ボトックス注射に副作用はある?デメリットについて解説

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ボトックス注射は、おでこや目尻の表情のシワの解消はもちろん、エラ張りの解消やわきが治療などにも役立つ治療です。しかし、副作用やデメリットが全くないわけではありません。この記事では、ボトックス注射の副作用やデメリットと対処法について解説を進めます。ぜひ、安心して施術を受けるためにチェックして下さいね。

この記事の監修医師
■経歴
東京医科大学医学部医学科を卒業後、麻酔科学講座入局。
麻酔科退局後、明治通りクリニック皮膚科・美容皮膚科で院長を務める。
平成24年より医療法人容紘会高梨医院皮膚科・美容皮膚科を開設し、現在は院長として勤務している。
目次

1.ボトックス注射の副作用やデメリットが気になる方へ

おでこや眉間、ほうれい線など、年齢を重ねることによって目立つようになってきたお顔のシワ。シワは一気に老け顔に見られる原因になるため、美容医療でシワの解消をしたい!と思っている人も多いのではないでしょうか。

シワ解消におすすめしたい治療法の一つが「ボトックス注射」です。ボトックス注射は、表情ジワの治療が得意です。おでこや目尻のシワの解消はもちろん、エラ張りの解消やわきが治療などにも役立つ治療のため、さまざまな人におすすめできる治療法です。

また、ボトックス注射は、メスを入れることなく注射器で製剤を注入するだけなので、

ダウンタイムが少なく、大きな副作用が起こる可能性が低い美容医療の1つです。

しかし、ボトックス注射には副作用やデメリットが全くないわけではありません。製剤そのものの副作用やデメリットが小さくても、カウンセリング不足や施術者の技術不足などにより、本来なら起こるはずのなかった副作用が発症する可能性も否定できません。

施術を検討している人は、副作用やリスク、メリットとデメリットの両面を把握した上で治療を受けるか判断することが大切です。

本記事では、ボトックス注射について改めておさらいした上で、考えられる8つの副作用をご紹介します。後半では、ボトックス注射を受けられない方や副作用を防ぐための方法についても触れているので、ぜひ最後まで読んでボトックス注射のリスクを正しく理解した上で、施術を検討してみてください。

この記事ではボトックス注射で起こりうる副作用や受けられない方に加えて、副作用のリスクを下げるポイントについて紹介します。

ボトックス注射の施術を検討している人は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

<監修医からのメッセージ>
今や美容医療に興味がある方でボトックス注射という名前を聞いたことが無い方はいないくらいその知名度の高い施術です。
また、効果高く、ダウンタイムや副作用が少ないことから、比較的手軽な美容医療と人気のある施術です。
もちろん、その通りなのですが、ボトックス注射にも副作用のリスクやデメリットはあります。
そのリスクを最小限にするためには、私たち美容医療に携わる医師や医療従事者はもちろんのこと、その施術を受ける患者様にもボトックスのリスクをご理解いただくことは大切なことだと思います。
なぜなら美容医療をはじめ医療は、医師や医療従事者と患者さんの相互の参画意識が高くなるほど効果が上がり、副作用やデメリットが減らせるからです。
ぜひ、この記事からボトックス注射の副作用やリスクをご理解いただき、リスクを回避する方法見つけていただけますと幸いです。

 

<参考記事>

ボトックス注射とは?おでこや目尻のシワへの効果はある?

2.ボトックス注射は筋肉をリラックスさせる

1)ボトックス注射の効果と特徴

ボトックス注射とは、筋肉の動きを抑制してリラックス状態にすることで筋肉が原因で起こっているシワなどの症状をやわらげる治療法です。

ボトックス注射で使われる薬剤はボツリヌス菌から取り出したボツリヌストキシンという成分でできており、この成分は筋肉の動きを抑制する効果があります。

たとえば険しい顔をしたり怒ったりした時におでこや目尻にあらわれるシワは「表情ジワ」と呼ばれ、筋肉の動きによってできるものです。この表情ジワにボトックス注射を打つことによって、シワを作っていた原因筋肉の動きが弱まり、シワの目立たない肌にすることができます。

ボトックス注射はメスを使わず注射だけで完結する治療法なので、ダウンタイムもほぼありません。施術後の効果は数日〜1ヶ月ほどで実感することができ、大体3、4ヶ月継続します。

2)ボトックスはブランド名

ボトックス(BOTOX®)は、実は米国アラガン社のブランド名です。

国内には、「ボトックスビスタ®」と「ボトックス®」という製品の2つが存在しますが、美容医療で使われるのは、「ボトックスビスタ®」です。

一方、「ボトックス®」は、「重度の腋窩多汗症」など承認された適応症のみに保険診療で使うことができます。

今では、美容医療で使われるボツリヌストキシン製剤は、ボトックスビスタ以外にも10種類程度あります。

しかし、最もメジャーなボトックスの名前が広く浸透しているため、ボツリヌストキシン注射というよりも、ボトックス注射と言われることが多いのです。

この記事でも、ボトックス注射を使っていますが、これがボツリヌストキシン注射の意味で、ボトックスビスタに特定しているわけではありません。



3.ボトックス注射で起こり得る10の副作用・デメリット

ボトックス注射は基本的にとても安全な施術法です。しかし「ボツリヌス菌」と聞くと、食中毒のイメージがある方もいるかもしれません。

もともとボツリヌス菌とは食中毒の原因になる物質で、食べ物についたボツリヌス菌が産生したボツリヌス毒素が体内に入ることによって、めまいや会話障害、激しい下痢や嘔吐などを引き起こします。

ボトックス治療に使われる薬剤はこのボツリヌス毒素を排除し抽出されたタンパク質のみを使用しているため、体内に入っても害はなく、安心して治療を受けられます。もちろん食中毒のような症状が現れることはありません。

ただし、妊娠・授乳中の方、神経、筋肉に疾患のある方、その他健康に不安がある方は治療が推奨されていません。ご自身が当てはまるか心配な時は、必ず医師に相談しましょう。

ボトックス注射は安全に受けられる施術ですが、副作用が出る可能性もゼロではありません。症例は多くないものの、以下の10の副作用・デメリットが起こる可能性があります。

 

  • 注入時の痛み
  • エラボトックスにより噛む力が一時的に弱まる
  • 筋肉の疲労による頭痛
  • 目・眉尻の吊り上がり
  • 表情が不自然になる
  • 注射による内出血や腫れ
  • 脇以外の部分に汗をかきやすくなる
  • アレルギー反応
  • たるみが目立つ
  • 思った効果を得られない

 

一つずつ詳しく解説していきましょう。

1)注入時の痛み

ボトックス注射は注射器で皮膚に薬剤を注入する施術のため、注射針が皮膚に入るときのチクッとした痛みや、薬剤を注入する際に押されているような痛みを感じることがあります。脇やふくらはぎに施術をする際は、複数の箇所に注射を打つため、何度も痛みを感じることもあり得ます。

施術の際には痛みを和らげるために、注射を打つ部位を冷やしたり、塗るタイプの麻酔を使うクリニックが多いです。痛みが心配で施術に踏み切れないという方は、事前にクリニックで相談してみましょう

2)エラボトックスにより噛む力が弱まる

エラボトックスは、顔のエラ張りが気になる部分にボトックス注射を打つことによって張りを解消し、小顔に見せる施術方法です。

手軽にエラの張りを解消できるためとても人気の施術ですが、この施術により稀に一時的に噛む力が弱くなってしまうことがあります。

そもそもエラ張りの原因の多くは、顔のエラ部分にある咬筋(こうきん)という筋肉が過剰に発達してしまったことによるものです。そこでボトックス注射の施術では、咬筋に薬剤を注入することによって筋肉の動きを弱め、エラの張りを目立たなくさせます。

しかしごく稀に咬筋に薬剤が効きすぎてしまい、一時的に噛む力が弱まる症状を感じる人がいるようです。

咬筋は噛む時に使われる筋肉のため、筋肉の力が弱まると硬いものを食べにくくなったり、食べ物を噛む時に違和感が出たりする可能性があります。この症状はすぐに良くなることがほとんどで、1週間程度で気にならなくなるでしょう。食事が全くできなくなるほどの症状ではないので、安心してください。

3)筋肉の疲労による頭痛

ボトックス注射の施術後、数日間頭痛の症状が出ることがあります。

ボトックス注射を顔に打つと、今まで動いていた筋肉の動きが抑制されるため、顔を支える筋肉のバランスが少し変わります。今まで使われていなかった部分の筋肉が使われるようになるため、筋肉が疲弊し、頭痛につながるようです。

症状は数日でおさまることがほとんどですが、程度がひどい場合や耐えられないほどの痛みがある場合は医師に相談しましょう。

4)目・眉尻の吊り上がり

ボトックス注射の施術後に、眉尻が吊り上がったり、つり目に見えたりする「スポック・ブロー」という症状が出ることがあります。

スポック・ブローという名称の由来は、アメリカのテレビドラマ『スタートレック』に出てくる眉が吊り上がったキャラクターの『ミスタースポック』から取ったものです。顔に力を入れていない状態でも、ミスタースポックのように少し怒ったような表情に見えてしまう症状のことを指します。

スポック・ブローは、眉の内側と外側でボトックス注射の効果に差が出てしまったことが原因で起こることが多い症例です。

これを避けるには、経験豊富な医師に適切な薬剤の量を注入してもらうことが必要です。

また、施術後に極端に眉尻が吊り上がるなどの症状が出てしまった時は、上がりすぎてしまった眉尻の上に薬剤を少量追加することで改善できることもあります。

万が一スポック・ブローの症状が出てしまった場合でも、3ヶ月ほどで症状は消失します。すぐにでも改善したい場合は、医師に相談してみましょう。

5)表情が不自然になる

ボトックス注射の施術後、表情が不自然になったという話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。表情筋への注射をした後に起こりうる症状の一つに、表情が作りづらくなるという事例があります。

ボトックス注射の注射位置を間違えたり、薬剤の注入量が多すぎたりすると、止める必要のなかった筋肉の動きまでが抑制されてしまい、表情がうまく作れなくなることがあります。

薬剤の注入量は人それぞれ違うため、施術前のカウンセリングが非常に大事です。医師の技術によって効果に差が出る治療のため、信頼できる医師の元で治療を受けるようにしましょう。

万が一表情が不自然になってしまった場合も、ボトックスの効果が切れれば元通りになりますので安心してください。

6)ボトックス注射による内出血や腫れ

ボトックス注射を打ったことにより、内出血や腫れの症状が起こることがあります。

ボトックス注射は肌に注射をする治療法のため、打った部分が内出血を起こしたり、多少の腫れが起こったりする人もいます。施術後に注射した部位をもんだり強くこすったりすると内出血の症状が起こりやすくなるため、治療後の患部はそっとしておきましょう。

内出血や腫れの症状が出たとしても2週間程度で次第に消えていきます。症状がどんどんひどくなる、腫れが長期間続くなどの症状が起こった場合は、医師に相談しましょう。

7)脇以外の部分に汗をかきやすくなる

ボトックス注射で脇の汗を抑える施術をした場合に、症例としてはあまり多くありませんが、脇以外の部分に汗をかきやすくなったと感じる人がいます。

脇へのボトックス注射は、わきがの原因となる汗を減らすための施術です。わきがではない人でも、服に汗染みが出てしまうのを避けるために夏場を中心に施術しているという人も多くいます。

わきがはアポクリン汗腺から出る汗と脇の肌表面にいる雑菌とが混ざって嫌な匂いを出す症状です。ボトックス注射は脇の皮膚に注射をすることによって汗腺からの発汗を抑えることができます。

しかし稀に脇以外の部分に汗をかきやすくなった(代償性発汗)という人がいます。これは一時的なものですが、もし続く場合は医師に相談してみましょう。

8)稀にアレルギー反応が起こることも

ボツリヌストキシン製剤はアレルギー反応が起こるリスクが低く、重症化することはほとんどないと考えられています。そのため、身体への大きな悪影響が少なく、施術前にアレルギー検査を行うことは多くありません。

しかしボツリヌストキシン製剤に感作が強いなど体質によっては症状が強く出る可能性を100%否定することはできません。また、症状が長引くリスクもゼロではありません。アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギーを持っている方や不安な方は、カウンセリングを受ける際に、クリニックで医師に相談しましょう。

9)年齢を重ねてからボトックス注射を打つとたるみのリスクも

40代、50代、60代と年齢を重ねることで、ボトックス注射でたるみが出てしまうリスクになってしまうことがあります。また、若い方でも皮膚が薄い場合や打ち方でたるみのリスクになってしまうことがあります。

皮膚はエイジングによって、薄くなっていきます。特に筋肉が衰え弾力が減っている場合は、

筋肉が緩むこと皮膚が余ってたるみにつながるリスクが高くなります。

医師の経験が十分で技能が水準以上の場合、たるみが生じないように、ボツリヌストキシン製剤の注入量を調整したり、打ち方を工夫します。そのため、たるみが目立つケースは多くありません。

しかし、注入量の調整がうまくいかない場合や打ち方が良くない場合には皮膚がたるみます。

医師によっては、そのリスクを低くするために若いうちからボトックス注射を打った方が良いと考える方もいます。

10)思った効果を得られない

ボトックス注射で思った効果を得られないことは副作用ではありませんが、デメリットであることは間違いありません。

ボツリヌストキシン製剤を注入量の過不足や施術者の技能によっては、思った効果を得られないことがあります。

また、肌老化や肌悩みほか症状が、ボトックス注射に向いていないことがあります。それは、治療法の選択の失敗です、

例えば、真皮の衰えでたるみが目立っていたり、それが原因で深いしわが刻まれている場合は、ボトックス注射で改善するのが難しいことが多々あります。ほうれい線やゴルゴライン、マリオネットラインなどは表情が原因ではなく皮膚のたるみが原因のケースが多いため、ボトックス注射の効果はあまり期待できません。

また、咬筋の発達が原因のエラ張りならばボトックス注射は有効ですが、骨格が原因の場合、ほとんど効果は期待できません。

4.こんな場合は副作用と効果ではこんな点に注意を

1)施術間隔を詰めてはいけない

ボトックス注射の効果は施術から少し時間が経ってから表れることが多いといった特徴があります。

表情じわの場合、施術の3、4日後くらいから徐々に効果が現れ、2週間くらいで安定していきます。また、個人差もあるので、もっと長く時間がかかることもあります。

2週間経過後に効果が不十分だからと言って、次のボトックス注射を打ってはいけません。

副作用などのリスクが高くなってしまいます。

施術後効果が実感できない場合は、次回の施術のタイミングについては必ず医師に相談しましょう。

2)ボトックス注射の副作用は3か月程度で治る

ボトックス治療の副作用がいつまで続くのかは気になるところですよね。

ボトックス注射による副作用は、ほとんどの場合3ヶ月程度で治ります。これはボトックス注射の効果が大体3〜4ヶ月で切れて、また筋肉の動きが戻ってくるためです。動かしづらいと感じていた顔の筋肉も、前のように動かせるようになるでしょう。

3)問題が起こった経験があれば必ず医師に伝える

基本的に施術した箇所は、失敗しても薬剤を取り出すなどの処置ができないため、副作用が起こったとしても時間が経つのを待つことしかできません。継続して治療を受けていく場合は、前回施術を受けて治療の効果が出すぎた部分を必ず伝えましょう。医師が薬剤を打つ量を調節してくれますので、同じような副作用が出る可能性は低くなります。



5.こんな場合はボトックス注射を控えよう

ボトックス注射を控えた方が良いケースや受けることができないケースがあります。受けられるかどうかは医師が診察して判断しますが、予め理解しておくことでよりリスクを小さくすることが可能です。

1)ボトックス注射を控えた方が良いケース

  1. 高齢の方

    高齢の方にボトックス注射を打っても有効性が低く、副作用のリスクが大きくなります。

    そのため、65歳以上の方のボトックス注射は推奨されていません。

  2. 妊娠、出産の計画がある男女

    妊娠、出産を考えている女性や男性もボトックス注射を控えることがベターです。

    妊娠、出産の計画があるがある男女は、両方が最後にボトックス注射を受けてから、3カ月間以上経過することが望ましいです。

2)ボトックス注射を受けることができないケース

  1. 神経疾患のある方

    神経疾患などの治療のために神経伝達に影響を与える薬を飲んでいる方は、ボトックス注射の施術を受けることはできません。ボトックス注射は筋肉の働きを緩めるため、神経疾患の治療薬の効果減弱や副作用のリスク増大の原因になることがありからです。

    ボトックス注射には併用してはいけない医薬品が定められています。どんな病気でも、処方されている薬がある場合は、事前に医師と相談しましょう。

  2. 妊娠中、および授乳中の方

    胎児や乳児に悪影響を与える可能性がないとは言い切れないため、妊娠中や授乳中の方はボトックス注射を受けられません。

6.ボトックス注射の副作用のリスクを減らすためのクリニック選び

ボトックス注射は基本的に安全な治療法ですが、今、挙げたように副作用が出てしまう心配もあります。

副作用やデメリットが出てしまうリスクを減らすためにはどういったことができるのでしょうか。

ポイントは、美容クリニックや医師を適切に選べるかどうかです。

美容医療をはじめ医療に関しては、圧倒的に医師が専門的な情報を持っています。

だから、その専門性を重視することが大切です。

また、それを押し付けることなく患者さんに寄り添えるマインドを持っていることも同じように大切です。

そんな観点から、次の3つを考えて美容クリニックを選びましょう。

1)ボトックス注射の経験豊富な医師に施術してもらう

ボトックス注射の副作用リスクを減らすには、施術に慣れている医師の施術を受けることが大切です。ボトックス治療を取り入れているクリニックは全国にたくさんありますが、治療の経験値や医師の技術には差があります。

特に目や眉尻の吊り上がりや表情が不自然になってしまうなどの副作用は、薬剤の注入量が多すぎたり、打つ場所の判断を誤ってしまったりすることによって起こることがほとんどです。

経験豊富な医師であれば、丁寧な診察の上、薬が効きすぎないように調整しながら施術をしてくれるため、強い副作用が出る可能性は低くなるでしょう。

2)カウンセリングを重視する医師に施術をしてもらう

ボトックス注射に関わらず、カウンセリングを重視する美容クリニックや医師を選ぶことが大切です。

しっかりと悩みを聞いてくれて、施術料金や使用する製剤についても説明を行ってくれる美容クリニック、施術前にボトックス注射によるメリットだけでなくデメリットもきちんと説明してくれるクリニックを選びましょう。

また、カウンセリングを大切する医師なら、ボトックス注射が不向きな場合は、別の治療法を提案してくれるでしょう。

3)知識を持って安全なボツリヌストキシン製剤を採用している美容クリニックを選ぶ

今ではたくさんのボツリヌストキシン製剤から使うものを選ぶことができます。

その中で、厚労省の承認を受けているのは、「ボトックスビスタ®」だけです。ただし、治療承認を得ているシワの種類は、「眉間のシワ」と「目尻のシワ」だけです。実は、「おでこのシワ」や「エラの張り」には適応がありません。

基本的には、「ボトックスビスタ®」は高品質である豊富な実績もあるので安心の材料にな張りえます。

価格は高くなりますが、「ボトックスビスタ®」で施術を受けることがおすすめの方法の1つです。

では、他の製品に問題があるかと言えばそうではありません。

例えば、未承認医薬品では、人血清アルブミンや動物由来の成分が含まれているため、未知の感染症の罹患リスクを100%否定することはできません。

韓国メディトックス社のコアトックスとイノトックスは、そのリスクを避けるために、人血清アルブミンも動物由来原料も不使用で、安定化剤としてポリソルベート20を使用しています。

このようにボツリヌストキシン製剤には、1つ1つ違いがあるので、それを理解して製品を選んでいるクリニック、それについて説明してくれるクリニックを選ぶことがおすすめです。

7.まとめ

ボトックス注射は安全性が高くダウンタイムも少ないため、気軽に受けられる治療法として人気です。しかし発生率は少ないものの、表情が不自然になる、目や眉尻が吊り上がる、注射による内出血や腫れなどの副作用が出てしまう人もいます。

副作用のリスクをできるだけ少なくし、満足のいく施術を受けるためには、ボトックス注射の経験が豊富で、信頼できる医師の治療を受けることが大切です。

万が一副作用が出てしまった場合も、3ヶ月程度で症状は消失します。ボトックス注射の効果は3、4ヶ月で切れるため、副作用もその時期になくなるので安心してくださいね。

ボトックス注射の治療を受けると決めた人は、施術前のカウンセリングで起こりうる副作用もしっかりと把握し、納得した上で治療を受けるようにしましょう。

この記事がボトックス注射による副作用やデメリットのリスクを小さくすることのお役に立てば幸いです。

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