない鼻尖形成術(糸によるプチ形成) | 1年~2年ほど |
鼻尖形成術・鼻尖縮小術 | 半永久的 |
鼻プロテーゼ(隆鼻術) | 半永久的 |
耳軟骨移植 | 半永久的 |
鼻翼縮小術(小鼻縮小術) | 半永久的 |
鼻中隔延長術 | 半永久的 |
9.まとめ
鼻整形の種類、メリット・デメリット、失敗しないためのポイント、クリニックの選び方など幅広くご紹介しました。また、症例を3つご紹介しました。
鼻整形を考える際には、十分な情報収集と慎重な検討が必要です。この記事を通じて、鼻整形に関する基本的な知識や具体的な施術方法について理解を深めていただけたかと思います。
鼻整形を成功させるためには、自分に合った施術方法を選び、信頼できる医師及びクリニックで施術を受けることが重要です。また、施術後のケアやアフターケアも大切ですので、医師の指示を守り、適切に行うよう心掛けましょう。鼻整形を通じて、理想の顔立ちを手に入れ、自信を持って日常生活を送れるようになることを願っています。
鼻整形について、さらに詳しい情報や個別の相談を希望される方は、鼻整形が得意なクリニックでカウンセリングを受けることをおすすめします。信頼できる医師との相談を通じて、自分に最適な施術方法を見つけ、安心して鼻整形を受けましょう。この記事が、鼻整形を検討している方のお役に立てば幸いです。
SNS Share
\ この記事をシェアする /