「脂肪冷却って本当に痩せるの?」「高いお金を払って効果がなかったらどうしよう…」
脂肪冷却に興味を持っている方の多くが、このような不安を抱えているのではないでしょうか。インターネットで検索すると「効果があった」という声がある一方で、「思ったより変わらなかった」という体験談も目にします。
実は、脂肪冷却の効果には科学的なエビデンスがあり、適切な方法で施術を受ければ確かな結果が期待できます。しかし、効果を実感するまでの期間や必要な回数、自分に合っているかどうかを正しく理解していないと、「効果がない」と感じてしまうケースも少なくありません。
この記事では、脂肪冷却の効果を科学的な根拠とともに解説し、効果が出るまでの期間、必要な回数、部位別の特徴、さらには「効果が出ない」と感じる原因まで徹底的に掘り下げます。これから脂肪冷却を検討している方が、後悔のない選択ができるよう、リアルな情報をお伝えしていきます。
※本記事の情報は一般的な内容であり、個人の状態により効果は異なります。脂肪冷却ダイエットによる痩身治療は国内では自由診療(保険適用外)となります。

- 1 脂肪冷却の効果はどれくらい出る?科学的仕組みをわかりやすく解説
- 2 効果はいつから実感できる?1回で変わるの?期間と回数のリアル
- 3 効果が「ない」と感じる人の特徴と、その原因
- 4 部位別:二の腕・お腹・顔…どこにどれくらい効果が出る?
- 5 口コミ・体験談から見えた期待値と実態
- 6 脂肪冷却の副作用・リスク:あざ・赤み・痛みは大丈夫?
- 7 自宅の脂肪冷却は本当に効果がある?クリニックとの違いを比較
- 8 脂肪冷却はどんな人に向いている?向いていない?
- 9 効果を最大化するクリニック選びのポイント
- 10 施術を受ける前に知っておくべきチェックリスト
- 11 よくある質問(Q&A)
- 12 まとめ 脂肪冷却の効果を最大化するために
- 13 参考文献
脂肪冷却の効果はどれくらい出る?科学的仕組みをわかりやすく解説
脂肪冷却は「クライオリポリシス(Cryolipolysis)」とも呼ばれ、脂肪細胞が他の組織よりも低温に弱いという性質を利用した痩身技術です。1999年にハーバード大学医学部の研究チームによって開発され、2010年には米国FDA(食品医薬品局)から認可を受けています[1]。
1)なぜ脂肪だけが凍るのか
人間の体を構成する組織は、それぞれ変化が始まる温度が異なります。水分を多く含む血液や皮膚は0℃以下で凍り始めますが、脂肪組織の脂質の結晶化は水の凍結点より高い温度帯で起こります[2]。
この温度差を利用して、脂肪細胞だけが凍る温度(0〜4℃の範囲)で冷却することで、皮膚や血管、神経などの周辺組織にダメージを与えることなく、脂肪細胞のみを選択的に破壊することができます。
2)アポトーシス(自然細胞死)のメカニズム
冷却によって凍結した脂肪細胞は「アポトーシス」と呼ばれる自然な細胞死を起こします。死滅した脂肪細胞はマクロファージ(貪食細胞)によって取り込まれ、リンパ液を通じて運ばれ、最終的には尿や汗、便などと一緒に体外へ排出されます[3]。
この過程には数週間から数ヶ月を要するため、施術直後に劇的な変化が現れるわけではありません。しかし、一度破壊された脂肪細胞は基本的に再生しないため、減少した状態が長期間維持されます。
3)リバウンドしにくい理由
通常のダイエットでは、脂肪細胞の「サイズ」が小さくなるだけで、細胞の「数」は変わりません。そのため、食生活が乱れると脂肪細胞が再び肥大し、リバウンドしてしまいます。
一方、脂肪冷却では脂肪細胞の数そのものを減らすことができます。脂肪を蓄積する器である細胞自体が減るため、施術部位に脂肪がつきにくくなり、リバウンドのリスクが低くなるのです[4]。
効果はいつから実感できる?1回で変わるの?期間と回数のリアル
「脂肪冷却を受けたらすぐに細くなる」と期待している方も多いかもしれません。しかし実際には、効果を実感するまでにある程度の時間が必要です。ここでは、効果が現れるまでの具体的なプロセスを解説します。
1)効果が出るまでの一般的なプロセス
脂肪冷却の効果は、施術後に以下のような段階を経て現れます。
施術後2〜3週間: 冷却された脂肪細胞がアポトーシスを起こし、内部で分解が始まります。この時期はまだ目に見える変化は少ないですが、体内では確実にプロセスが進行しています。
1〜1.5ヶ月後: 多くの方がこの時期から「なんとなく細くなってきた」と変化を感じ始めます。破壊された脂肪細胞が徐々に体外へ排出され、見た目にも違いが現れ始める時期です[5]。
2〜3ヶ月後: 最大の効果を実感できる時期です。施術部位の脂肪が明らかに減少し、ボディラインの変化を実感できます。
2)1回でどれくらい変わる?
2015年に発表された医学論文のシステマティック・レビューによると、1回の脂肪冷却施術で治療部位の脂肪が平均19.55%減少することが確認されています[6]。また、別の研究では脂肪減少率が10.3〜28.5%と報告されており、1回の施術でも一定の効果が期待できることが科学的に実証されています[7]。
ただし、この数値はあくまで平均であり、個人差があります。効果を感じやすい人とそうでない人には、以下のような特徴の違いがあります。
効果を感じやすい人の特徴
- 皮下脂肪がしっかりつまめる程度ある
- 代謝が比較的良好
- 施術後の生活習慣に気を配っている
効果を感じにくい人の特徴
- 皮下脂肪が薄すぎる
- 内臓脂肪が多いタイプ
- 代謝が低下している
3)必要な回数の目安
多くの医療機関では、しっかりとした効果を実感するために同じ部位に2〜3回の施術を推奨しています。研究データでも、2回の施術を行うことで脂肪減少率が28.5%に向上することが確認されています[7]。
具体的な回数の目安は以下の通りです。
- ピンポイントの部分痩せ(顎下など): 1〜2回
- 二の腕: 2〜3回
- お腹周り: 2〜4回
- 太もも: 2〜3回
施術の間隔は1〜3ヶ月空けることが推奨されています。これは、脂肪細胞が体外に排出されるまでに時間がかかるためです。間隔が短すぎると、前回の施術で破壊された脂肪細胞がまだ残っている状態で次の施術を受けることになり、効果が十分に発揮されない可能性があります。
効果が「ない」と感じる人の特徴と、その原因
「脂肪冷却を受けたけど効果がなかった」という声を聞くことがあります。しかし、その多くは施術自体に効果がないのではなく、いくつかの原因が考えられます。
1)即効性を期待しすぎている
最も多い原因がこれです。脂肪冷却の効果は施術直後ではなく、2〜3ヶ月かけて徐々に現れます。施術翌日に鏡を見て「変わっていない」と落胆してしまうケースが少なくありませんが、これは正常な経過です。
脂肪細胞がアポトーシスを経て体外に排出されるまでには時間がかかります。焦らずに経過を見守ることが大切です。
2)皮下脂肪が薄すぎる
脂肪冷却は専用のアプリケーターで脂肪を吸引しながら冷却する施術です。そのため、つまめる程度の皮下脂肪がないとアプリケーターが十分に装着できず、効果的な冷却ができません。
もともと痩せ型の方や、BMIが低い方は施術の適応外となる場合があります。事前のカウンセリングや診察で医師に相談することが重要です。
3)内臓脂肪型の肥満である
脂肪冷却がターゲットとするのは「皮下脂肪」です。お腹の内側にある内臓脂肪には効果がありません。
男性に多い「リンゴ型肥満」と呼ばれる内臓脂肪型の方は、脂肪冷却だけでは十分な効果を感じにくい可能性があります。内臓脂肪を減らすには、食事管理や運動など生活習慣の改善が必要です。
4)使用機器や施設の問題
脂肪冷却機器には、クールスカルプティングやクールテックディファイン、クラツーアルファなどいつかの種類があり、性能には差があります。
脂肪冷却機器には様々な種類があり、その性能には差があります。厚生労働省から脂肪減少効果が承認されている機器は「クールスカルプティング」のみです[8]。
また、エステサロンで提供される脂肪冷却は、医療機関と比べて出力が低く設定されています。これは、脂肪細胞を破壊する行為が医療行為に該当するため、エステでは医療レベルの出力で施術を行うことができないからです。
確実な効果を求めるなら、医師が常駐し、承認された医療機器を使用している医療機関で施術を受けることをおすすめします。
<参考記事>
クールスカルプティングはおすすめの脂肪冷却痩身!効果とリスクは?
品川美容外科でクールスカルプティングを体験!痩せるって本当?口コミや効果を検証レビュー
ゴリラクリニックのクールスカルプティングで痩せる!口コミ・評判・効果は?
5)施術後の生活習慣
脂肪冷却後に暴飲暴食を続けていると、施術していない部位の脂肪細胞が肥大したり、残った脂肪細胞が大きくなったりする可能性があります。
施術後も適度な運動とバランスの良い食事を心がけることで、効果を最大限に引き出すことができます。
部位別:二の腕・お腹・顔…どこにどれくらい効果が出る?
脂肪冷却は様々な部位に対応していますが、部位によって効果の出やすさや必要な回数が異なります。ここでは、人気の部位ごとの特徴を詳しく解説します。
1)二の腕
「振り袖肉」とも呼ばれる二の腕の脂肪は、日常生活で動かす機会が少ないため、運動だけでは落としにくい部位です。
特徴:
- 脂肪層が比較的薄いため、アプリケーターのサイズ選びが重要
- 1回の施術で効果を感じる方も多い
- 一般的に片腕につき2〜3回の施術が推奨される
効果実感までの目安: 施術後6週間頃から「スッキリしてきた」と感じ始める方が多く、3ヶ月後に最大の効果を実感できます[9]。
ノースリーブや半袖を自信を持って着られるようになりたい方に人気の部位です。
2)お腹
脂肪冷却で最も効果を実感しやすいのがお腹周りです。皮下脂肪が厚くつきやすい部位であるため、冷却による効果が現れやすいという特徴があります。
特徴:
- 脂肪量が多いため、効果がわかりやすい
- 上腹部・下腹部・わき腹など、細かく分けて施術することで理想のラインを目指せる
- 皮下脂肪の厚みや範囲によって必要な回数が変わる
効果実感までの目安: 1〜2ヶ月で変化を感じ始め、2〜3ヶ月後にウエストラインがスッキリしたことを実感できます。
ただし、お腹の脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪の両方がある点に注意が必要です。脂肪冷却で減らせるのは皮下脂肪のみなので、内臓脂肪が多い方は生活習慣の改善も併せて行うことが効果的です。
3)顔(顎下・フェイスライン)
二重あごやフェイスラインのもたつきが気になる方に人気なのが、顎下への脂肪冷却です。
特徴:
- 他の部位と比べて脂肪量が少ないため、2〜4回程度の施術で効果を感じやすい
- 小型の専用アプリケーターを使用
- フェイスラインがシャープになり、顔全体の印象が変わる
注意点: 顎下のたるみの原因が脂肪ではなく皮膚のたるみである場合は、脂肪冷却だけでは十分な効果が得られないことがあります。その場合は、ハイフ(HIFU)などの引き締め施術との併用が効果的です。
4)太もも
太ももは特に女性に脂肪がつきやすく、ダイエットでも落としにくい部位です。内側・外側・前面・後面と範囲が広いため、どの部分を重点的に施術するかを事前に相談することが大切です。
特徴:
- 内もも、外もも、膝上など細かく分けて施術可能
- 範囲が広いため、複数回の施術が必要になることが多い
- 太ももの隙間ができる、パンツがゆるくなるなどの変化を実感しやすい
効果実感までの目安: 2〜3ヶ月で見た目の変化を実感でき、タイトなパンツや水着を自信を持って着られるようになります。
5)背中・腰回り
ブラジャーの上に乗る脂肪(ブラファット)や、腰回りのはみ出し肉など、自分では見えにくい部位も脂肪冷却の対象です。
特徴:
- 自分で確認しにくいため、写真での比較が効果実感に有効
- 後ろ姿がスッキリし、全体的なシルエットが改善される
- 比較的効果を感じやすい部位
これらの部位は年齢とともに脂肪がつきやすくなるため、若々しい印象を保ちたい方に人気があります。
口コミ・体験談から見えた期待値と実態
実際に脂肪冷却を受けた方の声を見ると、様々な感想があります。ここでは、よくある体験談から見えてくる現実的な期待値について整理します。
1)「思ったより変化が緩やか」という声
(口コミ)
脂肪吸引のような劇的な変化を期待していましたが、実際はもっと穏やかな変化でした。直後に激変するわけではなく、徐々に脂肪が減っていく感じです。体重は変わりませんが、きつかったパンツが履きやすくなり、ボディラインは確実にスッキリしました。自然な変化を求める方に向いていると思います。
脂肪冷却は脂肪吸引のような劇的な変化ではなく、徐々に効果が現れる施術です。そのため、「もっと変わると思っていた」という感想を持つ方もいます。
これは期待値のギャップが原因であることが多いです。1回の施術で減少する脂肪は約20%程度であり、「劇的に細くなる」というよりは「スッキリした」「服のサイズが変わった」という変化の感じ方が一般的です。
2)「1回でも変わった」という声
(口コミ)
正直、1回でそこまで変わるとは思っていませんでしたが、鏡を見た時のシルエットが明らかに違って驚きました!体重は変わらなくても、気になっていた下腹部がスッキリして、お肉の段差が薄くなったのを実感しています。見た目のラインを整えたい人には、1回でも試す価値があると思います。
一方で、1回の施術でも効果を実感できたという声も多くあります。特に、脂肪が気になっていた特定の部位がスッキリしたことで、全体的な印象が変わったと感じる方が多いようです。
体重の変化は少なくても、見た目やボディラインの変化を実感できることが、脂肪冷却の大きな魅力と言えます。
3)「継続が大事」という声
(口コミ)
1回目でも効果はありましたが、2回、3回と重ねるごとに、よりはっきりと脂肪が減っていくのを実感しました。「継続が大事」というのは本当ですね。回数を重ねることで変化が加速したように感じます。1回だけで判断せず、長い目で見て数回受けるのが、結局は一番満足できる近道だと思います。
複数回施術を受けた方からは、「回数を重ねるごとに効果を実感できるようになった」という声が多く聞かれます。
1回目よりも2回目、2回目よりも3回目と、施術を重ねることで脂肪細胞の減少率が上がり、より明確な変化を感じられるようになります。長期的な視点で取り組むことが、満足のいく結果につながるようです。
4)現実的な期待値とは
脂肪冷却に対する現実的な期待値として、以下のことを理解しておくと良いでしょう。
- 即効性はなく、効果が現れるまで2〜3ヶ月かかる
- 体重の大幅な減少よりも、見た目やラインの変化がメイン
- 1回で完璧な結果を求めるのではなく、複数回の施術を視野に入れる
- 施術後の生活習慣も結果に影響する
これらを理解した上で施術を受ければ、「思っていたのと違った」というギャップを感じにくくなります。
脂肪冷却の副作用・リスク:あざ・赤み・痛みは大丈夫?
脂肪冷却は比較的安全性の高い施術ですが、医療行為である以上、副作用やリスクがゼロではありません。ここでは、起こりうる症状とその対処法について解説します。
1)一般的に起こりうる症状
施術後に以下のような症状が現れることがありますが、ほとんどは一時的なものです。
赤み・腫れ: 施術部位が赤くなったり、軽く腫れることがあります。通常は数時間から数日で自然に治まります。
内出血(あざ): 吸引の圧力により、施術部位に内出血が生じることがあります。1〜2週間程度で消失することがほとんどです。
感覚の変化: 施術部位にピリピリとした感覚や、一時的な感覚の鈍さを感じることがあります。これも通常は時間の経過とともに改善します。
硬さ・しこり: 施術部位に一時的な硬さやしこりを感じることがあります。これは凍結した脂肪組織が分解される過程で起こる現象で、数週間で自然に解消されます。
筋肉痛のような痛み: 施術後数日間、筋肉痛に似た鈍い痛みを感じることがあります。
2)稀に起こる重大な副作用
脂肪冷却機器の開発元であるアラガン社の調査によると、副作用の発生率は0.088%と非常に低いことが報告されています[10]。しかし、稀に以下のような症状が報告されています。
逆説的過形成(パラドキシカル・アディポーズ・ハイパープラジア:PAH): 施術部位の脂肪が減少するどころか、逆に増えてしまうという稀な合併症です。発生率は0.033%と極めて稀で、日本国内での報告例はありません[11]。万が一発生した場合は、脂肪吸引による除去が必要になります。
凍傷: 機器の取り扱いが不適切な場合や、施術者の技術が不十分な場合に起こる可能性があります。アラガン社の調査では発生率は0.006%とされています。
色素沈着: 施術部位が黒ずむことがありますが、多くの場合は数週間から数ヶ月で改善します。
3)副作用を最小限に抑えるために
副作用のリスクを抑えるためには、以下の点に注意することが重要です。
- 信頼できる医療機関を選ぶ: 厚生労働省承認の機器を使用し、施術経験が豊富なクリニックを選びましょう。
- 事前のカウンセリングをしっかり受ける: 自分の体質や健康状態を正直に伝え、施術が適しているかどうかを確認しましょう。
- 施術後の指示を守る: クリニックからの指示(マッサージの方法や注意事項など)をしっかり守りましょう。
- 異常を感じたらすぐに相談: 予想外の症状が現れた場合は、すぐに施術を受けたクリニックに連絡しましょう。
自宅の脂肪冷却は本当に効果がある?クリニックとの違いを比較
インターネットでは「家庭用脂肪冷却マシン」や「セルフ脂肪冷却」といった製品が販売されています。クリニックに通う時間やコストを考えると魅力的に感じるかもしれませんが、その効果と安全性について正しく理解しておく必要があります。
1)家庭用機器とクリニック用機器の違い
出力・冷却能力の差: 家庭用の脂肪冷却機器は、医療機関で使用される機器と比べて出力が大幅に低く設定されています。脂肪細胞を破壊するためには、正確な温度管理のもとで一定時間冷却を続ける必要がありますが、家庭用機器ではこの条件を満たすことが困難です[12]。
温度管理の精度: 医療用機器は特許取得のセンサーにより温度を一定に保つことができますが、家庭用機器ではそこまでの精度を持っていないものが多く、効果的な温度帯(4℃前後)を維持することが難しいとされています。
安全性の確保: 医療機関では医師や看護師が施術を行い、万が一のトラブルにも即座に対応できます。一方、自宅でのセルフ施術では、温度設定を誤ると凍傷のリスクがあり、適切な対処ができない可能性があります。
2)保冷剤を使ったセルフケアは危険
「保冷剤を当てれば脂肪冷却ができるのでは?」と考える方もいますが、これは非常に危険です。
保冷剤は温度を一定に保つことができず、皮膚に直接当てると凍傷を起こす恐れがあります。また、効果的な脂肪冷却には30分以上の安定した冷却が必要ですが、保冷剤ではこの条件を満たすことは不可能です。
自己判断でのセルフケアは、効果がないばかりか健康を害する可能性があるため、絶対に避けましょう。
3)エステサロンの脂肪冷却について
エステサロンでも脂肪冷却を提供しているところがありますが、医療機関との違いを理解しておくことが重要です。
脂肪細胞を破壊する行為は医療行為に該当するため、医師免許を持たないエステティシャンが行うことは法的に認められていません。そのため、エステサロンの脂肪冷却は医療行為にならない範囲(つまり脂肪細胞を破壊しない程度の出力)で行われています[13]。
結果として、エステの脂肪冷却で脂肪細胞を減らすという本来の効果を得ることは難しく、あくまでリラクゼーションや一時的なむくみ改善程度の効果にとどまる可能性が高いと言えます。
4)安全性の観点から医療機関を選ぶべき理由
確実な効果と安全性を求めるなら、以下の条件を満たす医療機関で施術を受けることをおすすめします。
- 医師が在籍し、カウンセリングから施術まで一貫して対応できる
- 厚生労働省承認の機器(クールスカルプティングなど)を使用している
- 施術実績が豊富で、症例数が多い
- アフターフォロー体制が整っている
- 万が一の副作用にも医療的な対応ができる
価格だけで選ぶのではなく、これらの条件をしっかり確認することが、後悔のない施術につながります。
脂肪冷却はどんな人に向いている?向いていない?
脂肪冷却は万人に適した施術というわけではありません。ここでは、向いている人と向いていない人の特徴を整理します。
1)脂肪冷却が向いている人
部分痩せをしたい人: 「お腹だけスッキリさせたい」「二の腕のプルプルを解消したい」など、特定の部位をピンポイントで細くしたい方に最適です。
皮下脂肪タイプの人: 指でつまめる程度の皮下脂肪がある方は、脂肪冷却の効果を実感しやすいです。
リバウンドを防ぎたい人: 過去にダイエットに成功したけれど何度もリバウンドを繰り返してきた方。脂肪細胞の数を減らすことで、太りにくい体質を目指せます。
ダウンタイムを取れない人: 仕事やプライベートが忙しく、脂肪吸引のような長期間のダウンタイムを取れない方。脂肪冷却なら施術当日から通常の生活に戻れます。
手術に抵抗がある人: メスを使う脂肪吸引には抵抗があるけれど、確実に脂肪を減らしたいという方。
自然な変化を求める人: 周囲に気づかれないよう、徐々に体型を変えたい方。
2)脂肪冷却が向いていない人
全身痩せを目指している人: 脂肪冷却は部分痩せに特化した施術です。全身の体重を大幅に減らしたい場合は、食事管理や運動、または他の治療法との併用が必要です。
即効性を求める人: 効果が現れるまで2〜3ヶ月かかるため、「今すぐ痩せたい」という方には向いていません。
皮下脂肪が極端に薄い人: アプリケーターで吸引できる程度の脂肪がないと施術ができません。
内臓脂肪型肥満の人: 脂肪冷却は皮下脂肪にのみ効果があり、内臓脂肪には作用しません。
以下の条件に該当する人:
- 寒冷アレルギーや寒冷蕁麻疹の既往がある
- クリオグロブリン血症などの寒冷に関連する疾患がある
- 施術部位に皮膚炎や湿疹がある
- 妊娠中・授乳中の方
自分が脂肪冷却に適しているかどうかは、事前のカウンセリングで医師に相談することで明確になります。無料カウンセリングを実施しているクリニックも多いので、まずは相談してみることをおすすめします。
効果を最大化するクリニック選びのポイント
脂肪冷却の効果を最大限に引き出すためには、クリニック選びが非常に重要です。ここでは、失敗しないクリニック選びのポイントを解説します。
1)使用機器を確認する
日本の厚生労働省から「冷却による脂肪減少装置」として承認されているのは「クールスカルプティング」のみです。この機器は安全性と有効性が正式に認められており、信頼性の高い施術が期待できます。
クリニックがどの機器を使用しているかを事前に確認し、承認機器を採用しているかどうかをチェックしましょう。
2)医師の経験と実績
脂肪冷却は医療行為であり、医師の技術や経験によって結果に差が出ることがあります。以下の点を確認することをおすすめします。
- 脂肪冷却の施術経験が豊富か
- 症例写真(ビフォーアフター)を公開しているか
- カウンセリングで丁寧に説明してくれるか
3)アフターフォロー体制
施術後に何か問題が起きた場合のサポート体制も重要です。
- 施術後の経過観察は行っているか
- 副作用が出た場合の対応はどうなっているか
- 効果に満足できなかった場合の相談はできるか
これらを事前に確認しておくことで、安心して施術を受けることができます。
4)料金体系の透明性
脂肪冷却は自由診療であるため、クリニックによって料金が異なります。以下の点に注意しましょう。
- 1部位あたりの料金が明確か
- 追加料金(カウンセリング料、麻酔代など)の有無
- 複数部位や複数回のセット割引はあるか
- 分割払いは可能か
最終的な総額を把握した上で、自分の予算内で計画的に施術を受けることが大切です。
5)口コミ・評判
脂肪冷却ダイエットに関する口コミや評判が良いことも大切です。SNSや口コミサイトなどで、チェックしてみましょう。ただし、あくまで個人的な感想なので、口コミに過度に頼る必要はありません。
6)信頼できるクリニックの条件
脂肪冷却の効果を最大化し、安全に施術を受けるために、以下の条件を満たすクリニックを選ぶことをおすすめします。
- 厚生労働省承認の脂肪冷却機器を使用している
- 施術経験豊富な医師が在籍している
- カウンセリングで疑問に丁寧に答えてくれる
- 症例実績が豊富で、ビフォーアフター写真を確認できる
- アフターフォロー体制が整っている
- 料金体系が明確で、説明が分かりやすい
- 口コミ・評判が良い
初めての方は特に、丁寧なカウンセリングを行ってくれる施設を選ぶことで、不安なく施術に臨むことができます。nahlsのような、医療ダイエットに特化したクリニックでは、個々の悩みや体質に合わせたプランを提案してもらえるため、効果を最大化するための最適なアプローチを見つけることができます。
施術を受ける前に知っておくべきチェックリスト
脂肪冷却を検討している方は、以下の項目を確認してから施術に臨みましょう。
1)施術前の確認事項
自分の脂肪タイプを把握する
- 皮下脂肪か内臓脂肪か
- つまめる程度の脂肪があるか
目標を明確にする
- どの部位をどれくらいスッキリさせたいか
- いつまでに効果を実感したいか
必要な回数と予算を確認する
- 希望する結果を得るために何回の施術が必要か
- 総額でいくらかかるか
スケジュールを立てる
- 施術の間隔(1〜3ヶ月)を考慮して計画を立てる
- 効果が最大化する時期を逆算する
施術後の注意事項を理解する
- どのようなダウンタイムがあるか
- 施術後に避けるべきことはあるか
カウンセリングで確認すべきこと
- 使用している機器の種類と特徴
- 自分の脂肪の状態と、期待できる効果
- 推奨される施術回数と間隔
- 起こりうる副作用とその対処法
- 料金の内訳と支払い方法
これらを事前に確認しておくことで、施術後に「思っていたのと違った」というギャップを防ぐことができます。
よくある質問(Q&A)
Q1. 脂肪冷却ダイエットは痛いですか?
施術中に強い痛みを感じることはほとんどありません。施術開始時に冷たさや吸引による引っ張られる感覚を感じることがありますが、数分で皮膚の感覚が鈍くなり、不快感は軽減します。施術後に筋肉痛のような鈍い痛みを感じる方もいますが、通常は数日で治まります。
Q2. 脂肪冷却で体重は減りますか?
脂肪冷却は「体重を減らす」施術ではなく、「脂肪を減らしてボディラインを整える」施術です。施術部位の脂肪細胞は減少しますが、その重量は体全体から見ると少量のため、体重に大きな変化は現れにくいです。ただし、見た目やサイズ感の変化は実感できます。
Q3. 脂肪冷却の効果は永久に続きますか?
一度破壊された脂肪細胞は基本的に再生しないため、施術部位の効果は長期間持続します。ただし、残った脂肪細胞が肥大したり、施術していない部位に脂肪がつく可能性はあるため、施術後もバランスの良い食事と適度な運動を心がけることが大切です。
Q4. 脂肪冷却は何回受ければ効果が出ますか?
個人差がありますが、多くの方は2〜3回の施術でしっかりとした効果を実感されています。1回の施術でも約20%の脂肪減少が期待できますが、より明確な変化を求める場合は複数回の施術をおすすめします。
Q5. 脂肪冷却とエステの脂肪冷却は何が違うのですか?
最大の違いは「出力」と「効果」です。脂肪細胞を破壊する行為は医療行為に該当するため、医療機関では高出力の機器で脂肪細胞を確実に破壊できますが、エステサロンでは医療行為にならない範囲の低出力でしか施術ができません。そのため、確実な痩身効果を求めるなら医療機関での施術がおすすめです。
Q6. 脂肪冷却ができない人はいますか?
以下の方は施術を受けられない、または慎重に検討が必要です。
- 寒冷アレルギー・寒冷蕁麻疹の既往がある方
- クリオグロブリン血症などの寒冷関連疾患がある方
- 妊娠中・授乳中の方
- 施術部位に皮膚疾患がある方
- 皮下脂肪が極端に薄い方
該当する可能性がある方は、事前のカウンセリングで必ず医師に相談してください。
Q7. 脂肪冷却後、いつから効果を感じられますか?
個人差はありますが、多くの方は施術後6週間(約1.5ヶ月)頃から変化を感じ始め、2〜3ヶ月後に最大の効果を実感されています。脂肪細胞が分解・排出されるまでに時間がかかるため、焦らずに経過を見守ることが大切です。
Q8. 脂肪冷却の費用はどれくらいですか?
クリニックや施術部位、使用機器によって異なりますが、一般的に1部位あたり2〜5万円程度が相場です。複数部位や複数回のセットプランで割引が適用されるクリニックもあるため、総額でいくらかかるかを事前に確認することをおすすめします。
まとめ 脂肪冷却の効果を最大化するために
脂肪冷却は、科学的に効果が実証された部分痩せの施術です。正しい知識を持って適切な方法で受ければ、確かな結果を得ることができます。
この記事のポイント
効果について
- 1回の施術で治療部位の約20%の脂肪が減少する
- 脂肪細胞の数を減らすため、リバウンドしにくい
期間・回数について
- 効果を実感するまで2〜3ヶ月かかる
- しっかりした効果を得るには2〜3回の施術が推奨される
- 施術間隔は1〜3ヶ月が理想
向いている人
- 部分痩せをしたい人
- 皮下脂肪タイプの人
- リバウンドを防ぎたい人
- ダウンタイムを取れない人
クリニック選びのポイント
- 厚生労働省承認の機器を使用しているか
- 施術経験が豊富か
- アフターフォロー体制が整っているか
脂肪冷却は「楽に痩せられる魔法」ではありませんが、正しい期待値を持ち、信頼できる医療機関で施術を受ければ、長年の悩みだった部分的な脂肪を確実に減らすことができます。
もし脂肪冷却に興味があるなら、まずは無料カウンセリングで自分に適しているかどうかを相談してみることをおすすめします。専門家のアドバイスを受けることで、あなたに最適な痩身プランが見つかるはずです。
参考文献
[1] PMDA(医薬品医療機器総合機構).
クールスカルプティング審査報告書.
[2] Manstein D, et al. Selective cryolysis
a novel method of non-invasive fat removal. Lasers Surg Med. 2008;40(9):595-604.
[3] Zelickson B, et al. Cryolipolysis for noninvasive fat cell destruction
initial results from a pig model. Dermatol Surg. 2009;35(10):1462-1470.
[4] Krueger N, Mai SV, Luebberding S, Sadick NS.
Cryolipolysis for noninvasive body contouring: clinical efficacy and patient satisfaction. Clin Cosmet Investig Dermatol. 2014;7:201–205.
doi:10.2147/CCID.S44371. PMID: 25061326; PMCID: PMC4079633.
[5] Ingargiola MJ, Motykie GD, Kalantar-Hormozi A, et al.
Cryolipolysis for fat reduction and body contouring: safety and efficacy of current treatment paradigms. Plast Reconstr Surg. 2015;135(6):1581–1590.
doi:10.1097/PRS.0000000000001177. PMID: 26017594.
[6] Derrick CD, et al. The Safety and Efficacy of Cryolipolysis
A Systematic Review of Available Literature. Aesthetic Surgery Journal. 2015;35(7):830-836.
[7] Ingargiola MJ, et al. Cryolipolysis for fat reduction and body contouring
safety and efficacy of current treatment paradigms. Plastic and Reconstructive Surgery. 2015;135(6):1581-1590.
[8] 厚生労働省. 医療機器認証情報.
クールスカルプティング.
[9] Carruthers JD, Humphrey S, Rivers JK.
Cryolipolysis for reduction of arm fat: safety and efficacy of a prototype CoolCup applicator with flat contour. Dermatol Surg. 2017;43(7):940–949.
doi:10.1097/DSS.0000000000001134. PMID: 28595246.
[10] アラガン社.
クールスカルプティング安全性調査データ.
[11] Jalian HR, Avram MM, Garibyan L, Mihm MC Jr, Anderson RR.
Paradoxical adipose hyperplasia after cryolipolysis. JAMA Dermatol. 2014;150(3):317–319.
doi:10.1001/jamadermatol.2013.8071. PMID: 24382640.
(無料全文)
[12] Benoit C, Foissac R, Obert E, et al.
Severe frostbite complication after cryolipolysis: a case report. Int Wound J. 2020;17(4):1069–1072.
doi:10.1111/iwj.13361. PMCID: PMC7329901.
PMC
[13] Few J, Kaminer M, Kilmer S, et al.
Cryolipolysis: clinical best practices and other nonclinical considerations. Aesthet Surg J Open Forum. 2020;2(4):ojaa030.
doi:10.1093/asjof/ojaa030. PMCID: PMC7671251.
PMC
SNS Share
\ この記事をシェアする /