眉のアートメイクとは？種類と特徴を知って魅力アップ！

この記事の監修

Hビューティークリニック　総院長

向田 公美子むかいだ くみこ先生

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＜現職＞
くみこクリニック・京都北山院 くみこクリニック・京都四条烏丸院
くみこクリニック・京都駅前院 くみこクリニック・御池院
＜経歴＞
H6 国立三重大学医学部卒業
H16 国立京都大学医学部大学院卒業 博士号修得
H20くみこアレルギークリニック開業 （現医療法人司美会くみこクリニック）
＜資格＞
日本アレルギー学会認定専門医
日本東洋医学会認定専門医
日本麻酔学会認定医

1.眉アートメイクとは？どんな方におすすめ

眉のアートメイクは、眉毛を綺麗に仕上げることのできる施術です。

理想の眉に仕上げるために、専用の機器を使って細かい毛を描き加えたり、眉全体を整えます。

眉をはじめアートメイクは、専用の針を使用して、皮膚の真皮上層部に色素を注入する施術で、麻酔を使用するケースもある医療行為です。

アートメイクは、看護師だけでなく医師が常駐している医療機関で受ける必要があります。

眉アートメイクは、次のような方におすすめです。

この記事では、H Beauty Clinicの監修、協力の下、眉アートメイクで失敗を防ぐためのコツをご紹介します。

また、眉のアートメイクの種類や特徴、症例をご紹介します。

＜参考記事＞

最近注目の美容医療「アートメイク」を受けるために知っておくこと

アートメイクでこんなに変わる！気になるダウンタイムや痛み、料金は？男性にも女性にも人気の秘密を医師に聞きました。

2.眉アートメイクの使用ツールの種類とメリット・デメリット

眉のアートメイクで使用するツールは手掘りとマシーンがあり、それぞれ技法や仕上がりが異なります。

ここでは、それぞれの使用ツールの特徴とメリット・デメリットをご紹介します。

1)手彫り

手彫りは、先端に針が付いたペン型の器具を使い、眉毛を描くように一針ずつ彫る技法のことです。

器具には、複数の針が斜めに並んでいます。器具は、使い捨てなので衛生的です。

技法には、マイクロブレーディング（毛並み）と手掘りパウダーがあります。

手彫りは、眉がアートメイクだと周りに気づかれたくない方やナチュラルメイクやノーメイクで過ごしたい方、スポーツやヨガなどで汗をかく機会が多い方におすすめです。

①メリット

手彫りのメリットは、一針一針丁寧に色素を入れていくため、眉の自然な毛流れが表現でき、自然な立体感に仕上がることが可能な点です。

また、力加減を微調整できるので眉頭から眉尻にかけてグラデーションをつけたり、表現する眉毛の根元から毛先に向かってぼかしを入れたりと、細部にこだわった施術が可能です。

また、実際に眉毛が生えているようなナチュラルな感じに見え、アートメイクだと気づかれにくい点もメリットです。

②デメリット

手掘りは、慎重に針を入れていくため、施術時間が長くなる点がデメリットです。

通常、両方の眉で30～60分ほどの施術時間がかかります。

また、マシーン彫りに比べて痛みを感じやすいという点がデメリットです。

施術の際は麻酔を使用しますが、時間がかかると切れてしまうこともあります。

あらかじめ、麻酔の追加なども相談しておきましょう。

2)マシーン彫り

マシーン彫りでは、回転式のモーターがついた電動のペン型の機械の先にニードルがついた専用の医療機器を使用します。

針は自動で動く仕組みになっており、一定の間隔・スピードで精密に色素を入れることが可能です。

施術者はマシーンを手に持ってアートメイクを施します。技法には、フェザーナノブロウとマシーンパウダーがあります。

マシーン彫りは、メイクをしているように見えてアイラインやマスカラなどのアイメイクが際立つため、しっかりとした目元を演出したい方におすすめです。

また、ふんわりやわらかな印象の眉を演出したい方にもおすすめです。

①メリット

手彫りと比較して施術時間が短い点、痛みが少ない点がメリットです。

また、マシーンは痛みに合わせて強さを調節できるタイプもあるので、痛みに弱い方も比較的安心して施術を受けることができます。

さらに、仕上げに関しては、アイブロウパウダーでメイクをしたようなやわらかな眉を表現できる点もメリットです。

②デメリット

マシーン彫りの仕上がりは、のっぺりとした平面的な見た目になりやすい点がデメリットです。

手掘りのような細かな調整ができず、一定間隔で色素を入れるため、塗りつぶし感が出やすく、ナチュラルなイメージの仕上がりは難しいです。

メイクをしている状態だと馴染みが良いのですが、すっぴんだと若干浮いてしまう傾向にあります。

このように、眉のアートメイクの使用ツールは２つあり、いずれにもメリットとデメリットがあります。クリニックで相談して自分に合うものを選んでくださいね。

3.眉のアートメイクの技法と症例紹介

1)手掘りパウダー

手彫りパウダーとは、専用ニードルを使って点状に色素を注入する技法で、「パウダー眉」とも呼ばれます。

アイブロウで仕上げたような、ふんわりとした自然に毛の隙間を埋めるような印象になります。

また、眉の生え方にムラがある人でもふんわりとした眉毛に仕上がる点や眉頭から眉尻にかけてグラデーションをつけながら色を入れられる点がメリットです。

さらに、スッピンでもメイクしたような眉に仕上がるので、違和感のないアートメイクがお好みの方におすすめです。

2)マイクロブレーディングの特徴と症例(ビフォーアフター)

①マイクロブレーディングとは？

＜提供：HBC＞

マイクロブレーディングは、極細の針がたくさん並んだブレード（刃）を使って1本1本手彫りで眉の毛並み（ストローク）を再現する技術です。

専用のブレード１本１本手彫りによって毛並みを彫っていくので、本物の眉毛のように見えるのが特徴です。

欧米ではマイクロブレーディングと呼ぶのが一般的ですが、日本では「４Ⅾストローク」「４D眉」などと呼ばれることも多くあります。

②症例紹介

＜症例提供：HBC＞

3) フェザーナノブロウの特徴と症例紹介（ビフォーアフター）

①フェザーナノブロウとは？

＜提供：HBC＞

フェザーナノブロウは、マシーンを使用して毛並み眉を作る技法です。アメリカのアートメイク界をリードするビューティーエンジェルズのトップアーティストが開発したもので、敏感肌やオイリー肌、毛穴肌でも適応できる点がメリットです。

毛並み眉を自然に仕上げるために、超極細ニードルを使用します。

②症例紹介

＜症例提供：HBC＞

4)マシーンパウダー（パウダー眉）

①マシーンパウダーとは？

＜提供：HBC＞

マシーンパウダーは、専用のマシーンで眉毛に点状に色素を注入して、パウダーでメイクしたようなふんわりとした仕上がりを演出するものです。

パウダー眉（マシーン）とも記載されます。

手掘りパウダーよりも短時間で済み、痛みが小さい点がメリットです。

また、肌質を選ばず、メイク要らずで自然なパウダー感を出すことができる点もメリットです。

②症例紹介

＜症例提供：HBC＞

＜監修者からのメッセージ＞

4.眉アートメイクで失敗しないために

眉アートメイクの副作用や傷以外の失敗例としては、次のようなものがあります。

これらの失敗は、クリニック以外で施術を受けたり、施術者が未熟であることで起こることが多いです。

眉は、お顔の額縁といわれ、そのデザインで顔全体の印象が大きく変わります。だから、失敗を避けたいですね。

実は、これら以外で起こる失敗は、眉のデザインが似合っているとご本人が思っていても、他人から見るとそうでないケースもあります。

そんな失敗を防ぐには、アートメイクのプロフェッショナルからのアドバイスに耳を傾け、一緒に理想デザインを探ることも大切です。

＜眉毛のデザインの失敗事例＞

眉の位置が間違っている

平行すぎ下がり眉

アーチのバランスが​悪い

＜提供：HBC>

5.眉アートメイクの施術のプロセス

眉アートメイクの施術のプロセスは次のとおりです。

1)カウンセリング

眉のアートメイクでは、カウンセリングは患者とアーティストの信頼関係を築く大切な時間です。

ここでは、理想のデザインの共有やリスクの確認、麻酔のことや料金のことなど、不明な点がないように何でも相談しましょう。

もちろん、骨格や顔のバランスによって、自分が思っている理想の眉とアーティストが考える理想の眉で食い違うこともあります。

アドバイスも聞きながら、自分に似合う眉のすり合わせを行いましょう。

2)デザイン

骨格や顔のバランスを考慮しながら希望に合ったデザインを行うプロセスです。理想の眉の写真を持参すると、イメージが共有しやすくなります。

3)麻酔

眉のアートメイクは痛みをともなうため、麻酔を行います。

施術部位に麻酔クリームを塗布し、浸透するまで時間おいて施術へ進みます。

また、施術中も必要に応じて、麻酔ジェルを塗布して痛みを軽減するケースもあります。

4)施術スタート

カウンセリングで決めた使用ツールや技法によって、アーティストが施術を行います。施術後は、仕上がりの確認を行います。

5)アフターケア

眉のアートメイクでは、アートメイクの色素を定着させてより長くキープさせるためにアフターケアも大切です。

アートメイクの施術後、傷があって腫れや赤みが出るなどのダウンタイムがあります。施術部位を冷やすことで症状が落ち着きます。

また、傷口から細菌が入り込むと感染を起こしてしまうリスクがあるため、傷口を清潔に保つ必要があります。

6)タッチアップ

１回目の施術後、約６〜８週間程で２回目のタッチアップ施術で微調整を行い、眉のアートメイクを完成させます。

クリニックによって、施術料金にタッチアップが含まれている場合と、含まれていない場合とがあります。

事前に確認しましょう。

6.眉アートメイクの料金相場

眉のアートメイクは保険診療ではなく自由診療です。

クリニックによっても、使用するツールや技法によっても料金が異なります。

また、アートメイクは1回ではなかなか色素が定着しにくく、2回施術をする方が多いため、2回分の料金を想定しておくことをおすすめします。

眉毛アートメイクの料金相場としては、1回40,000円～60,000円、2回で70,000円～120,000円程度です。

リタッチの料金や麻酔の料金が含まれるかどうかもチェックしましょう。

安く受けたい方は、初回キャンペーンやモニター価格などを用意しているクリニックもあるので、ホームページでチェックしましょう。

＜参考＞

7.眉アートメイクに関するよくある質問

Q1.眉のアートメイクは何年くらい持ちますか？

眉のアートメイクの効果の持続期間は、個人差はありますが、平均して2〜3年程度です。

Q2.眉のアートメイクは危険ですか？

眉のアートメイクは、クリニックで適切に行うと大きな危険はありません。

しかし、皮膚に医療針を刺してインクを注入する際に、細かい傷がつきます。 そのため、万が一の場合に速やかに処置ができたり、衛生管理を徹底している医師が常駐しているクリニックで施術を受けましょう。

Q3.眉のアートメイクのデメリットは何ですか？

眉のアートメイクのデメリットは次のとおりです。

人によってはデメリットと感じないものもありますが、列挙します。

• 料金が高額と感じることがある
• 施術時に痛みを感じるリスクがある
• 1週間程度のダウンタイムがある
• 施術後、色素がなじむまでは色が濃く見える
• 簡単には消すことができない
• 持続期間が短いと感じることがある
• 2回以上、施術を受ける必要がある

Q4.眉のアートメイクは男性でもできる？

もちろん、眉のアートメイクは男性も施術を受けることが可能です。

最近では、男性で眉のアートメイクを受ける方が増えています。

＜参考記事＞

湘南美容外科でアートメイク(眉)体験！口コミや効果を検証レビュー！

Q5.1度施術を受けたらもうデザインの変更はできないですか？

アートメイクは、個人差はありますが、1年～２年で薄くなっていきます。その状態を見てデザイン変更が可能です。

好みや流行りのデザインは時代とともに変わるので、眉アートメイクが初めての場合は、特に変更することを想定してナチュラルなデザインをおすすめします。

Q6.施術前に気を付けることはありますか？

アートメイクを受けられる前後3週間の期間に、ピーリングや脱毛・眉ティントなどの施術を行った・行う予定がある方は、着色料の定着が悪くなる可能性があります。

施術の行った方や予定のある方は事前にご相談ください。

また、授乳中の方も事前にご相談ください。

Q7. 眉のアートメイク前は、眉毛を全部剃って行ったほうがいいですか？

いいえ。眉を剃る必要はありません。普段のお手入れを済ませていただければ十分です。

Q8.眉アートメイクの施術当日は入浴や洗顔はできますか？

アートメイクの施術当日は、腫れ・炎症を防ぐために湯船につかるのは控え、シャワーで済ませましょう。また、シャワーが眉へ当たるのは避けてください。

さらに、施術後24時間はクレンジング料や洗顔料の使用は控えましょう。

Q9.メイクやファンデーションはいつからできますか？

眉以外の箇所のメイクやファンデーションは施術当日から可能です。

眉へのメイクは、施術後1週間ほど経過し、傷口が塞がれば可能です。

Q10.施術後、紫外線対策は必要ですか？

アートメイクの施術後は、紫外線対策は大切です。

しかし、眉付近への日焼け止めの塗布は、ダウンタイムが落ち着く施術1週間後からがおすすめです。

施術１週間以内は、帽子や日傘で紫外線対策をしたり、陽射しが強い日・時間帯の外出は控えましょう。

8.まとめ

眉のアートメイクの種類や特徴を解説しました。また、メリットやデメリット、HBC（エイチビューティークリニック）の症例もご紹介しました。

眉のアートメイクは、メリットが多く、今ではとても人気のある施術です。

しかし、実績があり技術の高い施術者が行わないと、失敗のリスクもあります。

そのため、アートメイクは、高い技術力があり、カウンセリングが丁寧な医療機関で受ける必要があります。

ぜひ、上手にクリニックを選んで、ご自身に似合う理想の眉を手に入れてくださいね。