【医師監修】毛穴治療おすすめ完全ガイド|美容皮膚科の施術から費用・選び方まで徹底解説

本ページはPRを含みます。

「毎日きちんとスキンケアしているのに、毛穴だけはどうしても目立つ」

「ファンデーションを塗っても、頬や鼻の毛穴が隠れない」

こうした毛穴の悩みは、年齢や性別を問わず非常に多くの方が抱えています。実際、美容皮膚科の診療現場でも、毛穴の開き・黒ずみ・たるみを主訴として来院される患者さんは年々増えています。

重要なのは、毛穴トラブルは「ケア不足」ではなく、「原因に合っていない対策」によって長期化しているケースが多いという点です。

毛穴悩みは一見似ていても、皮脂分泌、炎症、加齢、乾燥など背景となる原因は異なり、それに応じて有効な治療法も変わります。

本記事では、まず毛穴悩みを医学的に整理し、それぞれの原因を正しく理解することから始めます。そのうえで、美容皮膚科で行われる毛穴治療の選択肢や費用、クリニック選びの考え方までを専門的かつ中立的に解説します。

 

毛穴悩みの種類と原因を知ろう

毛穴トラブルを改善する第一歩は、自分の毛穴タイプと原因を正しく把握することです。

毛穴の見た目は似ていても、原因が異なれば有効な治療やケアも大きく変わります。

毛穴悩みは、主に以下のように分類できます。

<毛穴の種類と主な原因>

毛穴の種類形状の変化・状態主な原因詰まり
詰まり毛穴なし

毛穴が盛り上がりザラつく

ターンオーバー乱れなどで皮脂過剰分泌で角栓が詰まる
黒ずみ毛穴小さい

毛穴が黒く点状に見える

詰まった角栓が酸化して黒くなる
開き毛穴やや大きい

毛穴が丸く目立つ

皮脂過剰、慢性炎症
すり鉢毛穴大きな凹凸皮脂過剰分泌が元となるひどい炎症による毛包構造の破壊
たるみ毛穴楕円形・縦長に連なるつながる加齢や紫外線ダメージによるコラーゲンなどの減少による顔のたるみ
乾燥毛穴なし

キメが乱れ毛穴が目立つ

乾燥による肌のキメの乱れ、角質水分量低下
メラニン毛穴なし

色素沈着で暗く見える

肌ダメージによるメラニン過剰分泌と蓄積
産毛による毛穴なし

毛穴が影で目立つ

毛穴への産毛の詰まり

毛穴の種類は考え方によってさまざまな分類法がありますが、この表のように8種類にわけることが可能です。

ここでは、代表的な5種類を紹介します。

1)詰まり毛穴(角栓毛穴)

alt 詰まり毛穴

毛穴に皮脂と古い角質が混ざった「角栓」が詰まり、表面がザラザラと触れる状態です。

ターンオーバーの乱れにより角質が正常に剥がれず、皮脂と混ざることで角栓が形成されます。

角栓を放置すると毛穴が内側から押し広げられ、開き毛穴や黒ずみ毛穴へ進行する原因になります。

無理に押し出すセルフケアは、毛穴周囲の炎症や色素沈着を招くため注意が必要です。

2)黒ずみ毛穴(いちご鼻)

alt 黒ずみ毛穴

毛穴に詰まった皮脂や汚れが酸化して黒く見えている状態です。鼻にプツプツと黒い点が見える「いちご鼻」が典型例。原因は皮脂詰まりに加え、メイク残りや大気汚染の汚れが毛穴に蓄積・酸化すること。また紫外線ダメージで毛穴周りのメラニンが増えたり、毛穴そのものが影になって黒く見える場合もあります。

そのため、洗顔や毛穴パックだけでは改善しにくいケースも少なくありません。

<参考記事>

毛穴の黒ずみの予防と対策

3)開き毛穴

alt  開き毛穴

毛穴がぽっかり開いた状態で、特に鼻や頬の毛穴が目立つケースです。最初は、皮脂の過剰分泌と古い角質による毛穴詰まりで始まります。皮脂分泌が多い状態が続くと毛穴が押し広げられ、さらに詰まった角栓が蓋をして毛穴が開いたままになります。ホルモンバランスの乱れやストレス、間違ったスキンケア(皮脂を落としすぎて逆に過剰分泌を招くなど)も要因です。

開き毛穴はセルフケアだけでは改善が難しいです。

4)すり鉢毛穴

alt すり鉢毛穴

開き毛穴が進行して、毛穴の出口が、大きく開いてすり鉢状に凹んだ毛穴です。

毛穴の奥に皮脂が詰まっていることもあります。すり鉢毛穴の原因は、皮脂の分泌過剰による炎症です。

皮脂が多すぎるとリパーゼがたくさんでて、皮脂を分解します。その結果、オレイン酸などの遊離脂肪酸に変わります。それが、毛穴の出口を刺激して、皮脂を外へ出すために毛穴を広げてしまうのです。つまり、毛包周囲の構造が破壊されることが原因です。

放置すると、クレーター状の毛穴(ニキビ跡様)へ移行するリスクもあり、セルフケアのみでの改善は難しくなります。

<参考記事>

改善が難しいすり鉢毛穴。原因と予防法や対策は?

ボコボコ毛穴を改善したい!おでこや鼻など顔のパーツ別の治療法

5)たるみ毛穴(帯状毛穴)

alt  たるみ毛穴

加齢や肌老化によって毛穴が楕円形や涙型に伸びて目立つ状態です。頬の毛穴が縦方向に楕円形に見える場合、コラーゲンやエラスチンの減少による肌のハリ低下が主な原因です。肌がたるむことで毛穴の縁が下に引っ張られ、毛穴同士が帯状に連なって見えることもあります。これは30代以降に増える悩みで、いわゆる「大人の毛穴」問題です。睡眠不足や喫煙など生活習慣の乱れもたるみ毛穴を悪化させます。このタイプは、皮脂対策だけでなくハリを取り戻す治療が重要です。

毛穴トラブルは、原因に合った対策をすることが大切です。

<参考記事>

たるみ毛穴を改善したい!おすすめの美容医療12選!

毛穴とニキビは切っても切れない!詰まりと炎症の深い関係と治療法

毛穴治療は美容皮膚科がおすすめな理由

毛穴の開きや黒ずみを改善する方法には、ドラッグストアの化粧品、デパートコスメ、エステサロンでのフェイシャルケアなど、さまざまな選択肢があります。軽度の毛穴悩みであれば、こうしたセルフケアなどで一時的な改善を感じられることもあります。

 しかし、毛穴トラブルが進行している場合や、長年改善しない悩みを抱えている場合には、美容皮膚科での治療が現実的かつ効果的な選択肢となります。

その理由を、専門的な観点から解説します。

1)自己流ケアの限界

毛穴パックやスクラブ洗顔は、毛穴表面の汚れや角栓を一時的に取り除くことはできます。しかし、これらはあくまで「結果」に対する対処であり、毛穴が目立つ根本原因(皮脂分泌、慢性炎症、真皮の変化など)に直接アプローチするものではありません。

特に以下の毛穴タイプでは、セルフケアのみでの改善は難しくなります。

l  開き毛穴:皮脂過剰や炎症による毛穴拡張

l  すり鉢毛穴:炎症の繰り返しによる毛穴周囲組織の変性

l  たるみ毛穴:加齢による真皮コラーゲン・エラスチンの減少

 また、角栓を無理に押し出したり、強い摩擦を伴う洗顔やスクラブを続けたりすると、毛穴周囲に微細な炎症が起こり、かえって毛穴が広がる・色素沈着が起こるといった悪循環に陥ることもあります。

 一方、美容皮膚科では、医師が皮膚状態を医学的に評価したうえで、「なぜその毛穴が目立っているのか」を見極め、原因に応じた治療法を提案できます。

2)美容クリニックならではの専門施術

一般皮膚科は、ニキビや湿疹、皮膚炎などの「疾患治療」が中心であり、毛穴の開きや黒ずみといった美容上の悩みは保険適用外となるため、治療の選択肢が限られます。

これに対して美容皮膚科(美容クリニック)では、次のような施術があります。

l  ケミカルピーリング

l  医療用レーザー治療

l  ダーマペン

l  マイクロニードルRF

l  高周波(RF)治療

l  HIFU(ハイフ)

l  イオン導入やエレクトロポレーション

l  ハイドラフェイシャル

これらによって、毛穴の原因に直接働きかける医療機器・医療技術を組み合わせた治療が可能です。

これらはエステサロンでは使用できない医療用の出力・薬剤であり、毛穴の構造そのものや真皮層のコラーゲン生成にアプローチできる点が大きな違いです。

<参考記事>

毛穴の詰まり・黒ずみ・開き・たるみを目立たなくする!種類別対策

毛穴の開き・黒ずみ・たるみの治療!費用と美容クリニックの選び方

3)安全性と信頼感

美容皮膚科は医療機関であり、施術は医師または医師の管理下で国家資格を持つ看護師が行います。
次の点で、安全性と信頼性が確保されています。

l  衛生管理が医療基準で徹底されている

l  肌質・既往歴・服薬状況を考慮した治療が可能

l  赤み・腫れ・色素沈着など副作用への医学的対応ができる

 医療用レーザーや高周波治療は、効果が高い分リスクもゼロではありませんが、皮膚構造や炎症反応を理解した医療従事者が適切に出力・回数を管理することで、安全に最大限の効果を引き出すことができます。

毛穴治療の種類とおすすめ施術【美容皮膚科でできること】

ここでは、美容皮膚科で受けられる主な毛穴治療の施術を紹介します。毛穴の症状別にどの治療がおすすめかも合わせて解説します。

1)ケミカルピーリング – 古い角質を除去し毛穴詰まりを解消

ケミカルピーリングは、AHA(グリコール酸・乳酸)やBHA(サリチル酸)などの酸性薬剤を肌に塗布し、古い角質を化学的に溶かして除去する治療法です【1】【2】。

角質が過剰に残ることで起こる毛穴詰まりを解消し、ターンオーバーを正常化する効果が期待できます。

黒ずみ毛穴や詰まり毛穴に対する基本かつ重要な治療で、1回でも肌のなめらかさやトーンアップを実感しやすいのが特徴です。

施術時間は顔全体で30分ほどです。クリニックでは濃度や種類を調整した医療用ピーリング剤を使用します。

<参考記事>

ケミカルピーリングの効果はいつから?ニキビ跡や毛穴にも効果が?

2)レーザー治療(フラクショナルレーザー/レーザートーニング など)

医療用レーザーを照射し、毛穴の開きや黒ずみを改善する治療です。 

①  フラクショナルレーザー

極細のレーザーを点状に照射し、皮膚に微細な熱刺激を与えることで、自己治癒力を活性化させ、コラーゲン再生を促します【3】。
開き毛穴やニキビ跡を伴う毛穴に適しています。

②  レーザートーニング(ピコトーニングなど)

Qスイッチレーザーやピコレーザーを使って、低出力レーザーを均一に照射します。メラニン色素に作用することで黒ずみや色素沈着を改善します。毛穴の「影」や色ムラが原因の黒ずみに向いています。

<参考記事>

レーザートーニングの毛穴への効果は?回数やダウンタイムも徹底解説

フラクショナルレーザーの効果は?治療期間とダウンタイムも解説

ピコフラクショナルレーザーの効果はいつから?毛穴や小じわに効く?

3)ダーマペン4(マイクロニードル療法) – 肌再生で毛穴を引き締め

極ダーマペン4は、極細の針を高速振動させて皮膚に微細な穴(マイクロチャネル)を作る治療法です【4】。

この刺激により創傷治癒反応が起こり、真皮のコラーゲン・エラスチン生成が促進されます。

その結果、肌が内側からふっくらと再構築され、開き毛穴やニキビ跡の凹凸改善に高い効果が期待できます。

施術時間は麻酔クリームを塗る時間を含めて約60分です。開き毛穴・ニキビ跡の凹み改善に高い効果を示します

<参考記事>

ダーマペン4の効果を徹底検証!症例や体験談も掲載

4)ポテンツァ(マイクロニードルRF) – 最新機器で毛穴に徹底アプローチ

ポテンツァは、「ダーマペン×高周波RF」が融合した最新治療機器です【5】。先端に超極細針が付いたハンドピースから高周波(RF)エネルギーを照射し、真皮層に直接熱を与えます。簡単に言うと、「針で穴を開ける+針先から熱ダメージを与える」ことで肌のコラーゲン増生を爆発的に高める施術です。これにより皮膚のリモデリング(再構築)が起こり、毛穴縮小やニキビ跡改善、肌の引き締め効果が得られます。毛穴治療の中でも最も高い効果が期待できる最新施術です。また、エリシスセンスやシルファームもマイクロニードルRF治療機器です。

<参考記事>

ポテンツァとは?効果やダウンタイム、費用、ダーマペンとの違い

エリシスセンスは最新のマイクロニードルRF!効果や副作用は?

シルファームXの効果は?ダーマペンやポテンツァとの違いも解説

5)ハイドラフェイシャル・毛穴吸引 – 黒ずみ毛穴の即効ケア

ハイドラフェイシャルは専用の吸引機で美容液を噴射しながら汚れを吸い取る、水流ピーリング施術です【6】。クレンジング→ピーリング溶液塗布→吸引しながら美容液導入、という3ステップで行い、毛穴の奥の汚れや角栓を物理的に吸い出すことができます。黒ずみ毛穴・詰まり毛穴に対する即効性抜群の施術です。施術直後に鼻の頭がツルツルになり、毛穴の黒いブツブツが消えているのを実感できます。

<参考記事>

ハイドラフェイシャルの毛穴への効果は?メリット・デメリットも解説!

6)高周波(RF)治療・HIFU – たるみ毛穴にリフトアップ効果

たるみ毛穴には、皮膚のハリ低下や土台のゆるみが関係しているため、RF治療とHIFUがよく用いられます。ただし、両者は作用メカニズムが異なります。

①  高周波(RF)治療

作用層:真皮層から皮下組織

仕組み:RFエネルギーで皮膚を広く温め、コラーゲン生成を促進します【5】。

 効果:肌のハリ・弾力アップ、小~中程度のたるみ毛穴改善

ボルニューマやオリジオなどがあり、「肌質改善・ハリ回復」が主目的です。

②   HIFU(ハイフ)

作用層:皮下組織~SMAS層(筋膜)

仕組み:超音波を一点集中で照射し、深部から引き締め・リフトアップします。

効果:フェイスライン引き上げ、たるみ毛穴の根本改善

ウルトラフォーマーやウルセラなどがあり、「顔全体の土台を引き上げる」治療

<参考記事>

ハイフ(HIFU)とは?効果・特徴・安全性から機種まで大公開!

7)イオン導入・エレクトロポレーション – ビタミンCで皮脂抑制&毛穴ケア

イオン導入もエレクトロポレーションも毛穴治療をサポートする治療法です。イオン導入は、微弱な電流を流してビタミンC誘導体やトラネキサム酸などの美容成分を肌に浸透させます。ビタミンCは皮脂分泌を抑え、毛穴を引き締め、美白効果もある成分のため、毛穴治療の定番です。イオン導入は施術自体の効果もさることながら、他の治療(レーザーやダーマペン)のアフターケアとして行うことで相乗効果を発揮します。

 エレクトロポレーションは、電気パルスで一時的に細胞膜に隙間を作って薬剤を導入します。イオン導入と異なり、ヒアルロン酸、成長因子など非イオン性・高分子成分も導入可能です。また、浸透深度も表皮の奥から真皮近くまで届きます。

<参考記事>

エレクトロポレーションの効果はいつから?頻度や回数、間隔は?

部位別 毛穴治療のポイント(鼻・頬など)

毛穴治療は「顔全体を同じ方法で行えばよい」というものではありません。

部位ごとに毛穴が目立つ原因が異なるため、治療戦略も変える必要があります。

ここでは、特に相談が多い鼻と頬(ほお)**の毛穴について、

1)鼻の毛穴(いちご鼻)

①鼻の毛穴が目立ちやすい理由

鼻は顔の中でも特に皮脂腺が集中している部位です。そのため、次のような特徴があります。

l  皮脂分泌が多い

l  角栓ができやすい

l  黒ずみ(酸化皮脂)が目立ちやすい

いわゆる「いちご鼻」は、詰まり毛穴+黒ずみ毛穴が重なって起こる典型例です。

また、鼻は凹凸が多く、洗い残しやメイク残りが起こりやすいため、

セルフケアだけでは改善が難しいケースも少なくありません。

②鼻の毛穴に適した美容皮膚科治療

鼻の毛穴治療では、「詰まりを取る」「再発を防ぐ」という2段階の視点が重要です。

即効性を重視する治療には、ハイドラフェイシャルやケミカルピーリングがあります。

これらは、角栓や皮脂汚れを物理的・化学的に除去し、黒ずみを目立たなくします。

また、再発防止・質感改善を狙う治療には、レーザートーニング(色調改善)やイオン導入・エレクトロポレーション(ビタミンCによる皮脂抑制)があります。

鼻は皮脂分泌が続く限り再発しやすいため、

1回で終わらせる治療より、定期的なメンテナンス前提で考えることが重要です。

<参考記事>

いちご鼻の原因と正しい治し方。噂の改善対策を検証する!

2)頬の毛穴

①頬の毛穴が目立つ原因

頬の毛穴は、鼻とは異なり皮脂だけが原因ではありません。主な要因は、次のとおりです。

l  真皮のコラーゲン・エラスチン減少

l  加齢や乾燥によるハリ低下

l  重力による皮膚のたるみ

その結果、毛穴が楕円形や縦長(たるみ毛穴)に見えるようになります。

30代以降で増える「大人の毛穴悩み」です。

②頬の毛穴に適した美容皮膚科治療

頬の毛穴では、「毛穴を引き締める」よりも「肌の土台を再構築する」という考え方が重要です。

真皮層から改善する治療には、フラクショナルレーザーやダーマペン4、ポテンツァ(マイクロニードルRF)などがあります。これらによって、コラーゲン生成を促し、毛穴の縁を内側から支える効果が期待できます。

また、たるみが強い場合の治療高周波(RF)治療やでHIFU(ハイフ)頬全体のたるみを引き上げることで、毛穴の縦伸びを改善します。

頬の毛穴は1回で劇的に変わることは少なく、複数回の治療が前提となりますが、回数を重ねることで肌質そのものが改善し、毛穴が目立ちにくくなっていきます。

<鼻と頬の毛穴治療の考え方まとめ>

同じ「毛穴悩み」でも、鼻と頬では治療戦略がまったく異なることが分かります。

美容皮膚科では、こうした部位差を踏まえたオーダーメイド治療が可能です。

部位主な原因治療の軸
皮脂・角栓・酸化詰まり除去+再発予防
ハリ低下・たるみ真皮再構築+リフト

 

効果実感までの期間・ダウンタイム

毛穴治療を検討する際、多くの方が気になるのが「どれくらいで効果が出るのか」「何回通えばいいのか」「ダウンタイムはあるのか」という点です。

毛穴治療は施術内容によって効果実感のタイミングや必要回数、ダウンタイムが大きく異なります。ここでは治療タイプ別に分かりやすく整理します。

1)詰まり毛穴や黒ずみに即効性の高い施術

①効果実感までの期間

施術直後〜数日以内に実感するケースが多いです。

ハイドラフェイシャルやケミカルピーリング、レーザートーニングなどは、毛穴に詰まった皮脂・角栓や色調の乱れに直接作用するため、「その日のうちにツルツルになった」「黒ずみが薄くなった」と感じやすい治療です。

③  推奨回数

軽度なら1〜2回、再発防止・安定には、3〜5回程度を定期的な施術がおすすめです。

皮脂分泌が多い方は再発しやすいため、単発治療よりも定期的なメンテナンス治療として考えるのが現実的です。

④  ダウンタイム

ほぼありません。軽い赤み・ヒリつきが出ても当日〜翌日には落ち着くことが大半です。

2)毛穴の開きは複数回施術が前提

①効果実感までの期間

2〜4週間後から徐々に実感します。

明確な変化は2〜3回目以降のことが多いです。

フラクショナルレーザー、ダーマペン、ポテンツァなどは、コラーゲン生成・皮膚再構築を促す治療のため、即効性よりも「時間をかけて改善していくタイプ」です。

②推奨回数

目安は3〜5回で、治療間隔は1〜2か月に1回程度です。

毛穴の縁を支える真皮構造が再構築されることで、毛穴が内側から引き締まり、肌質そのものが改善していきます。

③  ダウンタイム

赤み・腫れが数日〜1週間程度続きます。

施術直後はメイク不可、翌日以降から可能なケースが多く、一時的なザラつき・薄いかさぶたが出ることもあります。

3)たるみ毛穴は「中長期視点」が重要

①効果実感までの期間

RF治療は、数週間後からハリ感を実感します。HIFUは、1〜3か月後に引き締まりを実感します。

たるみ毛穴は、皮膚のハリ低下や土台のゆるみが原因のため、即効性よりも中長期的な改善が中心となります。

②推奨回数

RF治療は、3〜5回(1〜2か月間隔)、HIFUは半年〜1年に1回が目安です。

HIFUは深層に作用するため、頻回に行う必要はありません。

一方、RFは定期的に行うことでハリ維持に向いています。

③ダウンタイム

RFは、ほぼなし〜軽い赤み程度です。

HIFUは、筋肉痛のような違和感が数日出ることがあります。

4)ダウンタイムは施術で異なることに注意

ダウンタイムとは施術後に赤み・腫れ・皮むけなどが治まるまでの期間です。

「ダウンタイムがない治療が良い」と考える方は多いですが、ダウンタイム=悪い治療というわけではありません。

ダウンタイムが短い治療は、表層中心・即効性・メンテナンス向きです。

ピーリング・吸引系(ケミカルピーリング、ハイドラフェイシャル)はほぼダウンタイムがなく、レーザートーニングもほぼありません。

一方、ダウンタイムがある治療は、真皮・深層に作用・根本改善向きです。強めのレーザー(フラクショナル)やダーマペンは赤み・細かいかさぶたが数日~1週間程度、ポテンツァなどマイクロRF治療は場合によっては腫れが2~3日出ることがあります。

毛穴治療は「回数が多いほど良い」「強い治療ほど良い」わけではありません。

肌質・年齢・生活習慣・ダウンタイム許容度を踏まえた治療設計が重要です。

美容皮膚科では、

「どの治療を」「どれくらいのペースで」「どこまで目指すか」

を医師と相談しながら決められる点が大きなメリットです。

気になる施術費用と安く受ける方法は?

毛穴治療を検討する際、多くの方が最初に気になるのが「実際いくらかかるの?」「高すぎない?」「安く受ける方法はある?」という点です。

毛穴治療は自由診療(保険適用外)のため価格に幅がありますが、相場感と考え方を知っておけば、不必要に高額な治療を避けることができます。「高そうだけど実際いくら?」と不安な方のために、だいたいの料金相場やお得に受けるコツを解説します。

1)主な毛穴治療の料金相場

以下は、美容皮膚科で行われる代表的な毛穴治療の1回あたりの一般的な相場です。

地域・施術範囲・使用機器・薬剤により前後しまが、おおよその目安を挙げます。

基本的に毛穴治療は自由診療で保険適用外のため全額自己負担になります。

①黒ずみ毛穴・詰まり毛穴

比較的低価格で始めやすく、1回でも効果を実感しやすい治療が多いのが特徴です。

施術名1回の料金相場特徴
ケミカルピーリング8,000〜20,000円毛穴詰まり・角質除去
ハイドラフェイシャル10,000〜25,000円即効性・黒ずみ改善
レーザートーニング15,000〜30,000円色ムラ・影による黒ずみ

②開き毛穴・すり鉢毛穴

真皮層にアプローチするため費用は高めですが、肌質そのものを改善したい人向けの治療です。

施術名1回の料金相場特徴
フラクショナルレーザー20,000〜50,000円毛穴縮小・肌再生
ダーマペン430,000〜70,000円コラーゲン誘導
マイクロニードルRF

(ポテンツァ等)

50,000〜100,000円高い毛穴改善効果

③    たるみ毛穴・ハリ低下

HIFUは高額になることもありますが、半年〜1年に1回が目安となる治療です。

施術名1回の料金相場特徴
高周波(RF)治療30,000〜60,000円ハリ・弾力アップ
HIFU(ハイフ)80,000〜200,000円深部リフトアップ

2)毛穴治療は高い?費用対効果の考え方

毛穴治療は「1回あたりの金額」だけで判断すると高く感じやすいですが、重要なのは 「何をどこまで改善したいか」 です。

①    即効性を求める場合

黒ずみ・詰まり毛穴が対象で、比較的低価格、定期メンテナンス向きです。

②    根本改善を目指す場合

開き毛穴・たるみ毛穴が対象で、数回の治療が前提です。

中長期的に見るとコスパが良いケースも多いです。

3)毛穴治療を安く・無駄なく受けるコツ

毛穴治療は工夫次第で、無理なく・賢く受けることが可能です。

     初回価格・トライアルを活用する

多くの美容皮膚科では、初回限定価格やお試しプランが設定されています。
まずは1回受けて肌の反応を見ることが重要です。

いきなり高額コースを契約しない

初診時に「5回・10回コース」を強く勧められる場合でも、即決する必要はありません。効果の実感やダウンタイムの許容、通院のしやすさを確認してから判断しましょう。納得すれば複数回の施術を検討しましょう。セットプランを用意しているクリニックが多く「5回コース○○円(単価より○割お得)」などと設定されています。例えばピーリングやレーザーなら3~5回のセットで1回あたり10~20%割安になることがあります。

必要以上のオプションを付けない

美容成分導入や高額薬剤は効果的な場合もありますが、すべての毛穴悩みに必須ではありません。「なぜ必要なのか」を説明できない提案は、一度持ち帰るのが賢明です。

継続前提の治療は「1回単価」で比較しない

複数回前提の治療では、次の点まで含めて判断すると、結果的にコストを抑えられることもあります。

  • 1回あたりの単価
  • 治療間隔
  • 効果の持続性

 毛穴治療は、「知らないまま契約すること」が最大のリスクです。相場を把握しておくことで、次のようなメリットがあります。

l  不必要に高額な治療を避けられる

l  自分に合わない提案を断りやすくなる

l  医師の説明を冷静に判断できる

 

後悔しない毛穴治療クリニックの選び方手なクリニックの選び方

毛穴治療は、施術内容そのものと同じくらい「どのクリニックで受けるか」 が結果を左右します。同じ治療名であっても、医師の診断力・治療設計・安全管理によって効果の実感や満足度に大きな差が出るのが毛穴治療の特徴です。

ここでは、毛穴治療で失敗しないために押さえておきたいクリニック選びの具体的な判断基準を解説します。

1)医師が診察し、治療設計を行っているか

最も重要なのは、医師が実際に肌を診察し、治療方針を決めているかです。

良いクリニックでは、次のプロセスが丁寧に行われます。

l  医師が毛穴の種類(詰まり・開き・たるみなど)を診断

l  皮脂量・肌質・年齢・生活習慣まで考慮

l  なぜその施術が必要なのかを医学的に説明

 反対に、次のような場合は注意が必要です

l  カウンセラーのみで診察が終わる

l  どの患者にも同じ施術を勧め

l  理由の説明が曖昧

2)毛穴タイプ別に治療を使い分けているか

毛穴治療に「万能の正解」はありません。毛穴のタイプによって適した治療は異なります。
信頼できるクリニックでは、次のように毛穴タイプ別で治療を使い分けています。

l  黒ずみ・詰まり毛穴 → ピーリング・ハイドラフェイシャル中心

l  開き毛穴 →フラクショナルレーザー・ダーマペン・マイクロニードRF

l  たるみ毛穴 → RF・HIFU

一方で、どんな毛穴でも「この施術が一番効く」と断言したり、高額治療しか提案されない

場合は、冷静に検討しましょう。

3)症例実績・Before/Afterを確認できるか

毛穴治療は結果が数値化しにくいため、症例写真(Before/After)は重要な判断材料になります。

チェックすべきポイントは、次の通りです。

l  同じ毛穴タイプ・年齢層の症例があるか

l  写真の条件(光・角度)が極端に違わないか

l  過度な加工がされていないか

です。
症例数が多く、治療経過を丁寧に説明してくれるクリニックは、経験値が高く信頼性も高い傾向があります。

4)安全管理・アフターケア体制が整っているか

毛穴治療は医療行為であり、赤み・腫れ・色素沈着などの副反応が起こる可能性もゼロではありません。
安心できるクリニックでは、次のようなことが明確に用意されています。

l  医療基準に沿った衛生管理

l  施術後の注意点やスキンケア指導

l  トラブル時の相談窓口や再診体制

「施術したら終わり」ではなく、施術後まで責任を持つ姿勢があるかを確認しましょう。

5)料金体系が明確で、説明に納得できるか

信頼できるクリニックほど、料金の説明が分かりやすく、押し売りをしません。

確認したいポイントは、次の通りです。

l  施術ごとの単価が明示されているか

l  麻酔・アフターケアなどの追加費用が明確か

l  コース契約を強く迫られないか

 「今決めないと割引がなくなる」など不安をあおる説明には注意が必要です。

6)口コミの「質」と「量」を冷静に見極める

クリニック選びの参考として、口コミや評判を確認する方は多いでしょう。

ただし、口コミは数だけで判断せず、「内容の質」を重視することが重要です。

チェックしたいポイントは以下の通りです。

l  実際に毛穴治療を受けた人の具体的な体験談があるか

l  効果だけでなく、カウンセリングや説明の丁寧さにも言及されているか

l  良い点・気になった点の両方が書かれているか

極端に高評価ばかり、あるいは短文で内容の薄い口コミが多い場合は、参考情報としての信頼性はやや下がります。

一方で、「毛穴の状態をしっかり見て治療を提案してくれた」、「無理に高額な施術を勧められなかった」といった具体性のある口コミが一定数あるクリニックは、実際の診療姿勢を反映している可能性が高いといえます。

口コミはあくまで補助情報と考え、医師の説明や自身のカウンセリング体験と合わせて判断することが大切です。不安をあおる説明には注意が必要です。

7)無理なく通える?アクセスは良い方がベター

毛穴治療は、1回で完結するケースばかりではなく、複数回の通院や定期的なメンテナンスが前提となることが多い治療です。そのため、通いやすさ=継続しやすさは、非常に重要な判断材料になります。

l  自宅や職場から通いやすい立地か

l  最寄り駅からの距離や分かりやすさ

l  平日夜や土日の診療時間に対応しているか

などをチェックしましょう。
アクセスが悪いと、通院が負担になり途中でやめてしまうことや推奨された治療間隔を守れないといったことが起こりやすく、結果的に十分な効果を得られない原因にもなりかねません。「無理なく通えるかどうか」という視点でクリニックを選ぶことも、毛穴治療を成功させるための大切なポイントです。

自宅での毛穴ケアも併用しよう – 日々の努力が結果をキープ

美容皮膚科での毛穴治療は、セルフケアでは届かない部分に直接アプローチできる強力な手段です。一方で、治療効果を最大限に引き出し、良い状態を長く維持するためには、日々の自宅ケアが欠かせません。

 ここでは、毛穴治療後にも意識したい基本的なセルフケアのポイントを解説します。

1)正しい洗顔・クレンジング

毛穴ケアの基本は、毎日の洗顔とクレンジングです。毛穴に皮脂や汚れを溜め込まないためにも、朝晩の洗顔習慣を見直すことが重要です。
ポイントは「優しく、丁寧に」。

l  ゴシゴシこすらない

l  洗顔料はしっかり泡立てる

l  泡で皮脂汚れを“浮かせて落とす”イメージ

強い摩擦は、毛穴周囲に微細な炎症を起こし、かえって毛穴の開きや色素沈着を助長する原因になります。クレンジングも同様に、メイクを落とすことだけに集中しすぎず、肌負担の少ない方法を選びましょう。

<参考記事>

毛穴クレンジングおすすめ25選!ドラッグストアで買える商品も徹底解説!【2025年最新】

2)保湿と皮脂コントロール

「毛穴が目立つ=脂性肌」と思われがちですが、実際には乾燥が毛穴トラブルを悪化させているケースも少なくありません。
肌が乾燥すると、次のような悪循環に陥りやすくなります。

l  キメが乱れて毛穴が目立つ

l  肌を守ろうとして皮脂が過剰分泌される

そのため、肌質を問わず保湿は必須です。

特に美容皮膚科での施術後は、一時的にバリア機能が低下し、乾燥しやすくなります。セラミド配合の保湿剤は、「角層の水分保持機能を高める」「皮膚バリア機能を補う」ことが報告されています【7】【8】。そのため、毛穴治療後のスキンケアとしても有用です。

<参考記事>

乾燥肌&敏感肌の救世主!セラミド配合美容液おすすめ20選と選び方のコツ

3)UVケアを徹底

紫外線は、毛穴トラブルを悪化させる大きな要因のひとつです。紫外線ダメージが蓄積すると、次のような影響が生じます。

l  真皮コラーゲンが減少し、たるみ毛穴が進行

l  毛穴周囲にメラニンが蓄積し、黒ずみが濃く見える

そのため、季節を問わずUVケアを習慣化することが重要です。
屋外だけでなく、室内でも日焼け止めを使用しましょう。特に、美容皮膚科治療中は特に紫外線対策を徹底することが大切です。施術後は低刺激・高SPFの製品を選ぶことがおすすめです。

<参考記事>

目立つ毛穴と紫外線の深い関係を知って対策を!(飯塚美香さん)

 

Q&A:毛穴治療にまつわる素朴な疑問

最後に、毛穴治療について読者の方から特によく寄せられる質問と、その回答をまとめました。初めて美容皮膚科で毛穴治療を検討する方は、ぜひ参考にしてください。 

Q1. 毛穴治療で毛穴は完全になくせますか?

完全になくすことはできません。毛穴は皮脂を分泌し、肌を守るために必要な器官であり、消失させることは不可能です。ただし、フラクショナルレーザーやダーマペンなどで真皮のコラーゲン量を増やすことで、毛穴を引き締め、見た目を大きく改善することは十分可能です。黒ずみ毛穴についても、レーザーやピーリングによって目立たなくすることが期待できます【3】【4】。

<参考記事>

毛穴の構造・特徴とはたらきは?目立つ理由とNG&おすすめ対策

Q2. 毛穴治療の効果はどれくらい持続しますか?

効果の持続期間は、施術の種類・毛穴タイプ・生活習慣によって異なります。一度改善しても、皮脂分泌や加齢の影響で再び目立ってくることはあります。そのため、正しいスキンケアの継続や紫外線対策、必要に応じたメンテナンス治療を組み合わせることで、効果を長く維持しやすくなります。

Q3. 毛穴治療に痛みはありますか?

施施術によって異なります。レーザー・ダーマペン・マイクロニードルRFは、輪ゴムではじかれるような刺激やチクチク感があります。麻酔クリームや冷却で大幅に軽減可能です。ケミカルピーリング・ハイドラフェイシャルは、軽いヒリつきや吸引時の刺激程度で強い痛みが出るケースは少なく、痛みに弱い方でも調整可能です。不安な場合は、事前に必ず医師へ相談しましょう。

Q4. 毛穴治療は何回くらい受ける必要がありますか?

毛穴の種類や重症度によって異なりますが、目安は以下の通りです。

l  黒ずみ・詰まり毛穴:1〜2回で実感、安定には3〜5回

l  開き・すり鉢毛穴:3〜5回程度

l  深いニキビ跡毛穴:5〜10回程度

コラーゲン増生系の治療は回数を重ねることで効果が安定します【3】【5】。

Q5. 男性でも美容皮膚科で毛穴治療を受けられますか?

もちろん可能です。最近では男性患者も増えており、ゴリラクリニックなど男性専用クリニックや男性向けメニューを用意しているクリニックもあります。内容は基本的に女性と同じで、ピーリングやレーザー、ポテンツァなどの施術で毛穴改善が期待できます。

<参考記事>

ゴリラクリニックの毛穴治療の特徴や種類、口コミ・評判は?

男性(メンズ)は毛穴が目立ちやすい!?予防と改善の対策

Q6. 男性が毛穴治療を受けるのは恥ずかしくありませんか?

恥ずかしいと感じる必要はまったくありません。実際、美容皮膚科では男性の来院は年々増加しています。ゴリラクリニックのように男性専用クリニックや男性患者が多い時間帯を設けている施設も多く、医師やスタッフは男性の毛穴悩みに慣れています。「清潔感を高めたい」「肌質を改善したい」という理由での来院はごく一般的です。

Q7.毛穴治療は美容皮膚科・一般皮膚科・エステのどこで受けるべきですか?

毛穴ケアの選択肢として、「一般皮膚科(保険診療)」「美容皮膚科(自由診療)」「エステサロン」があります。何処を選ぶかは目的で異なります。一般皮膚科はニキビや皮膚炎など病気の治療がメインであり、毛穴の開き・黒ずみ自体は美容上の悩みなので保険適用外です。エステサロンでは毛穴洗浄コースやフェイシャルエステで黒ずみ除去・保湿ケアなどが受けられますが、医療行為は行えず、即効性や根本改善の度合いは医療には及びません。結論として、毛穴悩みを本気で解決したいなら、美容皮膚科(美容クリニック)に行くのが最も効果的です。エステはサポート的役割、一般皮膚科は関連疾患の治療や最低限のケア、と位置付けると良いでしょう。

まとめ|毛穴悩みを卒業するために

毛穴治療は、これまでセルフケアだけでは改善が難しかった毛穴の開き・黒ずみ・たるみといった悩みに対して、有効な選択肢です。美容皮膚科では、ケミカルピーリングや医療用レーザー、ダーマペン、さらにポテンツァをはじめとするマイクロニードルRF治療など、毛穴の原因に応じた多様な治療法が用意されています。重要なのは、「流行っている施術」や「高額な治療」を選ぶことではなく、自分の毛穴タイプと原因を正しく理解し、それに合った治療を選択することです。適切な治療設計ができれば、長年抱えてきた毛穴のコンプレックスから解放される可能性は十分にあります。

 一方で、毛穴治療は自由診療(保険適用外)であるため、費用面の検討も欠かせません。その分、クリニック選びは慎重に行いましょう。ポイントは次の通りです。

l  通いやすさ

l  治療メニューの充実度

l  医師の経験や説明の丁寧さ

l  料金体系の分かりやすさ

これらを総合的に比較し、納得して通えるクリニックを選ぶことが大切です。また、美容皮膚科での治療は「ゴール」ではなく、良い状態を作るためのきっかけと考えるとよいでしょう。正しい洗顔・十分な保湿・紫外線対策といった日々のスキンケアを併用することで、治療効果をより長く維持しやすくなります。専門家の力を上手に借りながら、ご自身の生活に無理のないセルフケアを続けていくこと。それが、毛穴悩みと上手に付き合い、改善していくための近道です。「毛穴は仕方がないもの」と諦める必要はありません。正しい知識と適切な選択によって、今よりも毛穴が目立ちにくい、なめらかな肌を目指すことは十分可能です。ぜひ一歩踏み出し、毛穴悩みからの卒業を目指してください。

 

参照論文

【1】 Al-Talib H, Al-Khateeb A, Hameed A, Murugaiah C. Efficacy and safety of superficial chemical peeling in treatment of active acne vulgaris. An Bras Dermatol. 2017;92(2):212-216.
PMID: 28538881
日本語要旨:本研究は活動性尋常性ざ瘡の治療における表層ケミカルピーリングの有効性と安全性をレビューした。グリコール酸によるケミカルピーリングは尋常性ざ瘡において忍容性が高く安全な治療法であり、サリチル酸ピールは暗い肌色の患者に適しており、グリコール酸よりも有意かつ早期の改善を示した。

【2】 Wang CM, Huang CL, Hu CT, Chan HL. The effect of glycolic acid on the treatment of acne in Asian skin. Dermatol Surg. 1997;23(1):23-29.
PMID: 9035099
日本語要旨:アジア人患者においてグリコール酸ピーリングによる治療で、面疱、丘疹、膿疱の有意な改善が認められた。皮膚のテクスチャーが改善し、毛包孔サイズが縮小した。継続的な治療でざ瘡の明らかな改善が得られた。

【3】 Manuskiatti W, Triwongwaranat D, Varothai S, Eimpunth S, Wanitphakdeedecha R. Efficacy and safety of a carbon-dioxide ablative fractional resurfacing device for treatment of atrophic acne scars in Asians. J Am Acad Dermatol. 2010;63(2):274-283.
PMID: 20633798 DOI: 10.1016/j.jaad.2009.08.058
日本語要旨:アジア人の萎縮性ざ瘡瘢痕治療におけるCO2フラクショナルレーザーの有効性と安全性を評価した研究。複数回の治療で毛穴サイズと瘢痕の有意な改善が認められた。

【4】 Aust MC, Fernandes D, Kolokythas P, Kaplan HM, Vogt PM. Percutaneous collagen induction therapy: an alternative treatment for scars, wrinkles, and skin laxity. Plast Reconstr Surg. 2008;121(4):1421-1429.
PMID: 18349665  DOI: 10.1097/01.prs.0000304612.81620.18
日本語要旨:経皮的コラーゲン誘導療法(マイクロニードリング)は瘢痕、しわ、皮膚の弛緩に対する代替治療法である。この療法は真皮におけるコラーゲン産生を促進し、皮膚の再構築を誘導する。

【5】 Cho SI, Chung BY, Choi MG, et al. Evaluation of the clinical efficacy of fractional radiofrequency microneedle treatment in acne scars and large facial pores. Dermatol Surg. 2012;38(7 Pt 1):1017-1024.
PMID: 22587597  DOI: 10.1111/j.1524-4725.2012.02402.x
日本語要旨:ざ瘡瘢痕と開大した顔面毛穴を有する30名の患者を対象にフラクショナル高周波マイクロニードル治療の有効性を評価した。患者の70%以上でざ瘡瘢痕のグレードと開大毛穴の改善が認められた。

【6】 Freedman BM. Hydradermabrasion: an innovative modality for nonablative facial rejuvenation. J Cosmet Dermatol. 2008;7(4):275-280.
PMID: 19146604  DOI: 10.1111/j.1473-2165.2008.00406.x
日本語要旨:ハイドラダーマブレージョンは非侵襲的顔面若返りのための革新的治療法である。治療群では表皮厚、乳頭真皮厚、ポリフェノール抗酸化物質レベルの増加が認められ、小じわ、毛穴サイズ、色素沈着の減少が見られた。

【7】 Coderch L, López O, de la Maza A, Parra JL. Ceramides and skin function. Am J Clin Dermatol. 2003;4(2):107-129.
PMID: 12553851  DOI: 10.2165/00128071-200304020-00004
日本語要旨:セラミドは角層の層板構造に存在する主要な脂質成分であり、表皮のバリア機能を担う。セラミドは皮膚の水分透過性バリア機能の構築と維持に必須の役割を果たす。皮膚に類似した脂質を含む製剤、特にセラミド補充により、障害された皮膚状態を改善できる可能性がある。

【8】 Danby SG, Andrew PV, Brown K, Chittock J, Kay LJ, Cork MJ. An Investigation of the Skin Barrier Restoring Effects of a Cream and Lotion Containing Ceramides in a Multi-vesicular Emulsion in People with Dry, Eczema-Prone, Skin: The RESTORE Study Phase 1. Dermatol Ther (Heidelb). 2020;10(5):1031-1041.
PMID: 32666303  DOI: 10.1007/s13555-020-00426-3
日本語要旨:セラミドを含むクリームとローションは、単回塗布後24時間にわたり皮膚の水分量を有意に増加させ、皮膚乾燥を軽減させた。これらの製品は臨床的に意味のある保湿効果を24時間維持できる唯一の製品であった。

 

SNS Share

\ この記事をシェアする /