ソフウェーブとは?最新治療のメカニズムや効果、他のリフト治療との違いについて解説

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近年、美容医療領域では「切らない」「ダウンタイムの少ない」たるみ・しわ治療のニーズが高まっています。

従来の超音波リフト(HIFU)や高周波(RF)療法に加えて、注目を集めているのがソフウェーブという新しい治療器です。

ソフウェーブは、真皮中層(約1.5mm)に「Synchronous Ultrasound Parallel Beam(SUPERB™)技術」によって熱を加え、コラーゲン・エラスチンの生成を促し、肌構造を活性化します。

 

本記事では、ソフウェーブのメカニズムと臨床エビデンスをもとに効果や安全性を詳しく紹介します。また、他のリフト治療との違いや実際の口コミ・評判も検証します。

 

 

1.ソフウェーブとは?SUPERB™技術による“切らないリフトアップ”

ソフウェーブは、真皮層約1.5 mmの深さに超音波エネルギーを集中照射し、コラーゲン産生を促進してたるみやしわを改善する先進的な非侵襲美容医療機器です。

ソフウェーブ

1)ソフウェーブとは

フウェーブは、イスラエルのSofwave Medical社が開発した非侵襲的スキンタイトニング治療機器です。

 

SUPERB™(Synchronous Ultrasound Parallel Beam)技術により、真皮中層へ複数の並列超音波ビームを均一に照射し、熱凝固ゾーンを形成します。

この熱刺激によって線維芽細胞が活性化し、コラーゲンとエラスチンが再生されます。

 

米国FDAでは顔・首・上腕の皮膚弛緩改善として承認(FDA Clearance: K201664)されており、安全性と有効性が国際的に認められています。

日本でも2025年4月に薬事承認を取得し、美容クリニックでの導入が進んでいます。

「痛みが少なく・ダウンタイムが短い」切らないリフトアップとして注目されています。

2)ソフウェーブの特徴

ソフウェーブの最大の特徴は、超音波を水平方向に並列照射する点にあります。

HIFUのように一点集中で深部を加熱するのではなく、真皮約1.5mmの層に広く均一な熱領域を形成し、表皮へのダメージを回避しながら、真皮構造を再構築します。

 

また、冷却システムを備えたアプリケータにより、痛み・熱傷リスクを最小化。その結果、短時間で快適に施術が可能です。

 

臨床研究では、照射後4〜12週で弾性値(skin elasticity)や皺スコア(Wrinkle Scale)の有意な改善が報告されています【1】【2】。

 

さらに、Gold et al.(2024)の多施設研究では、患者満足度90%以上・疼痛軽度・副作用なしとされ、SUPERB™技術の安全性と再現性が裏付けられています【3】。

3)ソフウェーブの適応可能部位

真皮中層を選択的に加熱し、コラーゲン・エラスチンを再生を促すため、自然な引き締めと肌質改善の両方を期待できます。

また、痛みやダウンタイムがほとんどないため、忙しい方や他の治療後のメンテナンスにも最適です。

 

適応できる部位は、次のとおりです。

  • フェイスライン・頬のもたつき
  • 首の横じわ・皮膚のたるみ
  • 目元や口まわりのハリ低下

 

<監修医コメント

STスキンクリニック青山

院長 田澤 しおり 先生

STスキンクリニック青山 院長 田澤しおり先生

ソフウェーブは、真皮1.5mmという“中層領域”を選択的に加熱する数少ない超音波デバイスです。

皮膚科学的に、60〜70℃の温度帯はコラーゲン線維の可逆的変性と新生線維形成を誘導する最適域とされ、線維芽細胞の増殖因子(FGF・TGF-βなど)の発現上昇が報告されています【1】【2】。

SUPERB™技術は、HIFUに比べて表皮への熱拡散を抑え、痛み・炎症・色素沈着のリスクを最小化できる点で優れています。

臨床研究でも患者満足度・副作用の少なさが裏付けられており、顔・首・上腕など幅広い部位のエイジングケアに有効です。

多忙な方やメンテナンス希望者にも適しており、美容皮膚科医としても自信を持って提案できる施術です。

2.ソフウェーブはこのような方におすすめ(推奨されるケース)

ソフウェーブでたるみが改善した女性

ソフウェーブは、軽度〜中等度のたるみ・ハリ低下を改善したい方に特に適しています。

以下の方には特におすすめです。

  • ダウンタイムを避けたい方
  • 自然なたるみの改善を求める方
  • RF・HIFU・スレッドリフトなど他施術との相乗効果を狙う方
  • 肌質改善も同時に求める方

 

それぞれについて解説します。

1)ダウンタイムを避けたい方

ソフウェーブは、ダウンタイムがほとんどありません。赤みや腫れがほとんどなく、翌日から通常生活に戻れます。

また、施術直後からメイク・洗顔が可能で、仕事や外出の予定を気にせず受けられるのが特徴です。

2)自然なたるみの改善を求める方

ソフウェーブは「急激な変化ではなく、少しずつ若返りたい」「自然な見た目でたるみを改善したい」方にもおすすめです。

 

施術後、約2〜3か月かけてコラーゲン再生によるリフト効果が持続的に向上するため、自然な若返りが可能です。

3)RF・HIFU・スレッドリフトなど他施術との相乗効果を狙う方

ソフウェーブはRF(高周波)やレーザー系治療では届きにくい真皮中層を加熱できるため、RFで表層タイトニング+ソフウェーブで中層再生という組み合わせが理想的です。また、HIFUや糸リフト後の中層リモデリング強化としてもおすすめです。

 

さらに、注入治療(ヒアルロン酸・PRP・エクソソーム)との肌再生相乗効果も期待できます。

4)肌質改善も同時に求める方

ソフウェーブはたるみ改善だけでなく、ハリ・ツヤ・毛穴・小じわの改善にも効果があります。

コラーゲンの再構築により、キメが整い、肌全体のトーンアップが見られるケースも多いです。

 

<監修医コメント

STスキンクリニック青山

院長 田澤 しおり 先生

STスキンクリニック青山 院長 田澤しおり先生

ソフウェーブは、軽度から中等度のたるみやハリの低下改善に特に効果的な非侵襲的スキンタイトニング治療です。

 

ダウンタイムがほとんどなく、施術直後から日常生活に戻れるため、忙しい方に最適です。

自然な肌の若返りを望む方や、RF・HIFU・スレッドリフトなど他治療との組み合わせにも優れた相乗効果が期待できます。

 

さらに、コラーゲン再生を促進し、肌質改善や毛穴の引き締め、小じわの軽減にも効果がある点から、美容皮膚科医として自信を持っておすすめできる治療法です。

3.ソフウェーブのメカニズム(真皮中層刺激と皮膚再生)

ソフウェーブのメカニズム

ソフウェーブは、真皮中層(約1.5mm)に均一な熱エネルギーを与え、線維芽細胞の再活性化とコラーゲン再生を促すことにより、たるみやしわを改善します。

以下では、この治療の科学的メカニズムと臨床的根拠について詳しく解説します。

 

1)真皮中層(約1.5mm)加熱の理論と意義

ソフウェーブのSUPERB™技術は、複数の並列超音波ビームを同時照射し、真皮中層に熱凝固ゾーンを形成します。

このゾーンでは適切な温度帯でコラーゲン線維が熱変性を起こし、その後の創傷治癒過程で新しいコラーゲンとエラスチンが生成されます。

 

この熱刺激による組織リモデリングが、時間の経過とともに肌のハリ感・弾力・密度向上として現れます。

Levy et al.(2021)の研究では、照射12週後に皮膚弾性値が有意に改善し、弾性値や皺スコアの向上が確認されています【1】。

2)皮膚再生の流れ

ソフウェーブ照射後の皮膚は、以下の3段階で再生過程をたどります。

時期生理反応見た目の変化
即時期

(照射直後〜数日)

コラーゲン線維の一時収縮軽い引き締め感

フェイスラインのすっきり感

再構築期

(2〜6週)

線維芽細胞の活性化

新コラーゲン生成開始

肌の弾力・ハリが徐々に向上
成熟期

(3〜6か月)

真皮マトリックス再編成肌の密度・ツヤ感の改善

リフトアップ効果持続

 

Hongcharu et al.(2023)は、アジア人36例を対象とした研究で、12週後に皮膚弾性の有意な改善を確認しています【2】。

また、Gold et al.(2024)は非集束並列超音波照射で患者満足度90%以上・副作用なしを報告し、SUPERB™技術が安全かつ再現性の高い真皮再生を誘導できることを示しました【3】。

 

<監修医コメント

STスキンクリニック青山

院長 田澤 しおり 先生

STスキンクリニック青山 院長 田澤しおり先生

SUPERB™技術は、超音波を並列方向に伝達することにより、焦点型(HIFU)よりも均一かつ制御された熱エネルギー分布を実現しています。

 

真皮中層(約1.5mm)は、コラーゲンやエラスチンなどの細胞外マトリックスが豊富に存在し、皮膚の弾力性を維持する重要な層です。

この層を選択的に加熱することで、表皮へのダメージを最小限に抑えながら、真皮の構造的な再構築を促すことができます。

 

このメカニズムにより、ソフウェーブは表層RFでは届かない深さをカバーしながら、HIFUよりも安全性の高い中間層治療として、肌質改善とリフトアップの両立を実現する治療法といえます。

4.ソフウェーブの効果

ソフウェーブの効果のエビデンス

ソフウェーブは多くの臨床試験や実臨床の報告から、肌のハリ・弾力・リフトアップ効果に加えて、質感改善や小じわの軽減にも有効であることが確認されています。

 

以下では、部位別の効果、効果発現までの時間と持続期間、推奨される施術回数、そして他の治療との併用による相乗効果について詳しく解説します。

1)部位別の効果

ソフウェーブは、顔面から首、さらにはボディ部位まで、幅広い適応が報告されています。

 

①顔全体のリフトアップ

頬・フェイスライン・マリオネットラインなど、中顔面のたるみに高い効果を発揮します。

真皮中層でのコラーゲン再生により、肌内部からハリが出て、自然でナチュラルなフェイスラインの引き締めが得られます。

Levy et al. (2021)の研究では、顔面全体への照射により皮膚弾性値と皺スコアの有意な改善が確認されています【1】。

②首・あご下のリフトアップ

首やあご下(サブメンタル領域)は皮膚が薄くHIFUが届きにくい部位ですが、SUPERB™技術は1.5mm層で均一加熱できるため、たるみと細かいしわを同時に改善します。

 

Gold et al. (2024)は、多施設研究において眉・顎下・頸部への照射で90%以上の患者満足度を報告し、顎下のリフト効果と首の皮膚弾力改善を確認しています【3】。

 

また、Wang et al. (2023)は、サブメンタル(顎下)領域に特化した研究で、リフトアップ効果と安全性を実証しています【6】。

③ボディ部位への応用

顔面以外にも、上腕や大腿・臀部などのボディ部位への応用が報告されています。Wang et al. (2024)は、大腿・臀部のセルライトに対し、皮膚の凹凸改善と弾力上昇を報告しています【8】。

 

ただし、ボディ部位への適応は顔面ほどエビデンスが蓄積されておらず、今後のさらなる臨床研究が期待されています。

2)効果が出るまでの時間・持続期間施術回数・間隔

持続期間のイメージ

①効果発現までの時間

SUPERB™技術による熱エネルギーが線維芽細胞を刺激し、約2〜3か月をかけてコラーゲンが再生されていきます。

Hongcharu et al.(2023)の研究では照射4週後から効果が現れ、12週で最大化したと報告されており【2】、国内臨床でも3週後頃からフェイスラインの引き締まりを感じる例が多く見られます。

②持続期間

効果の持続期間は約3〜6か月とされ、Gold et al.(2024)によるとリフトアップ効果の平均持続は6.3か月でした【3】。

③施術回数・感覚

ソフウェーブは、1回の施術でも効果を実感しやすいのが特徴です。

初回治療では1回で十分な効果が得られ、効果に応じて年に2回の施術で効果がより長く持続します。

 

湘南美容クリニックやプリモ麻布十番クリニックなどでは、半年〜1年ごとのメンテナンス照射を推奨しており、HIFUやRF治療の合間に取り入れることで、ハリやツヤを長く維持できます。

3) 併用治療による相乗効果

ソフウェーブは単独でも効果的ですが、他のリフトアップ治療との併用によって効果が高まります。

 

以下の組み合わせは、ダウンタイムを最小限にしながら相乗効果を狙うことができるためおすすめです。

組み合わせ相乗効果
HIFU + ソフウェーブHIFUでSMAS層(深層)を引き上げ、ソフウェーブで真皮中層を再生。二層構造のリフト効果により、より立体的な引き締めが可能
RF(サーマクールなど)+ ソフウェーブRFで脂肪層と表層を引き締め、ソフウェーブで真皮中層を再生。層別アプローチにより小顔効果とハリ改善を両立
糸リフト + ソフウェーブ糸による機械的リフト後に真皮再構築を促進し、仕上がりの自然さと持続期間を延長
PRP・エクソソーム療法との併用成長因子との相乗作用により、コラーゲン生成を強化し、肌質改善・肌密度向上が期待できる

 

<監修医コメント

STスキンクリニック青山

院長 田澤 しおり 先生

STスキンクリニック青山 院長 田澤しおり先生

ソフウェーブは、顔全体のリフトアップから首・あご下のたるみ改善、さらには上腕や下肢のたるみまで、幅広い部位への適応が臨床研究で報告されています。

 

特許技術であるSUPERB™によって真皮中層を均一に加熱し、コラーゲンとエラスチンの再生を促進するため、自然で持続的な肌の引き締めと質感改善が可能です。施術後のダウンタイムが極めて短く、日常生活への影響が少ないため、多忙な方でも取り入れやすい治療です。

 

また、HIFUやRF治療、糸リフトなどとの層別併用により相乗効果が期待でき、患者満足度も高い点から、安全性が高くかつ効果的な選択肢として推奨できる治療法です。

5.ソフウェーブの施術の流れ

ソフウェーブの施術は、カウンセリングから施術、アフターケアまで、安全性を最優先にした流れで進められます。

以下では、初回予約から施術当日、そして施術後のメンテナンスまで、各ステップを詳しく解説します。

1)受診予約

まずは、ソフウェーブを導入している美容クリニックまたは美容皮膚科に予約を取ります。

予約方法は、電話・Web予約・LINE予約など、各クリニックが用意している方法で行えます。

 

ソフウェーブは医療機器であり、医師の診察と管理のもとで施術が行われます。

予約時には、希望部位や治療目的を伝えておくと、カウンセリングがスムーズに進みます。

2)カウンセリング・診察

医師とカウンセリングする女性

①カウンセリング

まず、カウンセラーや医師が患者様の肌悩みや治療の希望について詳しくお伺いします。

ソフウェーブの仕組みや期待できる効果、施術の流れについて説明を受けます。

②医師による診察

次に、医師が患者様の肌状態やたるみの程度を詳しく診察します。この診察により、以下の点を判断します:

  • 適応の有無(禁忌事項の確認)
  • 最適な照射出力とショット数
  • 施術範囲の決定
  • 過去の施術歴や体質の確認(ケロイド傾向、皮膚炎、日焼けの有無など)

 

医師は、患者様の状態に応じた最適な治療計画を立て、安全に施術を受けられるよう配慮します。

不安な点があれば、この段階で遠慮なく質問することが大切です。

3)洗顔・メイク落とし

施術前に、メイクや皮脂を丁寧に洗い落とします。肌表面を清潔にすることで、超音波エネルギーの伝達効率を高め、効果を最大化します。

4)麻酔クリームの塗布

洗顔後、照射予定部位に麻酔クリーム(表面麻酔)を塗布します。麻酔が浸透するまで15〜20分程度待機します。

この表面麻酔により、照射時のチクチクした痛みや不快感が大幅に軽減されます。

 

ソフウェーブのハンドピースには冷却機能が搭載されており、照射と同時に皮膚表面を冷却することで、さらに痛みを抑えながら安全に施術を進めることができます。

ただし、麻酔クリームを使わない医院もあるため、カウンセリング時にご確認ください。

5) 施術本番

専用ハンドピースを用い、SUPERB™技術によって真皮中層(約1.5mm)に超音波エネルギーを均一に照射します。

①施術の実際

ハンドピースを肌に当て、照射ラインに沿って順次施術を進めます。

照射と同時に冷却機能が作動し、表皮を熱損傷から保護します。

医師は患者様の反応を確認しながら、照射の強さや速度を調整します。

顔全体の照射時間は約30〜45分程度です。

② 施術中の体感

軽い温かさやピリピリとした刺激を感じることがありますが、表面麻酔(使わないクリニックもあります)と冷却機能により、ほとんどの方が我慢できる程度です。

痛みを感じた場合は、遠慮なく医師に伝えてください。

 

この技術により、コラーゲン新生が促進され、肌のたるみやしわの改善、引き締め効果が期待できます。

6)アフターケア

鎮静パックをする女性

施術直後は、軽い赤みや熱感が出ることがありますが、多くの場合、数時間以内に自然に治まります。

クリニックでは、必要に応じてクーリング(冷却)や鎮静パックなどのアフターケアを行います。

 

帰宅後の注意事項は、次のとおりです。

  • メイク: 施術当日から可能です
  • 洗顔・シャワー: 制限はありません
  • 入浴: 当日は長時間の入浴や熱いお風呂は避け、翌日から通常通りで問題ありません
  • スキンケア: 保湿をしっかり行い、日焼け止めを使用してください
  • ダウンタイムがほとんどなく、日常生活にすぐ戻れる点が、ソフウェーブの大きな特徴です。

7)メンテナンス

ソフウェーブの効果は、時間をかけて段階的に現れます。

施術直後はコラーゲン線維の収縮による軽い引き締め感があります。

2〜3か月後には繊維芽細胞が活性化され、肌のハリ改善効果が最大化します。

 

効果は6〜12か月間持続し、持続的な引き締めと弾力アップを維持します。

効果を長期的に維持するために、年に1〜2回の定期的な照射が推奨されます。継続的なメンテナンスにより、加齢による肌のたるみの進行を緩やかにすることが可能です。

 

また、他のリフト治療(HIFUやRF)との組み合わせや、肌質に応じた照射間隔については、医師と相談しながら最適なプランを立てることが重要です。

 

<監修医コメント

STスキンクリニック青山

院長 田澤 しおり 先生

STスキンクリニック青山 院長 田澤しおり先生

ソフウェーブの施術は、医師による詳細な診察とリスク評価から始まり、個々の患者様の肌状態に応じた照射設計を行います。

 

SUPERB™技術の特徴は、真皮中層への選択的加熱により、表皮損傷を最小限に抑えながら確実なコラーゲン再生を誘導できる点にあります。表面麻酔とハンドピースの冷却機能により、痛みや熱感は十分にコントロールされ、多くの患者様が快適に施術を受けられます。

 

施術後のダウンタイムがほとんどなく、即日から通常の生活に戻れる点は、美容医療へのアクセスを広げる重要な要素です。定期的なメンテナンスにより、自然で持続的なエイジングケアが可能となります。

6.ソフウェーブの料金相場

ソフウェーブの料金イメージ

ソフウェーブの料金は、照射範囲・ショット数・クリニックの立地などによって異なります。

 

1回あたりの施術費はHIFUやサーマクールと同等〜やや高額ですが、効果持続期間が長く(6〜12か月)、ダウンタイムがほとんどない点を考慮すると、費用対効果(コストパフォーマンス)に優れた治療といえます。

 

また、初回トライアル価格やモニター制度、キャンペーンなどがある場合は、よりお得に施術を受けることが可能です。

1)一般的な料金相場(国内平均)

顔全体(フェイスライン含む)の相場は、幅が大きく最新では約16〜33万円が中心です。一部高額なクリニックでは40万円超も存在します。

施術部位平均料金(税込)
顔全体(フェイスライン含む)約16〜35万円/回
頬・フェイスラインのみ約10〜20万円/回
約10〜15万円/回

2)他のリフト治療との料金比較

国内での顔全体の施術費用目安は以下となります。

 

比較すると、ソフウェーブはHIFUやサーマクールと同等〜やや高額ですが、効果持続期間の長さやダウンタイムの少なさからコストパフォーマンスは高いと評価されています。

 

治療法顔全体の目安料金(税込)主な特徴
ソフウェーブ16〜35万円痛み少・真皮中層のハリ改善・ダウンタイムほぼなし・
HIFU(ハイフ)8〜25万円深層リフト・やや痛みあり・即効性あり
RF(サーマクールなど)15〜40万円即時タイトニング・広範囲加熱・機器により差が大きい
糸リフト15〜50万円即効性高い・物理的引き上げ・ダウンタイムあり

 

なお、クリニックによって、カウンセリング料、診察料、麻酔代、アフターケア、再診料、追加照射の料金などが含まれる場合と含まれない場合があります。

 

この点については各クリニックで確認ください。

また、支払い方法(医療ローン、分割払いの可否)についても確認ください。

 

<ナールス美容医療アカデミー編集部コメント>

富本充昭

ソフウェーブの料金は、顔全体で16〜35万円程度と決して安価ではありませんが、以下の点を考慮すると費用対効果に優れた治療といえます。

 

– ダウンタイムがほとんどなく、仕事や日常生活への影響が最小限

– 効果が6〜12か月持続し、年1〜2回のメンテナンスで済む

– 真皮中層への選択的アプローチにより、自然なハリ改善が期待できる

– 他のリフト治療との併用で相乗効果が得られる

 

初めてリフトアップ治療を受ける方にとっては、カウンセリングで十分に説明を受け、自分の予算や希望に合った治療計画を立てることが重要です。

複数のクリニックで見積もりを取り、料金だけでなく医師の経験や症例実績も確認することをおすすめします。

7.ソフウェーブのデメリット・注意点(禁忌・適さない症例)

ソフウェーブの禁忌を示す女医

ソフウェーブは、非侵襲的でダウンタイムの少ないリフトアップ治療として安全性が高い一方、施術時や施術後に注意すべき点や、適応外となるケースも存在します。

 

以下では、一過性の副反応、効果の個人差、禁忌事項、他治療との併用リスクについて、臨床エビデンスをもとに詳しく解説します。

安全に治療を受けるために、これらの情報を事前に理解しておくことが重要です。

1)痛みや赤みなどの一過性反応

施術中には、軽い熱感やピリピリとした刺激を感じることがあります。

しかし、表面麻酔と冷却機能により、多くの患者様が我慢できる程度に抑えられます。

 

臨床試験では、痛みスコア(VASスケール)は平均2.4/10と軽度であり、Gold et al. (2024)の多施設研究でも90%以上の患者が治療に満足したと報告されています【3】。

 

照射後は以下のような一過性の反応が見られる場合があります。

  • 軽度の赤み: 数時間〜24時間以内に自然軽快
  • 腫れ・ほてり感: 多くは数時間以内に消失
  • 一時的な圧痛: 照射部位に軽い圧痛を感じることがあるが、数日で改善

 

複数の臨床試験において、重篤な副作用(熱傷、神経損傷、色素沈着など)は報告されていません【1】【2】【3】。

 

ソフウェーブのハンドピースには接触冷却機構(Contact Cooling)が搭載されており、照射と同時に皮膚表面を冷却します。これにより、表皮への熱ダメージを最小限に抑え、熱傷リスクを極めて低く保っています。

 

ただし、皮膚が薄い部位や敏感な部位(あご下、首など)では、刺激を感じやすい場合があります。このような部位では、医師が照射出力を調整し、患者様の反応を確認しながら慎重に施術を進めます。

2) 効果実感に個人差がある

ソフウェーブの効果は1回でも実感できるケースが多い一方、効果の現れ方や持続期間には個人差があります。

 

効果の現れ方

  • 即時効果: 照射直後にコラーゲン線維の熱収縮により、軽い引き締まり感を感じる場合があります
  • 中期効果: 2〜3か月後にコラーゲン再生が進み、肌の弾力が向上します
  • 持続期間: 約6〜12か月(個人の肌質や加齢の程度により差があります)

 

Levy et al. (2021)とHongcharu et al. (2023)の研究では、照射12週後に皮膚弾性値が統計学的に有意に改善し、皮膚構造の明確な改善が確認されています【1】【2】。

 

ただし、以下のような症例では、ソフウェーブ単独では十分な効果が得られない可能性があります:

  • 高度のたるみ::SMAS層まで及ぶ深いたるみ(糸リフトやHIFUの併用を推奨)
  • 顕著な脂肪下垂: 頬や顎下の脂肪蓄積が多い場合(脂肪溶解注射や脂肪吸引との併用を検討)
  • 皮膚の極度な薄さ: 高齢や日光ダメージにより皮膚が極端に薄い場合

 

また、敏感肌の方では一時的な刺激を感じやすいため、照射エネルギーの最適化と冷却の徹底が必要です

3)適さない症例・禁忌事項

以下のような方は施術を控える、もしくは事前に医師への相談が必要です。

適さない症例・禁忌事項理由
妊娠中・授乳中妊娠・授乳期は生理的変化が大きく、治療の安全性が確立されていないため施術不可
ペースメーカー超音波が電子機器に干渉し、誤作動を引き起こすリスクがあるため絶対禁忌
金属インプラント装着照射部位に金属プレート、スクリュー、充填物がある場合、熱が蓄積し組織損傷のリスクがあるため禁忌
強い日焼け・炎症のある部位炎症が悪化するリスクや、色素沈着が生じる可能性があるため、回復後に実施
ケロイド体質・瘢痕形成傾向熱刺激により瘢痕化や肥厚性瘢痕のリスクが高まるため慎重適応
重度のアトピー性皮膚炎炎症反応が増強される可能性があるため、皮膚状態が安定してから検討
抗凝固薬内服中・皮膚疾患治療中出血リスクがやや高まる可能性があるため、必ず申告し医師と相談
活動性の皮膚疾患(帯状疱疹、ヘルペス、感染症など)症状悪化や感染拡大のリスクがあるため、治癒後に施術

 

<FDA認可情報における禁忌>

米国FDAの認可情報(K201664)においても、上記の禁忌事項が公式に明記されています。安全に治療を受けるために、該当する項目がある場合は必ず医師に申告してください。

4)他治療との併用に関する注意

注意点のイメージ

ソフウェーブはHIFUやRF、レーザー、注入治療との併用が可能ですが、安全に治療を進めるために適切な間隔を空けることが重要です。

間隔についてはクリニックによって異なるため最終判断はクリニックで相談ください。

併用対応の目安理由
HIFU・RF1〜2週間以上の間隔同じ部位に連続して熱エネルギーを加えると、熱の蓄積により炎症や浮腫が生じるリスクがあるため
ピーリング・トーニング後の照射皮膚が完全に回復してから(通常1週間以上)皮膚バリア機能が低下している状態で照射すると、刺激が強く出る可能性があるため
糸リフト糸挿入から2〜3か月経過後糸が定着する前に超音波を当てると、糸の位置がずれたり、炎症が強く出る可能性があるため |
ヒアルロン酸注入注入から2週間以上空けるヒアルロン酸が定着する前に熱を加えると、分解や変形のリスクがあるため |

 

<同日施術の注意>

同じ部位に対して、複数の高出力治療(HIFU、RF、レーザーなど)を同日に行うことは注意が必要です。

これは、皮膚への過度な熱負荷により、以下のようなリスクが高まるためです:

  • 炎症の遷延化
  • 浮腫の増強
  • 色素沈着
  • 皮膚膚バリア機能の低下

 

<併用に関する注意>

美容医療を組み合わせる際は、照射出力、治療の順序、間隔を医師が総合的に判断します。

カウンセリング時に、過去の施術歴や今後の治療計画を詳しく伝えることが重要です。

 

これは、皮膚の熱蓄積やバリア機能低下による炎症・浮腫のリスクを防ぐためです。

美容医療を組み合わせる際は、出力設定・治療順序・間隔を医師が総合的に判断する必要があります。

 

<監修医コメント

STスキンクリニック青山

院長 田澤 しおり 先生

STスキンクリニック青山 院長 田澤しおり先生

ソフウェーブは、SUPERB™技術により真皮中層を選択的に加熱する治療法であり、国内外の研究で副作用の発生率が極めて低いことが報告されています【1】【2】【3】。

現時点では痛み・紅斑はいずれも軽度かつ一過性であり、重篤な合併症(熱傷、神経損傷、色素沈着など)の報告はほとんどありません。

しかし、国内の導入から日は浅いため、今後の症例の蓄積を待って、安全性を検証する必要があります。

 

また、妊娠中の方、ペースメーカー装着者、照射部位に金属インプラントがある方、炎症性皮膚疾患のある方などは、安全性の観点から施術を控える必要があります。

また、活動性の感染症や強い日焼けがある場合も、回復を待ってから施術を行うべきです。

 

 

他の治療との併用については、適切な間隔を空けることで安全性を確保できます。特に、HIFUやRFとの層別併用(深層はHIFU、中層はソフウェーブなど)により、相乗効果を得ることが可能です。

ただし、同日に複数の高出力治療を行うことは避け、計画的に治療を進めることが重要です。

 

医師との十分なカウンセリングを通じて、個々の患者様に最適で安全な治療プランを立てることが、満足度の高い結果につながります。

8.他リフト機器・治療との比較

ソフウェーブは、「切らずにリフトアップしたい」方に適した超音波治療ですが、HIFU(ハイフ)やRF(高周波)など、他のリフト治療とはメカニズムや適応が異なります。

 

本章では、各治療法の作用原理、到達深度、痛み、ダウンタイム、効果の現れ方などを詳しく比較し、それぞれの特徴と向いている症例を解説します。治療選択の参考にしてください。

 

1)ソフウェーブとRFやHIFUとの比較のまとめ

比較項目ソフウェーブRF(高周波)HIFU(マイクロフォーカス超音波)
方式並列超音波ビーム(SUPERB™)電磁エネルギー(熱)集束超音波(点状の高温域)
代表層・到達深度真皮中層 約1.5mmに面状で均一加熱機器で可変

:表皮〜浅真皮(例:サーマルRF)、真皮〜皮下隔壁(モノポーラRF)、0.5–4.0mm(RFマイクロニードル)

約3.0 / 4.5mm(真皮深層〜SMAS)など、カートリッジで可変
熱パターン浅く広い面加熱(熱凝固ゾーンが並列に連続)バルク加熱(体積的にじわっと温度上昇)/ニードル型は点列状点状焦点(ドット状に高温の凝固点を多層配置)
主な狙いハリ・弾力、小じわ、質感の改善/軽〜中等度のたるみの引き締め即時的な引き締め・テクスチャ改善(機器に依存)リフトアップ・輪郭形成(深部支持層の引き上げ)
体感(痛み)低〜中等度(冷却併用で軽減)低〜中(モノポーラはやや強めの熱感も)/ニードル型はチク感中等度(骨上・神経近傍は刺激感あり)
ダウンタイムほぼなし(一時的な赤み・膨隆)ほぼなし〜軽度(ニードル型は点状紅斑・小痂皮)ほぼなし〜軽度(浮腫・圧痛・一時的しびれ感)
効果の出方2–3か月でピーク(コラーゲン再構築)直後のタイトニング+数週で質感改善数週〜3か月で引き上がりが顕在化
持続目安約6–12か月3–6か月(機器・設定に依存)約6–12か月(個人差あり)
推奨回数1回/年(必要に応じ2回)機器により単回〜複数回年1回目安(部位により追加)
向いている方自然なハリ改善・質感UP、ダウンタイム最小即効性重視/質感・毛穴も併せて整えたい**輪郭の明確化(深層リフト)**を狙いたい

2)治療選択時の重要なポイント

① RFは機器の種類で特性が大きく異なる

同じ「RF治療」でも、機器の方式により作用層や効果が大きく異なります。

モノポーラRF(例:Thermage系)は皮下組織まで広範囲に加熱し、直後の引き締め感が強いです。

出力が高いと痛みが強く出ることがあります。

 

バイポーラ・マルチポーラRF は、比較的浅い層(表皮〜浅真皮)を加熱 – 質感改善・小じわ・毛穴の引き締めに効果的 です。また、痛みは軽度です。

RFマイクロニードルは、針を刺入して真皮層にRFを照射します。

 

深度を調整可能(0.5〜4.0mm)です。点状の紅斑や小さな痂皮が生じることがあり、ダウンタイムが数日続くことがあります。

②HIFUはカートリッジ深度と照射設計で結果が変わる

HIFUは使用するカートリッジの深度(3.0mm、4.5mmなど)や照射密度により、リフト効果や痛みが大きく変わります。

また、骨の近くや神経走行部位では刺激が強く出やすいため、施術者の経験と照射デザインが重要です。

③ソフウェーブの位置づけ

ソフウェーブは、HIFUのような深層リフトとRFのような表層加熱の中間に位置する治療です。

真皮中層(1.5mm)を選択的に加熱することで、「自然なハリ改善」と「安全性の高さ」を両立しています。 `

ソフウェーブとサーマクール・ハイフとのアプローチ層の違い

 

<監修医コメント

STスキンクリニック青山

院長 田澤 しおり 先生

STスキンクリニック青山 院長 田澤しおり先生

ソフウェーブは真皮中層(1.5mm)に均一に熱を与え、コラーゲンとエラスチンの再生を促すことで、肌のハリや質感を改善する治療です。

 

他のリフト治療と比較した場合、ソフウェーブの特徴は以下の点にあります。

 

  • HIFU(ハイフ)との違い

HIFUは深層(SMAS層)を狙って強力なリフトアップ効果を得る治療ですが、ソフウェーブは中層を均一に加熱することで、より自然なハリ改善と肌質向上を目指します。痛みも比較的少なく、神経刺激のリスクが低い点が特徴です。

 

  • RFとの違い

RFは機器により作用層が大きく異なりますが、多くは表層〜浅層の引き締めや質感改善が主体です。ソフウェーブはRFでは届きにくい真皮中層を選択的に加熱できるため、より深いハリ改善が期待できます。

 

治療選択においては、患者様の症状(たるみの程度、脂肪の量、皮膚の厚さなど)や希望(即効性重視か、自然な改善か)に応じて、最適な治療法または組み合わせを提案することが重要です。例えば、HIFUで深層リフトを行い、ソフウェーブで中層の質感を改善するという層別アプローチも効果的です。

 

患者様一人ひとりに合った治療計画を立てるために、カウンセリングで十分に相談されることをおすすめします。

9.ソフウェーブの口コミ・評判

ソフウェーブの良い口コミと悪い口コミ

ソフウェーブの実際の効果や体験を知るために、施術を受けた方々の口コミを収集・分析しました。

以下では、良い評価と気になる評価の両方を紹介し、最後に口コミ全体の傾向を分析します。

 

口コミは、個人ブログ、美容情報サイト、クリニックのレビューサイトなどから収集しており、個人の感想であることをご理解ください。効果には個人差があります。

 

1)良い口コミ

口コミ

大きなダウンタイムもなく、しっかり効果がでるので個人的には半年に一回か一年に一回のご褒美として受けたいなぁと思いました。

引用:ソララブログ


実際に受けてみての感想ですが、ちょっと痛みがあるけど、頑張ってよかったな~~💕

私は、アゴ下の皮膚のもたつきを気にしてて自分でも無意識につまんでいたのですが、ソフウェーブを受けて数日後

「ん??ん?・・・・ ない!つんつるてんや!!😳」ということに気づきました。

嬉しすぎるっっっ🩷

私はアゴ下の皮膚だるみに糸を定期的にいれていますが、それにプラス✨

これからはソフウェーブも半年から1年に一回のペースで定期的に受けたいな🎶と思いました。

引用:恵聖会クリニック ドクター・スタッフブログ


たるみが気になりソフウェーブを顔全体とフェイスラインに施術してもらいました。痛みに弱いので耐えられるか心配でしたが、表面麻酔と冷風のおかげでほとんど痛みは感じませんでした。直後も赤みも出ずにダウンタウンはありませんでした。

引用:HOT PEPPER Beauty


ソフウェーブから2週間と2日経ちましたが、本当にやって良かった!!

 

当日の即時効果でも顔がキュッとしましたが、その後少しの浮腫を繰り返し今とても良い状態です。1ヶ月後ももっと良くなるなら、これは凄い!!

 

私は顔の脂肪が多い高周波が合っているタイプなのですが

 

丸顔脂肪の方にもソフウェーブはオススメです!

 

顔が本当に小さくなった!!他はオデコのシワやほうれい線も少し薄くなりました!!毛穴も小さくなりました!!

 

本当にやって良かった!!

引用:ピオーネビューティークリニック(Googleマップ)


たるんだらもう諦めないといけないと思っていましたが、ソフウェーブのおかげで皮膚が引き締まり、頬や口横のもたつきが改善しました。1回の施術で半年後でもキープできるとの事なので毎日がウキウキしています。

引用:湘南美容クリニック新宿本院(Googleマップ)

2)気になる口コミ

口コミ

当てるところのみ表面麻酔を落として

当てていくんだけど、

痛い😣

表面麻酔かなりしたけど、痛いです。

引用:個人ブログ


施術前、医師に「9割の人は効果大、1割の人はあんまりわからない」と言われました。

私は1割寄りなのかもしれません。

でも、少なからず効果は見えているし、ずっと試してみたかったので、後悔はしていません。

ただ1回10万するのでリピートはないかなあ。

引用:個人ブログ

3)口コミ・評判の分析

ソフウェーブの口コミを総合すると、高い満足度と安定した安全性が特徴として浮かび上がります。

特に多かったのは、「痛みが少ないのにしっかり効果を感じた」「ダウンタイムがなく翌日から普通に過ごせた」という声で、忙しい人や自然な変化を求めるユーザーから高評価を得ています。

 

照射直後の軽いハリ感に加え、2〜3か月後にコラーゲン再生による引き締まりが実感できる点も支持されています。

一方で、「部位によっては痛みを感じた」「効果の実感に個人差がある」といった意見もあり、特に皮膚が薄い部位では刺激を感じやすい傾向が見られます。

 

また、1回10万円前後の費用に対し、効果が控えめだったと感じる場合は満足度が下がるケースもあります。全体としては、軽度〜中等度のたるみ改善や肌質向上における“ナチュラルな若返り”を求める層に適した治療であり、HIFUや糸リフトとの併用でより高い満足度に繋がるという口コミも多く確認されました。

 

口コミからもソフウェーブは、「切らないリフトアップ」「ダウンタイム最小」「自然なハリ改善」を求める方に適した治療といえます。

ただし、効果には個人差があるため、カウンセリングで十分に説明を受け、自分の症状や期待に合った治療かどうかを慎重に判断することが重要です。

10.ソフウェーブに関するよくある質問

ソフウェーブのQ&Aイメージ

ソフウェーブの施術を検討される方から寄せられる、よくある質問とその回答をまとめました。施術回数、他の治療との違い、保険適用、痛み、効果発現時期など、治療を受ける前に知っておきたい情報を分かりやすく解説します。

 

不明な点や不安なことがあれば、カウンセリング時に医師に直接確認されることをおすすめします。

Q1.施術は1回で十分ですか?

多くの臨床試験・症例で、1回の照射でも明確な改善効果が確認されています。

ただし、年齢や肌状態により、3〜6か月後の追加照射でさらに引き締め効果が安定します。

継続的なコラーゲン再生を促すことで、肌のハリと密度が年々向上します。

Q2.ソフウェーブはHIFUの代わりになりますか?

目的によります。HIFUはSMAS層(3〜4.5mm)を狙い、リフトアップ効果に優れます。一方、ソフウェーブは真皮中層(1.5mm)を加熱し、肌のハリ・弾力・しわ改善に優れます。

そのため、「深層リフトはHIFU」「ハリ改善はソフウェーブ」と役割を分けて選ぶと効果的です。

Q3.保険は使えますか?

ソフウェーブは自由診療(自費治療)です。保険は適用されません。

Q4.照射時に痛みはありますか?

ソフウェーブの照射時には、部位によって熱感やチクチクとした刺激を感じることがありますが、表面麻酔や冷却装置により痛みはかなり軽減されます。

多くのクリニックでは麻酔クリームを使用し、治療中には冷風装置で肌を冷やすため、強い痛みを感じる心配はほとんどありません。

 

ただし、痛みの感じ方には個人差があるため、不安な場合は医師と相談するのがおすすめです。

Q5.施術後、どのくらいで効果が出ますか?

施術後のソフウェーブの効果は、照射直後から肌の引き締まりを感じる即時効果があります。

その後、線維芽細胞が活性化しコラーゲン生成が進むため、持続的な効果は約2~3か月でピークに達します。

 

多くの場合、1~2か月後から肌のハリや弾力の改善を実感し、効果は約6か月から1年ほど持続します。さらに定期的な施術を行うことで、より長くリフトアップ効果を保つことができます。

11.臨床エビデンス・安全性データの考察

ソフウェーブは、非侵襲的な真皮再生技術として、複数の臨床研究により効果と安全性が検証されています。

本章では、主要な臨床試験の結果を整理し、ソフウェーブのエビデンスレベルと科学的根拠について詳しく解説します。

 

医学論文に基づいた客観的なデータをもとに、ソフウェーブの有効性と安全性を総合的に評価します。

1)顔のたるみ・しわ改善に関する主要エビデンス

Wang et al. (2021) は、顔と首のしわ・皮膚弛緩患者60例を対象にSUPERB™を照射を行いました。

86%の被験者で皺スコア(Wrinkle Scale)が1〜3段階改善し、痛みは軽度、副作用は一過性紅斑のみと報告しています【1】。

 

この研究により、真皮中層1.5mmを均一に加熱する手法が、安全かつ有効な非侵襲リフトアップ法であることが示されました。

 

続く Hongcharu et al. (2023) では、アジア人36例を対象に同条件で検証。12週後に皮膚弾性値とコラーゲン密度が有意に上昇(p<0.01)し、人種を問わず安定した効果を確認しています【2】。

 

顔のたるみ・しわ改善に関する主要エビデンスの画像

出典:Hongcharu W, Boonchoo K, Gold MH.The efficacy and safety of the high-intensity parallel beam ultrasound device at the depth of 1.5 mm for skin tightening.J Cosmet Dermatol. 2023;22(5):1488–1494. doi:10.1111/jocd.15672

 

 

また Gold MH, Biron J. (2024) は、多施設共同で眉・顎下・頸部に照射し、90%以上の患者が効果を実感し、痛みはVAS平均2.4/10、重篤な副作用なしと報告しています【3】。

2)SUPERB™技術の応用研究(顔〜ボディ領域)

Oku (2024) は、SUPERB™技術を応用したThermal Thread Technique™を研究しました。

こちらの研究では、全顔リフトにおいて均一な熱凝固ゾーン形成を確認し、真皮リモデリング効果とベクトル的引き上げを報告しています【4】。

 

ソフウェーブの治療による痛みや腫れなどの副作用は認められず、SUPERB™技術がサーマクールとは異なるメカニズムで中層加熱を行うことを裏づけています。

 

SUPERB™技術の応用研究(顔〜ボディ領域)の画像

出典:Oku K. Vectorized facial skin tightening: A study on the Thermal Thread Technique™ utilizing high-intensity, high-frequency, parallel ultrasound beam. Lasers Surg Med. 2024;56(4):355–360.

 

Wang et al. (2023) はオトガイ下(あご下)リフト【5】、Wang et al. (2023) は眉リフト【6】、Wang et al. (2024) は大腿・臀部セルライト改善【7】を対象とした研究を行っており、いずれも均一加熱による弾力改善・安全性の高さ・痛みの少なさが共通して報告されています。

これらの結果から、SUPERB™技術は顔面からボディまで同一メカニズムで再生反応を誘発できることが明らかになりました。

3)肌再生・瘢痕治療への拡張応用

2025年には、Boonchoo and Hongcharu (2025) が、アジア人のニキビ瘢痕治療にSUPERB™技術を応用しました。

こちらの研究では、真皮1.5mm加熱によって線維芽細胞の再活性化とコラーゲン再生が促進され、凹凸の平滑化と質感改善を達成しました【8】。

副作用はなく、真皮再構築技術として美容皮膚科領域全体に応用可能な治療技術であることを示しました。

 

肌再生・瘢痕治療への拡張応用の画像

出典:Boonchoo K, Hongcharu W. The Efficacy and Safety of a Single Treatment of High-Intensity, High-Frequency, Non-Focused Ultrasound Parallel Beams for Facial Acne Scars in Asian Patients. J Cosmet Dermatol. 2025;24(4):e70134.

 

<監修医コメント

STスキンクリニック青山

院長 田澤 しおり 先生

STスキンクリニック青山 院長 田澤しおり先生

本章で紹介した臨床研究は、ソフウェーブを中心とするSUPERB™技術が、真皮中層1.5mmへの選択的加熱により、組織修復メカニズムを活性化し、コラーゲンとエラスチンの再生を促進することを科学的に裏付けています。

 

多施設共同研究(Gold MH, Biron J. 2024)や人種別検証(Hongcharu et al. 2023)により、再現性と普遍性が確立されており、エビデンスレベルは比較的高いと評価できます。

 

ソフウェーブは、単なる「引き締め治療」ではなく、真皮構造そのものの再生により、肌の密度・弾力・質感を総合的に改善する「真皮再生療法」として位置づけられます。

痛みや合併症のリスクが低く、安全性と再現性に優れたリフト技術として、臨床現場で自信を持って推奨できる治療法です。

12.まとめ

本記事では、ソフウェーブのメカニズムから臨床エビデンス、効果、安全性、施術の流れ、料金、口コミまで、幅広い情報を詳しく解説しました。

 

ソフウェーブは、真皮中層(約1.5mm)に熱を均一に届けるSUPERB™技術により、コラーゲンとエラスチンの再生を促進する新世代のたるみ・しわ治療です。

HIFUが深層リフトを目的とするのに対し、ソフウェーブは肌表面のハリ・弾力・質感改善に特化しています。

 

海外の臨床試験では、満足度86〜93%・重篤な副作用なしと報告があります。国内の口コミでも「痛みが少ない」「ダウンタイムがほとんどない」「翌朝から化粧できる」と高い評価を得ています。効果は2〜3か月でピーク、約1年持続し、ナチュラルな若返りを求める方に適しています。

 

「切らずにリフトしたい」「自然にハリを取り戻したい」方は、ぜひともソフウェーブによるリフトアップ治療を検討してみてください。

 

<参照論文>

【1】Wang JV, et al. Efficacy and safety of high-intensity, high-frequency, parallel ultrasound beams for fine lines and wrinkles. Dermatol Surg. 2021 Dec 1;47(12):1585-1589.

PMID: 34417390

【2】Hongcharu W et al.The efficacy and safety of the high-intensity parallel beam ultrasound device at the depth of 1.5 mm for skin tightening. J Cosmet Dermatol. 2023 May;22(5):1488-1494.

PMID:36757157

【3】Gold MH, Biron J. Efficacy and safety of high-intensity, high-frequency, non-focused ultrasound parallel beams for facial skin laxity. J Cosmet Dermatol. 2024 Jan;23(1):117-123.

PMID: 38031530

【4】Oku K. Vectorized facial skin tightening: A study on the Thermal Thread Technique™ utilizing high-intensity, high-frequency, parallel ultrasound beam. Lasers Surg Med. 2024 Apr;56(4):355-360.

PMID: 38411259

【5】Wang JV, et al. High-intensity, high-frequency, parallel ultrasound beams for submental lifting. Dermatol Surg. 2023 May 1;49(5):532-534.

PMID: 36946702

【6】Wang JV, et al. Eyebrow lifting from high-intensity, high-frequency, parallel ultrasound beams. Dermatol Surg. 2023 Jul 1;49(7):718-720.

PMID: 37093677

【7】Wang JV, et al. High-intensity, high-frequency, parallel ultrasound beams for cellulite of the buttocks and thighs. Dermatol Surg. 2024 Oct 1;50(10):922-925.

PMID: 38754134

【8】Boonchoo K, Hongcharu W. The efficacy and safety of a single treatment of high-intensity, high-frequency, non-focused ultrasound parallel beams for facial acne scars in Asian patients: a preliminary study. J Cosmet Dermatol. 2025 Apr;24(4):e70134.

PMID: 40132902

 

ソフウェーブの薬事承認について

【日本における承認取得】

2025年4月14日、ソフウェーブは日本で薬事承認を取得しました。これは、「皮膚引締め用超音波照射器」カテゴリーにおいて国内初の承認となります。

 

【承認の詳細】

承認日 | 2025年4月14日|

承認された使用目的 | 中等度又は重度の顔面及び頚部のしわの改善

機器分類 | 皮膚引締め用超音波照射器

製造販売承認番号 | 30700BZX00082000

製造販売業者 | 株式会社ジェイメック

 

【適正使用指針】

承認取得後、「皮膚引締め用超音波照射器『Sofwaveシステム』適正使用指針」が策定されました。安全な施術を確保するため、以下の体制が整備されています。

 

医師の研修: 専門的な研修プログラムを修了した医師のみが施術可能

医療提供施施設: 適切な設備と体制を備えた医療機関でのみ実施可能

適正使用の徹底: 禁忌事項、適応判断、施術手順などが明確に規定

 

【臨床的意義】

この薬事承認により、ソフウェーブは日本国内においても安全性と有効性が公式に認められた治療法となりました。患者様は、より安心して治療を受けることができます。

【参考情報】

詳細については、製造販売業者の公式発表をご参照ください。

 

株式会社ジェイメック プレスリリース

「国内初、顔面・頚部のしわの改善を目的とした超音波治療機器の製造販売承認を

取得」

https://www.jmec.co.jp/news/%E5%9B%BD%E5%86%85%E5%88%9D%E3%80%81%E9%A1%94%E9%9D%A2%E3%83%BB%E9%A0%9A%E9%83%A8%E3%81%AE%E3%81%97%E3%82%8F%E3%81%AE%E6%94%B9%E5%96%84%E3%82%92%E7%9B%AE%E7%9A%84%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%9F%E8%B6%85/

 

治療を受ける際は、適正使用指針に基づいた研修を修了した医師がいるクリニックを選ぶことをおすすめします。

 

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